JP2002027889A - 捕虫器 - Google Patents

捕虫器

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JP2002027889A
JP2002027889A JP2000213752A JP2000213752A JP2002027889A JP 2002027889 A JP2002027889 A JP 2002027889A JP 2000213752 A JP2000213752 A JP 2000213752A JP 2000213752 A JP2000213752 A JP 2000213752A JP 2002027889 A JP2002027889 A JP 2002027889A
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light
insect trap
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Hirotaka Otomo
裕隆 大友
Hiroyuki Yoshikawa
浩行 吉川
Masayuki Oshima
正之 尾島
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Cats Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 捕虫器の設置する場所の明るさに影響される
ことなく飛翔害虫を捕獲することを可能とする。 【解決手段】 表面に飛翔害虫が好む色彩を施したプレ
ート状部材2の片面又は両面に粘着剤を塗布して透明な
粘着層11を形成するとともに、この粘着層11の表面
と同方向に位置する保持部材25の架橋部27の面に蓄
光材を塗布し若しくは蓄光部材を配することで、明るい
場所では飛翔害虫が好む色彩を利用して飛翔害虫を誘引
し、暗い場所では架橋部27に塗布された蓄光材又は架
橋部27に配された蓄光部材の発光を利用して飛翔害虫
を誘引する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、飛翔害虫を捕獲
するための捕虫器の構造であって、特に設置する場所の
明暗に関わらず飛翔害虫を捕獲可能とするための構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】農作物に対し害を及ぼす飛翔害虫や、飲
食店等の厨房環境において衛生上好ましくない飛翔害虫
を駆除するために、飛翔害虫の走光性を利用して無電源
で発光するもので飛翔害虫を誘引し、この誘引された飛
翔害虫を粘着部分で捕獲することが考えられ、このよう
な無電源で発光するものと粘着部材とで構成された捕虫
器として、既に実開昭62−111379号公報に示さ
れるように既に公知となっているものである。
【0003】この実用新案公開公報に係る虫誘導性蛍光
粘着捕獲器は、明細書の記述及び図面からして、台紙の
表面の略全面に粘着部を形成し、さらに蛍光塗料を塗っ
たテープなどの条状の蛍光するものをこの粘着部に重ね
て付着した構成をなしていると考えられ、これにより夜
間や常時暗闇の場所において、蛍光塗料の発光により飛
翔害虫を誘引し粘着部で捕獲することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな実用新案公開公報に示される虫誘導性蛍光粘着捕獲
器では、飛翔害虫の誘引を当該飛翔害虫の走光性のみを
利用して行うので、明るい場所(例えば昼間の屋外や照
明用ライトが点灯された室内)に設置された場合には、
この虫誘導性蛍光粘着捕獲器への飛翔害虫の誘引性が著
しく低下する。このため、例えば昼間に活動する飛翔害
虫に対しては、この虫誘導性蛍光粘着捕獲器を設置して
も十分な捕獲を期待することができない。
【0005】そこで、この発明は、設置する場所の明る
さに影響されることなく飛翔害虫を捕獲することができ
る捕虫器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明に係
