JP2002025330A - 照明装置およびマスト装置 - Google Patents

照明装置およびマスト装置

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JP2002025330A
JP2002025330A JP2000211122A JP2000211122A JP2002025330A JP 2002025330 A JP2002025330 A JP 2002025330A JP 2000211122 A JP2000211122 A JP 2000211122A JP 2000211122 A JP2000211122 A JP 2000211122A JP 2002025330 A JP2002025330 A JP 2002025330A
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cylinder tube
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JP2000211122A
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Masao Higashimoto
正夫 東本
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SAN MAX KK
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】投光機の照射方向を任意の方向に容易に向ける
ようにすること。 【解決手段】台車11と、台車11に備えられた電源装
置12と、外周面が円形のシリンダチューブ31および
シリンダチューブに支持されて伸縮駆動する1つまたは
複数のロッド32〜34を備えるシリンダ装置13と、
シリンダ装置のロッドの先端部に取り付けられた投光機
17と、台車に取り付けられシリンダ装置を略鉛直姿勢
で且つ回動可能に支持する支持装置14とを有する。支
持装置14は、支柱部材41、支柱部材の底部に設けら
れシリンダ装置13の下端部に当接してシリンダ装置を
回動可能に支持する下受け部材、および支柱部材の上端
部に設けられてシリンダチューブ31の上部の外周面を
回動可能に支持する上受け部材を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明装置、および
照明装置などに用いられるマスト装置に関し、特に、投
光機を回転させて照射方向を任意の方向に向けることの
可能な照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工事現場や災害復旧現場など
で、キャスター付きの台車に発電機と投光機を搭載した
照明装置が用いられている。
【0003】このような照明装置では、伸縮駆動するマ
スト装置が台車に鉛直状に取り付けられ、その先端部に
投光機が取り付けられる。マスト装置が伸長することに
よって、投光機が高い位置に挙げられ、高い位置から現
場を照明することが可能である。
【0004】従来のマスト装置は、外形の異なる複数の
角パイプを入れ子式に挿入した構造とし、手動または電
動ウインチによってワイヤを駆動して内側の角パイプを
伸長させる方式が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の照明装
置では、マスト装置の最も外側の角パイプは台車に固定
されており、台車とマスト装置および投光機との旋回方
向の相対的な位置関係は一定である。
【0006】そのため、投光機の照射方向を変えるため
には、台車を動かして照明装置の全体を回転させる必要
があった。照明装置にはキャスターが付いているもの
の、重量物である照明装置の全体を移動させるのは簡単
ではない。地面の状態によっては、投光機の照射方向が
希望する方向となるように台車を設置できないことがあ
り、そのような場合には充分な照明効果を得ることはで
きない。
【0007】しかも、通常、地面に台車を安定的に設置
するためのアウトリガーが用いられるので、台車を移動
する際にはそのアウトリガーを一旦外す必要があり、そ
のための作業にも時間がかかることとなる。
【0008】また、台車は移動させることなくそのまま
の状態とし、マスト装置を一旦収縮させ、投光機の向き
を変えた後で再度マスト装置を伸長させる方法もある。
しかし、この方法においても、マスト装置の収縮作業と
伸長作業とを行う必要があり、それらの作業に時間と労
力とを要する。
【0009】照明装置を必要とする現場、例えば川の中
で作業を行う場合には、照明を必要とする対象の位置が
時間とともに変化することがある。そのような場合に、
照明対象の移動に追従して投光機の照射方向を素早く変
える必要があるが、上に述べた従来の照明装置では、照
明対象に追従して照射方向を変えることは極めて困難で
ある。
