JP2002026819A - 光伝送システム - Google Patents
光伝送システムInfo
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- JP2002026819A JP2002026819A JP2000208693A JP2000208693A JP2002026819A JP 2002026819 A JP2002026819 A JP 2002026819A JP 2000208693 A JP2000208693 A JP 2000208693A JP 2000208693 A JP2000208693 A JP 2000208693A JP 2002026819 A JP2002026819 A JP 2002026819A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 過大な振幅を持つ信号を光伝送した場合にお
いても歪を低減することのできる光伝送システムを提供
する。 【解決手段】 電気/光変換器21、22に含まれる半
導体レーザでクリッピングが起きないように、入力信号
Saの振幅を信号分解器11により制限する。すなわち
信号分解器11は、入力信号Saを、このように振幅の
制限された制限部分信号Sbと、入力信号Saとその制
限部分信号Sbとの差である余剰部分信号Scとに分解
する。このようにして得られた制限部分信号Sbと余剰
部分信号Scとは、電気/光変換器21、22により光
信号Sp1、Sp2にそれぞれ変換され、光伝送路31で光
伝送される。光伝送された光信号Sp1、Sp2は、光/電
気変換器41、42により、電気信号Se1、Se2にそれ
ぞれ変換される。それらを足し合わせることにより、も
との入力信号Saが受信信号Srとして復元される。
いても歪を低減することのできる光伝送システムを提供
する。 【解決手段】 電気/光変換器21、22に含まれる半
導体レーザでクリッピングが起きないように、入力信号
Saの振幅を信号分解器11により制限する。すなわち
信号分解器11は、入力信号Saを、このように振幅の
制限された制限部分信号Sbと、入力信号Saとその制
限部分信号Sbとの差である余剰部分信号Scとに分解
する。このようにして得られた制限部分信号Sbと余剰
部分信号Scとは、電気/光変換器21、22により光
信号Sp1、Sp2にそれぞれ変換され、光伝送路31で光
伝送される。光伝送された光信号Sp1、Sp2は、光/電
気変換器41、42により、電気信号Se1、Se2にそれ
ぞれ変換される。それらを足し合わせることにより、も
との入力信号Saが受信信号Srとして復元される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光送信装置から光
伝送路を介して光受信装置に光信号を伝送する光伝送シ
ステムに関するものであり、より詳細には、光伝送シス
テムにおいて使用される半導体レーザのクリッピングに
よる伝送特性の劣化を改善するための技術に関する。
伝送路を介して光受信装置に光信号を伝送する光伝送シ
ステムに関するものであり、より詳細には、光伝送シス
テムにおいて使用される半導体レーザのクリッピングに
よる伝送特性の劣化を改善するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】光CATV(Cable Televi
sion)システムや、映像監視システム、携帯電話用
無線基地局間光伝送システム等では、周波数多重された
電気信号や無線信号を光伝送する方式として副搬送波分
割多重(Sub−Carrier Multiplex
ing)光伝送方式が用いられている。
sion)システムや、映像監視システム、携帯電話用
無線基地局間光伝送システム等では、周波数多重された
電気信号や無線信号を光伝送する方式として副搬送波分
割多重(Sub−Carrier Multiplex
ing)光伝送方式が用いられている。
【0003】副搬送波分割多重(以下「SCM」と略記
する)光伝送方式において、副搬送波分割多重された電
気信号を入力信号として半導体レーザに供給して半導体
レーザから出力される光信号を直接強度変調する場合、
半導体レーザに振幅の大きい信号が入力されるとクリッ
ピングが生じるという問題が知られている。より具体的
には図19に示すように、半導体レーザのバイアス電流
Ibと閾値電流Ithとの差よりも大きい振幅を持つ信
号(電流)が半導体レーザに入力されると、その入力信
号の値が閾値電流Ith以下となる期間が生じ、その期
間では半導体レーザは発光せず、光出力波形はクリッピ
ングされる。複数の信号が周波数分割多重された信号
や、符号分割多重(Code Division Mu
ltiplexing)された信号などでは、複数の信
号の振幅が加算されるため、大きな振幅を持つ瞬間が生
じ、クリッピングが生じ易い。
する)光伝送方式において、副搬送波分割多重された電
気信号を入力信号として半導体レーザに供給して半導体
レーザから出力される光信号を直接強度変調する場合、
半導体レーザに振幅の大きい信号が入力されるとクリッ
ピングが生じるという問題が知られている。より具体的
には図19に示すように、半導体レーザのバイアス電流
Ibと閾値電流Ithとの差よりも大きい振幅を持つ信
号(電流)が半導体レーザに入力されると、その入力信
号の値が閾値電流Ith以下となる期間が生じ、その期
間では半導体レーザは発光せず、光出力波形はクリッピ
ングされる。複数の信号が周波数分割多重された信号
や、符号分割多重(Code Division Mu
ltiplexing)された信号などでは、複数の信
号の振幅が加算されるため、大きな振幅を持つ瞬間が生
じ、クリッピングが生じ易い。
【0004】クリッピングされた光信号を光電気変換器
で受信した時に得られる電気信号は、歪んだ波形とな
る。このような電気信号は偶数次歪および奇数次歪を含
んでいる。特に、搬送波近傍に生じる奇数次の相互変調
歪は、隣接チャネルに及ぼす影響が大きく無視すること
ができない。
で受信した時に得られる電気信号は、歪んだ波形とな
る。このような電気信号は偶数次歪および奇数次歪を含
んでいる。特に、搬送波近傍に生じる奇数次の相互変調
歪は、隣接チャネルに及ぼす影響が大きく無視すること
ができない。
【0005】上記のような問題を解決するために、従
来、例えば特開平10−163975号公報に開示され
ているような、振幅制限という方法が用いられてきた。
この方法では、図20に示すように、半導体レーザへの
入力信号の振幅が所定値よりも大きい場合には、その入
力信号の振幅は振幅制限回路511で制限される。この
方法によれば、半導体レーザによるクリッピングが生じ
ないため、クリッピングに起因する上記のような歪を軽
減することができる。
来、例えば特開平10−163975号公報に開示され
ているような、振幅制限という方法が用いられてきた。
この方法では、図20に示すように、半導体レーザへの
入力信号の振幅が所定値よりも大きい場合には、その入
力信号の振幅は振幅制限回路511で制限される。この
方法によれば、半導体レーザによるクリッピングが生じ
ないため、クリッピングに起因する上記のような歪を軽
減することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図20
に示す振幅制限回路511によって振幅制限を行なう
と、本来伝送すべき信号のうち振幅制限レベルを超える
部分が失われるため、上記従来の方法では、歪の発生は
避けられない。特に、過大な振幅を持つ信号が振幅制限
回路511に入力された場合は、振幅制限によって生じ
る歪のレベルが増加するため、上記従来の方法を適用す
ることができなかった。
に示す振幅制限回路511によって振幅制限を行なう
と、本来伝送すべき信号のうち振幅制限レベルを超える
部分が失われるため、上記従来の方法では、歪の発生は
避けられない。特に、過大な振幅を持つ信号が振幅制限
回路511に入力された場合は、振幅制限によって生じ
る歪のレベルが増加するため、上記従来の方法を適用す
ることができなかった。
【0007】そこで、本発明は、過大な振幅を持つ信号
を光伝送した場合においても、歪を低減することのでき
る光伝送システムを提供することを目的とする。
を光伝送した場合においても、歪を低減することのでき
る光伝送システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、入力信号である電気信号を光信号に変換して送
出する光送信装置と、当該送出された光信号を伝送する
光伝送路と、当該送出された光信号を当該光伝送路を介
して受信して電気信号に変換する光受信装置とを備える
光伝送システムであって、前記光送信装置は、前記入力
信号を前記入力信号の振幅よりも小さい振幅を有する複
数の部分信号に分解し、当該複数の部分信号を出力する
信号分解部と、前記複数の部分信号を個別に光信号に変
換する電気/光変換部とを備え、前記光伝送路は、前記
電気/光変換部によって得られた前記光信号を伝送し、
前記光受信装置は、前記光伝送路を介して前記光信号を
受信し、受信された前記光信号から、前記複数の部分信
号にそれぞれ相当する複数の電気信号を生成する光/電
気変換部と、前記複数の前記電気信号を互いに加算する
ことにより前記入力信号を復元する信号合成部とを備え
ることを特徴とする。上記第1の発明によれば、入力信
号がより振幅の小さい複数の部分信号に分解され、それ
らの複数の部分信号が個別に光信号に変換されるため、
電気/光変換部において使用される半導体レーザ等に入
力した場合にクリッピングを引き起こすような振幅の大
きい信号を光伝送する際においても、クリッピングによ
る歪を低減することができる。また、光受信装置では、
上記複数の部分信号に相当する電気信号が足し合わされ
ることにより入力信号が復元されるため、振幅制限によ
る歪も低減される。
発明は、入力信号である電気信号を光信号に変換して送
出する光送信装置と、当該送出された光信号を伝送する
光伝送路と、当該送出された光信号を当該光伝送路を介
して受信して電気信号に変換する光受信装置とを備える
光伝送システムであって、前記光送信装置は、前記入力
信号を前記入力信号の振幅よりも小さい振幅を有する複
数の部分信号に分解し、当該複数の部分信号を出力する
信号分解部と、前記複数の部分信号を個別に光信号に変
換する電気/光変換部とを備え、前記光伝送路は、前記
電気/光変換部によって得られた前記光信号を伝送し、
前記光受信装置は、前記光伝送路を介して前記光信号を
受信し、受信された前記光信号から、前記複数の部分信
号にそれぞれ相当する複数の電気信号を生成する光/電
気変換部と、前記複数の前記電気信号を互いに加算する
ことにより前記入力信号を復元する信号合成部とを備え
ることを特徴とする。上記第1の発明によれば、入力信
号がより振幅の小さい複数の部分信号に分解され、それ
らの複数の部分信号が個別に光信号に変換されるため、
電気/光変換部において使用される半導体レーザ等に入
力した場合にクリッピングを引き起こすような振幅の大
きい信号を光伝送する際においても、クリッピングによ
る歪を低減することができる。また、光受信装置では、
上記複数の部分信号に相当する電気信号が足し合わされ
ることにより入力信号が復元されるため、振幅制限によ
る歪も低減される。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、前記
信号分解部は、前記入力信号を、前記入力信号のうち所
定の振幅を越える部分が当該所定の振幅に制限された電
気信号である制限部分信号と、前記入力信号のうち当該
所定の振幅を越える部分に相当する電気信号である余剰
部分信号とに分解する信号分解器を含み、前記制限部分
信号および前記余剰部分信号を前記複数の部分信号とし
