JP2002027482A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

Info

Publication number
JP2002027482A
JP2002027482A JP2000208741A JP2000208741A JP2002027482A JP 2002027482 A JP2002027482 A JP 2002027482A JP 2000208741 A JP2000208741 A JP 2000208741A JP 2000208741 A JP2000208741 A JP 2000208741A JP 2002027482 A JP2002027482 A JP 2002027482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
compression
input image
image data
encoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000208741A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Takeshita
直行 竹下
Kiyoshi Sakai
潔 酒井
Takashi Hamano
崇 浜野
Takafumi Kamito
貴文 上戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000208741A priority Critical patent/JP2002027482A/ja
Publication of JP2002027482A publication Critical patent/JP2002027482A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像符号化装置において、符号化対象の画像
データ量が大きい場合でも、最小限のメモリサイズで上
記のリオーダ処理や同期乱れ吸収処理などの符号化の前
処理を実現できるようにする。 【解決手段】 符号化対象の入力画像データを圧縮する
圧縮部2と、この圧縮部2で圧縮された入力画像データ
を所定の符号化前処理のために保持するメモリ部4と、
このメモリ部4に保持された圧縮画像データを元の入力
画像データに伸長する伸長部5と、この伸長部5で伸長
された入力画像データを符号化する符号化部6とをそな
て構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像符号化装置に
関し、特に、画面の入力順序と符号化順序が異なる場合
に画面の順序を変換するために必要となるリオーダメモ
リや、受信状態の悪いアナログ放送や劣化したVTRか
らの入力に対して映像同期信号のジッタを吸収して符号
化処理の破綻を防止する同期乱れ吸収メモリなど、符号
化の前処理にメモリを必要する場合に好適な、画像符号
化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、書き込み可能なディスクメディア
の飛躍的な進歩により、ディスクレコーダやディスク搭
載ビデオカメラなど、ディジタル動画像符号化を応用し
たディジタル動画像記録機器が普及しつつある。ここ
で、このようなディジタル動画像記録機器には、ビデオ
符号化標準化規格のMPEG(Moving Picture Experts
Group)による動画像符号化方式〔ISO/IEC 11172-2 (M
PEG-1),ISO/IEC 13181-2(MPEG-2),ISO/IEC 14496-2
(MPEG-4)など〕がよく採用される。
【0003】このMPEG方式では、周知のように、既
に符号化した画面データを符号化装置内で復号(局所復
号)し、この復号した過去の画面データを用いて、現在
の画面データを予測符号化することが行なわれる。ま
た、符号化効率を高めるために、過去の画面データから
の予測だけでなく、未来の画面データ(以下、単に「画
面」ともいう)からの予測も行なわれる。
【0004】即ち、例えば図9(A)に示すように、画
面B3やB4は過去画面I2と未来画面P5とを用いて予測
が行なわれ、画面B6やB7は過去画面P5と未来画面P8
とを用いて予測が行なわれる。ここで、このように未来
画面P5やP8からの予測を行なうためには、未来画面P
5(P8)を符号化対象の画面B3,B4(画面B6,B7
よりも時間的に早く符号化する必要がある。
【0005】そこで、MPEG方式では、符号化の前処
理として、上記の図9(A)に示すような入力順序で入
力される各画面を、図9(B)に示すような符号化順序
に並び替えて符号化することが行なわれる。このため、
例えば図10に示すように、MPEG方式の動画像符号
化装置100では、符号化器102の前段に、符号化対
象の画面の入力順序を上記のような符号化順序に変換す
るためのリオーダメモリ101が必要になる。
【0006】ところで、このように符号化の前処理にメ
モリが必要となる動画像符号化装置としては、他に、例
えば図11に示すような、同期信号乱れ吸収制御機能を
もった動画像符号化装置200がある。この動画像符号
化装置200は、入力切替部201,メモリ202,符
号化器203及び同期信号監視部204をそなえて構成
されており、入力切替部201の切り替えによって符号
化器203での符号化対象の入力画面(2台のカメラか
らのカメラ入力a,b)を、適宜、切り替えることがで
きるようになっている。
【0007】ただし、例えば図12(A)及び図12
(B)に示すようにそれぞれ映像同期信号に従って1/
30秒周期で入力されるカメラ入力a,bを符号化中に
切り替えると、図12(C)中に示すように、切り替え
前後の映像同期信号のずれによって入力画像(A2)が
乱れた画像になってしまう。そこで、本動画像符号化装
置200では、上記映像同期信号の周期を同期信号監視
部204によって監視して、正常な映像同期信号入力時
