JP2002031880A - 写真画像の作製方法 - Google Patents

写真画像の作製方法

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JP2002031880A
JP2002031880A JP2001194613A JP2001194613A JP2002031880A JP 2002031880 A JP2002031880 A JP 2002031880A JP 2001194613 A JP2001194613 A JP 2001194613A JP 2001194613 A JP2001194613 A JP 2001194613A JP 2002031880 A JP2002031880 A JP 2002031880A
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John R Fyson
リチャード フィソン ジョン
Louis E Friedrich
イー.フリードリッヒ ルイス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体排出物を最小限にすると同時に、発色現
像主薬等の酸化性の有機薬剤、及び時間の経過と伴に画
像を改変する場合がある過酸化物を確実に除去する簡単
な方法で写真材料を処理する方法を提供する。 【解決手段】 1層以上のハロゲン化銀乳剤層を含んで
なる像様露光された写真材料に写真画像を生成する方
法。前記材料をハロゲン化銀現像主薬を含む現像液で現
像すること、現像された材料の表面に、酸化された現像
主薬と反応して、現像がさらに進むのを防止する亜硫酸
塩化合物の溶液を適用すること、そして現像された材料
の表面に、残留している現像主薬を酸化する酸化剤の溶
液を適用することを含んでなり、前記亜硫酸塩化合物
が、前記酸化された現像主薬の全てと反応するのに十分
な量で存在し、そしてタンク中に浸漬させること以外の
方法で、亜硫酸塩の溶液及び酸化剤の溶液を前記材料に
適用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真材料の処理に関
する。特に、本発明はハロゲン化銀材料の化学処理を簡
単にし、使用する液体処理溶液の容量を少なくする。
【0002】
【従来の技術】通常、ハロゲン化銀材料は、処理溶液を
入れたディープタンクを備えた装置で処理される。この
溶液は、写真結果が、均質且つ一定であることが保証さ
れている範囲までは化学的に安定に維持される必要があ
る。
【0003】蒸発、酸素及び二酸化炭素等の大気中のガ
スとの相互作用による影響、並びに現像処理による影響
は、通常、補充技法によって補償されねばならない。こ
のことは、オペレータの介在及び/又は追加の溶液並び
にそれを正確に添加する手段の用意を必要とする。ま
た、安全且つコスト的に有効な方法で廃棄されねばなら
ない液体排液が生じる。そのような湿式化学システムは
一般的に清潔にしておくことが難しい。
【0004】低銀材料は、酸化された現像主薬を用い
て、カラー生成カプラーとの反応によって色素像を提供
する場合に、ハロゲン化銀結晶の現像から生じる現像主
薬の酸化を提供するのに必要な銀量をほんの少ししか用
いないと説明されている。これらの低銀材料は、通常、
レドックス増強又はRX処理を称せられる現像増強処理
における過酸化水素等の酸化剤の存在下で処理される。
そのようなプロセスでは、現像された銀像が、像様に、
酸化された現像主薬そしてその後の画像色素の生成を触
媒するために用いられる。そのような材料はプリント作
製に適している。
【0005】非常に低量のハロゲン化銀を用いると、画
質にほとんど影響を与えないで、画像中に現像された銀
を残すことが可能である(リサーチディスクロージャ
ー、1997年9月、638ページ)。ハロゲン化銀を非画像領
域中に残すことができることも提案されている。光によ
る劣化、例えば、ハロゲン化銀分光増感色素が光に曝露
されることによって分解されることによる劣化(米国特
許第5,441,843号明細書)、又はハロゲン化銀がより安
定な形態(例えば、ヨウ化銀)に変換されることによる
劣化(米国特許第5,246,822号明細書)対して、ハロゲ
ン化銀を安定にすることが可能である。
【0006】処理後に、処理時に生成した材料を除去す
るため、そして時間経過に伴って着色を生じる場合があ
る過剰の発色現像主薬及び過酸化水素を除去するため
に、材料を洗浄しなければならない。
【0007】使い切り処理システムが記載されている
(リサーチディスクロージャー、1997年9月、638ペー
