JP2002025411A - 開閉器の外部操作ハンドル装置 - Google Patents

開閉器の外部操作ハンドル装置

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JP2002025411A
JP2002025411A JP2000206681A JP2000206681A JP2002025411A JP 2002025411 A JP2002025411 A JP 2002025411A JP 2000206681 A JP2000206681 A JP 2000206681A JP 2000206681 A JP2000206681 A JP 2000206681A JP 2002025411 A JP2002025411 A JP 2002025411A
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JP2000206681A
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Toshiyuki Yabe
俊幸 谷辺
Shinsaku Yamasaki
伸作 山先
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉器に接点溶着等の異常事態が生じた場合
に、操作ハンドルをOFF位置に施錠できないないよう
にし、安全性を高めた開閉器の外部操作ハンドル装置を
得る。 【解決手段】 配電盤及び制御盤等に組込まれ起倒形ハ
ンドル2によりトグルリンク機構を介して主接点を開閉
する開閉器1と、起倒形ハンドル2の移動に連動するハ
ンドル連動部35と、このハンドル連動部35を介して
配電盤及び制御盤等の外部から開閉器1の主接点を開閉
する操作ハンドル32と、操作ハンドル32をオフ位置
でロックするロック部材36とを備え、主接点が溶着し
た時に、ロック部材36は当該主接点の溶着状態により
操作ハンドル32のオフ位置でロックできないように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配電盤,制御盤
等に組込まれた開閉器を、盤の外部から手動でON,O
FF操作するための外部操作ハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】配電盤,制御盤等に組込まれた開閉器
を、盤の外部から手動でON,OFF操作するために、
開閉器に外部操作ハンドル装置を組合せ、この外部操作
ハンドル装置の操作ハンドルを盤の操作パネル前面に突
き出して、盤の外部から操作するようにしたものは周知
である。また、かかる開閉器の外部操作ハンドル装置に
ついて、保守員が電気装置の点検作業を行っている際
に、誤って他人が操作ハンドルをOFF位置からON位
置に切換えると、OFF状態にあった開閉器がONに切
換わって、電気回路が活線状態になるために、保守員が
電気災害等を起こす恐れが有る。このため、外部操作ハ
ンドル装置に操作ハンドルをOFF位置に拘束してON
位置に切換えできないようにするロック手段を設け、外
部操作ハンドル装置に南京錠を掛けて施錠する構成のも
のが既に提案されている。
【0003】図11は、例えば特開平7−326274
号公報に示された従来の開閉器の外部操作ハンドル装置
の斜視図である。図12は外部操作ハンドル装置のハン
ドル受け部を示す平面図、図13は外部操作ハンドル装
置のハンドル受け部を示す側断面図である。図14は、
図11の開閉器の外部操作ハンドル装置に南京錠を施錠
した状態を示す斜視図である。
【0004】図11〜13において、1は開閉器、2は
開閉器1の開閉を行う起倒形ハンドルである。10は外
部操作ハンドル装置であり、基台17により開閉器1に
装着されるとともに、配電盤等の操作パネル(図示せ
ず)面から操作できる操作ハンドル15により、盤の外
部から起倒形ハンドル2を開閉操作することができるよ
うに構成されている。また、外部操作ハンドル装置10
は、図11に示すように、開閉器1の起倒形ハンドル2
に係合するハンドル受け11と、このハンドル受け11
の一端を回動自在に支持する軸12と、ハンドル受け1
1の他端に形成された突起部11cに係合して回動する
連結板13と、この連結板13にねじ14により固着さ
