JP2002024324A - 住宅街環境シミュレーション装置 - Google Patents

住宅街環境シミュレーション装置

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JP2002024324A
JP2002024324A JP2000205058A JP2000205058A JP2002024324A JP 2002024324 A JP2002024324 A JP 2002024324A JP 2000205058 A JP2000205058 A JP 2000205058A JP 2000205058 A JP2000205058 A JP 2000205058A JP 2002024324 A JP2002024324 A JP 2002024324A
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residential area
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JP2000205058A
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Keiji Shimizu
敬示 清水
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の住宅が建築される地区における微気候に
ついて、十分配慮された住宅街の計画が行えるようにな
る住宅街環境シミュレーション装置の提供。 【解決手段】地理情報蓄積手段21、建物情報蓄積手段2
3、樹木情報蓄積手段24および地区計画情報蓄積手段25
等に蓄積されたデータを利用して、住宅街の三次元モデ
ルを生成し、生成した住宅街の三次元モデルについて、
その気象状態を模擬した気象モデルをモデル生成手段33
で生成する。住宅街の計画がある程度完了した状態で、
気象モデルを生成し、生成された気象モデルに基づいて
当該住宅街の気象状態における不具合の有無を検討し、
不具合箇所を修正すれば、微気候について、十分配慮さ
れた住宅街の計画が行えるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の住宅が建築
される地区の局所的な気象状態を模擬したモデルを生成
するための住宅街環境シミュレーション装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、住宅専用地域の開発あるいは再
開発を行うにあたり、都市計画の計画者は、その住宅専
用地域としての機能が十分発揮され、かつ、安全で閑静
であるとともに、優れた景観を備えた街並みが実現され
るように、都市計画を行っている。ここで、街路樹等の
各種の植物を適宜配置するなどにより、優れた景観の確
保が配慮されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、植物の
配置は、主に景観の観点から行われているので、従来の
都市計画では、住宅街という限定されたエリアにおける
気候(以下、「微気候」という。)、すなわち、春夏秋
冬の各季節の温室度、風向および風力についての配慮は
十分でなく、また、微気候について検討するための手段
もないという問題がある。この点を少しでも改善するた
めに、本出願人は、住宅街等における建物の日影の影響
を模擬的に検証できる日影シミュレーションシステムを
提案している(特願2000−82238号)。この日
影シミュレーションシステムでも、前述の問題を解決す
ることはできない。
【0004】本発明の目的は、複数の住宅が建築される
地区における微気候について、十分配慮された住宅街の
計画が行えるようになる住宅街環境シミュレーション装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面をも参照
して説明すると、複数の住宅が建築される地区の局所的
な気象状態を模擬したモデルを生成するための住宅街環
境シミュレーション装置1であって、所定の地域の地形
に関するデータが蓄積された地理情報蓄積手段21と、前
記地域の気象に関するデータが蓄積された気象情報蓄積
手段22と、前記地区に建築される建物に関するデータが
蓄積された建物情報蓄積手段23と、前記地区に植えられ
る樹木に関するデータが蓄積された樹木情報蓄積手段24
と、当該地区の道路や宅地の配置についての計画に関す
るデータが蓄積される地区計画情報蓄積手段25と、当該
地区の道路や宅地の配置についての概略計画に関するデ
ータが蓄積される概略計画情報蓄積手段26と、これらの
情報蓄積手段21〜26のデータに基づいて当該地区の気象
状態を模擬したモデルを生成するモデル生成手段33とを
備えていることを特徴とする。このような本発明では、
地理情報蓄積手段21に蓄積されたデータから、その地区
の三次元地形モデルを仮想設定し、建物情報蓄積手段2
