JP2002030916A - 内燃機関のブリーザ装置 - Google Patents
内燃機関のブリーザ装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
に連通させるブリーザ通路を設けた場合に、上記空間部
に貯留される潤滑油が無駄に消費されないようにする。 【解決手段】 内燃機関10がクランクケース16に突
設されるシリンダ20と、このシリンダ20内の燃焼室
24に上記シリンダ20の外部を連通させて空気13を
導入可能とさせる吸気通路25,35と、潤滑油を貯留
可能とする密閉状の空間部41と、この空間部41を上
記吸気通路25,35に連通させるブリーザ通路42と
を備える。上記ブリーザ通路42を、上記空間部41側
を構成する上流側通路45と、上記吸気通路25,35
側を構成する下流側通路47とに分断し、上記上流側通
路45の下流側端部45aと、上記下流側通路47の上
流側端部47aとの間に、これら下流側端部45aと上
流側端部47aの各断面積よりも大きい断面積を有する
他の空間部50を介在させる。
Description
から生じるブローバイガスを吸気通路に供給して燃焼さ
せるようにした内燃機関のブリーザ装置に関するもので
ある。
一般に、次のように構成されている。
ースに突設されるシリンダと、このシリンダ内の燃焼室
に上記シリンダの外部を連通させて空気を導入可能とさ
せる吸気通路と、潤滑油を貯留可能とする密閉状の空間
部と、この空間部を上記吸気通路に連通させるブリーザ
通路とを備えている。
気が上記吸気通路を通り燃焼室に吸入されて燃料との混
合気が燃焼させられ、この燃焼により生じた熱エネルギ
ーが動力に変換されて出力される。上記内燃機関が船体
に取り付けられた船外機に用いられるものであれば、上
記動力により、水中のプロペラが駆動して、船が水面上
を推進可能とされる。
ム室などの空間部内のガス圧力は、内燃機関の高温化に
より上昇させられるが、上記空間部内のガスは上記ブリ
ーザ通路を通って吸気通路内に送出され、もって、上記
空間部内の高圧化が防止される。
内のガスが、上記ブリーザ通路を通って吸気通路内に送
出されるとき、上記空間部に貯留されていた潤滑油の一
部も上記吸気通路内に送出される。この潤滑油の一部
は、その後、上記吸気通路を通り空気と共に燃焼室に吸
入されて、燃焼させられることとなり、これは、潤滑油
を無駄に消費させるものであって好ましくない。
これら各シリンダに対しそれぞれ上記吸気通路を設けた
場合において、これら複数の吸気通路のうちのいずれか
一部の吸気通路に上記ブリーザ通路を連通させたとする
と、次のような問題が生じるおそれがある。
の混合気の一部はブローバイガスとしてカム室などの上
記空間部に漏出する。
路のうちの一部の吸気通路にのみブリーザ通路を連通さ
せたとすると、上記一部の吸気通路にブローバイガスが
偏って多く送出されることから、各シリンダにおける空
撚比(A/F)の値に不均一が生じがちとなり、これ
は、エンジン性能上好ましくない。
されたもので、内燃機関が有する密閉状の空間部を吸気
通路に連通させるブリーザ通路を設けた場合に、上記空
間部に貯留される潤滑油が無駄に消費されないようにす
ることを課題とする。
記空間部に貯留されたブローバイガスが各シリンダの燃
焼室に連通される吸気通路に送出させられる場合に、各
シリンダにおける空撚比の値に不均一が生じないように
して、良好なエンジン性能が確保されるようにすること
を課題とする。
の本発明の内燃機関のブリーザ装置は、次の如くであ
る。
突設されるシリンダ20と、このシリンダ20内の燃焼
室24に上記シリンダ20の外部を連通させて空気13
を導入可能とさせる吸気通路25,35と、潤滑油を貯
留可能とする密閉状の空間部41と、この空間部41を
上記吸気通路25,35に連通させるブリーザ通路42
とを備えた4サイクル内燃機関において、
側を構成する上流側通路45と、上記吸気通路25,3
5側を構成する下流側通路47とに分断し、上記上流側
通路45の下流側端部45aと、上記下流側通路47の
上流側端部47aとの間に、これら下流側端部45aと
上流側端部47aの各断面積よりも大きい断面積を有す
る他の空間部50を介在させたものである。
て、上記シリンダ20に形成される動弁機構29のカム
室29aを上記空間部41とし、上記クランクケース1
