JP2002033660A - デジタル制御発信器同調入力をタイムディザリングするシステムおよび方法 - Google Patents

デジタル制御発信器同調入力をタイムディザリングするシステムおよび方法

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JP2002033660A JP2001161413A JP2001161413A JP2002033660A JP 2002033660 A JP2002033660 A JP 2002033660A JP 2001161413 A JP2001161413 A JP 2001161413A JP 2001161413 A JP2001161413 A JP 2001161413A JP 2002033660 A JP2002033660 A JP 2002033660A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 完全デジタル制御発振器同調入力をタイムデ
ィザリングする技術を得る。 【解決手段】 完全デジタル制御発振器DCO同調入力
をタイムディザリングする技術は、シフトレジスタ13
06およびシグマ−デルタ変調遅延制御に応答してDC
O200によって発生されるスプリアストーンを最小限
に抑えるマルチプレクサ1308を利用する。シフトレ
ジスタ1306は、DCO200出力信号によって与え
られる分割された高周波基準を介してクロックされる。
マルチプレクサ1308は、再クロックされDCO20
0出力信号に同期化される周波数基準によってクロック
される。したがって、マルチプレクサ1308出力は、
遅延制御に応答してタイムディザリングされスイッチン
グによって生じる摂動を最小限に抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電圧制御
発振器に関し、特に、全デジタル制御発振器(DCO)
同調入力のタイムディザリング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサやデジタル信号プロ
セッサ(DSP)のような現代のVLSI回路の動作ク
ロックレートは近年著しく高くなってきている。現在G
Hzにも達するこれらのクロックレートと、VLSI回
路が時間をかけて実施することができる演算数の対応す
る増加とにより、ノートブックコンピュータやワイヤレ
ス電話のようなモバイルバッテリ給電システムを含む電
子計算システムの機能が劇的に増強されてきている。こ
のような高速機能を提供するためには、オンチップクロ
ック発生およびクロック回復(すなわち、シリアルビッ
トストリームからのタイミング情報の発生)も、もちろ
んこのような高周波数で作動しなければならない。
【0003】クロック発生に関して、クロック周波数の
増加により、さまざまな集積回路間の通信における時間
的制約が一層厳しくなってきている。特に、多数の集積
回路間の同期動作およびデータ通信を利用するシステム
では、外部システムクロックと集積回路の動作を制御す
る内部クロックとの間のタイミング歪は非常に小さいマ
ージンまで低減されなければならない。
【0004】従来のシステムは、一般的に、オンチップ
発生用のアナログPLLとシステム基準クロックからの
内部クロック信号の同期化とを利用している。典型的な
アナログPLLは、基準クロックの位相関係を内部クロ
ックと比較する位相検出器と、この位相関係に対応する
アナログ電圧を設定するチャージポンプおよびループフ
ィルタと、チャージポンプおよびループフィルタからの
アナログ電圧に応答して出力クロック信号を発生する電
圧制御発振器(VCO)とを含んでいる。近年、デジタ
ル位相検出器がアナログチャージポンプおよびフィルタ
と組み合わせてオンチップPLLに使用されており、こ
のようなPLLは「デジタル」と呼ばれてきてはいる
が、もちろん、実際にはこれらのPLLはハイブリッド
デジタルおよびアナログ回路である。
【0005】近年、完全デジタルPLLを開発する努力
がなされている。デジタル位相検出器との組合せにおい
て、完全デジタルPLLは従来のアナログフィルタの代
わりにデジタルループフィルタを含み、また、電圧制御
発振器の代わりにデジタル制御発振器を含んでいる。理
論的には、これらの完全デジタルPLLはアナログPL
Lに比べていくつかの利点を有する。第1に、デジタル
論理はアナログ回路よりもノイズに対して遥かに強い。
第2に、アナログ部品は、デジタル同等部品には存在し
ない直流オフセットおよびドリフト現象の影響を受けや
すい。さらに、アナログPLLのループダイナミクス
(loop dynamics)はプロセス技術スケーリングに極め
て敏感であるが、デジタル論理の挙動はスケーリングに
対して不変である。そのため、アナログPLLを新しい
技術ノードへ移転するには、デジタルPLLに要求され
るよりも遥かに重要な再設計努力が要求される。
【0006】さらに、消費電力はバッテリ寿命に直結す
るので、消費電力は可搬型バッテリ給電コンピュータシ
ステムについて最大の関心事である。その結果、多くの
メーカは、集積回路、特に可搬型計算システムに特別に
適合された集積回路の電源電圧要求を緩和して、これら
のデバイスによって消費される電力を低減している。し
かしながら、アナログPLLやハイブリッドPLLのよ
うなアナログ回路に印加される電源電圧を低減しても、
これらの回路によって消費される電力は必ずしも低減さ
れないことが観察されており、場合によっては、アナロ
グ回路によって消費される電力が増加するアグレッシブ
電圧スケーリングが観察されている。したがって、アナ
ログ回路に利用できる「ヘッドルーム」が低減されてい
る場合には、アナログ回路への電源電圧を低減するとロ
バスト回路の設計が一層困難となる。
【0007】これらの理由により、位相検出器だけでな
くループフィルタおよび可制御発振器にもデジタル技術
が使用されるPLLは設計者にとって非常に魅力的であ
る。特に、上述したように、そこへ加えられるデジタル
制御語の値により制御される周波数で作動する発振器で
あるデジタル制御発振器(DCO)を含む完全デジタル
PLLの実現は特に魅力的となっている。
【0008】この分野で知られているように、クロック
発生回路以外の高周波回路も完全デジタルPLLの実現
により利益を得る。例えば、上述したように、クロック
回復の機能(すなわち、シリアルビットストリームから
のタイミング情報および同期化の抽出)は集積回路およ
びシステム間の高周波データ通信を行うのに広く知られ
ている。もちろん、できるだけ高い周波数でかつクロッ
ク回復回路が作動する周波数が増加し続けるようにデー
タを通信することが望ましい。さらに、ワイヤレス電話
機や可搬型コンピュータのワイヤレスモデムなどのよう
な多くのバッテリ給電システムにおいては通信は主要機
能であることを考えると、消費電力したがってクロック
回復回路を実現するのに必要な供給電圧を低減し、か
つ、その作動周波数を高めることが望ましい。このよう
に、完全デジタルPLLおよびそれに関連するDCOに
よって提供される多くの利点は、現代の集積回路におけ
る他の応用だけでなくクロック回復回路にとっても有利
である。しかしながら、DCOの有用性はPLL応用に
限定されない。実際に、周波数プログラマブル発振器を
必要とする任意の応用がDCOの効率的な実現により利
益を受けるものと考えられる。
【0009】DCOの基本的な機能は、2進重付けデジ
タル入力語Dの関数である発振周波数fDCOを有する出
力波形を次式のように提供することである。
【数1】 典型的には、DCO伝達関数f(…)は、発振の周波数f
DCOまたは周期TDCOがD(一般的には、オフセット)と
線形になるように定義される。例えば周波数が線形であ
るDCO伝達関数は典型的には次式で表わされる。
【数2】 ここで、foffsetは一定のオフセット周波数であり、f
stepは周波数量子化ステップである。同様に、周期が線
形であるDCO伝達関数は典型的には次式で表わされ
る。
【数3】 ここで、Toffsetは一定のオフセット周期であり、T
stepは周期量子化ステップである。DCO周期T(D)は
量子化デジタル入力Dの関数であるため、DCOは連続
範囲の周波数を発生することはできず、有限数の離散周
波数を発生することはもちろん明白である。
【0010】1つの一般的タイプの従来のDCOは、ダ
