JP2002032870A - 複層ガラスを使用した防犯システム - Google Patents

複層ガラスを使用した防犯システム

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JP2002032870A
JP2002032870A JP2000219690A JP2000219690A JP2002032870A JP 2002032870 A JP2002032870 A JP 2002032870A JP 2000219690 A JP2000219690 A JP 2000219690A JP 2000219690 A JP2000219690 A JP 2000219690A JP 2002032870 A JP2002032870 A JP 2002032870A
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glass
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double glazing
detector
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JP2000219690A
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Hiromi Hase
広美 長谷
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Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】犯罪行為を目的とした外部侵入者が建造物内に
侵入しようとした際、侵入者の存在を知らせると共に警
報を発し侵入者を威嚇する防犯システムを提供する。 【解決手段】 複層ガラスの内部空間の圧力を9000
0Pa以上、110000Pa以下とし、複層ガラスの
内部空間に存在するガスに、ガス検知器により検知可能
なガスを0.1vol%以上含有してなる複層ガラス。
侵入者が上記複層ガラスを破損した際に、複層ガラスの
内部空間より放出されたガスをガス検知器が検知し、付
設の警報器より警報を発する防犯システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複層ガラスを使用
した防犯システムに関する。特に、一般家屋に普及可能
な安全かつ安価な複層ガラスを使用した防犯システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】建物には採光用の窓およびドアが、ガラ
スおよび透明樹脂板等を用いて設けられている。
【0003】窃盗、強盗等の犯罪行為を目的とした外部
侵入者は、建物に侵入する際に、施錠されている場合
は、通常、ドアを破損させたり、ガラスまたは透明樹脂
板を用いた採光用の窓を破壊することによって建物内部
に侵入する。侵入方法としては、ガラスを割ること、ガ
ラスの一部を破損すること、ガラスまたは透明樹脂板に
穴を開けて窓部に設けられた施錠を開錠または破損する
ことが考えられる。
【0004】フロート法により製造され、強化処理が施
されていない生板ガラスに比較して、フロート法により
製造した後に風冷強化処理、またはガラス中のナトリウ
ムを一部カリウムで置換させる等の化学強化処理等によ
って、ガラス表面に圧縮応力を発生させて割れにくくし
た強化ガラス、または2枚のガラスをポリビニルブチラ
ール等からなる中間膜により加熱貼着し、ガラスが割れ
たとしてもガラスが飛び散ることがなく、割れた部分に
穴の開くことが少ない合わせガラスの方が防犯性能は高
い。
【0005】更に、侵入口が破壊されることに関して
は、強化ガラスによる合わせガラス、および割れにくい
透明樹脂であるポリカーボネート板等を用いたり、また
はガラスが破壊されたとしても侵入できないようにポリ
エチレンテレフタレート等の透明樹脂製シートをガラス
に接着させた防犯ガラスが考案されている。容易に穴を
あけづらいようにした網入りガラス、ガラスとポリビニ
ルブチラールによる5層以上の積層構造とした合わせガ