ジ)。これらは、材料の表面に、均一な量又は像様量に
溶液適用が生じる方法で、溶液を適用することを要する
場合がある。インクジェット法を用いるカラーネガペー
パーの表面への現像剤の均一適用が、欧州特許出願第94
201050.5号に記載されている。米国特許第3,869,288号
明細書には、液滴をスプレーすることにより現像液を別
個適用することが記載されている。米国特許第5,200,30
2号明細書には、乾燥ゼラチン厚の「厚くても20倍」
の厚みの処理液の膜を形成するために現像液を塗布する
ことを含む処理方法が記載されている。均一に適用する
ことは、最大濃度領域と同じ薬剤量で処理される低濃度
領域を生じる。限定量の溶液が適用されると、この溶液
を使用して、未使用の薬剤又は処理時に生成するか放出
された薬剤を除去する機会が制限される。
【0008】有機物質を除去する方法(これは、処理さ
れた材料を洗浄する必要がない)が、PCT GB99/04319号
明細書に記載されている。この方法は、好適な支持体上
のゼラチン層にコートされた炭素の使用を必要とする。
この塗膜を処理される材料と一緒に積層し、炭素は、結
果として処理された材料から抽出される好ましくない薬
剤を吸着するために使用される。鮮鋭度コントロールの
ために用いられる可溶性色素及び未使用の発色現像主薬
の量を、この方法によって低いレベルに減らしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一貫した性能レベルを
維持するために、湿式化学現像システムは複雑である。
また、湿式化学現像システムは清潔に保つのが困難であ
る。このシステムは廃棄を要する液体排出物を生成す
る。このシステムは異なる薬剤浴におけるいくつかの処
理と、画像中に残留すると時間の経過に伴って画像を改
変する場合がある薬剤を除去するために用いられる洗浄
工程又は安定工程からなる。解決すべき問題は、液体排
出物を最小限にすると同時に、発色現像主薬等の酸化性
の有機薬剤、及び時間の経過と伴に画像を改変する場合
がある過酸化物を確実に除去する簡単な方法で写真材料
を処理する手段を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、1層以上のハ
ロゲン化銀乳剤層を含んでなる像様露光された写真材料
に写真画像を生成する方法であって、前記材料をハロゲ
ン化銀現像主薬を含む現像液で現像すること、現像され
た材料の表面に、酸化された現像主薬と反応して、現像
がさらに進むのを防止する亜硫酸塩化合物の溶液を適用
すること、そして現像された材料の表面に、残留してい
る現像主薬を酸化する酸化剤の溶液を適用することを含
んでなり、前記亜硫酸塩化合物が、前記酸化された現像
主薬の全てと反応するのに十分な量で存在し、そしてタ
ンク中に浸漬させること以外の方法で、亜硫酸塩の溶液
及び酸化剤の溶液を前記材料に適用する写真画像の生成
方法を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の方法を用いる写真材料
は、黒白又はカラーハロゲン化銀材料となることができ
る。好ましい態様では、この材料はカラーハロゲン化銀
材料、例えば、カラープリント又はフィルム材料であ
る。カラー写真材料では、酸化された現像主薬と画像色
素生成カプラーとの反応によって色素像を形成すること
ができる。発色現像における好ましいクラスの現像主薬
は、パラフェニレンジアミンクラスである。
【0012】写真処理の好ましい形態は、現像増強とし
ても知られているレドックス増強である。低銀材料を用
いることができることが現像増強処理の利点である。低
銀材料は、典型的に400mg/m2未満、好ましく
は、200mg/m2未満の銀を含有する。
【0013】好ましくは、亜硫酸塩化合物は亜硫酸水素
塩及びメタ重亜硫酸塩化合物である。好適な化合物の例
には、可溶性アルキル金属、アルカリ土類金属又はアン
モニウムの亜硫酸水素塩及びメタ重亜硫酸塩(例えば、
亜硫酸水素ナトリウム及びメタ重亜硫酸ナトリウム)が
含まれる。亜硫酸塩化合物の溶液は、0.02〜1モル
/L、好ましくは0.15〜0.5モル/Lの量で亜硫
酸塩化合物を含有することができる。
【0014】好ましくは、酸化剤は、ペルオキシ硫酸、
例えば、ペルオキシモノ硫酸(H2SO5)又はペルオキ
シジ硫酸(H228)等である。ペルオキシジ硫酸の
塩類は、単に、過硫酸塩類と呼ばれることも多い。好適
な化合物には、可溶性アルキル金属、アルカリ土類金属
又はアンモニウムのペルオキシモノ硫酸塩及び過硫酸塩
(例えば、ペルオキシモノ硫酸ナトリウム及び過硫酸ナ