て出力することを特徴とする。上記第2の発明によれ
ば、入力信号が、より振幅の小さい制限部分信号と余剰
部分信号(入力信号と制限部分信号との差に相当する信
号)とに分解され、それら2つの部分信号が個別に光信
号に変換されるため、過大な振幅を持つ信号を伝送する
場合であっても、電気/光変換部において使用される半
導体レーザ等で生じるクリッピングによる歪を低減する
ことができる。また、光受信装置では、上記2つの部分
信号に相当する電気信号が足し合わされることにより入
力信号が復元されるため、振幅制限による歪も低減され
る。
信号分解部は、前記入力信号を、前記入力信号のうち所
定の振幅を越える部分が当該所定の振幅に制限された電
気信号である制限部分信号と、前記入力信号のうち当該
所定の振幅を越える部分に相当する電気信号である余剰
部分信号とに分解する信号分解器を含み、前記制限部分
信号および前記余剰部分信号を前記複数の部分信号とし
て出力することを特徴とする。上記第2の発明によれ
ば、入力信号が、より振幅の小さい制限部分信号と余剰
部分信号(入力信号と制限部分信号との差に相当する信
号)とに分解され、それら2つの部分信号が個別に光信
号に変換されるため、過大な振幅を持つ信号を伝送する
場合であっても、電気/光変換部において使用される半
導体レーザ等で生じるクリッピングによる歪を低減する
ことができる。また、光受信装置では、上記2つの部分
信号に相当する電気信号が足し合わされることにより入
力信号が復元されるため、振幅制限による歪も低減され
る。
【0010】第3の発明は、第1の発明において、前記
信号分解部は、予め決められた個数Nの信号分解器であ
る1番目からN番目までの信号分解器を含み、前記1番
目の信号分解器は、前記入力信号を、前記入力信号のう
ち所定の振幅を越える部分が当該所定の振幅に制限され
た電気信号である第1の制限部分信号と、前記入力信号
のうち当該所定の振幅を越える部分に相当する電気信号
である第1の余剰部分信号とに分解し、jを1≦j≦N
−1を満たす任意の整数とすると、前記j+1番目の信
号分解器は、第jの余剰部分信号を、第jの余剰部分信
号のうち所定の振幅を越える部分が当該所定の振幅に制
限された電気信号である第j+1の制限部分信号と、前
記第jの余剰部分信号のうち当該所定の振幅を越える部
分に相当する電気信号である第j+1の余剰部分信号と
に分解し、前記信号分解部は、前記第1の制限部分信号
から前記第Nの制限部分信号までのN個の制限部分信号
と前記第Nの余剰部分信号とを、前記複数の部分信号と
して出力することを特徴とする。上記第3の発明によれ
ば、入力信号が、より振幅の小さいN+1個の部分信号
すなわち第1から第Nまでの制限部分信号と第Nの余剰
部分信号とに分解され、それらN+1個の部分信号が個
別に光信号に変換されるため、過大な振幅を持つ信号を
伝送する場合であっても、電気/光変換部において使用
される半導体レーザ等におけるクリッピングによる歪を
低減することができる。また、光受信装置では、上記N
+1個の部分信号に相当する電気信号が足し合わされる
ことにより入力信号が復元されるため、振幅制限による
歪も低減される。
信号分解部は、予め決められた個数Nの信号分解器であ
る1番目からN番目までの信号分解器を含み、前記1番
目の信号分解器は、前記入力信号を、前記入力信号のう
ち所定の振幅を越える部分が当該所定の振幅に制限され
た電気信号である第1の制限部分信号と、前記入力信号
のうち当該所定の振幅を越える部分に相当する電気信号
である第1の余剰部分信号とに分解し、jを1≦j≦N
−1を満たす任意の整数とすると、前記j+1番目の信
号分解器は、第jの余剰部分信号を、第jの余剰部分信
号のうち所定の振幅を越える部分が当該所定の振幅に制
限された電気信号である第j+1の制限部分信号と、前
記第jの余剰部分信号のうち当該所定の振幅を越える部
分に相当する電気信号である第j+1の余剰部分信号と
に分解し、前記信号分解部は、前記第1の制限部分信号
から前記第Nの制限部分信号までのN個の制限部分信号
と前記第Nの余剰部分信号とを、前記複数の部分信号と
して出力することを特徴とする。上記第3の発明によれ
ば、入力信号が、より振幅の小さいN+1個の部分信号
すなわち第1から第Nまでの制限部分信号と第Nの余剰
部分信号とに分解され、それらN+1個の部分信号が個
別に光信号に変換されるため、過大な振幅を持つ信号を
伝送する場合であっても、電気/光変換部において使用
される半導体レーザ等におけるクリッピングによる歪を
低減することができる。また、光受信装置では、上記N
+1個の部分信号に相当する電気信号が足し合わされる
ことにより入力信号が復元されるため、振幅制限による
歪も低減される。
【0011】第4の発明は、第2または第3の発明にお
いて、前記各信号分解器は、前記各信号分解器に入力さ
れる信号である元信号のうち所定の振幅を越える部分が
当該所定の振幅に制限された電気信号を、前記制限部分
信号のいずれかに相当する第1の部分信号として生成す
る振幅制限回路と、前記第1の部分信号の位相を反転さ
せる位相反転回路と、前記振幅制限回路で生じる遅延量
と前記位相反転回路で生じる遅延量との和だけ前記元信
号を遅延させる遅延回路と、前記遅延回路で遅延した前
記元信号と前記位相反転回路で位相の反転した前記第1
の部分信号とを加算することにより、前記余剰部分信号
のいずれかに相当する第2の部分信号を生成する信号加
算器と、を含むことを特徴とする。
いて、前記各信号分解器は、前記各信号分解器に入力さ
れる信号である元信号のうち所定の振幅を越える部分が
当該所定の振幅に制限された電気信号を、前記制限部分
信号のいずれかに相当する第1の部分信号として生成す
る振幅制限回路と、前記第1の部分信号の位相を反転さ
せる位相反転回路と、前記振幅制限回路で生じる遅延量
と前記位相反転回路で生じる遅延量との和だけ前記元信
号を遅延させる遅延回路と、前記遅延回路で遅延した前
記元信号と前記位相反転回路で位相の反転した前記第1
の部分信号とを加算することにより、前記余剰部分信号
のいずれかに相当する第2の部分信号を生成する信号加
算器と、を含むことを特徴とする。
【0012】第5の発明は、第1の発明において、前記
電気/光変換部は、前記信号分解部から出力される前記
複数の部分信号のそれぞれに対して、所定の同期信号を
位相基準として付加する同期信号付加回路と、前記同期
信号の付加された前記複数の部分信号を、前記光伝送路
で伝送すべき光信号に個別に変換する光変調器とを含
み、前記光/電気変換部は、前記伝送路を介して受信さ
れた前記光信号を、前記同期信号の付加された前記複数
の部分信号にそれぞれ相当する複数の電気信号に変換し
て複数の受信部分信号として出力し、前記光受信装置
は、前記光/電気変換部から出力される前記複数の受信
部分信号のそれぞれに含まれる同期信号に基づき、前記
複数の受信部分信号の位相が互いに一致するように前記
複数の受信部分信号の間で位相を調整する位相調整部を
更に備え、前記信号合成部は、前記位相調整部によって
位相の調整された前記複数の受信部分信号を互いに加算
することにより、前記入力信号に相当する信号を復元す
ることを特徴とする。上記第5の発明によれば、光受信
装置において同期信号に基づき受信信号の位相が揃えら
れた後にそれらの受信部分信号が互いに足し合わされて
入力信号が復元されるので、精度よく入力信号を復元で
きる。
電気/光変換部は、前記信号分解部から出力される前記
複数の部分信号のそれぞれに対して、所定の同期信号を
位相基準として付加する同期信号付加回路と、前記同期
信号の付加された前記複数の部分信号を、前記光伝送路
で伝送すべき光信号に個別に変換する光変調器とを含
み、前記光/電気変換部は、前記伝送路を介して受信さ
れた前記光信号を、前記同期信号の付加された前記複数
の部分信号にそれぞれ相当する複数の電気信号に変換し
て複数の受信部分信号として出力し、前記光受信装置
は、前記光/電気変換部から出力される前記複数の受信
部分信号のそれぞれに含まれる同期信号に基づき、前記
複数の受信部分信号の位相が互いに一致するように前記
複数の受信部分信号の間で位相を調整する位相調整部を
更に備え、前記信号合成部は、前記位相調整部によって
位相の調整された前記複数の受信部分信号を互いに加算
することにより、前記入力信号に相当する信号を復元す
ることを特徴とする。上記第5の発明によれば、光受信
装置において同期信号に基づき受信信号の位相が揃えら
れた後にそれらの受信部分信号が互いに足し合わされて
入力信号が復元されるので、精度よく入力信号を復元で
きる。
【0013】第6の発明は、第5の発明において、前記
位相調整部は、前記各受信部分信号に含まれる同期信号
を再生する同期信号再生回路と、前記再生された同期信
号の位相を互いに比較し、当該同期信号の間での位相関
係に基づく制御信号を生成する位相比較回路と、前記複
数の受信部分信号の位相が互いに一致するように前記制
御信号に基づき前記複数の受信部分信号をそれぞれ遅延
させる遅延回路と、を有することを特徴とする。
位相調整部は、前記各受信部分信号に含まれる同期信号
を再生する同期信号再生回路と、前記再生された同期信
号の位相を互いに比較し、当該同期信号の間での位相関
係に基づく制御信号を生成する位相比較回路と、前記複
数の受信部分信号の位相が互いに一致するように前記制
御信号に基づき前記複数の受信部分信号をそれぞれ遅延
させる遅延回路と、を有することを特徴とする。
【0014】第7の発明は、第1の発明において、前記
電気/光変換部は、前記信号分解部から出力される前記
複数の部分信号にそれぞれ相当する複数の光信号を生成
し、前記光伝送路は、前記複数の光信号をそれぞれ伝送
する複数の光ファイバを含むことを特徴とする。
電気/光変換部は、前記信号分解部から出力される前記
複数の部分信号にそれぞれ相当する複数の光信号を生成
し、前記光伝送路は、前記複数の光信号をそれぞれ伝送
する複数の光ファイバを含むことを特徴とする。
【0015】第8の発明は、第1の発明において、前記
電気/光変換部は、互いに光波長の異なる複数の光信号
であって前記前記信号分解部から出力される前記複数の
部分信号にそれぞれ相当する複数の光信号を生成し、前
記光伝送路は、前記光送信装置から前記複数の光信号を
受け取り、前記複数の光信号を多重化することにより波
長分割多重信号を生成する光合波器と、前記波長分割多
重信号を伝送する光ファイバと、前記光ファイバで伝送
された前記波長分割多重信号を受け取り、前記波長分割
多重信号を互いに光波長の異なる複数の光信号に分離し
て前記光受信装置に出力する光分波器と、を含むことを
特徴とする。上記第8の発明によれば、入力信号を構成
する複数の部分信号に相当する複数の光信号が多重化さ
れるので、1本の光ファイバーで光送信装置から光受信
装置へと入力信号を伝送することができる。
電気/光変換部は、互いに光波長の異なる複数の光信号
であって前記前記信号分解部から出力される前記複数の
部分信号にそれぞれ相当する複数の光信号を生成し、前
記光伝送路は、前記光送信装置から前記複数の光信号を
受け取り、前記複数の光信号を多重化することにより波
長分割多重信号を生成する光合波器と、前記波長分割多
重信号を伝送する光ファイバと、前記光ファイバで伝送
された前記波長分割多重信号を受け取り、前記波長分割
多重信号を互いに光波長の異なる複数の光信号に分離し
て前記光受信装置に出力する光分波器と、を含むことを
特徴とする。上記第8の発明によれば、入力信号を構成
する複数の部分信号に相当する複数の光信号が多重化さ
れるので、1本の光ファイバーで光送信装置から光受信
装置へと入力信号を伝送することができる。
【0016】第9の発明は、第1の発明において、前記
入力信号は、周波数分割多重された信号であることを特
徴とする。
入力信号は、周波数分割多重された信号であることを特