れ連結板13と共に矢印A方向に回動する操作ハンドル
15と、この操作ハンドル15を回動自在に支持するハ
ンドルベース16と、このハンドルベース16および軸
12等が固着され取付足17aが開閉器1に装着される
基台17とで構成されている。ハンドル受け11は、図
11および図12に示すような形状に形成され、その係
合部11a,11bが、回路遮断1の起倒形ハンドル2
の係合面2a,2bに係合するように形成されている。
【0005】このような従来の開閉器の外部操作ハンド
ル装置においては、操作ハンドル15を矢印A方向に回
動させると、連結板13を介してハンドル受け11が軸
12を中心に矢印B方向(図12に示す)に回動する。
但し、ハンドル受け11の動作は、図13に示すよう
に、ハンドル受け11の中抜き孔部11dに設けられた
係合部11a,11bが起倒形ハンドル2の係合面2
a,2bを摺動しながら矢印C方向に押圧する。この押
圧により起倒形ハンドル2がON位置またはOFF位置
に回動して開閉器1が開閉される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の開
閉器の外部操作ハンドル装置では、操作ハンドル15を
ON位置に回動し、開閉器1が通電状態で負荷回路に過
電流が流れた場合に、開閉器1が万一故障してトリップ
動作しないと、主接点(図示せず)が過電流の通電に伴
う発熱で溶着し、通電状態のままになるという異常事態
が発生する。しかも、主接点が溶着した異常事態でも、
開閉器1の起倒形ハンドル2を操作ハンドル15により
配電盤等の外部から力を加え、開閉器1の開閉機構部の
引き外しばね(図示せず)を通常以上に伸長させ、OF
F位置に動かすことが可能である。
【0007】なお、開閉器1の主接点が万一溶着した異
常事態の下では、起倒形ハンドル2が常にON方向へ付
勢されるように開閉器1のトグルリンク機構(図示せ
ず)を構成すれば、外部操作ハンドル装置10の操作ハ
ンドル15をONからOFF位置に回しても、この位置
で操作ハンドル15から手を離すと、途端に操作ハンド
ル15は開閉器1の起倒形ハンドル2の復帰力によりO
N位置に戻ってしまう。
【0008】すなわち、開閉器1の主接点が溶着した異
常事態でも、従来の外部操作ハンドル装置10において
は、図14に示すように、操作ハンドル15をON位置
からOFF位置に回動し、操作ハンドル15に矢印D方
向に出し入れ可能に装着されたロックプレート18を引
出して、ハンドルベース16に形成された係止部16a
に係止させて拘束し、ロックプレート18に南京錠19
を掛けることができた。このため、開閉器1の主接点が
閉じているにもかかわらず、開閉器1がOFFになって
いると誤認する恐れがあった。
【0009】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたもので、開閉器の主接点が溶着する等
の異常事態が生じた場合には、操作ハンドルをOFF位
置に施錠できなくし、安全性を高めた開閉器の外部操作
ハンドル装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る開閉器の
外部操作ハンドル装置においては、配電盤及び制御盤等
に組込まれ起倒形ハンドルによりトグルリンク機構を介
して主接点を開閉する開閉器と、起倒形ハンドルの移動
に連動するハンドル連動部と、このハンドル連動部を介
して配電盤及び制御盤等の外部から開閉器の主接点を開
閉する操作ハンドルと、操作ハンドルをオフ位置でロッ
クするロック部材とを備え、主接点が溶着した時に、ロ
ック部材は当該主接点の溶着状態により操作ハンドルの
オフ位置でロックできないように構成されたものであ
る。
【0011】また、操作ハンドルとハンドル連動部は、
操作ハンドルのオフ位置において、主接点が溶着してい
ない時には、起倒形ハンドルを介してトグルリンク機構
の引き外しばねからハンドル連動部に第1の方向の力が
作用し、操作ハンドルとハンドル連動部が第1のポジシ
ョン、かつ、主接点が溶着した時には、起倒形ハンドル
を介してトグルリンク機構の引き外しばねからハンドル
連動部に第1の方向と反対の第2の方向の力が作用し、
操作ハンドルとハンドル連動部が第2のポジション、と
なる遊びを有するように構成されたものである。
