JP2002031676A - Gps受信装置及びその支援装置 - Google Patents

Gps受信装置及びその支援装置

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JP2002031676A JP2000214726A JP2000214726A JP2002031676A JP 2002031676 A JP2002031676 A JP 2002031676A JP 2000214726 A JP2000214726 A JP 2000214726A JP 2000214726 A JP2000214726 A JP 2000214726A JP 2002031676 A JP2002031676 A JP 2002031676A
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Shinichi Hasegawa
信一 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯性を阻害せずにGPS受信装置の測位精
度の向上を図る。 【解決手段】 衛星からの電波を受信して自位置を特定
する特定手段と、前記特定手段で用いられた衛星の識別
番号及び自身の識別番号を添えて所定の支援装置に誤差
情報の転送を要求する要求手段と、該要求に応答して支
援装置から転送された誤差情報を用いて前記自位置を補
正する補正手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の衛星からの
電波を受信して各衛星の位置を特定し、その位置情報な
どに基づいて、地球上における位置の測定(測位)を行
うGPS受信装置及びその支援装置に関し、特に、携帯
型GPS受信装置の測位精度向上技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、GPS(Global Positioning Sys
tem)衛星(本明細書では単に衛星と言う)を利用した
全地球的かつ高精度な測位システムが広く用いられてい
る。これは、高度約2万Km、傾斜角55度の六つの軌
道を約11時間58分で周回する、各軌道あたり4個
(計24個)の衛星のうち、3個以上の衛星の電波を受
信することによって、地球上のあらゆる場所の位置を特
定するというものであり、その測位原理は、次のとおり
である。
【0003】いま、三つの衛星A、B、Cの位置を既知
とし、衛星Aから測位点までの距離をaとすると、測位
点の位置は、衛星Aを中心とした半径aの球体表面のど
こかになるが、同時にもう1個の衛星Bからの距離をb
とすれば、測位点の位置は半径aの球体と半径bの球体
が重なり合う円周上のどこかになり、さらに、もう1個
の衛星Cからの距離をcとすれば、測位点の位置は、半
径a、半径b、半径cの三つの球体表面の交点で求める
ことができる。実際の測位にあっては、さらに別の衛星
からの信号を受信し、時間のずれの補正に用いる。な
お、衛星の位置は、地球に固定した直交座標系(WGS
−48測地系:world geodetic system 1984)の位置で
表され、衛星から送信される軌道情報の計算パラメータ
(長半径、離心率、平均近似点離角、軌道傾斜角、昇交
点経度及び近地点引数のいわゆる軌道の6要素)を用い
て、計算上で求めることができる。
【0004】衛星の身近な応用例は、車両用のナビゲー
ションシステムである。このシステムは、衛星からの電
波を受信して走行位置を特定し、その位置座標をCD−
ROMなどに収められた地図に基づいて(例えばマップ
マッチングなどの手法によって)適宜に修正するととも
に、同地図と位置座標とをディスプレイ上にオーバーラ
ップ表示するというものであり、運転者や同乗者に対し
て視覚的な走行位置案内を行うというものである。
【0005】また、GPS受信装置を小型化して携行で
きるようにしたもの(以下、携帯型GPS受信装置と言
う)も用いられている。この装置は、車両用のナビゲー
ションシステムから自立航法機能やCD−ROMドライ
ブなどを取り除いたものと言うことができ、コンパクト
なボディにアンテナやバッテリー並びにGPS位置測位
機能を収め、小さな液晶ディスプレイ上に緯度や経度の
情報(座標情報)を文字で表示できるようにしたもの
で、地理不案内な場所を移動する歩行者、例えば、登山