【0010】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、投光機の照射方向を任意の方向に容易に向けるこ
とのできる照明装置、およびそれに好適に用いることの
できるマスト装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る装置は、台
車と、前記台車に備えられた電源装置と、外周面が円形
のシリンダチューブおよび前記シリンダチューブに支持
されて伸縮駆動する1つまたは複数のロッドを備えるシ
リンダ装置と、前記シリンダ装置のロッドの先端部に取
り付けられた投光機と、前記台車に取り付けられ、前記
シリンダ装置を略鉛直姿勢で且つ回動可能に支持する支
持装置と、を有してなる。
【0012】好ましい実施形態では、前記支持装置は、
略鉛直方向に延びる姿勢で前記台車に固定された支柱部
材と、前記支柱部材の底部に設けられ前記シリンダ装置
の下端部に当接してシリンダ装置を回動可能に支持する
下受け部材と、前記支柱部材の上端部に設けられて前記
シリンダチューブの上部の外周面を回動可能に支持する
上受け部材と、前記シリンダチューブを回動不能に保持
するためのロック部材と、を有し、前記シリンダチュー
ブには、当該シリンダチューブの回動操作を行うための
操作部材が設けられてる。
【0013】また、前記シリンダ装置は、外周面が円形
のシリンダチューブと、前記シリンダチューブに支持さ
れて伸縮駆動し、前記シリンダチューブに対して回動不
能に係合した1つまたは複数のロッドと、前記シリンダ
チューブに設けられ当該シリンダチューブの回動操作を
行うための操作部材と、を有する。
【0014】前記下受け部材には、前記シリンダ装置の
下端部に設けられた円周凹溝に挿入する抜け止め部材が
設けられる。シリンダ装置として、水圧、油圧、空気圧
などで作動する流体圧シリンダ、電動で作動する電動シ
リンダ、それらの補強のための入れ子式のシリンダをさ
らに用いたシリンダ装置、ワイヤなどで引っ張って伸縮
するシリンダ装置、その他、種々の構造および原理のシ
リンダ装置を用いることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る照明装置1の
全体の外観を示す斜視図、図2はマスト装置を拡大して
示す正面断面図、図3はマスト装置の平面断面図、図4
は照明装置1の水圧回路を示す図である。
【0016】図1において、照明装置1は、台車11、
発電機12、シリンダ装置13、支持装置14、制御ユ
ニット15、水タンク16、投光機17、および安定器
18などから構成される。
【0017】台車11は、シャーシ21、4つのタイヤ
22a〜d、ハンドル23、アウトリガー24、ブレー
キペダル25、およびブレーキシュー26などからな
る。シャーシ21は鋼板および型鋼などを用いて製作さ
れる。4つのタイヤ22a〜dのうち、2つのタイヤ2
2a,bは、ハンドル23によって操舵が可能である。
操作者が足でブレーキペダル25を踏むことによって、
ブレーキシュー26がタイヤ22c,dの外周面を押圧
して回転不能とし、ブレーキがかかる。アウトリガー2
4は、ハンドルによりネジ脚24aを回すことによって
高さ位置を調整し、使用状態としまたは不使用状態とす
ることができる。
【0018】発電機12は、ガソリンまたは軽油などを
用いたエンジンによって、交流100ボルトの電力を発
電する公知のものであり、台車11に取り付けられてい
る。なお、200ボルト、400ボルトなど、種々の他
の電圧を出力するものであってもよい。直流電力を出力
するものであってもよい。
【0019】シリンダ装置13は、アルミニウム合金な
どを用いて製作された、テレスコープ式の単動の水圧シ
リンダである。このような水圧シリンダの基本的な動作
原理および構造は公知である。
【0020】本実施形態においては、シリンダチューブ
31として、円筒状のシリンダチューブが用いられる。
図3に示すように、シリンダチューブ31の中に、径の
異なる円筒状の複数のロッド(チューブ)32,33,
34が入れ子式に挿入されている。
【0021】各ロッド32,33,34は、シリンダチ
ューブ31に対して回動不能に係合する。このような係
合のために種々の構造を採用することができる。本実施
形態においては、図3に示すように、シリンダチューブ
31および各段のロッド32,33,34の間におい
て、それぞれ互いに回転不能とするためのキー31a,
32a,33aが設けられている。
【0022】なお、例えば、各ロッド32〜34の外形
を4角形とし、シリンダチューブ31の内周面と第1段
のロッド32の外周面、第1段のロッド32の内周面と
第2段のロッド33の外周面というように、隣接するロ
ッド同士を回転不能に係合させてもよい。その場合に、
外形を4角形ではなく、6角形、8角形、楕円形などと
してもよい。
【0023】シリンダチューブ31の下端面には、シリ
ンダカバー36が設けられている。図2に示されるよう
に、シリンダカバー36は、シリンダチューブ31から
