JP2002023638A

JP2002023638A - 識別ラベル

Info

Publication number: JP2002023638A
Application number: JP2000205986A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Watanabe; 正渡辺
Original assignee: Sato Corp
Current assignee: Sato Corp
Priority date: 2000-07-07
Filing date: 2000-07-07
Publication date: 2002-01-23

Abstract

(57)【要約】【課題】おにぎりを搬送する際に、おにぎりの
種類を取り出さずに容易に識別可能とするおにぎりの識
別ラベルを提供する。【解決手段】食品などを包装したおにぎり３等の包
装体に貼付される識別ラベル４であって、この識別ラベ
ル４は前記包装体の上部に貼付されるとともに、前記包
装体の種類を識別できるような識別色８を印刷してある
ことを特徴とする識別ラベル４である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、おにぎりなどの食
品等に貼付される識別ラベルであって、特に同一形状の
食品の分類を容易に確認することができる識別ラベルに
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、食品加工工場で加工されたおにぎ
りは、一般的に三角形状の形状を有しており、各スーパ
ーやデパートなどに配送されている。おにぎりには、具
材の種類が多く、例えば、「梅干」、「おかか」、「か
つお節」、「鮭」、「明太子」、「昆布」等々ありこれ
らを２種類以上の混合物等、適宜選択することもでき
る。これら多くの種類のおにぎりをコンテナに整然と詰
まれて各スーパー、コンビニ或いはデパートに配送する
ものである。

【０００３】図６は、おにぎりを入れたコンテナの全体
斜視図であり、コンテナ１には具材の種類により複数種
類のおにぎり2・・２が複数列に入れられている。この
各おにぎり２は、三角形の形状を有し、商品名、価格、
原材料、製造者などが印字された表示ラベル（図示せ
ず）が、おにぎり２を包装した包装材の一方面側に貼付
され、他方面側にはおにぎり２の具材の種類により具材
の名称を印刷された円形の識別ラベルＬが貼付されてい
る。

【０００４】しかしながら、コンテナ１によって運ばれ
るおにぎり２・・２は、具材の種類により同数個入れら
れることが殆ど無く、具材の種類により個数がまちまち
であり、かつ、複数列におにぎり２・・２を入れた場合
に、おにぎり２に貼付した識別ラベルＬがおにぎり同士
に阻まれて隠れるので、コンテナ１内にどの種類のおに
ぎりが何処にあるか不明確になるという問題が発生す
る。また、おにぎりを取り出すときに、おにぎり２の種
類を確認する必要があり、陳列作業が煩雑になるという
問題が発生する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
を解決するために、コンテナに入れたおにぎりの種類を
取り出さずに容易に識別可能とするおにぎりの識別ラベ
ルを提供する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、コンテナに詰
まれた包装体の頂点に着目したもので、食品などを包装
したおにぎり等の包装体に貼付される識別ラベルであっ
て、この識別ラベルは前記包装体の上部に貼付されると
ともに、前記包装体の種類を識別できるような識別色を
印刷してあることを特徴とする識別ラベルである。

【０００７】上記識別ラベルは、その周囲の全周に亘っ
て複数の切欠部が所定の間隔で形成されてあることを特
徴とする識別ラベルである。

【０００８】上記識別ラベルは、前記包装体の種類を識
別する文字が印刷されていることを特徴とする識別ラベ
ル。

【０００９】従って、コンテナに詰まれたおにぎりを上
部から識別色（色彩）と文字によって、確認することが
できるので、食品加工工場からの出荷時の伝票との照合
が容易にできるとともに、各スーパーの食品棚に陳列す
るときにも、一々取り出して確認する必要がなく、陳列
作業が効率にできる。

【００１０】また、識別ラベルは、その周囲の全周に亘
って複数の切欠部が所定の間隔で形成してあるので、識
別ラベルをおにぎりに貼付する時にラベル内に気泡が入
ることながなく綺麗に識別ラベルを貼付することができ
る。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図１乃至図
５に基づいて説明する。図１は本実施の形態のおにぎり
を運ぶコンテナを説明する斜視図であり、図２は識別ラ
ベルの平面図である。上部を開放されたコンテナ１に
は、種類の異なる三角形のおにぎり３・・３が複数列に
詰まれている。本実施の形態のコンテナ１に詰まれてい
る各おにぎり３は、「うめぼし」のおにぎり３ａ・・３
ａが４個、「おかか」のおにぎり3ｂ・・３ｂが５個、
「鮭」のおにぎり3ｃ・・３ｃが４個、「明太子」のお
にぎり3ｄ・・３ｄが５個、詰まれて並んでいる。