者やハイカーなどに利用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯型に限
らず一般的なGPS受信装置の測位精度は、民間開放の
標準測位サービス(SPS:standard positioning ser
vice)を利用しているため、米軍専用の精密測位サービ
ス(PPS:precise positioning service)に比べて
精度が劣るうえ、しかも、SPSには、主に軍事目的の
ための意図的な精度低下機能(SA:selective availa
bility)が備えられており、これは実際に使用されてい
るため、例えば、SPがONの状態では、PPSの約2
0m(95%)に対してSPSでは約100m(95
%)の精度しか得られないという欠点がある。
【0007】これは、2DRMS値(いわゆる2シグ
マ)で半径約100mの円内に95%の確率で入るとい
う精度であり、海や砂漠のような広い場所では妥協でき
るものの、道が複雑に入り組んだ市街地や山岳地帯など
においては不十分----場所によっては半径100mの円
内に何本かの道が入ることがあり、自分のいる道を特定
できない----な精度であることから、最近は、ディファ
レンシャル方式のGPSシステムを導入してSPSの誤
差を低減できるものが採用され始めている。しかしなが
ら、この装置は、高価であるうえ、寸法や重量も大き
く、電源消費も多くなることから、携帯用のGPS受信
装置としては不利なことが多いという問題点がある。
【0008】そこで本発明は、携帯性を阻害せずにGP
S受信装置の測位精度の向上を図ることを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
衛星からの電波を受信して自位置を特定する特定手段
と、前記特定手段で用いられた衛星の識別番号及び自身
の識別番号を添えて所定の支援装置に誤差情報の転送を
要求する要求手段と、該要求に応答して支援装置から転
送された誤差情報を用いて前記自位置を補正する補正手
段と、を備えたことを特徴とする。請求項2記載の発明
は、衛星からの電波を受信して自位置を特定する特定手
段と、既知の基準位置情報と前記特定された自位置との
誤差情報を生成する生成手段と、GPS受信機からの転
送要求に添えられた衛星の識別番号に基づいて前記誤差
情報の中から当該衛星に関する誤差情報を取り出して転
送要求元のGPS受信装置宛てに転送する転送手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、携
帯型のGPS受信装置及びその支援装置に適用した一実
施例として図面を参照しながら説明する。ここでは、典
型的な例として、レクレーションビークルでキャンプ場
などに行ったとき、車載のカーナビゲーション装置を親
機とし、携帯型GPS受信機を家族の各人が持つ場合を
説明する。
【0011】図1において、1は最低3個の衛星(図で
は便宜的に1個の衛星を示す)であり、この衛星1から
の電波を受信できる任意のいくつかの地点に、少なくと
も1台のマスター局(親機とも言う)Mと、n台(n>
1)のスレーブ局(子機とも言う)S1〜Snがそれぞれ
配置されている。n台の子機Si(i=1,2,・・・,
n;以下同様)はそれぞれ「携帯型GPS受信装置」と
して機能し、1台の親機Mは「携帯型GPS受信装置の
支援装置」として機能するものである。
【0012】親機Mと子機Siは、図1からも明らかな
ように、それぞれ単独に衛星からの電波を受信できるよ
うになっているとともに、少なくとも、親機Mと子機S
iの間で相互の通信が可能になっている。すなわち、親
機Mは、衛星1からの電波2を受信できるとともに、子
機Siからの電波3も受信でき、且つ、子機Siに電波4
を送信できる機能を有しており、また、子機Siは、衛
星1からの電波5を受信できるとともに、親機Mからの
電波4も受信でき、且つ、親機Mに電波3を送信できる
機能を有している。
【0013】詳細には、親機Mは、衛星1からの電波2
を受信して自位置を特定する機能を備えるほか、既知の
基準位置(親機Mの設置位置)と自位置との誤差情報を
生成する機能と、子機Siからの誤差情報要求を受信す
る機能と、誤差情報要求に応答してその誤差情報を送信
する機能とを備えており、また、子機Siは、親機Mと
同様に衛星1からの電波5を受信して自位置を特定する
機能を備えるほか、親機Mに対して誤差情報要求を送信
する機能と、要求に応答して親機Mから送信された誤差