3、樹木情報蓄積手段24および地区計画情報蓄積手段25
等に蓄積されたデータを利用して、仮想設定された三次
元地形モデルに建物や道路等を仮想設定し、住宅街の三
次元モデルを生成する。そして、モデル生成手段33は、
生成した住宅街の三次元モデルについて、その気象状態
を模擬した気象モデルを生成する。この気象モデルを利
用すれば、当該住宅街における微気象の検討が具体的に
行えるようになる。ここで、その地区における住宅街の
計画が完全に完了する前に、換言すれば、当該地区の概
略計画がある程度完了した状態で、当該概略計画におけ
る気象状態を模擬したモデルをモデル生成手段33で生成
し、生成されたモデルから、温度、湿度および風配等の
気象状態についての不具合が生じている否か検討し、検
討した結果から、概略計画を修正し、修正した概略計画
における気象状態を模擬したモデルを、モデル生成手段
33で再度生成することが可能となる。このようなモデル
の生成および計画の修正を何度か繰り返すことにより、
微気候について、十分配慮された住宅街の計画が行える
ようになる。
【0006】以上のような住宅街環境シミュレーション
装置1において、前記地理情報蓄積手段21には、緯度お
よび経度で指定した地点周辺の地域の形状を等高線で表
す図形データが蓄積されていることが望ましい。このよ
うな地理情報蓄積手段21を設ければ、住宅街となる地区
の地形について、なだらかな起伏があるか、単に平坦で
あるのか等の、地形の形状についての地形情報の入力が
自動的に行えるようになる。
【0007】また、前記気象情報蓄積手段22には、指定
した地域における過去の気温、湿度、風向、風速、降雨
量および全天水平面日射量を含む気象データが蓄積され
ていることが好ましい。このような気象情報蓄積手段22
を設ければ、住宅街となる地区における気象状態を模擬
したモデルをモデル生成手段が生成するのに、充分な量
の気象データの入力が自動的に行えるようになる。
【0008】さらに、前記建物情報蓄積手段23には、前
記建物の外観形状を示す三次元の図形データと、前記建
物の外装面に設けられる外装材に関する外装材データ
と、前記建物の外装面の内外を貫流する熱の熱貫流率に
関するデータとが蓄積されることが望ましい。このよう
な建物の三次元図形データ、建物の外装材データ、およ
び、建物の熱貫流率に関するデータから気象モデルを生
成すれば、住宅街に建築される建物の内部の温度環境に
ついても、その状態を模擬したモデルをモデル生成手段
33で生成することが可能となり、その地区に建築された
建物の室内の温度環境や室内を吹き抜ける風の様子等に
ついても検討でき、微気候ついて、より一層配慮がなさ
れた住宅街の計画が行えるようになる。ここで、建物情
報蓄積手段23を設ければ、既に前述のデータが建物情報
蓄積手段23に蓄積された建物と、同様の仕様の建物につ
いては、データを入力する手間が省ける。このため、何
度も使用することにより、多くの種類の建物についての
データが建物情報蓄積手段23に蓄積されると、建物につ
いてのデータ入力が大幅に簡略化されるようになる。
【0009】また、前記樹木情報蓄積手段24には、各種
の樹木についての樹高および樹幅ならびに各季節におけ
る葉の茂り具合に関するデータが蓄積されていることが
好ましい。このような樹木情報蓄積手段24を設ければ、
配置する樹木の種類と位置とを指定することにより、樹
木が適宜配置された住宅街の気象状態を模擬したモデル
がモデル生成手段33により生成され、樹木を配置したこ
とによる効果が検討でき、微気候ついて、より一層配慮
がなされた住宅街の計画が行えるようになる。
【0010】さらに、前記地区計画情報蓄積手段25に
は、前記道路、前記宅地および共有地の位置に関する位
置データと、前記道路の表面を仕上げている舗装部材に
関する舗装部材データとが蓄積されることが望ましい。
このような地区計画情報蓄積手段25を設ければ、既に計
画が完了したために、そのデータが地区計画情報蓄積手
段25に蓄積された住宅街に近似した、新たな住宅街の微
気象に関するモデルを生成するにあたり、地区計画情報
蓄積手段に蓄積された住宅街のデータを再利用すること
により、データを入力する手間が省ける。このため、何
度も使用することにより、多くの住宅街についてのデー
タが地区計画情報蓄積手段25に蓄積されると、その住宅
街についてのデータ入力が大幅に簡略化されるようにな
る。
【0011】また、前記モデル生成手段33は、前記モデ
ルとして、風配図62,63および全球熱画像模擬図64を自
動生成するものであることが好ましい。これらの図をモ
デル生成手段33で生成すれば、当該地区における微気候
を詳細に把握することが可能となり、住宅街の計画に対
する適切な検討が行えるようになり、適切な配慮がなさ
れた住宅街の計画が行えるようになる。
【0012】さらに、前記住宅街環境シミュレーション
装置1には、前記モデル生成手段33が生成する当該地区