【００１２】三角形状を有する各おにぎり３は、コンテ
ナ１に詰まれた時に、三角形の角部が上部を向くので、
その頂点を跨いで識別ラベル４が貼付されている。略長
方形の形状を有したし識別ラベル４は、紙または合成紙
などからなる基材５の一方面に印刷面を他方面に粘着剤
６が塗布されている。印刷面には、おにぎりの具材の名
称を印刷した具材名７と、印刷面全体に具材の種類によ
り色別される識別色８が印刷されている。なお、具材名
７を印字した色と、識別色８とは異なった色で印刷され
るもので、具材名７が視認可能な色の組合せとする。

【００１３】コンテナに詰まれた識別ラベル４には、お
にぎり３の種類により「うめぼし」のおにぎり３ａに
「うめぼし」を印刷した識別ラベル４ａと、「おかか」
のおにぎり３ｂに「おかか」を印刷した識別ラベル４ｂ
と、「鮭」のおにぎり3ｃに「鮭」を印刷した識別ラベ
ル４ｃ、「明太子」のおにぎり3ｄに「明太子」を印刷
した識別ラベル４ｄとが詰まれている。

【００１４】尚、本実施の形態では、「うめぼし」のお
にぎり３ａの具材名７を印刷した印刷色は黒で識別色８
は白であり、「おかか」のおにぎり3ｂの具材名７を印
刷した印刷色は黒で識別色８は薄い青、「鮭」のおにぎ
り3ｃの具材名７を印刷した印刷色は黒で識別色８は黄
色、「明太子」のおにぎり3ｄの具材名７を印刷した印
刷色は黒で識別色８は橙色とする。また、具材名７の印
刷色および識別色８の組合せは、任意に印刷できるもの
であるが、具材名７が視認可能な組合せであれば何れの
色の組合せでもよい。

【００１５】このように、コンテナ１に詰まれた各おに
ぎり３は、その上部の頂点を跨いで識別ラベル４貼付さ
れているので、コンテナ１に載置された各種のおにぎり
３と伝票に記載されたおにぎりの種類と個数とが容易に
確認できるので、加工工場の出荷時の伝票と各種おにぎ
り３の確認作業が容易になるとともに、スーパーなどの
店舗に配送する時にも確認作業が容易であり、スーパー
の商品棚（図示せず）に陳列する場合でも、コンテナ１
に詰まれた状態で各おにぎり３の種類が確認出来るの
で、陳列作業が効率よく作業ができる。

【００１６】識別ラベルの他の例として、図３及び図４
に基づいて説明する。図３は識別ラベル９の平面図であ
り、識別ラベル９は、「うめぼし」のおにぎりに貼付さ
れる識別ラベル９ａであり、識別ラベル９ａは略円形状
の形状を有し、その円周には所定の間隔をもって、切取
部１０・・１０が複数形成されている。尚、本実施の形
態の識別ラベル９ａの切欠部１０の切欠数は８つ形成さ
れている。この各切取部１０・・１０は、所定の幅を有
するとともに、所定の奥行きの長さで切り取られてい
る。

【００１７】また、切取部１０と切欠部１０との間に
は、小片１１・・１１複数形成されている。識別ラベル
９ａの円周に形成された各切取部１０の内側には、識別
色８が円形状に印刷され、その識別色８の領域に具材名
７（図３において「うめぼし」）が印刷されるようにし
てある。また、図示しないが印刷面の反対の面には粘着
材６が塗布されている。

