JP2002031721A - 複合偏光板 - Google Patents

複合偏光板

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JP2002031721A
JP2002031721A JP2001156658A JP2001156658A JP2002031721A JP 2002031721 A JP2002031721 A JP 2002031721A JP 2001156658 A JP2001156658 A JP 2001156658A JP 2001156658 A JP2001156658 A JP 2001156658A JP 2002031721 A JP2002031721 A JP 2002031721A
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film
slow axis
plate
quarter
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Koji Azuma
浩二 東
Akiko Shimizu
朗子 清水
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光領域の広い波長範囲で優れた反射防止
性能を有し、見る角度による反射防止性能の低下が小さ
い複合偏光板を提供する。 【解決手段】 偏光フィルム1と2分の1波長板2と4
分の1波長板3とがこの順序で積層され、偏光フィルム
1の吸収軸と2分の1波長板2のフィルム面内の遅相軸
とのなす角度が10度〜20度または100度〜110
度で、2分の1波長板2のフィルム面内の遅相軸と4分
の1波長板3のフィルム面内の遅相軸とのなす角度が5
5度〜65度であり、2分の1波長板2の遅相軸が偏光
フィルム1の吸収軸と4分の1波長板3の遅相軸の間に
あり、かつ2分の1波長板2と4分の1波長板3はとも
に、式 Nz=(nx−nz)/(nx−ny)〔ここに
x、nyおよびnz はそれぞれ、面内遅相軸方向、面内
進相軸方向および厚み方向の屈折率を表す〕から求めら
れるNz係数が0.5〜1.5の範囲にある複合偏光板が
提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可視光波長領域の
広い波長範囲で良好な反射防止機能を有するとともに、
広い視認角度範囲で良好な反射防止機能を有する複合偏
光板に関する。
【0002】
【従来の技術】CRTなどの表示装置では、表示装置の
表面で反射される外光の影響によりコントラストが低下
したり、外光による不要な反射像が見えて表示が判別し
にくくなったりするなどの問題があった。反射防止機能
を有したフィルターを表示装置の表面に配置すること
で、この外光による影響を低減している。現在、このよ
うな反射防止機能を有するフィルターとしては、透明な
高分子シートの片面に偏光フィルムと4分の1波長板か
らなる円偏光板を積層したものが使用されている。
【0003】この円偏光板による反射防止機能の原理
は、「偏光フィルムの応用」(1986年2月10日、株式会
社シーエムシー発行)の35頁に記載されており、偏光
フィルムに4分の1波長板を、偏光フィルムの吸収軸と
4分の1波長板のフィルム面内の遅相軸とのなす角度が
45度となるように貼り合わせたものが示されている。
しかしながら、通常の4分の1波長板では、光の波長に
対して4分の1の大きさのレターデーション値を示す、
すなわち位相差として90度を示すのは、特定の波長に
対してのみであり、この特定波長から外れるにつれて反
射防止性能が低下することは、よく知られた事実であ
る。通常の4分の1波長板は、主に透明性に優れ、レタ
ーデーション値の均一性が高いポリカーボネート(以下
PCと称す)製のフィルムを延伸することにより製造さ
れている。波長550nmの光に対して4分の1の大きさ
