JP2002032284A - データ配信システムにおけるダウンロード方法及びそのプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

データ配信システムにおけるダウンロード方法及びそのプログラムを記憶した記憶媒体

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JP2002032284A JP2000214562A JP2000214562A JP2002032284A JP 2002032284 A JP2002032284 A JP 2002032284A JP 2000214562 A JP2000214562 A JP 2000214562A JP 2000214562 A JP2000214562 A JP 2000214562A JP 2002032284 A JP2002032284 A JP 2002032284A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無駄なトラフィックを抑制しつつ、できるだ
け短時間にダウンロードを終了する。 【解決手段】 帯域が保証されていないデータ配信シス
テム(ネットワーク)における、ファイル転送の中断再
開が可能なダウンロード方法において、ダウンロードの
中断再開タイマー値を可変とし、データダウンロード実
行中の平均スループットをパラメータとして中断再開タ
イマー値を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ配信システ
ムにおけるダウンロード方法(配信予約方法)及びファ
イル転送を行うダウンロードプログラムを記録したクラ
イアントの記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ダウンロードの中断再開を可能とするソ
フトウェアモジュールとして、パソコン上のiria
(フリーウェア)等のダウンロード支援ソフトウェアを
利用する方法がある。
【0003】ダウンロード支援ソフトウェアは、FTP
(ファイル転送)及びHTTP(Web)から自分のパ
ソコンにファイルのダウンロードを行い、希望のファイ
ルを確実にダウンロードすることを目的としており、フ
ァイルをダウンロードしようとしているサーバーがビジ
ー(忙しい状態)もしくは反応が無かった場合には、ダ
ウンロードが完了するまでリトライ(再試行)すること
ができる。HTTPとFTPのどちらからでも、中断さ
れた位置からダウンロードをレジューム(再開)するこ
とができる。
【0004】さらに、複数のファイルを同時にダウンロ
ードすることもできる。また、スケジューリング機能
(以下、予約配信機能)として、指定された時刻にイン
ターネットプロバイダに自動接続してファイルをダウン
ロードしたり、逆に、接続を切断したりすることができ
る。
【0005】但し、これらのダウンロード支援ソフトウ
ェアにおいて、ダウンロード中断時の、ダウンロード再
開方法は、図8に示すように、サーバマシンからクライ
アントマシンヘのダウンロード開始後に、ダウンロード
状況を判定し、データを全て受信完了する前にデータ受
信の失敗によりタウンロード中断が生じた場合、ウェイ
トタイマー値Tsの時間(定数)待って、ダウンロード
を再開していた。このウェイトタイマー値Tsは、固定
の設定値であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この場合、ダウンロー
ド中断が連続して生じた場合は、ウェイトタイマー値T
sという定数を基に再送を行っていた。
【0007】しかし、この再送を行う時点で、(a)サ
ーバマシンとクライアントマシン間の通信路に、一時的
な何らかのトラブルが生じている、(b)一時的にサー
バのダウンロードプロセスが高負荷により停止している
等の事象が発生している可能性があり、その場合は、い
くらリトライしても、ダウンロードは再開されず、
(c)ダウンロードセッションの確立による、無駄なト
ラフィックの発生が生じていた。もし、クライアントと
サーバの間にダウンロードのセッションを確立するため
に有料の回線を利用する場合には、無駄な回線使用コス
トが生じていた。
【0008】本発明の目的は、無駄なトラフィックを抑
制しつつ、できるだけ短時間にダウンロードを終了する
ことが可能な技術を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明の概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
【0011】(1)帯域が保証されていないデータ配信
システム(ネットワーク)における、ファイル転送の中
断再開が可能なダウンロード方法において、ダウンロー
ドの中断再開タイマー値を可変とし、データダウンロー
ド実行中の平均スループットをパラメータとして中断再
開タイマー値を制御する。
【0012】(2)帯域が保証されていないデータ配信
システム(ネットワーク)における、ファイル転送の中
断再開が可能なダウンロード方法において、ダウンロー
ドが中断した際、ダウンロードするサーバマシンとの過
去X(Xは固定値、設定により可変)秒のスループット
Sが事前に設定した閾値Smin以上(S≧Smin)
であった場合は、一時的な回線または一時的なサーバ障
害の疑いと判定し、(F−1)回(Fは固定値、設定に
より可変)は、ウェイトタイマー値Ts(短時間)で再
開を試み、F回以上連続して再開に失敗した場合は、何
らかの一時的障害が発生したと判定し、ウェイトタイマ
ー値TsをTl(≧Ts,Tlの“l”はLの小文字)
に設定変更して再開を試み、S≦Sminの場合は、恒
久的に回線状況が悪いと判断し、ウェイトタイマー値T
sで再開を試みる。
【0013】ここで、Tl、Tsは、ともに回線の実効
帯域が理想値の場合、ダウンロードが中断せずに完了し
たと仮定した場合の予想ファイル転送時間(Tdow
n)に対しては、非常に短い値とする。
【0014】(3)帯域が保証されていないデータ配信
システム(ネットワーク)における、ファイル転送の中
断再開が可能なダウンロード方法の処理手順を、コンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピ
ュータが読み出し可能な記憶媒体であって、ダウンロー
ドが中断した際、ダウンロードするサーバマシンとの過
去X(Xは固定値、設定により可変)秒のスループット
Sが事前に設定した閾値Smin以上(S≧Smin)
であった場合は、一時的な回線または一時的なサーバ障
害の疑いと判定する手順と、(F−1)回(Fは固定
値、設定により可変)は、ウェイトタイマー値Ts(短
時間)で再開を試みる手順と、F回以上連続して再開に
失敗した場合は、何らかの一時的障害が発生したと判定
する手順と、ウェイトタイマー値TsをTl(≧Ts)
に設定変更して再開を試みる手順と、S≦Sminの場
合は、恒久的に回線状況が悪いと判断する手順と、ウェ
イトタイマー値Tsで再開を試みる手順を、コンピュー
タに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュー
タが読み出し可能な記憶媒体である。
【0015】前記本発明の手段によれば、中断再開が可
能なファイルのダウンロードを行う場合に、ダウンロー
ドの中断再開タイマー値を可変とし、データダウンロー
ドが成功している時の平均スループット(not=直前
のスループット)を保持し、中断発生時には、そのスル
ープットをパラメータとして、スループット高で予め設
定した回数連続して中断が発生したら、中断再開タイマ
ー値を長くし、スループット低なら何度連続して中断が
発生しても、中断再開タイマー値を維持することによ
り、クライアントとサーバの間のトラフィックを軽減で
きるので、できるだけ早くダウンロードを完了させるこ
とができる。また、クライアントとサーバ間で有料の回
線を利用する場合は、無駄な回線使用コストを軽減でき
る。
【0016】以下に、本発明について、本発明による実
施形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明による一実施形態は、ダウ
ンロードの中断再開タイマー値の制御方法において、生
じる中断再開タイマーの制御方法として、ダウンロード
が中断した際、ダウンロードするサーバマシンとの過去
X(Xは固定値、設定により可変)秒のスループットS
が事前に設定した閾値Smin以上(S≧Smin)で
あった場合は、一時的な回線または一時的なサーバ障害
の疑いと判定し、(F−1)回(Fは固定値、設定によ
り可変)は、ウェイトタイマー値Ts(短時間)で再開
を試みる。F回以上連続して再開に失敗した場合は、何
らかの一時的障害が発生したと判定し、ウェイトタイマ
ー値TsをTl(≧Ts)に設定変更して再開を試み
る。
【0018】また、S≦Sminの場合は、恒久的に回
線状況が悪いと判断し、ウェイトタイマー値Ts(短時
間)で再開を試みる。
【0019】ここで、Tl、Tsは、ともに回線の実効
帯域が理想値の場合、ダウンロードが中断せずに完了し
たと仮定した場合の予想ファイル転送時間(Tdow
n)に対しては、非常に短い値とする。すなわち、Td
own≫Tl>Tsである。具体的には、ダウンロード
対象のファイルサイズが、8MB(=64000kbi
t)で、回線帯域が64kbit/secの場合は、T
down=64000/64=1000secとなり、
この場合の、Tl、Tsはそれぞれ60sec、10s
ec程度を想定している。勿論、これらの値は、状況に
応じて、適切な値に設定することが望ましいし、もしく
は、ファイルのダウンロードを実行する毎に回線速度と
ファイルサイズファイルから適切なTl、Tsを計算し
て、設定する方法でもよい。
【0020】前記のダウンロード中断再開におけるウェ
イトタイマー値Tsの制御方法が、無駄なトラフィック
を抑制しつつ、できるだけ速くダウンロードを完了させ
る根拠としては、以下の(a)及び(b)が挙げられ