【００１８】図４は識別ラベル１２の平面図であり、識
別ラベル１２は、「うめぼし」のおにぎりに貼付される
識別ラベル１２ａであり、識別ラベル１２ａは略円形状
の形状を有し、その円周には所定の間隔をもって、台形
状の切取部１３・・１３が複数形成されている。尚、本
実施の形態の識別ラベル１２ａの切欠部１３の切欠数は
８つ形成されている。この切取部１０・・１０は、略台
形状に切り取られ、所定の奥行きの長さで切り取られて
いる。この台形状の切取部１３・・１３は、円周縁が広
く、また奥行き側が狭くなるような台形状に切り取られ
ている。

【００１９】また、切取部１３と切取部１３との間に
は、小片１４・・１４が複数形成されている。識別ラベ
ル１２ａの円周に形成された各切取部１３の内側には、
識別色８が円形状に印刷され、その識別色８の領域に具
材名７（図４において「うめぼし」）が印刷されるよう
にしてある。また、図示しないが印刷面の反対の面には
粘着材６が塗布されている。

【００２０】図５はラベル吸着貼付機構の一例を示した
概略説明図であり、ラベル吸着貼付機構２０は、シリン
ダ１５のロッド１６の先端部にラベル吸着用の吸着体１
７が設けられている。吸着体１７は、スポンジ状の柔ら
かな弾性部材が設けられ、例えば具材として「うめぼ
し」を入れたおにぎり３に貼付する識別ラベルとした識
別ラベル９は、図示しない繰り出し装置により、繰り出
され吸着体１７の下面で吸着するものであり、吸着体１
７の下側にあるおにぎり３の上部頂点に向かって、ロッ
ド１６が伸び吸着体１７の押圧により識別ラベル９をお
にぎり３貼付するものである。

【００２１】識別ラベル９を貼付する時に、識別ラベル
９の円周に形成した切欠部１０・・１０により、小片１
１・・１１が内側に折りたたまれるので、識別ラベル９
の内包に気泡が入ることなく、識別ラベル９は綺麗に貼
付される。また、商品名、価格、原材料、製造者などが
印字された表示ラベル１８がおにぎり３に貼付してあ
る。

【００２２】尚、識別ラベルの円周に形成された切欠部
の形状或いは切欠部の数は、本実施の形態で説明した形
状或いは数に限定されるものでなく、設計要求等に基づ
き種々変更可能である。また、包装体としておにぎりで
説明したが、これに限定するものでなくサンドイッチ等
の食品類に或いは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適
宜変更することができることは言うまでもない。さらに
また、本実施の形態で説明した具材名は、これい限定さ
れることなくおにぎりの具材として使用されるもの全て
に含まれるものである。

【００２３】

【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明したように食
品加工工場からの出荷時に、伝票との照合が容易にでき
るとともに各スーパーの食品棚に陳列するときにも、一
々取り出しておにぎりの種類を確認する必要がなく、陳
列作業が効率よくできる。また、ラベル内に気泡が入る
ことながなく綺麗に識別ラベルを貼付することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のおにぎりを運ぶコンテナを説明する斜
視図である。

【図２】識別ラベル４の平面図である。

【図３】他の識別ラベル９の平面図である。

【図４】他の識別ラベル１２の平面図である。

【図５】ラベル吸着貼付機構の一例を示した概略説明図
である。

【図６】従来のおにぎりを入れたコンテナの全体斜視図
である。

【符号の説明】

１コンテナ３おにぎり４識別ラベル４ａ「うめぼし」おにぎりの識別ラベル４ｂ「おかか」おにぎりの識別ラベル４ｃ「鮭」おにぎりの識別ラベル４ｄ「明太子」おにぎりの識別ラベル７具材名８識別色９識別ラベル（他の例）１０切欠部１１小片１２識別ラベル（他の例）１８表示ラベル２０ラベル吸着貼付機構Ｌ識別ラベル（従来）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】食品などを包装した包装体に貼付さ
れる識別ラベルであって、この識別ラベルは前記包装体の上部に貼付されるととも
に、前記包装体の種類を識別できるような識別色を印刷
してあることを特徴とする識別ラベル。
【請求項２】前記識別ラベルは、その周囲の全周に
亘って複数の切欠部が所定の間隔で形成されてあること
を特徴とする請求項１記載の識別ラベル。
【請求項３】前記識別ラベルは、前記包装体の種類
を識別する文字が印刷されていることを特徴とする請求
項１又は２記載の識別ラベル。