ラス、ガラスとポリカーボネートとの積層体、およびガ
ラスとポリエチレンテレフタレートとの積層体等の防犯
ガラスも考案されている。
【0006】一方、ヨーロッパ、特に、ドイツ、スイス
等においては、家屋に断熱効果および遮音効果のため、
対面する2枚の透明板状体の対向面周縁部にスペーサー
を配置、接着して形成された複層ガラスが、極一般的に
用いられ、日本においても、家屋やオフィスビル等の採
光用の窓に、複層ガラスが普及しつつある。市販の複層
ガラスは、一般的に、フロート法により製造された後、
強化処理の施されていない2枚の生板ガラスから構成さ
れているものが殆どであり、容易に破壊が可能である。
【0007】防犯のために複層ガラスの少なくとも一方
のガラスを網入りガラスにすることも考えられるが、複
層ガラスは断熱機能を有するため、網入りにすると温度
の変化によってクラックが入りやすい、即ち、熱割れし
やすい欠点を有していた。
【0008】防犯のためには、外部侵入者の金属ハンマ
ー等による打撃によってガラスが割れにくいように、複
層ガラスに前述の防犯ガラスを用いることにより、防犯
効果をより一層高めることが提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複層ガ
ラスは単板ガラスと比較して、構造が複雑であり、更
に、断熱性能の向上を目的として、金属薄膜を対向面側
のガラス面に成膜し、熱線吸収機能および熱線反射機能
が施されていることが多く高価である。生板ガラスに代
えて、複層ガラスに前述の防犯ガラスを用いると、甚だ
高価となり、一般家屋に対しては普及しづらい。
【0010】また、複層ガラスに防犯ガラスを使用した
としても、貴金属店、宝石店、金融店、建造物内の金庫
等をねらった犯行が跡を絶たないように、前述のいずれ
の防犯ガラスも外部侵入者が金属ハンマー、バール、ガ
ラスカッター、カッターナイフ、電気ドリル等の侵入器
具を複数用意し、防犯ガラスの破壊方法に習熟していれ
ば、ドア、窓等に前述のいずれの防犯ガラスを用いたと
しても、防犯ガラスを破損し、そこを侵入口とし侵入可
能である。
【0011】窓ガラスが破損された際の防犯システムと
して、窓およびドアに用いられるガラス板または透明樹
脂板に、極細い導電線を貼り付ける、導電性塗料を塗布
する等の導電機構を設け、常に弱電流を流し、外部侵入
者が侵入口としてのガラス、または透明樹脂板を破損し
た際、電流が流れなくなることにより警報が作動する防
犯システムも存在するが、高価であり一般家屋用には向
いていない。
【0012】また、複層ガラスを防犯に用いる方法とし
て、特開平10−266717号公報に対向配座した複
数枚のガラス板をその周辺にスペーサーを介在させてシ
ール材によりシールし、対向するガラス板間に中空層
(内部空間)を形成した複層ガラスにおいて、中空層、
即ち複層ガラス構造の内部空間に感覚を刺激して一時的
に侵入者に不快感を与える、または侵入者を麻痺させる
ガスを封入した複層ガラスが開示されている。
【0013】特開平10−266717号公報に開示さ
れた複層ガラスは、フロート法により製造された後、割
れにくくするための強化処理の施されていない生板ガラ
スのみを用いた場合、該複層ガラスを金属ハンマー、バ
ール等の破壊手段を用いて外部侵入者が破壊した際、建
物の内部に、即ち室内側に侵入者を威嚇する、刺激性の
ガスが漏れるために、室内側に人がいた場合、建物の中
の人も吸入する可能性があった。即ち、刺激性のガスを
吸うことで居住者等の行動をも抑制され、外部侵入者と
対抗できない、外部侵入者より即座に逃げられない等の
問題があった。更に、居住者が誤って前記複層ガラスを
破損した場合、または地震等で前記複層ガラスが破損し
た場合に居住者が刺激性ガスを吸ってしまうことが容易
に想像できる。一般家屋には居住者として、乳幼児等の
子供、老人、病人等が存在することから、安全のため
に、防犯用の刺激性ガスを封入した複層ガラスは、一般
家屋の防犯用としては好ましくない。
【0014】更に、特開平10−266717号公報に
は、侵入者が複層ガラスを破砕した際に居住者や周囲に
侵入者の存在を知らしめる手段は記載されていない。ま