下方に突出する部分が、シリンダチューブ31の外径よ
りも小さくなっており、その表面に、円周凹溝37が形
成されている。
【0024】シリンダカバー36には、シリンダチュー
ブ31の内部のシリンダ室に連通する流路が設けられ、
その端部である端面にポートPTが設けられている。ポ
ートPTには、クイックカプラ38が取り付けられてい
る。
【0025】クイックカプラ38は、流路の接続と切り
離しとをワンタッチで容易に行うことができる。クイッ
クカプラ38が接続されているときは、ホース39とポ
ートPTとが接続され、クイックカプラ38が切り離さ
れているときは、ホース39とポートPTとの接続が切
り離され、それぞれの流路の端部は閉塞される。
【0026】また、クイックカプラ38は、スイベルジ
ョイントとしても作用する。つまり、シリンダチューブ
31が回転することによってシリンダカバー36が回転
しても、ホース39は回転することなくそのままであ
る。したがって、ホース39から、クイックカプラ38
を介して、シリンダ装置13のシリンダ室に流体(水)
を供給しまたは排出することができるとともに、その状
態でシリンダ装置13を自由に回転させることが可能で
ある。実際には、投光機17のコードがあるので、それ
によって回転範囲は限定されるが、360度程度の回転
は可能である。
【0027】なお、クイックカプラ38を切り離すこと
によって、シリンダ装置13を上方へ引き抜いて支持装
置14から取り出すことができる。また、シリンダ装置
13を支持装置14に装着した後、クイックカプラ38
を接続することによって簡単に迅速に使用することがで
きる。したがって、シリンダ装置13の点検または交換
などが容易である。
【0028】シリンダチューブ31の上部の外周面に
は、当該シリンダチューブ31の回動操作を行うための
操作部材35が設けられている。操作部材35は、例え
ば、サンドペーパのように表面がざらざらして滑りにく
いシート状の滑り止め材である。そのような滑り止め材
が、シリンダチューブ31の外周面に巻いて接着剤など
で貼り付けられる。操作者は、操作部材35の部分を手
で握って回転させることにより、手が滑ることなく、シ
リンダチューブ31を容易に回転させることができる。
シリンダチューブ31を回転させると、それにともなっ
てロッド32〜34が回転する。
【0029】このように、操作部材35としてシート状
の滑り止め材を用いることにより、シリンダチューブ3
1から突出する部分がないので、シリンダ装置13の伸
縮時に電線が引っ掛かるというようなトラブルの発生が
避けられる。
【0030】しかし、シート状の滑り止め材に代えて、
またはそれとともに、操作者が手で持って回転させられ
るような突起物やハンドルを設けることも可能である。
次に、支持装置14は、台車11に鉛直状に取り付けら
れ、シリンダ装置13を回転可能に支持する。
【0031】図2および図3によく示されるように、支
持装置14は、支柱部材41、下受け部42、および上
受け部材46などからなる。支柱部材41は、角筒状の
鋼材からなり、補強用のブラケット41aを介して、ボ
ルトによって台車11のシャーシ21の上面に鉛直姿勢
で取り付けられている。
【0032】下受け部材42は、アルミウム合金などか
らなり、外形が四角形であって支柱部材41の内周面に
嵌まり込んでいる。その中央には、シリンダカバー36
の突出部が嵌まり込むように円形の穴が設けられてい
る。下受け部材42には、その上面に設けられ、シリン
ダカバー36の端面および外周面と摺接する摺動部材4
3が含まれている。摺動部材43として、摺動性の良好
な合成樹脂または金属が用いられる。
【0033】下受け部材42は、支柱部材41の底部に
おいて複数のボルト44によって取り付けられている。
また、1箇所に、抜け止めボルト45が設けられてい
る。下受け部材42は、下受け部材42を半径方向に貫
通し、その先端が円周凹溝37内に入り込んでいる。抜
け止めボルト45によって、シリンダチューブ31が支
柱部材41から抜け出ることが防止されている。なお、
抜け止めボルト45は、通常、シリンダカバー36には
直接的に接触していないので、シリンダチューブ31が
回転するには何ら差し支えはない。
【0034】上受け部材46は、下受け部材42と同様
にアルミウム合金などからなり、図3によく示されるよ
うに、外形が四角形であって支柱部材41の内周面に嵌
まり込んでいる。その中央には、シリンダチューブ31
が貫通するように円形の穴46bが設けられている。
【0035】上受け部材46の周方向の一部に切断部4
6aが設けられている。上受け部材46は、切断部46
aの間隙を可変するように撓むことが可能であり、これ
によって、穴46bの内径の大きさが可変される。
【0036】上受け部材46は、複数のネジ49によっ
て支柱部材41に取り付けられている。そして、切断部
46aに近い部分が、支柱部材41に溶着されたナット
47に螺合する締め付けノブ48の先端によって押され