6内のクランク室15の一部を上記他の空間部50とし
たものである。
の発明に加えて、上記他の空間部50に対する上記上流
側通路45の連結位置よりも、上記下流側通路47の連
結位置をより高く位置させたものである。
いずれか1つの発明に加えて、上記シリンダ20を複数
設けると共に、これら各シリンダ20に対しそれぞれ上
記吸気通路25,35を設けた多シリンダ内燃機関にお
いて、
複数とし、これら各下流側端部47bをそれぞれ上記各
シリンダ20に連通させたものである。
により説明する。
面2上に浮く船体3と、この船体3の後端部に着脱自在
に取り付けられるクランプブラケット4と、このクラン
プブラケット4を介して上記船体3の後端部に支持され
る船外機5とを備えている。また、図中矢印Frは、上
記船体3の前方を示し、下記する左右とは上記前方に向
っての方向をいうものとする。
するケース8を備えている。このケース8は上下方向に
長く延びて、その上部が上記クランプブラケット4に枢
支手段7により支持され、つまり、上記ケース8は、上
記クランプブラケット4と枢支手段7を介し上記船体3
の後端部に支持されている。一方、上記ケース8の下部
は、上記水面2下に没入させられている。
延びて上記ケース8の下端部にその軸心回りに回転自在
に支承されるプロペラ9と、上記ケース8の上面に載置
される上記プロペラ9駆動用の内燃機関10と、上記ケ
ース8の内部に収容され上記内燃機関10に上記プロペ
ラ9を連動連結させる動力伝達手段11と、上記内燃機
関10にその上方から嵌脱自在に外嵌して、この内燃機
関10を全体的に覆い、かつ、上記ケース8の上端部に
着脱自在に取り付けられる樹脂製のカウリング12とを
備えている。このカウリング12の内外部を連通させ、
このカウリング12の外部から内部に空気13を導入可
能とさせる空気導入口14が船体3の前後方向での上記
カウリング12の後上部に形成されている。
ンダ(6シリンダ)内燃機関である。この内燃機関10
は、上記ケース8の上面に支持されてその内部がクラン
ク室15とされるクランクケース16と、軸心17がほ
ぼ鉛直方向に延びて上記クランク室15に収容されると
共に、上記クランクケース16に上記軸心17回りに回
動自在となるよう支承されるクランク軸18とを備えて
いる。上記船外機5の幅方向の中央を通り、かつ、鉛直
方向に延びる仮想鉛直線19上に上記軸心17がほぼ位
置している。
16から船体3の前後方向での後方に向って、かつ、船
体3の平面視でV字形に突出する左右シリンダ20,2
0と、これら各シリンダ20内のシリンダ孔21に嵌入
されるピストン22と、上記クランク軸18と各ピスト
ン22とを互いに連動連結させる連接棒23とを備え、
左右各シリンダ20は、それぞれ上下に並設された複数
(3つ)のシリンダ20群で構成されている。上記各シ
リンダ20の突出端側のシリンダ孔21内で、上記ピス
トン22により閉じられた空間が燃焼室24とされてい
る。
燃焼室24に連通する吸気通路25が形成されると共
に、この吸気通路25を開閉自在とする吸気弁26が設
けられ、また、上記各シリンダ20には上記シリンダ孔
21からその外部に連通する排気通路27が形成される
と共に、この排気通路27を開閉自在とする排気弁28
が設けられている。上記吸気弁26と排気弁28は、そ
れぞれその軸方向で、上記各シリンダ20に対し往復摺
動自在となるよう支承され、この往復動で、開閉弁動作
させられる。
開閉弁動作させる動弁機構29が設けられている。この
動弁機構29は、各シリンダ20の突出端部に形成され
る密閉状のカム室29aと、このカム室29aに収納さ
れ上記吸気弁26とカム係合する吸気カム軸29bと、
上記カム室29aに収納され上記排気弁28とカム係合
する排気カム軸29cとを備えている。
はそれぞれの軸心回りに回動自在とされて、上記クラン
ク軸18に連動連結されている。このクランク軸18の
駆動に伴い、上記吸気カム軸29bと排気カム軸29c
とそれぞれカム係合する吸気弁26と排気弁28とが適
宜開閉弁動作させられる。
から上記クランクケース16の外側方を通って前方に向
いこのクランクケース16の前方まで延出する左右一対
の吸気管31,31を備えている。これら各吸気管31
は、平面視で船体3の外側方に向って突出する円弧形状
をなしている。上記の場合、内燃機関10のクランクケ
