JP2002031111A - ねじ式吊りロッド - Google Patents
ねじ式吊りロッドInfo
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- JP2002031111A JP2002031111A JP2000215508A JP2000215508A JP2002031111A JP 2002031111 A JP2002031111 A JP 2002031111A JP 2000215508 A JP2000215508 A JP 2000215508A JP 2000215508 A JP2000215508 A JP 2000215508A JP 2002031111 A JP2002031111 A JP 2002031111A
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- JP
- Japan
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- rod
- screw
- male screw
- outer diameter
- elastic body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単体ロッドをネジで結合して長いロッドを使
用したねじ式吊りロッドの単体ロッドの分離を容易に行
なえるようにする。 【解決手段】 単体ロッドは、一端にオネジ、他端にメ
ネジを形成したロッドである。この単体ロッドは、前記
オネジ直径よりロッド径が大径に形成されてこれがロッ
ド接合端面とされるとともに、隣接する短いロッドはオ
ネジとメネジが螺合して結合して長いねじ式吊りロッド
が形成されている。長いねじ式吊りロッドは、オネジと
オネジ側の大径に形成されたロッドの異径段差縁部の全
周、および、ロッドの縁端面部の間に弾性体を装着して
ロッドを結合している。
用したねじ式吊りロッドの単体ロッドの分離を容易に行
なえるようにする。 【解決手段】 単体ロッドは、一端にオネジ、他端にメ
ネジを形成したロッドである。この単体ロッドは、前記
オネジ直径よりロッド径が大径に形成されてこれがロッ
ド接合端面とされるとともに、隣接する短いロッドはオ
ネジとメネジが螺合して結合して長いねじ式吊りロッド
が形成されている。長いねじ式吊りロッドは、オネジと
オネジ側の大径に形成されたロッドの異径段差縁部の全
周、および、ロッドの縁端面部の間に弾性体を装着して
ロッドを結合している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はねじ式吊りロッドに
係り、特に、ボイラジャッキ装置の組立作業などに用い
るのに好適であって、短い単体ロッド同士をねじ結合
し、長いロッドにしてボイラ構成物を吊り下げ支持する
吊りロッドに関する。
係り、特に、ボイラジャッキ装置の組立作業などに用い
るのに好適であって、短い単体ロッド同士をねじ結合
し、長いロッドにしてボイラ構成物を吊り下げ支持する
吊りロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火力発電所などの構築作業では、
ボイラ装置の組立時に長さを可変とした吊りロッドを用
いてボイラジャッキ装置により揚重作業が行なわれる。
このボイラジャッキ装置は、短い単体ロッド同士をネジ
にて螺合させて結合し、長くして徐々に下降させるとと
もに、ジャッキアップして上端の単体ロッドを取り外し
ながら吊り下げ物を徐々に上昇させるような作業を行な
う。このようなボイラジャッキ装置に用いられる吊りロ
ッド31の構成例を図5に示す。図示のように、定寸の
単体ロッド3は、一端部にメネジ13を突出させ、ま
た、他端部にオネジ21を形成した構造となっている。
この定寸の単体ロッド3のオネジ21部分を、結合すべ
き他の単体ロッド3のメネジ13に螺着結合させること
により、長尺の吊りロッドが形成される。
ボイラ装置の組立時に長さを可変とした吊りロッドを用
いてボイラジャッキ装置により揚重作業が行なわれる。
このボイラジャッキ装置は、短い単体ロッド同士をネジ
にて螺合させて結合し、長くして徐々に下降させるとと
もに、ジャッキアップして上端の単体ロッドを取り外し
