JP2002025198A - 情報記録媒体における欠陥管理方法 - Google Patents

情報記録媒体における欠陥管理方法

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JP2002025198A
JP2002025198A JP2000203215A JP2000203215A JP2002025198A JP 2002025198 A JP2002025198 A JP 2002025198A JP 2000203215 A JP2000203215 A JP 2000203215A JP 2000203215 A JP2000203215 A JP 2000203215A JP 2002025198 A JP2002025198 A JP 2002025198A
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Masaaki Okita
正明 大北
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ領域の欠陥ブロックが代替領域に置換
される情報記録媒体の再生において、ユーザ領域と代替
領域間のシークにより生じる再生遅延を回避する方法を
提供する。 【解決手段】 ユーザ領域Aにおける欠陥ブロック3A
のすぐ後ろに続く本来欠陥ではない数ブロックを擬似的
に欠陥ブロック4A’,5A’として登録し、代替領域
Bに連続した代替ブロック3B〜5Bを形成する。この
連続した代替ブロック3B〜5Bのデータを先読みし、
バッファメモリ内に蓄え、このバッファメモリ内データ
をホストが読み出し終える前に、戻りのシークを行い、
続く読み出しを再開することで、再生遅延を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記憶媒体にお
ける欠陥管理方法に関するものであって、特に欠陥ブロ
ックの代替処理による遅延を回避するものである。
【0002】
【従来の技術】大容量の書き換え可能型情報記録媒体の
1つとして、DVD−RAM(Digltal Versatile Disc
- Ramdom Access Memory)がある。書き換え可能型情
報記録媒体においては、繰り返し記録再生が行われるた
めに、データの信頼性確保が重要になってくるが、DV
D−RAMでは傷や汚れ等による欠陥に対して、その欠
陥領域を置換する代替領域を設けることでデータの損失
を防いでいる。
【0003】DVD−RAMの欠陥管理においては、フ
ォーマット時に行われるスリッピング・アルゴリズムと
呼ばれる欠陥管理アルゴリズムと、データ記録再生時に
行われるリニア・リプレースメント・アルゴリズムと呼
ばれる欠陥管理アルゴリズムの2つがある。後者のリニ
ア・リプレースメント・アルゴリズムは、記録しようと
する領域に欠陥がある場合(フォーマット時に検出され
る欠陥を1次欠陥と呼ぶのに対して、2次欠陥と呼ばれ
る)、その欠陥を含むECC(Error Correction Cod
e)ブロック(訂正処理が行われる16セクタ単位のブ
ロック)を、代替領域に置換して割り当てる。
【0004】本来欠陥ブロックの領域に書き込むはずで
あったデータを代替領域に記録することで、欠陥領域の
データ損失を防ぐ。欠陥ブロックのアドレスと代替領域
に置換された代替ブロックのアドレスは対にして、2次
欠陥リスト(SDL:Secondary Defect List)、つま
り欠陥管理情報として制御領域に記録される。前記情報
記録媒体における欠陥管理方法に従う情報記録媒体から
データを読み出す際は、あらかじめSDLを読み出し、
欠陥ブロックのアドレスとその代替ブロックのアドレス
を認識しておく。読み出そうとするブロックがSDLで
示される欠陥ブロックである場合は、代替ブロックから
情報を読み出す。
【0005】図6は従来のリニア・リプレースメント・
アルゴリズムを適用した情報記録媒体における欠陥管理