イナミックにプログラマブルな分周器と組み合わせた高
周波発振器を含んでいる。このタイプのDCOの一例を
図1aに示す。この例では、プログラマブル分周器2
は、高周波発振器4の出力信号HFCLKの周波数がD
CO出力信号CLKを発生するのに分割される除数値を
示すnビットデジタル語Dを受信する。この従来の装置
では、周期量子化ステップTstepしたがってタイミング
ジッタの下限は、高周波発振器4の周期に限定される。
したがって、低ジッタ動作では、発振器4は極端に高い
周波数で作動する必要があり、例えば、周期間0.2n
secステップでは高周波発振器4およびプログラマブ
ルカウンタ2は5GHzで作動する必要がある。
【0011】この制限により、従来の他のDCOでは、
高周波源から分周するのではなく信号を直接合成する方
法がとられている。従来の直接合成DCOの一例を図1
bに示し、それは可変長リング発振器として構成されて
いる。この例では、2n個の遅延段6が直列に接続され
ており、最下位段60は、反転段であり、ラインCLK
上の出力信号を駆動する。復号器8はnビットデジタル
制御語Dを2n制御線に符号する。2n制御線の各々は、
対応する段6をショートするように作動することがで
き、また、2n制御線の1つはデジタル制御語Dの値に
応答して表明(アサート)される。したがって、発振周
期Tは、リング内のこれらの遅延段6の遅延の和の2倍
となる。例えば、各段6の遅延がT6であるならば、リ
ング内に段60しかないようなD=0である場合には、
発振周期Tは2T6に等しく、また、D=2n−1(Dは
最大)である場合には、2n段6の全てがリング内で接
続されるため、発振周期Tは2(2n)T6に等しい。し
たがって、この従来の方法では、周期量子化ステップ
(ジッタの下限を設定する)は2T6、すなわち、段6
の伝播遅延の2倍となり、それは典型的には図1aの従
来のDCOのそれを改善するものではあるが、それでも
多くの応用にとって粗すぎることがある。しかしなが
ら、段6の数は制御語Dのビット数と指数関係にあり、
かつ、典型的な遅延段は極めて複雑となることがあり、
段当たり20個以上のトランジスタを必要とする実施例
さえ報告されていることを考慮すれば、図1bの可変遅
延リング発振器の実現に必要な集積回路チップ面積は十
分である。さらに、復号器8の複雑度もnと指数関係に
あり、それ自体(n+6)2n程度のユニットサイズト
ランジスタを必要とする。したがって、回路の全体複雑
度は比較的大きく、nと共に(n+30)2n程度変化
するチップ面積となる。したがって、このように構成さ
れた高分解能DCOはチップ面積を途方もなく大きく占
有してしまうことがある。
【0012】デジタルPLLを実現する別の公知の方法
がジェー・ダニング等の論文“An All-Digital Phase-L
ocked Loop with 50-Cycle Lock Time Suitable for Hi
gh-Performance Microprocessors”, J. Solid State C
irc. (IEEE, 1995年4月), 第412-422頁に記載されてい
る。この従来の方法によれば、8段電流枯渇(current-
starved)リング発振器の動作により所望する出力周波
数が直接合成され、このような1つの段を図1cに示
し、各反転遅延段は並列2進重付けトランジスタ9のプ
ルアップ脚と並列2進重付けトランジスタ11のプルダ
ウン脚とを含んでいる。各トランジスタ9I,11Iは制
御語dの対応するビットdIによってターンオンされ、
また、スイッチングトランジスタ9I,11IはラインI
Nおよび共通ドレインノードの駆動ラインOUTの状態
によって制御される。容認できる周波数分解能はこの方
法に従って得られるが、このPLLを実現するのに必要
な集積回路チップの量は極端に大きい。2i倍だけ重み
付けされたNMOS各トランジスタ11Iは、一般的
に、並列な2i個の最小サイズトランジスタ110として
実現されるため、図1cに示すような遅延段のユニット
サイズNMOSトランジスタ110の数は2(2n)−1
となる。PMOSトランジスタ9が対応するNMOSト
ランジスタ11の2倍のサイズであるものとすると、図
1cの遅延段を実現するのに必要なユニットサイズトラ
ンジスタの総数は次のようになる。
【数4】 したがって、8つの遅延段を有するこの構造のDCOに
ついては、実現するのに必要な面積はnと共に48(2
n)程度変動する。
【0013】さらに、背景として、従来のデジタル制御
発振器の別の例がエフ・リュー・エッチ・サミュエリ,
ジェー・ユアンおよびシー・スベンソンの論文“A 700-
MHz24-b Pipelined Accumulator in 1.2-μm CMOS for
Applications as a Numerically Controlled Oscillato
r”,IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol.28,
No.8 (IEEE, 1993年8月), 第878-886頁に記載されてい
る。
【0014】従来のデジタル制御発振器に関連する上記
欠点を克服するようにされたこの分野で公知の1つのD
COが、2000年2月22日にランドマン等に発行された米
国特許第6,028,488号,“Digitally-controlled oscill
ator with switched-capacitor frequency selection”
に開示されている。‘488特許に開示されたDCO
は、発振器内にドライバをロードするスイッチトキャパ
シタアレイにより実現される。スイッチトキャパシタア
レイはキャパシタの2進重付けセットを含み、その各々
は、デジタルループフィルタからのデジタル制御語の1
ビットによって制御される容量を有する。隣接発振周期
間のステップサイズしたがってジッタは、ドライバの強
さと組み合わせた最下位キャパシタ(制御語のLSBに
対応する)の容量によって規定される。
【0015】タイプIの完全デジタル位相同期ループ
(PLL)を利用するデジタル制御発振器(すなわち、
DCO周波数対位相変換により1つの積分極しかない)
は、一般的に、より高速のダイナミクスを特徴とし、ま
た、高速周波数/位相取得が必要とされるか直接送信変
調が使用される場合に使用される。しかしながら、定常
状態位相誤差が一定の周波数オフセット(すなわち、実
際のDCO周波数と中心DCO周波数との間の周波数偏
移)にもかかわらずゼロとなるタイプIIPLLループ
とは異なり、タイプIPLLループの位相誤差は周波数
オフセットに比例する。ループダイナミクスはループフ
ィルタリングの解消により改善することができるが、こ
れは、位相検出器更新イベントが転送されてDCO出力
を周波数変調するいわゆる基準フィードスルーの増加を
もたらす。これは、RF出力におけるスプリアストーン
として現れる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したことから、ス
プリアストーンがDCORF出力において実質的に完全
に除去されるように位相検出器更新イベントに応答して
DCO出力の周波数変調を実質的に排除するために、デ
ジタル制御発振器(DCO)同調制御語入力をタイムデ
ィザリングする方法を提供することが望ましくかつ必要
とされている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様では、し
たがって、RF出力におけるスプリアストーンを実質的
に除去しながら低電源電圧で作動できるDCOが提供さ
れる。
【0018】本発明のもう1つの態様では、RF出力に
おけるスプリアストーンを実質的に除去しながら極端に
低レベルのジッタで作動するDCOがさらに提供され
る。
【0019】本発明のさらにもう1つの態様では、RF
出力におけるスプリアストーンを実質的に除去できなが
ら従来のDCO回路に対して比較的妥当なチップ面積を
必要とするDCOも提供される。
【0020】本発明のさらにもう1つの態様では、デジ
タル位相同期ループ(PLL)に関連して機能してRF
出力におけるスプリアストーンを実質的に除去すること
ができるDCOが提供される。
【0021】本発明のさらにもう1つの態様では、RF
出力におけるスプリアストーンが実質的に除去されるよ