ース16、各シリンダ20、および各吸気管31は上記
仮想鉛直線19を基準として左右ほぼ対称形とされてい
る。
からそれぞれ上記クランクケース16の外側方を通って
前方に延出する吸気管本体32と、上記クランクケース
16の前方に位置し上記吸気管本体32の延出端部に連
結されるサイレンサ33と、このサイレンサ33から上
記吸気管本体32に沿ってこの吸気管本体32の長手方
向の中途部まで後方に延出する吸気管延長部34とを備
えている。上記吸気管31の内部が吸気通路35とさ
れ、上記吸気管延長部34の延出端部が上記内燃機関1
0の外部に向って開口する空気吸入開口36とされ、こ
の空気吸入開口36は上記吸気通路35を通し上記シリ
ンダ20の吸気通路25に連通させられている。
はスロットル弁37が介設され、内燃機関10の外部の
空気13は、上記空気吸入開口36、各吸気通路25,
35およびスロットル弁37を通り上記内燃機関10の
内部の燃焼室24に吸入可能とされる。
ザ装置40を備えている。このブリーザ装置40につ
き、以下説明する。
され、この空間部41の底部には潤滑油が貯留可能とさ
れ、この潤滑油により、上記シリンダ20に対し吸気カ
ム軸29bおよび排気カム軸29cを支承する軸受部
や、上記吸気弁26および排気弁28と、吸気カム軸2
9bおよび排気カム軸29cとの互いのカム係合部など
の被潤滑部がそれぞれ潤滑されるようになっている。上
記の場合、左右シリンダ20,20の各カム室29aの
上端部は互いにガス流動可能に連通している。
と排気弁28の各摺動部の隙間を通し、上記燃焼室24
における混合気の一部がブローバイガスとして、上記空
間部41に貯留される。
5,35に連通させる断面円形で、その長手方向の各部
が互いにほぼ均一な大きさとされるブリーザ通路42が
設けられ、このブリーザ通路42は可撓性のあるブリー
ザチューブ43の内孔で構成されている。上記ブリーザ
通路42は、上記ブリーザチューブ43の空間部41側
を構成する上流側チューブ44の内孔の上流側通路45
と、上記ブリーザチューブ43の吸気通路25,35側
を構成する下流側チューブ46の内孔の下流側通路47
とに分断されている。
と、下流側通路47の上流側端部47aの間に、これら
下流側端部45aと上流側端部47aの各断面積よりも
大きい断面積を有する他の空間部50が介在させられて
いる。
16内のクランク室15の一部で構成されている。より
具体的には、上記クランクケース16の前端部の内面
に、後方に向って開口し上下方向に長く延びる溝51が
形成され、この溝51の開口を覆う蓋板52が設けら
れ、この蓋板52で閉じられた溝51内の空間が上記他
の空間部50とされている。この他の空間部50は上下
に長く延び、その下端部は上記クランク室15の他部の
底部に連通している。
とされている。この潤滑油は、不図示のオイルポンプに
より、上記シリンダ孔21の内周面とピストン22との
摺接部に供給されてこれを潤滑し、また、上記カム室2
9aに供給される。
bは上記各シリンダ20の突出端部の上面に連結され、
上記上流側チューブ44の下流側端部44aは、上記ク
ランクケース16の前面の上下方向の中途部に連結され
ている。これにより、上記上流側通路45の上流側端部
45bは上記カム室29aの上端部に連通させられ、上
記上流側通路45の下流側端部45aは上記他の空間部
50の上下方向の中途部に連通させられている。
aは上記クランクケース16の前面の上端部に連結さ
れ、上記下流側チューブ46の下流側端部46bは複数
本(2本)に分岐されて、これら各下流側端部46bは
上記各サイレンサ33の上端部にそれぞれ連結されてい
る。これにより、上記下流側通路47の上流側端部47
aは上記他の空間部50の上端部に連通させられ、上記
下流側通路47の各下流側端部47bは各サイレンサ3
3における吸気通路35に連通させられている。
路45の下流側端部45aの連結位置よりも、上記下流
側通路47の上流側端部47aの連結位置がより高く位
置させられている。また、上記上流側通路45ではその
上流側端部45bから下流側端部45aに向って高さが
漸次低くされていて、この上流側通路45の中途部に潤
滑油が滞留することが防止されている。
通路45の下流側端部45a側から上記下流側通路47
の上流側端部47a側に空気13などのガス54が流動