方法を具体的に示した図である。これはユーザ領域Aの
物理アドレス(PBA:Physical Block Address)30
hに欠陥をもつ情報記録媒体に、PBA 10hから6
ブロック(1ブロックは16セクタを単位とするECC
ブロックである)のデータを記録する場合を想定してい
る。ブロック1と2(ブロック番号1,2,…6で示
す)はそのままユーザ領域AのPBA 10hとPBA
20hに記録されるが、続くブロック3を記録しよう
とするPBA 30hは欠陥ブロック3Aであるため、
代替領域BのPBA 100hにその代替ブロック3B
を確保し、ブロック3をPBA 100hに記録する。
【0006】続くブロック4,5,6は、ユーザ領域A
に戻って、欠陥ブロック3Aのすぐ後に続くPBA 4
0h,50h,60hに記録される。欠陥ブロック3A
のアドレスPBA 30hとその代替ブロック3Bのア
ドレスPBA 100hは対にして、SDLに登録され
る。
【0007】前記情報記録媒体からデータを読み出す際
は、あらかじめSDLを読み出し、PBA 30hが欠
陥ブロック3Aで、その代替ブロック3BがPBA 1
00hであることを認識しておく。まず、ユーザ領域A
のPBA 10hから順にPBA 10h,20hを読
み出す。続くPBA 30hは、SDLより欠陥ブロッ
ク3Aであるので、一旦代替領域Bにシークして、その
代替ブロックPBA100hを読み出す。代替ブロック
3Bを読み出したら、シークしてもとのユーザ領域Aに
戻り、欠陥ブロック3Aのすぐ後ろに続くブロックPB
A 40h,50h,60hを読み出すようにしてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示したように欠陥を含む領域を読み出す際は、ユーザ領
域Aから一旦代替領域Bにシークして、代替ブロック3
Bを読み出し、もう一度シークしてもとのユーザ領域A
に戻るため、シークによる2度の読み出し中断が発生す
る。単発かつ短時間のシークであれば、先読みによるバ
ッファメモリ内のデータで、ホストへのデータ供給は中
断されることはないが、短時間に複数のあるいは、長時
間のシークが発生した場合は、バッファメモリ内データ
はすべてなくなり、ホストへのデータ供給は一旦中断さ
れてしまう。記録されたデータがオーディオやビデオ等
のリアルタイムデータの場合、ホストへのデータ供給の
中断のために再生遅延が生じるという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題を解決
するために、欠陥ブロックのすぐ後ろに続く本来欠陥で
はない数ブロックを擬似的に欠陥ブロックとして2次欠
陥リストSDLに登録し、代替領域に連続した代替ブロ
ックを形成する。その擬似的に登録される欠陥ブロック
の数は、まず欠陥ブロックと代替ブロックの位置関係か
ら決定され、欠陥領域の再生時に最適な数に調整され
る。加えて、前記欠陥管理方法によって擬似的に登録さ
れた欠陥ブロックは、必要に応じてもとの状態に戻すこ
とができる。前記欠陥管理方法により、連続した代替ブ
ロックのデータを先読みし、バッファメモリ内に蓄え、
このバッファメモリ内データがすべて読み出される前
に、戻りのシークを行い、続く読み出しを再開すれば、
ホストに対して途切れることなくデータを供給できる。
これによりリアルタイム性を有するデータの再生におい
て遅延を回避することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0011】(実施の形態)図1は本発明の実施の形態
における情報記録媒体の欠陥管理方法を説明するための
図である。この図1は物理アドレスPBA 30hに欠
陥ブロックをもつ情報記録媒体に、PBA 10hから
6ブロックのデータを記録する場合を想定している。ま
ず、ユーザ領域Aにおけるブロック1と2(ブロック番
号1,2…6)は、そのままPBA 10hとPBA
20hに記録される。続くブロック3をPBA 30h
に記録しようとするが、このブロックは欠陥ブロック3