るようになっている。締め付けノブ48を締め付けるこ
とによって、その先端で上受け部材46を押し、その穴
46bの内径を小さくする。これによって、シリンダチ
ューブ31の外周面が上受け部材46の内周面で把持さ
れ、シリンダ装置13が回動不能となる。つまり、上受
け部材46は、本発明のロック部材と兼用となってい
る。
【0037】なお、上受け部材46において、締め付け
ノブ48の先端が当たる部分には、その先端が若干入り
込むためのザグリが設けられている。制御ユニット15
は、支持装置14に取り付けられている。制御ユニット
15には、水圧を発生し且つ制御する水圧回路、および
投光機17を含めて電気的な制御を行う電気回路が設け
られている。
【0038】図4に示すように、水圧回路は、電動式の
モータ61、ポンプ62、リリーフ弁63、チェック弁
64、電磁弁65、ストップ弁66,67、ホース3
9、および水タンク16などからなる。
【0039】モータ61によってポンプ62が回転し、
水タンク16内の水がポンプ62により吸引され、シリ
ンダ装置13のポートPTからシリンダ室内に供給され
る。これによってシリンダ装置13は伸長駆動(上昇駆
動)する。リリーフ弁63によって、シリンダ装置13
に供給される水圧が調整される。
【0040】シリンダ装置13が所望の位置まで伸長す
ると、モータ61をオフにしてポンプ62を停止させ
る。ポンプ62を停止させても、チェック弁64の存在
によってシリンダ装置13の水は逆流せず、シリンダ装
置13のロッドの位置はその状態に保たれる。
【0041】電磁弁65に通電すると、流路が短絡され
て水圧がゼロとなり、シリンダ装置13のシリンダ室内
の水は電磁弁65を通って水タンク16に戻る。これに
よって、シリンダ装置13は自重で収縮(下降)する。
電源停止時などにおいて、シリンダ装置13を手動で強
制的に下降させるときは、ストップ弁66を開く。シリ
ンダ装置13を長期間にわたって上昇した状態を維持し
たい場合には、ストップ弁67を閉じる。
【0042】電気回路については図示を省略したが、制
御ユニット15に取り付けられた切替えスイッチ71に
よって操作が行われる。すなわち、切替えスイッチ71
は、常時はオフの状態であり、上部を押すと、モータ6
1の電源がオンとなり、ポンプ62が回転してシリンダ
装置13が上昇する。切替えスイッチ71から手を離す
とモータ61の電源はオフとなる。切替えスイッチ71
の下部を押すと、電磁弁65に通電され、シリンダ装置
13は下降する。
【0043】投光機17は、例えばメタルハライドラン
プまたはハロゲンランプなどを用いた公知のものであ
る。1灯式、2灯式、または4灯式などが用いられる。
投光機17は、発電機12から電力を供給され、安定器
18を用いた公知の回路によって点灯される。投光機1
7は、シリンダ装置13の最先端のロッド34の上部に
おいて、図示しない取り付け具を介し、ネジを締めつけ
ることにより回転不能となるように取り付けられてい
る。ネジを緩めることにより、取り付け具がロッド34
に対して回転可能となり、また取り外し可能となる。
【0044】したがって、シリンダ装置13の伸長の状
態によって、投光機17の高さ位置が調整される。ま
た、投光機17の照射方向は、シリンダ装置13の回転
角度位置によって調整される。なお、投光機17のオン
オフは、スイッチ72で行うことができる。
【0045】次に、照明装置1の動作および使用方法に
ついて説明する。照明装置1を現場に搬入して適当な位
置に置き、必要に応じてアウトリガー24を用いて設置
する。
【0046】発電機12を起動し、切替えスイッチ71
を操作してシリンダ装置13を上昇させ、投光機17を
所望の高さ位置まで挙げる。締め付けノブ48を緩め、
操作部材35を握ってシリンダ装置13を回転させ、投
光機17を所望の方向に向ける。その後、必要に応じて
締め付けノブ48を締めて固定する。なお、シリンダ装
置13の回転に対し、摩擦による適当な抵抗があるの
で、締め付けノブ48を締め付けない状態であっても、
通常、不測に回転してしまうことはない。
【0047】照明対象の位置が変わると、シリンダ装置
13を回転させることによって、その方向を向くように
容易に調整できる。また、高さ方向の位置も切替えスイ
ッチ71を操作して容易に調整できる。
【0048】このように、本実施形態の照明装置1は、
投光機17の照射方向を、360度の全周にわたって任
意の方向に容易に向けることができる。しかも、照明対
象が動くものである場合などにおいて、照明対象の移動
に追従して、投光機17の照射方向を容易に素早く変え
ることができる。
【0049】上の実施形態において、支柱部材41とし
て角筒材を用いたが、円筒材を用いてもよい。また、複
数の帯材、アングル材、その他の型鋼を用いて支柱部材
41を形成してもよい。上受け部材46にロック部材と
しても機能を持たせたが、ロック部材を別途設けてもよ
い。3段のロッドを有するシリンダ装置13を用いた
