JP2002027322A - 映像制御装置及びその制御方法 - Google Patents

映像制御装置及びその制御方法

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JP2002027322A
JP2002027322A JP2000202348A JP2000202348A JP2002027322A JP 2002027322 A JP2002027322 A JP 2002027322A JP 2000202348 A JP2000202348 A JP 2000202348A JP 2000202348 A JP2000202348 A JP 2000202348A JP 2002027322 A JP2002027322 A JP 2002027322A
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JP2000202348A
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Meguri Takada
巡 高田
Ryuichi Hiraike
龍一 平池
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の映像出力装置に対し所望の入力映像を
容易に切り替えるられるようにする。 【解決手段】 映像連係情報検索手段131は、映像切
替要求入力手段110から映像切替要求を受け取ると、
映像切替制御手段132を介して映像切替装置150を
制御し、指定された映像出力装置160に入力される映
像を指定された映像入力装置170の出力する映像に切
り替えるとともに、データ記憶手段140にあらかじめ
記憶しておいた指定された映像出力装置160と同じ映
像が入力される他の映像出力装置160のデータが記録
された映像連係情報記憶部141を検索し、指定された
映像出力装置160と同じ映像が入力されるよう設定さ
れた他の映像出力装置160に対しても、入力される映
像を指定された映像入力装置170の出力する映像に切
り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像制御装置及び
その制御方法に関し、特に、複数の映像ソースと複数の
映像出力装置を有し、任意の映像ソースを選択して任意
の映像出力装置に出力する映像制御装置及びその制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビデオカメラ、書画カメラ、ビ
デオデッキなどの複数の映像ソースと、これらの映像ソ
ースから出力される映像が入力されるプロジェクタスク
リーンや録画用ビデオデッキなどの複数の映像出力装置
とを有する映像制御装置では、任意の映像ソースを選択
して任意の映像出力装置に入力する映像切替装置を備え
ている。従来の映像制御装置は、このような映像切替装
置に複数の映像ソースと複数の映像出力装置を接続し、
所望の映像ソースと映像出力先を利用者がその都度選択
することによって映像を切り替えていた。
【0003】従来の映像制御装置の一般的な例を図8に
示す。この映像制御装置は、ビデオカメラ761やビデ
オデッキ762などの複数の映像入力装置と、映像ソー
スと映像出力先を指定するためのスイッチパネル710
などの映像選択装置と、映像切替を行うマトリクススイ
ッチャ750などの映像切替装置と、利用者が映像切替
前の確認に利用するモニタ774などの映像提示装置
と、プロジェクタスクリーン771,772や録画用ビ
デオデッキ773などの複数の映像出力装置とから構成
されている。
【0004】映像切替装置は、1つの映像切換信号入力
と複数の映像信号入力と複数の映像信号出力とを備えて
おり、映像切換信号入力に入力される映像切換信号によ
り、それぞれの映像信号出力が出力する映像信号を複数
の映像信号入力から選択できるように構成されている。
ここで、映像切換信号入力には映像選択装置が接続さ
れ、映像信号入力には映像入力装置が接続され、映像信
号出力には映像出力装置と映像提示装置が接続されてい
る。
【0005】次に、このように構成された映像制御装置
の動作を説明する。利用者が映像選択装置に選択した映
像入力装置の映像を映像提示装置に出力する操作を行う
と、映像選択装置から映像切替装置に選択された映像入
力装置の番号と映像提示装置の番号が入力される。映像
切替装置は、各映像入力装置から出力された映像と映像
選択装置から送られた番号とが入力され、映像選択装置
から与えられた番号に基づいて映像提示装置に出力する
映像を選択された映像入力装置の出力する映像に切り替
える。
【0006】利用者は、映像提示装置に表示された映像
を見た上で、映像出力装置に出力される映像を切り替え
るかどうかを判断する。映像を切り替える場合には、映
像選択装置を操作して選択した映像入力装置の出力する
映像の出力先を指定する。映像選択装置は、利用者によ
る映像出力先の指定を受け付けると、選択された映像入
力装置の番号と指定された映像出力装置の番号を映像切
替装置に入力する。映像切替装置は、与えられた番号に
基づいて指定された映像出力装置に入力する映像を選択
された映像入力装置の出力する映像に切り替える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の映像制御装置には以下に述べる問題があった。
第1の問題は、複数の映像出力装置に同一の映像を入力
している場合、入力映像を切り替える際に切替対象とな
るすべての映像出力装置を逐一指定しなければならず、
利用者の操作量が多くなることである。第2の問題は、
同一の映像が複数の映像出力装置に入力されている状況
でこの入力映像を切り替えるためには、切替対象となる
すべての映像出力装置を逐一指定しなければならないの
で、利用者が現在その映像が入力されている映像出力装
置をすべて把握しておかなければならず、利用者の負担
が極めて大きいことである。第3の問題は、ビデオデッ
キなどの単体では映像表示手段を持たない映像出力装置
を使用する場合、この映像出力装置に対する現在の入力
映像を確認するためには、入力映像を映像提示装置に表
示しなければならないので、利用者が映像出力装置に入
力されている映像を出力している映像入力装置を記憶し
ておかなければならず、利用者に負担を感じさせること
である。この発明は前述した課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は複数の映像出力装置に対し
所望の入力映像を容易に切り替えられ、操作が簡易で利
用者が負担を感じることのない映像制御装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、複数の映像信号入力と複数