ながら吊り下げ物を徐々に上昇させるような作業を行な
う。このようなボイラジャッキ装置に用いられる吊りロ
ッド31の構成例を図5に示す。図示のように、定寸の
単体ロッド3は、一端部にメネジ13を突出させ、ま
た、他端部にオネジ21を形成した構造となっている。
この定寸の単体ロッド3のオネジ21部分を、結合すべ
き他の単体ロッド3のメネジ13に螺着結合させること
により、長尺の吊りロッドが形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吊りロッド
1は多数の単体ロッド3をねじ結合して形成されるが、
各単体ロッド3同士は、それらの間の端面Wsが直接接
触するいわゆるメタル接触となる。すなわち、各単体ロ
ッド3はメネジ13とオネジ21とを螺合して所定の接
触面圧Paで結合し、オネジ21の突出端面部分が他方
の単体ロッド3におけるメネジ13の形成面と金属接触
されて、長尺の吊りロッドとして使用されている。
1は多数の単体ロッド3をねじ結合して形成されるが、
各単体ロッド3同士は、それらの間の端面Wsが直接接
触するいわゆるメタル接触となる。すなわち、各単体ロ
ッド3はメネジ13とオネジ21とを螺合して所定の接
触面圧Paで結合し、オネジ21の突出端面部分が他方
の単体ロッド3におけるメネジ13の形成面と金属接触
されて、長尺の吊りロッドとして使用されている。
【0004】しかしながら、単体ロッドを結合して長く
した吊りロッドが使用されたボイラジャッキ装置では、
ボイラの組立作業に際して、単体ロッド同士の結合分解
が繰り返される。点検等で分解された後に、再度結合さ
れて再使用されている。このために、ネジ結合時に、ロ
ッド同士の接合端面が金属接触のため、接合端面部分で
噛み込み現象が発生してロッドを分離する場合に外れ難
くなり、特に分離作業に支障を来していた。
した吊りロッドが使用されたボイラジャッキ装置では、
ボイラの組立作業に際して、単体ロッド同士の結合分解
が繰り返される。点検等で分解された後に、再度結合さ
れて再使用されている。このために、ネジ結合時に、ロ
ッド同士の接合端面が金属接触のため、接合端面部分で
噛み込み現象が発生してロッドを分離する場合に外れ難
くなり、特に分離作業に支障を来していた。
【0005】本発明は上記問題点に着目し、ねじ式吊り
ロッドに係り、特に、ねじ結合される単体ロッド同士の
取り外し分離を行なう際に、単体ロッドの噛み込み結合
を防止し、分解時に単体ロッドの回転を容易にするとと
もに、噛み込みによる外れ難さを解消し、容易に分解が
可能なねじ式吊りロッドを提供することを目的としてい
る。
ロッドに係り、特に、ねじ結合される単体ロッド同士の
取り外し分離を行なう際に、単体ロッドの噛み込み結合
を防止し、分解時に単体ロッドの回転を容易にするとと
もに、噛み込みによる外れ難さを解消し、容易に分解が
可能なねじ式吊りロッドを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るねじ式吊りロッドは、一端にオネ
ジ、他端にメネジを形成した単体ロッド相互をねじ結合
して長尺とされる吊りロッドにおいて、単体ロッドのオ
ネジ側におけるロッド端面部にオネジ貫通孔を有する弾
性体を装着して隣接するロッドの接合端面部の間に前記
弾性体を介在させて結合した構成としている。
めに、本発明に係るねじ式吊りロッドは、一端にオネ
ジ、他端にメネジを形成した単体ロッド相互をねじ結合
して長尺とされる吊りロッドにおいて、単体ロッドのオ
ネジ側におけるロッド端面部にオネジ貫通孔を有する弾
性体を装着して隣接するロッドの接合端面部の間に前記
弾性体を介在させて結合した構成としている。
【0007】また、前記弾性体はロッド端面部が嵌入す
る凹陥部を有するキャップ状に形成し、このキャップに
は前記オネジを貫通させる孔を設け、当該キャップをパ
ッキンとして単体ロッド同士の間に介装して結合する構
成とすれば良い。
る凹陥部を有するキャップ状に形成し、このキャップに
は前記オネジを貫通させる孔を設け、当該キャップをパ
ッキンとして単体ロッド同士の間に介装して結合する構
成とすれば良い。
【0008】上記構成によれば、ねじ式吊りロッドは、
単体ロッド同士の接合端面部分に弾性体が介在すること
になる。例えば、単体ロッドの一端にオネジを、また、
他端にメネジを形成するとともに、オネジとオネジ側の