のみの画像をメモリ202に格納し(乱れた画像A2は
カットする)、図12(D)に示すように、このメモリ
202に格納された画像を符号化器203への入力画像
として出力することで、映像同期信号の乱れを吸収する
ことが行なわれる。
【0008】つまり、この場合のメモリ202は、映像
同期信号の乱れによる入力画像の乱れを吸収する、同期
乱れ吸収メモリとして機能するのである。なお、このよ
うな「同期乱れ吸収メモリ」は、受信状態の悪いアナロ
グ放送や劣化したVTRからの入力画像を符号化する場
合などにも適用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現行テレビ
品質の画像では1画面当たり、約700k(キロ)バイ
ト(720画素×480ライン×2)であるが、HDT
V(High Definition TV;高精細度テレビ)品質の画像
では約4M(メガ)バイト(1920画素×1080ラ
イン×2)ものデータ量であり、上述したようなリオー
ダ処理や同期乱れ吸収処理を実現するためには、非常に
大きなメモリサイズが必要となる。そのため、画像符号
化装置や画像復号装置としての装置規模やコスト,消費
電力が大幅に増加してしまうことになる。
【0010】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、符号化対象の画像データ量が大きい場合で
も、最小限のメモリサイズで上記のリオーダ処理や同期
乱れ吸収処理などの符号化前処理を実現できるようにし
た、画像符号化装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の画像符号化装置は、符号化対象の入力画
像データを圧縮する圧縮部と、この圧縮部で圧縮された
入力画像データを所定の符号化前処理のために保持する
メモリ部と、このメモリ部からの圧縮データを元の入力
画像データに伸長する伸長部と、この伸長部で伸長され
た入力画像データを符号化する符号化部とをそなえて成
ることを特徴としている。
【0012】上述のごとく構成された本発明の画像符号
化装置では、符号化部で符号化されるべき入力画像デー
タは、圧縮部にて圧縮されてそのデータ量が削減されて
からメモリ部に入力され、その後、伸長部にて元の入力
画像データに伸長されてから符号化部へ入力されて符号
化されるので、メモリ部に必要なメモリサイズが縮小さ
れる(以上、請求項1)。
【0013】ここで、上記のメモリ部は、上記の符号化
前処理として上記符号化対象の入力画像データの入力順
序を所定の符号化順序に変換すべく入力画像データを保
持するリオーダメモリ部として構成されていてもよい
し、上記の符号化前処理として上記入力画像データの同
期信号の乱れを吸収すべく入力画像データを保持する同
期信号乱れ吸収用メモリ部として構成されていてもよ
い。
【0014】前者の場合は、リオーダメモリ部のメモリ
サイズを最小限に抑制しながら入力画像データの入力順
序を所定の符号化順序に変換するリオーダ処理を実現す
ることができ、後者の場合は、同期信号乱れ吸収用メモ
リ部のメモリサイズを最小限に抑制しながら入力画像デ
ータの同期信号の乱れを吸収する同期乱れ吸収処理を実
現することができる(以上、請求項2,3)。
【0015】また、本画像符号化装置には、上記のメモ
リ部の空き容量を監視してその空き容量に応じて上記の
圧縮部での圧縮率を制御する圧縮率制御部がそなえられ
ていてもよく、このようにすれば、例えば、メモリ部が
オーバーフローして符号化部での符号化に悪影響を与え
てしまうような現象を効果的に回避することが可能であ
る(請求項4)。
【0016】さらに、本画像符号化装置は、上記の圧縮
部に、複数種類の圧縮方式毎に複数の圧縮器をそなえる
とともに、上記の伸長部に、上記の各圧縮方式に対応し
た伸長方式毎に複数の伸長器をそなえ、且つ、上記の各
圧縮器のいずれかを選択するとともに、その選択した圧
縮器に対応する伸長器を選択する圧縮/伸長方式選択制
御部をそなえていてもよい。このようにすれば、複数種
類の圧縮/伸長方式に対応することが可能になり、例え
ば、入力画像の重要度に応じて圧縮/伸長方式変えると
いった制御も可能である(請求項5)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)第1実施形態の説明 図1は本発明の第1実施形態に係るMPEG方式の画像
符号化装置の構成を示すブロック図で、この図1に示す
画像符号化装置1は、圧縮器2,リオーダ制御部3,メ
モリ部4,伸長器5及び符号化器6をそなえて構成され
ている。
【0018】ここで、上記の圧縮器(圧縮部)2は、符
号化対象の入力画像データを圧縮してそのデータ量を削
減するためのもので、本実施形態では、圧縮方式として
MPEG方式を採用しており、このために、ブロック変
換部21,DCT(DiscreteCosine Transform;離散コ
サイン変換)部22,量子化部(Q)23及び符号圧縮
部24をそなえて構成されている。
【0019】そして、上記のブロック変換部21は、入
力画像データ(以下、単に「入力画像ともいう」をm×
n画素から成る複数の所定ブロックに変換するためのも
のであり、DCT部22は、このブロック変換部21に
よって得られたm×n画素のブロック毎にDCTを施す
ことにより、各ブロックを空間周波数成分(DCT係
数)に変換するためのものである。なお、上記のm,n
はいずれも自然数で、m=nでもm≠nでもよいが、M
PEG方式では、m=n=8、つまり、8×8画素のブ
ロック単位でDCTが行なわれることが多い。
【0020】また、上記の量子化部23は、上記のDC
T部22によって得られたDCT係数に対して量子化を
施すことによって、発生頻度の低い空間周波数成分の領
域のデータを削除して、データ量を削減したm×n個の
量子化係数Qを得るためのものであり、符号圧縮部24
は、この量子化部23で得られた各量子化係数Qについ
て可変長符号化(符号割り当て;例えば、ランレングス
符号化及びハフマン符号化)を施すことにより符号化デ
