JP2002027144A - 通信端末および通話システムおよび回線確立方法 - Google Patents

通信端末および通話システムおよび回線確立方法

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JP2002027144A JP2000211523A JP2000211523A JP2002027144A JP 2002027144 A JP2002027144 A JP 2002027144A JP 2000211523 A JP2000211523 A JP 2000211523A JP 2000211523 A JP2000211523 A JP 2000211523A JP 2002027144 A JP2002027144 A JP 2002027144A
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Hiroshi Mukai
弘 向井
Hitoshi Hagimori
仁 萩森
Minoru Kuwana
稔 桑名
Tsutomu Honda
努 本田
Kazuhiko Ishimaru
和彦 石丸
Hideki Osada
英喜 長田
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数人による会話を可能とした通話システム
は、ネットワーク提供会社のセンターサービスとして実
現されているため、利用形態がセンター機能に依存して
いる。また、事前の登録が必要である。 【解決手段】 音声を入力するマイク11と、複数の異
なる通信先2a,2bとの回線を並行して確立可能な回
線確立手段15と、マイク11により入力された音声を
複数の異なる通信先に送信するとともに、複数の異なる
通信先より送信される音声を受信する通信制御手段14
と、通信制御手段14が受信した音声を出力するスピー
カ12とを備える通信端末を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の異なる通信
先との回線を確立可能な通信端末に関する構成と、その
通信端末を利用した通話システムの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯電話や据え置き電話等の音
声による通話を可能とする通信端末がある。これらの通
信端末において、通常2者間で通話が行われる場合に
は、両通信端末間で一対一の通信回線が確立される。こ
のため、一対一での通話を可能とすることが基本となっ
ている。
【0003】また、複数人で同時に通話をすることを可
能とする通話システムも存在する。この通話システム
は、ネットワーク(電話回線)提供会社が、そのセンタ
ーサービスとして提供するものであり、センター内の中
央局が複数の通信端末との回線を確立することで実現さ
れている。
【0004】図14にネットワーク提供会社が提供する
複数人による通話システムの構成を示す。各端末は、あ
くまでも1本の通信回線を専有する構成であり、これら
複数の端末が、それぞれ中央局との回線を確立する方式
である。
【0005】このような複数人による通話システムを利
用して、複数の友人が、それぞれ遠隔にいる場合であっ
ても、同時に会話を楽しむことが可能である。また、こ
のような通話システムを利用して、従来から電話会議シ
ステムが実現されており、例えば、一企業内で地理的に
分散している本社、A支社、B支社間での電話会議を同
時に進めることが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た複数人による通話システムは、そのサービスの提供を
うけるために、事前にサービスに加入する必要がある。
つまり、あらかじめネットワーク提供会社に複数人によ
る通話サービスを利用するための登録が必要であり、登
録されたメンバー間での同時通話を可能としているので
ある。
【0007】このため、決まったグループでの会話や、
定期的な社内の会議に利用するのであれば利用者の要求
を満たすものとなるが、多様なグループでの複数人によ
る会話を行いたい場合には不向きである。
【0008】また、複数人による通話システムに加入す
ることにより、参加者同士での会話を楽しむことや、電
話会議を行うことが可能であるが、上述の如く、この通
話システムがネットワークセンター側のシステムに依存
しているため、各参加者の端末側で、サービス形態の制
御を行うことができない。つまり、各参加者は、複数人
による通話システムに参加するか否か(回線を確立する
か否か)の操作を行うだけで、それ以上の操作は行えな
いため、サービスの利用形態が限定されたものとなって
いる。
【0009】そこで、本発明は複数人による通話システ
ムに多様なサービス形態を付加することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、音声による通話を可能とする通
信端末であって、音声を入力するマイクと、複数の異な
る通信先との回線を並行して確立可能な回線確立手段
と、マイクにより入力された音声を複数の異なる通信先
に送信するとともに、複数の異なる通信先より送信され
る音声を受信する通信制御手段と、通信制御手段が受信
した音声を出力するスピーカとを備えることを特徴とす
る。
【0011】請求項2の発明は、複数の通信端末間で音
声による通話を可能とする通話システムであって、複数
の通信端末のうち少なくとも1つの通信端末は、音声を
入力するマイクと、複数の異なる通信先との回線を並行
して確立可能な回線確立手段と、マイクにより入力され
た音声を前記複数の異なる通信先に送信するとともに、
複数の異なる通信先より送信される音声を受信する通信
制御手段と、通信制御手段が受信した音声を出力するス
ピーカとを備えることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、複数の通信端末間で音
声による通話を可能とする通話システムであって、複数