る。
【0021】(a)ダウンロード実行時のスループット
が高くて、ダウンロードが中断した場合は、サーバまで
の回線状況が一時的に悪化して、ダウンロードが中断し
たと推定される。通常は、数回(以下、F回とする)の
リトライでダウンロード再開に成功することが普通であ
り、もし、F回のリトライでダウンロード再開に成功し
なかった場合も、再開後、高いスループットでのダウン
ロードが期待されるので、F+1回以降のリトライは、
ウェイトタイマー値Tsを長めに設定しても、トータル
の転送時間は、短く完了する。
【0022】(b)ダウンロード実行時のスループット
が低くて、ダウンロードが中断した場合は、サーバまで
の回線状況が一時的ではなく、恒久的に悪く、ダウンロ
ードが中断しやすい状態と考えられる。よってダウンロ
ードの中断が回線状況が悪いことが原因で頻繁に生じる
ことが予想されるため、再開までのウェイトタイマー値
を大きくすることは、意味がなく、逆に、頻繁にアクセ
スして、少しずつのデータ量でもよいから、ダウンロー
ドを実行したほうが効率的である。
【0023】本発明を実現するダウンロード方法及びそ
のプログラムを記憶した記憶媒体の中には、ファイル転
送実行部とファイル転送制御部の2つを設ける。
【0024】ファイル転送実行部は、サーバから実際に
データを受信、格納するモジュールである。ダウンロー
ドアルゴリズムは、中断再開に対応しているプロトコル
である必要があり、現時点では、HTTPのファイル受
信プロトコルが望ましい。勿論、将来的にFTP等のT
CP/IP汎用ファイル転送プロトコルが中断再開に対
応すれば、そのプロトコルであってもよいし、TCP/
IPを使っていれば、独自のプロトコルでもよい。
【0025】前記ファイル転送実行部は、既存のファイ
ル転送モジュールであり、特に新規性はないが、ダウン
ロード状況として、 i)データを全て受信完了したか? ii)データを受信失敗してダウンロードを中断したか? iii)データを受信実行中で、かつ残りのデータがあるか
? を外部のモジュールから判定できるようにしておく必要
がある。
【0026】この実現手法の一例としては、プロセスの
終了時に、その終了の理由を示すステータスコードファ
イルを生成し、外部からそれを参照する方法があるが、
他にどんな方法でもダウンロード状況が判定できればそ
れでよい。
【0027】以下に、プロセスの終了時にステータスコ
ードファイルを生成する方法の代表例を以下に説明す
る。ステータスコードファイルの内容は、 (a)データを受信失敗してダウンロードを中断した場
合:エラー終了 (b)データを全て受信完了した場合:正常終了 (c)データを受信実行中で、かつ残りのデータがない
場合:ファイル未作成 とする。
【0028】また、ダウンロードのスループットを計算
するため、ダウンロードしたファイルサイズを保持し、
外部からそれを参照する機能も必要である。この実現手
法の一例として、ファイルをダウンロードする毎に、ダ
ウンロードしたファイルサイズを別のファイル(以下、
ダウンロード済みファイルサイズファイル)に記憶して
おく方法があるが、ファイルではなく、メモリ空間でも
よいし、他にどんな方法でもファイルサイズを保持でき
ればよい。
【0029】前記ファイル転送制御部は、前記ファイル
転送実行部に対して、ダウンロードの開始、再開及び再
開までのウェイトタイマー値Tsを制御するモジュール
である。
【0030】図1は、本実施形態の一実施例のファイル
転送制御部の動作を示すフローチャートである。図1に
おいて、各定数、変数の説明は、以下のとおりである。
【0031】初期設定を行う定数としては、 Ts:間隔の短いタイマー値(sec) Tl:間隔の長いタイマー値(Tl>Ts)(sec) Smin:回線状況良好と判定するスループットの最小
値 Fmin:高スループット状態でのデータ受信連続許容
失敗回数 Xtimer:スループットを観測する間隔 また、変数としては、 S:データ受信時の過去X秒のスループット(kbit
/sec) F:高スループット状態でのデータ受信連続失敗回数 Time:ダウンロード開始からの経過時間(secが
最小単位、端数は切り捨て)を用いる。
【0032】本実施例のファイル転送制御部は、図1に
示すように、ステップ(step)0をスタート(ST
ART)とする。ステップ0では、演算制御の初期値と
してS=0、F=0をセットし、ステップ1に進む。
【0033】ステップ1において、ファイル転送制御部
は、ファイル転送実行部に対してダウンロード開始指示
を出し、Time=0にセットし、ステップ2に進む。
【0034】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロード状況の判定は、ファイル転送実行
部からステータスコードファイルを読み出すことにより
行う。
【0035】ステータスコードファイルが生成されてい
ない場合は、データを受信成功し、かつ、残りのデータ
があると判定しステップ7に進む。
【0036】ステータスコードファイルの内容がエラー
終了の場合、ステップ3に進む。
【0037】ステータスコードファイルの内容が正常終
了の場合は、処理を終了する。
【0038】ステップ7では、データの受信が成功して
いるため変数Fを0にセットしステップ13に進む。
【0039】ステップ11では、ダウンロード時間(T
ime)が、設定値Xを既に経過しているか否かを判定
する。具体的には、Time≧Xを判定し、真なら、ス
テップ12に進む。偽なら、ステップ13に進む。
【0040】ステップ12では、ダウンロード時間(T
ime)が、スループットの測定タイミングであるかを
判定する。すなわち、Timeが、Xtimerの整数
倍か否かを判定する。具体的には、(Time)mod
(Xtimer)=0を判定し、真なら、ステップ8に
進む。偽なら、ステップ13に進む。
【0041】ステップ8では、過去X秒の平均スループ
ットを計算してSとして保持し、ステップ2へ進む。平
均スループットは、(ダウンロード済みファイルサイズ
ファイルの過去X秒の増加分)/Xの計算式から求め
る。ステップ13へ進む。
【0042】ステップ13では、ファイル転送制御部の
処理の負荷を軽減するため、処理を1秒に一回に制限す
るために、1秒のウェイトを置き、ステップ2へ遷移す
る。
【0043】ステップ3では、データ受信時の過去X秒
のスループットが回線状況良好と判定するスループット
の最小値よりも大きいか否かを判定する。具体的には、
S>Sminを判定し、真なら、一時的な回線またはサ
ーバ障害の疑いありと判定し、ステップ4に進む。偽な
ら、回線状況が良好でないと判定し、ステップ9に進
む。
【0044】ステップ4では、ここに遷移するのは高ス
ループット状態でのデータ受信連続失敗が一回増加した
場合であるから、Fを1インクリメントする。すなわ
ち、F=F+1の演算を行う。
【0045】ステップ5では、高スループット状態での
データ受信連続失敗が、高スループット状態でのデータ
受信連続許容失敗回数以上に達したかを判定する。具体
的には、F≧Fminを判定し、真なら、一時的な回線
またはサーバ障害発生と判定し、ステップ6に進む。偽
なら、ステップ9に進む。
【0046】ステップ6では、Tlのウェイトタイマー
値のウェイトを置く。そしてステップ10に進む。
【0047】ステップ9では、Tsのウェイトタイマー
値のウェイトを置く。そしてステップ10に進む。
【0048】ステップ10において、ファイル転送制御
部は、ファイル転送実行部に対してダウンロード再開指
示を出し、Time=0にセットし、ステップ2に進
む。
【0049】図2は、本実施形態のファイル転送実行部
の動作を示すフローチャートである。
【0050】本実施形態のファイル転送実行部は、図2
に示すように、ステップAは処理のスタート(STAR
T)である。これは、ファイル転送制御部から、ダウン
ロード開始指示を受信することにより、スタートする。
この時、ステータスコードファイルは消去し、ステップ
Bに進む。
【0051】ステップBで、ファイルのダウンロードを
試みる。ステップCに進む。
【0052】ステップCで、ダウンロードエラーが発生
したか否かを判定する。ダウンロードエラーが発生して
いたら、ステップHに進む。エラーが発生しておらず、
ダウンロードが正常に行えた場合は、ステップDに進
む。
【0053】ステップDで、受信したデータをファイル
に格納し、再開指示の場合は、従来ダウンロードしたフ
ァイルの後ろにデータをアペンドする。ステップEに進
む。
【0054】ステップEで、受信したファイルのデータ
長をダウンロード済みファイルサイズファイルに格納
し、ステップFに進む。
【0055】ステップFでは、ダウンロードが完了した
か否かを判定する。ダウンロードが完了していたらステ
ップGに進む。ダウンロードが未完了の場合は、ステッ
プBに進む。
【0056】ステップGでは、ステータスコードファイ
ルに正常終了を示す情報を書き込み、処理を終了する。
【0057】ステップHでは、ステータスコードファイ
ルにエラー終了を示す情報を書き込み、処理を終了す
る。
【0058】次に、ファイル転送制御部、ファイル転送
実行部、ポータルの各ノード間のシーケンスチャートの
例を図3、図4、図5に示す。ポータルは、ダウンロー
ドするコンテンツが格納されているサーバである。
【0059】図3は、中断が一度も発生せずに正常終了
した場合のシーケンスであり、図4は、中断が1回発生
したが、次の再開で復旧して、正常終了の場合のシーケ
ンスである。図5は、途中で中断し、そのまま時間切れ
の場合のシーケンスチャートである。
【0060】(実施例1)本実施形態の実施例1は、ダ
ウンロードクライアントソフトウェアがサーバからデー
タを受信し、ダウンロードエラーが発生しなかった場合
の処理の流れの実施例である。
【0061】本実施例1においての各種条件は、 ・コンテンツのファイルサイズ=8000KB=640
00bit ・回線帯域が64kbit/sec ・Tl=60sec ・Ts=10sec ・Smin=40(kbit/sec) ・Fmin=2(回) ・X=30sec ・Xtimer=5sec ・ダウンロード実行部のダウンロードプロトコル:HT