の気象状態のモデルが簡易化された簡易モデルを生成す
る簡易モデル生成手段32が備えられていることが望まし
い。ここで、住宅街を計画するにあたり、当該住宅街の
概略計画における気象状態は、より少ないデータで生成
できる簡易モデルでも充分検討できる。このため、前述
のような簡易モデル生成手段32を設け、簡易モデルで検
討を行うようにすれば、モデルの生成および計画の修正
を複数回繰り返しても、その作業に要する時間が短縮さ
れ、住宅街の計画をより迅速に行うことができる。ま
た、正式な計画案を立案する前に、住宅街に関するおお
まかな素案を作成し、素案における微気候についての簡
易モデルを生成することも可能となり、短時間で立案可
能な素案の適切さを確認したうえで、素案に基づき正式
な計画案を立案することが可能となるので、正式な計画
の方向性を誤ることがなく、適切な配慮がなされた住宅
街の計画が必要最低限の時間で行えるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係る住
宅街環境シミュレーション装置1の概略構成が示されて
いる。この住宅街環境シミュレーション装置1は、所定
の地区に住宅街を構築するにあたり、計画された住宅街
がどの様な微気象になるかを把握するために、その地区
の局所的な気象状態を模擬したモデルを生成するもので
ある。住宅街環境シミュレーション装置1には、その主
要構成要素であるコンピュータ本体2と、キーボード
3、マウス4およびディスプレイ5等のマン−マシンイ
ンターフェイス装置群と、設計した基礎を印刷するため
のプリンタ6とを備えたものとなっている。コンピュー
タ本体2は、記憶装置であるハードディスク装置20と、
各種の処理を行う演算装置であるCPU30とを含んで構
成されたものである。
【0014】このうち、ハードディスク装置20には、所
定の地域の地形に関する地形データが蓄積された地理情
報蓄積手段21、所定の地域の気象に関するデータが蓄積
された気象情報蓄積手段22、住宅街となる地区に建築さ
れる建物に関する建物データが蓄積された建物情報蓄積
手段23、当該地区に植えられる樹木に関するデータが蓄
積された樹木情報蓄積手段24、当該地区の道路や宅地の
配置についての計画に関するデータが蓄積される地区計
画情報蓄積手段25、および、当該地区の道路や宅地の配
置についての概略計画に関するデータが蓄積される概略
計画情報蓄積手段26が設けられている。
【0015】地理情報蓄積手段21には、緯度および経度
で指定した地点周辺の地域の形状を等高線で表す図形デ
ータが蓄積されている。緯度および経度を指定すれば、
地理情報蓄積手段21により、住宅街となる地区の地形に
なだらかな起伏があるか、地形が単に平坦であるのか等
の、地形の形状についての地形データが、CPU30に自
動的に入力されるようになっている。
【0016】気象情報蓄積手段22には、指定した地域に
おける過去の気温、湿度、風向、風速、降雨量および全
天水平面日射量を含む気象データが蓄積されている。こ
の気象情報蓄積手段22により、住宅街環境シミュレーシ
ョン装置1で、その地区の局所的な気象状態を模擬した
モデルを生成するのに、充分な量の気象データが、CP
U30に自動的に入力されるようになっている。なお、気
象データを入力すべき地域の指定は、地理情報蓄積手段
21からの地形データと同様に、緯度および経度の指定に
より行えるようになっている。
【0017】建物情報蓄積手段23には、住宅街となる地
区に建築される建物の外観形状を示す三次元の三次元図
形データと、前記建物の外装面に設けられる外装材に関
する外装材データと、建物の外装面の内外を貫流する熱
の熱貫流率に関する外装性能データとが蓄積されるよう
になっている。建物情報蓄積手段23にデータが蓄積され
る建物としては、住宅に限らず、学校や交番の公共の建
物等も含まれる。ここで、建物情報蓄積手段23に既に蓄
積されている三次元図形データ、外装材データ、およ
び、外装性能データは、同様の仕様の別の建物のデータ
を入力する際に再利用可能となっている。また、建物情
報蓄積手段23には、CADシステムで設計した建物の三
次元図形データ、外装材データ、および、外装性能デー
タがそのまま直接蓄積されるようにになっている。換言
すれば、CADシステムから上述のデータが住宅街環境
シミュレーション装置1に入力されると、これらのデー
タは、ファイル変換等の加工を行うことなく、建物情報
蓄積手段23に蓄積可能となっている。
【0018】樹木情報蓄積手段24には、各種の樹木につ
いての樹高および樹幅ならびに各季節における葉の茂り
具合に関する樹木データが蓄積されている。この樹木情
報蓄積手段24により、住宅街に配置する樹木の種類と位
置とを指定することにより、所望の樹木について、その
位置データを含む樹木データがCPU30に入力されるよ
うになっている。
【0019】地区計画情報蓄積手段25には、住宅街に設