ータ(圧縮データ)を得るためのものである。
【0021】次に、上記のリオーダ制御部3は、図9
(A)及び図9(B)により前述したように入力画像順
序をMPEG方式での符号化順序に変換すべく、上述の
ごとく圧縮器2によって得られた圧縮データのメモリ部
4に対する書き込み及び読み出しを制御するためのもの
であり、伸長器(伸長部)5は、このリオーダ制御部3
の読み出し制御によって上記符号化順序で読み出されて
くる圧縮データをそれぞれ圧縮器2での圧縮方式に対応
した伸長方式(この場合は、MPEG方式)で伸長して
元の入力画像を復元するためのもので、このために、符
号伸長部51,逆量子化部(Q-1)52及び逆DCT部
(DCT-1)53をそなえて構成されている。
【0022】ここで、符号伸長部51は、リオーダ制御
部3によってメモリ部4から読み出された圧縮データの
符号伸長を行なうことでm×nの量子化係数Qを復元す
るためのものであり、逆量子化部52は、この符号伸長
部51によって復元された量子化係数Qを逆量子化する
ことによりm×nのDCT係数を復元するためのもので
あり、逆DCT部53は、この逆量子化部52によって
復元された各DCT係数からm×nのブロックを復元す
るためのものである。つまり、この逆DCT部53の出
力は、圧縮器2におけるブロック変換部21の出力と同
じ状態になる。
【0023】そして、符号化器(符号化部)6は、上述
のごとく伸長器5によって復元された入力画像(m×n
画素のブロック)単位で、MPEG方式による符号化処
理を行なうことにより、入力画像を符号化するためのも
のである。上述のごとく構成された本実施形態の画像符
号化装置1では、まず、圧縮器2において、入力画像が
ブロック変換部21によってm×n画素のブロックに変
換され、得られたブロック毎に、DCT部22によって
DCTが施されて空間周波数成分(DCT係数)に変換
される。
【0024】このようにして得られたm×nのDCT係
数は、次に、量子化部23にて量子化されてm×nの量
子化係数Qに変換されて符号圧縮部24に入力される。
そして、符号圧縮部24では、入力された量子化係数Q
について可変長符号化を施して入力画像の圧縮を行な
う。圧縮された入力画像(圧縮データ)は、リオーダ制
御部3によって、メモリ部4に逐次保持され、例えば、
その読み出し順序が変更されることよって前記のリオー
ダ制御が行なわれて、上記の符号化順序〔図9(B)参
照〕で圧縮された入力画像が伸長器5へ読み出されてゆ
く。なお、このリオーダ制御は、メモリ部4への書き込
み順序を変更することで行なっても良い。
【0025】そして、伸長器5では、リオーダ制御部3
からの圧縮データを符号伸長部51で符号伸長すること
でm×nの量子化係数Qを復元し、得られた各量子化係
数Qを逆量子化部5で逆量子化することでm×nのDC
T係数を復元し、さらに、それらの各DCT係数につい
て逆DCT部53で逆DCTを施すことによって、m×
nのブロックを復元して、符号化器6へ入力する。
【0026】つまり、本実施形態の画像符号化装置1
は、符号化の前処理としてのリオーダ制御のためにメモ
リ部4に入力画像を格納する前に、圧縮器2によって入
力画像を圧縮してデータ量を削減しておき、符号化器6
での符号化前に、その圧縮データを伸長器5にて元の入
力画像に復元した上で符号化器6へ入力するようになっ
ているのである。
【0027】これにより、例えば、HDTVなどのデー
タ量が非常に大きい画像を符号化する場合でも、リオー
ダ制御のためのメモリ部4に必要なメモリサイズを最小
限に抑えることができる。従って、画像符号化装置1の
小型化及びコスト削減に大きく寄与する。また、メモリ
部4に保持されるデータ量が削減されるので、リオーダ
制御部3によるメモリ部4へのアクセス回数を減らすこ
とができ、メモリアクセスの際の動作周波数を低減する
ことも可能になり、この結果、画像符号化装置1の消費
電力を大幅に削減することも可能である。
【0028】なお、上記の圧縮器2及び伸長器5を追加
すると装置サイズが大型化するように思えるが、近年の
LSI技術の進歩により、この程度の追加ならそれほど
の影響はない。それよりも、大容量のメモリデバイスが
他の部品に比べて小型化・低消費電力化しにくいため、
メモリサイズの縮小が図れることで得られるメリットの
方が大きい。
【0029】(A1)第1実施形態の変形例の説明 図2は上述した第1実施形態の変形例を示すブロック図
で、この図2に示す画像符号化装置1は、図1により上
述したものに比して、画像監視部7と圧縮率制御部8と
がさらにそなえられている点が異なる。なお、その他の
部分(図1中に示す符号と同一符号を付した部分)は、
それぞれ、図1により上述した部分と同一もしくは同様
のものを表わす。
【0030】ここで、上記の画像監視部7は、入力画像
の複雑さを算出することで入力画像の「複雑さ」を監視
するためのもので、ここでは、例えば、ブロック変換部
21で得られた入力画像(m×n画素の各ブロック)の
輝度平均(二乗平均)を入力画像の「複雑さ」の判定基
準として用いる。なお、上記の輝度平均(Var_sblk)
は、例えば、1画素の輝度値をPk、1画素の輝度平均
値をPmeanとすると、次式(1),(2)により求めら
れる。
【0031】
【数1】
【0032】
【数2】
【0033】また、上記の圧縮率制御部8は、圧縮器2
の量子化部23における量子化係数(以下、量子化値と
もいう)Qを制御することで、入力画像の圧縮率を制御
するためのもので、本実施形態では、次のような制御が
可能になっている。 各入力画像(画面)毎の圧縮データ量を監視して、各
画面毎の圧縮データ量が一定量(目標値)以下になるよ
うに圧縮率(量子化値Q)を制御する。なお、各入力画
面の圧縮データ量の目標値は、メモリ部4の容量とメモ
リ部4に格納する画面枚数に基づいて決定される。
【0034】メモリ部4の空き容量をリオーダ制御部
3を介して監視し、その空き容量に応じてメモリ部4の