である約138nmのレターデーション値を有するよう
に、すなわち約90度の位相差を有するように作製され
たPC製の4分の1波長板について、可視光領域におけ
る位相差の波長依存性を図14に示す。この図から分か
るように、波長に対する位相差が90度になっているの
は波長が約550nmの場合のみであり、波長が550nm
から外れるにつれ、各波長に対する位相差は90度から
外れてくる。その結果、波長550nmから外れた波長領
域においては反射防止性能が低下する。このようなPC
製4分の1波長板と偏光フィルムを貼り合わせた円偏光
板を鏡面のアルミニウム板に貼り付け、垂直方向から光
を入射して、その反射スペクトルにより反射防止効果を
測定した結果を図5に示す。反射率が低ければ反射防止
性能が高いことになるが、約550nmでの反射防止性能
は高いものの、波長が550nmから外れるに従って反射
防止性能が大きく低下する。なおこの測定では、鏡面の
アルミニウム板の反射率を100%としている。また、
約550nmの波長での反射率が理論的には0%となるも
のが実際には0%となっていないのは、偏光フィルム表
面での反射などの影響によるものである。
【0004】この反射防止性能の低下を改良するため
に、位相差の波長依存性をPCよりも可視光領域で90
度に近づけることができる材料として、ポリビニルアル
コール(PVA)フィルムやノルボルネン(NB)系高
分子フィルムを延伸した位相差フィルムも検討されてい
る。波長550nmの光に対して約130nmのレターデー
ション値を有するNB系高分子フィルムを用いた4分の
1波長板の位相差の波長依存性を図15に示す。PCと
比較して、可視光領域で各波長に対して位相差が90度
に近づいていることが分かる。このNB系高分子フィル
ムを用いた4分の1波長板と偏光フィルムを貼り合わせ
た円偏光板を鏡面のアルミニウム板に貼り付け、垂直方
向から光を入射して、その反射防止性能を測定した結果
を図6に示す。この図から分かるように、PC製の4分
の1波長板を用いたものと同様、約550nmでの反射防
止性能は高いものの、波長が550nmから外れるに従っ
て反射防止性能が大きく低下しており、反射防止性能の
大きな改良はできていない。
【0005】これをさらに改良するために、オレフィン
系高分子フィルムを延伸した位相差フィルムとPC製位
相差フィルムをフィルム面内の遅相軸が直交するように
貼り合わせて、可視光領域での位相差がほぼ90度とな
るようにした4分の1位相差板も開発されているが、オ
レフィン系高分子からなる位相差フィルムとして均一な
ものが得られにくく、見る角度が正面方向からズレた場
合に反射防止効果の低下が大きくて着色して見えるなど
の問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる状況に鑑み、本
発明者らは、偏光フィルムと2分の1波長板と4分の1
波長板をこの順序で特定の角度設定で貼り合わせ、さら
に特定の要件を付加することで、可視光領域の広い波長
範囲で優れた反射防止性能を有し、見る角度による反射
防止性能の低下が小さく、しかも量産性に優れた複合偏
光板が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(1)偏光フィルムと2分の1波長板と4分の1波長板
とがこの順序で積層されてなり、偏光フィルムの吸収軸
と2分の1波長板のフィルム面内の遅相軸とのなす角度
が10度〜20度で、2分の1波長板のフィルム面内の
遅相軸と4分の1波長板のフィルム面内の遅相軸とのな
す角度が55度〜65度であり、かつ2分の1波長板の
遅相軸が偏光フィルムの吸収軸と4分の1波長板の遅相
軸の間にある複合偏光板、(2)偏光フィルムと2分の
1波長板と4分の1波長板とがこの順序で積層されてお
り、偏光フィルムの吸収軸と2分の1波長板のフィルム
面内の遅相軸とのなす角度が100度〜110度で、2
分の1波長板のフィルム面内の遅相軸と4分の1波長板