うに、可変負荷を用いて遅延帰還を利用する公知のDC
Oによって発生されるものよりも発振器位相ノイズが著
しく小さいDCOが提供される。
【0022】本発明のさらにもう1つの態様では、実質
的に任意の負抵抗帰還ソース(コルピッツ発振器やガン
ダイオードなど)で作動してRF出力におけるスプリア
ストーンを実質的に除去するように安定した発振を達成
するDCOが提供される。
【0023】本発明のさらにもう1つの態様では、RF
出力におけるスプリアストーンを実質的に除去しながら
「BLUETOOTH」標準に関連する変調およびチャネル選択
要求に適合するDCOが提供される。
【0024】一実施例によるデジタル制御発振器はLC
タンク発振器(すなわち、デジタル同調可能タンク回
路)として構成することができ、発振器内部の共振周波
数が変化される。LCタンク発振器は、共振器を安定発
振させるために実質的に任意の負抵抗ソース(たとえ
ば、コルピッツ発振器,ガンダイオードなど)から定式
化される共振器である。2進重付けキャパシタバンク
は、2つの状態間で高速に切り換えられてLSBをディ
ザーすなわち変調する(このディザリングがデジタル/
アナログ変換ではなくデジタル/周波数変換であること
を除けば、従来のD/Aコンバータに使用されるディザ
リングと同じ)とともにデジタル同調可能タンク回路の
Qをローパス機能として使用する単位最小サイズキャパ
シタの小バンクと関連して利用される。本発明のタンク
回路は高いQで設計することができるため、このような
タンク回路を使用するDCOは、可変負荷を使用してフ
ィードバックが遅延される従来のDCOに比べて位相ノ
イズが著しく低減される。したがって、DCOは、他の
既知のDCOアーキテクチュアを使用して達成すること
ができない「BLUETOOTH」無線周波数通信を達成するの
に必要な変調条件およびチャネル選択条件の両方に適合
するように周波数分解能を調節することができるLCタ
ンク回路を使用して実現される。ここで使用される無線
周波数とは、利用されている通信媒体を介して通信する
ことができる任意の周波数を意味する。
【0025】本発明の一実施例によれば、前記したDC
Oに使用するのに適したタイムディザリング方式が図面
に示されている。同調制御語は、デジタル語であり、位
相検出器の比較周波数に同期している。図3に示す位相
ドメイン全デジタル同期PLL出力シンセサイザに示さ
れているように、ループフィルタが使用されない場合に
は、同調制御語は、通常、利得段を介してデジタル制御
発振器入力に接続される。同調制御語の正確な離散タイ
ムディザリングは、高周波オーバサンプリングクロック
でそれを再クロッキングするとともに遅延シフタレジス
タにそれを通すことによって得られる。マルチビット入
力マルチプレクサは、遅延レジスタチェーンの適切な出
力を同期的に選択する。この技術により、周波数基準レ
ートで行われる実際のDCO更新タイミングをオーバサ
ンプリングクロックで離散的にダイナミックにオフセッ
トする手段が提供される。シンセサイザのデジタル化さ
れたRF出力は、直接に、または、例えば図14に示す
ようなエッジ分割器によって適切に分周されたのちに、
高周波オーバサンプリングクロックとして使用される。
DCOは、その全体が本開示の一部としてここに組み入
れられている2000年6月26日に出願されたロバー
ト・ビー・スタチェウスキおよびダークレイポルドによ
る米国特許出願番号09/603023号「Digital Ph
ase-Domain PLL Frequency Synthesizer」,ドケット番
号TI−30677に開示されているような方法でデジ
タルPLLからデジタル入力語を受信することができ
る。
【0026】さまざまな実施例が図示されるが、本発明
の他の実施例も考えられる。いずれにしても、本開示は
本発明の代表的な実施例を示すもので制約的意味合いは
ない。当業者ならば本発明の原理の精神および範囲に入
る他のさまざまな修正および実施例を考案することがで
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】図2を見ると、DCO200のハ
イレベルブロック図は等重付けスイッチトキャパシタの
バンク(サーモメータバンク(TB)/LSBディザリ
ングシステム)206と組み合わせた2つの2進重付け
スイッチトキャパシタバンク(ハイバンク(HB)20
2およびローバンク(LB)204)を含み、また、そ
れらはインダクタ208と集積されてデジタル同調可能
VCOシステムを実現する。DCO200はデジタル信
号プロセッサのようなまたは図3に示すデジタル位相ド
メインPLL周波数シンセサイザ300のような集積回
路で使用するのに適した多くの異なるタイプのデジタル
PLLと集積することができることが分かる。シンセサ
イザ300の詳細な検討は、前記した‘023特許でな
されており、ここではDCO200のそのような1つの
使用を例示するに留める。図2を参照し続けると、HB
202ビット,LB204ビットおよびTB206ビッ
トは、終局的に、例えば、図3に示す利得素子302か
ら到来して、発振器同調語(OTW)とも呼ばれるDC
O同調制御語(TCW)を発生する。‘023特許にも
っと詳細に記載されている利得素子302は、DCO2
00およびPLLループ挙動の制御された周波数応答を
得るために必要である。HB202ビット,LB204
ビットおよびTB206ビットは、利用される技術およ
びアーキテクチュアによってのみ制限される任意の簡便
なまたは所望のビット数により定式化することができ
る。したがって、制御語は、本開示の一部としてここに
組み入れられている‘023特許に記載されたプロセス
を使用して発生することができる。本発明者は、HB2
02ビットをプログラマブルに維持することによりワー
カブル(workable) DCOを実現することができる結
果、ユーザまたはARMコントローラは例えばそれらを
所望の操作バンドの中心に適切にセットできることを確
認した。TB206ビットは、LB204ビットを含む
同じ制御語の下位部から来るサーモメータ符号化ビット
である。次に、TB206ビットの1つ以上は、後でも
っと詳しく述べる方法でディザーすなわちデルタ−シグ
マ変調されて、発生された側波帯が非常に小さくなるよ
うに非常に高い変調速度と組み合わせて非常に小さい変
調指数を有する小さな周波数変調を発生する。このよう
にして、スイッチトキャパシタバンクを使用して得られ
る分解能は前記したように最下位キャパシタ(制御語の
LSBに対応する)の容量に基本的に制限されるため、
単純にスイッチトキャパシタバンクを使用するDCOア
ーキテクチュアとは対照的により高い分解能を達成する
ことができる。一実施例によれば、次に、ディザリング
プロセスは、最も好ましくは、“BLUETOOTH”変調およ
びチャネル選択要求条件に適合するために1.2V給電
を使用して少なくとも22ビットの分解能が得られるよ
うに制御可能LBSの分解能を高める。DCO200
は、中心タップ変圧器状インダクタ208を含むことが
でき、また、ハイバンク(HB)202,ローバンク
(LB)204およびサーモメータバンク(TB)20
6を含む複数のバラクタバンクを介して容量が決定され
る同調可能LCタンク回路を含む。DCO200を実現
するのに他の多くのLCタンク回路アーキテクチュアを
利用できることが分かるであろう。バラクタバンク20
2,204,206は、上記した‘488特許に開示さ
れているDCOに関して説明された制御可能キャパシタ
の2進重付けアレイとして実現することができるが、前
記したように、図2の実施例に例示した1つ以上のLS
Bキャパシタのディザリングに適合するように修正され
ている。TBバラクタバンク206内の1つ以上のLS
Bキャパシタを選択的にディザーすることができるた
め、LCタンク回路は、本ディザリングプロセスにより
修正すなわち変更することができる共振周波数を有す
る。LCタンク回路のQは時間平均操作を実施すること
が分かるであろう。このようにして、非常に高速なシグ
マ−デルタ変調デジタル/周波数変換を実現するのに必
要なものと同等なローパスフィルタリング機能は、スプ
リアス放射が関心のある周波数帯域の外側でしか発生さ
れずかつアンテナフィルタを介して容易に抑止できるよ
うに実現される。
【0028】最も好ましくは、デジタル/周波数変換
は、関心のある帯域の外側に周波数更新がシフトされる