オーバーフローを防ぐように量子化値Qを制御する。 符号化対象の画面の符号化属性に応じて量子化値Qを
制御する。例えば図9(A)に示す画面I2や画面P5
予測画面として使用されるので、画質の劣化を避けるた
めに低い圧縮率となるよう制御し、予測画面に使用され
ない画面B3や画面B4などは、逆に、高い圧縮率となる
よう制御する。
【0035】画像監視部7で算出される入力画面の
「複雑さ」に応じて量子化値Qを制御する。例えば、複
雑な画面を圧縮すると圧縮後のデータ量が大きくなるた
め、複雑な画面については圧縮率を高くし、逆に、あま
り複雑でない画面については圧縮率を低くする。なお、
量子化部23で使用した量子化値Qと伸長器5内の逆量
子化部52での逆量子化に使用する量子化値Qとは、一
致していないと正しい逆量子化が行なえないため、上記
のように量子化値Qの制御を行なった場合は、その量子
化値Qを逆量子化部52に渡す必要がある。
【0036】このため、リオーダ制御部3は、例えば、
入力画像の圧縮データとともに量子化値Qも付随情報
(サイド情報)としてメモリ部4に格納するようにして
おき、逆量子化部52での逆量子化時に圧縮データに対
応した量子化値Qを読み出すようにする。なお、この場
合、量子化値Qは、符号圧縮部24で符号圧縮(可変長
符号化)してもよいし(破線矢印31参照)、符号圧縮
せずにそのままメモリ部4に格納(破線矢印32参照)
してもよい。また、メモリ部4とは別のメモリ(図示省
略)に量子化値Qを保持しておき、伸長(逆量子化)時
には、伸長器5(逆量子化部52)が対応する量子化値
Qを読み出しながら逆量子化を行なうようにしてもよ
い。さらに、これらの組み合わせで、例えば、同じ量子
化値Qのブロックが多数存在する場合には、同じ量子化
値Qを別メモリに格納し、残りの量子化値Qを圧縮デー
タの付随情報としてメモリ部4に格納するといった手法
を採ることもできる。
【0037】このような構成により、本変形例の画像符
号化装置1では、圧縮率制御部8によって、各画面の
圧縮率や、メモリ部4の空き容量、画面の符号化属
性、画面の「複雑さ」などに応じて、量子化部23で
の量子化Qを適応的に制御することができる。具体的
に、圧縮率制御部8は、例えば図3に示すようなアルゴ
リズム(フローチャート)に従って動作する。
【0038】即ち、圧縮率制御部8は、画像入力毎に、
まず、メモリ部4の空き容量が所定値以下かどうかをチ
ェックし(ステップS1)、空き容量が所定値以下、つ
まり、メモリ部4の空き容量が少なくオーバフローしそ
うなら、次画面からの圧縮率を高くして圧縮データ量を
削減する(ステップS1のYESルートからステップS
5)。
【0039】一方、メモリ部4の空き容量が十分ある場
合、圧縮率制御部8は、次に、各画面の圧縮データ量が
目標値以下かどうかをチェックし(ステップS1のNO
ルートからステップS2)、目標値を超えていれば、次
画面からの圧縮率を高くして圧縮データ量を削減する
(ステップS2のNOルートからステップS5)。これ
に対し、圧縮データ量が目標値を超えていなければ、圧
縮率制御部8は、さらに、符号化対象の画面が予測画面
に使用される画面(I2やP5など)かどうかをチェック
し(ステップS2のYESルートからステップS3)、
予測画面として使用される画面でなければ、多少の画質
劣化は許容できるので、圧縮率を高くする(ステップS
3のNOルートからステップS5)。
【0040】一方、符号化対象の画面が予測画面として
使用される画面の場合、圧縮率制御部8は、次に、画像
監視部7によって算出された画面の「複雑さ」が所定値
以上かどうかをチェックし(ステップS3のYESルー
トからステップS4)、所定値以上、つまり、複雑な画
面であれば、予測画面として使用される画面であっても
圧縮データ量を抑えるために圧縮率を上げる(ステップ
S4のYESルートからステップS5)。これに対し、
予測画面が複雑な画面でなければ、圧縮率制御部8は、
圧縮率を低くする(ステップS4のNOルートからステ
ップS6)。
【0041】このように、本変形例の画像符号化装置1
では、圧縮器2において様々な状況,要求に応じた最適
な圧縮処理を実現することができるので、上述した第1
実施形態の画像符号化装置1と同様の利点が得られるほ
か、本画像符号化装置1の性能の大幅な向上を図ること
ができるという利点が得られる。なお、圧縮率制御部8
による圧縮率制御には、公知の画像符号化装置で行なわ
れているような各種の制御を適用することも可能であ
る。また、上記の〜に示す条件に応じた制御は必ず
しも全て行なう必要はなく、一部の組み合わせで行なっ
てもよい。また、上述した例では、画像の「複雑さ」の
判定基準として、輝度信号を用いたが、例えば、色差信
号を判定基準として用いてもよいし、これらの双方を判
定基準として用いてもよい。
【0042】(B)第2実施形態の説明 図4は本発明の第2実施形態に係る画像符号化装置の構
成を示すブロック図で、この図4に示す画像符号化装置
1′は、本発明を前述した画像同期信号乱れ吸収制御を
行なう画像符号化装置に適用したもので、このために、
図1に示すものに比して、入力画像同期信号監視部9が
設けられるとともに、リオーダ制御部3及びリオーダ制
御用のメモリ部4の代わりに同期乱れ吸収制御部10及
び同期乱れ吸収用のメモリ部11がそなえられている点
が異なる。なお、その他の部分(図1中に示す符号と同
一符号を付した部分)は、それぞれ、図1により上述し
た部分と同一もしくは同様のものを表わす。
【0043】ここで、上記の入力画像同期信号監視部9
は、例えば図12(A)や図12(B)に示したような
入力画像の画像(映像)同期信号を監視して、画像同期
信号(以下、単に「同期信号」ともいう)に乱れが生じ
ている(つまり、入力画像に乱れが生じている)ことを
検出しうるもので、このような同期信号乱れが発生する
とその旨がアラームなどとして同期乱れ吸収制御部10
に通知されるようになっている。
【0044】また、同期乱れ吸収制御部10は、上記の
入力画像同期信号監視部9において上記同期信号乱れが