大径に形成して、異径段差面部分を形成しておき、この
段差面部分で他の単体ロッドと接合させるようにし、こ
の結合するオネジ側とメネジ側の縁端面部の間に弾性体
を装着するように構成できる。このように構成すれば、
隣接する単体ロッド間では弾性体の弾性変化により、端
面での隙間および金属接触が無くなっている。端面での
隙間がなくなるためにオネジとメネジの螺合部に錆びを
発生させる水、蒸気等の浸入が防止されている。また、
端面での隙間および金属接触がなくなるため、分解時に
は、弾性体により回転を容易になるとともに、弾性効果
により錆びの発生を防止するとともに油切れを無くして
噛み込みによる外れ難さが解消される。
単体ロッド同士の接合端面部分に弾性体が介在すること
になる。例えば、単体ロッドの一端にオネジを、また、
他端にメネジを形成するとともに、オネジとオネジ側の
大径に形成して、異径段差面部分を形成しておき、この
段差面部分で他の単体ロッドと接合させるようにし、こ
の結合するオネジ側とメネジ側の縁端面部の間に弾性体
を装着するように構成できる。このように構成すれば、
隣接する単体ロッド間では弾性体の弾性変化により、端
面での隙間および金属接触が無くなっている。端面での
隙間がなくなるためにオネジとメネジの螺合部に錆びを
発生させる水、蒸気等の浸入が防止されている。また、
端面での隙間および金属接触がなくなるため、分解時に
は、弾性体により回転を容易になるとともに、弾性効果
により錆びの発生を防止するとともに油切れを無くして
噛み込みによる外れ難さが解消される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係るねじ式吊りロッドの
実施形態を添付した図面に従って詳細に説明する。図1
はねじ式吊りロッドの一部を示す結合断面図を示し、図
2はロッドの一部側面断面図、図3は弾性体の斜視図、
図4は弾性体の側面断面図を示す。なお、従来例と同一
部品には同一符号を付す。
実施形態を添付した図面に従って詳細に説明する。図1
はねじ式吊りロッドの一部を示す結合断面図を示し、図
2はロッドの一部側面断面図、図3は弾性体の斜視図、
図4は弾性体の側面断面図を示す。なお、従来例と同一
部品には同一符号を付す。
【0010】図1乃至図4において、ねじ式吊りロッド
1を構成している単体ロッド3は、段付円柱材により構
成されており、その中央部3aには細い第1外径Dsの
円柱により形成されている。単体ロッド3の細い第1外
径Dsの中央部3aに接続する一端部(図示左側)には、
細い第1外径Dsよりも太い第2外径Dmの円筒よりな
るとともに段差を有するメネジ部11が一体化して形成
されている。メネジ部11の円筒の内部にはメネジ13
が形成されている。
1を構成している単体ロッド3は、段付円柱材により構
成されており、その中央部3aには細い第1外径Dsの
円柱により形成されている。単体ロッド3の細い第1外
径Dsの中央部3aに接続する一端部(図示左側)には、
細い第1外径Dsよりも太い第2外径Dmの円筒よりな
るとともに段差を有するメネジ部11が一体化して形成
されている。メネジ部11の円筒の内部にはメネジ13
が形成されている。
【0011】単体ロッド3の細い第1外径Dsの中央部
3aに接続する他端部(図示右側)には、中央部より暫時
太くなり第3外径Dbの異径段差を有する円柱になるオ
ネジ部15が一体化して形成されている。オネジ部15
は、弾性体5が挿入される第3外径Dbの異径段差縁部
となる外径部17と、外径部17に接続するとともに、
外径部17の第3外径Dbより細い第4外径Daの異径
段差を有するネジ逃げ溝部19と、ネジ逃げ溝部19に
接続するとともに、第3外径Dbと第4外径Daの中間
の第5外径Dcを有するオネジ21とから形成されてい
る。
3aに接続する他端部(図示右側)には、中央部より暫時
太くなり第3外径Dbの異径段差を有する円柱になるオ
ネジ部15が一体化して形成されている。オネジ部15
は、弾性体5が挿入される第3外径Dbの異径段差縁部
となる外径部17と、外径部17に接続するとともに、
外径部17の第3外径Dbより細い第4外径Daの異径
段差を有するネジ逃げ溝部19と、ネジ逃げ溝部19に
接続するとともに、第3外径Dbと第4外径Daの中間
の第5外径Dcを有するオネジ21とから形成されてい