TPプロトコルによるダウンロード である。以下、前記図1及び図2のフローチャートにつ
いてファイル転送実行部及びファイル転送制御部の処理
の流れを時系列的に説明する。
【0062】(ファイル転送実行部の動作)図2に示す
ように、ファイル転送制御部からのダウンロード開始指
示を受けると処理を開始し、ステップBに進みHTTP
プロトコルによるダウンロードを実行する。ステップC
に進む。
【0063】ステップCでは、ダウンロードエラー発生
の判定を行う。ここでは、エラーが発生しなかったの
で、ステップDに進む。
【0064】ステップDで、受信したデータをファイル
に格納し、ステップEで、受信したデータ長をダウンロ
ード済ファイルサイズファイルに格納し、ステップFに
進む。ステップFではダウンロードが完了したか否かを
判定するが、ここでは、まだダウンロードが完了してい
ないので、ステップBに戻る。
【0065】ここで、ステップB→ステップC→ステッ
プD→ステップE→ステップF→ステップBを繰り返
す。
【0066】ここで、繰り返し処理の間、その時点で、
ダウンロード済みファイルの容量(=ダウンロード済み
ファイルサイズファイルの内容)は、単調に増えてい
く。すなわち、 Time=0secの時は、0kbit Time=1secの時は、64kbit Time=5secの時は、320kbit Time=10secの時は、640kbit Time=30secの時は、1920kbit Time=35secの時は、2240kbit Time=100secの時は、6400kbit Time=965secの時に、61760kbit Time=995secの時に、63680kbitで
ある。Time=1000secの時に、64000k
bitとなり、ステップFのダウンロード完了判定で、
ダウンロード完了と判定し、ステップGに進み、ステー
タスコードファイルをクリエイトして正常終了を示す情
報を書込み、ファイル転送実行部の処理を終了する。
【0067】(ファイル転送制御部の動作)図1におい
て、ステップ0でS=0、F=0と設定する。ステップ
1に進む。
【0068】ステップ1において、ファイル転送制御部
は、ファイル転送実行部に対してダウンロード開始指示
を出し、Timeを0secに設定し、ステップ2に進
む。
【0069】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロード状況の判定は、ファイル転送実行
部からステータスコードファイルを読み出すことにより
行う。この時点ではダウンロードが終了していないの
で、ステータスコードファイルが生成されていないの
で、データを受信成功し、かつ、残りのデータがあると
判定し、ステップ7に進む。
【0070】ステップ7では、データの受信が成功して
いるため変数Fを0にセットしステップ11に進む。
【0071】ステップ11では、Time≧Xを判定す
る。ここでは、Time=0、X=30であるため、偽
と判定されステップ13へ遷移する。ステップ13で1
秒のウェイトを置き、ステップ2へ遷移する。
【0072】以下、Time=30まで、ステップ2→
ステップ7→ステップ11→ステップ13の処理を繰り
返す。Time=30における、ステップ11の処理で
Time=30、X=30であるため、真と判定されス
テップ12へ遷移する。
【0073】ステップ12では、ダウンロード時間(T
ime)が、スループットの測定タイミングであるかを
判定する。すなわち、Timeが、Xtimerの整数
倍か否かを判定する。具体的には、(Time)mod
(Xtimer)=0を判定する。ここでは、10mo
d5=0なので、真と判定し、ステップ8に進む。
【0074】ステップ8では、過去X秒の平均スループ
ットを計算してSとして保持する。平均スループット
は、(ダウンロード済みファイルサイズファイルの過去
X秒の増加分)/Xの計算式から求めるが、ここでは、
ファイル転送実行部のダウンロード済みファイルサイズ
ファイルの過去X秒の増加分は1920kbit−0k
bit=1920kbitなので、1920kbit/
30sec=64(kbit/sec)となる。ステッ
プ13に進む。ステップ13では、1秒のウェイトを置
き、ステップ2へ遷移する。
【0075】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロード状況の判定は、ファイル転送実行
部からステータスコードファイルを読み出すことにより
行う。この時点ではダウンロードが終了していないの
で、ステータスコードファイルが生成されていないの
で、データを受信成功し、かつ残りのデータがあると判
定しステップ7に進む。
【0076】ステップ7では、データの受信が成功して
いるため変数Fを0にセットしステップ11に進む。ス
テップ11では、Time≧Xを判定する。ここでは、
Time=31、X=30であるため、真と判定されス
テップ12へ遷移する。
【0077】ステップ12では、ダウンロード時間(T
ime)が、スループットの測定タイミングであるかを
判定する。ここでは、31mod5=1なので、偽と判
定し、ステップ13に進む。
【0078】以下、Time=35までステップ2→ス
テップ7→ステップ11→ステップ12→ステップ13
の処理を繰り返す。
【0079】Time=35におけるステップ12の処
理で35mod5=0なので、真と判定し、ステップ8
に進む。ステップ8では、過去X秒の平均スループット
を計算してSとして保持する。平均スループットは、
(ダウンロード済みファイルサイズファイルの過去X秒
の増加分)/Xの計算式から求めるが、ここでは、ファ
イル転送実行部のダウンロード済みファイルサイズファ
イルの過去X秒の増加分は2240kbit−320k
bit=1920kbitなので、1920kbit/
30sec=64(kbit/sec)となる。ステッ
プ13に進む。
【0080】ステップ13では、ファイル転送制御部の
処理の負荷を軽減するため、処理を1秒に一回に制限す
るために、1秒のウェイトを置き、ステップ2へ遷移す
る。
【0081】以下、同様にステップ2〜ステップ13処
理を行い、Time=995となったとする。
【0082】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロード状況の判定は、ファイル転送実行
部からステータスコードファイルを読み出すことにより
行う。この時点ではダウンロードが終了していないの
で、ステータスコードファイルが生成されていないの
で、データを受信成功し、かつ残りのデータがあると判
定しステップ7に進む。
【0083】ステップ7では、データの受信が成功して
いるため変数Fを0にセットしステップ11に進む。ス
テップ11では、Time≧Xを判定する。ここでは、
Time=995、X=30であるため、真と判定され
ステップ12へ遷移する。
【0084】ステップ12では、ダウンロード時間(T
ime)が、スループットの測定タイミングであるかを
判定する。ここでは、995mod5=0なので真と判
定し、ステップ8に進む。ステップ8では、過去X秒の
平均スループットを計算してSとして保持する。平均ス
ループットは、(ダウンロード済みファイルサイズファ
イルの過去X秒の増加分)/Xの計算式から求めるが、
ここでは、ファイル転送実行部のダウンロード済みファ
イルサイズファイルの過去X秒の増加分は63680k
bit−61760kbit=1920kbitなの
で、1920kbit/30sec=64(kbit/
sec)となる。ステップ13に進む。
【0085】ステップ13では、ファイル転送制御部の
処理の負荷を軽減するため、処理を1秒に一回に制限す
るために、1秒のウェイトを置き、ステップ2へ遷移す
る。
【0086】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロード状況の判定は、ファイル転送実行
部からステータスコードファイルを読み出すことにより
行う。この時点ではダウンロードが終了していないの
で、ステータスコードファイルが生成されていないの
で、データを受信成功し、かつ残りのデータがあると判
定しステップ7に進む。
【0087】ステップ7では、データの受信が成功して
いるため変数Fを0にセットしステップ11に進む。ス
テップ11では、Time≧Xを判定する。ここでは、
Time=996、X=30であるため、真と判定され
ステップ12へ遷移する。
【0088】ステップ12では、ダウンロード時間(T
ime)が、スループットの測定タイミングであるかを
判定する。ここでは、996mod5=1なので、偽と
判定し、ステップ13に進む。ステップ13で1秒のウ
ェイトを置き、ステップ2へ遷移する。
【0089】以下、Time=999までステップ2→
ステップ7→ステップ11→ステップ12→ステップ1
3の処理を繰り返す。
【0090】Time=999におけるステップ13の
処理後、Time=1000になった時点でステップ2
に進む。
【0091】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロード状況の判定は、ファイル転送実行
部からステータスコードファイルを読み出すことにより
行う。この時点で、ダウンロードが終了しているので、
ステータスコードファイルが正常終了なためデータを全
て受信完了と判定し、ファイル転送処理部の処理を終了
する。
【0092】(実施例2)本実施形態の実施例2は、ダ
ウンロードクライアントソフトウェアがサーバからデー
タを受信し、ダウンロードエラーが発生した場合の処理
の流れの例である。本実施例2は、平均スループットが
64kbit/secの場合である。本実施例2におい
ての各種条件は、 ・コンテンツのファイルサイズ=8000KB=640