る捕虫器は、飛翔害虫が好む色彩を表面に施すことによ
り飛翔害虫を誘引する色彩誘虫手段と、この色彩誘虫手
段の一方側又は両側に位置して、粘着力により飛翔害虫
を捕獲する透明な飛翔害虫捕獲手段と、無電源で発光し
て所定環境下で飛翔害虫を前記飛翔害虫捕獲手段に誘引
可能に配置された発光手段とで構成されたものとなって
いる(請求項1)。
【0007】この捕虫器の構成を具体的に説明すると、
表面に飛翔害虫が好む色彩を施したプレート状部材の片
面又は両面に蓄光部材を配し、更にこの蓄光部材に重ね
て表面が粘着面となっている透明なカバー部材を配した
ものとなっている(請求項2)。また、表面に飛翔害虫
が好む色彩を施したプレート状部材の片面又は両面に粘
着剤を塗布して透明な粘着層を形成し、更にこのプレー
ト状部材の外側周縁に、蓄光材が塗布され若しくは蓄光
部材が配された枠体を配置したものとなっている(請求
項3)。更に、表面に飛翔害虫が好む色彩を施したプレ
ート状部材の片面又は両面に粘着剤を塗布して透明な粘
着層を形成して、このプレート状部材の対峙する一方端
部と他方端部とを2つの挟持部及び挟持部間に位置する
架橋部からなる保持部材により保持し、前記保持部材の
少なくとも前記プレート状部材と反対側の面に、蓄光材
を塗布し若しくは蓄光部材を配したものとなっている
(請求項4)。尚、ここでいう透明には、無色透明若し
くはそれに近い透明又は飛翔害虫が好む色の有色透明が
該当しうる。
【0008】以上のような構成により、明るい場所にお
いては、色彩誘虫手段、具体的には表面に飛翔害虫が好
む色彩を施したプレート状部材により飛翔害虫を誘引す
ることができ、また、暗い場所においては、発光手段、
具体的には、プレート状部材の片面又は両面に直接に配
された蓄光部材、枠体又は保持部材に塗布された蓄光材
若しくは当該枠体又は保持部材に配置された蓄光部材に
より飛翔害虫を誘引することができる。そして、飛翔害
虫捕獲手段、具体的には、表面が粘着面となっている透
明なカバー部材、プレート状部材の片面又は両面に粘着
剤を塗布して形成された透明な粘着層により、誘引され
てきた飛翔害虫を捕獲することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の一
例を図面により説明する。
【0010】図1、図2及び図3において、この発明に
係る捕虫器1の第1の実施形態が示されており、この捕
虫器1は、プレート状部材2とカバー部材7とで基本的
に構成されたものである。
【0011】このうち、プレート状部材2は、この実施
形態では、厚みの薄い長方形の板状をなしており、面積
が大きい 2つの面2a,2bの表面上には、飛翔害虫が
好む色彩、例えば黄色系の色彩が施されている。尚、こ
のプレート状部材2の面2a,2b以外の側端について
も、その表面上に飛翔害虫が好む色彩を施して、プレー
ト状部材2全体が飛翔害虫が好む色彩を備えたものとし
ても良く、また面2a,2bのうちの一方側のみに飛翔
害虫が好む色彩を施しても良い。
【0012】そして、前記面2a,2bの表面上には、
プレート状部材2の長手方向に沿って延びる一本の蓄光
部材3が貼り付け等により設けられている。この蓄光部
材3の表面も飛翔害虫が好む色彩が施されており、これ
により蓄光部材をプレート状部材2上に重ねて配して
も、飛翔害虫の好む色彩を利用した飛翔害虫の誘引性が
減退するのを回避することができる。尚、この蓄光部材
3は、例えば蓄光材が含有されたシール、テープやシー
ト等の部材であるが、蓄光材の種類は暗闇で飛翔害虫が
誘引可能な程度に発光可能であれば特に限定されるもの
ではなく、これは後述する他の実施形態においても同様
である。
【0013】そして、プレート状部材2の長手方向の一
方に位置する側端には、捕虫器1を他の部材に取り付け
られるように取付手段として通孔5が形成された取っ手
4を有している。これによって、図示しないが、通孔5
に紐状部材を通した後かかる紐状部材を所定の部材に括