情報を受信する機能と、受信した誤差情報を用いて自位
置を補正する機能とを備えている。
【0014】なお、親機M及び子機SiのAsは衛星電
波用の受信アンテナ、Adは親子間通信用の送受信アン
テナであるが、可能であれば、これらを一つの共用アン
テナにまとめるべきである。特に子機Siに共用アンテ
ナを用いれば小型化に貢献するから好ましい。
【0015】<親機の構成>図2は、親機Mのブロック
図である。図において、親機Mは、二つのアンテナA
s、Ad、GPS受信機10、データリンク装置11、
スイッチ入力部12、ROM14、RAM15、ディス
プレイ装置16、音声出力装置17、基準位置発生部1
8及び制御部19などで構成されている。各部を説明す
ると、アンテナAsは、衛星からの電波(図1の符号2
参照)を受信するためのものであり、アンテナAdは、
子機Siからの電波(図1の符号3参照)を受信するとと
もに、子機Siに対して電波(図1の符号4参照)を送信
できるものである。
【0016】なお、衛星からの電波は、米国国防総省に
よって周波数1575.42MHz、波長約19cm、
スペクトラム拡散変調のL1電波と規定されているため
に選択の余地はないが、親子間通信用の電波については
(電波法の規定内で)最適なものを選定できる。すなわ
ち、移動体無線に割り当てられた周波数の中から転送デ
ータ量や通信距離及びアンテナ規模(衛星通信用アンテ
ナとの共用化の可能性)などを考慮して適切なものを選
択すれば良いから、本明細書では、特に親子間通信用の
電波の質(周波数や変調方式等)について言及しない。
【0017】GPS受信機10は、主として次の四つの
タスクを実行するものである。すなわち、記憶されてい
るアマルナック情報(すべての衛星に関するおおよその
軌道情報)に基づいて捕捉すべき衛星(3個以上)を決
定する第1のタスクと、捕捉された3個以上の衛星から
のL1電波を受信して各衛星の位置と各衛星までの疑似
距離(Pseudo Range)を計算する第2のタスクと、L1
電波に含まれる衛星メッセージ(又は航法メッセージ)
を読み取って上記アマルナック情報を更新する第3のタ
スクと、各衛星までの疑似距離を用いて自位置(受信点
とも言う)の座標(緯度・経度又は緯度・経度・高度)
を特定する第4のタスクとを実行する。なお、これらタ
スクの一部(特に第4のタスク)を、制御部19でソフ
ト的に行うことも可能である(その方が現実的かもしれ
ない)が、説明の便宜上、本明細書では上記説明のとお
り、GPS受信機10において四つのタスクを実行する
ものとする。
【0018】データリンク装置11は、子機Siとの間
の情報伝達を制御するもので、親機Mから子機Siへの
情報リンクを「下り」、その逆を「上り」と称すれば、
上りリンクの情報中に含まれる子機アドレス(各子機の
固有識別番号)を解読して呼び出し元の子機Siを特定
するとともに、同情報中に含まれる衛星番号(SVN又
はPRNコード)の誤差情報を制御部19から取得して
呼び出し元の子機Siに下りリンクを介して転送すると
いうものである。なお、この情報転送は、子機Siから
の呼び出しイベントに応答して行われる「イベント起動
型の転送モード」であるが、定期的若しくは所定の条件
を満たした場合に親機Mから自発的にそれぞれの子機又
は特定の子機に対して所要の情報を転送する「自発転送
モード」を備えていても構わない。また、情報伝達の形
式やプロトコルも特に限定しないが、複数の子機Si
の間の効率的な情報伝達を考慮すれば、例えば、一定量
の情報に、発信者の識別情報(親機Mの個有識別番号)
や宛先の識別情報(子機S iの個有識別番号)並びに誤
り検出コードなどを付加して時間多重又は周波数多重で
伝送するパケット通信のような伝送方式の利用は好まし
い。
【0019】スイッチ入力部12は、親機Mのボディや
リモコンに設けられた各種スイッチ類を含む部分であ
り、これらのスイッチ類は、親機Mの測位操作(衛星情
報の表示、経路の設定、地図の縮尺切り換えなど)を行
うほか、子機Siの登録や基準位置の登録などを行うた
めのものである。
【0020】ROM14は、親機Mの動作に必要なOS
(オペレーティングシステム)や各種AP(アプリケー
ションプログラム)及びデータを半永久的に保持するも
のであり、RAM15は、上記OSやAPの実行に必要
な記憶空間を提供するとともにテンポラリなデータの一
時記憶空間を提供するものである。
【0021】ディスプレイ装置16は、薄型・軽量かつ
