JP2002030287A - 縦型内筒回転炭化装置 - Google Patents

縦型内筒回転炭化装置

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JP2002030287A
JP2002030287A JP2000249070A JP2000249070A JP2002030287A JP 2002030287 A JP2002030287 A JP 2002030287A JP 2000249070 A JP2000249070 A JP 2000249070A JP 2000249070 A JP2000249070 A JP 2000249070A JP 2002030287 A JP2002030287 A JP 2002030287A
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inner cylinder
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rotary
fixed
combustion
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JP2000249070A
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Shigeru Yoshida
茂 吉田
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  • Solid-Fuel Combustion (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置面積が広く、充填率が低い。 【解決手段】 複数本の撹拌突起23を設け、回転自在
なる全耐熱鋼製の円筒形の回転内筒1を垂直に設置し、
その回転内筒1に被せて内側面に複数本の固定突起2
4、上側面に複数個の排ガスノズル32、上部側面外部
に仕切板33を設けた円筒形の固定外筒2を固定し、そ
の外側に鋼鈑38製で内部耐火キャスタブル製の炉体3
を構築し、その側面に鋼鈑38製で内部耐火キャスタブ
ル15製の燃焼室4を取り付ける。加熱タンク45の下
面の炉体3に開口した処理品出口40に冷却スタリュー
フィーダー10、ロータリーバルブ14を取り付け、排
気ダクト22を設けた縦型内筒回転炭化装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粉粒体の連続炭化装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来粉粒体の連続炭化装置は主に外熱式
のロータリーキルン方式が主体である。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかしロータリーキル
ン方式は設置面積が広くなり、狭い場所では設置出来な
くなる。
【0004】又、外熱式ロータリーキルンは処理品充填
率がせいぜい5から10%くらいしか取れないので、装
置全体が大きくなり、高価なものとなる。
【0005】ロータリーキルンと入り口、出口との各固
定ボックスとの摺動パッキンがロータリーキルンの外周
に取り付ける構造であるので大きなものとなり、このパ
ッキンより空気がキルン内に入ったり、乾留ガスがここ
から出るなどのトラブルの原因となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明の縦型内筒回転炭化装置においては、架台の上に
全体が耐熱材料製で、側面に複数本の撹拌突起を設け、
上部にシャフトを、下部に回転駆動シャフトを有する、
円筒形の回転内筒を上下に軸受けを介し設置し、減速機
などで回転できる構造にしておく。尚熱歪みを考慮し
て、この回転内筒の長さは直径の約10倍以内くらいに
しておく。
【0007】その外側に処理品の入る空間を持たせてそ
こを加熱タンクとし、全体が耐熱材料製で、内部に複数
本の固定突起を有する円筒形の固定外筒を設置する。こ
の固定外筒の上部に処理品の投入ダクト、空気遮断、定
量投入目的のロータリーバルブ、複数本の排ガスノズ
ル、レベルセンサー、仕切板を設ける。尚この固定突起
は回転内筒の撹拌突起と干渉しない位置に取り付ける必
要がある。このレベルセンサーは処理品のレベル検知の
ためで、その信号にて投入ロータリーバルブの回転数を
制御する。この時排出側ロータリーバルブ、冷却スクリ
ューフィーダーの回転数は一定としておく。このレベル
センサーは耐熱性があり、雰囲気に強い必要がある。撹
拌突起は処理品を回転撹拌するために、固定突起は処理
品が固定外筒と、すべりを起こさないためのものであ
る。仕切板はこの固定外筒と後述する炉体との空間を上
下に分割仕切りをし、乾留ガスが直接煙突へ行ってしま
わないようにするためのものである。尚この仕切板をな
くし、この位置を炉体の炉蓋とし、その上部からダクト