00bit ・回線帯域が64kbit/sec ・Tl=60sec ・Ts=10sec ・Smin=40(kbit/sec) ・Fmin=2(回) ・X=30sec ・Xtimer=5sec ・ダウンロード実行部のダウンロードプロトコル:HT
TPプロトコルによるダウンロード ・Time=35の時点でダウンロードが2回連続して
失敗し、その後、再開に成功した場合である。
【0093】以下、図1及び図2のフローチャートにつ
いてファイル転送実行部及びファイル転送制御部の処理
の流れを時系列的に説明する。
【0094】(ファイル転送実行部の動作)図2に示す
ように、ファイル転送制御部からのダウンロード開始指
示を受けると処理を開始し、ステップBに進みHTTP
プロトコルによるダウンロードを実行する。ステップC
に進む。
【0095】ステップCでは、ダウンロードエラー発生
の判定を行う。ここでは、エラーが発生しなかったの
で、ステップDに進む。
【0096】ステップDで、受信したデータをファイル
に格納し、ステップEで、受信したデータ長をダウンロ
ード済ファイルサイズファイルに格納し、ステップFに
進む。ステップFではダウンロードが完了したか否かを
判定するが、ここでは、まだダウンロードが完了してい
ないので、ステップBに戻る。
【0097】ここで、ステップB→ステップC→ステッ
プD→ステップE→ステップF→ステップBをTime
=35まで繰り返す。
【0098】前記繰り返し処理の間、その時点で、ダウ
ンロード済みファイルの容量(=ダウンロード済みファ
イルサイズファイルの内容)は、単調に増えていく。す
なわち、 Time=0secの時は、0kbit Time=1secの時は、64kbit Time=5secの時は、320kbit Time=10secの時は、640kbit Time=30secの時は、1920kbit Time=35secの時は、2240kbit である。
【0099】Time=35のステップCの時点でダウ
ンロードエラーが発生したので、ステップHに遷移し、
ステータスコードファイルにエラー終了を示す情報を書
込み、一旦処理を終了する。
【0100】ファイル転送制御部からのダウンロード再
開指示を受けると処理を開始し、ステップBにすすみH
TTPプロトコルによるダウンロードを実行する。ステ
ップCに進む。
【0101】ステップCでは、もう一度エラーが発生し
たので、ステップHに遷移し、ステータスコードファイ
ルにエラー終了を示す情報を書込み、一旦処理を終了す
る。
【0102】ファイル転送制御部からのダウンロード再
開指示を受けると処理を開始し、ステップBにすすみH
TTPプロトコルによるダウンロードを実行する。ステ
ップCに進む。
【0103】ステップCでは、ダウンロードエラー発生
の判定を行う。ここでは、エラーが発生しなかったの
で、ステップDに進む。
【0104】ステップDで、受信したデータを前回中断
したファイルの後ろに追記する形で格納し、ステップE
で、今回の再開処理で受信したデータ長をダウンロード
済ファイルサイズファイルに格納し、ステップFに進
む。ステップFではダウンロードが完了したか否かを判
定するが、ここでは、まだダウンロードが完了していな
いので、ステップBに戻る。
【0105】ここで、ステップB→ステップC→ステッ
プD→ステップE→ステップF→ステップBをTime
=965まで繰り返す。
【0106】 Time=0secの時は、0kbit Time=30secの時は、1920kbit Time=930secの時に、59520kbit Time=960secの時に、61440kbit となり、ステップFのダウンロード完了判定で、ダウン
ロード完了と判定し、ステップGに進み、ステータスコ
ードファイルをクリエイトして正常終了を示す情報を書
込み、ファイル転送実行部の処理を終了する。
【0107】(ファイル転送制御部の動作)図1に示す
ように、ステップ0でS=0、F=0と設定する。ステ
ップ1に進む。ステップ1において、ファイル転送制御
部は、ファイル転送実行部に対してダウンロード開始指
示を出し、Timeを0secに設定し、ステップ2に
進む。
【0108】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロード状況の判定は、ファイル転送実行
部からステータスコードファイルを読み出すことにより
行う。この時点ではダウンロードが終了していないの
で、ステータスコードファイルが生成されていないの
で、データを受信成功し、かつ残りのデータがあると判
定しステップ7に進む。
【0109】ステップ7では、データの受信が成功して
いるため変数Fを0にセットしステップ11に進む。ス
テップ11では、Time≧Xを判定する。ここでは、
Time=0、X=30であるため、偽と判定されステ
ップ13へ遷移する。ステップ13で1秒のウェイトを
置き、ステップ2へ遷移する。
【0110】以下、Time=30まで、ステップ2→
ステップ7→ステップ11→ステップ13の処理を繰り
返す。Time=30におけるステップ11の処理でT
ime=30、X=30であるため、真と判定されステ
ップ12へ遷移する。
【0111】ステップ12では、ダウンロード時間(T
ime)が、スループットの測定タイミングであるかを
判定する。すなわち、Timeが、Xtimerの整数
倍か否かを判定する。具体的には、(Time)mod
(Xtimer)=0を判定する。ここでは、10mo
d5=0なので、真と判定し、ステップ8に進む。
【0112】ステップ8では、過去X秒の平均スループ
ットを計算してSとして保持する。平均スループット
は、(ダウンロード済みファイルサイズファイルの過去
X秒の増加分)/Xの計算式から求めるが、ここでは、
ファイル転送実行部のダウンロード済みファイルサイズ
の過去X秒の増加分は、1920kbit−0kbit
=1920kbitなので、1920kbit/30s
ec=64(kbit/sec)となる。これをSとし
て保持する。ステップ13に進む。ステップ13では、
1秒のウェイトを置き、ステップ2へ遷移する。
【0113】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロードの状況の判定は、ファイル転送実
行部からステータスコードファイルを読み出すことによ
り行う。この時点ではダウンロードが終了していないの
で、ステータスコードファイルが生成されていないの
で、データを受信成功し、かつ残りのデータがあると判
定し、ステップ7に進む。
【0114】ステップ7では、データの受信が成功して
いるため、変数Fを0にセットしステップ11に進む。
【0115】ステップ11では、Time≧Xを判定す
る。ここでは、Time=31、X=30であるため、
真と判定されステップ12へ遷移する。ステップ12で
は、ダウンロード時間(Time)が、スループットの
測定タイミングであるかを判定する。ここでは、31m
od5=1なので、偽と判定し、ステップ13に進む。
【0116】以下、Time=35までステップ2→ス
テップ7→ステップ11→ステップ12→ステップ13
の処理を繰り返す。
【0117】Time=35におけるステップ2では、
ダウンロードの状況を判定する。ダウンロード状況の判
定は、ファイル転送実行部からステータスコードファイ
ルを読み出すことにより行う。この時点で、ダウンロー
ドが終了しているので、ステータスコードファイルがエ
ラー終了であるためデータを受信失敗と判定し、ステッ
プ3へ遷移する。
【0118】ステップ3では、データ受信時の過去X秒
のスループットが回線状況良好と判定するスループット
の最小値よりも大きいか否かを判定する。具体的には、
S>Sminを判定する。ここでは、64(kbit/
sec)>40(kbit/sec)が真なので、一時
的な回線またはサーバ障害の疑いありと判定し、ステッ
プ4に進む。ステップ4では、ここに遷移するのは高ス
ループット状態でのデータ受信連続失敗が一回増加した
場合であるから、Fを1インクリメントする。すなわ
ち、F=0+1=1となり、Fに1をセットし、ステッ
プ5に遷移する。
【0119】ステップ5では、高スループット状態での
データ受信連続失敗が、高スループット状態でのデータ
受信連続許容失敗回数以上に達したかを判定する。具体
的には、F≧Fminを判定する。ここでは、1≧2が
偽なので、ステップ9に進む。
【0120】ステップ9では、Ts=10秒のウェイト
タイマー値のウェイトを置く。そしてステップ10に進
む。ステップ10において、ファイル転送制御部は、フ
ァイル転送実行部に対してダウンロード再開支持を出
し、Time=0にセットし、ステップ2に進む。
【0121】Time=0におけるステップ2では、ダ
ウンロードの状況を判定できる。ダウンロード状況の判
定は、ファイル転送実行部からのステータスコードファ
イルを読み出すことにより行う。この時点で、ダウンロ
ードが終了しているので、ステータスコードファイルが
エラー終了なためデータを受信失敗と判定し、ステップ
3へ遷移する。
【0122】ステップ3では、データ受信時の過去X秒
のスループットが回線状況良好と判定するスループット
の最小値よりも大きい否かを判定する。具体的には、S
>Sminを判定する。ここでは、64(kbit/s
ec)>40(kbit/sec)が真なので、一時的
な回線またはサーバ障害の疑いありと判定し、ステップ
4に進む。
【0123】ステップ4では、ここに遷移するのは、高
スループット状態でのデータ受信連続失敗が一回増加し
た場合であるから、Fを1インクリメントする。すなわ
ち、F=1+1=2となり、Fに2をセットし、ステッ
プ5に遷移する。
【0124】ステップ5では、高スループット状態での
データ受信連続失敗が、高スループット状態でのデータ
受信連続失敗許容失敗回数以上に達したかを判定する。
具体的には、F≧Fminを判定する。ここでは、2≧
2が真なので、一時的な回線またはサーバ障害発生と判
定し、ステップ6に進む。
【0125】ステップ6では、Tl=60秒のウェイト
タイマー値のウェイトを置く。そしてステップ10に進
む。ステップ10において、ファイル転送制御部は、フ