徴とする。
【0017】第10の発明は、第1の発明において、前
記入力信号は、符号分割多重された信号であることを特
徴とする。
記入力信号は、符号分割多重された信号であることを特
徴とする。
【0018】第11の発明は、第1の発明において、前
記入力信号は、周波数分割多重された信号と符号分割多
重された信号とが合成されてなる信号であることを特徴
とする。
記入力信号は、周波数分割多重された信号と符号分割多
重された信号とが合成されてなる信号であることを特徴
とする。
【0019】周波数分割多重された信号や符号分割多重
された信号は、大きな振幅を持つ瞬間が生じるので、そ
のまま半導体レーザ等に入力されるとクリッピングを引
き起こしやすい。しかし、上記第9、10、または11
の発明では、入力信号がより振幅の小さい複数の部分信
号に分解されて光伝送され、光受信装置では上記複数の
部分信号に相当する電気信号が足し合わされることによ
り入力信号が復元される。したがって、周波数分割多重
された信号、符号分割多重された信号、または周波数分
割多重された信号と符号分割多重された信号とが合成さ
れてなる信号である入力信号の多重度を下げる等によっ
て最大振幅値を小さくしなくとも、電気/光変換部にお
いて使用される半導体レーザ等におけるクリッピングに
よる歪を低減し、かつ、振幅制限による歪を低減するこ
とができる。
された信号は、大きな振幅を持つ瞬間が生じるので、そ
のまま半導体レーザ等に入力されるとクリッピングを引
き起こしやすい。しかし、上記第9、10、または11
の発明では、入力信号がより振幅の小さい複数の部分信
号に分解されて光伝送され、光受信装置では上記複数の
部分信号に相当する電気信号が足し合わされることによ
り入力信号が復元される。したがって、周波数分割多重
された信号、符号分割多重された信号、または周波数分
割多重された信号と符号分割多重された信号とが合成さ
れてなる信号である入力信号の多重度を下げる等によっ
て最大振幅値を小さくしなくとも、電気/光変換部にお
いて使用される半導体レーザ等におけるクリッピングに
よる歪を低減し、かつ、振幅制限による歪を低減するこ
とができる。
【0020】第12の発明は、入力信号である電気信号
を光信号に変換して光伝送路に送出する光送信装置であ
って、前記入力信号を前記入力信号の振幅よりも小さい
振幅を有する複数の部分信号に分解し、当該複数の部分
信号を出力する信号分解部と、前記複数の部分信号を個
別に光信号に変換する電気/光変換部と、を備えること
を特徴とする。
を光信号に変換して光伝送路に送出する光送信装置であ
って、前記入力信号を前記入力信号の振幅よりも小さい
振幅を有する複数の部分信号に分解し、当該複数の部分
信号を出力する信号分解部と、前記複数の部分信号を個
別に光信号に変換する電気/光変換部と、を備えること
を特徴とする。
【0021】第13の発明は、光送信装置から光伝送路
を介して光受信装置に光信号を伝送するための光伝送方
法であって、前記入力信号を前記入力信号の振幅よりも
小さい振幅を有する複数の部分信号に分解する信号分解
ステップと、前記複数の部分信号を個別に光信号に変換
する電気/光変換ステップと、前記光信号を前記光伝送
路によって前記光送信装置から前記光受信装置へと伝送
する伝送ステップと、前記光伝送路によって前記光受信
装置へと伝送された前記光信号から、前記複数の部分信
号にそれぞれ相当する複数の電気信号を生成する光/電
気変換ステップと、前記複数の前記電気信号を互いに加
算することにより前記入力信号を復元する信号合成ステ
ップと、を備えることを特徴とする。
を介して光受信装置に光信号を伝送するための光伝送方
法であって、前記入力信号を前記入力信号の振幅よりも
小さい振幅を有する複数の部分信号に分解する信号分解
ステップと、前記複数の部分信号を個別に光信号に変換
する電気/光変換ステップと、前記光信号を前記光伝送
路によって前記光送信装置から前記光受信装置へと伝送
する伝送ステップと、前記光伝送路によって前記光受信
装置へと伝送された前記光信号から、前記複数の部分信
号にそれぞれ相当する複数の電気信号を生成する光/電
気変換ステップと、前記複数の前記電気信号を互いに加
算することにより前記入力信号を復元する信号合成ステ
ップと、を備えることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の各実施形態について説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明の第1の実施形態に
係る光伝送システムの構成を示すブロック図である。こ
の光伝送システムは、光送信装置1と、光伝送路31
と、光受信装置2とから構成される。光送信装置1は、
信号分解器11と、光変調器としての半導体レーザを含
む第1および第2の電気/光変換器(図では「E/O」
と略記されている)21および22とを備えており、外
部から電気信号を入力信号Saとして受け取って、光信
号Sp1およびSp2を生成し、これらを光伝送路31に送
出する。光伝送路31は、図2に示すように、2本の光
ファイバー431および432を備えており、これらの
光ファイバ431および432は、光信号Sp1およびS
p2をそれぞれ光受信装置2へと伝送する。光受信装置2
は、フォトダイオード等の光電変換素子で構成される第
1および第2の光/電気変換器(図では「O/E」と略
記されている)41および42と合波器51とを備えて
おり、光伝送路31によって伝送された光信号Sp1およ
びSp2を受信し、これらの光信号Sp1およびSp2から入
力信号Saを復元し、復元された入力信号Saを受信信
号Srとして出力する。
明の各実施形態について説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明の第1の実施形態に
係る光伝送システムの構成を示すブロック図である。こ
の光伝送システムは、光送信装置1と、光伝送路31
と、光受信装置2とから構成される。光送信装置1は、
信号分解器11と、光変調器としての半導体レーザを含
む第1および第2の電気/光変換器(図では「E/O」
と略記されている)21および22とを備えており、外
部から電気信号を入力信号Saとして受け取って、光信
号Sp1およびSp2を生成し、これらを光伝送路31に送
出する。光伝送路31は、図2に示すように、2本の光
ファイバー431および432を備えており、これらの
光ファイバ431および432は、光信号Sp1およびS
p2をそれぞれ光受信装置2へと伝送する。光受信装置2
は、フォトダイオード等の光電変換素子で構成される第
1および第2の光/電気変換器(図では「O/E」と略
記されている)41および42と合波器51とを備えて
おり、光伝送路31によって伝送された光信号Sp1およ
びSp2を受信し、これらの光信号Sp1およびSp2から入
力信号Saを復元し、復元された入力信号Saを受信信
号Srとして出力する。
【0023】上記構成において、信号分解器11には入
力信号Saが入力され、信号分解器11は、その入力信
号Saを2つの電気信号SbとScに分解する。電気信
号Sbは、入力信号Saのうち予め決められた許容振幅
Almを越える部分をその許容振幅Almに制限した信号、
すなわち、入力信号Saから許容振幅Almを越える部分
(Almよりも大きいか又は−Almよりも小さい部分)を
除去した信号であり、これを以下において「制限部分信
号」と呼ぶものとする。電気信号Scは、入力信号のう
ち許容振幅Almを越える部分(Almよりも大きいか又は
−Almよりも小さい部分)に相当する信号であり、これ
を以下において「余剰部分信号」と呼ぶものとする。余
剰部分信号Scは、入力信号Saと制限部分信号Sbと
の差に相当する信号である。このような制限部分信号S
bと余剰部分信号Scとは、それぞれ、第1の電気/光
変換器21と第2の電気/光変換器22における半導体
レーザによる直接強度変調によって、光信号Sp1とSp2
に変換される。このとき半導体レーザにおいてクリッピ
ングが生じないように、上記の許容振幅Almとして、半
導体レーザのバイアス電流Ibと閾値電流Ithとの差
よりも小さい値が選定されている(図19参照)。
力信号Saが入力され、信号分解器11は、その入力信
号Saを2つの電気信号SbとScに分解する。電気信
号Sbは、入力信号Saのうち予め決められた許容振幅
Almを越える部分をその許容振幅Almに制限した信号、
すなわち、入力信号Saから許容振幅Almを越える部分
(Almよりも大きいか又は−Almよりも小さい部分)を
除去した信号であり、これを以下において「制限部分信
号」と呼ぶものとする。電気信号Scは、入力信号のう
ち許容振幅Almを越える部分(Almよりも大きいか又は
−Almよりも小さい部分)に相当する信号であり、これ
を以下において「余剰部分信号」と呼ぶものとする。余
剰部分信号Scは、入力信号Saと制限部分信号Sbと
の差に相当する信号である。このような制限部分信号S
bと余剰部分信号Scとは、それぞれ、第1の電気/光
変換器21と第2の電気/光変換器22における半導体
レーザによる直接強度変調によって、光信号Sp1とSp2
に変換される。このとき半導体レーザにおいてクリッピ
ングが生じないように、上記の許容振幅Almとして、半
導体レーザのバイアス電流Ibと閾値電流Ithとの差
よりも小さい値が選定されている(図19参照)。
【0024】図3は、上記信号分解器11の構成を示す
ブロック図である。この信号分解器11は、振幅制限回
路311と位相反転回路312と遅延回路313と合波
器314とを備えている。振幅制限回路311は、リミ
タとして機能する回路であって、入力信号Saの振幅を
許容振幅Almに制限することにより上記の制限部分信号
Sbを生成する。この制限部分信号Sbは、信号分解器
11から出力されるとともに、位相反転回路312に入
力される。位相反転回路312は、この制限部分信号S
bの位相を反転させ、位相の反転した制限部分信号Sbr
を出力する。一方、入力信号Saは遅延回路313にも
入力され、遅延回路313は、この入力信号Saを、振
幅制限回路311における遅延量と位相反転回路312
における遅延量との和に相当する遅延量だけ遅延させ、
その遅延後の入力信号Sadを出力する。合波器314
は、信号加算手段であって、この遅延後の入力信号Sad
と位相の反転された制限部分信号Sbrとを足し合わせる
ことにより、余剰部分信号Scを生成する。
ブロック図である。この信号分解器11は、振幅制限回
路311と位相反転回路312と遅延回路313と合波
器314とを備えている。振幅制限回路311は、リミ
タとして機能する回路であって、入力信号Saの振幅を
許容振幅Almに制限することにより上記の制限部分信号
Sbを生成する。この制限部分信号Sbは、信号分解器
11から出力されるとともに、位相反転回路312に入
力される。位相反転回路312は、この制限部分信号S
bの位相を反転させ、位相の反転した制限部分信号Sbr
を出力する。一方、入力信号Saは遅延回路313にも
入力され、遅延回路313は、この入力信号Saを、振
幅制限回路311における遅延量と位相反転回路312
における遅延量との和に相当する遅延量だけ遅延させ、
その遅延後の入力信号Sadを出力する。合波器314
は、信号加算手段であって、この遅延後の入力信号Sad
と位相の反転された制限部分信号Sbrとを足し合わせる
ことにより、余剰部分信号Scを生成する。
【0025】いま、光送信装置1に入力信号Saとし
て、図4に示すような過大な振幅を有する信号が入力さ
れたものとする。この入力信号Saは、例えば符号分割
多重(以下「CDM」と略記する)信号である。ただ
し、本実施形態に係る光伝送システムへの入力信号Sa
はCDM信号に限定されるものではなく、SCM信号で