【0012】また、ロック部材は、操作ハンドルのオフ
位置に対応した位置に設けられた係止部と、操作ハンド
ルとハンドル連動部が第1のポジションの時のみ、操作
ハンドルのオフ位置で操作ハンドルから引出されて係止
部により係止されるロックプレートとを有するものであ
る。
【0013】さらにまた、ハンドル連動部は、起倒形ハ
ンドルに係合しこの起倒形ハンドルに沿って移動するハ
ンドル受けと、このハンドル受けに連動して回動する連
結軸とにより形成され、操作ハンドルは連結軸に同心か
つこの連結軸を覆うように形成されたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1を示す開閉器の外部操作ハンドル装置の
斜視図である。図2は、図1の外部操作ハンドル装置の
要部を示す側面図である。図3は、外部操作ハンドル装
置を示す分解斜視図である。図4は、外部操作ハンドル
装置の操作ハンドルを示す斜視図である。図5は、外部
操作ハンドル装置の操作ハンドルを示す平面図である。
図6〜図9は、図2の線X−Xに沿う断面図であり、図
6は操作ハンドルをON位置に移動した状態、図7は操
作ハンドルをON位置からOFF位置へ移動する途中の
状態、図8は操作ハンドルをOFF位置へ移動した状
態、図9は開閉器の接点が溶着した状態で操作ハンドル
をOFF位置へ移動した状態を示す。図10は開閉器の
通常のOFF状態で外部操作ハンドル装置に南京錠を施
錠した状態を示す斜視図である。図における基台17、
ロック部材すなわちロックプレート18、および図示し
ないが開閉器1、起倒形ハンドル2、ハンドル受け1
1、軸12、連結板13およびねじ14は上記従来装置
と同様なものであり、その説明を省略する。
【0015】30は外部操作ハンドル装置であり、基台
17に装着されている。31は連結軸であり、図1〜図
3に示すように、一端部が起倒形ハンドル2(図13と
同様なもの)に係合するハンドル受け11(図12と同
様なもの)に係合して回動する連結板13(図11と同
様なもの)に固着され、他端部に第1の凹部31aと、
この第1の凹部31aと反対側に第2の凹部31bと、
後述する操作ハンドル32に嵌合する側壁31cと、連
結板13に固着される軸31dが形成されている。な
お、ハンドル受け11と、連結板13と、連結軸31等
でハンドル連動部35が構成されている。
【0016】32は配電盤等の外部から手動で開閉器1
をON,OFF操作する回転式の操作ハンドルであり、
図4,図5に示すように、矢印E方向(図1に示す)へ
回動する摘み部32aと、連結軸31の第2の凹部31
bと係合する突起部32bと、ロックプレート18が矢
印G方向(図5に示す)へ出入り可能な溝部32cが形
成されている。なお、操作ハンドル32と連結軸31は
同心に形成され、かつ、操作ハンドル32は連結軸31
を覆っている。
【0017】33はハンドルベースであり、図3に示す
ように、連結軸31の外周部を回動自在に保持するベー
ス穴33aと、ロックプレート18が引出され南京錠1
9(図10に示す)で施錠したときに、ロックプレート
18が円周方向へ回動しないように後述するロックプレ
ート18の第2の突起18bを係止させる係止部33b
が形成されている。なお、ロックプレート18と係止部
33bとによりロック部材36が形成されている。
【0018】また、ロックプレート18には、図4に示
すように、第1の突起18aと、第2の突起18bと、
南京錠19を掛けるロック孔18cが形成され、連結軸
31の第1の凹部31aと操作ハンドル32の溝部32
cの位置が直線上に一致しない時には、第1の突起18
aは連結軸31の側壁31cに阻まれてロックプレート
18を引出せないように形成され、かつ、連結軸31の
第1の凹部31aと操作ハンドル32の溝部32cの位
置が直線上に一致したときのみ、ロックプレート18を
引出し可能に構成されている。なお、ロックプレート1
8は、図示しないバネによって操作ハンドル32の中心
方向へ引張られて装着されている。
【0019】かかる構成において、図6に示すように、
操作ハンドル32はバネ手段(図示せず)によりON操
作方向に(図6中に矢印Fで示す時計回り方向)付勢さ
れている。このため、突起部32bは常時第2の凹部3
1bの右端部31eに当る位置(この位置を、第1のポ