ァイル転送実行部に対してダウンロード再開指示を出
し、Time=0にセットし、ステップ2に進む。
【0126】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロード状況の判定は、ファイル転送実行
部からステータスコードファイルを読み出すことにより
行う。この時点ではダウンロードが終了していないの
で、ステータスコードファイルが生成されていないの
で、データを受信成功し、かつ、残りのデータがあると
判定しステップ7に進む。
【0127】ステップ7では、データの受信が成功して
いるため変数Fを0にセットしステップ11に進む。ス
テップ11では、Time≧Xを判定する。ここでは、
Time=0、X=30であるため、偽と判定されステ
ップ13へ遷移する。ステップ13で1秒のウェイトを
置き、ステップ2へ遷移する。
【0128】以下、Time=30まで、ステップ2→
ステップ7→ステップ11→ステップ13の処理を繰り
返す。Time=30における、ステップ11の処理で
Time=30、X=30であるため、真と判定されス
テップ12へ遷移する。
【0129】ステップ12では、ダウンロード時間(T
ime)が、スループットの測定タイミングであるかを
判定する。すなわち、Timeが、Xtimerの整数
倍か否かを判定する。具体的には、(Time)mod
(Xtimer)=0を判定する。ここでは、10mo
d5=0なので、真と判定し、ステップ8に進む。
【0130】ステップ8では、過去X秒の平均スループ
ットを計算してSとして保持する。平均スループット
は、(ダウンロード済みファイルサイズファイルの過去
X秒の増加分)/Xの計算式から求めるが、ここでは、
ファイル転送実行部のダウンロード済みファイルサイズ
ファイルの過去X秒の増加分は、1920kbit−0
kbit=1920kbitなので、1920kbit
/30sec=64(kbit/sec)となる。ステ
ップ13に進む。ステップ13では、1秒のウェイトを
置き、ステップ2へ遷移する。
【0131】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロード状況の判定は、ファイル転送実行
部からステータスコードファイルを読み出すことにより
行う。この時点ではダウンロードが終了していないの
で、ステータスコードファイルが生成されていないの
で、データを受信成功し、かつ、残りのデータがあると
判定しステップ7に進む。
【0132】ステップ7では、データの受信が成功して
いるため変数Fを0にセットしステップ11に進む。ス
テップ11では、Time≧Xを判定する。ここでは、
Time=31、X=30であるため、真と判定されス
テップ12へ遷移する。
【0133】ステップ12では、ダウンロード時間(T
ime)が、スループットの測定タイミングであるかを
判定する。ここでは、31mod5=1なので、偽と判
定し、ステップ13に進む。
【0134】以下、Time=35までステップ2→ス
テップ7→ステップ11→ステップ12→ステップ13
の処理を繰り返す。Time=35におけるステップ1
2の処理で35mod5=0なので、真と判定し、ステ
ップ8に進む。ステップ8では、過去X秒の平均スルー
プットを計算してSとして保持する。
【0135】平均スループットは、(ダウンロード済み
ファイルサイズファイルの過去X秒の増加分)/Xの計
算式から求めるが、ここでは、ファイル転送実行部のダ
ウンロード済みファイルサイズファイルの過去X秒の増
加分は2240kbit−320kbit=1920k
bitなので、1920kbit/30sec=64
(kbit/sec)となる。ステップ13に進む。
【0136】ステップ13では、ファイル転送制御部の
処理の負荷を軽減するため、処理を1秒に一回に制限す
るために、1秒のウェイトを置き、ステップ2へ遷移す
る。
【0137】以下、同様にステップ2〜ステップ13処
理を行い、Time=955となったとする。
【0138】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロード状況の判定は、ファイル転送実行
部からステータスコードファイルを読み出すことにより
行う。この時点ではダウンロードが終了していないの
で、ステータスコードファイルが生成されていないの
で、データを受信成功し、かつ残りのデータがあると判
定しステップ7に進む。
【0139】ステップ7では、データの受信が成功して
いるため変数Fを0にセットしステップ11に進む。ス
テップ11では、Time≧Xを判定する。ここでは、
Time=960、X=30であるため、真と判定され
ステップ12へ遷移する。ステップ12では、ダウンロ
ード時間(Time)が、スループットの測定タイミン
グであるかを判定する。ここでは、960mod5=0
なので真と判定し、ステップ8に進む。
【0140】ステップ8では、過去X秒の平均スループ
ットを計算してSとして保持する。平均スループット
は、(ダウンロード済みファイルサイズファイルの過去
X秒の増加分)/Xの計算式から求めるが、ここでは、
ファイル転送実行部のダウンロード済みファイルサイズ
ファイルの過去X秒の増加分は61440kbit−5
9520kbit=1920kbitなので、1920
kbit/30sec=64(kbit/sec)とな
る。ステップ13に進む。ステップ13では、ファイル
転送制御部の処理の負荷を軽減するため、処理を1秒に
一回に制限するために、1秒のウェイトを置き、ステッ
プ2へ遷移する。
【0141】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロード状況の判定は、ファイル転送実行
部からステータスコードファイルを読み出すことにより
行う。この時点ではダウンロードが終了していないの
で、ステータスコードファイルが生成されていないの
で、データを受信成功し、かつ、残りのデータがあると
判定しステップ7に進む。ステップ7では、データの受
信が成功しているため変数Fを0にセットしステップ1
1に進む。
【0142】ステップ11では、Time≧Xを判定す
る。ここでは、Time=961、X=30であるた
め、真と判定されステップ12へ遷移する。ステップ1
2では、ダウンロード時間(Time)が、スループッ
トの測定タイミングであるかを判定する。ここでは、9
61mod5=1なので、偽と判定し、ステップ13に
進む。ステップ13で1秒のウェイトを置き、ステップ
2へ遷移する。
【0143】以下、Time=964までステップ2→
ステップ7→ステップ11→ステップ12→ステップ1
3の処理を繰り返す。Time=964におけるステッ
プ13の処理後、Time=965になった時点でステ
ップ2に進む。
【0144】ステップ2では、ダウンロードの状況を判
定する。ダウンロード状況の判定は、ファイル転送実行
部からステータスコードファイルを読み出すことにより
行う。この時点で、ダウンロードが終了しているので、
ステータスコードファイルが正常終了なためデータを全
て受信完了と判定し、ファイル転送処理部の処理を終了
する。
【0145】(実施例3)以下、前記本発明の帯域が保
証されていないデータ配信システム(ネットワーク)に
おける、ファイル転送の中断再開が可能なダウンロード
方法の処理手順のを、コンピュータが実行するためのプ
ログラムを記憶した記憶媒体を、音楽配信サービスシス
テムヘ適用した場合の実施例3を記述する。
【0146】(実施例3において使用する通信ノード)
本実施例3においては、以下の5つを通信ノードとす
る。 ・ユーザ登録端末(以下ユーザ登録端末) ・予約端末(以下予約端末) ・お客様のPC(以下PC) ・ホームゲートウェイ(以下HGW) ・音楽配信ポータルサイト(以下ポータル) である。各通信ノード間は、TCP/IPのネットワー
クで接続されている。
【0147】ユーザ登録端末及び予約端末は、ポータル
にインターネット経由で接続できることだけが、必要要
件である。
【0148】PCはLAN(TCP/IP)でHGWに
接続され、一台のHGWに一台のPCではなく複数のP
Cが接続することもあり得る。但し、本実施例3では、
一台のPCが接続されているものとして説明する。
【0149】HGWは、インターネットを介してポータ
ルに接続し、複数のHGWが存在する。本実施例3で
は、そのうちの1つのHGWに着目して説明する。
【0150】ポータルはインターネット上に1つのみと
する。ポータルは音楽コンテンツダウンロードサービス
を提供している。
【0151】(本音楽配信サービスシステムのポイン
ト)本音楽配信サービスシステムは、お客様がポータル
から音楽コンテンツを取得することを目的としている。
【0152】本音楽配信サービスシステムは、単にお客
様のPC上のダウンロードソフトで、音楽コンテンツが
存在するポータルからコンテンツをダウンロードするの
ではなく、ポータルにコンテンツの配信を予約すると決
まった時間にポータルからHGWにコンテンツを配信し
てくれて、予約したお客様だけがHGWに蓄積されたコ
ンテンツを取り出せるという特徴を持つ。但し、ポータ
ルからHGWへのデータ配信は、HGWがポータルから
データをダウンロードすることにより実現している。
【0153】以下、お客様がコンテンツを予約してから
データを取り出すまでのシーケンスをHGWが1つで、
ユーザがひとりの場合を例に説明する。次に、予約した
お客様だけがHGWに蓄積されたコンテンツを取り出せ
るためのユーザID認証方法を複数のユーザが存在する
事象で説明する。
【0154】本実施例3においても、ダウンロードの中
断再開タイマー値を可変とし、データダウンロード実行
中の平均スループットをパラメータとして中断再開タイ
マー値を制御して、無駄なトラフィックを抑制しつつ、
できるだけ速くダウンロードを完了させる処理を適用し
ているが、詳細は後述する。
【0155】(音楽の予約配信サービスにおける時系列
的な処理)以下、音楽の予約配信サービスにおける時系
列的な処理の説明を行う。以下の項番において、1.