の映像信号出力を備え、映像信号出力ごとに複数の映像
信号入力から選択した1つの映像信号入力に入力される
映像信号を出力するように構成された映像切替装置と、
映像信号入力に接続され、映像信号入力に映像信号を入
力する複数の映像入力装置と、映像信号出力に接続さ
れ、映像信号出力から出力される映像信号を入力とする
複数の映像出力装置とを備えた映像制御装置において、
映像出力装置ごとに設定され、同じ映像信号を入力とす
る他の映像出力装置を示すデータが記録された映像連係
情報が格納されるデータ記憶手段と、映像出力装置を示
すデータと映像入力装置を示すデータとを対で有する映
像切替要求を入力するための映像切替要求入力手段と、
映像切替要求入力手段で入力された映像切替要求に含ま
れる映像出力装置を示すデータを用いてデータ記憶手段
に格納された映像連係情報を検索し、得られた他の映像
出力装置を示すデータと映像切替要求に含まれる映像入
力装置を示すデータとを対で有する映像切替要求を生成
し出力する映像連係情報検索手段と、映像切替要求で示
された映像出力装置に映像切替要求で示された映像入力
装置の出力する映像信号を入力するように映像切替装置
を制御する映像切替制御手段とを備えたことによって特
徴づけられる。
【0009】請求項2の発明は、複数の映像信号入力と
複数の映像信号出力を備え、映像信号出力ごとに複数の
映像信号入力から選択した1つの映像信号入力に入力さ
れる映像信号を出力するように構成された映像切替装置
と、映像信号入力に接続され、映像信号入力に映像信号
を入力する複数の映像入力装置と、映像信号出力に接続
され、映像信号出力から出力される映像信号を入力とす
る複数の映像出力装置とを備えた映像制御装置におい
て、映像出力装置ごとに設定され、同じ映像信号を入力
とする他の映像出力装置を示すデータが記録された映像
連係情報と、映像出力装置ごとに設定され、映像出力装
置とこの映像出力装置に入力されている映像信号を出力
する映像入力装置との対を示す映像接続情報とが格納さ
れるデータ記憶手段と、同じ映像信号を入力とする映像
出力装置を変更するために映像出力装置を示すデータの
新たな組み合わせを有する映像連係情報変更要求を入力
するための映像連係情報入力手段と、映像連係情報入力
手段から入力された映像連係情報変更要求に含まれてい
る映像出力装置を示すデータに基づいて映像連係情報を
書き換えるための映像連係情報変更手段と、映像連係情
報変更手段が映像連係情報を書き換えた後、映像連係情
報変更要求に含まれている映像出力装置を示すデータを
用いて映像接続情報を検索し、検索に該当した映像入力
装置を示すデータと映像連係情報変更要求に含まれてい
る映像出力装置を示すデータとを対で有する映像切替要
求を生成し出力する映像連係情報検索手段と、映像切替
要求で示された映像出力装置に映像切替要求で示された
映像入力装置の出力する映像信号を入力するように映像
切替装置を制御し、かつ制御結果に合わせて映像接続情
報を書き換える映像切替制御手段とを備えたことによっ
て特徴づけられる。
【0010】請求項3の発明は、複数の映像信号入力と
複数の映像信号出力を備え、映像信号出力ごとに複数の
映像信号入力から選択した1つの映像信号入力に入力さ
れる映像信号を出力するように構成された映像切替装置
と、映像信号入力に接続され、映像信号入力に映像信号
を入力する複数の映像入力装置と、映像信号出力に接続
され、映像信号出力から出力される映像信号を入力とす
る複数の映像出力装置とを備えた映像制御装置の制御方
法であって、映像出力装置ごとに設定され、同じ映像信
号を入力とする他の映像出力装置を示すデータが記録さ
れた映像連係情報をあらかじめデータ記憶手段に格納し
ておき、映像出力装置を示すデータと映像入力装置を示
すデータとを対で有する映像切替要求が入力されたとき
に、映像切替要求に含まれる映像出力装置を示すデータ
を用いてデータ記憶手段に格納された映像連係情報を検
索し、得られた他の映像出力装置を示すデータと映像切
替要求に含まれる映像入力装置を示すデータとを対で有
する新たな映像切替要求を生成し、これらの映像切替要
求で示された映像出力装置に映像切替要求で示された映
像入力装置の出力する映像信号を入力するように映像切
替装置を制御することによって特徴づけられる。
【0011】請求項4の発明は、複数の映像信号入力と
複数の映像信号出力を備え、映像信号出力ごとに複数の
映像信号入力から選択した1つの映像信号入力に入力さ
れる映像信号を出力するように構成された映像切替装置
と、映像信号入力に接続され、映像信号入力に映像信号
を入力する複数の映像入力装置と、映像信号出力に接続
され、映像信号出力から出力される映像信号を入力とす
る複数の映像出力装置とを備えた映像制御装置の制御方
法であって、映像出力装置ごとに設定され、同じ映像信
号を入力とする他の映像出力装置を示すデータが記録さ
れた映像連係情報と、映像出力装置ごとに設定され、映
像出力装置とこの映像出力装置に入力されている映像信
号を出力する映像入力装置との対を示す映像接続情報と
をデータ記憶手段に格納しておき、同じ映像信号を入力
とする映像出力装置を変更するために映像出力装置を示
すデータの新たな組み合わせを有する映像連係情報変更
要求が入力されたときに、入力された映像連係情報変更
要求に含まれている映像出力装置を示すデータに基づい
て映像連係情報を書き換え、映像連係情報変更要求に含
まれている映像出力装置を示すデータを用いて映像接続
情報を検索し、検索に該当した映像入力装置を示すデー
タと映像連係情報変更要求に含まれている映像出力装置
を示すデータとを対で有する映像切替要求を生成し、映
像切替要求で示された映像出力装置に映像切替要求で示
された映像入力装置の出力する映像信号を入力するよう
に映像切替装置を制御し、かつ制御結果に合わせて映像
接続情報を書き換えることによって特徴づけられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図を用いて発明の実施の形
態を説明する。図1は、この発明の第1の実施の形態に
かかる映像制御装置の構成を示すブロック図である。同
図において、この映像制御装置は、映像切替要求入力手
段110とデータ処理手段130とデータ記憶手段14
0と映像切替装置150と複数の映像入力装置160と
複数の映像出力装置170を備えている。
【0013】映像切替要求入力手段110は、映像出力
装置170に入力されている映像を他の映像入力装置1
60が出力する映像に切り替えるための映像切替要求を
利用者がデータ処理手段130に入力するデータ入力手
段であり、キーボードやマウスなどの入力装置と入力す
る映像切替要求を利用者が確認するための表示装置で構