あってもよく、その他の信号であってもよい(他の実施
形態においても同様)。以下、入力信号Saが図4に示
すように過大な振幅を有するものとして、本実施形態に
係る光伝送システムの動作を説明する。
て、図4に示すような過大な振幅を有する信号が入力さ
れたものとする。この入力信号Saは、例えば符号分割
多重(以下「CDM」と略記する)信号である。ただ
し、本実施形態に係る光伝送システムへの入力信号Sa
はCDM信号に限定されるものではなく、SCM信号で
あってもよく、その他の信号であってもよい(他の実施
形態においても同様)。以下、入力信号Saが図4に示
すように過大な振幅を有するものとして、本実施形態に
係る光伝送システムの動作を説明する。
【0026】光送信装置1への入力信号Saは、信号分
解器11において、電気/光変換器21に含まれる半導
体レーザでクリッピングが生じないように振幅の制限さ
れた制限部分信号Sbと、入力信号Saとその制限部分
信号との差である余剰部分信号Scとに分解される。す
なわち、図4に示すような入力信号Saは、図5に示す
ような制限部分信号Sbと、図6に示すような余剰部分
信号Scとに、分解される。制限部分信号Sbは、第1
の電気/光変換器21に入力されて、その内部の半導体
レーザで直接強度変調されることにより、光信号Sp1に
変換される。余剰部分信号Scは、第2の電気/光変換
器22に入力されて、その内部の半導体レーザで直接強
度変調されることにより、光信号Sp2に変換される。こ
れらの光信号Sp1およびSp2は、光伝送路31を構成す
る2つの光ファイバ431および432によって、それ
ぞれ光受信装置2へと伝送される。
解器11において、電気/光変換器21に含まれる半導
体レーザでクリッピングが生じないように振幅の制限さ
れた制限部分信号Sbと、入力信号Saとその制限部分
信号との差である余剰部分信号Scとに分解される。す
なわち、図4に示すような入力信号Saは、図5に示す
ような制限部分信号Sbと、図6に示すような余剰部分
信号Scとに、分解される。制限部分信号Sbは、第1
の電気/光変換器21に入力されて、その内部の半導体
レーザで直接強度変調されることにより、光信号Sp1に
変換される。余剰部分信号Scは、第2の電気/光変換
器22に入力されて、その内部の半導体レーザで直接強
度変調されることにより、光信号Sp2に変換される。こ
れらの光信号Sp1およびSp2は、光伝送路31を構成す
る2つの光ファイバ431および432によって、それ
ぞれ光受信装置2へと伝送される。
【0027】光伝送路31によって伝送された光信号S
p1およびSp2が光受信装置2によって受信されると、光
信号Sp1は第1の光/電気変換器41に、光信号Sp2は
第2の光/電気変換器42にそれぞれ入力される。第1
の光/電気変換器41では光信号Sp1が電気信号Se1
に、第2の光/電気変換器42では光信号Sp2が電気信
号Se2にそれぞれ変換される。本実施形態の光伝送シス
テムでは、光信号Sp1およびSp2を伝送するそれぞれの
伝送路の長さを等しくすることにより、これらの電気信
号Se1およびSe2の位相が一致するように構成されてい
る。具体的には、光伝送路31内の2つの光ファイバ4
31および432の長さを等しくすることにより、電気
信号Se1およびSe2の位相を揃えている。ただし、電気
信号Se1およびSe2の位相を一致させるための具体的方
法は、これに限定されるものではない(他の方法につい
ては後述する)。
p1およびSp2が光受信装置2によって受信されると、光
信号Sp1は第1の光/電気変換器41に、光信号Sp2は
第2の光/電気変換器42にそれぞれ入力される。第1
の光/電気変換器41では光信号Sp1が電気信号Se1
に、第2の光/電気変換器42では光信号Sp2が電気信
号Se2にそれぞれ変換される。本実施形態の光伝送シス
テムでは、光信号Sp1およびSp2を伝送するそれぞれの
伝送路の長さを等しくすることにより、これらの電気信
号Se1およびSe2の位相が一致するように構成されてい
る。具体的には、光伝送路31内の2つの光ファイバ4
31および432の長さを等しくすることにより、電気
信号Se1およびSe2の位相を揃えている。ただし、電気
信号Se1およびSe2の位相を一致させるための具体的方
法は、これに限定されるものではない(他の方法につい
ては後述する)。
【0028】このようにして位相の揃えられた電気信号
Se1およびSe2は、共に、信号加算による信号合成手段
としての合波器51に入力される。ここで、電気信号S
e1は光送信装置1内の制限部分信号Sbに相当する信号
であり、電気信号Se2は光送信装置1内の余剰部分信号
Scに相当する信号である。合波器51では、これらの
電気信号Se1およびSe2が足し合わされることにより、
本実施形態の光伝送システムへの入力信号Saが復元さ
れる。このようにして復元された入力信号は、受信信号
Srとして光受信装置2から出力される。
Se1およびSe2は、共に、信号加算による信号合成手段
としての合波器51に入力される。ここで、電気信号S
e1は光送信装置1内の制限部分信号Sbに相当する信号
であり、電気信号Se2は光送信装置1内の余剰部分信号
Scに相当する信号である。合波器51では、これらの
電気信号Se1およびSe2が足し合わされることにより、
本実施形態の光伝送システムへの入力信号Saが復元さ
れる。このようにして復元された入力信号は、受信信号
Srとして光受信装置2から出力される。
【0029】上記のような本実施形態によれば、入力信
号Saが振幅の制限された制限部分信号Sbと余剰部分
信号Scとに分解され、それらの各部分信号Sb,Sc
がそれぞれ別個に半導体レーザで光信号に変換される。
このため、半導体レーザでのクリッピングによる歪みが
低減される。また本実施形態によれば、伝送された光信
号は、光受信装置2において、制限部分信号Sbと余剰
部分信号Scにそれぞれ相当する電気信号Se1、Se2が
得られ(これらの電気信号は位相も揃っている)、これ
らが足し合わされることにより入力信号Saが受信信号
Srとして復元される。したがって、その受信信号Sr
において、振幅制限による歪みも低減されている。
号Saが振幅の制限された制限部分信号Sbと余剰部分
信号Scとに分解され、それらの各部分信号Sb,Sc
がそれぞれ別個に半導体レーザで光信号に変換される。
このため、半導体レーザでのクリッピングによる歪みが
低減される。また本実施形態によれば、伝送された光信
号は、光受信装置2において、制限部分信号Sbと余剰
部分信号Scにそれぞれ相当する電気信号Se1、Se2が
得られ(これらの電気信号は位相も揃っている)、これ
らが足し合わされることにより入力信号Saが受信信号
Srとして復元される。したがって、その受信信号Sr
において、振幅制限による歪みも低減されている。
【0030】<第2の実施形態>図7は、本発明の第2
の実施形態に係る光伝送システムの構成を示すブロック
図である。この光伝送システムは、光送信装置101
と、光伝送路131と、光受信装置102とから構成さ
れる。光送信装置101は、第1の信号分解器111か
ら第Nの信号分解器11NまでのN個の信号分解器と、
光変調器としての半導体レーザを含む第1の電気/光変
換器121から第N+1の電気/光変換器11N+1まで
のN+1個の電気/光変換器とを備えており(ただし、
Nは2以上の整数)、外部から電気信号である入力信号
Saを受け取って、N+1個の光信号Sp1〜SpN+1を生
成し、これらを光伝送路131に送出する。光伝送路1
31は、図8に示すように、N+1本の光ファイバー5
31〜53N+1を備えており、これらの光ファイバ53
1〜53N+1は、N+1個の光信号Sp1〜SpN+1をそれ
ぞれ光受信装置102へと伝送する。光受信装置102
は、フォトダイオード等の光電変換素子で構成される第
1の光/電気変換器141から第N+1の光/電気変換
器14N+1までのN+1個の光/電気変換器と、合波器
151とを備えており、光伝送路131によって伝送さ
れた光信号Sp1〜SpN+1を受信し、これらの光信号Sp1
〜SpN+1から入力信号Saを復元し、復元された入力信
号を受信信号Srとして出力する。
の実施形態に係る光伝送システムの構成を示すブロック
図である。この光伝送システムは、光送信装置101
と、光伝送路131と、光受信装置102とから構成さ
れる。光送信装置101は、第1の信号分解器111か
ら第Nの信号分解器11NまでのN個の信号分解器と、
光変調器としての半導体レーザを含む第1の電気/光変
換器121から第N+1の電気/光変換器11N+1まで
のN+1個の電気/光変換器とを備えており(ただし、
Nは2以上の整数)、外部から電気信号である入力信号
Saを受け取って、N+1個の光信号Sp1〜SpN+1を生
成し、これらを光伝送路131に送出する。光伝送路1
31は、図8に示すように、N+1本の光ファイバー5
31〜53N+1を備えており、これらの光ファイバ53
1〜53N+1は、N+1個の光信号Sp1〜SpN+1をそれ
ぞれ光受信装置102へと伝送する。光受信装置102
は、フォトダイオード等の光電変換素子で構成される第
1の光/電気変換器141から第N+1の光/電気変換
器14N+1までのN+1個の光/電気変換器と、合波器
151とを備えており、光伝送路131によって伝送さ
れた光信号Sp1〜SpN+1を受信し、これらの光信号Sp1
〜SpN+1から入力信号Saを復元し、復元された入力信
号を受信信号Srとして出力する。
【0031】上記光伝送システムにおける各信号分解器
111〜11Nの構成は、いずれも上記第1の実施形態
における信号分解器11の構成と同様である。入力信号
Saは、まず、第1の信号分解器111に入力され、第
1の信号分解器111は、第1の実施形態の場合と同様
にして、その入力信号Saを第1の制限部分信号Sb1と
第1の余剰部分信号Sc1とに分解する。このうち第1の
余剰部分信号Sc1は第2の信号分解器112に入力さ
れ、第2の信号分解器112は、この第1の余剰部分信
号Sc1を第2の制限部分信号Sb2と第2の余剰部分信号
Sc2とに分解する。ここで、第2の制限部分信号Sb2
は、第1の余剰部分信号Sc1のうち許容振幅Almを越え
る部分をその許容振幅Almに制限した信号であり、第2
余剰部分信号Sc2は、第1の余剰部分信号Sc1のうち許
容振幅Almを越える部分に相当する信号である。以降同
様にして、第jの余剰部分信号Scjは、第j+1の信号
分解器11j+1に入力され、第j+1の信号分解器11
j+1は、この第jの余剰部分信号Scjを第j+1の制限
部分信号Sbj+1と第j+1の余剰部分信号Scj+1とに分
解する(ただし、2≦j≦N−1)。ここで、第j+1
の制限部分信号Sbj+1は、第jの余剰部分信号Scjのう
ち許容振幅Almを越える部分をその許容振幅Almに制限
した信号であり、第j+1余剰部分信号Scj+1は、第j
の余剰部分信号Scjのうち許容振幅Almを越える部分に
相当する信号である。このようなN個の信号分解器11
1〜11NからなるN段構成の信号分解によって、それ
らの和が入力信号Saに相当するN+1個の部分信号S
b1〜SbN,ScNが生成される。これらのうち第1の制限
部分信号Sb1〜第Nの制限部分信号SbNは、第1の電気
/光変換器121〜第Nの電気/光変換器12Nにそれ
ぞれ入力され、第Nの余剰部分信号ScNは第N+1の電
気/光変換器12N+1に入力される。第1の電気/光変
換器121〜第N+1の電気/光変換器12N+1は、そ
れぞれの内部の半導体レーザによる直接強度変調によ
り、部分信号Sb1〜SbN,ScNを光信号Sp1〜SpN+1に
それぞれ変換する。このとき半導体レーザにおいてクリ
ッピングが生じないように、上記の許容振幅Almとし
て、各半導体レーザのバイアス電流Ibと閾値電流It