ジションと言う)にある。また、第2の凹部31bの幅
は突起部32bよりも広く、操作ハンドル32をON位
置からOFF位置へ回動させた時に、突起部32bが図
6に示す第2の凹部31bの右端部31eから左端部3
1fに当る位置(この位置を、第2のポジションと言
う。)まで所定の遊びMを有して回動可能に形成されて
いる。所定の遊びMの値は、例えば主軸31の第1の凹
部31aの幅Nよりも広いことが望ましい。
【0020】このように構成された開閉器の外部ハンド
ル装置において、開閉器1の動作状態と外部ハンドル装
置との関係について説明する。先ず、開閉器1がON状
態においては、図6に示すように、連結軸31は開閉器
1の起倒形ハンドル2のON位置に相当する位置に静止
しており、一方、操作ハンドル32は図示しないバネ手
段により矢印F方向に付勢され、図6に示す位置に係止
されている。この時、連結軸31の第1の凹部31a
と、操作ハンドル32の溝部32cは直線上に一致して
おり、ロックプレート18を矢印G方向へ引出すことが
できるように構成されている。
【0021】次に、図6に示すON状態から操作ハンド
ル32を反時計方向へ回して開閉器1をONからOFF
に切換える状態について説明する。図7に示すように、
操作ハンドル32をON位置から反時計方向へ、操作ハ
ンドル32の突起部32bが連結軸31の第2の凹部3
1bの右端部31eから左端部31fに当たる位置まで
回すと、この位置から初めて連結軸31を反時計方向へ
回すことができ、連結軸31に連動している図示しない
連結板13およびハンドル受け11を介して開閉器1の
操作ハンドル2を回動させ、開閉器1のOFF操作が可
能になる。
【0022】図7に示す位置では、連結軸31の第1の
凹部31aと操作ハンドル32の溝部32cは直線上に
一致しなくなるので、ロックプレート18を矢印G方向
へ引出そうとしても、ロックプレート18の第1の突起
18aが連結軸31の側壁31cに当って引出しを阻止
されるので、ロックプレート18を引出すことができな
くなっており、OFF操作が完了するまでこの状態が継
続する。
【0023】さらに、操作ハンドル32を反時計方向に
回すと、開閉器1の開閉機構部(図示せず)のトグルリ
ンク機構(周知の引き外しばねとリンクからなる。)に
おいて、引き外しばねの作用線がトグルリンクのデッド
ポイントを越え、開閉機構部はOFFに切換わる。
【0024】このとき、引き外しばねの収縮力により開
閉器1の起倒形ハンドル2にOFF方向への回動力が作
用し、この起倒形ハンドル2に連動する連動軸31に矢
印Hで示す反時計回り方向(この方向を、第1の方向と
言う。)の力が作用し、連結軸31は急速に図8に示す
位置まで回動する。この状態では起倒形ハンドル2(図
示せず)がOFF位置に静止し、OFF操作を終えて操
作ハンドル32をフリーにすると、操作ハンドル32は
バネ手段(図示せず)による矢印Fで示す時計回り方向
の付勢力によって、その突起部32bが連結軸31の第
2の凹部31bの右端部31eに当接した位置に停止す
る。
【0025】この時、連結軸31の第1の凹部31a
と、操作ハンドル32の溝部32cは直線上に一致する
ので、図8に一点鎖線で示すように、ロックプレート1
8を矢印G方向へ引出すことができ、図10に示すよう
に、ロック孔18cに南京錠19を掛け施錠するととも
に、ロックプレート18の第2の突起18bが係止部3
3bに係止されるので、操作ハンドル32がOFF位置
に拘束される。
【0026】次に、閉路状態で大電流が流れて、開閉器
1が万一故障してトリップ動作せず、主接点(図示せ
ず)が過電流の通電に伴う発熱で溶着し開離しない場合
について説明する。主接点が溶着した時には、操作ハン
ドル32を矢印J方向(図9に示す)に回動させても、
開閉器1の開閉機構部のトグルリンク機構において、引
き外しばねの作用線がトグルリンク機構のデッドポイン
トを越えることがなく、開閉器1の起倒形ハンドル2に
はON方向へ復帰しようとする力が作用している。この
ため、連結軸31は常に矢印Kで示す時計回り方向(こ
の方向を、第2の方向と言う。)へ回転しようとしてい
る。
【0027】従って、操作ハンドル32を強制的にOF
F位置へ反時計方向に回しても、図9に示すように、連