するとき、このガス54から潤滑油を分離させるラビリ
ンス形状の油分離器が、上記他の空間部50内に設けら
れている。
気弁26と排気弁28とが適宜開閉弁動作して、上記空
気吸入開口36、各吸気通路25,35、およびスロッ
トル弁37を通り、内燃機関10の外部の空気13が燃
焼室24に吸入され、これと同時にこの燃焼室24に供
給された燃料とで生成された混合気が燃焼させられ、こ
の燃焼により生じた燃焼ガスは排気として上記排気通路
27から上記ケース8の内部を通り水面2下に排出され
る。
クランク軸18の駆動力が上記動力伝達手段11を介し
てプロペラ9に伝達され、船1が水面2上を推進させら
れる。
記空間部41側を構成する上流側通路45と、上記吸気
通路25,35側を構成する下流側通路47とに分断さ
れ、上記上流側通路45の下流側端部45aと、上記下
流側通路47の上流側端部47aとの間に、これら下流
側端部45aと上流側端部47aの各断面積よりも大き
い断面積を有する他の空間部50が介在されている。
記空間部41内のガス54の圧力は、内燃機関10の高
温化により上昇させられるが、上記空間部41内のガス
54は上記ブリーザ通路42を通って上記吸気通路2
5,35内に送出され、もって、上記空間部41内の高
圧化が防止される。
54は、その途中で、断面積の大きい他の空間部50を
通過するが、この他の空間部50でガス54の流れが急
減速されることから、このガス54から比重の大きい潤
滑油の油滴が分離され、この潤滑油は、上記他の空間部
50の下端部を通り、クランク室15の底部の油貯留部
に還元され、再び、内燃機関10各部の潤滑に用いられ
る。
リーザ通路42を通り上記吸気通路25,35に送出さ
れるようにした場合に、上記空間部41に貯留される潤
滑油の一部が上記ガス54と共に吸気通路25,35を
通り燃焼室24で無駄に燃焼させられる、ということが
防止されて、この潤滑油の無駄な消費が防止される。
成される動弁機構29のカム室29aを上記空間部41
とし、上記クランクケース16内のクランク室15の一
部を上記他の空間部50としてある。
比較的多量の潤滑油が貯留されていて、このカム室29
aを単にブリーザ通路42により吸気通路25,35に
連通させると、多量の潤滑油が無駄に消費されるおそれ
を生じるが、上記他の空間部50を介在させたことによ
り、上記無駄な消費が防止される。
別体に設けたものではなく、上記クランク室15の一部
を利用して設けられたものであることから、上記ブリー
ザ装置40をコンパクトに設けることができると共に、
このブリーザ装置40を簡単な構成にすることができ、
これは、特に、余剰空間が狭い船外機5にとって、有益
である。
対する上記上流側通路45の下流側端部45aの連結位
置よりも、上記下流側通路47の上流側端部47aの連
結位置をより高く位置させてある。
次下降しながら流れてきたガス54は、上記他の空間部
50に流入させられた後、上記下流側通路47の上流側
端部47aに向って上方に反転させられて上昇させら
れ、この際、上記他の空間部50におけるガス54から
比重の大きい油滴が分離され、この潤滑油は、再び、内
燃機関10各部の潤滑に用いられる。
な消費が防止される。
数設けられると共に、これら各シリンダ20に対しそれ
ぞれ上記吸気通路25,35が設けられており、上記下
流側通路47の下流側端部47bが複数とされ、これら
各下流側端部47bがそれぞれ上記各シリンダ20に連
通させられている。
上記燃焼室24の混合気の一部がブローバイガスとして
空間部41(カム室29a)に漏出している場合、上記
ブローバイガスは上記ブリーザ通路42を通って、各吸
気通路25,35に振り分けられ、各シリンダ20の燃
焼室24に吸入されることとなる。
(A/F)の値に不均一が生じることが抑制されて、良
好なエンジン性能が確保される。
されるシリンダと、このシリンダ内の燃焼室に上記シリ
ンダの外部を連通させて空気を導入可能とさせる吸気通
路と、潤滑油を貯留可能とする密閉状の空間部と、この
空間部を上記吸気通路に連通させるブリーザ通路とを備
えた4サイクル内燃機関において、
する上流側通路と、上記吸気通路側を構成する下流側通
路とに分断し、上記上流側通路の下流側端部と、上記下
流側通路の上流側端部との間に、これら下流側端部と上
流側端部の各断面積よりも大きい断面積を有する他の空