の通信端末は、それぞれ、音声を入力するマイクと、複
数の異なる通信先との回線を並行して確立可能な回線確
立手段と、マイクにより入力された音声を前記複数の異
なる通信先に送信するとともに、前記複数の異なる通信
先より送信される音声を受信する通信制御手段と、通信
制御手段が受信した音声を出力するスピーカとを備える
ことを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項3に記載の通話
システムであって、複数の通信端末のうち第一の通信端
末は、第二の通信端末とは回線の確立を行っていない第
三の通信端末に関する発信情報データを生成する発信情
報生成手段と、発信情報生成手段によって生成された発
信情報データを既に第一の通信端末との間で回線の確立
を行っている第二の通信端末へ送信する発信情報送信手
段とを備え、第二の通信端末は、第一の通信端末より送
信された発信情報データを受信する発信情報受信手段を
備え、第二の通信端末の回線確立手段は、発信情報受信
手段が受信した発信情報データに基づき、第一の通信端
末との回線を切断することなく、第三の通信端末に対す
る回線の確立を行う回線自動確立手段を含むことを特徴
とする。
【0014】請求項5の発明は、請求項4に記載の通話
システムにおいて利用される回線確立方法であって、
(1)まず、前記第一の通信端末が前記第二の通信端末
との回線の確立を行い、(2)次に、前記第一の通信端
末が前記第三の通信端末との回線の確立を行い、(3)
次に、前記第一の通信端末が前記第二の通信端末に前記
発信情報データを送信し、(4)最後に、前記第二の通
信端末が前記回線自動確立手段により前記第三の通信端
末との回線の確立を行うことにより前記第一、第二、第
三の通信端末間で相互の回線確立を可能とすることを特
徴とする。
【0015】請求項6の発明は、音声による通話を可能
とする通信端末であって、自己と通話を行っていない他
の通信端末Aへの発信情報データを、自己と通話中の他
の通信端末Bから受信する発信情報受信手段と、発信情
報データの受信に応答して、他の受信端末Bとの回線を
切断することなく、他の通信端末Aに対する回線の確立
を行う回線自動確立手段とを備えることを特徴とする。
【0016】請求項7の発明は、請求項6に記載の通信
端末であって、さらに、他の通信端末Cへの発信情報デ
ータを生成する発信情報生成手段と、自己とは通話中で
あるが、通信端末Cとは通話を行っていない他の通信端
末Bに対して、発信情報生成手段が生成した通信端末C
への発信情報データを送信する発信情報送信手段とを備
えることを特徴とする。
【0017】請求項8の発明は、複数の通信端末間で音
声による通話を可能とする通話システムであって、複数
の通信端末が、それぞれ請求項7に記載の通信端末で構
成されることを特徴とする。
【0018】請求項9の発明は、請求項7に記載の通信
端末であって、さらに、回線の確立されている複数の通
信先のうち、指定した通信先に対しては、音声の送受信
を一時的に遮断する一時遮断手段を備えることを特徴と
する。
【0019】請求項10の発明は、請求項7に記載の通
信端末であって、さらに、回線の確立されている複数の
通信先のうち、指定した通信先に対しては、音声の送信
を一時的に遮断する一時遮断手段を備えることを特徴と
する。
【0020】請求項11の発明は、請求項9または請求
項10に記載の通信端末であって、一時遮断手段は、さ
らに、複数の通信先のうち、一時遮断している指定した
通信先を視覚的に認識させる手段を備えることを特徴と
する。
【0021】請求項12の発明は、請求項9または請求
項10に記載の通信端末であって、一時遮断手段は、さ
らに、自通信端末が、指定した通信先として一時遮断さ
れた際には、自通信端末の利用者に対して、一時遮断状
態を認識させる手段を備えることを特徴とする。
【0022】請求項13の発明は、請求項7に記載の通
信端末であって、さらに、回線の確立されている複数の
通信先のうち、指定した通信先から受信した音声を、指
定した別の通信先に対して、そのまま中継送信を行う音
声中継手段を備えることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】<1.複数回線同時確立可能な通
信端末>以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態に
ついて説明する。まず、図1を用いて通信端末10の実
施の形態について説明する。通信端末10は音声による
通話を可能とした端末であり、家庭で使用される据え置
き電話や、携帯電話、またはオフィスで使用されるビジ
ネスフォン、もしくは、音声通話機能が付加された携帯
情報端末など特に限定されるものではない。
【0024】通信端末10は、マイク11、スピーカ1
2、操作部13、モニタ20(これら各構成部品は図6
等に図示)を備えている。操作部13は、各種のキーボ
タンから構成されており、ダイヤル発信する際の電話番
号の入力や、その他の通信端末10に対する操作入力の
全てを行うことを可能としている。また、モニタ20
は、操作部13により入力された文字、数字、記号等の
表示用として、また、日付、時刻の表示や、通話先相手
の電話番号の表示用に使用される。
【0025】また、通信端末10は、通信制御装置14
を備えており、通信制御装置14は、マイク11により
入力された音声を通信先に送信する制御を行うととも
に、通信先から受信した音声をスピーカ12より出力す
る制御を行う。
【0026】通信制御装置14は、さらに、回線確立装
置15、発信情報送信装置17、発信情報受信装置18
を備えており、また、回線確立装置15は、回線自動確
立手段16を備えている。なお、発信情報送信装置1
7、発信情報受信装置18、回線自動確立手段16につ
いては、<2.回線自動確立手段>において説明する。
【0027】回線確立装置15は、操作部13により入
力された通信先情報(ダイヤル情報)に従って、端末2
との間で回線の確立処理を行う、もしくは、端末2から