た、侵入者が複数である場合、侵入者の一人が複層ガラ
スをを破損し刺激性ガスを吸ったとしても、他の侵入者
が、効果が薄れるのを待って侵入することがあり得る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するためになされたものであり、ガス検知器によっ
て検知可能なガスを複層ガラス構造の内部空間に封入し
た複層ガラスである。
【0016】また、侵入者が複層ガラスを破損すること
によって、ガス検知器が複層ガラスの内部空間より放出
された前記ガスを検知し、警報を発する等して、周囲の
人に侵入者の存在を知らせると共に侵入者を威嚇する防
犯システムである。特に、一般家屋に普及することが可
能な安全かつ安価な複層ガラスを使用した防犯システム
を提供するものである。
【0017】本発明の防犯システムは、ガラスが破損し
たことを検知するものがガス検知器であり、従来の、窓
およびドアに用いられるガラスまたは透明樹脂板に、極
細い導電線を貼り付ける、導電性塗料を塗布する等の導
電機構を設け、常に弱電流を流し、外部侵入者が侵入口
としてのガラス、または透明樹脂板を破壊した際、電流
が流れなくなることにより警報が作動する防犯システム
に比較すると遙かに安価であり、複層ガラスを用いた一
般家屋へ提供可能である。
【0018】本発明は、複層ガラスの内部空間の圧力を
90000Pa以上、110000Pa以下とし、複層
ガラスの内部空間に存在するガスに、ガス検知器により
検知可能なガスを0.1vol%以上含有していること
を特徴とする複層ガラスである。
【0019】更に、本発明は、ガス検知器に検知可能な
ガスが、液化石油ガス、天然ガス、都市ガス、ヘリウム
ガス、またはフロンガスであることを特徴とする上記の
複層ガラスである。
【0020】更に、本発明は、上記の複層ガラスと、該
複層ガラスを破損した際に、複層ガラスの内部空間より
放出されたガスを検知可能な所定の位置にガス検知器を
設置してなる防犯システムである。
【0021】更に、本発明は、ガス検知器が、警報機能
を備えたガス検知警報器であることを特徴とする上記の
防犯システムである。
【0022】本発明に使用する複層ガラスの内部空間に
封入するガス検知器により検知可能なガスは、ガス検知
器によって検知可能であれば良く、空気中で検知できな
い窒素または酸素、および人体に対して永続的な害を与
え生命の危険を伴う様な毒性ガスを除き、刺激性ガス、
可燃性ガス、不活性ガス、またはフロンガス等の様々な
ガスが挙げられ、一般家屋用に使用するには、内部居住
者に危害を及ぼす恐れのない可燃性ガス、不活性ガス、
またはフロンガスを用いることが好ましい。
【0023】複層ガラスの内部空間に封入するガスの内
部圧力は、外部侵入者が金属ハンマー、バール等により
打撃を与えることによって、外側のガラス板を割った場
合、複層ガラスの内部空間に封入したガスが即座に建物
外部に拡散するので、内部圧力はそれほど高い必要はな
く大気圧程度(20℃において、101325Pa)で
あればよい。
【0024】内部圧力が高すぎると、複層ガラスは凸状
になり、強度的に弱く割れやすくなり、外観面で透視歪
等の問題が発生する。逆に、内部圧力が低いと、複層ガ
ラスは凹状となり、内部圧力が高い場合と同様に、強度
的に弱く割れやすくなり、外観面で透視歪等の問題が発
生する。よって、一対の生板ガラスからなる複層ガラス
においては、複層ガラスの強度面より内部圧力は900
00Pa以上、110000Pa以下にする必要があ
り、好ましくは、98000Pa以上、102000P
a以下である。
【0025】本発明の複層ガラスの内部空間に封入する
ガス検知器により検知可能なガスは、ガス検知器に検知
可能なガス単体してもよいが、複層ガラスに遮音効果を
与えるガス、および断熱効果を与えるガスと混合し封入
することが好ましい。例えば、空気(乾燥空気)、窒
素、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノ
ン、または6フッ化硫黄等と、ガス検知器により検知可
能なガスとを混合させて封入することが好ましい。ガス
検知器が検知作動するためには、ガス検知器により検知