間部を介在させてある。
間部内のガスの圧力は、内燃機関の高温化により上昇さ
せられるが、上記空間部内のガスは上記ブリーザ通路を
通って上記吸気通路内に送出され、もって、上記空間部
内の高圧化が防止される。
その途中で、断面積の大きい他の空間部を通過するが、
この他の空間部でガスの流れが急減速されることから、
このガスから比重の大きい潤滑油の油滴が分離され、こ
の潤滑油は、上記他の空間部の下端部を通り、クランク
室の底部の油貯留部に還元され、再び、内燃機関各部の
潤滑に用いられる。
路を通り上記吸気通路に送出されるようにした場合に、
上記空間部に貯留される潤滑油の一部が上記ガスと共に
吸気通路を通り燃焼室で無駄に燃焼させられる、という
ことが防止されて、この潤滑油の無駄な消費が防止され
る。
れる動弁機構のカム室を上記空間部とし、上記クランク
ケース内のクランク室の一部を上記他の空間部としてあ
る。
多量の潤滑油が貯留されていて、このカム室を単にブリ
ーザ通路により吸気通路に連通させると、多量の潤滑油
が無駄に消費されるおそれを生じるが、上記他の空間部
を介在させたことにより、上記無駄な消費が防止され
る。
に設けたものではなく、上記クランク室の一部を利用し
て設けられたものであることから、上記ブリーザ装置を
コンパクトに設けることができると共に、このブリーザ
装置を簡単な構成にすることができ、これは、特に、余
剰空間が狭い船外機にとって、有益である。
る上記上流側通路の連結位置よりも、上記下流側通路の
連結位置をより高く位置させてある。
きたガスは、上記他の空間部に流入させられた後、上記
下流側通路の上流側端部に向って上昇させられ、この
際、上記他の空間部におけるガスから比重の大きい油滴
が分離され、この潤滑油は、再び、内燃機関各部の潤滑
に用いられる。
費が防止される。
けると共に、これら各シリンダに対しそれぞれ上記吸気
通路を設けた多シリンダ内燃機関において、
これら各下流側端部をそれぞれ上記各シリンダに連通さ
せてある。
燃焼室の混合気の一部がブローバイガスとして空間部に
漏出している場合、上記ブローバイガスは上記ブリーザ
通路を通って、各吸気通路に振り分けられ、各シリンダ
の燃焼室に吸入されることとなる。
値に不均一が生じることが抑制されて、良好なエンジン
性能が確保される。
Claims (4)
- 【請求項1】 クランクケースに突設されるシリンダ
と、このシリンダ内の燃焼室に上記シリンダの外部を連
通させて空気を導入可能とさせる吸気通路と、潤滑油を
貯留可能とする密閉状の空間部と、この空間部を上記吸
気通路に連通させるブリーザ通路とを備えた4サイクル
内燃機関において、 上記ブリーザ通路を、上記空間部側を構成する上流側通
路と、上記吸気通路側を構成する下流側通路とに分断
し、上記上流側通路の下流側端部と、上記下流側通路の
上流側端部との間に、これら下流側端部と上流側端部の
各断面積よりも大きい断面積を有する他の空間部を介在
させた内燃機関のブリーザ装置。 - 【請求項2】 上記シリンダに形成される動弁機構のカ
ム室を上記空間部とし、上記クランクケース内のクラン
ク室の一部を上記他の空間部とした請求項1に記載の内
燃機関のブリーザ装置。 - 【請求項3】 上記他の空間部に対する上記上流側通路
の連結位置よりも、上記下流側通路の連結位置をより高
く位置させた請求項1、もしくは2に記載の内燃機関の
ブリーザ装置。 - 【請求項4】 上記シリンダを複数設けると共に、これ
ら各シリンダに対しそれぞれ上記吸気通路を設けた多シ
リンダ内燃機関において、 上記下流側通路の下流側端部を複数とし、これら各下流
側端部をそれぞれ上記各シリンダに連通させた請求項1
から3のうちいずれか1つに記載の内燃機関のブリーザ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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-
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- 2000-07-14 JP JP2000215159A patent/JP2002030916A/ja active Pending
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