送信された呼出信号に応じて端末2との間で回線の確立
処理を行う。なお、回線の確立とは、通信回線上におい
て発信側の端末と受信側の端末との間で一対一の通信経
路が確保されることであり、発信型の端末と受信側の端
末との間で、音声による通信が可能となる状態が確立さ
れることである。
【0028】そして、本実施の形態の回線確立装置15
は、通信網(電話回線網)1を介して複数の端末2a,
2bとの間で複数の回線の確立を行うことを可能として
いる。なお、端末2(2a,2b)は、音声による通話
を可能とする通信端末であり、本実施の形態における通
信端末10を想定してもよいが、ここでは、従来型電話
機(最低限、音声による通話機能を備え、一対一での回
線の確立を可能としている電話機)の機能を備えていれ
ばよい。
【0029】具体的には、既に一方の端末2aとの回線
を確立している状態で、更に、端末2bの通信先情報を
操作部13において入力することにより、一方の端末2
aとの間の回線の確立を維持した状態で、あらたに異な
る端末2bとの間での回線の確立を可能としているので
ある。もしくは、既に一方の端末2aとの回線を確立し
ている状態で、異なる端末2bからの呼出信号に応じ
て、一方の端末2aとの間の回線の確立を維持した状態
で、あらたに異なる端末2bとの間での回線の確立を可
能としているのである。
【0030】このような複数の他の端末との間に並行的
ないしは並列的な回線を確立するために、回線確立装置
15には複数の回線モジュールが構築されている。これ
ら複数の回線モジュールは、個別にも、並行的にも能動
化可能である。並行的な通話の場合には、マイク11で
拾った音声に応じて生じる送信音声信号は複数の回線モ
ジュールに分岐して与えられ、それを介してそれぞれの
通話先に並行して送信することが可能である。また、複
数の回線モジュールからの受信音声信号は、互いに重畳
されてスピーカ12に与えられる。
【0031】図2は、本実施の形態の通信端末10が、
異なる端末2a,2bとの間で、複数の通信を確立して
いる状態を示しており、通信端末10の利用者は、一台
の通信端末10を用いて、同時に、端末2a,2bの利
用者との会話を可能としている。つまり、通信端末10
のマイク11より入力された音声は、通信制御装置14
により端末2a,2bの双方に送信され、また、端末2
a,2bの双方より送信された音声は、通信制御装置1
4に受信されるとともに、スピーカ12から出力される
のである。
【0032】このように、少なくとも複数人通話を行う
利用者の一人が、本実施の形態の通信端末10を利用す
ることによって、端末2a,2bの利用者双方の意見を
聞きながら、通信端末10の利用者が話しをまとめると
いった並行的ないしは同時の会話が可能となる。また、
例えば、端末2aの利用者が英語で会話をし、端末2b
の利用者が日本語で会話をし、そして、通信端末10の
利用者が通訳をするといった使い方も可能である。
【0033】図3で示した実施の形態は、複数の通信端
末10(10a,10b,10c)間で、複数の回線を
それぞれ確立した状態を示す図である。つまり、通信端
末10aと通信端末10bとの間、通信端末10bと通
信端末10cとの間、通信端末10cと通信端末10a
との間は、それぞれ独立して回線の確立が行われてい
る。これによって、通信端末10aの利用者は、一台の
通信端末10aを用いて、同時に、通信端末10b,1
0cの利用者との会話が可能となる。同様に通信端末1
0b,10cの利用者も一台の通信端末10b,10c
を用いて、他の2者との通話が可能となるのである。
【0034】このように、それぞれの利用者が本実施の
形態の通信端末10を利用することにより、全員(図3
では3人)が集まって会話をしている状態を実現するこ
とができる。
【0035】そして、本実施の形態によれば、複数人に
よる通話システムを、各利用者が利用する端末側の機能
により実現しているので、ネットワーク(電話回線)提
供会社に特別のセンター機能を必要としない。また、セ
ンターサービスを利用する場合のように、あらかじめ登
録を行う必要もない。さらに、複数人通話を行うメンバ
ーは、本実施の形態の通信端末10を利用している利用
者であれば誰でも参加できるので、複数人通話を行うグ
ループが固定されず、多様なメンバー間での複数人通話
が可能となる。
【0036】<2.回線自動確立手段>前述の如く、通
信端末10の通信制御装置14は発信情報送信装置1
7、発信情報受信装置18を備えており、回線確立装置
15は回線自動確立手段16を備えている。また、図1
に示すように通信端末10は発信情報生成装置19を備
えている。
【0037】発信情報生成装置19は、複数人による会
話にまだ参加をしていない通信端末10を、あらたに会
話に参加をさせる場合に、その新規参加予定の通信端末
10に関する発信情報データ30を生成する装置であ
る。発信情報データ30は、新規参加予定の通信端末1
0の通信先情報(ダイヤル情報)を含むデータであり、
その他、新規参加予定の利用者の名前、ニックネーム等
の各種情報を含む。
【0038】発信情報送信装置17は、生成された発信
情報データ30を、既に回線の確立が行われている通信
先に送信する装置である。また、発信情報受信装置18
は、送信されてきた発信情報データ30を受信する装置
である。
【0039】このように、通信端末10は、自己と通話
を行っていない他の通信端末Aへの発信情報データ30
を、自己と通話中の他の通信端末Bから受信する発信情
報受信装置18と、発信情報データ30の受信に応答し
て、他の受信端末Bとの回線を切断することなく、他の
通信端末Aに対する回線の確立を行う回線自動確立手段
16とを備えている。
【0040】以上の装置を備えた通信端末10による自
動回線の確立プロセスを図4を用いて説明する。なお、
図4に示す各通信端末10(10a,10b,10c)
には、自動回線の確立プロセスを説明するために必要な
装置、手段のみを図示しているが、いずれの通信端末1