けられる道路、宅地および共有地の位置に関する位置デ
ータと、道路の表面を仕上げている舗装部材に関する舗
装部材データとが蓄積されるようになっている。ここ
で、地区計画情報蓄積手段25に既に蓄積されている位置
データおよび舗装部材データは、道路、宅地および共有
地が同じ様に配置された、別の住宅街のデータを入力す
る際に、再利用可能となっている。
【0020】CPU30は、各種のソフトウェアがインス
トールされ、これらのソフトウェアを並列処理するマル
チタスク機能を有するものである。CPU30には、イン
ストールされたソフトウェアにより、次に述べる手段地
理31〜34が設けられている。すなわち、CPU30には、
計画を進めている住宅街の形状を三次元的に模擬した住
宅街モデルを生成する住宅街形状生成手段31と、住宅街
形状生成手段31が生成した住宅街モデルから、その気象
状態を簡易的に示す簡易モデルを生成する簡易モデル生
成手段32と、上述した一連の情報蓄積手段21〜26に蓄積
されたデータに基づいて当該住宅街の気象状態を模擬し
たモデルを生成するモデル生成手段33と、上述の情報蓄
積手段21〜26が設けられたハードディスク装置20との間
のデータの入出力を制御する情報制御手段34とが設けら
れている。
【0021】住宅街形状生成手段31は、地理情報蓄積手
段に蓄積されたデータから、その地区の三次元地形モデ
ルを仮想設定し、建物情報蓄積手段23、樹木情報蓄積手
段24、地区計画情報蓄積手段25および概略計画情報蓄積
手段26等に蓄積されたデータを利用して、仮想設定され
た三次元地形モデルの各部に対して、建物、道路および
樹木等を、オペレータが設定することで、その地区に建
物、道路および樹木等が適宜配置された三次元の住宅街
モデルを生成するものである。
【0022】簡易モデル生成手段32およびモデル生成手
段33は、当該住宅街の気象状態のモデルを生成するもの
である。これらの生成手段32,33には、熱環境計算機能
および風環境計算機能が設けられている。このうち、簡
易モデル生成手段32は、モデル生成手段33が生成する気
象状態のモデルが簡略化された簡易モデルを生成するも
のである。換言すれば、簡易モデル生成手段32は、住宅
街形状生成手段31により、概略がおおまかに仮想設定さ
れた簡易化された住宅街モデルに対して、当該住宅街の
気象状態の簡易モデルを生成するものであり、気象情報
蓄積手段22に蓄積された気象データを利用するにあた
り、より少ない気象データで、住宅街の環境を模擬した
簡易モデルの生成が行えるようになっている。
【0023】モデル生成手段33は、熱環境計算機能およ
び風環境計算機能の他に、熱画像計算機能を備え、微気
象のモデルとして、全球熱画像模擬図および風配図を自
動生成するものとなっている。換言すれば、モデル生成
手段33は、住宅街形状生成手段31により仮想設定された
住宅街モデルに対して、後述する一層詳細なモデルを生
成するものである。
【0024】次に、住宅街の具体的な計画例を挙げ、本
実施形態に係る住宅街環境シミュレーション装置1の操
作手順について説明する。まず、住宅街の計画がある程
度進行したら、住宅街形状生成手段31を起動し、この住
宅街形状生成手段31を操作するとともに、情報蓄積手段
21〜26に蓄積されているデータを利用して、計画を進め
ている住宅街の形状を三次元的に模擬した住宅街モデル
7を生成する。この住宅街モデル7は、三次元モデルで
あり、平面視では、図2に示されるように、S字形状に
折れ曲がった道路8により、ブロック40,50に区画され
た住宅街のモデルである。ブロック40には、複数の住宅
41〜45と、これらの住宅41〜45の各々の周囲を囲むよう
に樹木としての落葉樹46および常緑樹47と、ブロック40
の中央部分に配置された道路9とが設けられている。ブ
ロック50には、ブロック40と同様に、複数の住宅51〜54
が設けられ、これらの住宅51〜54の各々の周囲を囲むよ
うに、落葉樹46および常緑樹47が設けられている。
【0025】次に、簡易モデル生成手段32を起動し、住
宅街モデル7についての気象状態の簡易モデルを生成す
る。この簡易モデルを生成するにあたり、住宅街モデル
7の全体を対象とすることができる他、住宅街モデル7
の一部分を対象とすることもできるようになっている。
ここでは、所定の操作を行い、住宅街モデル7の一部分
であるブロック40を対象とする。すると、簡易モデル生
成手段32は、簡易モデルとして、ブロック40の簡易熱環
境図51および簡易風配図52,53の自動生成を行う。簡易
風配図としては、夏季の微風誘因効果図52および冬季の
防風効果図53が生成される。
【0026】簡易熱環境図51は、図3に示されるよう
に、道路9、住宅41〜43および落葉樹46が簡略化されて
描かれるとともに、道路9に沿った表面温度プロフィー
ルを示すものである。この簡易熱環境図51を見ると、8
月においては、緑陰でも表面温度が30℃以下にならな