hとの差よりも小さい値が選定されている。
111〜11Nの構成は、いずれも上記第1の実施形態
における信号分解器11の構成と同様である。入力信号
Saは、まず、第1の信号分解器111に入力され、第
1の信号分解器111は、第1の実施形態の場合と同様
にして、その入力信号Saを第1の制限部分信号Sb1と
第1の余剰部分信号Sc1とに分解する。このうち第1の
余剰部分信号Sc1は第2の信号分解器112に入力さ
れ、第2の信号分解器112は、この第1の余剰部分信
号Sc1を第2の制限部分信号Sb2と第2の余剰部分信号
Sc2とに分解する。ここで、第2の制限部分信号Sb2
は、第1の余剰部分信号Sc1のうち許容振幅Almを越え
る部分をその許容振幅Almに制限した信号であり、第2
余剰部分信号Sc2は、第1の余剰部分信号Sc1のうち許
容振幅Almを越える部分に相当する信号である。以降同
様にして、第jの余剰部分信号Scjは、第j+1の信号
分解器11j+1に入力され、第j+1の信号分解器11
j+1は、この第jの余剰部分信号Scjを第j+1の制限
部分信号Sbj+1と第j+1の余剰部分信号Scj+1とに分
解する(ただし、2≦j≦N−1)。ここで、第j+1
の制限部分信号Sbj+1は、第jの余剰部分信号Scjのう
ち許容振幅Almを越える部分をその許容振幅Almに制限
した信号であり、第j+1余剰部分信号Scj+1は、第j
の余剰部分信号Scjのうち許容振幅Almを越える部分に
相当する信号である。このようなN個の信号分解器11
1〜11NからなるN段構成の信号分解によって、それ
らの和が入力信号Saに相当するN+1個の部分信号S
b1〜SbN,ScNが生成される。これらのうち第1の制限
部分信号Sb1〜第Nの制限部分信号SbNは、第1の電気
/光変換器121〜第Nの電気/光変換器12Nにそれ
ぞれ入力され、第Nの余剰部分信号ScNは第N+1の電
気/光変換器12N+1に入力される。第1の電気/光変
換器121〜第N+1の電気/光変換器12N+1は、そ
れぞれの内部の半導体レーザによる直接強度変調によ
り、部分信号Sb1〜SbN,ScNを光信号Sp1〜SpN+1に
それぞれ変換する。このとき半導体レーザにおいてクリ
ッピングが生じないように、上記の許容振幅Almとし
て、各半導体レーザのバイアス電流Ibと閾値電流It
hとの差よりも小さい値が選定されている。
【0032】いま、光送信装置101に入力信号Saと
して、図9に示すような過大な振幅を有する信号が入力
されたものとする。この入力信号Saは、例えばCDM
信号である。ただし、本実施形態に係る光伝送システム
への入力信号はCDM信号に限定されるものではなく、
SCM信号であってもよく、その他の信号であってもよ
い。以下、入力信号Saが図9に示すように過大な振幅
を有するものとして、本実施形態に係る光伝送システム
の動作を説明する。
して、図9に示すような過大な振幅を有する信号が入力
されたものとする。この入力信号Saは、例えばCDM
信号である。ただし、本実施形態に係る光伝送システム
への入力信号はCDM信号に限定されるものではなく、
SCM信号であってもよく、その他の信号であってもよ
い。以下、入力信号Saが図9に示すように過大な振幅
を有するものとして、本実施形態に係る光伝送システム
の動作を説明する。
【0033】光送信装置101への入力信号Saは、第
1の信号分解器111において、第1の電気/光変換器
121に含まれる半導体レーザでクリッピングが生じな
いように振幅の制限された電気信号である第1の制限部
分信号Sb1と、入力信号Saとその制限部分信号Sb1と
の差である第1の余剰部分信号Sc1とに、分解される。
すなわち、図9に示す入力信号Saは、図10に示す第
1の制限部分信号Sb1と、図11に示す第1の余剰部分
信号Sc1とに分解される。第1の余剰部分信号Sc1は、
第2の信号分解器112に入力され、そこで、図12に
示す第2の制限信号S2bと図13に示す第2の余剰部分
信号S2cとに分解される。このようにして入力信号Sa
に対する信号分解がN回行われ、N+1個の部分信号S
b1〜SbN,ScNが生成される。これらのうち第1の制限
部分信号Sb1〜第Nの制限部分信号SbNの振幅は、各電
気/光変換器141〜14N内の半導体レーザによって
クリッピングが生じないような振幅となっており、ま
た、信号分解器の段数Nを適切に設定することにより、
第Nの余剰部分信号ScNの振幅も電気/光変換器14N
+1内の半導体レーザによってクリッピングが生じないよ
うな振幅となる(以下では、信号分解器の段数Nがこの
ような適切な値に設定されているものとする)。このよ
うにして、入力信号Saは、各電気/光変換器141〜
14N+1内の半導体レーザによってクリッピングが生じ
ないようなN+1個の部分信号Sb1〜SbN,ScNに分解
され、これらの部分信号Sb1〜SbN,ScNは、電気/光
変換器121〜12N+1における半導体レーザでそれぞ
れ直接強度変調されることにより、光信号Sp1〜SpN+1
にそれぞれ変換される。これらの光信号Sp1〜SpN+1
は、それぞれ、光伝送路131を構成するN+1本の光
ファイバ531および53N+1によって光受信装置10
2へと伝送される。
1の信号分解器111において、第1の電気/光変換器
121に含まれる半導体レーザでクリッピングが生じな
いように振幅の制限された電気信号である第1の制限部
分信号Sb1と、入力信号Saとその制限部分信号Sb1と
の差である第1の余剰部分信号Sc1とに、分解される。
すなわち、図9に示す入力信号Saは、図10に示す第
1の制限部分信号Sb1と、図11に示す第1の余剰部分
信号Sc1とに分解される。第1の余剰部分信号Sc1は、
第2の信号分解器112に入力され、そこで、図12に
示す第2の制限信号S2bと図13に示す第2の余剰部分
信号S2cとに分解される。このようにして入力信号Sa
に対する信号分解がN回行われ、N+1個の部分信号S
b1〜SbN,ScNが生成される。これらのうち第1の制限
部分信号Sb1〜第Nの制限部分信号SbNの振幅は、各電
気/光変換器141〜14N内の半導体レーザによって
クリッピングが生じないような振幅となっており、ま
た、信号分解器の段数Nを適切に設定することにより、
第Nの余剰部分信号ScNの振幅も電気/光変換器14N
+1内の半導体レーザによってクリッピングが生じないよ
うな振幅となる(以下では、信号分解器の段数Nがこの
ような適切な値に設定されているものとする)。このよ
うにして、入力信号Saは、各電気/光変換器141〜
14N+1内の半導体レーザによってクリッピングが生じ
ないようなN+1個の部分信号Sb1〜SbN,ScNに分解
され、これらの部分信号Sb1〜SbN,ScNは、電気/光
変換器121〜12N+1における半導体レーザでそれぞ
れ直接強度変調されることにより、光信号Sp1〜SpN+1
にそれぞれ変換される。これらの光信号Sp1〜SpN+1
は、それぞれ、光伝送路131を構成するN+1本の光
ファイバ531および53N+1によって光受信装置10
2へと伝送される。
【0034】光伝送路131によって伝送されたN+1
個の光信号Sp1〜SpN+1が光受信装置102によって受
信されると、光信号Sp1〜SpN+1は、まず、光/電気変
換器141〜14N+1にそれぞれ入力される。光/電気
変換器141〜14N+1では、それぞれに入力された光
信号Sp1〜SpN+1が電気信号Se1〜SeN+1にそれぞれ変
換される。本実施形態の光伝送システムでは、光信号S
p1〜SpN+1を伝送するそれぞれの伝送路の長さを等しく
することにより、これらの電気信号Se1〜SeN+1の位相
が全て一致するように構成されている。具体的には、光
伝送路311内のN+1本の光ファイバ531〜53N
+1の長さを全て等しくすることにより、電気信号Se1〜
SeN+1の位相を揃えている。ただし、電気信号Se1〜S
eN+1の位相を一致させるための具体的方法は、これに限
定されるものではない(他の方法については後述す
る)。
個の光信号Sp1〜SpN+1が光受信装置102によって受
信されると、光信号Sp1〜SpN+1は、まず、光/電気変
換器141〜14N+1にそれぞれ入力される。光/電気
変換器141〜14N+1では、それぞれに入力された光
信号Sp1〜SpN+1が電気信号Se1〜SeN+1にそれぞれ変
換される。本実施形態の光伝送システムでは、光信号S
p1〜SpN+1を伝送するそれぞれの伝送路の長さを等しく
することにより、これらの電気信号Se1〜SeN+1の位相
が全て一致するように構成されている。具体的には、光
伝送路311内のN+1本の光ファイバ531〜53N
+1の長さを全て等しくすることにより、電気信号Se1〜
SeN+1の位相を揃えている。ただし、電気信号Se1〜S
eN+1の位相を一致させるための具体的方法は、これに限
定されるものではない(他の方法については後述す
る)。
【0035】このようにして位相の揃えられた電気信号
Se1〜SeN+1は、全て、信号加算による信号合成手段と
しての合波器151に入力される。ここで、電気信号S
e1〜SeNは光送信装置101内の第1の制限部分信号S
b1〜第Nの制限部分信号SbNにそれぞれ相当し、電気信
号SeN+1は光送信装置101内の第Nの余剰部分信号S
cNに相当する。合波器151では、これらの電気信号S
e1〜SeN+1が足し合わされることにより、本実施形態の
光伝送システムへの入力信号Saが復元される。このよ
うにして復元された入力信号は、受信信号Srとして光
受信装置102から出力される。
Se1〜SeN+1は、全て、信号加算による信号合成手段と
しての合波器151に入力される。ここで、電気信号S
e1〜SeNは光送信装置101内の第1の制限部分信号S
b1〜第Nの制限部分信号SbNにそれぞれ相当し、電気信
号SeN+1は光送信装置101内の第Nの余剰部分信号S
cNに相当する。合波器151では、これらの電気信号S
e1〜SeN+1が足し合わされることにより、本実施形態の
光伝送システムへの入力信号Saが復元される。このよ
うにして復元された入力信号は、受信信号Srとして光
受信装置102から出力される。
【0036】上記のような本実施形態によれば、入力信
号Saが、振幅の制限された第1の制限部分信号Sb1〜
第Nの制限信号SbNと第Nの余剰部分信号ScNとに分解
され、それらの各部分信号Sb1〜SbN,ScNがそれぞれ
別個に半導体レーザで光信号に変換される。このため、
Nを適切に設定することにより、半導体レーザでのクリ
ッピングによる歪みをより確実に低減することができ
る。また本実施形態によれば、伝送された光信号は、光
受信装置102において、各部分信号Sb1〜SbN,ScN
にそれぞれ相当する電気信号Se1〜SeN+1が得られ(こ
れらの電気信号は位相も揃っている)、これらが足し合
わされることにより入力信号Saが受信信号Srとして
復元される。したがって、復元された入力信号である受
信信号Srにおいて、振幅制限による歪みも低減されて
いる。
号Saが、振幅の制限された第1の制限部分信号Sb1〜
第Nの制限信号SbNと第Nの余剰部分信号ScNとに分解
され、それらの各部分信号Sb1〜SbN,ScNがそれぞれ
別個に半導体レーザで光信号に変換される。このため、
Nを適切に設定することにより、半導体レーザでのクリ
ッピングによる歪みをより確実に低減することができ
る。また本実施形態によれば、伝送された光信号は、光
受信装置102において、各部分信号Sb1〜SbN,ScN
にそれぞれ相当する電気信号Se1〜SeN+1が得られ(こ
れらの電気信号は位相も揃っている)、これらが足し合
わされることにより入力信号Saが受信信号Srとして
復元される。したがって、復元された入力信号である受
信信号Srにおいて、振幅制限による歪みも低減されて
いる。