結軸31が矢印Kで示す時計回り方向へ回動しようとし
ているために、連結軸31の第1の凹部31aと、操作
ハンドル32の溝部32cは直線上に一致しないので、
ロックプレート18の第1の突起18aが連結軸31の
側壁31cに当って矢印G方向への引出しを阻止され、
ロックプレート18を引出すことができなくなり、OF
F位置において南京錠19(図示せず)を施錠すること
ができなくなる。
【0028】この実施の形態1の開閉器の外部操作ハン
ドル装置によれば、配電盤及び制御盤等に組込まれ起倒
形ハンドル2によりトグルリンク機構を介して主接点を
開閉する開閉器1と、起倒形ハンドル2の移動に連動す
るハンドル連動部35と、このハンドル連動部35を介
して配電盤及び制御盤等の外部から開閉器1の主接点を
開閉する操作ハンドル32と、操作ハンドル32をオフ
位置でロックするロック部材とを備え、主接点が溶着し
た時に、ロック部材は当該主接点の溶着状態により操作
ハンドル32のオフ位置でロックできないように構成し
たので、異常電流により開閉器1の主接点が閉路状態で
溶着して開離し得ない状態が発生した場合には、操作ハ
ンドル32をON位置からOFF位置に回動し、ロック
プレート18を引出そうとしても、ロックプレート18
の第1の突起18aが連結軸31の側壁31cに当って
引出しを阻止されるので、ロックプレート18をロック
位置に引出すことができなくなる。従って、開閉器1の
主接点が溶着するといった異常事態においては、誤って
ロックプレート18を引出すことを防止できると共に、
操作ハンドル32をOFF位置に施錠できなくなるの
で、保守員が開閉器1がOFFになっているものと誤認
することがなくなる。
【0029】なお、開閉器1の可動接触子(図示せず)
の位置から直接溶着したことを知り得る構成のものがあ
るが、開閉器1の本体に可動接触子の位置情報を機械的
または電気的に伝達する手段を別途設ける必要が有る。
また、起倒形ハンドル2のOFF操作時に、トグルリン
ク機構の引き外しばねの伸長に伴う操作力の増大を検出
し、このときOFFロック不能とする構成のものがある
が、その構成が複雑になる。
【0030】また、操作ハンドル32とハンドル連動部
35は、操作ハンドル32のオフ位置において、主接点
が溶着していない時には、起倒形ハンドル2を介してト
グルリンク機構の引き外しばねからハンドル連動部35
に第1の方向の力が作用し、操作ハンドル32とハンド
ル連動部35が第1のポジション(図8に示す位置)、
かつ、主接点が溶着した時には、起倒形ハンドル2を介
してトグルリンク機構の引き外しばねから上記ハンドル
連動部35に第1の方向と反対の第2の方向の力が作用
し、操作ハンドル32とハンドル連動部35が第2のポ
ジション(図9に示す位置)、となる遊びMを有するよ
うに構成したので、トグルリンク機構を介して起倒形ハ
ンドル2により溶着状態を知ることができるので、外部
操作ハンドル装置を小型にできる。
【0031】また、ロック部材36は、操作ハンドル3
2のオフ位置に対応した位置に設けられた係止部33b
と、操作ハンドル32とハンドル連動部35が第1のポ
ジションの時のみ、操作ハンドル32のオフ位置で操作
ハンドル32から引出されて係止部33bにより係止す
るロックプレート18とを有する構成としたので、主接
点が溶着かつOFF操作時に、ロックプレート18を操
作ハンドル32から引出せないので、例えば、ロック穴
を設けてこのロック穴を塞ぐ構成のものに比較して操作
者の誤認識に基づく誤操作(破壊操作等)の可能性が低
くなり、信頼性が向上する。
【0032】また、ハンドル連動部35は、起倒形ハン
ドル2に係合しこの起倒形ハンドル2に沿って移動する
ハンドル受け11と、このハンドル受け11に連動して
回動する連結軸31とにより形成され、操作ハンドル3
2は連結軸31に同心かつこの連結軸31を覆うように
形成したので、外部操作ハンドル装置を小型にできると
ともに、外部から連結軸31を操作できなくなり誤操作
を防止できる。
【0033】実施の形態2.上述の実施の形態1では、
操作ハンドル32に突起部32bを設け、この突起部3
2bに係合する突起部32bより幅広で突起部32bが
所定の遊びを有して係合する第2の凹部31bを連結軸
31に設けるように構成したが、図示しないが、連結軸