り付けることにより、捕虫器1を吊り下げた状態で設置
することができる。また、プレート状部材2の前記取っ
手4が形成された側と反対側面には、クリップなどの保
持具6を備えており、これによりカバー部材7を保持す
ることが可能である。
【0014】これに対し、カバー部材7は、前記プレー
ト状部材2の面2a,2bと略同形状をなす2枚の薄い
シート状部8,8と、このシート状部8,8を連結する
連結部9とで構成されている。そして、カバー部材7の
シート状部8は、プレート状部材2に当接する側と反対
側面が飛翔害虫を捕獲可能な粘着力を有する粘着面とな
っている一方で、プレート状部材2の面2a,2bに施
された色彩がそのまま視認可能なように透明となってい
る。また、連結部9は、シート状部8,8間の幅がプレ
ート状部材2の厚みに対応した寸法を有していると共に
前記取っ手4を挿通するための通孔10が形成されてい
る。尚、カバー部材7は、プレート状部材2の面2a,
2bの一方側にのみ飛翔害虫が好む色彩が施される場合
には、かかる色彩が施された面2a又は2bのみを覆え
ば足りるので、一枚のシート状部8で構成されるものと
しても良い。
【0015】以上のような構成によれば、図1(a)に
示されるように、取っ手4を通孔10に挿通した後、シ
ート状部8,8の連結部9と反対側端部を保持具6で保
持することにより、図1(b)及び図1(c)で示され
る、シート状部8,8とプレート状部材2とが多層的に
配された捕虫器1が形成される。
【0016】これにより、シート状部8の粘着面越しに
プレート状部材2の色彩を視認することができ、また、
シート状部材8自体があたかも発光しているように見せ
ることができるので、昼間の屋外やライトの側など周囲
がある程度以上明るい場所にこの捕虫器1を設置したと
きには、プレート状部材2に施された飛翔害虫の好む色
彩を利用して飛翔害虫を誘引し、プレート状部材2上に
配されたシート状部8の粘着面で飛翔害虫を捕獲するこ
とが可能となる。また、夜間の屋外等の周囲がある程度
以上暗い場所にこの捕虫器1を設置したときには、プレ
ート状部材2に重ねて配された蓄光部材3の発光を利用
して飛翔害虫を誘引し、更にこの蓄光部材3に重ねて配
されたシート状部8の粘着面で飛翔害虫を捕獲すること
が可能となる。
【0017】尚、蓄光部材3についてプレート状部材2
の面2a,2bに、当該プレート状部材2の長手方向に
沿って延びるように設けられていると上述したが必ずし
もこれに限定されるものではない。例えば、図2に示す
ようにプレート状部材2の面2a,2bに当該プレート
状部材2の長手方向に沿って複数本並設させたり、図3
に示すようにプレート状部材2の面2a,2bに格子状
に配させたりする他、図示しないが当該プレート状部材
2の短手方向に沿って延びるように配するなど自由に行
うことができる。
【0018】一方、図4及び図5において、この発明に
係る捕虫器1の第2の実施形態が示されており、この捕
虫器1は、プレート状部材2と枠体13とで基本的に構
成されたものである。
【0019】このうち、プレート状部材2は、この実施
形態では、長手方向の幅が約245mm、短手方向の幅
が約100mmの寸法を有する厚みの薄い長方形の板状
のもので、面積が大きい2つの面2a,2bの表面上に
は、飛翔害虫が好む色彩、例えば黄色系の色彩が施され
ている。尚、この実施形態では、プレート状部材2の面
2a,2b以外の側端は枠体13により隠れるので、特
にその表面上に飛翔害虫が好む色彩を施さなくても構わ
ず、また、面2a,2bの一方にのみ飛翔害虫が好む色
彩を施しても良い。そして、プレート状部材2の面2
a,2b上には粘着剤が塗布等されることにより、飛翔
害虫をその粘着力により捕獲可能な粘着層11が形成さ
れている。この粘着層11は、シート状部材2の面2
a,2bに施された色彩がそのまま視認可能なように透
明となっている。また、プレート状部材2の短手方向に
沿って延びる両端には通孔12が形成されている。
【0020】これに対し、枠体13は、断面が略四角形
をなす棒状部14,14と、この棒状部14,14の両