Aであるので、規定の欠陥管理方法に従い、代替領域B
のPBA 100hに代替ブロック3Bを割り当て、ブ
ロック3をPBA 100hに記録する。従来の欠陥管
理方法に従えば、続くブロック4,5は、もとのユーザ
領域Aに戻って、欠陥ブロック3Aの続きのPBA 4
0h,50hに記録されるが、本発明においてはこのP
BA 40h,50hを擬似的に欠陥ブロック4A’,
5A’とし、代替領域BのPBA 110h,120h
にそれらの代替ブロック4B,5Bを確保する。ブロッ
ク4,5をPBA 110h,120hに記録すること
で、代替領域BのPBA 100hから120hに連続
したデータ領域が形成される。残るブロック6は、擬似
的に欠陥ブロック4A’,5A’としたPBA 40
h,50hの後ろに続くPBA 60hに記録する。
【0012】2次欠陥リストSDLには本来の欠陥ブロ
ックPBA 30h(3A)と擬似的に欠陥ブロック4
A’,5A’としたPBA 40h,50hを登録す
る。前記情報記録媒体からデータを読み出す際は、規定
の欠陥管理方法と同様にあらかじめSDLを読み出し、
PBA 30h,40h,50hが欠陥ブロックで、そ
の代替ブロックがPBA 100h,110h,120
hであること認識しておく。加えて欠陥ブロックが連続
していて、その代替ブロックも連続していることを認識
しておく。
【0013】まず、ユーザ領域AのPBA 10hから
順にPBA 10h,20hを読み出す。続くPBA
30hは、SDLより欠陥ブロックであるので、一旦代
替領域Bにシークして、その代替ブロックPBA 10
0hを読み出す。この後、通常なら再びシークによって
もとのユーザ領域Aに戻り、欠陥ブロックのすぐ後に続
くPBA 40hを読み出すところであるが、PBA
40h,50hは擬似的に欠陥ブロック4A’,5A’
として登録されて、そのデータは代替ブロックPBA
110h,120h(4B,5B)に記録されているの
で、続けて代替ブロックPBA 110h,120hの
データを読み出すことができる。この連続読み出しによ
りまとまったデータをバッファメモリに蓄えることがで
き、このデータをホストが読み出し終える前に、再びシ
ークしてもとのユーザ領域Aに戻り、PBA 60hを
読み出す。ユーザ領域Aと代替領域B間のシークによ
り、読み出しは中断されるが、ホストへのデータ供給が
途切れることはない。
【0014】図1の例においては、欠陥ブロックのすぐ
後に続く2ブロックを擬似的に欠陥ブロックとして登録
した例を示したが、この擬似欠陥ブロックの数を決定す
る1つの要素として、欠陥ブロック3Aと代替ブロック
3B間のシーク時間がある。欠陥ブロックとその代替ブ
ロックの距離が離れていて、シーク時間が長くなれば、
その間のホストへのデータ供給を保ち続けるために、よ
り多くの先読みデータを必要とする。このために擬似欠
陥ブロック4A’,5A’の数を多くして、ユーザ領域
Aへの戻りシークの前に、バッファメモリ内により多く
の先読みデータを蓄えられるようにする。逆にシーク時
間が短くなれば、バッファメモリ内の先読みデータは少
なくてもよいので、擬似欠陥ブロックの数を少なくす
る。
【0015】図2はDVD−RAMのディスク構造を示
す図であり、これはユーザ領域と代替領域の位置関係を
示すものである。DVD−RAMの記録領域はゾーンと
呼ばれる同心円状の領域に分割されている。
【0016】図2(a)のDVD−RAM Ver1.0
(容量2.6G)ディスクにおいては、各ゾーン(ゾー
ン番号0,1〜23)毎にユーザ領域(白地部分)Aと
代替領域(斜線部分)Bがあり、あるゾーンの欠陥はそ
のゾーンの代替領域Bによって置換され、欠陥管理はゾ
ーン毎に行われる。代替領域Bがゾーン毎に設けられて
いるので、欠陥の位置による欠陥ブロックと代替ブロッ
ク間のシーク時間(ゾーン毎のシーク距離2Cはすべて
同じ)に差はほとんどない。よって擬似欠陥ブロックの
数はどの欠陥に対してもある一定のブロック数となる。