低電力の平面表示装置(典型的には液晶ディスプレイ)
であり、自位置や子機Siの位置を地図上にオーバーラ
ップ表示するほか、子機Siの登録や基準位置の登録な
どの様々な管理画面を表示するものである。なお、表示
画面上に、いわゆるタッチパネルを装着し、このタッチ
パネル上の任意位置をペンや指で触れたときにその座標
情報を発生するようにすれば、上記スイッチ入力部12
の機能を補強し又は補完できるから好ましい。音声出力
装置17は、特に必須ではないが、親機Mの操作中に警
告音や案内音声を発したり、あるいは、子機Siからの
呼び出しを知らせる報知音を発したりするための補助装
置であり、また、基準位置発生部18は、スイッチ入力
部12から登録された基準位置の情報を発生するもので
ある。
【0022】最後に、制御部19は、親機Mの動作を集
中制御するもので、一般的にマイクロコンピュータによ
って構成されており、スイッチ入力部12の操作イベン
ト(及びタッチパネルを有する場合はタッチイベント)
又は子機Siからの呼び出しイベントに応答してROM
14に格納されたプログラムを選択的に実行し、自位置
の表示、子機Siの最新位置の表示、子機Siの登録、基
準位置の登録などの処理をソフト的に行うとともに、自
位置と基準位置との誤差情報を生成する処理をソフト的
に行うものである。なお、これらの処理をハード的に行
っても構わないが、新機能の追加や改良などの容易性を
考慮すると、ソフト的に行うのが現実的である。
【0023】<子機の構成>図3は、子機Siのブロッ
ク図である。図において、子機Siは、基準位置発生部
を具備しない点を除けば、親機Mと類似の構成を有して
いる。すなわち、二つのアンテナAs、Ad、GPS受
信機20、データリンク装置21、スイッチ入力部2
2、ROM23、RAM24、ディスプレイ装置25、
音声出力装置26及び制御部27などを備えて構成され
ている。
【0024】各部の機能は、基本的に親機Mのものと同
等であり、相違点は、専ら制御部27における処理の内
容(すなわち、ROM23に格納されているプログラム
及びデータ)にある。制御部27は、ROM23に格納
されているプログラムやデータに従って子機Siの動作
を集中制御するものである。すなわち、スイッチ入力部
22の操作イベント(及びタッチパネルを有する場合は
タッチイベント)や定期的若しくは適宜のタイミングで
実行される自位置更新イベントに応答してROM23に
格納されたプログラムを選択的に実行し、親機Mの登録
や自位置の表示に必要な処理を行うとともに、自位置の
更新の度に、その自位置の特定に使用した衛星の番号を
添えて親機Mに対して誤差情報の要求処理を行い、さら
に、この要求に応答して親機Mから転送される誤差情報
を用いて自位置の補正を行うというものである。
【0025】<親機における誤差情報の生成>親機M
は、まず、各衛星と受信機との間の「疑似距離」を求め
る。この疑似距離は、衛星に搭載している時計の誤差と
受信機に内蔵している時計の誤差を含んでいる。次に、
この疑似距離を各衛星が航法データとして送信している
衛星搭載時計の補正データにより修正し、さらに、受信
機の時計を補正して四つの近似距離が1点で交わる点を
求める。以上の操作により、受信機の時計誤差と受信点
の三次元位置が求められる。今、四つの衛星の三次元位
置(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,Z2),(X3
3,Z3),(X4,Y4,Z4)と各衛星が電波を発射
する時刻t1,t2,t3,t4を既知とし、衛星搭載時計
の誤差が修正済みであるとすると、各衛星と受信機間の
疑似距離は、受信機の時計誤差Δtuによる距離誤差C
Δtu(Cは電波の伝搬速度)を含むため、四つの近似
距離の交点は1点で交わらず、半径CΔtuの球体内に
ばらつくが、以下の連立方程式を解くことにより、四つ
の未知数、すなわち、受信機の三次元位置(Xu,Yu
u)と受信機の時計誤差Δtuを求めることができる。 (X1−Xu2+(Y1−Yu2+(Z1−Zu2=(CΔt1−CΔtu2 (X2−Xu2+(Y2−Yu2+(Z2−Zu2=(CΔt2−CΔtu2 (X3−Xu2+(Y3−Yu2+(Z3−Zu2=(CΔt3−CΔtu2 (X4−Xu2+(Y4−Yu2+(Z4−Zu2=(CΔt4−CΔtu2
【0026】ところで、このようにして求められた受信
点の三次元位置、すなわち、親機Mの位置は、様々な誤