端において前記棒状部14,14間を架け渡すように配
置された保持部15,15とで構成されている。
【0021】保持部15は、載置部16、可撓性の連結
部17及び覆体部18が順次連接されて構成されてお
り、この覆体部18の連結部17と反対側端には側方に
延びる係止部19,19が形成されている。また、載置
部16と覆体部18とには、通孔20,21が形成され
ており、この通孔20,21は、プレート状部材2を載
置部16と覆体部18とで挟持した際に、前記プレート
状部材2の通孔12と連通するように配置されている。
そして、載置部16及び覆体部18のプレート状部材2
との当接側面には突部22が形成されて、プレート状部
材2の保持を確実ならしめている。一方、棒状部材14
と棒状部材14のそれぞれ対向する側面には、当該棒状
部材14の長手方向に沿って延びる断面がコ字状の溝部
23が形成されている。
【0022】そして、棒状部材14のプレート状部材2
が装着置された際の当該プレート状部材2の面2a,2
bと同じ側面及び支持部15のプレート状部材2が当接
する面と反対側の面に蓄光材が塗布され又は蓄光材を含
有するシール等の蓄光部材が配される等により、これら
の面が暗闇等で飛翔害虫を誘引可能な程度に発光するよ
うになっている。
【0023】以上のような構成によれば、図4に示すよ
うに、各載置部16にプレート状部材2を載置した後、
連結部17を利用して覆体部18を持ち上げ、この覆体
部18の係止部19を棒状部14の溝部23に係合する
ことにより、図5で示される、プレート状部材2が載置
部16と覆体部18とで挟持されて、プレート状部材2
と粘着層11とが多層的に配されると共にこの粘着層1
1の周囲を表面が発光する枠体13で囲まれた捕虫器1
が形成される。
【0024】これにより、粘着層11越しにプレート状
部材2の色彩を視認することができ、また、四角い枠状
に発光するため枠体13の中央に巧く誘引することがで
きるので、昼間の屋外やライトの側など周囲がある程度
以上明るい場所にこの捕虫器1を設置したときには、プ
レート状部材2に施された飛翔害虫の好む色彩を利用し
て飛翔害虫を誘引し、プレート状部材2上に配された粘
着層11で飛翔害虫を捕獲することが可能となる。ま
た、夜間の屋外等の周囲がある程度以上暗い場所にこの
捕虫器1を設置したときには、枠体11表面の発光を利
用して飛翔害虫を当該枠体11の中央に位置する粘着層
11に誘引して、この粘着層11で飛翔害虫を捕獲する
ことが可能となる。この捕虫器1は、図5に示されるよ
うに、連通した通孔12,20,21に紐状部材24を
挿通し、適当な部材に吊り下げて使用することもでき
る。
【0025】そして、この捕虫器1によれば、上述した
プレート状部材2と粘着層11との構成から、市販のカ
ラー粘着トラップをそのまま使用することができ、製造
コストの削減を図ることも可能である。
【0026】更に、図6、図7及び図8において、この
発明に係る捕虫器1の第3の実施形態が示されており、
この捕虫器1は、プレート状部材2と保持部材25とで
基本的に構成されたものである。
【0027】このうち、プレート状部材2は、第2の実
施形態で示されたものと同様に、長手方向の幅が約24
5mm、短手方向の幅が約100mmの寸法を有する厚
みの薄い長方形の板状のもので、面積が大きい2つの面
2a,2bの表面上には、飛翔害虫が好む色彩、例えば
黄色系の色彩が施されている。尚、このプレート状部材
2の面2a,2b以外の側端についても、その表面上に
飛翔害虫が好む色彩を施して、プレート状部材2全体が
飛翔害虫が好む色彩を備えたものとしても、また面2
a,2bのうちの一方側のみに飛翔害虫が好む色彩を施
しても良い。そして、プレート状部材2の面2a,2b
上には粘着剤が塗布等されることにより、飛翔害虫をそ
の粘着力により捕獲可能な粘着層11が形成されてい
る。この粘着層11は、シート状部材2の面2a,2b
に施された色彩がそのまま視認可能なように透明となっ
ている。
【0028】保持部材25は、プレート状部材2を保持