【0037】<第3の実施形態>次に、本発明の第3の
実施形態に係る光伝送システムについて説明する。本実
施形態に係る光伝送システムにおける光送信装置の構成
は、第1の実施形態における光送信装置1または第2の
実施形態における光送信装置101の構成と基本的に同
様であって、図1または図7に示すような構成となって
いる。以下の説明では、本実施形態は、第2の実施形態
のように、入力信号SaがN+1個の信号に分解された
後にN+1個の光信号に変換されて伝送される構成にな
っているものとする(図7参照)。なお、本実施形態に
係る光伝送システムにおける構成要素のうち第2の実施
形態におけるものと同一の構成要素については、同一の
参照番号を付すものとする。
実施形態に係る光伝送システムについて説明する。本実
施形態に係る光伝送システムにおける光送信装置の構成
は、第1の実施形態における光送信装置1または第2の
実施形態における光送信装置101の構成と基本的に同
様であって、図1または図7に示すような構成となって
いる。以下の説明では、本実施形態は、第2の実施形態
のように、入力信号SaがN+1個の信号に分解された
後にN+1個の光信号に変換されて伝送される構成にな
っているものとする(図7参照)。なお、本実施形態に
係る光伝送システムにおける構成要素のうち第2の実施
形態におけるものと同一の構成要素については、同一の
参照番号を付すものとする。
【0038】本実施形態では、信号分解器111〜11
Nから出力されるN+1の部分信号Sb1〜SbN,ScNを
光信号に変換して伝送したときに生じる位相遅れを光受
信装置において求める際に、位相基準となる同期信号と
してパイロット信号Spiloが使用される。このために、
本実施形態の光伝送システムは、光送信装置における電
気/光変換器の構成および光受信装置の構成が第2の実
施形態と相違する。そこで、以下では、これらの相違部
分を中心に、本実施形態に係る光伝送システムの構成お
よび動作について説明する。
Nから出力されるN+1の部分信号Sb1〜SbN,ScNを
光信号に変換して伝送したときに生じる位相遅れを光受
信装置において求める際に、位相基準となる同期信号と
してパイロット信号Spiloが使用される。このために、
本実施形態の光伝送システムは、光送信装置における電
気/光変換器の構成および光受信装置の構成が第2の実
施形態と相違する。そこで、以下では、これらの相違部
分を中心に、本実施形態に係る光伝送システムの構成お
よび動作について説明する。
【0039】図14は、本実施形態における光送信装置
における電気/光変換器の構成を示すブロック図であ
る。すなわち、図7に示すN+1個の電気/光変換器1
21〜12N+1は、本実施形態では、いずれも図14に
示すような構成となっている。図14に示すように、本
実施形態における各電気/光変換器は、パイロット信号
発生回路321と遅延回路322と合波器323と半導
体レーザ324とを備えている。この電気/光変換器に
は、入力信号Saの分解によって得られるN+1個の部
分信号Sb1〜SbN,ScNのいずれかが入力され(入力さ
れる部分信号を説明の便宜上、符号“Si”で表すもの
とする)、入力された部分信号Siは合波器323に与
えられる。パイロット信号発生回路321は、上記のパ
イロット信号Spiloとして予め決められた周波数fpの
信号を発生させる。このパイロット信号Spiloは遅延回
路322に入力される。各電気/光変換器における遅延
回路322は、信号分解器111〜11Nから出力され
るN+1個の部分信号Sb1〜SbN,ScNとこのパイロッ
ト信号Spiloとの位相関係が全てにおいて同じになるよ
うに、パイロット信号Spiloを遅延させる。遅延回路3
22から出力される遅延後のパイロット信号Sdpilo
は、合波器323に入力される。合波器323は、入力
される部分信号Siと遅延後のパイロット信号Spiloと
を足し合わせることにより、パイロット信号の付加され
た部分信号(以下「パイロット信号付き部分信号」とい
う)Si2を生成し、これを半導体レーザ324に供給す
る。パイロット信号付き部分信号Si2は、例えば図15
に示すような周波数スペクトルを有している。このよう
なパイロット信号付き部分信号Si2が半導体レーザ32
4に供給されると、半導体レーザ324は、このパイロ
ット信号付き部分信号Si2で光強度変調された光信号S
ppを生成する。
における電気/光変換器の構成を示すブロック図であ
る。すなわち、図7に示すN+1個の電気/光変換器1
21〜12N+1は、本実施形態では、いずれも図14に
示すような構成となっている。図14に示すように、本
実施形態における各電気/光変換器は、パイロット信号
発生回路321と遅延回路322と合波器323と半導
体レーザ324とを備えている。この電気/光変換器に
は、入力信号Saの分解によって得られるN+1個の部
分信号Sb1〜SbN,ScNのいずれかが入力され(入力さ
れる部分信号を説明の便宜上、符号“Si”で表すもの
とする)、入力された部分信号Siは合波器323に与
えられる。パイロット信号発生回路321は、上記のパ
イロット信号Spiloとして予め決められた周波数fpの
信号を発生させる。このパイロット信号Spiloは遅延回
路322に入力される。各電気/光変換器における遅延
回路322は、信号分解器111〜11Nから出力され
るN+1個の部分信号Sb1〜SbN,ScNとこのパイロッ
ト信号Spiloとの位相関係が全てにおいて同じになるよ
うに、パイロット信号Spiloを遅延させる。遅延回路3
22から出力される遅延後のパイロット信号Sdpilo
は、合波器323に入力される。合波器323は、入力
される部分信号Siと遅延後のパイロット信号Spiloと
を足し合わせることにより、パイロット信号の付加され
た部分信号(以下「パイロット信号付き部分信号」とい
う)Si2を生成し、これを半導体レーザ324に供給す
る。パイロット信号付き部分信号Si2は、例えば図15
に示すような周波数スペクトルを有している。このよう
なパイロット信号付き部分信号Si2が半導体レーザ32
4に供給されると、半導体レーザ324は、このパイロ
ット信号付き部分信号Si2で光強度変調された光信号S
ppを生成する。
【0040】本実施形態では、このとき半導体レーザ3
24でクリッピングが生じないように、パイロット信号
付き部分信号Si2の振幅が設定される。具体的には、信
号分解器111〜11Nから出力されるN+1個の部分
信号Sb1〜SbN,ScN(上記の部分信号Siはこれらを
代表する信号)のそれぞれとパイロット信号Spiloとの
和であるパイロット信号付き部分信号(上記の信号Si2
はこれを代表する信号)の振幅が、半導体レーザ324
のバイアス電流Ibと閾値電流Ithとの差よりも小さ
くなるように、信号分解器111〜11Nにおける許容
振幅Almが設定される。
24でクリッピングが生じないように、パイロット信号
付き部分信号Si2の振幅が設定される。具体的には、信
号分解器111〜11Nから出力されるN+1個の部分
信号Sb1〜SbN,ScN(上記の部分信号Siはこれらを
代表する信号)のそれぞれとパイロット信号Spiloとの
和であるパイロット信号付き部分信号(上記の信号Si2
はこれを代表する信号)の振幅が、半導体レーザ324
のバイアス電流Ibと閾値電流Ithとの差よりも小さ
くなるように、信号分解器111〜11Nにおける許容
振幅Almが設定される。
【0041】このようにしてN+1個の電気/光変換器
121〜12N+1において、それぞれに入力された部分
信号Sb1〜SbN,ScNにパイロット信号の付加された部
分信号によって、光強度変調が行われ、その光強度変調
により光信号Spp1〜SppN+1がそれぞれ生成され、こ
れらの光信号Spp1〜SppN+1は光伝送路131によっ
て光受信装置へと伝送される。
121〜12N+1において、それぞれに入力された部分
信号Sb1〜SbN,ScNにパイロット信号の付加された部
分信号によって、光強度変調が行われ、その光強度変調
により光信号Spp1〜SppN+1がそれぞれ生成され、こ
れらの光信号Spp1〜SppN+1は光伝送路131によっ
て光受信装置へと伝送される。
【0042】図16は、本実施形態における光受信装置
の構成を示すブロック図である。この光受信装置は、第
2の実施形態と同様にN+1個の光/電気変換器141
〜14N+1を備える他、N+1個の同期搬送波再生回路
351〜35N+1と位相比較回路361とN+1個の遅
延回路371〜37N+1とからなる位相調整手段、およ
び、合波器381を備えている。光伝送路131によっ
て伝送されたN+1個の光信号Spp1〜SppN+1は光受
信装置で受信されると、まず、光/電気変換器141〜
14N+1にそれぞれ入力され、そこで、電気信号Spe1
〜SpeN+1にそれぞれ変換される。同期搬送波再生回路
351〜35N+1は、電気信号Spe1〜SpeN+1からそ
れらに含まれるパイロット信号Spl1〜SplN+1をそれ
ぞれ再生する。位相比較回路361は、これらのパイロ
ット信号Spl1〜SplN+1のそれぞれの間の位相関係を
求め、その位相関係に基づく制御信号Scon1〜SconN+1
を生成する。ここで、制御信号Sconjは、上記のパイロ
ット信号pl1〜SplN+1を互いに同相とするために上記
のパイロット信号pl1〜SplN+1のそれぞれをどの程度
遅延させるべきかを示す信号であり、遅延回路37jに
入力される(j=1,2,…,N+1)。遅延回路37
1〜37N+1は、それぞれに入力される制御信号Scon1
〜SconN+1に基づき、電気信号Spe1〜SpeN+1をそれ
ぞれ遅延させる。これによりパイロット信号pl1〜Sp
lN+1の位相が揃えられるので、電気信号Spe1〜SpeN
+1の位相も揃うことになる。このようにして遅延回路3
71〜37N+1から互いに同相の電気信号Sde1〜Sd
eN+1が出力され、これらは、信号加算手段としての合波
器381に入力される。合波器381は、これらの電気
信号Sde1〜SdeN+1を足し合わせることにより、本実
施形態の光伝送システムへの入力信号Saを復元する。
このようにして復元された入力信号は、受信信号Srと
して光受信装置2から出力される。
の構成を示すブロック図である。この光受信装置は、第
2の実施形態と同様にN+1個の光/電気変換器141
〜14N+1を備える他、N+1個の同期搬送波再生回路
351〜35N+1と位相比較回路361とN+1個の遅
延回路371〜37N+1とからなる位相調整手段、およ
び、合波器381を備えている。光伝送路131によっ
て伝送されたN+1個の光信号Spp1〜SppN+1は光受
信装置で受信されると、まず、光/電気変換器141〜
14N+1にそれぞれ入力され、そこで、電気信号Spe1
〜SpeN+1にそれぞれ変換される。同期搬送波再生回路
351〜35N+1は、電気信号Spe1〜SpeN+1からそ
れらに含まれるパイロット信号Spl1〜SplN+1をそれ
ぞれ再生する。位相比較回路361は、これらのパイロ
ット信号Spl1〜SplN+1のそれぞれの間の位相関係を
求め、その位相関係に基づく制御信号Scon1〜SconN+1
を生成する。ここで、制御信号Sconjは、上記のパイロ
ット信号pl1〜SplN+1を互いに同相とするために上記
のパイロット信号pl1〜SplN+1のそれぞれをどの程度
遅延させるべきかを示す信号であり、遅延回路37jに
入力される(j=1,2,…,N+1)。遅延回路37
1〜37N+1は、それぞれに入力される制御信号Scon1
〜SconN+1に基づき、電気信号Spe1〜SpeN+1をそれ
ぞれ遅延させる。これによりパイロット信号pl1〜Sp
lN+1の位相が揃えられるので、電気信号Spe1〜SpeN
+1の位相も揃うことになる。このようにして遅延回路3