成されている。ここで、映像切替要求は、入力されてい
る映像を切り替えようとする映像出力装置170の番号
と、新たにこの映像出力装置170に入力する映像信号
を出力する映像入力装置160の番号とを含むように構
成されている。データ処理手段130は、映像連係情報
検索手段131と映像切替制御手段132を備えてお
り、データ記憶手段140は、映像連係情報検索手段1
31によって検索される映像連係情報記憶部141を備
えている。
【0014】映像連係情報記憶部141には、映像出力
装置170ごとに同じ映像が入力される他の映像出力装
置170の番号が記録された映像連係情報が記憶されて
いる。映像切替装置150は、1つの映像切換信号入力
と複数の映像信号入力と複数の映像信号出力とを備えて
おり、映像切換信号入力に入力される映像切換信号によ
り、それぞれの映像信号出力が出力する映像信号を複数
の映像信号入力から選択できるように構成されている。
映像切換信号入力は、データ処理手段130に接続さ
れ、映像切替制御手段132から出力される映像切換信
号が入力される。複数の映像信号入力には、それぞれ映
像入力装置160が接続され、複数の映像信号出力に
は、それぞれ映像出力装置170が接続されている。
【0015】映像入力装置160は、映像信号を出力す
る映像機器であり、例えば、ビデオカメラ、ビデオデッ
キ、書画カメラ及びテレビ会議システムの受信映像出力
などが用いられる。映像出力装置170は、映像切替装
置150から出力される映像信号を入力として用いる映
像機器であり、例えば、映像を表示するプロジェクタス
クリーン、映像を記録する録画用ビデオデッキ及び映像
を相手局に送信するテレビ会議システムの送信映像入力
などが用いられる。
【0016】このような構成において、映像切替要求入
力手段110は、利用者が入力した映像出力装置170
の番号と、この映像出力装置170に入力する映像信号
を出力する映像入力装置160の番号とを含む映像切替
要求を映像連係情報検索手段131に入力する。映像連
係情報検索手段131は、入力された映像切替要求を映
像切替制御手段132に入力するとともに、映像切替要
求に含まれる映像出力装置170の番号を検索キーとし
てデータ記憶手段140の映像連係情報記憶部141を
検索し、この映像出力装置170に入力する映像信号と
同じ映像信号が入力される他の映像出力装置170の番
号を捜す。この場合、映像連係情報記憶部141の映像
切替要求に含まれる映像出力装置170の映像連係情報
が記録されている記憶領域に他の映像出力装置170の
番号が記録されていないか調べる。
【0017】該当する映像連係情報が記録されている記
憶領域に映像出力装置170の番号が記録されていた場
合、この映像出力装置170の番号と入力された映像切
替要求の映像入力装置160の番号とを含む新たな映像
切替要求を生成し、映像切替制御手段132に入力す
る。なお、該当する映像出力装置170の番号が複数あ
る場合は、映像出力装置170ごとに新たな映像切替要
求を生成し、順次映像切替制御手段132に入力する。
映像切替制御手段132は、映像連係情報検索手段13
1から入力された映像切替要求に基づいて、映像切換信
号を映像切替装置150に出力してこの映像切替装置1
50を制御し、映像切替要求で指定された映像出力装置
170に入力する映像信号を映像切替要求で指定された
映像入力装置160の出力する映像信号に切り換える。
【0018】次に、この実施の形態にかかる映像制御装
置の動作を図1と図2を参照して詳細に説明する。な
お、図2は、この映像制御装置の動作を示すフローチャ
ートである。まず、映像切替要求入力手段110から映
像連係情報検索手段131へ映像切替要求が入力される
まで待つ(ステップS11)。映像切替要求が入力され
ると、映像連係情報検索手段131がこの映像切替要求
を映像切替制御手段132に入力する(ステップS1
2)。ここで、映像切替要求は、例えば、映像出力装置
Aに対して映像入力装置Bを割り当てるものとし、映像
出力装置Aを示す番号と映像入力装置Bを示す番号とを
含むものとする。
【0019】映像切替制御手段132は、映像連係情報
検索手段131から入力された映像切替要求に基づいて
映像切替装置150を制御し、映像切換を行う(ステッ
プS13)。この場合、映像切替制御手段132は、映
像切替装置150を制御して映像出力装置Aに入力する
映像信号を映像入力装置Bの出力する映像信号に切り換
える。さらに、映像連係情報検索手段131は、映像切
替要求に含まれる映像出力装置170の番号を検索キー
としてデータ記憶手段140の映像連係情報記憶部14
1を検索し(ステップS14)、この映像出力装置17
0に入力する映像信号と同じ映像信号が入力される他の
映像出力装置170の有無を調べる(ステップS1
5)。同じ映像信号が入力される他の映像出力装置17
0がない場合、ステップS11の入力待ちに戻る。
【0020】同じ映像信号が入力される他の映像出力装
置170がある場合は、該当する映像出力装置170の
番号と入力された映像切替要求の映像入力装置160の
番号とを含む新たな映像切替要求を生成し、映像切替制
御手段132に入力する(ステップS16)。ここで、
例えば、該当する他の映像出力装置170を映像出力装
置Cとすると、映像出力装置Cを示す番号と映像入力装
置Bを示す番号とを含む新たな映像切替要求が生成さ
れ、映像切替制御手段132に入力される。映像切替制
御手段132は、映像連係情報検索手段131から入力
された新たな映像切替要求に基づいて映像切替装置15
0を制御し、映像切換を行う(ステップS17)。以
後、ステップS14からステップS17を繰り返し、映
像切替要求入力手段110から入力された映像切替要求
に含まれる映像出力装置170と同じ映像信号が入力さ
れる映像出力装置170がほかにもあれば、その映像出
力装置170の番号を含む新たな映像切替要求を生成
し、同様に映像切換を行う。
【0021】次に、この映像制御装置のデータ処理手段
130とデータ記憶手段140のハードウェア構成につ
いて図3を参照して説明する。図3に示すように、この
映像制御装置のデータ処理手段130とデータ記憶手段
140は、CPU(中央演算処理装置)41とメモリ4
2と入出力インタフェース43と外部記憶装置44と通
信インタフェース45とを備え、これらがバス46で接
続されたコンピュータシステムで構成されている。ここ
で、外部記憶装置44は、例えば、ハードディスクドラ
イブやフラッシュメモリのような読み書き可能な不揮発
性記憶装置である。
【0022】入出力インタフェース43には、映像切替
要求入力手段110を構成するキーボードやマウスなど
の入力装置とコンピュータの表示装置が接続され、通信
インタフェース45には、通信ケーブルを介して映像切