するための挟持部26と、この挟持部26間に位置する
架橋部27とで一体的に構成されている。挟持部26
は、2つの挟持片26a,26bを備えたもので、この
挟持片26aと挟持片26bとの間にプレート状部材2
の長手方向に沿って両側に位置する端部を配し、この端
部を両側から挟持することで保持する。これに対し、架
橋部27は、その一方が平坦な一枚のプレートからなる
のに対し、他方は、この実施形態では、2つの架橋部構
成部27a,27bに分かれているもので、この架橋部
構成部27aと架橋部構成部27bとはその端部が重複
するように挟持部26から延出している。そして、この
架橋部構成部27aと架橋部構成部27bとの重複部位
には、通孔28,29が形成されている。これにより、
この通孔28,29に螺子等の固定部材30を挿通して
この固定部材30をナット等の保持部材31で保持する
ことで架橋部構成部27aと架橋部構成部27bとを連
結すると共に、その際に生ずる押圧により挟持部26の
挟持片26a,26bの隙間が狭められる。
【0029】そして、保持部材25の少なくとも架橋部
27(架橋部構成部27a,27b)の反プレート状部
材側の面には、蓄光材が塗布されたり、蓄光材を含有す
るシール等の蓄光部材が配されたりしており、これによ
り、架橋部27の反プレート状部材側の面が暗闇等で飛
翔害虫を誘引可能な程度に発光するようになっている。
【0030】以上のような構成によれば、図6に示すよ
うに、プレート状部材2を保持部材25の架橋部27,
27間で且つ挟持部26の挟持片26a,26b間に配
置し、架橋部構成部27aと架橋部構成部27bとを連
結することにより、プレート状部材2の長手方向に沿っ
た側の両端が挟持部26で挟持されて、図7,図8で示
される、プレート状部材2と粘着層11とが多層的に配
されると共にこの粘着層11の面に対し蓄光材により表
面が発光する保持部材25が適宜な間隔を有して並行に
位置する捕虫器1が形成される。
【0031】これにより、粘着層11越しにプレート状
部材2の色彩を視認することができ、また、粘着層11
の面に対し適宜な間隔を有して並行に離れた位置で発光
するため粘着層11に巧く誘引することができるので、
昼間の屋外やライトの側など周囲がある程度以上明るい
場所にこの捕虫器1を設置したときには、プレート状部
材2に施された飛翔害虫の好む色彩を利用して飛翔害虫
を誘引し、プレート状部材2上に配された粘着層11で
飛翔害虫を捕獲することが可能となる。また、夜間の屋
外等の周囲がある程度以上暗い場所にこの捕虫器1を設
置したときには、保持部材25の架橋部27の発光を利
用して飛翔害虫を架橋部27の発光する方向と略同軸線
上に位置する粘着層11に誘引して、この粘着層11で
飛翔害虫を捕獲することが可能となる。
【0032】そして、この捕虫器1によっても、上述し
たプレート状部材2と粘着層11との構成から、市販の
カラー粘着トラップをそのまま使用することができ、製
造コストの削減を図ることが可能であると共に、周囲に
枠体などがない分その幅が小さくなり、設置場所の制限
が少なくなる。
【0033】
【発明の効果】以上により、請求項1から請求項4に記
載の発明によれば、明るい場所においては、色彩誘虫手
段、具体的には表面に飛翔害虫が好む色彩を施したプレ
ート状部材により飛翔害虫を誘引することができ、ま
た、暗い場所においては、発光手段、具体的には、プレ
ート状部材の片面又は両面に直接に配された蓄光部材、
枠体又は保持部材に塗布された蓄光材若しくは当該枠体
又は保持部材に配置された蓄光部材により飛翔害虫を誘
引することができるので、設置される場所の明るさに関
係なく、適宜飛翔害虫を捕獲することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、この発明に係る捕虫器につい
て、カバー部材にプレート状部材を取り付ける手順を示
した説明図であり、図1(b)は、カバー部材にプレー
ト状部材を取り付けた状態を示す斜視図であり、図1
(c)は、図1(b)で示される捕虫器の構成を側方か