3.1.と1.3.2(1.3.2.1.1.3.2.
2)については、準備処理であり、これらの処理は時系
列的にシーケンシャルでなくてもよい。また、これらの
処理は、後述する予約処理の前に終わっていればよい。
但し、1.3.2.1と1.3.2.2の順番はこの順
番に行うことが必須である。
【0156】1.3.3〜1.3.6は予約処理であ
り、予約端末からポータルに対する操作及びデータ送信
である。これらはシーケンシャルに行う必要がある。
【0157】1.3.7は配送処理であり、予約処理が
終わっていることが前提である。ポータルからHGWヘ
コンテンツを配送する仕組みを説明している。
【0158】1.3.8は、コンテンツ取り出し処理で
あり、配送処理が終了していることが前提である。HG
WからPCへのデータの取り出しについて説明してい
る。
【0159】これらを図示すると、図6のようになる。
【0160】(1.3.1音楽コンテンツの登録)音楽
コンテンツの登録は、ポータルサイト管理者が手動で行
う。管理者は、音楽コンテンツをポータルのダウンロー
ド用コンテンツ領域に置く。また、音楽コンテンツのリ
スト(以下、ポータルの曲目リスト)のページを用意す
る。・ポータルの曲目リストには、曲名、(アーティス
ト)、(レコード会社)、ファイルサイズ、(料金)を
登録する。( )内の情報は省略可能である。
【0161】(1.3.2ユーザ登録)1.3.2.1
ポータルサイトヘのユーザ登録はポータルルサイトで、
音楽配信サービスのユーザ登録を行う。ユーザ登録はロ
グインの前に予め行う必要があり、ユーザ登録端末から
ユーザが行う。必須で登録する項目は、以下の通りであ
る。 ・ユーザID ・パスワード ・HGW−ID(HGWへのダウンロード先を決定する
のに利用) ・接続環境(ダイヤルアップアナログ56k、ダイヤル
アップアナログ28k、ダイヤルアップISDN64
k、常時IP64k、LAN10M) ・利用サービス(INS(登録商標)テレホーダイ、テ
レホーダイ1800、テレホーダイ3600) なお、接続環境は、データ配信時のスループットを推定
するために使用する。接続環境(ISDN、アナログ5
6k、28k…)については、ユーザが設定した値を初
期値とするが、後に実行される1.3.7で実際に実行
された配信処理での平均的な通信速度(配信速度)を記
録しておき、それに応じて設定値を動的に変化させる方
法も考えられる。
【0162】以下の項目は、オプションとし、登録が望
ましいが、無くても運用可能である。 ・氏名 ・電話番号 ・連絡先メールアドレス ・ダウンロード完了通知用メールアドレス(連絡先用メ
ールアドレスと同じか違うか選択する。違うときは入力
してもらう。) 但し、ユーザIDは、ユーザを特定するIDであり、そ
の重複は許さない。従って、各項目は、ユーザIDに対
してバインドされる。
【0163】登録方法の一例としては、前記登録項目の
WEBの画面をポータルからユーザが登録端末に表示
し、ユーザは入力した情報を、HTTPのPOSTコマ
ンド等でユーザ登録端末からユーザに伝え、それを受け
取ったポータルはプロファイル保存ファイルに書き込む
という処理があげられる。但し、最終的に、ユーザが入
力した必須項目をポータル上のプロファイル保存ファイ
ルに書き込むことが目的であり、それができれば手段は
問わない。
【0164】(1.3.2.2HGWへのユーザ登録)
HWGへのユーザ登録は、1.3.2.1のポータルへ
のユーザ登録処理で発行されたユーザIDとパスワード
をHWG内部のユーザ登録ファイルに保持することを目
的とする処理である。
【0165】ユーザ登録ファイルは、ユーザIDとパス
ワードを対にして保存される。登録方法は、前記目的を
満たせれば問わないので、具体例は示さない。
【0166】(1.3.3予約処理/ログイン)ログイ
ンは、予約端末から行う。予約端末とはユーザ登録端末
と同一でも良いし、別でも良い。ログイン処理では、ユ
ーザが、予約端末から登録してあるユーザIDとパスワ
ードをポータルに伝え、ポータルではプロファイル保存
ファイルからユーザIDに対応するパスワードをチェッ
クした上で予約サービスのユーザIDを特定し、正しけ
れば音楽コンテンツ選択画面を予約端末に表示すること
が目的である。
【0167】ログイン処理の一例としては、予約端末の
WEBブラウザでユーザIDとパスワードのダイヤログ
ボックスをポータルから予約端末に表示し、ユーザは入
力した情報をHTTPのPOSTコマンド等で予約端末
からポータルに伝え、それを受け取ったポータルは、プ
ロファイル保存ファイルからユーザIDに対応するパス
ワードをチェックし正しい場合に、WEBブラウザ上に
音楽コンテンツ選択画面を表示するという処理が挙げら
れるが、前記目的を実現できれば、手段は問わない。
【0168】(1.3.4音楽コンテンツの選択)音楽
コンテンツの選択処理は、ユーザが獲得したい音楽コン
テンツの曲目をポータルに指定する処理である。音楽コ
ンテンツの曲目を予約端末からポータルに伝え、ポータ
ルがそれを保持し、アーカイブ処理に遷移することが目
的である。
【0169】音楽コンテンツの選択処理の一例として
は、予約端末のWEBブラウザに対して音楽コンテンツ
の曲目リストをポータルから予約端末に表示し、ユーザ
はダウンロードする曲を一曲または複数選択し、HTT
PのPOSTコマンド等で予約端末からポータルに伝
え、それを受け取ったポータルは、ユーザが指定した曲
を得て、アーカイブ処理に遷移するという処理が挙げら
れるが、前記処理を実現できれば、手段は問わない。
【0170】(1.3.5アーカイブ処理)ポータル
が、1.3.4で指定されたひとつまたは複数の音楽コ
ンテンツを、ひとまとめにしてアーカイブしてそのUR
Lとファイルの実体を保持し、配信ポリシーの指定画面
に遷移することがアーカイブ処理の目的である。アーカ
イブ手段として、UNIX(登録商標)でよく使われる
tarやWindows(登録商標)でよく使われるZ
IP等の形式があるが、アーカイブできればアルゴリズ
ムは問わない。
【0171】以下、アーカイブ処理された音楽コンテン
ツをアーカイブと呼ぶ。アーカイブ処理を行う理由は、
一回の配送で指定された全部の音楽コンテンツを効率的
に配信することが期待されるためである。
【0172】(1.3.6配信ポリシーの指定)配信ポ
リシーの指定は、ユーザがポータルに配信ポリシーを指
定し、その上で予約が完了したことをユーザに伝えるこ
とが目的である。配信ポリシーの指定手段として、表1
の「時刻指定」の項目の項番1〜6、すなわち、「いま
すぐ」、「指定した時間から」、「指定した時間まで
に」、「一番安い時間」、「HGWの未使用時」からユ
ーザが1つ選んでポータルに伝え、ポータルが配信ポリ
シーを保持することが必要である。
【0173】
【表1】 配信ポリシーの指定処理の一例としては、予約端末のW
EBブラウザに対して表1の配信ポリシー表をポータル
から予約端末に表示し、ユーザは配信ポリシーを1つ選
択し、HTTPのPOSTコマンド等で予約端末からポ
ータルに伝え、それを受け取ったポータルは、ユーザが
指定した配信ポリシーを決定し、ポータルは予約端末の
WEBブラウザに対して、予約を受け付けたことを表示
するという処理が挙げられるが、上記目的を実現できれ
ば、手段は問わない。
【0174】以下、決定された配信ポリシーに従って、
1.3.6.1〜1.3.6.4の処理のいずれかを実
行する。これらの処理のポイントは、配信開始時刻を設
定することである。その後、1.3.7の処理に遷移す
る。1.3.6.1今すぐ、配信開始時刻を指定無しと
設定する。配信終了期限は指定無しとする。1.3.