ように従来のDCOにより一般的に使用されるものより
も遥かに高い周波数(>>fref)で更新される。ここ
で、シグマ−デルタ処理利得は、アンテナフィルタに関
連する周波数帯域内で実現される。次に、スプリアス応
答も、シグマ−デルタ処理によって抑止される遥かに高
い周波数にシフトされ、また、残っている任意の残存ト
ーンがアンテナフィルタ(不図示)によって除去され
る。このシグマ−デルタ処理アーキテクチュアは制御電
圧なしで作動して達成可能な分解能をおよそ1kHzま
で高めることが本発明者により確認されており、それに
対して、従来のDCOはおよそ20kHzの最大分解能
で機能する。
【0029】バラクタバンク202,204,206内
の各キャパシタは、最も好ましくは、バラクタバンクに
通信される制御語の1ビットによって駆動される。ここ
で、制御語の各ビットは2つの電圧状態(Vtunehigh
よびVtunelow) 間で変化することができる。最も好ま
しくは、2つの電圧状態(Vtunehighおよび
tunelo w)は、関連するLC回路同調特性(周波数対
電圧)がゼロ局部周波数依存性を有するように、選択さ
れる。ノイズは2つの電圧状態(VtunehighおよびV
tune low)においてLC回路を“ウォークスルー”する
ことができず、また、LC回路はディザリングプロセス
中にノイズに対してロバストであることが分かるであろ
う。本発明者は、1MHzと10MHzとの間にPSR
Rを有するスイッチトキャパシタバンク技術を使用する
従来のDCOに比べて、このディザリングプロセスが数
10kHz程度の非常に強い電力供給リジェクション比
PSRR(power supply rejection ratio)を有するこ
とを確認した。このディザリングプロセスはノイズに対
して不感性であるため、DCO200は、電圧調整器を
使用せずに有利に駆動することができ、従来のDCOに
比べて重要な利点である。
【0030】図4は、“BLUETOOTH”またはGSMのガ
ウス周波数シフトキーイングGFSK(Gaussian frequ
ency shift keying)変調方式に適合するのに適した図
2に示すDCOハイ,ローおよびサーモメータバラクタ
バンク202,204,206に関連するハイバンク,
ローバンクおよびサーモメータバンク制御範囲および粒
度を示す(対数目盛り)線図である。各キャパシタバン
ク202,204,206は電圧制御キャパシタ(バラ
クタ)を含む。ここで、各バンクは、異なる発振周波数
範囲および粒度を制御するように、互いに異なってセッ
トされた関連するキャパシタ値を有する。また、それら
は制御語符号化方式が異なる。
【0031】ハイバンク(HB)202は、最も好まし
くは、プロセス,供給電圧および/または温度のばらつ
きによるDCO200の動作周波数範囲の中心を粗く決
めるように実現される。HB202ビットはまた、最も
好ましくは、始動または任意の他の「必要性」に基づい
てのみ校正される。このバンク202は、最大周波数範
囲を制御し、極めて粗い粒度を有する。したがって、ハ
イバンク202は、キャパシタバンク202,204,
206間の最大値バラクタを含む。ハイバンク202バ
ラクタは2進重付けされるため、制御語は、2進符号化
されて、(n+1)次バラクタの値がn次バラクタの2
倍であるスイッチング制御に適合する。
【0032】一実施例によれば、ローバンク(LB)2
04はチャネルホッピング(チャネル選択)に使用され
る。LB204は、送信チャネルに対する中心周波数を
設定し、また、最も好ましくは、全許容周波数チャネル
(例えば、“BLUETOOTH”に対しては78)をカバーす
るのに十分な範囲を有する。ローバンク204の粒度
は、最も好ましくは、サーモメータキャパシタバンク2
06がデータ変調中に隣接周波数範囲をカバーできるよ
うに、選択される。HB202バラクタに関連して上述
したように、LB204バラクタも、最も好ましくは、
2進符号化される。
【0033】一実施例によれば、サーモメータキャパシ
タバンク(TB)206はGFSKデータ変調用に使用
される。したがって、TB206がカバーしなければな
らない範囲はh*R周波数範囲である。ここで、h=変
調指数であり、R=データレートである。本発明者は、
プロセスばらつきにより実際のTB206粒度が予期し
たものよりも小さい場合には、特別な「ガード範囲」が
最も好ましくは付加されるべきであることを確認した。
最小TB206粒度は、DCO200粒度(非ディザリ
ングの場合)に対応し、また、前記した単位バラクタの
達成可能な最小サイズに関連している。やはり上述した
ように、TB206は単位バラクタの集まりで構成され
る。その目的は、LCタンク電圧のゼロ交差の近傍でこ
の更新が実施されるときに基準ビートを最小限に抑える
ように、全TB206バラクタ上の制御可能な「更新」
タイミングを整合させることである。TB206バラク
タが2進重付けされているならば、更新は異なる制御ビ
ットに対して異なる時間に行われ、それによって、デー
タ依存スプリアストーンを生じさせる。TB206ビッ
トは、最も好ましくは、制御入力値Nに対してNバラク
タが「イネーブルされる」ように、サーモメータ符号化
される。これは最小数のバラクタが入力制御語への小さ
な更新に対して更新されることを可能とし、それは変調
に当てはまる。
【0034】一実施例による単位バラクタの周波数粒度
は10kHzであることが本発明者によって確認され
た。2xマージンに適合させるために、“BLUETOOTH”
無線周波数通信に必要なTB範囲は、図4に402とし
て示すように、次式で表わされる。 TB_範囲=2*h*R=2*0.32*1MHz=[6
40kHz] 表現するのに必要なビットは、TB=log2(640k
Hz/10kHz)=6ビットとなる。すると、LB2
04範囲は次式で表わされる。 LB_1sb=TB_範囲−h*R=320kHz それは、チャネル選択に必要なビットが次式で求められ
ることを意味する。 log2((Nch*R)/(h*R))=78/0.32=
243 それは、8ビットが必要であることを意味し、図4に4
04として示すように、 LB_範囲=255*LB_1sb=255*320k
Hz=[81.6MHz] となる。HB202範囲は、 HB_1sb<LB_範囲−Nch*R=81.6MH
z−78MHz=3.6MHz であり、それはHB_1sbを3MHzとして選択でき
ることを意味する。HBを表現するために8ビットを使
用すると、図4に406として示すように、HB_範囲
=255*HB_1sb=[765MHz]となる。
【0035】図5は、図2に示したDCO200に使用
するのに適した詳細なハイキャパシタバンク(HB)ア
ーキテクチュア500を示す回路図である。HB500
は、制御可能キャパシタの2進重付けアレイとして構成
された複数のバラクタ502〜548を含んでいる。バ
ラクタ/キャパシタの数は制御語内のビット数によって
決まる。ここで、制御語の幅は、前記したように、所望
の周波数範囲および分解能に応じて変動することがあ
る。本実施例では、HB500に対して8ラインHL7
/HR7〜HL0/HR0が提供される。任意のイベン
トにおいて、制御可能バラクタ502〜548の累積容
量は、それらの対応する制御線HL/HR対の状態によ
ってセットされるそれらの各状態において、ハイキャパ
シタバンク(HB)500によって同調可能LC発振器
に与えられる容量を決定する。本実施例では、各制御線
HL/HR対の状態は電位Vtunehigh550およびV
tunelo w552の経路を定める。ここで、Vtunehigh
50およびVtunelow552は、各制御線対HL/HR
に関連する容量を最小値と最大値との間で切り替えるよ
うに動作することができる。Vtunehigh550およびV
tunelow552は、最も好ましくは、電力線および接地
線に関連するノイズ寄与を最小限に抑えるためには、所
望の周波数範囲に対する周波数の変化により電圧摂動が
最小限に抑えられるように、選択される。HB500ア
ーキテクチュアは各制御線に関連する複数のバラクタを
有することが分かるであろう。これは、HB500を使
用してタンク回路容量の少なくとも一部を形成する同調
可能LCタンク回路に対して所望の周波数範囲および分
解能を適合させることができるように特定のCMOS製