で排ガスを燃焼室に投入出来る構造にしてもよい。
【0008】その外側に加熱室となる空間を持たせて、
耐火材製の円筒形の炉体を構築し、炉床部に穴を開け処
理品出口とし、その先に水冷式の冷却スクリューフィー
ダーと空気遮断と定量排出のためのロータリーバルブを
連接する。この水冷式にするのは、処理炭化品を250
℃以下くらいまで下げて空気と触れても着火しないよう
にするためである。尚この冷却スクリューフィーダーは
外筒だけでなく、シャフトとなるパイプも水冷とすると
効果的である。
【0009】この炉体の下部中央に穴を開け、回転内筒
の回転駆動シャフトを貫通し、その隙間には空気が入ら
ないようにグランドパッキンを設ける。又固定外筒とこ
の炉体の上の蓋との隙間は耐熱性のパッキン材で充填す
る。
【0010】この炉体の側面上下に穴を開け、内部耐火
材製のコの字型の燃焼室でバイパス状に連結する。この
燃焼室にバーナーを設け、複数個の燃焼空気口を開けて
調整弁のある燃焼フアンとパイプで連結し、やはり調整
弁を有する冷却フアンを取り付ける。
【0011】この炉体の側面上部で仕切板の下の位置
に、途中に冷却空気吸い込み穴のある排気ダクトを設
け、耐熱排気フアンに連結し、その先に煙突を設ける。
冷却空気吸い込み穴は排気フアンの温度をあまり上げな
いためのものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。図1において、上に空気抜きのためのパイ
プ状のシャフト29、側面にL型で山を上にした複数本
の撹拌突起23、下面中央にスプロケット27を有する
回転シャフト5を設けた、全体が耐熱鋼製の円筒形の回
転内筒1を架台9に取り付けた円錐コロ軸受け41に介
して設置する。
【0013】この回転内筒1の外側に被せるように、内
側側面に撹拌突起23に接触しない位置に複数本の固定
突起24を、上部側面に処理品11が入らないためのカ
バー31に覆われた複数本の乾留ガス出口となる排ガス
ノズル32、上部中央にシャフト29の貫通する穴が明
き、その上に架台を設けフランヂベアリングユニット2
8を取り付け、その横あたりにレベルセンサー46をセ
ットし、側面最上部に投入ダクト36、ロータリーバル
ブ14を設け、側面外面に排ガスノズル32の下あたり
に円盤状の仕切板33を取り付けた、全体が耐熱鋼製の
固定外筒2を設置する。この仕切板33の代わりに、炉
体3に耐火煉瓦47で内側へ巻き付けて構築してもよ
い。
【0014】その外側に、加熱室39となる空間を持た
せ、外部が鋼鈑38製で、内部を耐火キャスタブル15
製とする円筒形の炉体3を構築し、その下部を耐火煉瓦
47で固定外筒2が動かないように押さえをする。上部
には固定外筒2が貫通してなる炉蓋17を設け、その隙
間にはセラミックファイバー34を充填し乾留ガスが出
ないようにする。又図2を参照して、固定外筒2の回転
止めである複数個のストッパー30を取り付ける。この
ストッパー30は3枚の鋼鈑で出来ており、中央の一枚
を固定外筒2に溶接し、他の二枚は炉蓋17に溶接して
いる。そのために炉体3は、固定外筒2の縦の伸びに影
響されない。
【0015】その下面に処理品出口40を設け、水冷式
の冷却スクリューフィーダー10を連結し、その出口に
密閉性の高いロータリーバルブ14を取り付ける。
【0016】この炉体3の側面に、外部が鋼鈑38製
で、内部を耐火キャスタブル15製とするコの字型の燃
焼室4を組み付け、その上部にバーナー16をセット
し、側面にバタフライ弁20を有する複数個の燃焼空気
口18を設け、調整弁43を有する燃焼フアン12より
配管接続し、下部に炉体3に向かって調整弁43を有す
る冷却フアン44を設置する。
【0017】仕切板33の少し下に冷却空気吸込み穴1
9を有する排気ダクト22を設け、耐熱性の排気フアン
21、バタフライ弁20、煙突42へと連結する。
【0018】最初に、熱歪みが起きにくくするために回
転内筒1を減速機6を起動し回転させておき、排気フア
ン21を起動し、バーナー16に点火し、加熱室39の
温度が所定の温度である600℃から800℃に達した
時点から、投入側ロータリーバルブ14を起動し処理品
11を設定位置まで投入し、冷却スクリューフィーダー
10、排出側ロータリーバルブ14を設定処理量出すよ
うに調整し稼動させる。この後処理品から乾留ガスが出
始めて燃焼フアン12を起動し、燃焼状態を観察しなが
ら調整弁43で風量の調整を行い、乾留ガスの出る量が
一定になると風量は一定とする。又排気フアン21の入
り口温度が安全温度になるように、冷却空気吸込み穴1
9のバタフライバルブ20を調整し、乾留ガス量が一定
になったら固定する。乾留ガスの燃焼が安定してきたら
バーナー16を消火し、加熱室39の温度が高くなりす
ぎたら、冷却フアン44の調整弁43にて必要冷却空気
量を投入する。逆に低くなりすぎたらバーナー16を点
火する。
【0019】処理品は加熱タンク45内に落ちて、撹拌
突起23と固定突起24の作用で十分撹拌されて下へ降