トリウム)が含まれる。酸化剤の溶液は、0.02〜1
モル/L、好ましくは0.15〜0.5モル/Lの量で
酸化剤を含有することができる。酸化剤の濃度は、亜硫
酸塩化合物の濃度よりも低いのが好ましい。
【0015】現像された材料の表面に適用される亜硫酸
塩溶液と酸化剤溶液の総量は、100mL/m2を超え
ないことが好ましい。好ましい量は、20〜60mL/
2である。現像された材料の表面に適用される亜硫酸
塩溶液と酸化剤溶液の質量比は、5:1〜1:5となる
ことができる。これらの溶液を実質的に同じ量で用いる
ことが好ましい。亜硫酸塩溶液と酸化剤溶液の総量は、
実質的に排水を生じない量であることが好ましい。
【0016】亜硫酸塩溶液と酸化剤溶液をタンク中への
浸漬以外の手段で写真材料に適用する。好適な手段の例
には、微細なノズル、エアーブラシ、インクジェットヘ
ッドからの噴霧又はローラーを用いる適用が含まれる。
ローラーは表面パターンを有していても、また有してい
なくてもよく、又は例えばフエルト又はスポンジ等の吸
着材料で被覆されたローラーを用いてもよい。2つの別
個の適用が要求される場合、第二の溶液を、ノズル、エ
アーブラシ又はインクジェットヘッドを用いる噴霧等の
非接触法で適用することが好ましい。
【0017】好ましい態様では、亜硫酸塩溶液及び酸化
剤溶液を順に写真材料に適用する。酸化剤溶液を亜硫酸
塩溶液の適用の20秒以内に、より好ましくは10秒以
内に適用することが好ましい。
【0018】別の態様では、亜硫酸塩溶液及び酸化剤溶
液を、同時に写真材料に適用する。適用前にこれらの溶
液を一緒に混合する場合、混合して10秒以内にこの混
合物を適用することが好ましい。
【0019】本発明の方法の利点は、ほんの僅かの非常
に低容量の亜硫酸塩及び酸化剤溶液しか使用に必要とさ
れないことである。好ましくは、使用される溶液の容量
は実質的に排水が生じない量である。処理される写真材
料の膨潤によって、少量の溶液を適応させることができ
る。排水を生じることなく、追加の溶液を写真材料の表
面に適応させることができる。その後の当該材料の乾燥
によって好ましくない水を除去する。
【0020】カラー写真材料を処理する場合に、本発明
の方法は特に望ましい。この方法はコントロールされた
様式で写真材料に発色現像剤掃去剤(即ち、材料中の画
像形成カプラーに優先して酸化された発色現像主薬と反
応する亜硫酸塩化合物)を適用することを要する。そし
て、コントロールされた様式で酸化剤溶液を適用する。
必要ならば、これらの適用する溶液のpHを調節して、
発色現像主薬がフィルム中の画像色素と結合しないで、
この発色現像主薬掃去剤と反応することを確実にさせ
る。好ましくは、酸化剤は無色であり、無色の無害な生
成物を形成するか、又は少なくとも反応して、無色且つ
無害な生成物を形成する。
【0021】本発明の特に好ましい態様では、可溶性亜
硫酸水素塩(0.02〜1.0モル/L)又はメタ重亜
硫酸塩溶液を、噴霧、エアーブラシ又はインクジェット
ヘッドにより、現像されたカラー写真材料に、好ましく
は(但し、必須ではない)写真材料の膨潤よりも少ない
量で適用し、次いで過硫酸塩の溶液を、好ましくは(但
し、必須ではない)亜硫酸水素塩溶液よりも低濃度で、
そして好ましくは(但し、必須ではない)亜硫酸水素塩
又はメタ重亜硫酸塩溶液と同じ量で適用する。
【0022】本発明はいずれのハロゲン化銀写真材料も
用いることができる。写真要素は紙又は透明フィルムベ
ースを有する単色要素にも多色要素にもなることができ
る。多色要素は、スペクトルの3つの主領域のそれぞれ
に感度を有する色素像形成ユニットを有する。各ユニッ
トは所定のスペクトル領域に感度を有する単一の乳剤層
又は他種類の乳剤層を含むことができる。写真要素の層
は当該技術分野で知られているように、種々の順序とな
ることができる。別のフォー的では、スペクトルの3つ
の主領域のそれぞれに感度を有する乳剤を、単一のセグ
メント化層として配分することができる。
【0023】典型的な多色写真要素は、少なくとも一種
のシアン色素生成カプラーを関連して有する少なくとも
1つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含んでなるシアン色
素画像形成ユニット;少なくとも一種のマゼンタ色素生
成カプラーを関連して有する少なくとも1つの緑感性ハ
ロゲン化銀乳剤層を含んでなるマゼンタ画像形成ユニッ
ト;及び少なくとも一種のイエロー色素生成カプラーを
関連して有する少なくとも1つの青感性ハロゲン化銀乳
剤層を含んでなるイエロー色素画像形成ユニットを載せ
た支持体を含んで成る。この要素は、フィルター層、中