いことが判る。
【0027】微風誘因効果図52は、図4に示されるよう
に、夏季における風向および風速を表す矢印55が記され
るとともに、住宅41〜43が簡略化されて描かれたものと
なっている。この微風誘因効果図52を見ると、夏季にお
いては、ほぼ南からの微風がブロック40に生じることが
判る。
【0028】防風効果図53は、図5に示されるように、
冬季における風向および風速を表す矢印56が記されると
ともに、住宅41〜43が簡略化されて描かれたものとなっ
ている。この防風効果図53を見ると、冬季においては、
住宅41および住宅42の間、ならびに、住宅42および住宅
43の間に、強い北風が吹き抜けており、北風を充分防ぎ
きれていないことが判る。これは、道路9の両側に配置
された樹木が落葉樹46であることが原因であると考えら
れる。
【0029】簡易熱環境図51の検討により、緑陰もおけ
る表面温度を低下させる必要があることが判り、また、
防風効果図53の検討により、住宅41、住宅42および住宅
43のそれぞれの間に北風を弱める必要があることが判
る。これを改善するため、ブロック40の計画は修正され
る。すなわち、図6に示されるように、住宅41および住
宅42の間の部分48、ならびに、住宅42および住宅43の間
の部分49に、常緑樹47が複数配置される。
【0030】計画の修正が完了したら、モデル生成手段
33を起動し、住宅街モデル7の気象モデルを生成する。
この気象モデルを生成するにあたり、簡易モデルと同様
に、住宅街モデル7の全体だけでなく、住宅街モデル7
の一部分も対象とすることがきるようになっている。こ
こでは、所定の操作を行い、簡易モデルと同様に、住宅
街モデル7の一部分であるブロック40を対象とする。す
ると、モデル生成手段33は、気象モデルとして、ブロッ
ク40の熱環境図61、風配図62,63および全球熱画像模擬
図64の自動生成を行う。ここで、風配図としては、簡易
モデルと同様に、夏季の微風誘因効果図62および冬季の
防風効果図63が生成される。
【0031】熱環境図61は、図7に示されるように、道
路9、住宅41〜43、落葉樹46および常緑樹47が詳細に描
かれるとともに、道路9に沿った表面温度プロフィール
を示すものである。この熱環境図51を見ると、8月の緑
陰における表面温度の最低値が30℃以下になってお
り、計画の修正(部分48および部分49への常緑樹47の配
置)が功を奏したことが判る。
【0032】微風誘因効果図62は、図8に示されるよう
に、夏季における風向および風速をの分布を表す円形グ
ラフ65が記されるとともに、住宅41〜43が簡略化されて
描かれたものとなっている。この微風誘因効果図62を見
ると、夏季においては、ほぼ南からの微風がブロック40
に生じることが判る。
【0033】防風効果図63は、図9に示されるように、
冬季における風向および風速をの分布を表す円形グラフ
66が記されるとともに、住宅41〜43が簡略化されて描か
れたものとなっている。この防風効果図63を見ると、冬
季においては、住宅41および住宅42の間、ならびに、住
宅42および住宅43の間の北風が抑制され、計画の修正
(部分48および部分49への常緑樹47の配置)が功を奏し
たことが判る。
【0034】全球熱画像模擬図64は、図10に示される
ように、任意の季節(図は夏季)における、住宅街の任
意の点の全周囲に存在する物体表面の温度を異なる色
(図では濃淡で示してある。)で表すものである。温度
が上昇するにつれて、青から黄へ、黄から赤へと次第に
変化するようになっている。この全球熱画像模擬図64を
見ると、夏季の緑陰における物の表面温度がおおむね3
0℃以下になっており、これ以上の計画修正が不要であ
ることが判る。なお、図10に示される全球熱画像模擬
図64は、図6中、道路9の上端近傍の点Dにおける全周
囲温度を表すものとなっている。
【0035】前述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果が得られる。すなわち、地理情報蓄積手段21に
蓄積されたデータから、その地区の三次元地形モデルを
仮想設定し、建物情報蓄積手段23、樹木情報蓄積手段24
および地区計画情報蓄積手段25等に蓄積されたデータを
利用して、仮想設定された三次元地形モデルに建物や道
路等を仮想設定するようにしたので、住宅街の三次元モ
デルを生成することができる。そして、生成した住宅街
の三次元モデルについて、その気象状態を模擬した気象
モデルをモデル生成手段33で生成するようにしたので、
この気象モデルを利用すれば、当該住宅街における微気
象の検討を具体的に行うことができる。ここで、その地
区における住宅街の計画が完全に完了する前に、換言す
れば、当該地区の概略計画がある程度完了した状態で、
当該概略計画における気象状態を模擬したモデルをモデ
ル生成手段33で生成し、生成されたモデルから、温度、
湿度および風配等の気象状態についての不具合が生じて