のフィルム面内の遅相軸とのなす角度が55度〜65度
であり、かつ2分の1波長板の遅相軸が偏光フィルムの
吸収軸と4分の1波長板の遅相軸の間にある複合偏光
板、(3)上記何れか一の複合偏光板を用いた反射防止
フィルター、(4)上記何れか一の複合偏光板を用いた
反射防止機能付きタッチパネルに関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いる偏光フィルムに特
別な制限はなく、反射防止性能を重視する場合には偏光
性能が高いヨウ素系の偏光フィルムを用いればよく、ま
た耐久性が必要な場合には染料系の偏光フィルムを用い
るなど、適宜選択される。
【0009】2分の1波長板および4分の1波長板は、
透明性に優れる高分子フィルムを延伸して得られる、均
一なレターデーション値および均一な遅相軸方向を有す
る位相差フィルムであれば特に制限されない。用いる高
分子材料としては、セルロース系高分子、PC系高分
子、ポリアリレート系高分子、ポリエステル系高分子、
アクリル系高分子、ポリサルフォン、ポリエーテルサル
フォンなどを例示することができる。これらの高分子フ
ィルムの製膜法も、均一なフィルムが得られる方法であ
れば特に制限されないが、溶剤キャスト法により製膜し
たものが好ましく用いられる。また、得られた高分子フ
ィルムの延伸方法は、ロール間縦一軸延伸法やテンター
横延伸法が好ましく用いられる。本発明においては、均
一性と量産性に優れ、安価に製造できるビスフェノール
AからなるPCを用いた溶剤キャストフィルムを延伸し
た位相差フィルムを用いることができるため、産業上非
常に有利である。
【0010】本発明における複合偏光板は、図1に示す
ように、偏光フィルム1と2分の1波長板2と4分の1
波長板3とがこの順序で積層されてなるものである。ま
た、偏光フィルムの吸収軸と2分の1波長板のフィルム
面内の遅相軸と4分の1波長板のフィルム面内の遅相軸
との関係は、図2(a)に示すような、偏光フィルムの
吸収軸方向5と2分の1波長板のフィルム面内の遅相軸
方向7とのなす角度8が10度〜20度で、2分の1波
長板のフィルム面内の遅相軸方向7と4分の1波長板の
フィルム面内の遅相軸方向6とのなす角度9が55度〜
65度であり、かつ2分の1波長板の遅相軸方向7が偏
光フィルムの吸収軸方向5と4分の1波長板の遅相軸方
向6の間となるもの、または図2(b)に示すような、
偏光フィルムの吸収軸方向5と2分の1波長板のフィル
ム面内の遅相軸方向7とのなす角度が100度〜110
度で、2分の1波長板のフィルム面内の遅相軸方向7と
4分の1波長板のフィルム面内の遅相軸方向6とのなす
角度が55度〜65度であり、かつ2分の1波長板の遅
相軸方向7が偏光フィルムの吸収軸方向5と4分の1波
長板の遅相軸方向6の間となるものである。角度の測定
方向は、時計回りまたは反時計回りのいずれでもよい。
このような複合体とすることで、可視光領域の広い波長
範囲で良好な反射防止効果が得られるだけでなく、見る
角度による反射防止効果の低下も小さくできる。特に、
偏光フィルムの吸収軸と2分の1波長板のフィルム面内
の遅相軸とのなす角度が100度〜110度で、2分の
1波長板のフィルム面内の遅相軸と4分の1波長板のフ
ィルム面内の遅相軸とのなす角度が55度〜65度であ
り、かつ2分の1波長板の遅相軸が偏光フィルムの吸収
軸と4分の1波長板の遅相軸の間にあるものは、見る角
度による反射防止性能の低下が小さいので、好ましい。
【0011】本発明者らは、実際に各種PC製の位相差
フィルムを用い、各種の貼り合わせ構成の検討を行った
結果、上記の構成の複合偏光板が優れた反射防止性能を
有することを見出したものである。本発明による複合偏
光板が有する反射防止性能を図3に例示する。図3に示
すように、PC製4分の1波長板やNB系高分子製4分
の1波長板を用いた円偏光板による反射防止性能と比較
して、可視光領域の広い波長範囲で優れた反射防止性能
を示している。