0も図1に示したものと同様の機能を有しているものと
する。従って、各通信端末10a,10b,10cの各
装置、手段には、図1に示した通信端末10と同一の番
号を付して説明する。
【0041】まず、通信端末10aは、通信端末10b
との間で回線の確立を行う(処理1−1)。そして、通
信端末10aの利用者Aと通信端末10bの利用者Bと
の間で会話が行われる。そして、会話中に「あらたに通
信端末10cの利用者Cも参加させよう」ということに
なった場合、利用者Aは、通信端末10cとの間で回線
を確立する(処理1−2)。
【0042】次に、通信端末10aでは、発信情報生成
装置19により発信情報データ30が生成される(処理
1−3)。発信情報生成装置19により生成される発信
情報データ30は、新規に参加させる予定の利用者の情
報(この場合であれば、利用者Cの名前やダイヤル情報
等)を持ったデータであるが、新規参加させる利用者の
設定は前述した操作部13のキー操作により可能として
いる。そして、操作部13の入力指示により、発信情報
データ30が生成されると、発信情報生成装置19は、
発信情報データ30を発信情報送信装置17に受け渡す
(処理1−4)。発信情報送信装置17は、発信情報デ
ータ30を受け取ると、当該発信情報データ30を通信
端末10bに送信する(処理1−5)。
【0043】次に、通信端末10aより送信された発信
情報データ30を、通信端末10bの発信情報受信装置
18が受信する(処理1−6)。そして、発信情報受信
装置18は受信した情報発信データ30を回線確立装置
15に受け渡すと、回線自動確立手段16により、通信
端末10bから通信端末10cに対する回線の確立要求
が送信され、通信端末10cの回線確立装置15が呼出
信号に応答することによって、通信端末10bと通信端
末10c間での回線が確立される(処理1−7)。この
ようにして、図3で示した形態と同様に、利用者A,
B,C間での並行的な通話が可能となる。
【0044】このような複数の他の端末との間に並行的
ないしは並列的な回線を確立するために、回線確立装置
15には複数の回線モジュールが構築されている。これ
ら複数の回線モジュールは、個別にも、並行的にも能動
化可能である。並行的な通話の場合には、マイク11で
拾った音声に応じて生じる送信音声信号は複数の回線モ
ジュールに分岐して与えられ、それを介してそれぞれの
通話先に並行して送信することが可能である。また、複
数の回線モジュールからの受信音声信号は、互いに重畳
されてスピーカ12に与えられる。
【0045】以上のような構成とすることにより、通信
端末10bの利用者Bは、通信端末10cとの間での回
線を確立するための操作が不要になる。さらに、利用者
Bが通信端末10c(利用者C)の電話番号を知らない
場合であっても、自動的に回線の確立が行えるという利
点がある。
【0046】図5は、通信の自動確立のプロセスを示す
別実施の形態である。まず、通信端末10aは、通信端
末10bとの間で回線の確立を行う(処理2−1)。そ
して、同様に通信端末10cの利用者Cを参加させるこ
ととなった場合、利用者Bが、通信端末10cとの間で
回線を確立する(処理2−2)。
【0047】次に、通信端末10bでは、発信情報生成
装置19により発信情報データ30が生成され(処理2
−3)、発信情報データ30を発信情報送信装置17に
受け渡す(処理2−4)。発信情報送信装置17は、発
信情報データ30を受け取ると、当該発信情報データ3
0を通信端末10aに送信する(処理2−5)。
【0048】次に、通信端末10bより送信された発信
情報データ30を、通信端末10aの発信情報受信装置
18が受信する(処理2−6)。そして、発信情報受信
装置18は受信した情報発信データ30を回線確立装置
15に受け渡すと、回線自動確立手段16により、通信
端末10aから通信端末10cに対する回線の確立要求
が送信され、通信端末10cの回線確立装置15が呼出
信号に応答することによって、通信端末10aと通信端
末10c間での回線が確立される(処理2−7)。この
ようにし、図4で示した形態と同様に、利用者A,B,
C間での通話が可能となる。
【0049】図6(a)、(b)、(c)は、図4もし
くは図5で示した複数人による通話状態における、各利
用者A,B,Cが使用している通信端末10a,10
b,10cのモニタ20の表示状態を示している。
【0050】図6(a)に示すように、通信端末10a
のモニタ20には、通話相手の名前もしくはニックネー
ムの表示に続いて、通話相手のダイヤル情報が表示され
ている。つまり、利用者Bのダイヤル情報(YYY・・
・)がモニタ20の上段に表示され、利用者Cのダイヤ
ル情報(ZZZ・・・)がモニタ20の下段に表示され
ている。同様に、通信端末10bのモニタ20には、利
用者Aおよび利用者Cの情報が表示され、通信端末10
cのモニタ20には、利用者Aおよび利用者Bの情報が
表示されている。このように、モニタ20に複数の通話
先の情報を表示することで、会話をしているグループの
メンバーを即座に確認することが可能となる。
【0051】<3.秘話モード機能>次に、本実施の形
態の通信端末10が備える秘話モード機能について説明
する。図1に示すように、通信端末10の通信制御装置
14は、一時遮断装置21を備えている。一時遮断装置
21は、通信制御装置14を介して通信端末10が送受
信する音声の接続、遮断を切り替える装置であり、一時
遮断装置21により、ある特定の通信先端末との音声に
よる送受信を一時的に遮断可能としている。
【0052】一時遮断装置21の操作は、利用者が操作
部13にキー入力をするとで動作可能としている。図7
に示すように、通信端末10(10a)の操作部13に
は、秘話モードに切り替える秘話ボタン13aと、秘話
モードを解除する解除ボタン13bが備えられている。
【0053】そして、図3に示すように、利用者A,
B,Cの通信端末10a,10b,10c間で3者によ
る通話が行われている際に、利用者Aと利用者Bが2人
だけで相談したい場合が発生したとする。そこで、利用