替装置150の映像切換信号入力が接続されている。映
像切替装置150には、例えばマトリクススイッチャな
どを用いる。なお、映像切替装置150の映像切換信号
入力との接続は、この映像切換信号入力の仕様によって
は入出力インタフェース43を介したI/O信号を用い
た接続方法にしてもよい。このように構成されたデータ
処理手段130とデータ記憶手段140において、映像
連係情報検索手段131と映像切替制御手段132は、
外部記憶装置44に記録されたコンピュータプログラム
がメモリ42にロードされ、CPU41によって実行さ
れることによって実現される。
【0023】この実施の形態によれば、利用者が映像入
力装置と映像出力装置を1組指定するだけで、この映像
出力装置と同一の映像が入力される他の映像出力装置の
入力映像をこの映像入力装置の出力する映像に変更する
ことができるので、利用者の操作量を削減する効果が得
られる。また、複数の映像出力装置に同一の映像が入力
されている状況においても、利用者が1つの映像出力装
置に対する映像を切り替えるだけですべての映像出力装
置に入力する映像を変更することができるので、利用者
は入力映像変更に際してすべての映像出力状態を把握し
ている必要がなくなり、操作時の負担が軽減される効果
が得られる。
【0024】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図4は、この発明の
第2の実施の形態にかかる映像制御装置の構成を示すブ
ロック図である。同図において、この映像制御装置が図
1に示した映像制御装置と異なる点は、映像連係情報入
力手段220、映像連係情報変更手段233及び映像接
続情報記憶部242をさらに備えたことと、映像連係情
報検索手段231と映像切替制御手段232が図1で示
した映像連係情報検索手段131と映像切替制御手段1
32に対して機能拡張されていることである。
【0025】映像連係情報入力手段220は、データ記
憶手段240の映像連係情報記憶部241に記録されて
いる映像連係情報を変更するための映像連係情報変更要
求を利用者が映像連係情報変更手段233に入力する入
力手段であり、キーボードやマウスなどの入力装置と入
力する映像連係情報を利用者が確認するための表示装置
で構成されている。なお、この入力装置と表示装置は、
映像切替要求入力手段210を兼ねている。映像連係情
報変更手段233は、映像連係情報入力手段220から
映像連係情報変更要求が入力されると、その内容を映像
連係情報記憶部241に記録するとともに、映像連係情
報検索手段231に映像連係情報変更要求を入力する。
なお、映像連係情報変更要求の内容は、映像出力装置2
70ごとに同じ映像信号が入力される他の映像出力装置
270の番号を記録した映像連係情報を含んでいる。こ
の場合、映像出力装置270ごとに1つの映像連係情報
変更要求が入力される。
【0026】映像接続情報記憶部242は、データ記憶
手段240に格納されており、映像出力装置270とこ
の映像出力装置270に入力されている映像信号を出力
する映像入力装置260との対を示す映像接続情報が映
像出力装置270ごとに記憶されている。ここで、映像
接続情報は、映像出力装置270の番号と映像入力装置
260の番号の対で構成されている。
【0027】映像連係情報検索手段231は、前述した
映像連係情報検索手段131の機能に加えて、映像連係
情報変更手段233から入力される映像連係情報変更要
求で指定された映像出力装置270に入力される映像信
号を切り替える新たな映像切替要求を生成し、映像切替
制御手段232に入力する機能を備えている。ここで、
映像連係情報検索手段231は、映像連係情報変更要求
に含まれる映像出力装置270の番号を検索キーとして
データ記憶手段240の映像切換情報記憶部242を検
索し、この映像出力装置270と対になっている映像入
力装置260の番号を求める。さらに、この映像入力装
置260の番号と、映像連係情報変更要求で指定された
同じ映像信号が入力される他の映像出力装置270の番
号との対からなる新たな映像切替要求を生成し、映像切
替制御手段232に入力する。
【0028】映像切替制御手段232は、前述した映像
切替制御手段132の機能に加えて、映像出力装置27
0に入力される映像信号を切り換えたときに、映像出力
装置270とこの映像出力装置270に入力されている
映像信号を出力する映像入力装置260を示す映像接続
情報をデータ記憶手段240の映像接続情報記憶部24
2に記録する機能を備えている。
【0029】次に、この実施の形態にかかる映像制御装
置の動作を図4と図5を参照して詳細に説明する。な
お、図5は、この映像制御装置の動作を示すフローチャ
ートである。この映像制御装置の動作は、映像切替要求
が入力された時の動作と、映像連係情報変更要求が入力
された時の動作とに大きく分けられる。まず、映像切替
要求入力手段210又は映像連係情報入力手段220か
らの要求が入力されるまで待ち続け(ステップS3
0)、要求が入力されると要求の種類を判定する(ステ
ップS31)。映像切替要求が入力された場合はステッ
プS32以降を実行し、映像連係情報変更要求が入力さ
れた場合はステップS41以降を実行する。
【0030】最初に、映像切替要求が入力された場合の
動作について説明する。映像連係情報検索手段231は
入力された映像切替要求を映像切替制御手段232に入
力する(ステップS32)。ここで、映像切替要求は、
例えば、映像出力装置Aに対して映像入力装置Bを割り
当てるものとし、映像出力装置Aを示す番号と映像入力
装置Bを示す番号との対で構成されるものとする。映像
切替制御手段232は、映像連係情報検索手段231か
ら入力された映像切替要求に基づいて映像切替装置25
0を制御し、映像切換を行う(ステップS33)。この
場合、映像切替制御手段232は、映像切替装置250
を制御して映像出力装置Aに入力する映像信号を映像入
力装置Bの出力する映像信号に切り換える。
【0031】さらに、映像切替制御手段232は、映像
切換を行った映像出力装置270の新たな映像接続状態
を示す映像接続情報をデータ記憶手段240の映像接続
情報記憶部242に書き込む(ステップS34)。この
場合、映像切替制御手段232は、映像出力装置Aを示
す番号と映像入力装置Bを示す番号との対からなる映像
接続情報をデータ記憶手段240の映像接続情報記憶部
242に書き込む。その際、以前記録されていた映像出
力装置Aの映像接続情報は消去する。次に、映像連係情
報検索手段231が、映像切替要求に含まれる映像出力
装置270の番号を検索キーとしてデータ記憶手段24
0の映像連係情報記憶部241を検索し(ステップS3
5)、この映像出力装置270に入力する映像信号と同