いる否か検討し、検討した結果から、概略計画を修正
し、修正した概略計画における気象状態を模擬したモデ
ルを、モデル生成手段33を再度生成することができる。
従って、上述のようなモデルの生成および計画の修正を
何度か繰り返すことにより、微気候について、十分配慮
された住宅街を計画することができる。
【0036】また、緯度および経度で指定した地点周辺
の地域の形状を等高線で表す図形データが蓄積された地
理情報蓄積手段21を設けたので、住宅街となる地区の地
形について、なだらかな起伏があるか、単に平坦である
のか等の、地形の形状についての地形情報の入力を自動
的に行うことができる。
【0037】さらに、指定した地域における過去の気
温、湿度、風向、風速、降雨量および全天水平面日射量
を含む気象データが蓄積された気象情報蓄積手段22を設
けたので、住宅街となる地区における気象状態を模擬し
たモデルをモデル生成手段が生成するのに、充分な量の
気象データの入力を自動的に行うことができる。
【0038】また、建物情報蓄積手段23を設け、この建
物情報蓄積手段23に、建物の外観形状を示す三次元の図
形データと、前記建物の外装面に設けられる外装材に関
する外装材データと、前記建物の外装面の内外を貫流す
る熱の熱貫流率に関するデータとを蓄積し、建物の三次
元図形データ、建物の外装材データ、および、建物の熱
貫流率を含んだデータから気象モデルを生成するように
したので、住宅街に建築される建物の内部の温度環境に
ついても、その状態を模擬したモデルをモデル生成手段
33で生成することができる。このため、その地区に建築
された建物の室内の温度環境や室内を吹き抜ける風の様
子等についても検討でき、微気候ついて、より一層配慮
がなされた住宅街を計画することができる。また、建物
情報蓄積手段23により、既に前述のデータが建物情報蓄
積手段23に蓄積された建物と、同様の仕様の建物につい
ては、データを入力する手間が省ける。このため、何度
も使用することにより、多くの種類の建物についてのデ
ータが建物情報蓄積手段23に蓄積されると、建物につい
てのデータ入力を大幅に簡略化することができる。
【0039】さらに、各種の樹木についての樹高および
樹幅ならびに各季節における葉の茂り具合に関するデー
タが蓄積された樹木情報蓄積手段24を設けたので、配置
する樹木の種類と位置とを指定することにより、樹木が
適宜配置された住宅街の気象状態を模擬したモデルがモ
デル生成手段33により生成され、樹木を配置したことに
よる効果が検討でき、微気候ついて、より一層配慮がな
された住宅街を計画することができる。
【0040】また、道路、宅地および共有地の位置に関
する位置データと、前記道路の表面を仕上げている舗装
部材に関する舗装部材データとが蓄積された地区計画情
報蓄積手段25を設けれたので、既に計画が完了したため
に、そのデータが地区計画情報蓄積手段25に蓄積された
住宅街に近似した、新たな住宅街の微気象に関するモデ
ルを生成するにあたり、地区計画情報蓄積手段に蓄積さ
れた住宅街のデータを再利用することにより、データを
入力する手間を省くことができる。このため、何度も使
用することにより、多くの住宅街についてのデータが地
区計画情報蓄積手段25に蓄積されると、その住宅街につ
いてのデータ入力を大幅に簡略化することができる。
【0041】さらに、モデル生成手段33で風配図62,63
および全球熱画像模擬図64を自動生成するようにしたの
で、当該地区における微気候を詳細に把握することが可
能となり、住宅街の計画に対する適切な検討が行えるよ
うになり、適切な配慮がなされた住宅街を計画すること
ができる。
【0042】また、モデル生成手段33が生成する当該地
区の気象状態のモデルが簡易化された簡易モデルを生成
する簡易モデル生成手段32を設け、住宅街を計画するに
あたり、簡易モデル生成手段32で簡易モデルを自動生成
し、この簡易モデルで検討を行うようにすれば、モデル
の生成および計画の修正を複数回繰り返しても、その作
業に要する時間が短縮され、住宅街の計画をより迅速に
行うことができる。さらに、正式な計画案を立案する前
に、住宅街に関するおおまかな素案を作成し、素案にお
ける微気候についての簡易モデルを簡易モデル生成手段
32で生成するようにすれば、短時間で立案可能な素案の
適切さを確認したうえで、素案に基づき正式な計画案を
立案することが可能となるので、正式な計画の方向性を
誤ることがなく、適切な配慮がなされた住宅街の計画を
必要最低限の時間で行うことができる。
【0043】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明は、この実施形態に限られるも
のでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の改良並びに設計の変更が可能である。例えば、都市計
画を支援するプログラムがインストールされたコンピュ