作プロセスを実現するときに所望の容量値を達成するの
に重要である。HB500を使用する同調可能LCタン
ク回路については、図9を参照して後でもっと詳しく述
べる。上述したように、HB500に関連するバラクタ
(したがって、キャパシタ)の物理的サイズは、3MH
zの粒度で765MHzの周波数範囲にわたって同調を
実現するように選択される。
【0036】図6は、図2に示したDCO200に使用
するのに適したローキャパシタバンクアーキテクチュア
600を示す回路図である。ローキャパシタバンク(L
B)600のアーキテクチュアおよび動作は、LB60
0に関連するバラクタの物理的サイズ(したがって、容
量)がもっと小さくて上述したように320kHzの粒
度で81.6MHzの周波数範囲にわたって同調を実現
するためには同調可能LCタンク回路のもっと細密な同
調を行うことができる点を除けば、ハイキャパシタバン
ク500に関して上述したものと同じである。
【0037】図7は、図2に示したDCO200に使用
するのに適したサーモメータキャパシタバンク(TB)
アーキテクチュア700の同じ1/8を示す回路図であ
る。TBブロック700は、10kHzの粒度で640
kHzの周波数範囲にわたって同調を実現するために、
したがってDCO200が“BLUETOOTH”無線周波数通
信に適合することを可能にするために、HB500およ
びLB600キャパシタバンクと組み合わせて同調可能
LCタンク回路のさらに細密な同調を行うことができる
ようにする8対のユニットサイズバラクタ702〜71
6を有する。ユニットサイズバラクタ702〜716の
各対は、HB500およびLB600キャパシタアレイ
を参照して前記したように、制御語ビット(例えば、D
0〜D7)によって切替可能に制御される。
【0038】サーモメータキャパシタバンク(TB)7
00に対するキャパシタ対を形成する一対のユニットサ
イズバラクタ800の詳細図を図8に示す。バラクタ8
00はキャパシタバァッファドライバ802を介して駆
動されることが分かるであろう。バァッファドライバ8
02は、電圧摂動が容量変化を生じないC−V(容量対
電圧)特性の最適領域で動作する。一方の部分はV
tunelowと呼ばれ、他方の部分はVtunehighと呼ばれ
る。次に、前記したように、これらの電圧レベルは、各
バラクタを最小容量値と最大容量値との間で切り替える
電圧レベルとして選択される。次に、一方のバラクタ8
04がインダクタ906の一方の側902に接続され、
他方のバラクタ806がインダクタの他方の側904に
接続されて、図9を参照して以下に述べる同調可能LC
タンク回路900を実現する。
【0039】図9は、図5〜図7にそれぞれ示したハイ
キャパシタバンク回路500,ローキャパシタバンク回
路600およびサーモメータキャパシタバンク回路70
0を内蔵する同調可能LCタンク回路900を示す回路
図である。必要な周波数制御語は、制御(データ入力)
線908〜918を介してキャパシタバンク500,6
00,700にそれぞれ送信される。上述したように、
インダクタ906は中心タップ変圧器状インダクタであ
り、ここで、インダクタ906の一方の側はバラクタの
左バンクアレイに連結されインダクタ906の右側はバ
ラクタの右バンクアレイに連結されて同調可能LCタン
ク回路900を実現する。他のLC構成も、周波数範囲
および分解能を制御するのに別々(左,右)のバンクを
必要としないDCOを実現するために使用することがで
きる。
【0040】図10は、RF出力信号およびデジタル出
力信号の両方を発生することができる図2に示したDC
O200のもっと詳細な回路図である。
【0041】図11は、個別のTB700バラクタ間の
物理的な違いをRF通信中に平均化できるようにランダ
ムパターンでスイッチするように構成された複数110
0のバラクタキャパシタアレイバンク700を示す。
【0042】図12は、図2に示したDCO200に対
して上述したディザリングシステムがどのように実現さ
れるかを示す単純化されたブロック図である。所望の機
能を実現するのに必要な任意の数の所望ビットとするこ
とができる同調制御語(TCW)1200が受信され
る。本実施例に対する同調制御語1200は6整数ビッ
トおよび5分数ビットを有するものとして示されてい
る。5分数ビットは、デジタルシグマ−デルタ変調器1
202を介してディザーされて分数時間平均値を発生す
る。次に、この分数平均値は、和素子1204を介して
6整数ビットと加算されて、サーモメータエンコーダ1
206に通信されるディザーされた6整数ビットを発生
する。サーモメータエンコーダ1206は、サーモメー
タエンコーダ制御入力値に応答してNバラクタをイネー
ブルするように動作する。実際のディザリング周波数
は、DCO200デジタル出力信号を受信し、所望の分
解能を与えるには基準周波数1210よりも著しく大き
いが所望の電力消費を与えるには十分低い周波数値にそ
れを分割するクロック分割器1208によってセットさ
れる。使用されるディザリング周波数が所望の周波数分
解能および所望の電力消費の両方を与えるのに十分であ
る限り、他の多くのディザリング周波数を使用すること
ができるけれども、ディザリング周波数は図12に示す
実施例に対しては600MHzであることが分かるであ
ろう。
【0043】図13は、DCO同調入力1200をタイ
ムディザリングする図12に示したディザリングシステ
ムに関連して使用するのに適したタイムディザリング技
術1300の一実施例を示す単純化されたブロック図で
ある。通常は、同調制御語(TCW)1302は、ルー
プフィルタが使用されないならば、図3に示したような
利得段302を介してデジタル制御発振器(DCO)入
力に接続される。同調制御語1302の正確な離散タイ
ムディザリングは、それを高周波オーバーサンプリング
クロック1304によって再クロックするとともに遅延
シフトレジスタ1306に通すことによって得られる。
マルチビット入力マルチプレクサ1308は遅延レジス
タ1306チェーンの適切な出力を同期的に選択する。
このようにして、周波数基準レートで行われる実際のD
CO200更新タイミングをオーバーサンプリングクロ
ック1304によって離散的にダイナミックにオフセッ
トする手段が提供される。
【0044】DCO200のデジタル化されたRF出力
1400は、高周波オーバーサンプリングクロックとし
て直接に、または、図14に示すようにエッジ分割器1
402によって適切に分周された後に、使用することが
できる。図14は、本発明の一実施例による、図3に示
したシンセサイザ300のデジタル化されたRF出力を
エッジ分割器1402によって適切に分周された後に高
周波オーバーサンプリングクロックとして使用するよう
にされた図13に示したタイムディザリング技術を示す
単純化されたブロック図である。
【0045】図15は、本発明の一実施例による、位相
検出操作1504が再クロックされた周波数基準150
0と同期的に実行され、かつ、オーバーサンプリングD
COクロック1304によって同期的に再クロックされ
る図13および図14に示したタイムディザリング技術
を示す単純化されたブロック図である。図15は、図3
に示した全デジタルPLLアーキテクチュア内のインプ
リメンテーション詳細をさらに示す。位相検出操作は、
再クロックされた周波数基準(CKR)と同期的に実行
され、かつ、オーバーサンプリングDCOクロック13
04によって同期的に再クロックされる。ΔまたはΣΔ
変調器1502は、比較−周波数形跡(spur)が背景ノ
イズに十分ぼやかされるように小さな離散タイミング偏
移をDCO200の実際の繰返し更新にランダム化す
る。変調器1502の特性は、最も好ましくは、混合信
号技術の当業者には馴染のある方法で所望の量子化ノイ
ズ特性に基づいて選択される。
【0046】図16は、本発明の一実施例による、タイ
ムディザリングが制御遅延DCO同期同調入力および周
波数基準リタイミングにより実現される図13〜図15
に示したタイムディザリング技術を示す単純化されたブ
ロック図である。図16は、図3に示した全デジタルP
LLアーキテクチュア内のインプリメンテーション詳細
も示している。DCO200同調入力1200に与えら
れる実際のサンプリング更新インスタンスは、最小摂動
モーメントにおいて(すなわち、LCタンクの容量部の
電圧および電荷が最低であるときに)DCO200バラ