【0017】一方、図2(b)DVD−RAM Ver
2.0ディスク(容量4.7G)においては、ディスクの
最内周に一括して代替領域Bが設けられており(内周の
代替領域を使い切った場合は、最外周のユーザ領域Aを
削って追加の代替領域Bが設けられる)、欠陥管理はす
べてのゾーンに対して一括して行われる。代替領域がデ
ィスクの最内周に設けられているので、欠陥ブロックと
代替ブロック間のシーク時間は外周に向かうほど大きく
(シーク距離2D<2E)なる。よって擬似欠陥ブロッ
クの数も外周に向かうほど多くする。
【0018】図3は、本発明の実施の形態における情報
記録媒体の欠陥管理方法の記録時の欠陥管理の流れを示
す図である。処理S1,処理S2ではユーザ領域Aにお
いてデータの書き込みを行いながら、欠陥の検出を行っ
ており、欠陥が無ければ、ユーザ領域に連続的に書き込
みを行っていく。処理S3では欠陥を検出した時の欠陥
情報登録を行う。このとき欠陥のすぐ後に続くブロック
も本来は欠陥ではないが擬似的に欠陥として扱い、いっ
しょに欠陥情報に登録する。この擬似欠陥ブロックの数
をいくらにするかは、前記説明のように、欠陥ブロック
と代替ブロックの位置関係から決定される。処理S4で
は、代替ブロックにデータの書き込みを行う。この代替
ブロックは、本来の欠陥ブロックに対するものと、擬似
的に欠陥とされたブロックに対するものとからなる。こ
れにより代替ブロックは数ブロックの連続した領域を形
成し、再生の際にはこの領域が連続的に読み出し可能な
ので、バッファメモリにこれらの先読みしたデータを蓄
えることができる。
【0019】前記管理方法によって登録した擬似欠陥ブ
ロックは、この領域の再生時に必要に応じて増減させ
て、適切な数に再調整する。これは情報記録媒体からの
読み出し速度やホストからの読み出し要求速度を考慮
し、擬似欠陥ブロックの数が十分でなくて再生遅延を生
じたり、逆に必要以上の擬似欠陥ブロック数を確保して
無駄に代替領域を消費することを補正するためである。
【0020】擬似欠陥ブロックが十分に確保されていた
場合、代替ブロックを読み出してからユーザ領域に戻っ
てきて、最初のブロックを読み出したとき、ホストはま
だバッファメモリ内のデータを読み出している。逆に擬
似欠陥ブロックが十分に確保されていない場合、ホスト
は既にバッファメモリ内のデータをすべて読み出してし
まい、続くデータがバッファメモリに溜まるのを待って
いる状態にある。
【0021】図4は本発明の実施の形態における情報記
録媒体の欠陥管理方法において擬似欠陥ブロック数を最
適にする方法を説明するための図である。この図4の例
にてこれを具体的に説明する。図4(a)のように擬似
欠陥ブロック数をブロック2からブロック6までの5ブ
ロックとした場合、ユーザ領域から代替領域に移ってき
て、ブロック1からブロック6までを連続的に読み出
し、ブロック6を読み終えた時点で、もとのユーザ領域
に戻り、ブロック7から読み出しを再開する。ブロック
7を読み終えた時点で、ホストから来る読み出し要求は
まだブロック7に及んでなく、ホストが要求するデータ
はまだバッファメモリ内にある。この場合は、擬似欠陥
ブロックを多く確保している状態にあり、擬似欠陥ブロ
ックを減らすことができる。
【0022】一方、図4(b)のように擬似欠陥ブロッ
ク数をブロック2からブロック4までの3ブロックとし
た場合、代替領域から戻って、ブロック5を読み終えた
時点で、ホストから既にブロック5の要求がきている。
この場合、ホストは要求するデータがバッファメモリに
読み出されることを待っている状態になる。よってこの
バッファリング待ち時間Tが発生しないように擬似欠陥
ブロックの数を増やさなければならない。
【0023】図4(c)のように擬似欠陥ブロック数を
ブロック2からブロック5までの4ブロックとした場
合、もとのユーザ領域に戻り、ブロック6を読み終えた
時点で、ホストからちょうどブロック6の読み出し要求
がきて、待ち時間なしにホストにデータを供給できる。