31に突起部を設け、この突起部に係合する突起部より
幅広で突起部が所定の遊びを有して係合する凹部を操作
ハンドルに設けるように構成してもよく、このような構
成によっても同様の動作を行わせることができる。
【0034】なお、上述の実施の形態1および実施の形
態2では、開閉器1に外部操作ハンドル装置30を装着
する構成について説明したが、配電盤等の操作パネルに
直接装着するタイプの外部操作ハンドル装置であっても
同様の効果を奏する。
【0035】また、ロックプレート18を用いて南京錠
19で施錠する構成について述べたが、主軸と操作ハン
ドルの位置関係に第1および第2の2つの状態があり、
第1の状態でロック可能、第2の状態でロック不可能と
し、かつ、開閉器の主接点が溶着状態にあっては第1の
状態になり得ないように構成すれば、他のロック方式を
採用しても同様の効果を奏する。
【0036】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0037】この発明の開閉器によれば、配電盤及び制
御盤等に組込まれ起倒形ハンドルによりトグルリンク機
構を介して主接点を開閉する開閉器と、起倒形ハンドル
の移動に連動するハンドル連動部と、このハンドル連動
部を介して上記配電盤及び制御盤等の外部から上記開閉
器の主接点を開閉する操作ハンドルと、上記操作ハンド
ルをオフ位置でロックするロック部材とを備え、主接点
が溶着した時に、ロック部材は当該主接点の溶着状態に
より操作ハンドルのオフ位置でロックできないように構
成したので、ロックプレートをロック位置に引出し南京
錠を施錠できなく、保守員が開閉器がOFFになってい
るものと誤認することもなくなり、安全性を高めること
ができる。
【0038】また、操作ハンドルとハンドル連動部は、
操作ハンドルのオフ位置において、主接点が溶着してい
ない時には、起倒形ハンドルを介してトグルリンク機構
の引き外しばねからハンドル連動部に第1の方向の力が
作用し、操作ハンドルとハンドル連動部が第1のポジシ
ョン、かつ、主接点が溶着した時には、起倒形ハンドル
を介してトグルリンク機構の引き外しばねから上記ハン
ドル連動部に第1の方向と反対の第2の方向の力が作用
し、操作ハンドルとハンドル連動部が第2のポジショ
ン、となる遊びを有するように構成したので、トグルリ
ンク機構を介して起倒形ハンドルにより溶着状態を知る
ことができ、外部操作ハンドル装置を小型にできる。
【0039】また、ロック部材は、操作ハンドルのオフ
位置に対応した位置に設けられた係止部と、操作ハンド
ルとハンドル連動部が第1のポジションの時のみ、操作
ハンドルのオフ位置で操作ハンドルから引出されて係止
部により係止されるロックプレートとを有するように構
成したので、主接点が溶着かつOFF操作時に、ロック
プレートを操作ハンドルから引出せないので、誤操作
(破壊操作等)の可能性が低くなり、信頼性が向上す
る。
【0040】さらにまた、ハンドル連動部は、起倒形ハ
ンドルに係合しこの起倒形ハンドルに沿って移動するハ
ンドル受けと、このハンドル受けに連動して回動する連
結軸とにより形成され、操作ハンドルは連結軸に同心か
つこの連結軸を覆うように形成したので、外部操作ハン
ドル装置を小型にできるとともに、外部から連結軸を操
作できなくなり誤操作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である開閉器の外部
操作ハンドル装置を示す外観斜視図である。
【図2】 図1の外部操作ハンドル装置の要部を示す側
面図である。
【図3】 図1の外部操作ハンドル装置を示す分解斜視
図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の操作ハンドルを示
す斜視図である。
【図5】 図4の操作ハンドルの平面図である。
【図6】 図2の線X−Xに沿う断面図であり、操作ハ
ンドルをON位置に移動した状態を示す。
【図7】 図2の線X−Xに沿う断面図であり、操作ハ
ンドルをON位置からOFF位置に移動する途中の状態
を示す。
【図8】 図2の線X−Xに沿う断面図であり、操作ハ
ンドルをOFF位置に移動した状態を示す。
【図9】 図2の線X−Xに沿う断面図であり、開閉器
の接点が溶着した状態で操作ハンドルをOFF位置へ移
動した状態を示す。