クタ摂動が生じるように制御される。これは、発振器位
相ノイズの最小化をもたらすが、最適DCO200遅延
を見つけ出すために精密なタイミング制御および付加制
御1600の複雑性を必要とする。
【0047】図17は、本発明の特定の実施例による基
本的な発振器タイムディザリング原理を示す単純化され
たフロー図1700である。特に、ブロック1702に
示すように次のクロックエッジが到着しているかどうか
を確認するために、更新クロックが最初に連続的にチェ
ックされる。新しい更新クロックエッジが受信される
と、前記した同調制御語(TCW)のランダム遅延サン
プルがブロック1704に示すようにDCO200に印
加される。TCWは、ブロック1706およびブロック
1708にそれぞれ示すように、1)TCWの遅延サン
プルをランダムにピックするか、2)TCWの計算に使
用されるクロックをランダムに遅延させることによっ
て、ランダムに遅延させることができる。周波数基準ク
ロックによって従来定義されているように、均一間隔の
決定的時間間隔でDCO200へ入力される同調語を計
算し印加する代わりに、各更新ごとの“ランダム”タイ
ムスタンプ偏移が行われる。これらのタイムシフト偏移
の統計的特性は、どれだけのスペクトル形跡エネルギー
が背景に拡散されるかを決定するであろう。次に、DC
O同調入力のタイムディザリングが、上述したように、
発振器同調語自体のタイムディザリングまたは発振器同
調語が計算され印加される実際の時間のタイムディザリ
ングの2つの方法の1つで基本的に実現することができ
る。
【0048】図18は、図13〜図16に示したような
発振器同調語入力の代わりに更新クロック1802のサ
ンプリングエッジがランダム化される他のタイムディザ
リング技術1800を示す単純化されたブロック図であ
る。更新クロック1802はDCO200同調入力の発
生およびサンプリングをトリガーするのに使用される。
したがって、同調語およびタイムディザリングを計算す
る操作順は逆になる。これは、単一ビットをとるクロッ
ク1802の遅延がマルチビット同調語を遅延させるの
に好ましいため、実質的なハードウェア節減をもたら
す。デジタル集約的システムである場合の他の明らかな
利点は、複雑な同調制御語(発振器同調語)計算操作が
時間的にもっとランダムに引き延ばされるとともに少な
い時間的相関を示すことである。したがって、これは周
波数形跡の低減をさらにもたらす。
【0049】最新のRFトランシーバがしばしばそうで
あるようにシリコンチップダイが同じ基板上にマイクロ
プロセッサおよびデジタル信号プロセッサ(DSP)も
含むならば、タイムディザリングされた更新クロックC
KU1802に同期してそれをクロックすることが有利
である。このようにして、2つの重要な利点が得られ
る。第1に、クロック周期をランダムに変調することに
より、デジタルベースバンドからRF部分に結合する強
い周期的相関を有する基板ノイズが防止される。第2
に、プロセッサクロックがシンセサイザ更新クロックか
ら十分な遅延を示すならば、DSPの「静止」期間中に
位相検出および同調語調節操作が起こる。
【0050】図19は、図13〜図17に示したような
高周波オーバーサンプリングクロック1304の使用を
回避するために全クロックエッジスキッピングが利用さ
れるさらに別のタイムディザリング技術1900を示す
単純化されたブロック図である。タイムディザリング技
術1900は、1)同調語計算操作をそれをDCO20
0に印加することからデカップル(decouple)し、2)
全クロックエッジスキッピング手順を実行して高周波オ
ーバーサンプリングクロックに対処するのを回避するよ
うに動作する。ランダムストリーム発生器は、最も好ま
しくは、計算クロックエッジがブロックされるときにし
か更新クロックエッジが通過しないように、利用され
る。これは、デジタル論理アクティビティどころではな
くDCO200周波数が更新されることを保証するであ
ろう。
【0051】要約すると、DCO同調入力をタイムディ
ザリングする方法に従って2つだけの周波数独立電位間
で切り替えられる2進重付けキャパシタおよび/または
等重付けキャパシタのバンクを使用する完全デジタル制
御LCタンク発振器(DCO)について説明してきた。
LSBキャパシタの分解能は2つの状態間の高速スイッ
チング(ディザリング)を用いて変調される。ここで、
平均化は、変調速度に比べて非常に小さい結果的に生じ
る周波数変調の変調指数に関連するLC発振器タンクの
Qファクタによって達成される。スプリアス放出はシグ
マ−デルタ変調技術を用いて低減され、また、残存トー
ンはアンテナフィルタによってさらに抑止することがで
きる。
【0052】デジタル同調制御語(TCW)入力は位相
検出器の比較周波数に同期している。TCWの正確な離
散タイムディザリングは、高周波オーバーサンプリング
クロックでそれを再クロッキングするとともに遅延シフ
トレジスタにそれを通すことによって得られる。マルチ
ビット入力マルチプレクサは遅延レジスタチェーンの適
切な出力を同期的に選択する。この技術は、実際のDC
O更新タイミングをダイナミックにオフセットする手段
を提供し、それは周波数基準レートでオーバーサンプリ
ングクロックで離散的に行われる。関連するシンセサイ
ザのデジタル化されたRF出力は、例えば、高周波オー
バーサンプリングクロックとして直接に、または、エッ
ジ分割器によって適切に分周された後に、使用すること
ができる。TCW同調は、再クロックされた周波数基準
と同期的に実行されるとともに、オーバーサンプリング
DCOクロックで同期的に再クロックされる。Δまたは
ΣΔ変調器は、比較周波数形跡が背景ノイズ中に十分に
ぼやかされるように、小さな離散タイミング偏移をDC
O発振器の実際の繰返し更新にランダム化する。変調器
の特性は、最も好ましくは、所望の量子化ノイズ特性に
基づいている。
【0053】新しい原理を応用するのに必要な情報と必
要な特殊化されたコンポーネントを作って使用するのに
必要な情報とをデジタル制御VCO(DCO)技術の当
業者に提供するために、本発明を詳細に説明してきた。
前記説明から、本発明は構造および動作において従来技
術から著しくかけ離れたものであることが自明であろ
う。しかしながら、本発明の特定の実施例について詳細
に説明してきたが、特許請求の範囲に明記された本発明
の精神および範囲を逸脱することなくさまざまな変更,
修正および置換を行えることを理解願いたい。例えば、
ある実施例はさまざまなハードウェアインプリメンテー
ションについて述べているが、本発明は特許請求の範囲
に記載されているソフトウェアインプリメンテーション
を使用する並列構造および方法にも適用されることを理
解願いたい。
【0054】関連特許出願 本出願は、35U.S.C.§119(e)(1)の下
で、ロバート・ビー・スタツェウスキ,ケネスマジオお
よびダークレイポルドによる2000年4月20日出願
の米国仮出願第60/198,901号、TIME DITHERI
NG METHOD OF THE VCO CONTROL INPUTの利点を請求する
ものである。また、本出願はロバート・ビー・スタツェ
ウスキ,ケネスマジオおよびダークレイポルドによる2
000年4月20日出願の米国仮出願第60/199,
017号の利点を請求するものである。さらに、本出願
はダークレイポルドおよびロバート・ビー・スタツェウ
スキにより2000年10月5日に出願された米国特許
出願S/N09/679,793、Digitally-Controll
ed L-C Oscillatorに関連している。
【図面の簡単な説明】
【図1a】従来のデジタル制御発振器のブロック形式で
の電気回路図である。
【図1b】従来のデジタル制御発振器のブロック形式で
の電気回路図である。
【図1c】従来のデジタル制御発振器のブロック形式で
の電気回路図である。
【図2】デジタル制御VCO(DVCO/DCO)を示
すハイレベルブロック図である。
【図3】図2に示したDCOを内蔵するのに適したデジ
タル位相ドメインPLL周波数シンセサイザを示す図で
ある。
【図4】図2に示したDCOハイ,ローおよびサーモメ
ータキャパシタバンクに関連するとともに「BLUETOOT
H」すなわちGSMのガウス周波数偏移変調(GFS
K)に適したハイバンク,ローバンクおよびサーモメー
タバンク制御範囲および粒度を示す図である。