【0012】本発明に用いる2分の1波長板および4分
の1波長板のそれぞれフィルム面内のレターデーション
値については、前者(R2/1)が250nm〜300nm、
後者(R1/4)が120nm〜155nmである。波長板の
レターデーション値の傾斜角度依存性については、下式
(1) Nz=(nx−nz)/(nx−ny) (1) 〔式中、nx は位相差板の面内遅相軸方向の屈折率を示
し、ny は位相差板の面内進相軸方向の屈折率を示し、
z は厚み方向の屈折率を示す。〕により求められるN
z係数が0.5〜1.5の範囲のものが用いられる。ここ
で、nx、nyおよびnz は、セナルモン法(Senarmont
Method)などの通常の方法により測定することができ
る。
【0013】本発明者らはこの効果をより詳細に検討す
るために、極めて一般的な2×2のジョーンズ・マトリ
ックスを用いた光学計算を行った。理想的な偏光フィル
ムとR1/2=275nmである2分の1波長板とR1/4=1
38nmである4分の1波長板とを用い、偏光フィルムの
吸収軸と2分の1波長板のフィルム面内の遅相軸とのな
す角度が15度、2分の1波長板のフィルム面内の遅相
軸と4分の1波長板のフィルム面内の遅相軸とのなす角
度が60度である複合偏光板を理想的な反射板に貼り付
けた場合の反射防止性能を計算したものを、図10に示
す(実施例1参照)。同様の仕様である実施例1に記載
する実際の複合偏光板の反射防止性能を示したものが図
3である。また、同様に計算したR1/4=133nm のP
C製4分の1波長板と偏光フィルムを貼り合わせた円偏
光板の反射防止性能を、図11に示す(比較例1および
図5参照)。これらの図より、本発明の複合偏光板が優
れた反射防止性能を有することが分かる。図3と図10
の違いおよび図5と図11の違いは、実際の複合偏光板
においては、偏光フィルム表面における反射光の影響や
微妙な貼り合わせ角度の精度などの影響によるものと考
えられる。これらの結果から、計算による検討において
は、図10と同様な反射防止性能が得られる複合偏光板
であれば、図3に示すような高い反射防止性能が得られ
ることが分かる。この検討により、2分の1波長板のR
2/1 および4分の1波長板のR1/4 としては、それぞれ
R2/1=250nm〜300nm、R1/4=120nm〜155
nmであるだけでなく、下式(2) |R1/2×0.5−R1/4|≦10 (2) の関係を満足すること、すなわち、R1/2×0.5−R1/
4 の絶対値が10nm以下であることが好ましいことが分
かった。このレターデーション値の組み合わせの好まし
い範囲について、図16に示す。図16において、実線
で囲まれた内側が好ましい範囲である。
【0014】本発明における複合偏光板を反射防止用途
に用いる場合について説明すると、上記したように通常
の偏光フィルムを用いた場合、偏光フィルムの表面にお
ける反射の影響により、反射光を完全に無くすことはで
きない。この反射光を防止または見えにくくすること
は、反射防止フィルターとして用いる場合により効果的
である。例えば、偏光フィルムの2分の1波長板との貼
合面の反対側に、表面に微細な凹凸を有する防眩性ハー
ドコート層を設けたり、ハードコート層を設けた上に誘
電体の多層膜により形成された反射防止層を設けたりす
ることが非常に有効である。
【0015】本発明による複合偏光板は反射防止性能に
優れることから、これをガラス板やアクリル樹脂シート
などの透明基板に貼り付けることにより、CRTなどの
表示装置に用いる反射防止性能に優れた反射防止フィル
ターを得ることができる。複合偏光板を透明基板の裏面
(表示装置側)に偏光フィルムが貼り合わせ面となるよ
うに貼り合わせる場合には、図12に例示する如く、透
明基板10の表側に、表面に凹凸を設けた防眩処理を施
すことや、誘電体の多層膜からなる反射防止層11を設
けることが好ましい。また、複合偏光板を透明基板の表