者Aおよび利用者Bが、利用者Cに対して、少し相談さ
せてほしい旨の了解をとった後、それぞれ利用者A,B
が通信端末10a,10bの秘話ボタン13aを選択操
作するのである。このとき、どのメンバーを一時遮断す
るかの選択は、操作部13のキー操作によって、モニタ
20に表示されている参加メンバーの中から選択するよ
うにすればよい。
【0054】図7は、通信端末10aのモニタ20の表
示状態を示している。まず、図7(a)では、3者によ
る通話をしている状態を示しているので、モニタ20に
は、利用者Bおよび利用者Cの情報が表示されている。
そして、利用者Aは操作部13を操作することにより、
利用者Cを選択した状態で、秘話ボタン13aを選択す
るのである。これによって、図7(b)に示すように、
モニタ20には「秘話モード」の表示がされるととも
に、現在、利用者Cを一時遮断している状態を示す「除
外中」の文字が表示されている。
【0055】このように、複数の通信先のうち、一時遮
断している通信先(図7では利用者C)を視覚的に認識
させる手段を備えることで、会話可能な相手を間違える
ことはない。特に、秘話モード中では、除外中の利用者
に話の内容を誤って聞かれるのを確実の防止することが
できる。
【0056】そして、通信端末10bでも利用者Bが同
様の操作を行うことにより、通信端末10bのモニタ2
0には、利用者Cが「除外中」として表示される。これ
によって、図8に示すように、通信端末10a,10
b,10c間は、それぞれ回線の確立を維持したままで
はあるが、擬似的に通信端末10cとの回線が遮断され
ている状態となる。
【0057】以上説明した秘話モード機能を利用するこ
とにより、3者通話によるメリットを維持しながら、多
様な利用形態を可能とする。また、上述の如く、3者に
よる会話中に、2者のみで一時相談を行いたい場合、除
外する通信端末とは、回線の確立を維持したままで秘話
モード機能が実現されるので、すぐに解除ボタン14b
を選択することで、もとの3者通話に戻ることが可能で
ある。
【0058】また、秘話ボタン13aを選択すること
で、除外中の利用者に対する音声の送信のみを遮断する
ようにしてもよい。つまり、図9で示すように、通信端
末10aおよび通信端末10bからの音声は、通信端末
10cには送信されないが、通信端末10cからの音声
は、通信端末10aおよび通信端末10bに送信される
ように一時遮断装置21が制御を行うのである。
【0059】また、通信端末10aおよび通信端末10
bが、利用者Cを除外する秘話モード(音声の送受信を
一時遮断するモード、および、音声の送信のみを一時遮
断するモードの両方を含む)に切り替えたことにより、
一時遮断装置21は除外情報22を通信端末10cに送
信するようにしている。そして、通信端末10cの一時
遮断装置21が除外情報22を受信した際には、一時遮
断装置21は自通信端末(通信端末10c)が除外され
ていると判断し、モニタ20にその旨を表示するのであ
る。これにより通信端末10cの利用者Cは、モニタ2
0の表示によって、現在自分が除外中となっていること
を確認することができるのである。
【0060】このように、自通信端末が、特定された通
信先として音声の送受信を一時遮断された際には、自通
信端末の利用者に対して、一時遮断状態を認識させる手
段を備えるので、除外中の通信端末の利用者が通信に障
害が発生したために不通になったと勘違いをすることは
ない。なお、一時遮断状態を認識させる手段として、モ
ニタ20の表示させる例を示したが、その他に音声によ
る通知、または、映像による通知によって、除外中の状
態を認識できるようにしてもよい。
【0061】また、除外情報22を通信端末10cに送
信しない制御を行うようにしてもよい。このような構成
とした場合、通信端末10aおよび通信端末10bの利
用者A,Bが、ごく短い時間だけ利用者Cを除外する秘
話モードに切り替えた場合、利用者Cに意識されない状
態で、利用者Aと利用者B間での秘密の会話を行うこと
が可能である。
【0062】<4.支援モード機能>次に、支援モード
機能について説明する。前述の如く、通信端末10の通
信制御装置14は、マイク11より入力された音声を回
線の確立されている複数の通信先に送信する制御と、複
数の通信先から受信した音声をスピーカ12から出力す
る制御を行う機能を備えている。そして、本実施の形態
の通信制御装置14は、さらに、ある特定の通信先から
受信した音声を、そのまま別の特定の通信先に送信する
手段、すなわち音声中継装置25を備えている。
【0063】図10は、音声中継装置25を利用した複
数人(本実施の形態では3人)による通話状態を示して
いる。図に示すように、通信端末10aと通信端末10
bとの間には回線の確立が行われており、また、通信端
末10bと通信端末10cとの間の回線の確立も行われ
ているが、通信端末10aと通信端末10cとの間の回
線は確立されていない。
【0064】このような状態で、通信端末10aと通信
端末10bの利用者間、および、通信端末10bと通信
端末10cの利用者間では、通常の一対一の会話が可能
である。そして、通信端末10cから送信された音声
は、通信端末10bのスピーカ12から出力されるとと
もに、通信制御装置14の音声中継装置25を介して、
通信端末10aに送信されるのである。なお、図中、符
合23は通信端末10bより送信される音声の流れ、符
合24は通信端末10cより送信される音声の流れ、符
合25は通信端末10aより送信される音声の流れを示
す。
【0065】これによって、通信端末10cの利用者
は、あくまでも通信端末10bの利用者と会話をしてい
ることしか認識しない。通信端末10bの利用者は通信
端末10cの利用者との会話をしながら通信端末10a
の利用者の音声を聞くことができ、通信端末10aの利
用者は、通信端末10bと通信端末10cの会話を聞き
ながら、通信端末10bの利用者に話しかけることがで
きる。
【0066】つまり、通信端末10b,10cの利用者