る。
【0012】弾性体5は、片側のみ底のついた円筒より
なるU字カップ形状で、かつ底部25に円形の孔25a
を有するパッキン(以下、弾性体5はパッキン5とい
う)よりなっている。パッキン5は、U字カップ形状で
第1内径dsよりなる第1内径部27を有するととも
に、底部25の孔25aは第2内径drを有している。
第1内径部27の第1内径dsは、挿入される単体ロッ
ド3の外径部17の第3外径Dbより若干小さ目、即
ち、挿入相手となる外径部17の第3外径Dbの異径段
差縁部全周を締付けるようにして挿入されるように形成
されている。
なるU字カップ形状で、かつ底部25に円形の孔25a
を有するパッキン(以下、弾性体5はパッキン5とい
う)よりなっている。パッキン5は、U字カップ形状で
第1内径dsよりなる第1内径部27を有するととも
に、底部25の孔25aは第2内径drを有している。
第1内径部27の第1内径dsは、挿入される単体ロッ
ド3の外径部17の第3外径Dbより若干小さ目、即
ち、挿入相手となる外径部17の第3外径Dbの異径段
差縁部全周を締付けるようにして挿入されるように形成
されている。
【0013】また、第1内径部27の第1内径dsは、
オネジ21の第5外径Dcよりも大きくて、かつ、外径
部17の第3外径Dbより小さく形成されている。これ
により、単体ロッド3の端面Wa、Wbは金属接触をす
ることが無くなっている。更に、第1内径部27の第1
内径dsは、オネジ21の外径、およびオネジ21の谷
径の間に設定し、組付け時に単体ロッド3の外径部17
にパッキン5を回転しながら挿入するようにしても良
い。これにより、パッキン5は、組付け時に落下するこ
となく組付けられるため、単体ロッド3の組立が容易に
なるとともに、確実に組付けられる。パッキン5は、ニ
トリルゴム、シリコンゴム、あるいはフッ素ゴム等の合
成ゴム、または、ウレタン、ナイロン、あるいはエポキ
シ等の高分子、または、炭素繊維等が用いられる。これ
により、パッキン5は、組付け時に弾性変形して水、蒸
気等の浸入を防止するとともに、単体ロッド3の端面W
a、Wbと接触して回転を容易にしている。
オネジ21の第5外径Dcよりも大きくて、かつ、外径
部17の第3外径Dbより小さく形成されている。これ
により、単体ロッド3の端面Wa、Wbは金属接触をす
ることが無くなっている。更に、第1内径部27の第1
内径dsは、オネジ21の外径、およびオネジ21の谷
径の間に設定し、組付け時に単体ロッド3の外径部17
にパッキン5を回転しながら挿入するようにしても良
い。これにより、パッキン5は、組付け時に落下するこ
となく組付けられるため、単体ロッド3の組立が容易に
なるとともに、確実に組付けられる。パッキン5は、ニ
トリルゴム、シリコンゴム、あるいはフッ素ゴム等の合
成ゴム、または、ウレタン、ナイロン、あるいはエポキ
シ等の高分子、または、炭素繊維等が用いられる。これ
により、パッキン5は、組付け時に弾性変形して水、蒸
気等の浸入を防止するとともに、単体ロッド3の端面W
a、Wbと接触して回転を容易にしている。
【0014】上記構成により、次にねじ式吊りロツド1
の組立について説明する。先ず、パッキン5の底部25
に設けた孔25aは、各単体ロッド3のオネジ21の第
5外径Dcを通過してネジ逃げ溝部19に挿入して組付
ける。また、このとき、パッキン5の第1内径部27で
あるU字カップ形状の第1内径dsは、単体ロッド3の
外径部17の第3外径Dbに挿入されて組付けられる。
このとき、パッキン5のU字カップ形状の第1内径ds
は、単体ロッド3の第3外径Dbよりも、若干小さ目に
出来ているために、相手を全周で締付けながら挿入され
ている。これにより、各単体ロッド3は、パッキン5の
U字カップ形状の第1内径dsとの隙間も無くなってい
るため、オネジ21とメネジ13の螺合部に錆びを発生
させる水等の浸入が防止される。
の組立について説明する。先ず、パッキン5の底部25
に設けた孔25aは、各単体ロッド3のオネジ21の第
5外径Dcを通過してネジ逃げ溝部19に挿入して組付
ける。また、このとき、パッキン5の第1内径部27で
あるU字カップ形状の第1内径dsは、単体ロッド3の
外径部17の第3外径Dbに挿入されて組付けられる。
このとき、パッキン5のU字カップ形状の第1内径ds