71〜37N+1から互いに同相の電気信号Sde1〜Sd
eN+1が出力され、これらは、信号加算手段としての合波
器381に入力される。合波器381は、これらの電気
信号Sde1〜SdeN+1を足し合わせることにより、本実
施形態の光伝送システムへの入力信号Saを復元する。
このようにして復元された入力信号は、受信信号Srと
して光受信装置2から出力される。
【0043】上記実施形態によれば、第2の実施形態と
同様、半導体レーザでのクリッピングによる歪みが低減
される。また、上記実施形態では、受信側において、パ
イロット信号を用いて各部分信号に相当する電気信号の
位相が揃えられた後に、それらの電気信号が足し合わさ
れることにより、入力信号Saが受信信号Srとして復
元される。したがって、第2の実施形態と同様、復元さ
れた入力信号である受信信号Srにおいて、振幅制限に
よる歪みも低減されている。
同様、半導体レーザでのクリッピングによる歪みが低減
される。また、上記実施形態では、受信側において、パ
イロット信号を用いて各部分信号に相当する電気信号の
位相が揃えられた後に、それらの電気信号が足し合わさ
れることにより、入力信号Saが受信信号Srとして復
元される。したがって、第2の実施形態と同様、復元さ
れた入力信号である受信信号Srにおいて、振幅制限に
よる歪みも低減されている。
【0044】なお、上記では、第2の実施形態の構成を
基本としてパイロット信号を使用した例を第3実施形態
として説明したが、第1の実施形態を基本としてパイロ
ット信号を使用した場合であっても、同様の動作によっ
て同様の効果が得られる。
基本としてパイロット信号を使用した例を第3実施形態
として説明したが、第1の実施形態を基本としてパイロ
ット信号を使用した場合であっても、同様の動作によっ
て同様の効果が得られる。
【0045】<第4の実施形態>次に、本発明の第4の
実施形態に係る光伝送システムについて説明する。第1
の実施形態における光伝送路31は、図2に示すように
2本の光ファイバーを用いて構成されているが、本実施
形態における光伝送路は、図17に示すように、送信側
に配置された光合波器231と、受信側に配置された光
分波器233と、光合波器231と光分波器233との
間を接続する1本の光ファイバー232とによって構成
されている。本実施形態におけるその他の構成要素は、
第1の実施形態とほぼ同様であるので、同一構成要素に
は同一の参照番号を付して詳しい説明を省略する。
実施形態に係る光伝送システムについて説明する。第1
の実施形態における光伝送路31は、図2に示すように
2本の光ファイバーを用いて構成されているが、本実施
形態における光伝送路は、図17に示すように、送信側
に配置された光合波器231と、受信側に配置された光
分波器233と、光合波器231と光分波器233との
間を接続する1本の光ファイバー232とによって構成
されている。本実施形態におけるその他の構成要素は、
第1の実施形態とほぼ同様であるので、同一構成要素に
は同一の参照番号を付して詳しい説明を省略する。
【0046】本実施形態では、光送信装置1における電
気/光変換器21および22は、互いに光波長の異なる
光信号Sp1およびSp2をそれぞれ出力する。これらの光
信号Sp1およびSp2は光伝送路に入力されると、まず、
光合波器231が光信号Sp1およびSp2を合波すること
により伝送用光信号として波長分割多重信号Sptを生成
する。光ファイバー232は、この波長分割多重信号S
ptを光分波器233へと伝送する。光分波器233は、
光ファイバー232によって伝送されてきた波長分割多
重信号Sptを、光送信装置1から出力された光信号Sp1
およびSp2の光波長をそれぞれ持っている光信号Srp1
およびSrp2に分離する。光波長毎に分離された光信号
Srp1およびSrp2は光受信装置2に入力され、これら
から第1の実施形態と同様にして入力信号Saが復元さ
れる。
気/光変換器21および22は、互いに光波長の異なる
光信号Sp1およびSp2をそれぞれ出力する。これらの光
信号Sp1およびSp2は光伝送路に入力されると、まず、
光合波器231が光信号Sp1およびSp2を合波すること
により伝送用光信号として波長分割多重信号Sptを生成
する。光ファイバー232は、この波長分割多重信号S
ptを光分波器233へと伝送する。光分波器233は、
光ファイバー232によって伝送されてきた波長分割多
重信号Sptを、光送信装置1から出力された光信号Sp1
およびSp2の光波長をそれぞれ持っている光信号Srp1
およびSrp2に分離する。光波長毎に分離された光信号
Srp1およびSrp2は光受信装置2に入力され、これら
から第1の実施形態と同様にして入力信号Saが復元さ
れる。
【0047】上記実施形態によれば、第1の実施形態と
同様、電気/光変換器内の半導体レーザでのクリッピン
グによる歪みが低減されるとともに、復元された入力信
号である受信信号Srにおいて振幅制限による歪みも低
減される。また、上記実施形態によれば、入力信号Sa
を構成する2つの部分信号Sb,Scに相当する2つの
光信号Sp1,Sp2が多重化されるので、1本の光ファイ
バーで光送信装置から光受信装置へと入力信号を伝送す
ることができる。
同様、電気/光変換器内の半導体レーザでのクリッピン
グによる歪みが低減されるとともに、復元された入力信
号である受信信号Srにおいて振幅制限による歪みも低
減される。また、上記実施形態によれば、入力信号Sa
を構成する2つの部分信号Sb,Scに相当する2つの
光信号Sp1,Sp2が多重化されるので、1本の光ファイ
バーで光送信装置から光受信装置へと入力信号を伝送す
ることができる。
【0048】<第4の実施形態の変形例>上記第4の実
施形態は、第1の実施形態における光伝送路に使用され
る光ファイバーの本数を光波長分割多重によって2本か
ら1本に減らした構成となっているが、第2の実施形態
において光伝送路に使用される光ファイバーの本数を光
波長分割多重によってN+1本から1本に減らす構成と
してもよい(以下、このような光伝送システムを「変形
例」という)。図18は、この変形例における光伝送路
の構成を示している。この光伝送路は、送信側に配置さ
れた光合波器331と、受信側に配置された光分波器3
33と、光合波器331と光分波器333との間を接続
する1本の光ファイバー332とによって構成されてい
る。本変形例における他の構成要素は、第2の実施形態
とほぼ同様であるので、同一構成要素には同一の参照番
号を付して詳しい説明を省略する。
施形態は、第1の実施形態における光伝送路に使用され
る光ファイバーの本数を光波長分割多重によって2本か
ら1本に減らした構成となっているが、第2の実施形態
において光伝送路に使用される光ファイバーの本数を光
波長分割多重によってN+1本から1本に減らす構成と
してもよい(以下、このような光伝送システムを「変形
例」という)。図18は、この変形例における光伝送路
の構成を示している。この光伝送路は、送信側に配置さ
れた光合波器331と、受信側に配置された光分波器3
33と、光合波器331と光分波器333との間を接続
する1本の光ファイバー332とによって構成されてい
る。本変形例における他の構成要素は、第2の実施形態
とほぼ同様であるので、同一構成要素には同一の参照番
号を付して詳しい説明を省略する。
【0049】本変形例では、光送信装置101における
電気/光変換器121〜12N+1は、互いに光波長の異
なる光信号Sp1〜SpN+1をそれぞれ出力する。これらの
光信号Sp1〜SpN+1は光伝送路に入力されると、まず、
光合波器331がそれらの光信号Sp1〜SpN+1を合波す
ることにより伝送用光信号として波長分割多重信号Spt
を生成する。光ファイバー332は、この波長分割多重
信号Sptを光分波器333へと伝送する。光分波器33
3は、光ファイバー332によって伝送されてきた波長
分割多重信号Sptを、光送信装置101から出力された
光信号Sp1〜SpN+1の光波長をそれぞれ持っている光信
号Srp1〜SrpN+1に分離する。光波長毎に分離された
光信号Srp1〜SrpN+1は光受信装置102に入力さ
れ、これらから第2の実施形態と同様にして入力信号S
aが復元される。
電気/光変換器121〜12N+1は、互いに光波長の異
なる光信号Sp1〜SpN+1をそれぞれ出力する。これらの
光信号Sp1〜SpN+1は光伝送路に入力されると、まず、
光合波器331がそれらの光信号Sp1〜SpN+1を合波す
ることにより伝送用光信号として波長分割多重信号Spt
を生成する。光ファイバー332は、この波長分割多重
信号Sptを光分波器333へと伝送する。光分波器33
3は、光ファイバー332によって伝送されてきた波長
分割多重信号Sptを、光送信装置101から出力された
光信号Sp1〜SpN+1の光波長をそれぞれ持っている光信
号Srp1〜SrpN+1に分離する。光波長毎に分離された
光信号Srp1〜SrpN+1は光受信装置102に入力さ
れ、これらから第2の実施形態と同様にして入力信号S
aが復元される。
【0050】上記実施形態によれば、第2の実施形態と
同様、電気/光変換器内の半導体レーザでのクリッピン
グによる歪みが低減されるとともに、復元された入力信
号でる受信信号Srにおいて振幅制限による歪みも低減
される。また、上記実施形態によれば、入力信号Saを
構成するN+1個の部分信号Sb1〜SbN,ScNに相当す
るN+1の光信号Sp1〜SpN+1が多重化されるので、1
本の光ファイバーで光送信装置から光受信装置へと入力
信号を伝送することができる。
同様、電気/光変換器内の半導体レーザでのクリッピン
グによる歪みが低減されるとともに、復元された入力信
号でる受信信号Srにおいて振幅制限による歪みも低減
される。また、上記実施形態によれば、入力信号Saを
構成するN+1個の部分信号Sb1〜SbN,ScNに相当す
るN+1の光信号Sp1〜SpN+1が多重化されるので、1
本の光ファイバーで光送信装置から光受信装置へと入力
信号を伝送することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光伝送システム
の構成を示すブロック図。
の構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態における光伝送路の構成を示す
図。
図。
【図3】第1の実施形態における信号分解器の構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図4】第1の実施形態に係る光伝送システムへの入力
信号Saを示す信号波形図。
信号Saを示す信号波形図。
【図5】第1の実施形態における制限部分信号Sbを示
す信号波形図。
す信号波形図。
【図6】第1の実施形態における余剰部分信号Scを示
す信号波形図。
す信号波形図。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る光伝送システム
の構成を示すブロック図。
の構成を示すブロック図。
【図8】第2の実施形態における光伝送路の構成を示す
図。
図。
【図9】第2の実施形態に係る光伝送システムへの入力
信号Saを示す信号波形図。
信号Saを示す信号波形図。
【図10】第2の実施形態における第1の制限部分信号
Sb1を示す信号波形図。
Sb1を示す信号波形図。
【図11】第2の実施形態における第1の余剰部分信号
Sc1を示す信号波形図。
Sc1を示す信号波形図。
【図12】第2の実施形態における第2の制限部分信号
Sb2を示す信号波形図。
Sb2を示す信号波形図。
【図13】第2の実施形態における第2の余剰部分信号
Sc2を示す信号波形図。
Sc2を示す信号波形図。
【図14】本発明の第3の実施形態に係る光伝送システ
ムにおける電気/光変換器の構成を示すブロック図。