間で基本となる会話を進行させながら、通信端末10a
の利用者が、その会話の内容を確認する、もしくは、会
話の内容から助言できることがあれば、通信端末10b
の利用者にアドバイスを送ることができるのである。
【0067】例えば、通信端末10bの利用者(営業マ
ンEとする)と、通信端末10cの利用者(顧客Fとす
る)が、会話をしているとする。営業マンEは、顧客F
に製品の購入を薦めているが、価格面でなかなか折り合
いがつかない。営業マンEは値引きをして取引を成立さ
せたいが、営業マンEの裁量では値引き限度額が決定で
きない。
【0068】このような場合、本実施の形態の支援モー
ド機能を利用することで、通信端末10aの利用者であ
る営業課長Dのアドバイスを受けることができるのであ
る。これによって、営業マンEは一旦電話を切った後、
営業課長Dに電話をして値引き限度額を確認し、再び顧
客Fに電話するといった煩雑な作業をなくすことができ
る。特に、時間に制約がある場合などは大きな効果を発
揮するのである。
【0069】図12は、支援モード機能作動時のモニタ
20の表示内容であり、通常の複数人通話の場合の表示
内容を示した図11と比較して説明する。まず、図11
について説明する。図は利用者Bが使用している通信端
末10のモニタ20の表示内容であり、図11(a)で
は、利用者Bが利用者Cと一対一の会話をしている状態
を示している。
【0070】次に、利用者Bと利用者Cが、利用者Aを
参加させることに合意した場合、利用者Bが操作部13
において所定の操作をすることにより、図11(b)に
示すように、あらたな参加者の通信先情報(電話番号)
の入力待ち状態となる。
【0071】そして、利用者Bが、あらたな参加者とし
ての利用者Aの通信先情報を入力することで、利用者B
と利用者Aとの間での回線が確立し、図11(c)に示
す表示にかわる。この後、利用者Cが同様に利用者Aに
対して回線の確立操作をおこなってもよいし、利用者B
から利用者Cに発信情報データ30を送信し、自動回線
の確立を行っても良い。
【0072】図12に示す支援モードの場合について説
明する。図12(a)では、利用者Bが利用者Cと一対
一の会話をしている状態を示している。次に、利用者B
が利用者Aの支援が必要と判断した場合、利用者Bが操
作部13において所定の操作をすることにより、図12
(b)に示すように、支援者の通信先情報(電話番号)
の入力待ち状態となる。
【0073】そして、利用者Bが、支援者としての利用
者Aの通信先情報を入力することで、利用者Bと利用者
Aとの間での回線が確立し、図12(c)に示す表示に
かわる。そして、図に示すように、表示された利用者A
の情報には例えば網掛けがされており、利用者Aとは支
援モードで接続している状態を把握できるようにしてい
るのである。
【0074】このように、通常の複数人による通話状態
と、支援モードによる通話状態を視覚的に把握できるよ
うにしておくことで、利用者が混乱することなく、各モ
ードの機能を正しく利用することができるようにしてい
る。
【0075】<5.変形例>上述した実施の形態および
図面は、3者による通話を例として説明したが、本実施
の形態の通信端末10を利用すれば、図13に示すよう
に、4者以上の多人数での会話をすることも可能であ
る。そして、3者以上の他人数となった場合にも、本実
施の形態における複数人による通話システムは、全て通
信端末側の機能で実現されているため、ネットワーク提
供会社側に特別の装置を必要とせず、汎用性の高い構成
となっている。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、通信端末が複数の異なる通信先との回線を並行して
確立可能な回線確立手段と、マイクにより入力された音
声を前記複数の異なる通信先に送信するとともに、前記
複数の異なる通信先より送信される音声を受信する通信
制御手段とを備えるので、ネットワーク提供会社のセン
ター機能に依存することなく複数人による通話が可能と
なる。また、複数人通話を行うための登録が不要であ
り、上記通信端末を使用している利用者であれば、自由
に複数人による会話を行うことができる。
【0077】請求項2の発明は、複数の通信端末間で音
声による通話を可能とする通話システムであって、少な
くとも1つの通信端末は、複数の異なる通信先との回線
を並行して確立可能な回線確立手段と、マイクにより入
力された音声を前記複数の異なる通信先に送信するとと
もに、前記複数の異なる通信先より送信される音声を受
信する通信制御手段とを備えるので、当該通信端末の利
用者は複数人の意見を同時に聞きながら、会話を進行さ
せることが可能である。また、ネットワーク提供会社の
センター機能に依存しない通話システムを構成できる。
【0078】請求項3の発明は、複数の通信端末間で音
声による通話を可能とする通話システムであって、通信
端末はそれぞれ複数の異なる通信先との回線を並行して
確立可能な回線確立手段と、前記マイクにより入力され
た音声を前記複数の異なる通信先に送信するとともに、
前記複数の異なる通信先より送信される音声を受信する
通信制御手段とを備えるので、複数人が相互に全員の声
を聞きながらの会話が可能となる。また、ネットワーク
提供会社のセンター機能に依存しない通話システムを構
成できる。
【0079】請求項4または請求項5の発明は、第一の
通信端末より送信された発信情報データに基づいて、第
二の通信端末の自動回線確立手段により第二の通信端末
と第三の通信端末との間の回線の確立が自動的に行われ
るので、第二の通信端末は第三の通信端末との回線の確
立操作が不要となる。また、第二の通信端末の利用者が
第三の通信端末の電話番号を知らない場合であっても、
自動的に回線の確立を行うことが可能となる。
【0080】請求項6の発明は、自己と通話を行ってい
ない他の通信端末Aへの発信情報データを、自己と通話
中の他の通信端末Bから受信する発信情報受信手段と、
発信情報データの受信に応答して、他の受信端末Bとの