ータを利用し、住宅街を計画するにあたり、当該コンピ
ュータで住宅街の三次元モデルを生成する場合には、住
宅街環境シミュレーション装置から、住宅街形状生成手
段を省略してもよい。この場合、住宅街を計画するコン
ピュータから、オンラインまたはオフラインで、住宅街
の三次元モデルのデータを住宅街環境シミュレーション
装置に入力すればよい。
【0044】また、本発明においては、モデル生成手段
で気象状態を示す気象モデルを生成し、この気象モデル
により、微気候について十分配慮された住宅街を計画す
ることができればよいので、簡易モデル生成手段を住宅
街環境シミュレーション装置から省略することができる
が、簡易モデル生成手段を設ければ、前記実施形態のよ
うな効果が得られる。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、住宅
街の計画が完全に完了する前に、換言すれば、当該地区
の概略計画がある程度完了した状態で、当該概略計画に
おける気象状態を模擬したモデルをモデル生成手段で生
成し、生成されたモデルから、温度、湿度および風配等
の気象状態についての不具合が生じている否か検討し、
検討した結果から、計画を修正し、修正した計画におけ
る気象状態を模擬したモデルを、モデル生成手段で再度
生成することが可能となり、このようなモデルの生成お
よび計画の修正を何度か繰り返すことにより、微気候に
ついて、十分配慮された住宅街を計画することができ
る。
【0046】請求項2に記載の本発明によれば、住宅街
となる地区の地形について、なだらかな起伏があるか、
単に平坦であるのか等の、地形の形状についての地形情
報の入力が自動的に行えるようになる。
【0047】請求項3に記載の本発明によれば、住宅街
となる地区における気象状態を模擬したモデルをモデル
生成手段が生成するのに、充分な量の気象データの入力
が自動的に行えるようになる。
【0048】請求項4に記載の本発明によれば、住宅街
に建築される建物の内部の温度環境についても、その状
態を模擬したモデルをモデル生成手段で生成することが
可能となり、その地区に建築された建物の室内の温度環
境や室内を吹き抜ける風の様子等についても検討でき、
微気候ついて、より一層配慮がなされた住宅街を計画す
ることができる。しかも、建物情報蓄積手段により、既
に前述のデータが建物情報蓄積手段に蓄積された建物
と、同様の仕様の建物については、データを入力する手
間が省けるので、何度も使用することにより、多くの種
類の建物についてのデータを建物情報蓄積手段に蓄積す
れば、建物についてのデータ入力を大幅に簡略化するこ
とができる。
【0049】請求項5に記載の本発明によれば、配置す
る樹木の種類と位置とを指定することにより、樹木が適
宜配置された住宅街の気象状態を模擬したモデルがモデ
ル生成手段により生成され、樹木を配置したことによる
効果が検討でき、微気候ついて、より一層配慮がなされ
た住宅街を計画することができる。
【0050】請求項6に記載の本発明によれば、既に計
画が完了したために、そのデータが地区計画情報蓄積手
段に蓄積された住宅街に近似した、新たな住宅街の微気
象に関するモデルを生成するにあたり、地区計画情報蓄
積手段に蓄積された住宅街のデータを再利用することに
より、データを入力する手間を省くことができる。そし
て、何度も使用することにより、多くの住宅街について
のデータを地区計画情報蓄積手段に蓄積すれば、住宅街
についてのデータ入力を大幅に簡略化することができ
る。
【0051】請求項7に記載の本発明によれば、当該地
区における微気候を詳細に把握することが可能となり、
住宅街の計画に対する適切な検討が行えるようになり、
適切な配慮がなされた住宅街を計画することができる。
【0052】請求項8に記載の本発明によれば、モデル
の生成および計画の修正を複数回繰り返しても、その作
業に要する時間が短縮され、住宅街の計画をより迅速に
行うことができる。また、正式な計画案を立案する前
に、住宅街に関するおおまかな素案を作成し、素案にお
ける微気候についての簡易モデルを生成することも可能
となり、短時間で立案可能な素案の適切さを確認したう
えで、素案に基づき正式な計画案を立案することが可能
となるので、正式な計画の方向性を誤ることがなく、適
切な配慮がなされた住宅街の計画を必要最低限の時間で
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の一形態の全体を示すブロッ
ク図である。
【図2】前記実施形態に係る住宅街の平面図である。
【図3】前記実施形態で作成した簡易熱環境図を示す図
である。
【図4】前記実施形態で作成した簡易風配図である微風
誘因効果図を示す図である。
【図5】前記実施形態で作成した簡易風配図である防風
効果図を示す図である。
【図6】前記実施形態における計画の修正作業を説明す
るための図である。
【図7】前記実施形態で作成した熱環境図を示す図であ