ムにおける電気/光変換器の構成を示すブロック図。
【図15】第3の実施形態において使用されるパイロッ
ト信号付き部分信号の周波数スペクトルの一例を示す
図。
ト信号付き部分信号の周波数スペクトルの一例を示す
図。
【図16】第3の実施形態に係る光伝送システムにおけ
る光受信装置の構成を示すブロック図。
る光受信装置の構成を示すブロック図。
【図17】本発明の第4の実施形態に係る光伝送システ
ムにおける光伝送路の構成を示す図。
ムにおける光伝送路の構成を示す図。
【図18】第4の実施形態の変形例に係る光伝送システ
ムにおける光伝送路の構成を示す図。
ムにおける光伝送路の構成を示す図。
【図19】半導体レーザによるクリッピングの原理を説
明するための図。
明するための図。
【図20】従来技術における振幅制限回路の動作を説明
するための図。
するための図。
1 …光送信装置 2 …光受信装置 11 …信号分解器 21,22…電気/光変換器 31 …光伝送路 41,42…光/電気変換器 51 …合波器 101 …光送信装置 102 …光受信装置 111〜11N …信号分解器 121〜12N+1…電気/光変換器 131 …光伝送路 141〜14N+1…光/電気変換器 151 …合波器 231,331 …光合波器 232,332 …光ファイバー 233,333 …光分波器 311 …振幅制限回路 312 …位相反転回路 313 …遅延回路 314 …合波器 321 …パイロット信号発生回路 322 …遅延回路 323 …合波器 324 …半導体レーザ 351〜35N+1…同期搬送波再生回路 361 …位相比較回路 371〜37N+1…遅延回路 381 …合波器 431,432,531〜53N+1…光ファイバー Sa …入力信号 Sb …制限部分信号 Sc …余剰部分信号 Sp1,Sp2…光信号 Se1,Se2…電気信号 Sr …受信信号 Sbj …第jの制限部分信号(1≦j≦N) Scj …第jの余剰部分信号(1≦j≦N) Sp1〜SpN+1…光信号 Se1〜SeN+1…電気信号 Si …部分信号 Spilo …パイロット信号 Spp1〜SppN+1…光信号(パイロット信号を含む) Spe1〜SpeN+1…電気信号(パイロット信号を含む) Spl1〜SplN+1…パイロット信号 Scon1〜SconN+1…制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 14/02 1/00
Claims (13)
- 【請求項1】 入力信号である電気信号を光信号に変換
して送出する光送信装置と、当該送出された光信号を伝
送する光伝送路と、当該送出された光信号を当該光伝送
路を介して受信して電気信号に変換する光受信装置とを
備える光伝送システムであって、 前記光送信装置は、 前記入力信号を前記入力信号の振幅よりも小さい振幅を
有する複数の部分信号に分解し、当該複数の部分信号を
出力する信号分解部と、 前記複数の部分信号を個別に光信号に変換する電気/光
変換部とを備え、 前記光伝送路は、前記電気/光変換部によって得られた
前記光信号を伝送し、 前記光受信装置は、 前記光伝送路を介して前記光信号を受信し、受信された
前記光信号から、前記複数の部分信号にそれぞれ相当す
る複数の電気信号を生成する光/電気変換部と、 前記複数の前記電気信号を互いに加算することにより前
記入力信号を復元する信号合成部とを備えることを特徴
とする、光伝送システム。 - 【請求項2】 前記信号分解部は、 前記入力信号を、前記入力信号のうち所定の振幅を越え
る部分が当該所定の振幅に制限された電気信号である制
限部分信号と、前記入力信号のうち当該所定の振幅を越
える部分に相当する電気信号である余剰部分信号とに分
解する信号分解器を含み、 前記制限部分信号および前記余剰部分信号を前記複数の
部分信号として出力することを特徴とする、請求項1に
記載の光伝送システム。 - 【請求項3】 前記信号分解部は、予め決められた個数
Nの信号分解器である1番目からN番目までの信号分解
器を含み、 前記1番目の信号分解器は、前記入力信号を、前記入力
信号のうち所定の振幅を越える部分が当該所定の振幅に
制限された電気信号である第1の制限部分信号と、前記
入力信号のうち当該所定の振幅を越える部分に相当する
電気信号である第1の余剰部分信号とに分解し、 jを1≦j≦N−1を満たす任意の整数とすると、前記
j+1番目の信号分解器は、前記第jの余剰部分信号
を、前記第jの余剰部分信号のうち所定の振幅を越える
部分が当該所定の振幅に制限された電気信号である第j
+1の制限部分信号と、前記第jの余剰部分信号のうち
当該所定の振幅を越える部分に相当する電気信号である
第j+1の余剰部分信号とに分解し、 前記信号分解部は、前記第1の制限部分信号から前記第
Nの制限部分信号までのN個の制限部分信号と前記第N
の余剰部分信号とを、前記複数の部分信号として出力す
ることを特徴とする、請求項1に記載の光伝送システ
ム。 - 【請求項4】 前記各信号分解器は、 前記各信号分解器に入力される信号である元信号のうち
所定の振幅を越える部分が当該所定の振幅に制限された
電気信号を、前記制限部分信号のいずれかに相当する第
1の部分信号として生成する振幅制限回路と、 前記第1の部分信号の位相を反転させる位相反転回路
と、 前記振幅制限回路で生じる遅延量と前記位相反転回路で
生じる遅延量との和だけ前記元信号を遅延させる遅延回
路と、 前記遅延回路で遅延した前記元信号と前記位相反転回路
で位相の反転した前記第1の部分信号とを加算すること
により、前記余剰部分信号のいずれかに相当する第2の
部分信号を生成する信号加算器と、を含むことを特徴と
する、請求項2または3に記載の光伝送システム。 - 【請求項5】 前記電気/光変換部は、 前記信号分解部から出力される前記複数の部分信号のそ
れぞれに対して、所定の同期信号を位相基準として付加
する同期信号付加回路と、 前記同期信号の付加された前記複数の部分信号を、前記
光伝送路で伝送すべき光信号に個別に変換する光変調器
と、を含み、 前記光/電気変換部は、前記伝送路を介して受信された
前記光信号を、前記同期信号の付加された前記複数の部
分信号にそれぞれ相当する複数の電気信号に変換して複
数の受信部分信号として出力し、 前記光受信装置は、前記光/電気変換部から出力される
前記複数の受信部分信号のそれぞれに含まれる同期信号
に基づき、前記複数の受信部分信号の位相が互いに一致
するように前記複数の受信部分信号の間で位相を調整す
る位相調整部を更に備え、 前記信号合成部は、前記位相調整部によって位相の調整
された前記複数の受信部分信号を互いに加算することに
より、前記入力信号に相当する信号を復元することを特
徴とする、請求項1に記載の光伝送システム。 - 【請求項6】 前記位相調整部は、 前記各受信部分信号に含まれる同期信号を再生する同期
信号再生回路と、 前記再生された同期信号の位相を互いに比較し、当該同
期信号の間での位相関係に基づく制御信号を生成する位
相比較回路と、 前記複数の受信部分信号の位相が互いに一致するように
前記制御信号に基づき前記複数の受信部分信号をそれぞ
れ遅延させる遅延回路と、を有することを特徴とする、
請求項5に記載の光伝送システム。 - 【請求項7】 前記電気/光変換部は、前記信号分解部
から出力される前記複数の部分信号にそれぞれ相当する
複数の光信号を生成し、 前記光伝送路は、前記複数の光信号をそれぞれ伝送する
複数の光ファイバを含むことを特徴とする、請求項1に
記載の光伝送システム。 - 【請求項8】 前記電気/光変換部は、互いに光波長の
異なる複数の光信号であって前記前記信号分解部から出
力される前記複数の部分信号にそれぞれ相当する複数の
光信号を生成し、 前記光伝送路は、 前記光送信装置から前記複数の光信号を受け取り、前記
複数の光信号を多重化することにより波長分割多重信号
を生成する光合波器と、 前記波長分割多重信号を伝送する光ファイバと、 前記光ファイバで伝送された前記波長分割多重信号を受
け取り、前記波長分割多重信号を互いに光波長の異なる
複数の光信号に分離して前記光受信装置に出力する光分
波器と、 を含むことを特徴とする、請求項1に記載の光伝送シス
テム。 - 【請求項9】 前記入力信号は、周波数分割多重された
信号であることを特徴とする、請求項1に記載の光伝送
システム。 - 【請求項10】 前記入力信号は、符号分割多重された
信号であることを特徴とする、請求項1に記載の光伝送
システム。 - 【請求項11】 前記入力信号は、周波数分割多重され
た信号と符号分割多重された信号とが合成されてなる信
号であることを特徴とする、請求項1に記載の光伝送シ
ステム。 - 【請求項12】 入力信号である電気信号を光信号に変
換して光伝送路に送出する光送信装置であって、 前記入力信号を前記入力信号の振幅よりも小さい振幅を
有する複数の部分信号に分解し、当該複数の部分信号を
出力する信号分解部と、 前記複数の部分信号を個別に光信号に変換する電気/光
変換部と、を備えることを特徴とする光送信装置。 - 【請求項13】 光送信装置から光伝送路を介して光受
信装置に光信号を伝送するための光伝送方法であって、 前記入力信号を前記入力信号の振幅よりも小さい振幅を
有する複数の部分信号に分解する信号分解ステップと、 前記複数の部分信号を個別に光信号に変換する電気/光
変換ステップと、 前記光信号を前記光伝送路によって前記光送信装置から
前記光受信装置へと伝送する伝送ステップと、 前記光伝送路によって前記光受信装置へと伝送された前
記光信号から、前記複数の部分信号にそれぞれ相当する
複数の電気信号を生成する光/電気変換ステップと、 前記複数の前記電気信号を互いに加算することにより前
記入力信号を復元する信号合成ステップと、を備えるこ
とを特徴とする光伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000208693A JP2002026819A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 光伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000208693A JP2002026819A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 光伝送システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002026819A true JP2002026819A (ja) | 2002-01-25 |
JP2002026819A5 JP2002026819A5 (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=18705231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000208693A Withdrawn JP2002026819A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 光伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002026819A (ja) |
-
2000
- 2000-07-10 JP JP2000208693A patent/JP2002026819A/ja not_active Withdrawn
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|
A761 | Written withdrawal of application |
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