可能なガスを少なくとも1種類以上、前記混合ガスに
0.1体積%以上、即ち、0.1vol%以上含有させ
る必要がある。
【0026】ガス検知器により検知可能なガスが可燃性
または刺激性を有する場合、安全のために含有率は少な
い方が好ましい。ガス検知器の感度が高い場合の、可燃
性ガスまたは刺激性ガスの含有率は、25vol%以
下、好ましくは10vol%以下とする。
【0027】本発明の防犯システムが作動する状況に置
いて、外部侵入者が破損させるのは、複層ガラスの室外
側のガラスが先であり、可燃性ガスは室外側のガラスが
破損されることによって、速やかに建物外部に拡散し、
危険性はない。
【0028】本発明に使用するガス検知器には、様々な
種類があり、接触燃焼式、半導体式、熱線形熱伝導式、
隔膜電極式、定電位電界式、非分散型赤外線式、光波干
渉式、水素炎イオン化式、化学発光式、熱イオン化式、
アーク紫外光分光式、熱線型半導体式、テープ光電光度
式等の公知の検知方式を用いたガス検知器を用いること
ができる。また、これらガス検知器には、移動可能で小
型でハンディなポータブル式、検知感度の高い定置式が
あり、使用状況によって使い分けることができる。
【0029】本発明の防犯システムにおいて、ガス検知
器またはガス検知警報器を設置する場所は、通常、ガス
が拡散するのは建物の外側であるので、建物の外側に設
置することが好ましい。更に、侵入者によって最も破損
させられる可能性の高い施錠部付近に設置することが最
も効果的であり、ガス検知器を施錠部付近に設置する際
は、検知されるガスに、空気より比重の軽いガスを用い
る場合は施錠部より上方に、空気より比重の重いガスを
用いる場合は施錠部より下方に設置することが好まし
い。防犯効果を高めるためには複層ガラスに対し多数取
り付けても良い。
【0030】防犯用なので、侵入者に検知器であること
がわかり壊されたり取り外されたりしないように、複層
ガラスの室外側に、ガス検知器またはガス検知警報器で
あることがわからないように設置する、複層ガラスの室
外側のわかりにくい場所に設置すること等が好ましい。
【0031】本発明において、複層ガラスの内部空間に
封入するガスとして、可燃性ガス、例えば、液化石油ガ
ス、通称、LPガスまたはプロパンガス、天然ガス、都
市ガス、メタン、エタン、プロパン、ブタン、エチレ
ン、アセチレンまたは水素等の可燃性ガスを用いること
ができる。可燃性ガスの検知方式としては、接触燃焼
式、半導体式、熱線形熱伝導式、非分散型赤外線式、光
波干渉式、水素炎イオン化式、熱線型半導体式が挙げら
れる。特に、半導体式のガス検知器の感度が高く、小型
で安価なポータブル型のガス検知器またはガス検知警報
器が多数市販されている。
【0032】特に、液化石油ガス、天然ガス、都市ガス
用として、半導体式の極めて小型で安価なポータブル型
ガス検知警報器(通称、ガス漏れ警報器)が、多数市販
されており、液化石油ガス、天然ガスまたは都市ガスが
供給され、これら可燃性ガス用のコンロ等、燃焼器具の
ある家屋に設置が義務づけられている。
【0033】生板ガラスから構成された複層ガラスを用
い、その内部空間に、液化石油ガス、天然ガス、または
都市ガスのうち少なくとも1種類以上を封入し、および
前記ポータブル型ガス警報器を用いることによって、一
般家屋用として普及可能な安価な複層ガラスを使用した
防犯システムを提供できる。
【0034】この際、ポータブル型ガス検知警報器の設
置場所としては、侵入者によって、施錠部付近の窓ガラ
スが破損され、施錠を解除することによって侵入される
可能性が高いことから、窓ガラス外側の施錠部付近が好
ましい。防犯の目的においては、例えば、窓ガラス外側
に施錠部を隠す様に、ガス検知警報器であることを侵入
者が分からない様に設置することが好ましい。電源とし
てはコンセント、または乾電池等を利用するガス検知警
報器が広く市販されている。
【0035】半導体検知式とは、金属酸化物(Sn
2、ZnO等)の二つの電極を埋め込んだ半導体素子
を使い、この素子が還元性ガスと接触すると化学吸着が
起こり、素子内で自由電子の移動が行われ、素子の電気
伝導度が増大することを利用し、電気伝導度の増加を金