が、1段、2段、または4段以上のものであってもよ
い。水圧式のシリンダ装置13を用いたが、油圧式また
はエア式であってもよい。
【0050】また、シリンダ装置13それ自体では剛性
が不足する場合に、外形の異なる複数のシリンダ材を入
れ子式に挿入した構造の補強用シリンダを用い、補強用
シリンダの内部に上に述べたようなシリンダ装置13を
配置して補強用シリンダを伸縮駆動してもよい。この場
合には、補強用シリンダおよびシリンダ装置13を含め
た全体が本発明のシリンダ装置に相当する。また、シリ
ンダ装置として、そのような補強用シリンダをワイヤな
どを用いて手動式または電動式に伸縮駆動する構造のも
のを用いてもよい。
【0051】電源装置として、発電機12に代えて、バ
ッテリー、または電源ラインから引いた電源コードであ
ってもよい。その他、シリンダ装置13、支持装置1
4、および照明装置1の全体または各部の構造、形状、
寸法、個数、材質、回路などは、本発明の趣旨に沿って
適宜変更することができる。
【0052】本実施形態の照明装置1は、災害時におけ
る救助、防災のための作業、土木建築工事、電気工事、
撮影のための照明、その他、種々の用途に用いることが
可能である。本実施形態のマスト装置は、投光機17の
支持に用いる他、指向性アンテナ、撮影用のカメラな
ど、種々の機器、装置、または物体の支持に用いること
ができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によると、投光機などの照射方向
を任意の方向に容易に向けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照明装置の全体の外観を示す斜視
図である。
【図2】マスト装置を拡大して示す正面断面図である。
【図3】マスト装置の平面断面図である。
【図4】照明装置の水圧回路を示す図である。
【符号の説明】
1 照明装置 11 台車(基台) 12 発電機(電源装置) 13 シリンダ装置(マスト装置) 14 支持装置(マスト装置) 15 制御ユニット 16 水タンク 17 投光機 31 シリンダチューブ 32,33,34 ロッド 35 操作部材 37 円周凹溝 41 支柱部材 42 下受け部材 45 抜け止めボルト(抜け止め部材) 46 上受け部材(ロック部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車と、 前記台車に備えられた電源装置と、 外周面が円形のシリンダチューブおよび前記シリンダチ
    ューブに支持されて伸縮駆動する1つまたは複数のロッ
    ドを備えるシリンダ装置と、 前記シリンダ装置のロッドの先端部に取り付けられた投
    光機と、 前記台車に取り付けられ、前記シリンダ装置を略鉛直姿
    勢で且つ回動可能に支持する支持装置と、 を有してなることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】前記支持装置は、 略鉛直方向に延びる姿勢で前記台車に固定された支柱部
    材と、 前記支柱部材の底部に設けられ前記シリンダ装置の下端
    部に当接してシリンダ装置を回動可能に支持する下受け
    部材と、 前記支柱部材の上端部に設けられて前記シリンダチュー
    ブの上部の外周面を回動可能に支持する上受け部材と、 前記シリンダチューブを回動不能に保持するためのロッ
    ク部材と、 を有し、 前記シリンダチューブには、当該シリンダチューブの回
    動操作を行うための操作部材が設けられてなる、 請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】シリンダ装置と、基台に鉛直状に取り付け
    られて前記シリンダ装置を支持する支持装置とを有する
    マスト装置であって、 前記シリンダ装置は、 外周面が円形のシリンダチューブと、 前記シリンダチューブに支持されて伸縮駆動し、前記シ
    リンダチューブに対して回動不能に係合した1つまたは
    複数のロッドと、 前記シリンダチューブに設けられ当該シリンダチューブ
    の回動操作を行うための操作部材と、を有し、 前記支持装置は、 前記基台に鉛直状に取り付けられる支柱部材と、 前記支柱部材の底部に設けられ前記シリンダ装置の下端
    部に当接してシリンダ装置を回動可能に支持する下受け
    部材と、 前記支柱部材の上端部に設けられて前記シリンダチュー
    ブの上部の外周面を回動可能に支持する上受け部材と、 前記シリンダチューブを回動不能に保持するためのロッ
    ク部材と、 を有してなることを特徴とするマスト装置。
  4. 【請求項4】前記下受け部材には、前記シリンダ装置の
    下端部に設けられた円周凹溝に挿入する抜け止め部材が
    設けられてなる、 請求項3記載のマスト装置。
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