じ映像信号が入力される他の映像出力装置270の有無
を調べる(ステップS36)。
【0032】同じ映像信号が入力される他の映像出力装
置270がない場合、ステップS30の入力待ちに戻
る。同じ映像信号が入力される他の映像出力装置270
がある場合は、該当する映像出力装置270の番号と入
力された映像切替要求の映像入力装置260の番号とを
含む新たな映像切替要求を生成し、映像切替制御手段2
32に入力する(ステップS37)。ここで、例えば、
該当する他の映像出力装置270を映像出力装置Cとす
ると、映像出力装置Cを示す番号と映像入力装置Bを示
す番号との対で構成される新たな映像切替要求が生成さ
れ、映像切替制御手段232に入力される。映像切替制
御手段232は、映像連係情報検索手段231から入力
された新たな映像切替要求に基づいて映像切替装置25
0を制御し、映像切換を行う(ステップS38)。
【0033】さらに、映像切替制御手段232は、映像
切換を行った映像出力装置270の新たな映像接続情報
をデータ記憶手段240の映像接続情報記憶部242に
書き込む(ステップS39)。この場合、映像切替制御
手段232は、映像出力装置Cを示す番号と映像入力装
置Bを示す番号との対からなる映像接続情報をデータ記
憶手段240の映像接続情報記憶部242に書き込み、
以前記録されていた映像出力装置Cの映像接続情報を消
去する。以後、ステップS35からステップS39を繰
り返し、映像切替要求入力装置210から入力された映
像切替要求に含まれる映像出力装置270と同じ映像信
号が入力される映像出力装置270がほかにもあれば、
その映像出力装置270にも新たな映像切替要求を生成
し、同様に映像切換を行って、映像接続情報を書き換え
る。
【0034】次に映像連係情報変更要求が入力された場
合の動作について説明する。映像連係情報変更手段23
3は、入力された映像連係情報変更要求に基づいて、映
像連係情報記憶部241の関連する映像連係情報を書き
換える(ステップS41)。ここで、映像連係情報変更
要求は、例えば、映像出力装置Aと同一の映像信号が入
力される映像出力装置として映像出力装置Cを割り当て
るものとし、映像出力装置Aを示す番号と映像出力装置
Cを示す番号とを含むものとする。この場合、映像出力
装置Aの映像連係情報として、映像出力装置Cを示す番
号が映像連係情報記憶部241の映像出力装置A映像連
係情報記憶領域に書き込まれる。その際、映像出力装置
Aの以前の映像連係情報は消去される。
【0035】次に、映像連係情報変更手段233は、映
像連係情報変更要求を映像連係情報検索手段231に入
力する(ステップS42)。映像連係情報検索手段23
1は、映像連係情報変更要求が入力されると、映像連係
情報変更要求に含まれる映像出力装置270の番号を検
索キーとしてデータ記憶手段240の映像接続情報記憶
部242を検索し、この映像出力装置270と対になっ
ている映像入力装置260の番号を求める(ステップS
43)。さらに、映像連係情報検索手段231は、この
映像入力装置260の番号と、映像連係情報変更要求で
指定された同じ映像信号が入力される他の映像出力装置
270の番号との対からなる新たな映像切替要求を生成
し、映像切替制御手段232に入力する(ステップS4
4)。
【0036】映像切替制御手段332は、映像連係情報
検索手段231から入力された映像切替要求に基づい
て、映像切替装置250を制御し、映像切換を行う(ス
テップS45)。さらに、映像切替制御手段232は、
映像切換を行った映像出力装置270の新たな映像接続
状態を示す映像接続情報をデータ記憶手段240の映像
接続情報記憶部242に書き込む(ステップS46)。
【0037】この実施の形態にかかる映像制御装置にお
いても、データ処理手段230とデータ記憶手段240
は、図3に示したハードウェア構成で実現できる。ま
た、映像連係情報検索手段231、映像切替制御手段2
32及び映像連係情報変更手段233は、外部記憶装置
44に記録されたコンピュータプログラムがメモリ42
にロードされ、CPU41によって実行されることによ
って実現される。
【0038】この実施の形態によれば、第1の実施の形
態の効果に加えて、利用者がある映像出力装置に入力さ
れる映像を他の映像出力装置にも入力されるように映像
連係情報を設定することが可能なので、用途や目的に応
じて様々な映像の切替規則を設けることができるという
効果が得られる。また、ある映像出力装置に入力されて
いる映像をモニタしたい場合、モニタしたい映像出力装
置と確認用の映像出力装置を映像連係情報で指定すると
いう操作で実現することができ、利用者自身は映像出力
装置に入力されている映像を出力している映像入力装置
を意識する必要がない。このため、より直観的な操作で
映像出力装置に入力されている映像を確認することがで
きるという効果が得られる。
【0039】
【実施例】この発明の第1の実施の形態に対応する第1
の実施例を、図6を参照して詳細に説明する。この実施
例は、映像入力装置としてビデオカメラ561、ビデオ
デッキ562(以後、VTRと記す)、書画カメラ56
3及びテレビ会議装置564の受信出力を、データ処理
手段としてパーソナルコンピュータ(PC)530を、
データ記憶手段として半導体メモリ(パーソナルコンピ
ュータ530に含まれる)を、映像切替要求入力手段と
してパーソナルコンピュータ530のディスプレイ51
0上に表示される2つの映像切替ボタン511,512
を、映像切替装置としてマトリクススイッチャ550
を、映像出力装置として2つのプロジェクタスクリーン
571,572及びテレビ会議装置564の送信映像入
力を備えている。
【0040】ここで、マトリクススイッチャ550の映
像信号入力にはビデオカメラ561、VTR562、書
画カメラ563及びテレビ会議装置564の受信出力が
接続されており、映像信号出力には2つのプロジェクタ
スクリーン571,572及びテレビ会議装置564の
送信映像入力が接続されている。また、マトリクススイ
ッチャ550の映像切換信号入力には通信ケーブルを介
してパーソナルコンピュータ530が接続されている。
映像切替ボタン511,512は、パーソナルコンピュ
ータ530のキーボード又はマウスの操作によって映像
切替要求とこれに伴うボタンの状態表示の変更が行われ
るように構成されている。この場合、各映像切替ボタン
511,512は、それぞれプロジェクタスクリーン5
71,572に対応しており、ビデオカメラ561、V
TR562、書画カメラ563及びテレビ会議装置56
4の4つの映像入力装置からプロジェクタスクリーン5
71,572に入力する映像入力装置を選択するための
4つのスイッチで構成されている。
【0041】これらスイッチは、ビデオカメラ561、