属酸化物内にある白金線コイル電極にて、出力として取
り出す方式である。
【0036】液化石油ガス、天然ガスまたは都市ガスの
うち1種類以上が、内部空間に封入された複層ガラス
と、これらガスを検知するガス検知警報器を用い防犯シ
ステムとすると、犯罪を目的とした外部侵入者が、侵入
のため破損する可能性の高い施錠部付近に小型のガス検
知警報器を設置することで、複層ガラスを破損させた
際、即座に警報が発せられる。
【0037】本発明の複層ガラスを使用した防犯システ
ムにおいて、複層ガラスの内部空間に封入するガスに、
不活性ガス、フロンガス等の可燃性もなく、人体に対し
て何ら影響を与えないガスを用いることも可能である。
不活性ガス、特にヘリウムは熱線形熱伝導式、非分散型
赤外線式、光干渉式のガス検知器等で測定することがで
きる。また、フロンガスに関しては、熱イオン化式、ア
ーク紫外光分光式等の検知方式が知られており、ポータ
ブル型のガス検知器が市販されている。
【0038】一方、一般家屋向けでなく、貴金属店、宝
石店、金融店等向け、即ち、業務用に、本発明の複層ガ
ラスを使用した防犯システムに更なる防犯性能の向上が
要求される場合は、内部空間に封入されるガスは、刺激
性ガスであってもよく、該刺激性ガスを居住者が誤って
吸ってしまうことに対しての安全性のために、複層ガラ
スを構成する2枚の透明板状体の室外側を生板ガラスあ
るいは強化ガラス、室内側を合わせガラスとしてもよ
い。合わせガラスは割れたとしても穴があきにくくガス
を通過させることなく遮断できる。
【0039】業務用として、複層ガラスの内部空間に、
外部侵入者を威嚇する刺激性ガスを封入するとすれば、
封入する刺激性ガスとして、アンモニア、窒素酸化物
類、メルカプトン類、エーテル類、チオエーテル類、ハ
ロゲン化チオエーテル類、ハロゲン化ケトン類、ハロゲ
ン化ニトロ化合物類、または、ハロゲン化芳香族等を用
いることができ、その検知様式は、接触燃焼式、半導体
式、隔膜電極式、定電位電界式、非分散型赤外線式、光
波干渉式、水素炎イオン化式、化学発光式、熱線型半導
体式、またはテープ光電光度式等が挙げられる。
【0040】特に、アンモニアは、接触燃焼式、半導体
式、隔膜電極式、光波干渉式、熱線型半導体式、テープ
光電光度式のポータブル式ガス検知器が、市販されてお
り、本発明の複層ガラスを用いた防犯システムに容易に
用いることができる。
【0041】本発明において、複層ガラスの内部空間に
刺激性ガス、例えば、アンモニアを封入することによ
る、外部侵入者に対し感覚を刺激して一時的に侵入者に
不快感を与える威嚇の効果のみならず、刺激性ガスを検
知するガス検知警報器を用いることによって、外部侵入
者の存在を周囲に知らせる、または外部侵入者を音で威
嚇する警報等の防犯機能を付与することができる。
【0042】また、複層ガラスの対面する2枚の透明板
状体の室外側の透明板状体の材質がアクリル樹脂、塩化
ビニール樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透明性樹脂の
みであれば、外部侵入者が金属ハンマー、バール等によ
り打撃を与えても透明樹脂板は容易に割れないけれど
も、電気ドリル等用いれば容易に穴があくことより、外
部侵入者が外側の透明樹脂板に穴をあけることが考えら
れる。複層ガラス構造の内部空間に封入するガスの圧力
を大気圧よりも高圧にすることによって、複層ガラスの
外側の透明樹脂板に外部侵入者が穴をあけた際、建物の
外側にガスが即座に放出し、ガス検知器が該ガスを検知
する。
【0043】複層ガラス構造の内部空間に封入されたガ
スの圧力が大気圧、即ち、101325Pa以上であれ
ば、該ガスは外部侵入者が複層ガラスの外側の透明板状
体に穴をあけた際、穴の近くにガス検知器を設置してい
れば、高濃度のガスを検知できるので、防犯効果がより
一層期待できる。複層ガラスの対面する2枚の透明板状
体として透明樹脂板のみを室外側、室内側共に用いた場
合、透明樹脂板の板厚を室内側、室外側共に厚くするこ
とで、内部空間のガスの圧力が高くても複層ガラスは容
易に膨らまないので、外部侵入者が複層ガラスを破壊し