面(視認側)に4分の1波長板が貼り合わせ面となるよ
うに貼り合わせる場合には、偏光フィルムの表側に、前
述したような表面に凹凸を有する防眩処理を施すこと
や、誘電体の多層膜からなる反射防止層を設けることが
好ましい。
【0016】また、本発明における複合偏光板は、表示
装置の表面に配置されるタッチパネルの反射防止素子と
しても有効である。タッチパネルへの貼り付けは、反射
防止フィルターと同様にタッチパネルの表裏どちらの面
に貼り付けてもよい。タッチパネルによる表面反射およ
びタッチパネル内部の透明電極などによる反射を低減す
るには、タッチパネルの表側に偏光フィルムがくること
が好ましく、書き込みのためのペンや指の圧力をタッチ
パネルに伝達し易くするには、複合偏光板はタッチパネ
ルの裏面に貼り付けることが好ましい。これらを両立さ
せるためには、図13に例示する如く、複合偏光板の偏
光フィルム1のみをタッチパネル12の表側に、2分の
1波長板2と4分の1波長板3を貼り合わせたフィルム
をタッチパネル12の裏側に、それぞれ分離して貼り合
わせることがより好ましい。
【0017】本発明において、偏光フィルムと2分の1
波長板、2分の1波長板と4分の1波長板、複合偏光板
と透明基板、または複合偏光板とタッチパネルを貼り合
わせる方法は特に限定されないが、光学的に等方性であ
り、耐久性に優れた粘着剤を用いる方法が好ましく採用
される。粘着剤としては、透明性および耐久性に優れた
アクリル系粘着剤が特に好ましく用いられる。粘着剤の
厚みは、通常10μm〜50μm の範囲で用いられる。
【0018】
【発明の効果】本発明の複合偏光板は、優れた反射防止
性能を示すだけでなく、均一性、量産性に優れたもので
あり、表示装置用反射防止フィルターや反射防止機能付
きのタッチパネル、反射型液晶表示装置などに好適に用
いられる。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。なお、実
施例における反射防止性能は、複合偏光板を鏡面のアル
ミニウム板に粘着剤を用いて貼り付け、垂直方向から光
を入射して、その反射スペクトルにより評価した。この
測定では、鏡面のアルミニウム板の反射率を100%と
した(測定器:TFM-120AFT、株式会社オーク製作所
製)。また、見る角度による反射防止効果の変化につい
ては、鏡面のアルミニウム板に粘着剤を用いて貼り付け
たサンプルを目視で観察することにより評価した。
【0020】実施例1 偏光フィルム(商品名 スミカラン SQ-1852AP0、住友化
学工業株式会社製)、2分の1波長板(商品名 スミカ
ライト SEF-460275B7、住友化学工業株式会社製、Nz=
1.0)、および4分の1波長板(商品名 スミカライト
SEF-460138B7、住友化学工業株式会社製、Nz=1.
0)を用い、偏光フィルムと2分の1波長板のフィルム
面内の遅相軸とのなす角度が15度で、2分の1波長板
のフィルム面内の遅相軸と4分の1波長板のフィルム面
内の遅相軸とのなす角度が60度であり、かつ2分の1
波長板の遅相軸が偏光フィルムの吸収軸と4分の1波長
板の遅相軸の間となるように、厚さ約25μm のアクリ
ル系粘着剤で貼り合わせて、本発明による複合偏光板を
作製した。この複合偏光板の4分の1波長板側を、厚さ
約25μm のアクリル系粘着剤を用いて鏡面のアルミニ
ウム板に貼り付けた。目視により観察したところ、反射
光はほとんど見られず、黒色に見え、優れた反射防止性
能を示した。反射スペクトルを図3に示す。また、傾け
て見た場合にも反射光の増加はわずかで、ほぼ黒状態を
保つものであった。
【0021】実施例2 偏光フィルム(商品名 スミカラン SQ-1852AP0、住友化
学工業株式会社製)、2分の1波長板(商品名 スミカ
ライト SEF-460275B7、住友化学工業株式会社製、Nz=
1.0)、および4分の1波長板(商品名 スミカライト
SEF-460138B7、住友化学工業株式会社製、Nz=1.