検出された場合に、図12(C)及び図12(D)によ
り前述したごとく、その時の圧縮データを廃棄(マスク)
することで、正常な同期信号入力時のみの圧縮データを
メモリ部11に格納し、このメモリ部11に格納された
圧縮データを読み出して伸長器5へ出力するもので、こ
れにより、同期信号の乱れによる入力画像の乱れが吸収
されるようになっている。
【0045】つまり、本同期乱れ吸収制御部10は、符
号化器6での符号化の前処理として、同期信号の乱れに
よる入力画像の乱れを吸収する処理を行なうようになっ
ているのである。このような構成により、本第2実施形
態の画像符号化装置1′においても、第1実施形態と同
様に、入力画像は、圧縮器2によって圧縮されてそのデ
ータ量が削減された上で、同期乱れ吸収制御部10によ
ってメモリ部11に格納される。ただし、このとき、入
力画像同期信号監視部9において同期信号の乱れが検出
されて、同期乱れ吸収制御部10に対してその旨が通知
された場合は、そのときの入力画像(圧縮データ)はマ
スクされてメモリ部11には格納されない。
【0046】従って、メモリ部11には、正常な同期信
号入力時の入力画像の圧縮データのみが格納され、この
結果、伸長器5に対しては正常な入力画像の圧縮データ
のみが入力される。そして、伸長器5は、このようにし
て同期信号乱れが吸収された圧縮データを、第1実施形
態と同様にして元の入力画像に復元して、符号化器6に
出力する。
【0047】以上のように、本第2実施形態において
も、第1実施形態にて前述したリオーダ制御機能を有す
る画像符号化装置1と同様に、圧縮器2によってメモリ
部11に保持すべきデータ量を削減するので、画像同期
信号乱れ吸収制御に必要なメモリサイズの削減及び消費
電力の低減を図ることができ、画像同期信号乱れ吸収制
御機能を有する画像符号化装置1′を小型で低消費電
力、且つ、低コストで実現することができる。
【0048】(B1)第2実施形態の変形例の説明 図5は上述した画像符号化装置1′の変形例を示すブロ
ック図で、この図5に示す画像符号化装置1′は、図4
に示すものに比して、図2により前述した画像監視部7
と圧縮率制御部8とがさらにそなえられている点が異な
る。つまり、本変形例の画像符号化装置1′は、図4に
より上述した画像符号化装置1′において、図3にて前
述したアルゴリズムに従った圧縮率制御が可能になって
いるのである。
【0049】即ち、本変形例の同期信号乱れ吸収制御機
能をもった画像符号化装置1′においても、第1実施形
態の変形例と同様に、圧縮率制御部8によって、各画
面の圧縮率や、メモリ部4の空き容量、画面の符号
化属性、画像監視部7により得られる画面の「複雑
さ」などに応じて、量子化部23での量子化Qを適応的
に制御することができるのである。
【0050】従って、本変形例においても、圧縮器2に
おいて様々な状況,要求に応じた最適な圧縮処理を実現
することができるので、上述した第2実施形態と同様の
利点が得られることに加えて、本画像符号化装置1′の
性能の大幅な向上を図ることができるという利点が得ら
れる。なお、この場合も、量子化部23で使用した量子
化値Qと伸長器5内の逆量子化部52での逆量子化に使
用する量子化値Qとは、一致していないと正しい逆量子
化が行なえないため、同期乱れ吸収制御部10は、例え
ば、入力画像の圧縮データとともに量子化値Qも付随情
報(サイド情報)としてメモリ部11に格納するように
しておき、逆量子化部52での逆量子化時に圧縮データ
に対応した量子化値Qを読み出すようにする。
【0051】このとき、本変形例においても、量子化値
Qは、符号圧縮部24で符号圧縮(可変長符号化)して
もよいし(破線矢印31参照)、符号圧縮せずにそのま
まメモリ部4に格納(破線矢印32参照)してもよい。
また、メモリ部11とは別のメモリ(図示省略)に量子
化値Qを保持しておき、伸長(逆量子化)時には、伸長
器5(逆量子化部52)が対応する量子化値Qを読み出
しながら逆量子化を行なうようにしてもよい。さらに、
これらの組み合わせで、例えば、同じ量子化値Qのブロ
ックが多数存在する場合には、同じ量子化値Qを別メモ
リに格納し、残りの量子化値Qを圧縮データの付随情報
としてメモリ部11に格納するといった手法を採ること
もできる。
【0052】(C)その他 なお、上述した各実施形態及びその変形例では、圧縮器
2での圧縮方式および伸長器5での伸長方式として、い
ずれもMPEG方式を適用した場合を例にしたが、勿
論、動画像のための圧縮/伸長方式に限らず、他の公知
の圧縮/伸長方式〔例えば、DV(Digital Video)方
式やJPEG(Joint Photographic Experts Group)方
式,ITU−T勧告のH.261方式,H.263方式
など〕を適用することもできる。
【0053】また、上述した画像符号化装置1(又は
1′)における圧縮器2及び伸長器5を、上記のような
複数種類の圧縮/伸長(符号化/復号)方式に対応した
構成にしてもよい。即ち、例えば図6に示すように、圧
縮器2には、DV方式の圧縮器21−1,JPEG方式
の圧縮器21−2,可逆符号化方式の圧縮器21−3を
そなえ、伸長器5には、DV方式の伸長器51−1,J
PEG方式の伸長器51−2,可逆復号方式の伸長器5
1−3をそなえ、スイッチ14,15の制御により、こ
れらの各圧縮器51−i(i=1〜3)のいずれかを選
択するとともに、選択した圧縮器51−iに対応する伸
長器51−iを選択する圧縮/伸長方式選択制御部13
(以下、単に「選択制御部13」という)を設ける。な
お、この図6において、リオーダ制御部3や同期乱れ吸
収制御部10の記載は省略している。
【0054】このような構成により、例えば、符号化器
6でMPEG方式の符号化を行なう場合、符号化時の予
測画面として使用される画面I2および画面P5は、画質
を劣化させないために、可逆符号化方式の圧縮器21−
3及びそれに対応する可逆復号方式の伸長器51−3を
使用し、予測画面としては使用しない画面B3や画面B4
などは、多少画質が劣化しても構わないため、JPEG