は、単体ロッド3の第3外径Dbよりも、若干小さ目に
出来ているために、相手を全周で締付けながら挿入され
ている。これにより、各単体ロッド3は、パッキン5の
U字カップ形状の第1内径dsとの隙間も無くなってい
るため、オネジ21とメネジ13の螺合部に錆びを発生
させる水等の浸入が防止される。
【0015】次に、順次単体ロッド3のオネジ21がメ
ネジ13に挿入されるとともに、その間にパッキン5が
挿入されて、金属接触されて回転されることがなくな
り、各単体ロッド3間は相互のメネジ部11とオネジ部
15とのネジ部が螺合して所定の締付けトルク(接触面
圧Pa)で結合される。これにより、単体ロッド3間に
パッキン5の弾性変形により隙間が無くなるとともに、
従来のように金属接触がなくなる。これにより、定期検
査時、あるいは、ボイラ装置の組立時に単体ロッド3
は、パッキン5の弾性効果により、錆びあるいは油切れ
等がなくなり、容易に分解することが可能となってい
る。
ネジ13に挿入されるとともに、その間にパッキン5が
挿入されて、金属接触されて回転されることがなくな
り、各単体ロッド3間は相互のメネジ部11とオネジ部
15とのネジ部が螺合して所定の締付けトルク(接触面
圧Pa)で結合される。これにより、単体ロッド3間に
パッキン5の弾性変形により隙間が無くなるとともに、
従来のように金属接触がなくなる。これにより、定期検
査時、あるいは、ボイラ装置の組立時に単体ロッド3
は、パッキン5の弾性効果により、錆びあるいは油切れ
等がなくなり、容易に分解することが可能となってい
る。
【0016】上記に記載したように本発明は、ロッドの
オネジ側にオネジより大径に形成されたロッドの異径段
差縁部の全周、および、隣接するロッドの縁端面部の間
に弾性体を装着してロッドを結合した構成としているた
め、短いロッドをネジで結合するとともに、ロッド間に
弾性体を挿入して長いロッドにして使用したねじ式吊り
ロッドでは、分解時に弾性体により回転を容易にすると
ともに、弾性効果により錆びの発生を防止するとともに
油切れを無くして噛み込みによる外れ難さを解消し、容
易に分解が可能になっている。
オネジ側にオネジより大径に形成されたロッドの異径段
差縁部の全周、および、隣接するロッドの縁端面部の間
に弾性体を装着してロッドを結合した構成としているた
め、短いロッドをネジで結合するとともに、ロッド間に
弾性体を挿入して長いロッドにして使用したねじ式吊り
ロッドでは、分解時に弾性体により回転を容易にすると
ともに、弾性効果により錆びの発生を防止するとともに
油切れを無くして噛み込みによる外れ難さを解消し、容
易に分解が可能になっている。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明におけるね
じ式吊りロッドによれば、単体ロッドのオネジ側におけ
るロッド端面部にオネジ貫通孔を有する弾性体を装着し
て隣接する単体ロッドの接合端面部の間に前記弾性体を
介在させて結合した構成としたので、隣接する単体ロッ
ド間の弾性変化により隙間が無くなっているが、弾性体
は単体ロッドのねじ回しを容易に許容するため、取り外
しが極めて簡便に行われる。
じ式吊りロッドによれば、単体ロッドのオネジ側におけ
るロッド端面部にオネジ貫通孔を有する弾性体を装着し
て隣接する単体ロッドの接合端面部の間に前記弾性体を
介在させて結合した構成としたので、隣接する単体ロッ
ド間の弾性変化により隙間が無くなっているが、弾性体
は単体ロッドのねじ回しを容易に許容するため、取り外
しが極めて簡便に行われる。
【0018】また、単体ロッドの間にパッキンが挿入さ
れているため、金属接触されて単体ロッド同士が噛み込
み状態となって回転困難となることがなくなり、ロッド
間にパッキンの弾性変形により隙間が無くして挟雑物の
侵入を防止しつつ、ねじ締めに際してはバックラッシの
発生を防止し、取り外し回転操作の際には簡単に圧縮さ
れるので、単体ロッドの分解時にはパッキンの弾性効果
により、容易に分解することが可能となっている。
れているため、金属接触されて単体ロッド同士が噛み込
み状態となって回転困難となることがなくなり、ロッド
間にパッキンの弾性変形により隙間が無くして挟雑物の
侵入を防止しつつ、ねじ締めに際してはバックラッシの
発生を防止し、取り外し回転操作の際には簡単に圧縮さ