0)を用い、偏光フィルムの吸収軸と2分の1波長板の
フィルム面内の遅相軸とのなす角度が105度で、2分
の1波長板のフィルム面内の遅相軸と4分の1波長板の
フィルム面内の遅相軸とのなす角度が60度であり、か
つ2分の1波長板の遅相軸が偏光フィルムの吸収軸と4
分の1波長板の遅相軸の間となるように、厚さ約25μ
m のアクリル系粘着剤で貼り合わせて、本発明による複
合偏光板を作製した。この複合偏光板の4分の1波長板
側を、厚さ約25μm のアクリル系粘着剤を用いて鏡面
のアルミニウム板に貼り付けた。目視により観察したと
ころ、反射光はほとんど見られず、黒色に見え、優れた
反射防止性能を示した。反射スペクトルを図4に示す。
また、傾けて見た場合の反射光の増加は実施例1よりは
やや大きいが、小さなものであった。
【0022】比較例1 偏光フィルム(商品名 スミカラン SQ-1852AP0、住友化
学工業株式会社製)、および4分の1波長板(商品名
スミカライト SEF-460138B7、住友化学工業株式会社
製、Nz=1.0)を用い、偏光フィルムの吸収軸と4分
の1波長板のフィルム面内の遅相軸とのなす角度が45
度となるように、厚さ約25μm のアクリル系粘着剤で
貼り合わせて円偏光板を作製した。この円偏光板の4分
の1波長板側を、厚さ約25μm のアクリル系粘着剤を
用いて鏡面のアルミニウム板に貼り付けた。目視により
観察したところ、反射光は紫色をしており、反射防止性
能に劣るものであった。反射スペクトルを図5に示す。
また、傾けて見た場合は変色が大きいものであった。
【0023】比較例2 偏光フィルム(商品名 スミカラン SQ-1852AP0、住友化
学工業株式会社製)、およびNB系フィルム(商品名
アートンフィルム、ジェイエスアール株式会社製)を一
軸延伸して得られた4分の1波長板(R1/4=130n
m)を用い、偏光フィルムの吸収軸と4分の1波長板の
フィルム面内の遅相軸とのなす角度が45度となるよう
に、厚さ約25μm のアクリル系粘着剤で貼り合わせて
円偏光板を作製した。この円偏光板の4分の1波長板側
を、厚さ約25μm のアクリル系粘着剤を用いて鏡面の
アルミニウム板に貼り付けた。目視により観察したとこ
ろ、反射光は紫色をしており、反射防止性能に劣るもの
であった。反射スペクトルを図6に示す。また、傾けて
見た場合はPC製の4分の1波長板とほぼ同様に変色が
大きいものであった。
【0024】比較例3 偏光フィルム(商品名 スミカラン SQ-1852AP0、住友化
学工業株式会社製)、2分の1波長板(商品名 スミカ
ライト SEF-460275B7、住友化学工業株式会社製、Nz=
1.0)および4分の1波長板(商品名 スミカライトSE
F-460138B7、住友化学工業株式会社製、Nz=1.0)を
用い、偏光フィルムの吸収軸と2分の1波長板のフィル
ム面内の遅相軸とのなす角度が45度で、2分の1波長
板のフィルム面内の遅相軸と4分の1波長板のフィルム
面内の遅相軸とのなす角度が90度であり、かつ2分の
1波長板の遅相軸が偏光フィルムの吸収軸と4分の1波
長板の遅相軸の間となるように、厚さ約25μm のアク
リル系粘着剤で貼り合わせて複合偏光板を作製した。こ
の複合偏光板の4分の1波長板側を厚さ約25μmのア
クリル系粘着剤を用いて鏡面のアルミニウム板に貼り付
けた。目視により観察したところ、反射光は紫色をして
おり、反射防止性能に劣るものであった。反射スペクト
ルを図7に示す。また、傾けて見た場合はPC製の4分
の1波長板を1枚用いた比較例1の場合よりもさらに変
色が大きく、反射防止性能が悪いものであった。
【0025】実施例3 理想的な偏光フィルム、2分の1波長板(R1/2=26
5nm、レターデーションの波長依存性はPCと同等で、
R1/2 の測定波長は550nmと仮定)、および4分の1
波長板(R1/4=133nm、レターデーションの波長依
存性はPCと同等で、R1/4 の測定波長は550nmと仮
定)のデータを用い、偏光フィルムの吸収軸と2分の1
波長板のフィルム面内の遅相軸とのなす角度が105度