この状態であれば、最低限の擬似欠陥ブロック数で、ホ
ストへのデータ供給が中断することなく再生できる。
【0024】図5は、本発明の実施の形態における情報
記録媒体の欠陥管理方法の再生時の欠陥管理の流れを示
す図である。処理S1,処理S2ではユーザ領域におい
てデータの読み出しを行いながら、欠陥の検出を行って
おり、欠陥が無ければ、ユーザ領域を連続的に読み出し
ていく。処理S3では欠陥を検出した時の代替ブロック
の読み出しを行う。代替ブロックを読み出すときは、ユ
ーザ領域から代替領域へのシークを伴うので、読み出し
が一旦中断する。このときは、シーク前のユーザ領域の
読み出しにおいて、先読みにより数ブロックのデータを
バッファメモリに蓄えているので、ホストへのデータ転
送はこのバッファメモリのデータで行うことができる。
【0025】処理S4ではシークして再びユーザ領域に
戻り、欠陥ブロックに続く最初のブロックの読み出しを
行う。代替領域からユーザ領域へのシークにより読み出
しが中断するが、この間のデータは、シーク前の代替領
域の読み出しによって蓄えられたデータで補われる。処
理S5では、ホストからの要求ブロックと現在バッファ
リングされているブロックの関係から、擬似欠陥ブロッ
クの過不足を判定する。
【0026】分岐条件1は、処理S4における欠陥ブロ
ックに続く最初のブロックの読み出しを完了した時点
で、すでにホストからそのブロックに対する要求がきて
いる場合である。これはホストを待たせていることにな
り、再生遅延を生じる。よって処理S6において、擬似
欠陥ブロックの数をこの待ち時間に応じて追加して増や
す。
【0027】分岐条件2は、処理S4の完了時点で、ホ
ストからの要求データはバッファメモリにあり、しかも
バッファメモリには必要以上の先読みデータがある場合
である。この場合、必要以上に擬似欠陥ブロックを確保
していることになるので、処理S7において、擬似欠陥
ブロックの数を削減する。先読みデータが多くなるほ
ど、つまり擬似欠陥ブロックの数が多くなるほど、処理
S4の読み出し完了からこのブロックのホスト要求まで
の時間が長くなるので、この時間に応じて擬似ブロック
を減らす。
【0028】分岐条件3は、処理S4の完了時点で、ち
ょうどこのブロックに対するホスト要求がきている場合
である。このときの擬似欠陥ブロックの数は過不足がな
い状態なので、変更する必要はない。このように再生時
に擬似欠陥ブロックの数の過不足を判定して、これを増
減させることで、必要最小限の擬似欠陥ブロックで、遅
延のない再生が可能になる。
【0029】本発明の情報記録媒体における欠陥管理方
法に従った情報記録媒体は、規定の欠陥管理方法にも従
っているので、従来の記録再生装置においても再生可能
である。しかし、ユーザ領域に連続した欠陥ブロックを
形成することになるので、欠陥ブロックが連続すること
を意図していない記録再生装置においては、1つの欠陥
ブロック毎に欠陥ブロックと代替ブロック間の往復シー
クを繰り返すことになりかねない。このような場合にお
いては、SDLから擬似的に欠陥ブロックとして登録し
たものを削除して、この擬似的に欠陥ブロックとした領
域にデータを書き戻す。これによって従来の記録再生装
置においても前記のような不都合をもたらすことはな
い。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ユーザ領
域の欠陥ブロックが代替領域に置換される情報記録媒体
の再生において、規定の欠陥管理方法を満たしつつ、ユ
ーザ領域と代替領域間のシークにより生じる再生遅延を
回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における情報記録媒体の欠
陥管理方法を説明するための図
【図2】DVD−RAMのディスク構造を示す図
【図3】本発明の実施の形態における情報記録媒体の欠
陥管理方法の記録時の欠陥管理の流れを示す図
【図4】本発明の実施の形態における情報記録媒体の欠
陥管理方法において、擬似欠陥ブロック数を最適にする