る。
【図8】前記実施形態で作成した風配図である微風誘因
効果図を示す図である。
【図9】前記実施形態で作成した風配図である防風効果
図を示す図である。
【図10】前記実施形態で作成した全球熱画像模擬図を
示す図である。
【符号の説明】
1 住宅街環境シミュレーション装置 21 地理情報蓄積手段 22 気象情報蓄積手段 23 建物情報蓄積手段 24 樹木情報蓄積手段 25 地区計画情報蓄積手段 26 概略計画情報蓄積手段 32 簡易モデル生成手段 33 モデル生成手段 62 モデル生成手段が作成した風配図である微風誘因効
果図 63 モデル生成手段が作成した風配図である防風効果図 64 モデル生成手段が作成した全球熱画像模擬図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の住宅が建築される地区の局所的な気
    象状態を模擬したモデルを生成するための住宅街環境シ
    ミュレーション装置であって、 所定の地域の地形に関するデータが蓄積された地理情報
    蓄積手段と、前記地域の気象に関するデータが蓄積され
    た気象情報蓄積手段と、前記地区に建築される建物に関
    するデータが蓄積された建物情報蓄積手段と、前記地区
    に植えられる樹木に関するデータが蓄積された樹木情報
    蓄積手段と、当該地区の道路や宅地の配置についての計
    画に関するデータが蓄積される地区計画情報蓄積手段
    と、当該地区の道路や宅地の配置についての概略計画に
    関するデータが蓄積される概略計画情報蓄積手段と、こ
    れらの情報蓄積手段のデータに基づいて当該地区の気象
    状態を模擬したモデルを生成するモデル生成手段とを備
    えていることを特徴とする住宅街環境シミュレーション
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の住宅街環境シミュレーシ
    ョン装置において、前記地理情報蓄積手段には、緯度お
    よび経度で指定した地点周辺の地域の形状を等高線で表
    す図形データが蓄積されていることを特徴とする住宅街
    環境シミュレーション装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の住宅街環
    境シミュレーション装置において、前記気象情報蓄積手
    段には、指定した地域における過去の気温、湿度、風
    向、風速、降雨量および全天水平面日射量を含む気象デ
    ータが蓄積されていることを特徴とする住宅街環境シミ
    ュレーション装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の住宅街環境シミュレーション装置において、前記建物
    情報蓄積手段には、前記建物の外観形状を示す三次元の
    図形データと、前記建物の外装面に設けられる外装材に
    関する外装材データと、前記建物の外装面の内外を貫流
    する熱の熱貫流率に関するデータとが蓄積されることを
    特徴とする住宅街環境シミュレーション装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の住宅街環境シミュレーション装置において、前記樹木
    情報蓄積手段には、各種の樹木についての樹高および樹
    幅ならびに各季節における葉の茂り具合に関するデータ
    が蓄積されていることを特徴とする住宅街環境シミュレ
    ーション装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の住宅街環境シミュレーション装置において、前記地区
    計画情報蓄積手段には、前記道路、前記宅地および共有
    地の位置に関する位置データと、前記道路の表面を仕上
    げている舗装部材に関する舗装部材データとが蓄積され
    ることを特徴とする住宅街環境シミュレーション装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれかに記載
    の住宅街環境シミュレーション装置において、前記モデ
    ル生成手段は、前記モデルとして、風配図および全球熱
    画像模擬図を自動生成するものであることを特徴とする
    住宅街環境シミュレーション装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項7のいずれかに記載
    の住宅街環境シミュレーション装置において、前記モデ
    ル生成手段が生成する当該地区の気象状態のモデルを簡
    略化した簡易モデルを生成する簡易モデル生成手段が備
    えられていることを特徴とする住宅街環境シミュレーシ
    ョン装置。
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