た際のガス検知器で検知可能なガスの量を増やすことが
できる。外部侵入者が透明性樹脂に穴を開ける位置は、
施錠部付近のことが多いので、施錠部付近にガス検知警
報器を設置することが好ましい。
【0044】本発明に使用する複層ガラスを構成する透
明板状体に、衝撃を受けても割れにくい透明樹脂板があ
り、例えばアクリル板、塩化ビニール板、分子構造にお
いて主鎖にベンゼン環を含むことで主鎖が剛直であり防
弾ガラスとして用いられている特に割れにくいポリカー
ボネート板等の透明樹脂板単板、または材質の異なる透
明樹脂からなる積層体等を使用できる。
【0045】本発明の複層ガラスに使用される透明板状
体に、赤外光の放射率の少ない銀、即ちAg、酸化ス
ズ、即ちSnO2、インジウムティンオキサイド(In
dium Tin Oxide)、即ちITO、または
酸化チタン、即ちTiO2をコーティングすると一層の
断熱効果の向上はもちろんのこと遮熱効果も発揮させる
ことができるので、本発明の複層ガラスに使用する室内
側または室外側の透明板状体の少なくとも一面に、好ま
しくは室内側の一面にAg、SnO2、ITO、または
TiO2をコーティングすることが好ましい。
【0046】
【発明の実施の形態】図1に、通常、用いられる複層ガ
ラスの一例の断面図を示す。複層ガラスは、対面する透
明板状体2、2’の対向周縁部にスペーサー4を配置
し、接着剤による接着層5によりスペーサー4を透明板
状体2、2’に固着しシール材6によりシールしている
構造であり、内部空間3が存在する。
【0047】本発明の防犯システムにおいて、ガス検知
器により検知可能なガスのみ、またはガス検知器により
検知可能なガスと、断熱効果を擁するガスまたは防音効
果を持つガス等との混合ガスを内部空間3に封入する。
ガス検知器に検知可能なガスとしては、可燃性ガス、不
活性ガス、フロンガス、刺激性ガス等があり、ガス検知
器で検知可能であればよく、毒性がなければ種類は問わ
ない。一般家屋用としては、居住者の安全のために刺激
性ガスを用いることは好ましくないが、貴金属店、宝石
店、金融店等向け等、即ち、業務用には、刺激性ガスを
使用し、刺激性ガスを吸入させることによって侵入者を
威嚇するとともに警報を発し、更に、侵入者を威嚇する
ことができる。
【0048】次いで、室外側に、好ましくは窓ガラスの
施錠部付近に図示しないガス検知器またはガス検知警報
器を設置する。
【0049】例えば、透明板状体2、2’を生板ガラス
とし、内部空間3に封入するガスを液化石油ガス、天然
ガスまたは都市ガスとし、市販の小型のガス検知警報器
を外側のガラス板2’の施錠部付近に設置すると、複層
ガラスの遮音性能および断熱性能に加え、防犯機能をも
備えた、一般家庭に普及することが可能な、複層ガラス
を用いた安価な防犯システムを提供できる。
【0050】減光のために、いわゆるサンシェードのた
めに室内側の透明板状体2、室外側の透明板状体2’共
に透明板状体自体が着色されていても、または着色コー
ト膜で着色されていても構わない。即ち着色された透明
樹脂板、紫外線赤外線吸収ガラス、濃色グレーガラス、
またはグリーンガラス等を用いることができる。
【0051】本発明の複層ガラス1の内部空間3に封入
するガス検知器により検知可能なガスの種類は、本発明
の防犯システムにおいて検知可能であれば、特に種類は
問わない。例えば、可燃性ガスとしては、液化石油ガ
ス、通称、LPガスまたはプロパンガス、天然ガス、都
市ガス、メタン、エタン、プロパン、ブタン、エチレ
ン、アセチレン、水素等が挙げられ、刺激性ガスとして
は、アンモニア、窒素酸化物類、メルカプタン類、エー
テル類、チオエーテル類、ハロゲン化チオエーテル類、
ハロゲン化ケトン類、ハロゲン化ニトロ化合物類、また
はハロゲン化芳香族類が挙げられ、その他、不活性ガ
ス、およびフロンガス等の様々なガスが挙げられる。
【0052】これらガスの中で、本発明の防犯システム
において、一般家屋用には、居住者の安全のため、複層
ガラス1の内部空間3に封入するガスとして、安価なポ
ータブル型ガス検知警報器が広く普及している液化石油
ガス、天然ガス、都市ガス、または、可燃性もなく、人
体に対して何ら影響のないヘリウム、フロンガスを用い