間層、オーバーコート層、下塗り層などの追加の層を有
していてもよい。本発明に用いる好適な材料は、リサー
チディスクロージャー、1994年9月、アイテム36544(イ
ギリス国、ハンプシャーP0107DQ エムスワース12aノー
スストリートダッドリーアネックスにあるKenneth Mas
on Publications社発行)に記載されているいずれの成
分を有することができる。
【0024】典型的な写真材料の記述はリサーチディス
クロージャー、1997年9月、613ページ、セクションIに
見ることができる。現像、漂白及び定着等の写真処理工
程は、それらの工程で使用される組成物(例えば、現像
主薬)と一緒に、例えば、リサーチディスクロージャ
ー、1994年9月、No. 365、セクションXIX及びXX並
びにリサーチディスクロージャー、1997年9月、613ペー
ジ、セクションXXIIIに記載されている。
【0025】写真処理の好ましい形態は、現像増強とし
ても知られているレドックス増強である。そのような処
理は周知であり、詳細は、リサーチディスクロージャ
ー、1997年9月、629〜630ページ、セクションXVIに
見ることができる。レドックス増強処理は、例えば、英
国特許第1,268,126号、同1,399,481号、同1,403,418号
及び同1,560,572号明細書に記載されている。そのよう
な処理では、カラー材料を現像して銀像(ほんの僅かの
量の銀しか有してなくてもよい)を生成し、その後レド
ックス増強溶液(即ち、現像剤と増強剤とを混合したも
の)で処理して、色素像を生成する。
【0026】現像剤−増強剤溶液は、発色現像主薬と、
触媒として作用する銀像の存在下で発色現像主薬を酸化
する酸化剤とを含有する。酸化された発色現像主薬はカ
ラーカプラーと反応して色素を生成する。生成される色
素の量は処理時間とカラーカプラーの有効性に依存する
が、通常の発色現像処理の場合のような画像中の銀量に
ほとんど依存しない。
【0027】好適な酸化剤の例には、過酸化水素及び過
酸化水素を提供する化合物、例えば、過酸化水素又は過
硫酸塩の付加化合物を含めたペルオキシ化合物、コバル
トヘキサアミン錯体を含めたコバルト(III)錯体、並
びに過ヨウ素酸塩が含まれる。そのような化合物の混合
物を用いることができる。
【0028】カラー材料の通常の処理(非−RX)で
は、銀像を漂白し、材料から全て銀を除去する、別個の
漂白浴及び定着浴又は漂白−定着浴を用いることができ
る。しかし、RX処理では、使用される写真材料中に少
量の銀が存在するので、画像の劣化が最小限であるとい
う理由で、漂白及び定着する処理工程を省略することが
可能である。
【0029】
【実施例】本発明を以下の例によってさらに具体的に説
明する。例1 未露光のKodak Edge 7(商標)ペーパーを標準Prime
(商標)処理薬剤を使ってミニラボで処理した。このコ
ーティング中のカプラーは未結合のままであるべきであ
る。同様に、完全に露光されたKodak Edge 7ペーパーを
同様に処理した。
【0030】処理されるペーパーのサンプルを、Kodak
Ektacolor Prime現像液に5秒間浸漬し、その後スキー
ジにかけて過剰の現像液を除去した。亜硫酸水素塩溶液
をエアーブラシを用いて表面に噴霧し、約20mL/m
2の被覆量を与えた。10秒後、同量の過硫酸塩溶液を
同じように適用した。この塗膜を1分間放置した。この
間、この塗膜はピンク色になり、その後白色に戻った。
この塗膜を室温で乾燥させて、CD3(4−N−エチル−
N−(β−メタンスルホンアミドエチル−o−トルイジ
ンセスキ硫酸塩を用いて、以下のテストに従って発色現
像液の存在する場合を試験した。
【0031】CD試験溶液:写真ペーパーに発色現像主薬
が保持される場合の試験溶液として、以下の溶液を用い
た。 ヘキサシアノ鉄 (III)酸カリウム 25g 炭酸ナトリウム 25g 水を加えて1Lとする
【0032】この溶液をペーパーの乾燥処理された領域
にスポットとして適用し、1分間放置した。このペーパ
ー全体を洗浄し、乾燥し、そして前記スポット領域の濃
度を測定し、現像液に浸漬されてない未処理ペーパー上
のスポット箇所(対照C1)と比較し、そして現像液に
浸漬された後、脱イオン水を2回噴霧して処理したペー
パー(対照C2)とも比較した。
【0033】結果
【表1】
【0034】この結果は、試験溶液によって酸化され、
ペーパー中でイオン化したカプラーとカップリングする
残留現像主薬に起因する大きな汚染が、C2中に存在す
ることを示す。現像液に浸漬されなかったペーパーは、