ら見た状態を示す側面図である。
【図2】図2は、同上の捕虫器について、前記プレート
状部材に蓄光部材を複数本並列して配置した状態を示す
説明図である。
【図3】図3は、同上の捕虫器について、前記プレート
状部材に蓄光部材を格子状に配置した状態を示す説明図
である。
【図4】図4は、図1等に示される実施形態とは異なる
実施形態の捕虫器として、プレート状部材を枠体に取り
付ける手順を示した説明図である。
【図5】図5は、同上の捕虫器を吊り下げて使用する使
用状態を示した説明図である。
【図6】図6は、図1等及び図4等に示される実施形態
とは異なる実施形態の捕虫器として、プレート状部材を
保持部材で保持する手順を示した説明図である。
【図7】図7は、同上の捕虫器について、プレート状部
材を保持部材で保持した状態を示す斜視図である。
【図8】図8は、図7に示される捕虫器の構成を側方か
ら見た状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 捕虫器 2 プレート状部材 2a 面 2b 面 3 蓄光部材 7 カバー部材 8 シート状部 9 連結部 11 粘着層 13 枠体 14 棒状部 15 支持部 25 保持部材 26 挟持部 27 架橋部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾島 正之 東京都渋谷区渋谷1丁目16番9号 株式会 社キャッツ内 Fターム(参考) 2B121 AA12 BA01 BA03 BA42 BA51 BA52 DA27 DA29 EA01 EA21 EA26 FA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛翔害虫が好む色彩を表面に施すことに
    より飛翔害虫を誘引する色彩誘虫手段と、 この色彩誘虫手段の一方側又は両側に位置して、粘着力
    により飛翔害虫を捕獲する透明な飛翔害虫捕獲手段と、 無電源で発光して所定環境下で飛翔害虫を前記飛翔害虫
    捕獲手段に誘引可能に配置された発光手段とで構成され
    たことを特徴とする捕虫器。
  2. 【請求項2】 表面に飛翔害虫が好む色彩を施したプレ
    ート状部材の片面又は両面に蓄光部材を配し、更にこの
    蓄光部材に重ねて表面が粘着面となっている透明なカバ
    ー部材を配したことを特徴とする捕虫器。
  3. 【請求項3】 表面に飛翔害虫が好む色彩を施したプレ
    ート状部材の片面又は両面に粘着剤を塗布して透明な粘
    着層を形成し、更にこのプレート状部材の外側周縁に、
    蓄光材が塗布され若しくは蓄光部材が配された枠体を配
    置したことを特徴とする捕虫器。
  4. 【請求項4】 表面に飛翔害虫が好む色彩を施したプレ
    ート状部材の片面又は両面に粘着剤を塗布して透明な粘
    着層を形成して、このプレート状部材の対峙する一方端
    部と他方端部とを2つの挟持部及び挟持部間に位置する
    架橋部からなる保持部材により保持し、前記保持部材の
    少なくとも前記プレート状部材と反対側の面に、蓄光材
    を塗布し若しくは蓄光部材を配したことを特徴とする捕
    虫器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103783014A (zh) * 2014-02-28 2014-05-14 江苏鑫田电子科技有限公司 一种光色可变增光引虫粘虫灯
JP2017006125A (ja) * 2015-06-25 2017-01-12 鳥取県 飛翔性害虫捕獲装置
CN114868718A (zh) * 2017-01-10 2022-08-09 首尔伟傲世有限公司 黏着型捕虫器
KR200496129Y1 (ko) * 2022-07-04 2022-11-07 홍준표 유인성이 향상된 해충 포획용 끈끈이 트랩

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