ることが好ましい。
【0053】本発明において、複層ガラス1の内部空間
3に空気(乾燥空気)、窒素、水素、ヘリウム、ネオ
ン、アルゴン、クリプトン、キセノン、または6フッ化
イオウ等の断熱、および/または防音効果のあるガスと
ガス検知器により検知可能なガスとを混合させて封入し
ても良い。
【0054】本発明の複層ガラス1に使用される透明板
状体2,2’の少なくとも一面に、好ましくは室内側の
一面にAg、SnO2、ITO、またはTiO2をコーテ
ィングすると一層の断熱効果の向上はもちろんのこと遮
熱効果も向上されるのでコーティングすることが好まし
い。
【0055】スペーサー4に乾燥剤7を内在させて、か
つスペーサー4に内部空間3と連通させた穴またはスリ
ットを穿設することによって、内部空間3を乾燥状態に
維持できるので、乾燥剤7をスペーサー4に内在させる
ことが結露の防止等のため好ましい。内部空間内の水分
を吸着除去する乾燥剤7がないと、内部空間内の水分が
除去されないことによって露点性能の低下が起こる可能
性がある。また、アンモニアなどの水溶性のガスを用い
た場合、ガスが水分に吸湿されてしまい、透明板状体が
破損した際にガス検知器により、検知不能となる可能性
がある。
【0056】本発明の複層ガラスには、アルミニウム
製、ジュラルミン製および樹脂製等のスペーサー4、有
機高分子系接着剤やブチルゴム製両面テープ等からなる
接着層5、ポリサルファイド系、シリコン系、軟質塩化
ビニル等からなるシール材6等の、通常、複層ガラスを
製造するのに用いる材料を使用することができるが、内
部空間に封入したガス検知器で検知可能なガスの漏れが
ないことが重要であることはいうまでもない。よって、
シール材6には内部空間に封入するガス検知器で検知可
能なガスを極力透過させない材料を用いることが好まし
い。シール材6の外側を金属箔等からなるシールテープ
によって、更にシールしても構わない。スペーサー4と
シール材6を複層ガラス1の周縁部全周に配置すること
により複層ガラス構造の内部空間の密閉性を最も高める
ことができるので、全周に配置することが好ましい。
【0057】ガラスのように堅くて弾性のある材料では
音が透過するだけではなく、材料の固有振動とある特定
の音の周波数が重なってしまって、かえって音が透過し
やすくなることがある。これをコインシデンス効果とい
い、ガラスにおいては厚みにもよるが1000〜400
0HZの高音域に発生しやすい。また複層ガラス共通の
特徴である低音域においての遮音性能の低下も、複層ガ
ラス1の対向する2枚の透明板状体2,2’の板厚が同
厚の場合ほど大きくなる。このような高温域でのコイン
シデンス効果による遮音性能の低下や、低温域における
共鳴透過現象による遮音性能の低下を抑制するために
は、複層ガラス構造の対面する2枚の透明板状体2,
2’の板厚を異厚構成にすることが好ましい。本発明の
複層ガラス1を用いた防犯システムにおいて、複層ガラ
ス構造の内部空間3に防音効果のあるガスを封入するこ
とに加えて、複層ガラス構造の対面する2枚の透明板状
体2,2’の板厚を異厚構成にすることで、より一層の
遮音性能の向上が期待できる。
【0058】例えば、貴金属店、宝石店、金融店等で業
務用として使用し、本発明で使用する複層ガラス自体の
防犯性能を高めるためには、材料費および製造費がかか
り高価となるが、複層ガラスを構成する透明板状体2、
2’は強化ガラス、表面にフィルムが貼着されたガラス
板、複数枚のガラス板がフィルム等の中間膜を介して接
合された合わせガラス、透明樹脂板とガラスとの積層体
をポリカーボネート板、アクリル板、塩化ビニール板等
の透明樹脂板単板および材質の異なる透明樹脂からなる
積層体、PETシートをガラスまたは透明樹脂に貼着し
た透明板状体、またはガラスとポリカーボネート板、ア
クリル板、塩化ビニール板、ポリビニルブチラール、P
ETシート等の積層体を使用することができる。ガラス
と透明樹脂板の積層体のガラス部は生板ガラスでも、強
化ガラスでもかまわない。また、ガス検知器を施錠部に
加えて、複層ガラスの外側の窓枠等に多数設置しても構
わない。
【0059】本発明を以下の実施例により詳細に説明す