6.2指定した時間から、配信開始時刻を設定された時
刻に設定する。配信終了期限は指定無しとする。
【0175】
【表2】 表2は、時刻の指定方法に応じてコンテンツに価格変化
を付ける一例である。この例では、今すぐ、指定した時
間からの場合は通常のコンテンツ価格に対して10%の
割り増し料金をとり、一番安い時間を指定した場合は、
15%割引する。
【0176】本価格変化の手法を時刻の指定方法と併用
することにより、ユーザヘの配信時刻は平滑化サーバ及
びネットワークの負荷分散が行え、サーバ及びネットワ
ークコストが安くできるので、安価な設備でサーバ設備
を構築できる。
【0177】なお、これは現実の物流システムに例える
ならば、宅配便において到着時間を指定して、荷物の配
送を依頼する時間指定配送サービスなどと同じである。
【0178】通常、コンテンツをダウンロードする際は
ユーザが配信開始時刻を指定する。本手法においては、
ユーザが指定した範囲内でサーバが配信時刻を指定す
る。
【0179】これにより、ユーザの指定範囲によりサー
バ側の配信開始時刻を設定する際の自由度は変動する。
例えば、ユーザが「3日以内に」といった大まかな時間
を指定しただけならばサーバ側自由度は大きくなるが、
「3日の12時から13時の間に」といった詳細な指定
をするとサーバの自由度は小さくなる。サーバ側の自由
度が大きいと、そのオーダによる負荷を自由に分散でき
る。サーバ側の負荷分散の観点からは、ユーザのオーダ
はなるべくサーバ側自由度の大きなものの方が望まし
い。
【0180】この点に着目し、ユーザの配信オーダを、
サーバの配信時刻指定の自由度という点からとらえ、自
由度の大きなオーダに対してはコンテンツの料金や通信
料金を安くし、自由度の小さなオーダに対しては、それ
ら料金を安くして提供する。
【0181】宅配便の例においては、配送が集中する
「翌朝9時までに配送」という指定をすると、利用者は
その分の高い料金を支払う必要があり、通常の配送であ
る「翌日中で時間指定は特にしない」という指定の際に
は、高い料金は必要なく通常の料金で配送が可能である
のと、同様である。
【0182】1.3.6.3指定した時間までに(終了
時指定配信)、アーカイブのサイズと、接続環境の平均
通信速度から、配信開始時刻を決定する。
【0183】(1)アーカイブの配信に必要な時間を計
算する。 通信時間=(アーカイブのサイズ)/(接続環境の平均
通信速度) (2)指定された終了時間にちょうど配信が終了する時
刻を計算する。 配信開始最終時刻=配信終了期限−通信時間 (3)配信開始最終時刻から1時間前の時刻を配信開始
時刻とする。配信終了期限は、ユーザが選択した配信終
了期限を設定する。
【0184】1.3.6.4一番安い時間(最低コスト
配信)は、多量のアーカイブの配送が同時刻に集中する
のをさけるために、配信開始時刻については一定の時間
帯内でランダムに指定する。 ・テレホーダイ利用:テレホーダイ時間内で指定する。
23時から1時の間で配信開始時刻をランダムに指定。
配信終了期限は、1時に指定。 ・ISDN及びアナログのダイヤルアップ:24時間以
内で最も通信料の安い時間帯(最も通信料の安い時間帯
の計算方法は、ユーザの利用している通信会社の通信料
金テーブルを元に算出する)を考慮し、配信開始時刻を
ランダムに設定する。配信終了期限は指定無しとする。 ・IP常時接続:23時から1時を除いた時刻の中から
配信開始時刻をランダムに指定する。配信終了期限は指
定しない。
【0185】以上の1.3.6.1〜1.3.6.4の
いずれかで、配信開始時刻が決定される。 (1.3.7配信)1.3.7.1ポータル(ダウンロ
ードサーバ側)の処理は、ダウンロードすべきコンテン
ツを指定したメッセージとして「受取人情報、URL、
時刻指定プル情報」をメッセージ要素として設定したフ
ァイル転送要求メッセージをHGWへ送信する。各メッ
セージ要素には、以下の情報を格納する。
【0186】(メッセージ要素名) ・受取人情報:1.3.3で特定された本サービスのユ
ーザID(図7ではAAAA等)を設定。 ・URL:1.3.5で指定された、アーカイブファイ
ルのURLを設定。 ・時刻指定プル情報:1.3.6.1〜1.3.6.4
のいずれかで特定された、配信開始時刻及び配信終了期
限。
【0187】なお、ポータルからHGWへのファイル転
送要求メッセージの伝達手段は、ポータルからHGWヘ
ファイルを送信する方法ではなく、特願平10−497
71のテレポーリング技術により、HGWがポータルか
ら周期的にファイル転送要求メッセージをポーリング受
信する方法でもよい。
【0188】(1.3.7.2HGW(クライアント)
側の処理) 「ファイル転送要求」メッセージを受け取った場合、
「時刻指定プル情報」メッセージ要素で、配信開始時刻
が指定なしの場合は、即時に指定されたURLからのプ
ルを実行する(プルの定義は後述する)。
【0189】メッセージが時間指定ダウンロード
(「時刻指定プル情報」メッセージ要素に配信開始時刻
が含まれる)の場合は、HGWテーブルに登録する。登
録する内容は、受信したファイル転送要求メッセージ内
の「受取人情報」、「URL」、「時刻指定プル情報」
及び「ダウンロード終了ステータス」である。ダウンロ
ード終了ステータスは初期値として1(ダウンロード待
ち状態を示す)をセットする。
【0190】HGWでは、現在時刻が、時刻指定プル
情報の配信開始時刻以前になったHGWテーブルのレコ
ードについて、指定されたURLからのプルを開始す
る。プルを開始する時点で、ダウンロード終了ステータ
スを2(ダウンロード中を示す)にセットする。
【0191】ここで述べるプル(コンテンツセッショ
ン)は、HTTPあるいはFTPなどの一般的に用いら
れるプロトコルによりファイルを受信する処理である。
【0192】ここでは、レジューム機能を持つプロトコ
ルとして、HTTPダウンロードプロトコルによりHG
Wがファイルを受信したとする。ただし、ダウンロード
時刻をすぎても完了しない場合には、プルを中止する。
【0193】本実施例3では、プル処理において、HG
W(ダウンロードクライアント)がポータル(サーバ)
からアーカイブ(データ)を受信し、ダウンロードエラ
ーが発生しなかったとする。この場合、処理フローは、
前記実施例1と同様である。
【0194】(1.3.8コンテンツ取り出し処理)ユ
ーザがHGWに配送されたコンテンツをPCに対して取
り出すことが目的である。また、予約したユーザ以外が
コンテンツを取り出せないことも必須である。
【0195】以下、処理の一例を示す。ユーザは、PC
からユーザIDとパスワードをHGWに対して送信し、
HGWはユーザ登録ファイルをもとに、ユーザIDとパ
スワードを照合する。受け取ったユーザIDとパスワー
ドがユーザ登録ファイルに含まれている場合は、そのユ
ーザIDを持つユーザに対して配信されているコンテン
ツを、取り出し端末に渡す。この後、ユーザは、PC上
で、取り出し端末にあるコンテンツを自由に再生した
り、編集することができる。
【0196】予約したお客様だけがHGWに蓄積された
コンテンツを取り出せるためのユーザID認証方法につ
いて説明する。
【0197】本サービスでは、ポータルとHGWの双方
で利用ユーザを特定できるユーザIDを利用ユーザ毎に
付与する。ユーザIDは後述のユーザ登録時にポータル
にて登録するとともに、HGW側にも同一のユーザID
を登録しておく必要がある。
【0198】ユーザIDは、家庭内で複数の人が利用す
ることを想定し、HGWに複数の設定が可能である。ポ
ータルにおいては、ユーザID毎に配送すべきHGWの
IDをユーザ登録時に登録し、通常は注文したユーザの
ユーザIDに対して、登録されているHGWのIDに対
してTPPを利用した配送が行われる。また、HGWに
配送する時は、HGWに登録されているユーザID毎に
コンテンツを区分して登録し、特定のユーザIDのユー
ザのみがHGWに配送されたコンテンツを取り出せるよ
うにする(図7の例)。
【0199】図7に示されるHGWへのユーザ登録から
取り出しまでの方法について説明する。ここでは、例と
して、HGW(HGW−IDが100であるHGW、以
下HGW1)にはユーザが2名登録され、HGW(HG
W−IDが200であるHGW、以下HGW2)にはユ
ーザが1名登録されることを想定する。また、HGWか
らコンテンツを取り出すにはPCなどHGWに接続され
ているコンテンツ取り出し端末が必要である。
【0200】1)HGWへのユーザ登録処理 HGWには、そのHGWを利用するユーザが登録されて
いる必要がある。HGWへのユーザ登録は、ユーザのユ
ーザIDとパスワードを登録する処理である。HGWで