で、2分の1波長板のフィルム面内の遅相軸と4分の1
波長板のフィルム面内の遅相軸とのなす角度が60度で
あり、かつ2分の1波長板の遅相軸が偏光フィルムの吸
収軸と4分の1波長板の遅相軸の間となるように重ね合
わせて、さらにこれを理想的な反射板に重ねあわせた構
成で、本発明による複合偏光板の特性を計算した。この
複合偏光板の反射スペクトルを図8に示す。可視光領域
の広い波長範囲で優れた反射防止性能を発現できること
が分かる。
【0026】比較例4 理想的な偏光フィルム、2分の1波長板(R1/2=26
5nm、レターデーションの波長依存性はPCと同等で、
R1/2 の測定波長は550nmと仮定)、および4分の1
波長板(R1/4=154nm、レターデーションの波長依
存性はPCと同等で、R1/4 の測定波長は550nmと仮
定)のデータを用い、偏光フィルムの吸収軸と2分の1
波長板のフィルム面内の遅相軸とのなす角度が105度
で、2分の1波長板のフィルム面内の遅相軸と4分の1
波長板のフィルム面内の遅相軸とのなす角度が60度で
あり、かつ2分の1波長板の遅相軸が偏光フィルムの吸
収軸と4分の1波長板の遅相軸の間となるように重ね合
わせて、さらにこれを理想的な反射板に重ねあわせた構
成で、複合偏光板の特性を計算した。この複合偏光板の
反射スペクトルを図9に示す。実施例3と比較して反射
防止性能に劣るものであることが分かる。
【0027】実施例4 アクリルシートの片面にハードコート層を形成した後
に、そのハードコート層上に無機誘電体の多層膜からな
る反射防止層を形成する。このアクリルシートの他の面
に実施例1で得られた複合偏光板を、偏光フィルムがア
クリルシート側に面するように粘着剤を用いて貼り合わ
せて、図12に示す構成の反射防止フィルターを作製す
る。この反射防止フィルターは優れた反射防止機能を有
し、CRTフィルターなどに用いることができる。
【0028】実施例5 タッチパネルの表面に実施例1で用いた偏光フィルムを
貼り付け、タッチパネルの裏面に実施例1で用いた2分
の1波長板と4分の1波長板を貼り付ける。このとき、
偏光フィルム、2分の1波長板および4分の1波長板の
順序および貼り付ける角度を実施例1と同じになるよう
にすることで、図13に示す反射防止機能付きタッチパ
ネルを作製する。このタッチパネルは、ペンや指による
入力も問題がなく、反射防止性能に優れたタッチパネル
として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における複合偏光板の構成図である。
【図2】本発明における複合偏光板の角度の関係を例示
した図である。
【図3】実施例1の本発明による複合偏光板の反射防止
性能を示す反射スペクトルである。
【図4】実施例2の本発明による複合偏光板の反射防止
性能を示す反射スペクトルである。
【図5】比較例1の円偏光板の反射防止性能を示す反射
スペクトルである。
【図6】比較例2の円偏光板の反射防止性能を示す反射
スペクトルである。
【図7】比較例3の複合偏光板の反射防止性能を示す反
射スペクトルである。
【図8】実施例3の本発明による複合偏光板について、
計算により求めた反射防止性能を示す反射スペクトルで
ある。
【図9】比較例3の複合偏光板について、計算により求
めた反射防止性能を示す反射スペクトルである。
【図10】実施例1の仕様による複合偏光板について、
計算により求めた反射防止性能を示す反射スペクトルで
ある。
【図11】比較例1の仕様による円偏光板について、計
算により求めた反射防止性能を示す反射スペクトルであ
る。
【図12】実施例4の本発明による反射防止フィルター
の構成図である。
【図13】実施例5の本発明による反射防止機能付きタ
ッチパネルの構成図である。
【図14】PC製の4分の1波長板について、位相差の
波長依存性を示すスペクトルである。
【図15】NB系高分子製の4分の1波長板について、
位相差の波長依存性を示すスペクトルである。
【図16】2分の1波長板のR2/1 および4分の1波長
板のR1/4 のレターデーション値の組み合わせの好まし
い範囲である。