VTR562、書画カメラ563及びテレビ会議装置5
64に対応して、カメラ、VTR、書画カメラ、テレビ
会議と表示されており、スイッチの選択状態は、スイッ
チの左側に表示されるチェックマークで示される。映像
切替ボタン511は、パーソナルコンピュータ530の
ディスプレイ510の左側に表示され、2つのプロジェ
クタスクリーン571,572の内、左側に配置された
プロジェクタスクリーン571の入力を切り換える。映
像切替ボタン512は、パーソナルコンピュータ530
のディスプレイ510の右側に表示され、右側に配置さ
れたプロジェクタスクリーン572の入力を切り換え
る。
【0042】パーソナルコンピュータ530は、ハード
ディスクドライブを備えており、このハードディスクド
ライブに記録されたコンピュータプログラムがパーソナ
ルコンピュータ501の半導体メモリにロードされ、C
PUによって実行されることによって映像切替要求入力
手段と映像連係情報検索手段と映像切替制御手段の機能
が実現される。また、ハードディスクドライブには、映
像連係情報が記録されており、この映像連係情報がパー
ソナルコンピュータ530の半導体メモリにロードされ
て映像連係情報記憶部が構成される。
【0043】ここで、映像連係情報記憶部には2つのプ
ロジェクタスクリーン571,572の映像連係情報と
テレビ会議装置564の送信映像入力の映像連係情報が
記録されている。この場合、図7に示すように、左側の
プロジェクタスクリーン571(左スクリーンと表記)
の映像連係情報と、右側のプロジェクタスクリーン57
2(右スクリーンと表記)の映像連係情報には、連係す
る映像出力装置が設定されていない。一方、テレビ会議
装置564の送信映像入力(テレビ会議送出と表記)の
映像連係情報には、右側のプロジェクタスクリーン57
2を示す番号(右スクリーンと表記)が設定されてい
る。
【0044】次に、この実施例の動作について説明す
る。左側の映像切替ボタン511は、テレビ会議が選択
されており、左側のプロジェクタスクリーン571にテ
レビ会議装置564の受信映像出力から入力される相手
側の映像が表示されている。右側の映像切替ボタン51
2は、書画カメラ563が選択されており、右側のプロ
ジェクタスクリーン572に書画カメラ563が撮影し
た資料の映像が表示されている。映像連係情報記憶部の
テレビ会議装置564の送信映像入力にかかる映像連係
情報には、右側のプロジェクタスクリーン572を示す
映像出力装置の番号が設定されており、テレビ会議装置
564の送信映像入力に右側のプロジェクタスクリーン
572に入力されている書画カメラ563が撮影した資
料の映像が入力されている。
【0045】このような状態において、右側のプロジェ
クタスクリーン572にVTR562の映像を表示する
ため、利用者が右側の映像切替ボタン512のVTRを
マウスでクリックすると、パーソナルコンピュータ53
0のCPUによって、右側のプロジェクタスクリーン5
72を示す番号とVTR562を示す番号を含む映像切
替要求が発行され、右側のプロジェクタスクリーン57
2が接続されている映像信号出力からVTR562が接
続されている映像信号入力からの映像信号を出力するよ
うにマトリクススイッチャ550を制御する。
【0046】次に、CPUは、半導体メモリに設けられ
た映像連係情報記憶部を検索し、右側のプロジェクタス
クリーン572を示す番号があるか否かを調べる。この
場合、テレビ会議装置564の送信映像入力にかかる映
像連係情報の記憶領域に右側のプロジェクタスクリーン
572を示す番号が記録されているので、CPUは、テ
レビ会議装置564の送信映像入力が接続されている映
像信号出力からVTR562が接続されている映像信号
入力からの映像信号を出力するようにマトリクススイッ
チャ550を制御する。この結果、右側のプロジェクタ
スクリーン572に表示される映像とテレビ会議装置5
64の送信映像入力に出力される映像が、書画カメラ5
63の撮影した資料の映像から、VTR562の映像に
切り換えられる。
【0047】次に、この発明の第2の実施の形態に対応
する第2の実施例を、図8を参照して詳細に説明する。
同図において、図6と同一部分には同一符号を付してあ
る。この実施例が第1の実施例と異なる点は、第1の実
施例に加えてさらに映像連係情報入力手段としてパーソ
ナルコンピュータ530のディスプレイ510上に表示
される2つの送出映像切替ボタン513,514を設け
たことと、半導体メモリに映像接続情報を記録するため
の映像接続情報記憶部を設けたことである。
【0048】ここで、送出映像切替ボタン513は、デ
ィスプレイ510の左側に表示される映像切替ボタン5
11の下側に矢印状で表示されるスイッチであり、左側
のプロジェクタスクリーン571に表示される映像をテ
レビ会議の相手局に送出する設定に用いる。また、送出
映像切替ボタン514は、ディスプレイ510の右側に
表示される映像切替ボタン512の下側に矢印状で表示
されるスイッチであり、右側のプロジェクタスクリーン
572に表示される映像をテレビ会議の相手局に送出す
る設定に用いる。これらの送出映像切替ボタン513,
514は、マウスクリックによりいずれか一方が選択可
能に構成されており、選択された方のボタンの色が変わ
ることで選択状態を示す。
【0049】また、映像接続情報記憶部には、2つのプ
ロジェクタスクリーン571,572の映像接続情報と
テレビ会議装置564の送信映像入力の映像接続情報と
が記録されている。この実施例では、ハードディスクド
ライブに記録されたコンピュータプログラムがパーソナ
ルコンピュータ530の半導体メモリにロードされ、C
PUによって実行されることによって映像切替要求入力
手段、映像連係情報入力手段、映像連係情報変更手段、
映像連係情報検索手段及び映像切替制御手段の機能が実
現される。
【0050】次に、この実施例の動作について説明す
る。左側の映像切替ボタン511は、VTRが選択され
ており、左側のプロジェクタスクリーン571にVTR
562から入力される映像が表示されている。右側の映
像切替ボタン512は、書画カメラ563が選択されて
おり、右側のプロジェクタスクリーン572に書画カメ
ラ563が撮影した資料の映像が表示されている。2つ
の送出映像切替ボタン513,514は、右側の送出映
像切替ボタン514が選択されており、映像連係情報記
憶部のテレビ会議装置564の送信映像入力にかかる映
像連係情報には右側のプロジェクタスクリーン572を
示す映像出力装置の番号が設定されている。さらに、テ
レビ会議装置564の送信映像入力に、右側のプロジェ
クタスクリーン572に入力されている書画カメラ56
3が撮影した資料の映像が入力されている。
【0051】このような状況において、映像接続情報記