方式の圧縮器21−2及びそれに対応するJPEG方式
の伸長器51−2を使用するといった具合に、圧縮器2
及び伸長器5での圧縮/伸長方式を選択制御部13によ
って切り替えることが可能である。
【0055】従って、常に、符号化対象の入力画像の特
質に応じた最適な圧縮/伸長方式で入力画像を圧縮/伸
長することができ、上述した画像符号化装置1(1′)
のさらなる性能向上に大いに寄与する。なお、適用する
圧縮/伸長方式は、勿論、上記の3種類に限らず、2種
類でもよいし、4種類以上でもよい。また、上述した画
像符号化装置1(1′)は、例えば図7に示すように、
符号化器6の後段に、外部設定により、符号化器6の出
力と圧縮器2の出力とのいずれか一方を符号化出力とし
て選択出力する選択器(第1選択部)16を設けてもよ
い。この場合、圧縮器2と符号化器6とにそれぞれ異な
る圧縮方式の圧縮器をそなえれば、異なる圧縮方式で圧
縮(符号化)された符号化データを画像符号化装置1
(1′)の符号化出力として出力することが可能にな
る。
【0056】即ち、例えば、圧縮器2にDV方式の圧縮
器、符号化器6にMPEG方式の圧縮器をそなえれば、
画像符号化装置1(1′)からDV方式及びMPEG方
式の符号化データを外部設定により選択的に出力するこ
とが可能になる。従って、この場合、画像符号化装置1
(1′)の汎用性を大幅に向上させることが可能であ
る。
【0057】さらに、上述した画像符号化装置1
(1′)は、例えば図8に示すように、伸長器5の前段
に、メモリ部4(11)の出力と外部から入力される圧
縮データとを外部設定により選択出力する選択器(第2
選択部)17を設けてもよい。このようにすれば、画像
符号化装置1(1′)に対しては、未圧縮の原画像デー
タと、伸長器5での伸長方式に対応した圧縮方式で圧縮
された圧縮データとのいずれも入力することが可能であ
る。
【0058】例えば、圧縮器2にDV方式の圧縮器、伸
長器5にDV方式の伸長器がそれぞれそなえられている
場合、画像符号化装置1(1′)は、入力として原画像
データ及びDV圧縮データのいずれにも対応することが
できることになる。従って、この場合も、画像符号化装
置1(1′)の汎用性を大幅に向上させることが可能で
ある。
【0059】なお、上記の選択器16,17は画像符号
化装置1(1′)に両方そなえられていてもよい。この
ようにすれば、さらに画像符号化装置1(1′)の汎用
性を大幅に向上させることが可能である。また、上記の
図7及ぶ図8においても、リオーダ制御部3や同期乱れ
吸収制御部10の記載は省略している。さらに、上述し
た実施形態では、符号化の前処理として「リオーダ制
御」と「同期乱れ吸収制御」とを適用した場合について
説明したが、本発明はこれらに限定されず、メモリを使
用して符号化の前処理を行なうものであれば同様に適用
され、上述した各実施形態と同様の作用効果が得られ
る。
【0060】そして、本発明は、上述した各実施形態に
限定されず、上記以外にも、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。 (D)付記 (付記1) 符号化対象の入力画像データを圧縮する圧
縮部と、該圧縮部で圧縮された入力画像データを所定の
符号化前処理のために保持するメモリ部と、該メモリ部
に保持された圧縮画像データを元の入力画像データに伸
長する伸長部と、該伸長部で伸長された入力画像データ
を符号化する符号化部とをそなえて成ることを特徴とす
る、画像符号化装置。
【0061】(付記2) 該メモリ部が、該符号化前処
理として該符号化対象の入力画像データの入力順序を所
定の符号化順序に変換すべく該入力画像データを保持す
るリオーダメモリ部として構成されたことを特徴とす
る、付記1記載の画像符号化装置。 (付記3) 該メモリ部が、該符号化前処理として該入
力画像データの同期信号の乱れを吸収すべく該入力画像
データを保持する同期信号乱れ吸収用メモリ部として構
成されていることを特徴とする、付記1記載の画像符号
化装置。
【0062】(付記4) 該メモリ部の空き容量を監視
して当該空き容量に応じて該圧縮部での圧縮率を制御す
る圧縮率制御部をそなえたことを特徴とする、付記1〜
3のいずれか1項に記載の画像符号化装置。 (付記5) 該圧縮部が、複数種類の圧縮方式毎に複数
の圧縮器をそなえるとともに、該伸長部が、該圧縮方式
に対応した伸長方式毎に複数の伸長器をそなえ、且つ、
上記の各圧縮器のいずれかを選択するとともに、当該圧
縮器に対応する伸長器を選択する圧縮/伸長方式選択制
御部が設けられたことを特徴とする、付記1記載の画像
符号化装置。
【0063】(付記6) 該圧縮器の出力と該符号化器
の出力とを選択出力する第1選択部が設けられたことを
特徴とする、付記1記載の画像符号化装置。 (付記7) 該メモリ部の出力と外部から入力される圧
縮データとを選択的に該伸長部へ出力する第2選択部が
設けられたことを特徴とする、付記1記載の画像符号化
装置。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の画像符号
化装置によれば、入力画像データを圧縮部で圧縮してか
らメモリ部に保持し、その圧縮データを伸長部にて元の
入力画像データに伸長してから符号化部で符号化するの
で、メモリ部に必要な容量(メモリサイズ)が縮小され
る。従って、画像符号化装置の小型化及び低消費電力化
に大いに寄与する(請求項1)。
【0065】ここで、上記のメモリ部を、符号化対象の
入力画像データの入力順序を所定の符号化順序に変換す
べく入力画像データを保持するリオーダメモリ部として
構成すれば、符号化対象の入力画像データの入力順序を
所定の符号化順序に変換して符号化を行なう画像符号化
装置を、小型且つ低消費電力で実現することができる
(請求項2)。
【0066】また、上記のメモリ部を、入力画像データ
の同期信号の乱れを吸収すべく入力画像データを保持す
る同期信号乱れ吸収用メモリ部として構成すれば、同期
信号乱れ吸収機能をもった画像符号化装置を、小型且つ