は、ユーザから入力されたユーザIDとパスワードをH
GW内部のユーザ登録ファイルに保持する。ここで、ユ
ーザIDの重複は許さない。また、ユーザ登録ファイル
は、ユーザIDとパスワードを対にして保存される。
【0201】この例においては、HGW1においては、
ユーザIDとしてAAAAを持つユーザ(以下ユーザA
AAA)、ユーザIDとしてBBBBを持つユーザ(ユ
ーザBBBB)の2名が登録する。
【0202】ユーザAAAAは、ユーザID(AAA
A)、パスワード ユーザBBBBは、ユーザID(BBBB)、パスワー
ド をHGWに登録する。ここで、各ユーザの登録するパス
ワードは任意の文字列を指定し登録出来る。
【0203】HGW2においては、ユーザIDとしてC
CCCを持つユーザ(ユーザCCCC)1名が登録す
る。ユーザCCCCは、ユーザID(CCCC)、パス
ワードをHGWに登録する。
【0204】2)予約配信処理 次に、ユーザが注文端末から予約したコンテンツを、ポ
ータルからHGWへ配信する処理がある。
【0205】ユーザの予約の処理については、詳細は後
述する。HGWへの配信処理は、例においては、ユーザ
AAAAは、コンテンツAの配信を予約し、同じくユー
ザBBBBはコンテンツB、ユーザCCCCはコンテン
ツCの配信を予約することを想定する。コンテンツは、
予約したユーザがユーザ登録をしてあるHGWへ配送さ
れる。つまり、ユーザAAAA、ユーザBBBBはとも
にHGW1にユーザ登録されているので、コンテンツA
及びコンテンツBはHGW1に配送される。コンテンツ
Cは、ユーザCCCCがユーザ登録されているHGW2
へ配送される。HGWへ配送されたコンテンツは、HG
Wに登録された各ユーザIDに対応して確保されている
メモリエリアに蓄積される。
【0206】3)HGWからのコンテンツ取り出し処理 HGWには複数のユーザが登録される場合があるため、
複数ユーザが予約した複数のコンテンツが1つのHGW
に同時に蓄積されている。その中から、各ユーザに対し
て、自分の予約したコンテンツのみを取り出させる必要
がある。つまり、HGWからコンテンツを取り出す際に
は、HGWに登録された各ユーザに自分の予約したコン
テンツのみの取り出しを許可し、他ユーザの予約したコ
ンテンツの取り出しは許可しないことになる。
【0207】HGWは、ユーザがコンテンツ取り出し端
末から入力したユーザIDとパスワードを受け取る。H
GWは、受け取ったユーザIDとパスワードを、ユーザ
登録ファイルに登録されているユーザIDとパスワード
とを照合する。受け取ったユーザIDとパスワードがユ
ーザ登録ファイルに含まれている場合は、そのユーザI
Dを持つユーザに対して配信されているコンテンツを、
取り出し端末に渡す。前記の例においては、HGW2に
は、ユーザはCCCCのみ1名登録されているので、H
GW2に配信され蓄積されているコンテンツCはユーザ
CCCCのみが取り出せばよい。
【0208】HGW1では、ユーザはAAAAとBBB
Bの2名が登録されている。HGW1に接続された取り
出し端末から、ユーザIDとしてAAAAとパスワード
を受け取ったときは、ユーザAAAAに対して配信され
ているコンテンツAを取り出し端末に渡す。同様に、ユ
ーザIDとしてBBBBとパスワードを受け取ったとき
は、ユーザBBBBに対して配信されているコンテンツ
Bを取り出し端末に渡す。
【0209】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形態(実施例)に基づき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施形態(実施例)に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは勿論である。
【0210】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0211】本発明によれば、クライアントとサーバの
間のトラフィックを軽減できる。
【0212】また、クライアントとサーバ間で有料の回
線を利用する場合は、無駄な回線使用コストを軽減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態(実施例)のファイル
転送制御部の動作を示すフローチャートである。
【図2】本実施形態のファイル転送実行部の動作を示す
フローチャートである。
【図3】本実施形態の中断が一度も発生せずに正常終了
した場合のシーケンスチャートである。
【図4】本実施形態の中断が1回発生したが、次の再開
で復旧して、正常終了の場合のシーケンスチャートであ
る。
【図5】本実施形態の途中で中断し、そのまま時間切れ
の場合のシーケンスチャートである。
【図6】本実施形態のHGWからPCへのデータの取り
出しについて説明するための図である。
【図7】本実施形態のユーザとHGWの関係を示す図で
ある。
【図8】従来のダウンロードレジュームのアルゴリズム
を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 博人 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 斉藤 隆一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B082 HA05 5B085 AA08 5K030 GA12 HA08 HB19 HC14 LD18 MB01 MB09 5K035 AA01 CC01 CC08 DD01 EE22 LL06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯域が保証されていないデータ配信シス
    テム(ネットワーク)における、ファイル転送の中断再
    開が可能なダウンロード方法において、ダウンロードの
    中断再開タイマー値を可変とし、データダウンロード実
    行中の平均スループットをパラメータとして中断再開タ
    イマー値を制御することを特徴とするダウンロード方
    法。
  2. 【請求項2】 帯域が保証されていないデータ配信シス
    テム(ネットワーク)における、ファイル転送の中断再
    開が可能なダウンロード方法において、ダウンロードが
    中断した際、ダウンロードするサーバマシンとの過去X
    (Xは固定値、設定により可変)秒のスループット(以
    下、Sと称する)が事前に設定した閾値(以下、Smi
    nと称する)以上(S≧Smin)であった場合は、一
    時的な回線または一時的なサーバ障害の疑いと判定し、
    (F−1)回(Fは固定値、設定により可変)は、短時
    間(ウェイトタイマー値Ts)で再開を試み、F回以上
    連続して再開に失敗した場合は、何らかの一時的障害が
    発生したと判定し、ウェイトタイマー値TsをTl(≧
    Ts)に設定変更して再開を試み、S≦Sminの場合
    は、恒久的に回線状況が悪いと判断し、短時間(ウェイ
    トタイマー値Ts)で再開を試みることを特徴とするダ
    ウンロード方法。
  3. 【請求項3】 帯域が保証されていないデータ配信シス
    テム(ネットワーク)における、ファイル転送の中断再
    開が可能なダウンロード方法の処理手順を、コンピュー
    タに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュー
    タが読み出し可能な記憶媒体であって、ダウンロードが
    中断した際、ダウンロードするサーバマシンとの過去X
    (Xは固定値、設定により可変)秒のスループット(以
    下、Sと称する)が事前に設定した閾値(以下、Smi
    nと称する)以上(S≧Smin)であった場合は、一
    時的な回線または一時的なサーバ障害の疑いと判定する
    手順と、(F−1)回(Fは固定値、設定により可変)
    は、短時間(ウェイトタイマー値Ts)で再開を試みる
    手順と、F回以上連続して再開に失敗した場合は、何ら
    かの一時的障害が発生したと判定する手順と、ウェイト
    タイマー値をTl(≧Ts)に設定変更して再開を試み
    る手順と、S≦Sminの場合は、恒久的に回線状況が
    悪いと判断する手順と、短時間(ウェイトタイマー値=
    Ts)で再開を試みる手順を、コンピュータに実行させ
    るためのプログラムを記憶したコンピュータが読み出し
    可能な記憶媒体。
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