差(衛星軌道誤差、衛星時計誤差、電離層近似誤差、対
流圏遅延誤差など)を含んでおり、冒頭でも述べたよう
に、約100m(95%)程度の精度しか得られない。
そこで、親機Mにおいては、測位された自位置の情報と
既知の基準位置の情報とを比較して各衛星毎の上記誤差
の値を求め、この値で各衛星までの近似距離を補正する
ことにより、自位置の測位精度向上を図る。さらに、各
衛星毎の誤差値のうち、子機Siから要求があったもの
については、その子機Siに対して転送するようにして
いる。すなわち、子機Siから誤差情報の転送要求があ
ると、その要求情報中の衛星番号に示された衛星の誤差
値を選択し、同要求情報中の子機アドレスに対して転送
するようにしている。
【0027】<子機における自位置の補正>近似距離や
自位置の算出は親機Mと同様であるが、誤差値を自分で
求めずに、親機Mに要求する点で相違する。すなわち、
子機Siは自位置を演算した後、その演算に用いた衛星
の識別番号を添えて、親機Mに誤差情報の転送を要求
し、その要求に応答して親機Mから転送された誤差情報
を用いて自位置の補正を行うと言うものであり、誤差の
補正機能や親機Mとの間のデータリンク機能を備えるだ
けでよいから、親機Mと子機Siがそれほど離れておら
ず、且つ、親機Mにおける誤差情報の取得タイミングと
子機Siにおける該誤差情報の利用タイミングとの時間
差が小さければ、携帯性を阻害せずに自位置の精度向上
を図ることができるという効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、衛星から
の電波を受信して自位置を特定する特定手段と、前記特
定手段で用いられた衛星の識別番号及び自身の識別番号
を添えて所定の支援装置に誤差情報の転送を要求する要
求手段と、該要求に応答して支援装置から転送された誤
差情報を用いて前記自位置を補正する補正手段と、を備
えたので、近似距離の誤差値を求めるための特別の機能
を持たずに、したがって、装置規模の拡大を招くことな
く携帯性を阻害せずに、自位置の測位性能の向上を図る
ことができる。すなわち、コンパクト・軽量で、バッテ
リー消費量も少なく、長時間の使用が可能で、かつ、安
価に測位性能が向上できる。請求項2記載の発明によれ
ば、衛星からの電波を受信して自位置を特定する特定手
段と、既知の基準位置情報と前記特定された自位置との
誤差情報を生成する生成手段と、GPS受信機からの転
送要求に添えられた衛星の識別番号に基づいて前記誤差
情報の中から当該衛星に関する誤差情報を取り出して転
送要求元のGPS受信装置宛てに転送する転送手段と、
を備えたので、転送要求を出す機能と、その転送要求に
応答して転送される誤差情報を受け取ることのできる機
能とを備えたGPS受信装置の測位精度向上に貢献する
支援装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の利用状態図である。
【図2】親機のブロック図である。
【図3】子機のブロック図である。
【符号の説明】
M 親機(支援装置) Si 子機(GPS受信装置) 1 GPS衛星(衛星) 10 GPS受信機(特定手段) 11 データリンク装置(転送手段) 19 制御部(生成手段、転送手段) 20 GPS受信機(特定手段) 21 データリンク装置(要求手段) 27 制御部(補正手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星からの電波を受信して自位置を特定
    する特定手段と、前記特定手段で用いられた衛星の識別
    番号及び自身の識別番号を添えて所定の支援装置に誤差
    情報の転送を要求する要求手段と、該要求に応答して支
    援装置から転送された誤差情報を用いて前記自位置を補
    正する補正手段と、を備えたことを特徴とするGPS受
    信装置。
  2. 【請求項2】 衛星からの電波を受信して自位置を特定
    する特定手段と、既知の基準位置情報と前記特定された
    自位置との誤差情報を生成する生成手段と、GPS受信
    機からの転送要求に添えられた衛星の識別番号に基づい
    て前記誤差情報の中から当該衛星に関する誤差情報を取
    り出して転送要求元のGPS受信装置宛てに転送する転
    送手段と、を備えたことを特徴とするGPS受信装置の
    支援装置。
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