方法を説明する図
【図5】本発明の実施の形態における情報記録媒体の欠
陥管理方法の再生時の欠陥管理の流れを示す図
【図6】従来のリニア・リプレースメント・アルゴリズ
ムを適用した情報記録媒体における欠陥管理方法を説明
するための具体例図
【符号の説明】
3A 欠陥ブロック 3B,4B,5B 代替ブロック 4A’,5A’ 擬似欠陥ブロック A ユーザ領域 B 代替領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 552 G11B 20/18 552A 552Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き換え可能な情報記録媒体において、
    ユーザ領域の欠陥ブロックが代替領域の代替ブロックで
    置換されることを特徴とする情報記録媒体における欠陥
    管理方法。
  2. 【請求項2】 前記欠陥ブロックと代替ブロックの位置
    を示すアドレス情報は、欠陥管理情報として情報記録媒
    体の制御領域に登録されることを特徴とする請求項1記
    載の情報記録媒体における欠陥管理方法。
  3. 【請求項3】 前記情報記録媒体において、欠陥ブロッ
    クのすぐ後ろに続く本来欠陥ではない数ブロックも擬似
    的に欠陥とすることを特徴とする請求項1記載の情報記
    録媒体における欠陥管理方法。
  4. 【請求項4】 前記擬似的な欠陥ブロックは、本来の欠
    陥ブロックと同様に、そのアドレス情報を前記欠陥管理
    情報に登録することを特徴とする請求項1,2または3
    記載の情報記録媒体における欠陥管理方法。
  5. 【請求項5】 前記擬似的な欠陥ブロックの代替ブロッ
    クは、代替領域に連続的に配置されることを特徴とする
    請求項1,3または4記載の情報記録媒体における欠陥
    管理方法。
  6. 【請求項6】 前記擬似的な欠陥ブロックの代替ブロッ
    クは、連続的に読み出されることを特徴とする請求項
    1,3,4または5記載の情報記録媒体における欠陥管
    理方法。
  7. 【請求項7】 前記擬似的な欠陥ブロックの数は、任意
    に設定可能であることを特徴とする請求項1,3,4,
    5または6記載の情報記録媒体における欠陥管理方法。
  8. 【請求項8】 前記擬似的な欠陥ブロックの数は、欠陥
    ブロックと代替ブロックの位置関係から決定される仕組
    みを有することを特徴とする請求項1,3,4,5,6
    または7記載の情報記録媒体における欠陥管理方法。
  9. 【請求項9】 前記情報記録媒体における欠陥管理方法
    によって登録する擬似的な欠陥ブロックの代替ブロック
    は、先読みによってバッファメモリに蓄えられることを
    特徴とする請求項1,3,4,5,6,7または8記載
    の情報記録媒体における欠陥管理方法。
  10. 【請求項10】 前記情報記録媒体における欠陥管理方
    法によって登録する擬似的な欠陥ブロックの数は、その
    領域の再生時に変更可能であることを特徴とする請求項
    1ないし9のいずれか1項記載の情報記録媒体における
    欠陥管理方法。
  11. 【請求項11】 前記変更される擬似的な欠陥ブロック
    の数は、情報記録媒体からの読み出し速度とホストから
    の読み出し要求速度から決定される仕組みを有すること
    を特徴とする請求項10記載の情報記録媒体における欠
    陥管理方法。
  12. 【請求項12】 前記擬似的に登録する欠陥ブロック
    は、必要に応じて前記欠陥管理情報から削除すること
    で、もとの状態に戻すことができることを特徴とする請
    求項3ないし10のいずれか1項記載の情報記録媒体に
    おける欠陥管理方法。
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