回線を切断することなく、他の通信端末Aに対する回線
の確立を行う回線自動確立手段とを備えるので、複数人
通話による回線の確立が簡易な操作で実現される。
【0081】請求項7の発明は、請求項6に記載の通信
端末であって、さらに、他の通信端末Cへの発信情報デ
ータを生成する発信情報生成手段と、自己とは通話中で
あるが、前記通信端末Cとは通話を行っていない他の通
信端末Bに対して、発信情報生成手段が生成した通信端
末Cへの発信情報データを送信する発信情報送信手段と
を備えるので、複数人通話による回線の確立が簡易な操
作で実現される。
【0082】請求項8の発明は、複数の通信端末間で音
声による通話を可能とする通話システムであって、複数
の通信端末が、それぞれ請求項7に記載の通信端末で構
成されるので、いずれの通信端末からでも発信情報デー
タの送信が可能であり、また、いずれの通信端末におい
ても回線の自動確立手段が動作可能となる。
【0083】請求項9または請求項10の発明は、請求
項7に記載の通信端末であって、さらに、回線の確立さ
れている複数の通信先のうち、指定した通信先に対して
は、音声の送受信を一時的に遮断する一時遮断手段を備
えるので、一定の時間だけ、特定の人には会話を聞かれ
ない状態を設定することが可能となる。また、回線の確
立は維持しているので、容易に通常の複数人による会話
状態に復帰することが可能である。
【0084】請求項11の発明は、請求項9または請求
項10に記載の通信端末であって、一時遮断手段は、さ
らに、複数の通信先のうち、一時遮断している前記指定
した通信先を視覚的に認識させる手段を備えるので、会
話可能な相手を確実に認識することが可能となる。
【0085】請求項12の発明は、請求項9または請求
項10に記載の通信端末であって、一時遮断手段は、さ
らに、自通信端末が、指定した通信先として一時遮断さ
れた際には、自通信端末の利用者に対して、一時遮断状
態を認識させる手段を備えるので、除外されている状態
を確実に認識できる。これにより不通状態との誤認識も
防止することができる。
【0086】請求項13の発明は、請求項7に記載の通
信端末であって、さらに、回線の確立されている複数の
通信先のうち、指定した通信先から受信した音声を、指
定した別の通信先に対して、そのまま中継送信を行う音
声中継手段を備えるので、回線の確立を行っていない利
用者の音声を、第三者の通信端末を経由して聞くことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる通信端末の構成図であ
る。
【図2】本実施の形態にかかる通信端末と従来型の端末
との間で実現される通話システムの構成図である。
【図3】本実施の形態にかかる通信端末を複数利用する
ことで実現される通話システムの構成図である。
【図4】自動回線の確立プロセスを示す図である。
【図5】同じく、自動回線の確立プロセスを示す図であ
る。
【図6】複数人による通話状態中の各通信端末のモニタ
表示内容を示す図である。
【図7】秘話モード機能を備えた通信端末の構成図であ
る。
【図8】秘話モード時の状態を示す図である。
【図9】秘話モード時に移行する際の音声および除外情
報の流れを示す図である。
【図10】支援モード時の音声の流れを示す図である。
【図11】複数人通話状態へ移行する際のモニタの表示
内容を示す図である。
【図12】支援モードへ移行する際のモニタの表示内容
を示す図である。
【図13】多人数(6者)による通話システムの構成図
である。
【図14】従来の複数人による通話システムの構成図で
ある。
【符号の説明】
1 通信網(電話回線網) 2 従来型の端末 10 通信端末 14 通信制御装置 15 回線確立装置 16 回線自動確立手段 17 発信情報送信装置 18 発信情報受信装置 19 発信情報生成装置 21 一時遮断装置 25 音声中継装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑名 稔 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 本田 努 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 石丸 和彦 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 長田 英喜 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5K015 AB02 JA04 5K027 AA07 EE03 HH00 HH23 5K101 KK07 NN07 PP03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声による通話を可能とする通信端末で
    あって、 音声を入力するマイクと、 複数の異なる通信先との回線を並行して確立可能な回線
    確立手段と、 前記マイクにより入力された音声を前記複数の異なる通
    信先に送信するとともに、前記複数の異なる通信先より
    送信される音声を受信する通信制御手段と、 前記通信制御手段が受信した音声を出力するスピーカ
    と、を備えることを特徴とする通信端末。
  2. 【請求項2】 複数の通信端末間で音声による通話を可
    能とする通話システムであって、 前記複数の通信端末のうち少なくとも1つの通信端末
    は、 音声を入力するマイクと、 複数の異なる通信先との回線を並行して確立可能な回線
    確立手段と、 前記マイクにより入力された音声を前記複数の異なる通
    信先に送信するとともに、前記複数の異なる通信先より
    送信される音声を受信する通信制御手段と、 前記通信制御手段が受信した音声を出力するスピーカ
    と、を備えることを特徴とする通話システム。
  3. 【請求項3】 複数の通信端末間で音声による通話を可
    能とする通話システムであって、 前記複数の通信端末は、それぞれ音声を入力するマイク