【符号の説明】
1:偏光フィルム 2:2分の1波長板 3:4分の1波長板 4:粘着剤 5:偏光フィルムの吸収軸方向 6:4分の1波長板のフィルム面内の遅相軸方向 7:2分の1波長板のフィルム面内の遅相軸方向 8:偏光フィルムの吸収軸と2分の1波長板のフィルム
面内の遅相軸とのなす角度 9:2分の1波長板のフィルム面内の遅相軸と4分の1
波長板のフィルム面内の遅相軸方向とのなす角度 10:アクリルシート 11:ハードコート層および反射防止層 12:タッチパネル
フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 BA02 BA03 BA06 BA07 BB03 BB28 BB44 BB63 BB65 BC22 4F100 AK25G AK45A AK45B AR00C BA02 BA03 BA04 BA07 BA10C BA10D BA26 GB41 JM02C JN01B JN06 JN06D JN10A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏光フィルムと2分の1波長板と4分の1
    波長板とがこの順序で積層されてなり、偏光フィルムの
    吸収軸と2分の1波長板のフィルム面内の遅相軸とのな
    す角度が10度〜20度で、2分の1波長板のフィルム
    面内の遅相軸と4分の1波長板のフィルム面内の遅相軸
    とのなす角度が55度〜65度であり、2分の1波長板
    の遅相軸が偏光フィルムの吸収軸と4分の1波長板の遅
    相軸の間にあり、かつ2分の1波長板と4分の1波長板
    はともに、下式(1) Nz=(nx−nz)/(nx−ny) (1) 〔式中、nx は位相差板の面内遅相軸方向の屈折率を示
    し、ny は位相差板の面内進相軸方向の屈折率を示し、
    z は厚み方向の屈折率を示す。〕により求められるN
    z係数が0.5〜1.5の範囲にあることを特徴とする複
    合偏光板。
  2. 【請求項2】偏光フィルムと2分の1波長板と4分の1
    波長板とがこの順序で積層されてなり、偏光フィルムの
    吸収軸と2分の1波長板のフィルム面内の遅相軸とのな
    す角度が100度〜110度で、2分の1波長板のフィ
    ルム面内の遅相軸と4分の1波長板のフィルム面内の遅
    相軸とのなす角度が55度〜65度であり、2分の1波
    長板の遅相軸が偏光フィルムの吸収軸と4分の1波長板
    の遅相軸の間にあり、かつ2分の1波長板と4分の1波
    長板はともに、下式(1) Nz=(nx−nz)/(nx−ny) (1) 〔式中、nx は位相差板の面内遅相軸方向の屈折率を示
    し、ny は位相差板の面内進相軸方向の屈折率を示し、
    z は厚み方向の屈折率を示す。〕により求められるN
    z係数が0.5〜1.5の範囲にあることを特徴とする複
    合偏光板。
  3. 【請求項3】2分の1波長板のフィルム面内のレターデ
    ーション値(R1/2)が250nm〜300nmであり、4
    分の1波長板のフィルム面内のレターデーション値(R
    1/4)が120nm〜155nmであり、かつR1/2 とR1/4
    が下式(2) |R1/2×0.5−R1/4|≦10 (2) の関係を満足する請求項1または2記載の複合偏光板。
  4. 【請求項4】2分の1波長板および4分の1波長板がポ
    リカーボネート製の位相差フィルムからなる請求項1ま
    たは2記載の複合偏光板。
  5. 【請求項5】偏光フィルムの表面に微細な凹凸を有する
    防眩性ハードコート層が設けられている請求項1または
    2記載の複合偏光板。
  6. 【請求項6】偏光フィルムの表面にハードコート層が設
    けられ、さらにその表面に誘電体の多層膜により形成さ
    れた反射防止層が設けられている請求項1または2記載
    の複合偏光板。
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