憶部には、2つのプロジェクタスクリーン571,57
2の映像接続情報とテレビ会議装置564の送信映像入
力の映像接続情報とが記録されており、図9(a)に示
すように、左側のプロジェクタスクリーン571(左ス
クリーンと表記)の映像接続情報にはVTR562を示
す番号(VTRと表記)が記録され、右側のプロジェク
タスクリーン572(右スクリーンと表記)の映像接続
情報とテレビ会議装置564の送信映像入力(テレビ会
議送出と表記)の映像接続情報には書画カメラ563を
示す番号(書画カメラと表記)が記録されている。
【0052】また、映像連係情報記憶部には2つのプロ
ジェクタスクリーン571,572の映像連係情報とテ
レビ会議装置564の送信映像入力の映像連係情報が記
録されており、図9(b)に示すように、左側のプロジ
ェクタスクリーン571(左スクリーンと表記)の映像
連係情報と、右側のプロジェクタスクリーン572(右
スクリーンと表記)の映像連係情報には、連係する映像
出力装置が設定されていない。一方、テレビ会議装置5
64の送信映像入力(テレビ会議送出と表記)の映像連
係情報には、右側のプロジェクタスクリーン572を示
す番号(右スクリーンと表記)が設定されている。
【0053】ここで、左側のプロジェクタスクリーン5
71に表示される映像をテレビ会議の相手局に送出する
ため、利用者が左側の映像切替ボタン511をマウスで
クリックすると、パーソナルコンピュータ530のCP
Uは、左側のプロジェクタスクリーン571を示す番号
とテレビ会議装置564の送信映像入力を示す番号とを
含む映像連係情報変更要求を発行し、図9(c)に示す
ように、テレビ会議装置564の送信映像入力の映像連
係情報を左側のプロジェクタスクリーン571を示す番
号(左スクリーンと表記)に書き換える。なお、映像連
係情報記憶部の内容が更新されるたびに、ハードディス
クドライブの映像連係情報も更新されるようにすること
はいうまでもない。
【0054】次に、CPUは、半導体メモリに設けられ
た映像接続情報記憶部を検索し、左側のプロジェクタス
クリーン571の映像接続情報に記録されているデータ
を調べる。この場合、左側のプロジェクタスクリーン5
71の映像接続情報には、VTR562を示す番号が記
録されているので、CPUは、テレビ会議装置564の
送信映像入力が接続されている映像信号出力からVTR
562が接続されている映像信号入力からの映像信号を
出力するようにマトリクススイッチャ550を制御す
る。さらに、図9(d)に示すように、テレビ会議装置
564の送信映像入力の映像接続情報をVTR562を
示す番号(VTRと表記)に書き換える。このようにし
て、左側のプロジェクタスクリーン571に表示されて
いるVTR562の映像がテレビ会議の相手局に対して
送出される。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1と請求項
3の発明は、1回の操作で同一の映像を複数の映像出力
装置に入力することができ、利用者の操作量を削減する
効果が得られる。また、ある映像出力装置がどの映像出
力装置と同じ映像を入力されているか映像連係情報とし
て記憶されているので、同一の映像が複数の映像出力装
置に入力されており、利用者が現在その映像が入力され
ている映像出力装置を全て把握していない状況において
も、入力映像を変更することができ、利用者が負担に感
じないという効果が得られる。
【0056】請求項2と請求項4の発明は、複数の映像
出力装置から同一の映像を入力とする映像出力装置を選
択し設定することができるので、利用者は用途や目的に
応じて様々な映像の切替規則を使い分けることができる
という効果が得られる。また、ある映像出力装置に入力
されている映像を他の映像出力装置でモニタしたい場
合、モニタしたい映像出力装置の映像連係情報に確認用
の映像出力装置を設定するという簡単な操作で実現でき
る。このため、利用者が映像の入出力状態を記憶するこ
となく任意の映像出力装置に対する入力映像を確認でき
るので、利用者が負担に感じないという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態にかかる映像制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の映像制御装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図3】 図1の映像制御装置のハードウェア構成を説
明する図である。
【図4】 この発明の第2の実施の形態にかかる映像制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 図4の映像制御装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図6】 この発明の第1の実施例を説明する図であ
る。
【図7】 第1の実施例における映像連係情報を説明す
る図である。
【図8】 この発明の第2の実施例を説明する図であ
る。
【図9】 第2の実施例における映像連係情報と映像接
続情報を説明する図である。
【図10】 従来の映像制御装置の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
110,210…映像切替要求入力手段、130,23
0…データ処理手段、131,231…映像連係情報検
索手段、132,232…映像切替制御手段、140,
240…データ記憶手段、141,241…映像連係情
報記憶部、150,250…映像切替装置、160,2
60…映像入力装置、170,270…映像出力装置、
220…映像連係情報入力手段、233…映像連係情報
変更手段、242…映像接続情報記憶部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の映像信号入力と複数の映像信号出
    力を備え、前記映像信号出力ごとに複数の前記映像信号
    入力から選択した1つの前記映像信号入力に入力される
    映像信号を出力するように構成された映像切替装置と、
    前記映像信号入力に接続され、前記映像信号入力に前記
    映像信号を入力する複数の映像入力装置と、前記映像信
    号出力に接続され、前記映像信号出力から出力される前
    記映像信号を入力とする複数の映像出力装置とを備えた
    映像制御装置において、 前記映像出力装置ごとに設定され、同じ前記映像信号を
    入力とする他の前記映像出力装置を示すデータが記録さ
    れた映像連係情報が格納されるデータ記憶手段と、 前記映像出力装置を示すデータと前記映像入力装置を示
    すデータとを対で有する映像切替要求を入力するための