るが、本発明は以下実施例により限定されるものではな
い。
【0060】
【実施例】実施例1 複層ガラス1を室内側、室外側共に板厚3mmの生板ガ
ラス2,2’を用いて作製し、複層ガラス1の内部空間
3に、液化石油ガス、即ち、市販のLPガスを室温にて
3vol%の含有率とし、窒素と共に内部圧力が大気圧
となるように封入した後、複層ガラス1を所定の窓枠に
取り付け、施錠部近傍の室外側の窓枠に半導体式の液化
石油ガス用ガス漏れ警報器(東洋ガスメーター(株)
製、形式XH−622F)を取り付けた。
【0061】室外側のガラス2’の施錠部のあたりを金
属ハンマーで強打したところ、室外側のガラス2’が破
壊され、LPガスが漏れだしたことにより、LPガスを
検知した前記ガス漏れ警報器より電子音が発生した。 実施例2 複層ガラス1を室内側、室外側共に板厚3mmの生板ガ
ラス2、2’を用いて作製し、複層ガラス1の内部空間
3に、アンモニアガスを室温にて8vol%の含有率と
し、窒素と共に内部圧力が大気圧となるようにに封入し
た後、複層ガラスを所定の窓枠に取り付け、施錠部近傍
の室外側の窓枠に隔膜電極式のポータブル型ガス検知器
(理研計器(株)製、形式NHー275)を取り付け
た。
【0062】室外側のガラス2’の施錠部のあたりを金
属ハンマーで強打したところ、室外側のガラス2’が破
壊され、アンモニアガスが漏れだしたことにより、アン
モニアガスを検知した前記ガス検知器に付設された警報
器より電子音が発生した。また、実施者は、アンモニア
ガスの刺激により催涙した。
【0063】
【発明の効果】本発明に使用する複層ガラスの構造につ
いては、フロート法で製造した後、再加熱後に急速に風
冷する強化処理等を行っていない生板ガラスを2枚とも
用いた通常の複層ガラスを用いると、複層ガラスの遮
音、断熱機能に合わせて安価な防犯システムとなり、一
般家屋にも広く本発明の防犯システムを普及させること
ができる。
【0064】加えて、本発明において、液化石油ガス、
天然ガスおよび/または都市ガスが封入された複層ガラ
スと、これらガスを検知する半導体式ガス検知警報器を
用いることによって、非常に安価であって、一般家屋に
普及させることが容易である防犯システムを提供でき
る。
【0065】更に、本発明の複層ガラスを用いた防犯シ
ステムにおいて、複層ガラスの内部空間に封入するガス
に、不活性ガス、フロンガス等ガスを用いると、居住者
が誤って前記複層ガラスを破損した場合、地震等で前記
複層ガラスが破損した際に、着火による火傷、火災など
の危険もなく、居住者が複層ガラスの内部空間より放出
したガスを吸ったとしても、ガスに刺激性がないので何
ら問題ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する複層ガラスの一例の主要部の
断面図である。
【符号の説明】
1 複層ガラス 2.2’ 透明板状体 3 内部空間 4 スペーサー 5 接着層 6 シール材 7 乾燥剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複層ガラスの内部空間の圧力を90000
    Pa以上、110000Pa以下とし、複層ガラスの内
    部空間に存在するガスに、ガス検知器により検知可能な
    ガスを0.1vol%以上含有していることを特徴とす
    る複層ガラス。
  2. 【請求項2】ガス検知器により検知可能なガスが、液化
    石油ガス、天然ガス、都市ガス、ヘリウムガス、または
    フロンガスであることを特徴とする複層ガラス。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の複層ガラ
    スと、該複層ガラスを破損した際に、複層ガラスの内部
    空間より放出されたガスを検知可能な所定の位置にガス
    検知器を設置してなる防犯システム。
  4. 【請求項4】ガス検知器が、警報機能を備えたガス検知
    警報器であることを特徴とする請求項3に記載の防犯シ
    ステム。
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