れるので、単体ロッドの分解時にはパッキンの弾性効果
により、容易に分解することが可能となっている。
【図1】本発明の実施形態に係るねじ式吊りロッドの一
部を示す結合断面図である。
部を示す結合断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る短いロッドの側面断面
図である。
図である。
【図3】本発明の実施形態に係る弾性体の斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施形態に係る弾性体の側面断面図で
ある。
ある。
【図5】従来のねじ式吊りロッドの一部を示す結合断面
図である。
図である。
1……ねじ式吊りロッド、3……ロッド、5……弾性体
(パッキン)、11……メネジ部、13……メネジ、1
5……オネジ部、17……外径部(異径段差縁部)、1
9……ネジ逃げ溝部、21……オネジ、25……パッキ
ンの底部、25a……パッキンの孔、27……パッキン
の第1内径部
(パッキン)、11……メネジ部、13……メネジ、1
5……オネジ部、17……外径部(異径段差縁部)、1
9……ネジ逃げ溝部、21……オネジ、25……パッキ
ンの底部、25a……パッキンの孔、27……パッキン
の第1内径部
Claims (2)
- 【請求項1】 一端にオネジ、他端にメネジを形成した
単体ロッド相互をねじ結合して長尺とされる吊りロッド
において、 単体ロッドのオネジ側におけるロッド端面部にオネジ貫
通孔を有する弾性体を装着して隣接するロッドの接合端
面部の間に前記弾性体を介在させて結合したことを特徴
とする吊りロッド。 - 【請求項2】 前記弾性体はロッド端面部が嵌入する凹
陥部を有するキャップ状に形成し、このキャップには前
記オネジを貫通させる孔を設け、当該キャップをパッキ
ンとして単体ロッド同士の間に介装して結合したことを
特徴とする請求項1記載の吊りロッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000215508A JP2002031111A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | ねじ式吊りロッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000215508A JP2002031111A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | ねじ式吊りロッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002031111A true JP2002031111A (ja) | 2002-01-31 |
Family
ID=18710921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000215508A Pending JP2002031111A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | ねじ式吊りロッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002031111A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114838271A (zh) * | 2022-06-07 | 2022-08-02 | 安徽工程大学 | 一种摄影用移动拍摄支撑装置及其使用方法 |
-
2000
- 2000-07-17 JP JP2000215508A patent/JP2002031111A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114838271A (zh) * | 2022-06-07 | 2022-08-02 | 安徽工程大学 | 一种摄影用移动拍摄支撑装置及其使用方法 |
CN114838271B (zh) * | 2022-06-07 | 2024-05-31 | 安徽工程大学 | 一种摄影用移动拍摄支撑装置及其使用方法 |
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