    映像切替要求入力手段と、 前記映像切替要求入力手段で入力された前記映像切替要
    求に含まれる前記映像出力装置を示す前記データを用い
    て前記データ記憶手段に格納された前記映像連係情報を
    検索し、得られた他の前記映像出力装置を示すデータと
    前記映像切替要求に含まれる前記映像入力装置を示すデ
    ータとを対で有する映像切替要求を生成し出力する映像
    連係情報検索手段と、 前記映像切替要求で示された前記映像出力装置に前記映
    像切替要求で示された前記映像入力装置の出力する前記
    映像信号を入力するように前記映像切替装置を制御する
    映像切替制御手段とを備えたことを特徴とする映像制御
    装置。
  2. 【請求項2】 複数の映像信号入力と複数の映像信号出
    力を備え、前記映像信号出力ごとに複数の前記映像信号
    入力から選択した1つの前記映像信号入力に入力される
    映像信号を出力するように構成された映像切替装置と、
    前記映像信号入力に接続され、前記映像信号入力に前記
    映像信号を入力する複数の映像入力装置と、前記映像信
    号出力に接続され、前記映像信号出力から出力される前
    記映像信号を入力とする複数の映像出力装置とを備えた
    映像制御装置において、 前記映像出力装置ごとに設定され、同じ前記映像信号を
    入力とする他の前記映像出力装置を示すデータが記録さ
    れた映像連係情報と、前記映像出力装置ごとに設定さ
    れ、映像出力装置とこの映像出力装置に入力されている
    映像信号を出力する映像入力装置との対を示す映像接続
    情報とが格納されるデータ記憶手段と、 同じ前記映像信号を入力とする前記映像出力装置を変更
    するために前記映像出力装置を示すデータの新たな組み
    合わせを有する映像連係情報変更要求を入力するための
    映像連係情報入力手段と、 前記映像連係情報入力手段から入力された前記映像連係
    情報変更要求に含まれている前記映像出力装置を示すデ
    ータに基づいて前記映像連係情報を書き換えるための映
    像連係情報変更手段と、 前記映像連係情報変更手段が前記映像連係情報を書き換
    えた後、前記映像連係情報変更要求に含まれている前記
    映像出力装置を示すデータを用いて前記映像接続情報を
    検索し、検索に該当した映像入力装置を示すデータと前
    記映像連係情報変更要求に含まれている前記映像出力装
    置を示すデータとを対で有する映像切替要求を生成し出
    力する映像連係情報検索手段と、 前記映像切替要求に基づいて前記映像出力装置に前記映
    像入力装置の出力する前記映像信号を入力するように前
    記映像切替装置を制御し、かつ制御結果に合わせて前記
    映像接続情報を書き換える映像切替制御手段とを備えた
    ことを特徴とする映像制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の映像信号入力と複数の映像信号出
    力を備え、前記映像信号出力ごとに複数の前記映像信号
    入力から選択した1つの前記映像信号入力に入力される
    映像信号を出力するように構成された映像切替装置と、
    前記映像信号入力に接続され、前記映像信号入力に前記
    映像信号を入力する複数の映像入力装置と、前記映像信
    号出力に接続され、前記映像信号出力から出力される前
    記映像信号を入力とする複数の映像出力装置とを備えた
    映像制御装置の制御方法であって、 前記映像出力装置ごとに設定され、同じ前記映像信号を
    入力とする他の前記映像出力装置を示すデータが記録さ
    れた映像連係情報をあらかじめデータ記憶手段に格納し
    ておき、 前記映像出力装置を示すデータと前記映像入力装置を示
    すデータとを対で有する映像切替要求が入力されたとき
    に、前記映像切替要求に含まれる前記映像出力装置を示
    す前記データを用いて前記データ記憶手段に格納された
    前記映像連係情報を検索し、得られた他の前記映像出力
    装置を示すデータと前記映像切替要求に含まれる前記映
    像入力装置を示すデータとを対で有する新たな映像切替
    要求を生成し、 これらの映像切替要求で示された前記映像出力装置に前
    記映像切替要求で示された前記映像入力装置の出力する
    前記映像信号を入力するように前記映像切替装置を制御
    することを特徴とする映像制御装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の映像信号入力と複数の映像信号出
    力を備え、前記映像信号出力ごとに複数の前記映像信号
    入力から選択した1つの前記映像信号入力に入力される
    映像信号を出力するように構成された映像切替装置と、
    前記映像信号入力に接続され、前記映像信号入力に前記
    映像信号を入力する複数の映像入力装置と、前記映像信
    号出力に接続され、前記映像信号出力から出力される前
    記映像信号を入力とする複数の映像出力装置とを備えた
    映像制御装置の制御方法であって、 前記映像出力装置ごとに設定され、同じ前記映像信号を
    入力とする他の前記映像出力装置を示すデータが記録さ
    れた映像連係情報と、前記映像出力装置ごとに設定さ
    れ、前記映像出力装置とこの映像出力装置に入力されて
    いる映像信号を出力する前記映像入力装置との対を示す
    映像接続情報とをデータ記憶手段に格納しておき、 同じ前記映像信号を入力とする前記映像出力装置を変更
    するために前記映像出力装置を示すデータの新たな組み
    合わせを有する映像連係情報変更要求が入力されたとき
    に、 入力された前記映像連係情報変更要求に含まれている前
    記映像出力装置を示すデータに基づいて前記映像連係情
    報を書き換え、 前記映像連係情報変更要求に含まれている前記映像出力
    装置を示すデータを用いて前記映像接続情報を検索し、
    検索に該当した映像入力装置を示すデータと前記映像連
    係情報変更要求に含まれている前記映像出力装置を示す
    データとを対で有する映像切替要求を生成し、 前記映像切替要求で示された前記映像出力装置に前記映
    像切替要求で示された前記映像入力装置の出力する前記
    映像信号を入力するように前記映像切替装置を制御し、
    かつ制御結果に合わせて前記映像接続情報を書き換える
    ことを特徴とする映像制御装置の制御方法。
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