りていくので、処理品の片寄りはない。又処理品は常に
撹拌されているので乾留ガスは上部に抜けやすい状態に
なっている。
【0020】尚、仕切板33、燃焼室4を省き加熱室3
9の側面にバーナー16、調整弁43を有する燃焼フア
ン12より連結された燃焼空気口18、調整弁43を有
する冷却フアン44を設置し、排気ダクト22を炉体3
の下部側面に設けても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので以下のような効果を発する。
【0022】縦型設置であるので設置面積を小さく出来
る。
【0023】処理品充填率を70%と大きく取れるので
非常にコンパクトになる。
【0024】回転内筒の長さを直径の10倍くらい以内
に押えておけば、熱歪みはあまり大きくないので、耐熱
鋳鋼を用いず、SUS310Sなどのステンレス系の材
料で作成出来るので簡単で安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 縦型内筒回転炭化装置の全体を表す側面断面
図である。
【図2】 縦型内筒回転炭化装置のA−Aを表す拡大平
面断面図である。
【図3】 縦型内筒回転炭化装置のB−Bを表す拡大平
面図である。
【符号の説明】
1 回転内筒 2 固定外筒 3 炉体 4 燃焼室 5 回転駆動シャフト 6 減速機 7 スプロケット 8 ローラーチエン 9 架台 10冷却スクリューフィーダー 11処理品 12燃焼フアン 13落ち口 14ロータリーバルブ 15耐火キャスタブル 16バーナー 17炉蓋 18燃焼空気口 19冷却空気吸い込み穴 20バタフライ弁 21排気フアン 22排気ダクト 23撹拌突起 24固定突起 25冷却水入り口 26冷却水出口 27グランドパッキン 28フランヂベアリングユニット 29シャフト 30ストッパー 31カバー 32排ガスノズル 33仕切板 34セラミックファイバー 35据え付け面 36投入ダクト 37処理品投入口 38鋼鈑 39加熱室 40処理品出口 41円錐コロ軸受け 42煙突 43調整弁 44冷却フアン 45加熱タンク 46レベルセンサー 47耐火煉瓦

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側面に複数本の撹拌突起23を設け、
    回転自在なる全耐熱鋼製の円筒形の回転内筒1を垂直に
    設置し、その回転内筒1に被せて、内側面に撹拌突起2
    3と接触しない位置に、複数本の固定突起24、上側面
    に複数個の排ガスノズル32、上部側面外部に仕切板3
    3を設けた円筒形の固定外筒2を固定し、その上部に処
    理品投入ロータリーバルブ14、レベルセンサー46を
    セットし、その外側に鋼鈑38製で内部耐火キャスタブ
    ル製の炉体3を構築し、回転内筒1と固定外筒2、及び
    炉体3との回転部隙間にグランドパッキン27取り付け
    空気が入らない構造で、その側面に鋼鈑38製で内部耐
    火キャスタブル15製の燃焼室4を取り付け、そこにバ
    ーナー16、燃焼フアン12、調整弁43バタフライベ
    ン20より連結した複数個の燃焼空気口18、調整弁4
    3を有する冷却フアン44を設ける。加熱タンク45の
    下面の炉体3に開口した処理品出口40に冷却スクリュ
    ーフィーダー10、ロータリーバルブ14を取り付け、
    仕切板33の下部に排気ダクト22を設けた縦型内筒回
    転炭化装置。
  2. 【請求項2】 仕切板33、燃焼室4を省き、加熱室3
    9にバーナー16、燃焼フアン12、調整弁43、バタ
    フライベン20より連結してなる燃焼空気口18、冷却
    フアン44を取り付け、排気ダクト22を炉体3の下部
    に設けた請求項1の縦型内筒回転炭化装置。
JP2000249070A 2000-07-14 2000-07-14 縦型内筒回転炭化装置 Pending JP2002030287A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109631576A (zh) * 2019-01-07 2019-04-16 安徽辰隆铝业有限公司 一种高强度铝合金生产设备
CN115307148A (zh) * 2022-07-29 2022-11-08 昆明理工大学 热解气化燃烧协同电滤耦合电催化尾气净化热解装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109631576A (zh) * 2019-01-07 2019-04-16 安徽辰隆铝业有限公司 一种高强度铝合金生产设备
CN115307148A (zh) * 2022-07-29 2022-11-08 昆明理工大学 热解气化燃烧协同电滤耦合电催化尾气净化热解装置

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