【図10】 この発明の開閉器が通常のOFF状態で外
部操作ハンドル装置に南京錠を施錠した状態を示す。
【図11】 従来の開閉器の外部操作ハンドル装置を示
す斜視図である。
【図12】 従来の外部操作ハンドル装置のハンドル受
け部を示す平面図である。
【図13】 従来の外部操作ハンドル装置のハンドル受
け部を示す側断面図である。
【図14】 図11の開閉器の外部操作ハンドル装置に
南京錠を施錠した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 開閉器、2 起倒形ハンドル、11 ハンドル受
け、18 ロックプレート、30 外部操作ハンドル装
置、31 連結軸、32 操作ハンドル、33b 係止
部、35 ハンドル連動部、36 ロック部材、M 遊
び。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電盤及び制御盤等に組込まれ起倒形ハ
    ンドルによりトグルリンク機構を介して主接点を開閉す
    る開閉器と、上記起倒形ハンドルの移動に連動するハン
    ドル連動部と、このハンドル連動部を介して上記配電盤
    及び制御盤等の外部から上記開閉器の主接点を開閉する
    操作ハンドルと、上記操作ハンドルをオフ位置でロック
    するロック部材とを備え、 上記主接点が溶着した時に、上記ロック部材は当該主接
    点の溶着状態により上記操作ハンドルのオフ位置でロッ
    クできないように構成されたことを特徴とする開閉器の
    外部操作ハンドル装置。
  2. 【請求項2】 操作ハンドルとハンドル連動部は、 上記操作ハンドルのオフ位置において、 主接点が溶着していない時には、起倒形ハンドルを介し
    てトグルリンク機構の引き外しばねからハンドル連動部
    に第1の方向の力が作用し、上記操作ハンドルと上記ハ
    ンドル連動部が第1のポジション、かつ、 上記主接点が溶着した時には、上記起倒形ハンドルを介
    して上記トグルリンク機構の引き外しばねから上記ハン
    ドル連動部に第1の方向と反対の第2の方向の力が作用
    し、上記操作ハンドルと上記ハンドル連動部が第2のポ
    ジション、となる遊びを有するように設けられたことを
    特徴とする請求項1記載の開閉器の外部操作ハンドル装
    置。
  3. 【請求項3】 ロック部材は、操作ハンドルのオフ位置
    に対応した位置に設けられた係止部と、上記操作ハンド
    ルとハンドル連動部が第1のポジションの時のみ、上記
    操作ハンドルのオフ位置で上記操作ハンドルから引出さ
    れて上記係止部により係止されるロックプレートとを有
    することを特徴とする請求項2記載の開閉器の外部操作
    ハンドル装置。
  4. 【請求項4】 ハンドル連動部は、起倒形ハンドルに係
    合しこの起倒形ハンドルに沿って移動するハンドル受け
    と、このハンドル受けに連動して回動する連結軸とによ
    り形成され、操作ハンドルは上記連結軸に同心かつこの
    連結軸を覆うように形成されたことを特徴とする請求項
    2又は請求項3記載の開閉器の外部操作ハンドル装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7399934B2 (en) 2006-09-21 2008-07-15 Fuji Electric Pa Components & Systems Co., Ltd External operation handle device
JP2008251360A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Mitsubishi Electric Corp 開閉器の外部操作ハンドル装置
CN100466138C (zh) * 2003-07-03 2009-03-04 富士电机机器制御株式会社 电路断路器的外部操作手柄装置
KR100995186B1 (ko) 2006-05-29 2010-11-17 후지 덴키 기기세이교 가부시끼가이샤 회로 차단기의 외부 조작 핸들 장치

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