低消費電力で実現することができる(請求項3)。さら
に、上記のメモリ部の空き容量を監視してその空き容量
に応じて上記圧縮部での圧縮率を制御する圧縮率制御部
をそなえれば、メモリ部がオーバーフローしてしまうよ
うなことを防止することができるので、本画像符号化装
置の信頼性(性能)の向上を図ることができる(請求項
4)。
【0067】また、上記の圧縮部に、複数種類の圧縮方
式毎に複数の圧縮器をそなえるとともに、上記の伸長部
に、上記の圧縮方式に対応した伸長方式毎に複数の伸長
器をそなえ、且つ、上記の各圧縮器のいずれかを選択す
るとともに、選択した圧縮器に対応する伸長器を選択す
る圧縮/伸長方式選択制御部を設ければ、複数種類の圧
縮/伸長方式に対応できる高性能な画像符号化装置を、
小型且つ低消費電力で実現することができる(請求項
5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像符号化装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す画像符号化装置の変形例を示すブロ
ック図である。
【図3】図2に示す圧縮率制御部の動作(アルゴリズ
ム)を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態に係る画像符号化装置の
構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示す画像符号化装置の変形例を示すブロ
ック図である。
【図6】第1及び第2実施形態に係る画像符号化装置の
他の構成を示すブロック図である。
【図7】第1及び第2実施形態に係る画像符号化装置の
他の構成を示すブロック図である。
【図8】第1及び第2実施形態に係る画像符号化装置の
他の構成を示すブロック図である。
【図9】(A)はMPEG方式における入力画面順序及
び予測符号化手順を説明するための図であり、(B)は
(A)に示す入力画面順序に対するMPEG方式におけ
るの符号化画面順序を示す図である。
【図10】MPEG方式の画像符号化装置の構成例を示
すブロック図である。
【図11】画像同期信号乱れ吸収制御機能を有する画像
符号化装置の構成例を示すブロック図である。
【図12】(A)〜(D)はいずれも図11に示す画像
符号化装置における画像同期信号乱れ吸収制御を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1,1′ 画像符号化装置 2 圧縮器(圧縮部) 3 リオーダ制御部 4 メモリ部(リオーダ制御用) 5 伸長器(伸長部) 6 符号化器(符号化部) 7 画像監視部 8,12 圧縮率制御部 9 入力画像同期信号監視部 10 同期乱れ吸収制御部 11 メモリ部(同期信号乱れ吸収用) 13 圧縮/伸長方式選択制御部 14,15 スイッチ 16 選択器(第1選択部) 17 選択器(第2選択部) 21 ブロック変換部 22 DCT(Discrete Cosine Transform;離散コサ
イン変換)部 23 量子化部(Q) 24 符号圧縮部 51 符号伸長部 52 逆量子化部(Q-1) 53 逆DCT部(DCT-1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜野 崇 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 上戸 貴文 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番8 号 富士通九州ディジタル・テクノロジ株 式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA17 FA22 FA27 GB28 GB36 GB37 KA01 KA08 LA07 LA14 5C059 KK08 KK35 KK49 MA05 MA14 MA23 MA45 MC11 MC38 ME02 ME05 PP04 RE01 SS03 SS11 TA17 TA53 TB04 TB08 TC02 TC10 TC15 TC24 TC38 TC39 TD04 UA02 UA34 UA38 5J064 AA01 BA16 BB09 BB13 BC01 BC24 BD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化対象の入力画像データを圧縮する
    圧縮部と、 該圧縮部で圧縮された入力画像データを所定の符号化前
    処理のために保持するメモリ部と、 該メモリ部に保持された圧縮画像データを元の入力画像
    データに伸長する伸長部と、 該伸長部で伸長された入力画像データを符号化する符号
    化部とをそなえて成ることを特徴とする、画像符号化装
    置。
  2. 【請求項2】 該メモリ部が、 該符号化前処理として該符号化対象の入力画像データの
    入力順序を所定の符号化順序に変換すべく該入力画像デ
    ータを保持するリオーダメモリ部として構成されたこと
    を特徴とする、請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 該メモリ部が、 該符号化前処理として該入力画像データの同期信号の乱
    れを吸収すべく該入力画像データを保持する同期信号乱
    れ吸収用メモリ部として構成されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 該メモリ部の空き容量を監視して当該空
    き容量に応じて該圧縮部での圧縮率を制御する圧縮率制
    御部をそなえたことを特徴とする、請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 該圧縮部が、複数種類の圧縮方式毎に複
    数の圧縮器をそなえるとともに、 該伸長部が、該圧縮方式に対応した伸長方式毎に複数の
    伸長器をそなえ、且つ、 上記の各圧縮器のいずれかを選択するとともに、当該圧