予想青濃度より高い濃度を有するが、多分、ペーパー中
の別の成分とのいくつかの反応によるものであろう。他
の試験溶液を使って本発明を示した。これらの濃度は全
て、発色現像主薬が分解されたことを示すC1の濃度と
類似していた。
【0035】十分に露光されたペーパーを用いた試験結
果を表IIに示す。
【表2】 この結果は処理溶液が色素を分解しないこと示す。
【0036】例2 次の混合現像/増強溶液で、Anti-Cal#5は、1−ヒドロ
キシ−エチリデン−1,1−ジホスホン酸であり、Anti
-Cal#8は、ジエチレントリアミンペンタ酢酸五ナトリウ
ム塩である。
【0037】 現像/増強溶液: Anti-Cal#5 0.5g Anti-Cal#8 0.8g 燐酸水素二カリウム 40g 硫酸ヒドロキシルアンモニウム(HAS) 1.3g CD3 5.5g 塩化カリウム 0.5g 過酸化水素(30%) 2.7g pH調節 11.5
【0038】 定着液: チオ硫酸ナトリウム 50g 酢酸 10mL 水を加えて1Lにする
【0039】 亜硫酸水素塩溶液 亜硫酸水素ナトリウム 25g 水を加えて1Lにする
【0040】 過硫酸溶液 過硫酸ナトリウム 5g 水を加えて1Lとする
【0041】低銀ペーパー(84mg/m2)を、セン
シトメータで中性ウェッジを通して1/10秒間露光し
た。次のように対照として、1つの細片を35℃で処理
した。 現像/増強 45秒 定着 45秒 洗浄(流水) 120秒 室温で乾燥
【0042】別の細片を現像/増強溶液で35℃で45
秒間処理し、20mL/m2の亜硫酸水素塩溶液がレイ
ダウンされるようにエアーブラシにかけた。約10秒
後、この細片をもう一つのエアーブラシにかけ、20m
L/m2の過硫酸塩溶液をレイダウンさせた。この細片
を放置して室温で乾燥させた。2つの細片をデンシトメ
ータ(ステータスA)を使って読み取り、特性曲線を比
較した。図1を参照されたい。写真特性が非常に似てい
ることが分かるであろう。
【0043】
【発明の効果】本発明の方法は現像後の洗浄工程を除去
する。水が、処理装置から供給されるか、又は処理装置
から除去される必要がない。この方法は、安定化タンク
及び/又は洗浄タンクの必要性を除くことによって、必
要な処理タンクの数を減らす。非常に低容量の液体を用
いることができるので、生成される排水が実質的にな
く、この方法を使用することができる。現像又は現像/
増強反応が停止される。発色現像主薬及び/又は過酸化
物が分解され、その結果発色現像主薬は材料中の未使用
のカプラーとは結合しない。写真材料、例えば、印画紙
(ペーパー)が安定化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】例2の手順による本発明に従って処理された材
料の特性曲線を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H016 AD00 AE00 AE02 BK00 BK03 BK04 BK07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1層以上のハロゲン化銀乳剤層を含んで
    なる像様露光された写真材料に写真画像を生成する方法
    であって、 前記材料をハロゲン化銀現像主薬を含む現像液で現像す
    ること、 現像された材料の表面に、酸化された現像主薬と反応し
    て、現像がさらに進むのを防止する亜硫酸塩化合物の溶
    液を適用すること、そして現像された材料の表面に、残
    留している現像主薬を酸化する酸化剤の溶液を適用する
    ことを含んでなり、 前記亜硫酸塩化合物が、前記酸化された現像主薬の全て
    と反応するのに十分な量で存在し、そしてタンク中に浸
    漬させること以外の方法で、亜硫酸塩の溶液及び酸化剤
    の溶液を前記材料に適用する写真画像の生成方法。
  2. 【請求項2】 現像が増強工程を伴う請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記亜硫酸塩化合物が、亜硫酸水素塩化
    合物又はメタ重亜硫酸塩化合物である請求項1に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 前記酸化剤が、ペルオキシ硫酸の塩であ
    る請求項1に記載の方法。
JP2001194613A 2000-06-28 2001-06-27 写真画像の作製方法 Pending JP2002031880A (ja)

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