【図5】図2に示したDCOに使用するのに適したハイ
キャパシタバンクアーキテクチュアを示す略図である。
【図6】図2に示したDCOに使用するのに適したロー
キャパシタバンクアーキテクチュアを示す略図である。
【図7】図2に示したDCOに使用するのに適したサー
モメータキャパシタバンクアーキテクチュアを示す略図
である。
【図8】図7に示したサーモメータキャパシタに対する
キャパシタ対のより詳しい略図である。
【図9】図5〜図7にそれぞれ示したハイキャパシタバ
ンク,ローキャパシタバンクおよびサーモメータキャパ
シタバンクを内蔵する同調可能なLCタンク回路を示す
略図である。
【図10】RF出力信号およびデジタル出力信号を発生
することができるシステムの一部として構成されたDC
Oを示す略図である。
【図11】個別バラクタキャパシタ間の物理的な違いに
よるスイッチング誤差を最小限に抑えるように構成され
た図7に示したような複数のサーモメータキャパシタア
レイバンクを示す図である。
【図12】図2に示したDCOに使用するのに適した振
幅ディザリングシステムの一実施例を示す単純化された
ブロック図である。
【図13】DCO同期入力をタイムディザリングする図
12に示す振幅ディザリングシステムに関連して使用す
るのに適したタイムディザリング技術の一実施例を示す
単純化されたブロック図である。
【図14】一実施例に従ってエッジ分割器による適切な
分周後にシンセサイザのデジタル化されたRF出力を高
周波オーバーサンプリングクロックとして使用するよう
にされた図13に示したタイムディザリング技術を示す
単純化されたブロック図である。
【図15】一実施例に従って位相検出操作が再クロック
された周波数基準と同期して実行されるとともにオーバ
ーサンプリングDCOクロックで同期的に再クロックさ
れる図13および図14に示したタイムディザリング技
術を示す単純化された略図である。
【図16】本発明の一実施例に従って制御遅延DCO同
期同調入力および周波数基準リタイミングによりタイム
ディザリングが実現される図13〜図15に示したタイ
ムディザリング技術を示す単純化された略図である。
【図17】本発明の特定の実施例による発振器タイムデ
ィザリング原理を示すフロー図である。
【図18】図13〜図16に示したような発振器同調語
入力の代わりに更新クロックのサンプリングエッジがラ
ンダム化される他のタイムディザリング技術を示す単純
化された略図である。
【図19】図13〜図17に示したような高周波オーバ
ーサンプリングクロックの使用を回避するために全クロ
ックエッジ−スキッピングが利用されるさらに他のタイ
ムディザリング技術を示す単純化された略図である。
【図20】単純化されたブロック図である。
【符号の説明】
2 プログラマブル分周器 4 発振器 6 遅延段 8 復号器 9,11 2進重付けトランジスタ 200 DCO 202 ハイバンク 204 ローバンク 206 サーモメータバンク 208,906 インダクタ 300 シンセサイザ 302 利得素子 500 ハイキャパシタバンクアーキテクチュア 502−548,702−717,800,804,8
06 バラクタ 600 ローキャパシタバンクアーキテクチュア 700 サーモメータキャパシタバンクアーキテクチュ
ア 802 バァッファドライバ 900 LCタンク回路 908−918 制御線 1100 バラクタキャパシタアレイバンク 1200,1302 同調制御語 1202 シグマ−デルタ変調器 1204 和素子 1206 サーモメータエンコーダ 1208 クロック分割器 1210 基準周波数 1300,1800,1900 タイムディザリング技
術 1304 オーバーサンプリングクロック 1306 遅延レジスタ 1308 マルチビット入力マルチプレクサ 1400 デジタル化されたRF出力 1402 エッジ分割器 1500 再クロックされた周波数基準 1502 ΔまたはΣΔ変調器 1540 位相検出操作 1600 付加制御 1802 更新クロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス マッジオ アメリカ合衆国 テキサス、ダラス、 ダ ンベリー レーン 6277 (72)発明者 ディルク ライポルド アメリカ合衆国 テキサス、プラノ、 ブ レンハイム 3209 Fターム(参考) 5J106 AA04 CC01 CC21 CC41 CC52 DD05 JJ01 KK37 KK40 LL01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル制御発振器(DCO)同調入力
    回路であって、 複数の遅延レジスタを有するシフトレジスタであって、
    該シフトレジスタが、デジタル同調制御語を受信するよ
    うに動作する入力を有し、各遅延レジスタが、デジタル
    入力,デジタル出力およびクロッキング入力を有し、各
    遅延レジスタの前記クロッキング入力が、高周波オーバ
    ーサンプリングクロックに応答して各遅延レジスタデジ
    タル出力に異なる離散時間遅延同調制御語が発生される
    ように前記シフトレジスタ入力に受信される前記デジタ
    ル同調制御語を時間遅延させる、シフトレジスタと、 複数のデジタル入力を有し、デジタル出力をさらに有す
    るマルチプレクサであって、複数のマルチプレクサデジ
    タル入力が、各遅延レジスタの前記デジタル出力に発生
    される前記異なる離散時間遅延同調制御語を受信するよ
    うに構成されている、マルチプレクサと、 を含み、 前記マルチプレクサが、同期擬似ランダム変調遅延制御
    に応答して、前記マルチプレクサデジタル出力の前記異
    なる離散タイムディザリングされた同調制御語が前記D
    COによって発生されるスプリアストーンを最小限に抑
    えるようにDCO同調入力を変調することができるよう
    に、前記複数のマルチプレクサデジタル入力で受信され
    た前記異なる離散時間遅延同調制御語をそれのデジタル
    出力に選択的に通す、 デジタル制御発振器(DCO)同調入力回路。
  2. 【請求項2】 前記擬似ランダム変調遅延制御がシグマ
    −デルタ変調遅延制御である、請求項1記載のデジタル
    制御発振器(DCO)同調入力回路。
  3. 【請求項3】 前記DCOによって発生されたデジタル
    クロックを受信し分周してそこから前記高周波オーバー
    サンプリングクロックを発生するように構成されたエッ
    ジ分割器をさらに含む、請求項1記載のデジタル制御発
    振器(DCO)同調入力回路。
  4. 【請求項4】 同調制御語発生回路と、 前記DCOによって発生されたデジタルクロックに再ク
    ロックされる周波数基準であって、該再クロックされた
    周波数基準が、前記擬似ランダム変調遅延制御をクロッ
    クするように動作するとともに、前記デジタル同調制御
    語がそれに同期化されるように前記同調制御語発生回路
    をクロックするように動作する、周波数基準と、 をさらに含む、請求項1記載のデジタル制御発振器(D
    CO)同調入力回路。
  5. 【請求項5】 前記DCOによって発生されたデジタル
    クロックに応答して、かつ、入力遅延制御信号に応答し
    て、DCO摂動が最小限に抑えられるように周波数基準
    リタイミング信号およびDCO同期同調入力信号を選択
    的に遅延する遅延制御回路をさらに含む、請求項4記載
    のデジタル制御発振器(DCO)同調入力回路。
  6. 【請求項6】 デジタル制御発振器(DCO)同調入力
    をタイムディザリングする方法であって、 シフトレジスタとシグマ−デルタ変調遅延制御を介して
    クロックされるマルチプレクサと高周波オーバーサンプ
    リングクロックに再クロックされた周波数基準とを有す
    るDCO同調入力回路を設けるステップと、 前記再クロックされた周波数基準に同期化されるデジタ
    ル同調制御語を発生するステップと、 前記シフトレジスタを高周波オーバーサンプリングクロ
    ックに同期化させるステップと、 前記同期化されたデジタル同調制御語を前記シフトレジ
    スタを介してシフトして、遅延された同調制御語のスト
    リームを発生するステップと、 スプリアストーンを最小限に抑えるようにDCOが出力