    縮器に対応する伸長器を選択する圧縮/伸長方式選択制
    御部が設けられたことを特徴とする、請求項1記載の画
    像符号化装置。
JP2000208741A 2000-07-10 2000-07-10 画像符号化装置 Pending JP2002027482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000208741A JP2002027482A (ja) 2000-07-10 2000-07-10 画像符号化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000208741A JP2002027482A (ja) 2000-07-10 2000-07-10 画像符号化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002027482A true JP2002027482A (ja) 2002-01-25

Family

ID=18705270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000208741A Pending JP2002027482A (ja) 2000-07-10 2000-07-10 画像符号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002027482A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004350136A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Kyushu Electronics Systems Inc 画像符号化装置及び画像符号化方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004350136A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Kyushu Electronics Systems Inc 画像符号化装置及び画像符号化方法
JP4490051B2 (ja) * 2003-05-23 2010-06-23 株式会社九州エレクトロニクスシステム 画像符号化装置及び画像符号化方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3966524B2 (ja) 改善された効率のためにスキュードタイル記憶フォーマットを用いる動き補償を行うシステム及び方法
US9357222B2 (en) Video device finishing encoding within the desired length of time
EP1065883B1 (en) Image predictive decoding method
JP4491349B2 (ja) ビデオ・データのイントラ符号化方法及び装置
US6301304B1 (en) Architecture and method for inverse quantization of discrete cosine transform coefficients in MPEG decoders
US6473558B1 (en) System and method for MPEG reverse play through dynamic assignment of anchor frames
US9300984B1 (en) Independent processing of data streams in codec
JPH10191328A (ja) トランスポート、復号、およびシステム制御装置機能のための単一化されたメモリを備えたmpeg復号器およびmpeg復号方法
JPH0851626A (ja) 動画像信号の変換係数量子化方法及び装置、並びに動画像信号圧縮装置
KR20130070574A (ko) 메모리 요건을 완화한 영상 전송 시스템
US20060233447A1 (en) Image data decoding apparatus and method
EP1838108A1 (en) Processing video data at a target rate
US6163576A (en) Video encoder having reduced memory bandwidth requirements
JP3918263B2 (ja) 圧縮符号化装置および符号化方法
JPH08116539A (ja) 動画像符号化装置と動画像符号化方法
JP4209631B2 (ja) 符号化装置、復号化装置、及び、圧縮伸長システム
US6160847A (en) Detection mechanism for video channel underflow in MPEG-2 video decoding
JP2000050263A (ja) 画像符号化並びに復号化装置及びこれを用いた撮像装置
JPH1098731A (ja) ディジタル画像復号装置及びディジタル画像復号方法
JP2000324494A (ja) 動画像符号化装置
JP2022539311A (ja) ピクチャのサブセクション用の独立したcabac
EP1083752A1 (en) Video decoder with reduced memory
US6278734B1 (en) Process for decoding and coding a compressed video data stream with reduced memory requirements
KR100598093B1 (ko) 낮은 메모리 대역폭을 갖는 동영상 압축 장치와 그 방법
JP2002112268A (ja) 圧縮画像データ復号装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090414