    と、 複数の異なる通信先との回線を並行して確立可能な回線
    確立手段と、 前記マイクにより入力された音声を前記複数の異なる通
    信先に送信するとともに、前記複数の異なる通信先より
    送信される音声を受信する通信制御手段と、 前記通信制御手段が受信した音声を出力するスピーカ
    と、を備えることを特徴とする通話システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の通話システムであっ
    て、 前記複数の通信端末のうち第一の通信端末は、 第二の通信端末とは回線の確立を行っていない第三の通
    信端末に関する発信情報データを生成する発信情報生成
    手段と、 前記発信情報生成手段によって生成された発信情報デー
    タを、既に前記第一の通信端末との間で回線の確立を行
    っている第二の通信端末へ送信する発信情報送信手段
    と、を備え、 前記第二の通信端末は、前記第一の通信端末より送信さ
    れた発信情報データを受信する発信情報受信手段を備
    え、 前記第二の通信端末の回線確立手段は、 前記発信情報受信手段が受信した発信情報データに基づ
    き、前記第一の通信端末との回線を切断することなく、
    前記第三の通信端末に対する回線の確立を行う回線自動
    確立手段を含むことを特徴とする通話システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の通話システムにおいて
    利用される回線確立方法であって、 (1)まず、前記第一の通信端末が前記第二の通信端末
    との回線の確立を行い、 (2)次に、前記第一の通信端末が前記第三の通信端末
    との回線の確立を行い、 (3)次に、前記第一の通信端末が前記第二の通信端末
    に前記発信情報データを送信し、 (4)最後に、前記第二の通信端末が前記回線自動確立
    手段により前記第三の通信端末との回線の確立を行うこ
    とにより前記第一、第二、第三の通信端末間で相互の回
    線確立を可能とすることを特徴とする回線確立方法。
  6. 【請求項6】 音声による通話を可能とする通信端末で
    あって、 自己と通話を行っていない他の通信端末Aへの発信情報
    データを、自己と通話中の他の通信端末Bから受信する
    発信情報受信手段と、 前記発信情報データの受信に応答して、前記他の受信端
    末Bとの回線を切断することなく、前記他の通信端末A
    に対する回線の確立を行う回線自動確立手段と、を備え
    ることを特徴とする通信端末。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の通信端末であって、さ
    らに、 他の通信端末Cへの発信情報データを生成する発信情報
    生成手段と、 自己とは通話中であるが、前記通信端末Cとは通話を行
    っていない他の通信端末Bに対して、前記発信情報生成
    手段が生成した通信端末Cへの発信情報データを送信す
    る発信情報送信手段と、を備えることを特徴とする通信
    端末。
  8. 【請求項8】 複数の通信端末間で音声による通話を可
    能とする通話システムであって、 前記複数の通信端末が、それぞれ請求項7に記載の通信
    端末で構成されることを特徴とする通話システム。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の通信端末であって、さ
    らに、 回線の確立されている複数の通信先のうち、指定した通
    信先に対しては、音声の送受信を一時的に遮断する一時
    遮断手段を備えることを特徴とする通信端末。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の通信端末であって、
    さらに、 回線の確立されている複数の通信先のうち、指定した通
    信先に対しては、音声の送信を一時的に遮断する一時遮
    断手段を備えることを特徴とする通信端末。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10に記載の通
    信端末であって、 前記一時遮断手段は、さらに、 複数の通信先のうち、一時遮断している前記指定した通
    信先を視覚的に認識させる手段を備えることを特徴とす
    る通信端末。
  12. 【請求項12】 請求項9または請求項10に記載の通
    信端末であって、 前記一時遮断手段は、さらに、 自通信端末が、指定した通信先として一時遮断された際
    には、 自通信端末の利用者に対して、一時遮断状態を認識させ
    る手段を備えることを特徴とする通信端末。
  13. 【請求項13】 請求項7に記載の通信端末であって、
    さらに、 回線の確立されている複数の通信先のうち、指定した通
    信先から受信した音声を、指定した別の通信先に対し
    て、そのまま中継送信を行う音声中継手段を備えること
    を特徴とする通信端末。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006238329A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Sony Corp 接続制御装置、通信システムおよび接続制御方法
JP2007143144A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Alcatel 拡張型ウィスパ機能
JP2018067876A (ja) * 2016-10-21 2018-04-26 富士通株式会社 音声データ転送プログラム、音声データ出力制御プログラム、音声データ転送装置、音声データ出力制御装置、音声データ転送方法および音声データ出力制御方法

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