    信号を発生できるように、シグマ−デルタ変調遅延制御
    にクロックされたマルチプレクサを介して前記遅延され
    た同調制御語のストリームをDCO同調入力に選択的に
    通すステップと、 を含む方法。
  7. 【請求項7】 前記DCO出力信号をエッジ分割器を介
    して分割して、前記シフトレジスタを同期化する前記高
    周波オーバーサンプリングクロックを発生するステップ
    をさらに含む、請求項5記載のデジタル制御発振器(D
    CO)同調入力をタイムディザリングする方法。
  8. 【請求項8】 前記周波数基準を再クロックする前記高
    周波オーバーサンプリングクロックと前記シフトレジス
    タを同期化する前記分割された高周波オーバーサンプリ
    ングクロックとが前記DCO出力信号に関連するスプリ
    アストーンを最小限に抑えるように前記DCO同調入力
    をタイムディザリングするように動作するように、遅延
    制御素子に応答して前記エッジ分割されたDCO出力信
    号を遅延するステップをさらに含む、請求項7記載のデ
    ジタル制御発振器(DCO)同調入力をタイムディザリ
    ングする方法。
  9. 【請求項9】 デジタル制御発振器(DCO)同調入力
    回路であって、 複数の遅延レジスタを有するシフトレジスタであって、
    該シフトレジスタが、デジタル同調制御語を受信するよ
    うに動作する入力を有し、各遅延レジスタが、デジタル
    入力,デジタル出力およびクロッキング入力を有し、各
    遅延レジスタの前記クロッキング入力が、分割された高
    周波オーバーサンプリングクロックに応答して、異なる
    離散時間遅延同調制御語が各遅延レジスタデジタル出力
    に発生されるように前記シフトレジスタ入力で受信され
    た前記デジタル同調制御語を時間遅延する、シフトレジ
    スタと、 前記デジタル信号を分割するとともにそこから前記分割
    された高周波オーバーサンプリングクロックを発生する
    ように構成されたエッジ分割器と、 前記高周波オーバーサンプリングクロックに同期化され
    てそこから再クロックされた周波数基準を発生する周波
    数基準と、 複数のデジタル入力を有し、デジタル出力をさらに有す
    るシグマ−デルタ変調マルチプレクサであって、前記複
    数のマルチプレクサデジタル入力が、前記再クロックさ
    れた周波数基準に応答し、かつ、シグマ−デルタ変調遅
    延制御に応答して、前記マルチプレクサが前記複数のデ
    ジタル入力で受信された前記異なる離散タイムディザリ
    ングされた同調制御語をそれのデジタル出力に選択的に
    通すように、各遅延レジスタの前記デジタル出力に発生
    された前記異なる離散タイムディザリングされた同調制
    御語を受信するように構成されており、前記マルチプレ
    クサデジタル出力の前記異なる離散タイムディザリング
    された同調制御語が、DCOによって発生されたスプリ
    アストーンを最小限に抑えるようにDCO同調入力を変
    調することができる、シグマ−デルタ変調マルチプレク
    サと、 を含むデジタル制御発振器(DCO)同調入力回路。
  10. 【請求項10】 デジタル制御発振器(DCO)同調入
    力回路であって、 デジタル同調制御語を受信しシフトして、分割された高
    周波オーバーサンプリングクロックに応答して異なる同
    調制御語のストリームを発生する遅延手段と、異なる同
    調制御語の多重化されたストリームが、DCOがDCO
    出力信号に関連するスプリアストーンを最小限に抑える
    ように、DCO同調入力を変調することができるよう
    に、高周波オーバーサンプリングクロックに応答して前
    記異なる同調制御語のストリームを多重化する手段と、 を含むデジタル制御発振器(DCO)同調入力回路。
  11. 【請求項11】 前記DCO出力信号をエッジ分割して
    そこから高周波クロックを発生する手段をさらに含む、
    請求項10記載のデジタル制御発振器(DCO)同調入
    力回路。
  12. 【請求項12】 前記高周波クロックを分割して、そこ
    から前記分割された高周波オーバーサンプリングクロッ
    クを発生する手段をさらに含む、請求項11記載のデジ
    タル制御発振器(DCO)同調入力回路。
  13. 【請求項13】 前記高周波クロックに応答して、そこ
    から前記高周波オーバーサンプリングクロックを発生す
    る手段をさらに含む、請求項12記載のデジタル制御発
    振器(DCO)同調入力回路。
  14. 【請求項14】 前記周波数基準リタイミング信号およ
    びDCO同期同調入力信号がDCO出力信号に関連する
    摂動を最小限に抑えるように遅延されるように、前記多
    重化手段をシグマ−デルタ変調する手段をさらに含む、
    請求項11記載のデジタル制御発振器(DCO)同調入
    力回路。
  15. 【請求項15】 デジタル制御発振器(DCO)同調入
    力回路であって、複数の遅延レジスタを有するシフトレ
    ジスタであって、該シフトレジスタが、再クロックされ
    た周波数基準を受信するように動作する入力を有し、各
    遅延レジスタが、デジタル入力,デジタル出力およびク
    ロッキング入力を有し、各遅延レジスタの前記クロッキ
    ング入力が、高周波オーバーサンプリングクロックに応
    答して、異なる離散時間遅延再クロックされた周波数基
    準が各遅延レジスタデジタル出力に発生されるように、
    前記シフトレジスタ入力で受信された前記再クロックさ
    れた周波数基準を時間遅延する、シフトレジスタと、 複数のデジタル入力を有し、デジタル出力をさらに有す
    るマルチプレクサであって、各マルチプレクサデジタル
    入力が、各遅延レジスタの前記デジタル出力に発生され
    た異なる離散時間再クロックされた周波数基準を受信す
    るように構成されており、前記マルチプレクサが、同期
    擬似ランダム変調遅延制御に応答して、前記複数のマル
    チプレクサデジタル入力で受信された前記異なる離散時
    間遅延再クロックされた周波数基準をそれのデジタル出
    力に選択的に通す、マルチプレクサと、 更新クロックに応答して前記マルチプレクサデジタル出
    力に通された前記異なる離散時間遅延再クロックされた
    周波数基準を受信して、前記DCOによって発生された
    スプリアストーンが実質的に除去されるように発振器同
    調語のランダム遅延サンプルを前記DCOに供給するよ
    うに動作する発振器同調語発生回路であって、前記更新
    クロックが、前記高周波オーバーサンプリングクロック
    に応答する、発振器同調語発生回路と、 を含むデジタル制御発振器(DCO)同調入力回路。
  16. 【請求項16】 前記擬似ランダム変調遅延制御がシグ
    マ−デルタ変調遅延制御である、請求項15記載のデジ
    タル制御発振器(DCO)同調入力回路。
  17. 【請求項17】 前記DCOによって発生されたデジタ
    ルクロックを受信し分周して、そこから前記高周波オー
    バーサンプリングクロックを発生するように構成された
    エッジ分割器をさらに含む、請求項15記載のデジタル
    制御発振器(DCO)同調入力回路。
  18. 【請求項18】 前記再クロックされた周波数基準が、
    前記DCOによって発生されたデジタルクロックに再ク
    ロックされ、該再クロックされた周波数基準が、前記擬
    似ランダム変調遅延制御をクロックするように動作す
    る、請求項15記載のデジタル制御発振器(DCO)同
    調入力回路。
  19. 【請求項19】 前記DCOによって発生されたデジタ
    ルクロックに応答し、かつ、入力遅延制御信号に応答し
    て、DCO出力摂動が最小限に抑えられるように周波数
    遅延基準リタイミング信号を選択的に遅延する遅延制御
    回路をさらに含む、請求項18記載のデジタル制御発振
    器(DCO)同調入力回路。
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