JP2002022656A - 分光光度計 - Google Patents

分光光度計

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JP2002022656A
JP2002022656A JP2000201859A JP2000201859A JP2002022656A JP 2002022656 A JP2002022656 A JP 2002022656A JP 2000201859 A JP2000201859 A JP 2000201859A JP 2000201859 A JP2000201859 A JP 2000201859A JP 2002022656 A JP2002022656 A JP 2002022656A
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JP
Japan
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detector
light
sample
detectors
side cell
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Application number
JP2000201859A
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English (en)
Inventor
Kasumi Yokota
佳澄 横田
Kaori Kinoshita
香織 木下
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、参照側光束と試料側光束の検出器へ
の入射角を同一として、しかもミラー枚数を増加させず
に複数の検出器を配置することを目的とする。 【解決手段】本発明では、集光鏡11により反射・集光
された光束は、検出器に導かれる。検出器は受光面積が
異なる3種類があり、一番小さい受光面積をもつ検出器
D1は、受光面積に対して適切な光束の位置に固定され
ている。次に受光面積の小さい検出器D2及び受光面積
の一番大きい検出器D3は検出器ベース12に配置され
ている。検出器ベース12は左右方向に移動可能になっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分光光度計に関
し、特に試料側光束及び参照側光束の二系統の光路を有
するダブルビーム型の分光光度計に関する。
【0002】
【従来の技術】ダブルビーム型の分光光度計の最大の利
点は、光源や検出器、光学系の経時変化を相殺し得る点
にある。従来より知られている一般的なダブルビーム型
の分光光度計の光路構成の一例を図3に示す。この構成
では、参照側セル(溶媒を収容したセル)37及び試料
側セル(試料溶液を収容したセル)38の2個のセルを
並設した標準的な試料室ユニットが試料室設置空間に装
着されている。
【0003】光源31から発した光はモノクロメータ3
2に導入され、所定波長を有する単色光が取り出され
る。この単色光は反射鏡33によりセクタ鏡34に送ら
れ、軸A’を中心に回転するセクタ鏡34にて試料側及
び参照側の二方向に交互に振り分けられる。セクタ鏡3
4で反射された参照側光束Rは反射鏡35を介して参照
側セル37に照射され、参照側セル37を透過した後に
集光鏡39により反射・集光されて光検出器42の受光
面へと導かれる。
【0004】一方セクタ鏡34の反射鏡面に当たらなか
った試料側光束Sは、反射鏡36を介して試料側セル3
8に照射され、試料側セル38を透過した後に集光鏡4
0により反射・集光され、更に折返し平面鏡41にて反
射されて光検出器42の受光面へ導かれる。参照側セル
37を通過した参照側光束Rと試料側セル38を通過し
た試料側光束Sとは、セクタ鏡34の回転に同期して交
互に光検出器42に導入されるから、この両者の受光信
号を用いて所定の信号処理を行うことにより、ノイズや
光量変動、或いは溶媒の光吸収等の影響を相殺して正確
な吸光度を計算することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
分光光度計では、参照側光束Rと試料側光束Sとは、検
出器の直前で同一光軸に無いので、それぞれの光束に対
して光検出器42に入射させるための鏡39、40、4
1が必要となる。しかも、参照側光束Rと試料側光束S
の入射方向が異なるので、検出器の見込み角が大きくな
り、特に近赤外・赤外光の検出においてはノイズ増加の
原因となる。また、参照側光束と試料側光束用に検出器
を複数個設けることも考えられるが、検出器同士は近く
に配置できないことと検出器の受光面積の違い等からさ
らに切換用ミラーを複数必要とした。そこで、本発明
は、上記課題を解決し、参照側光束と試料側光束の検出
器への入射角を同一として、しかもミラー枚数を増加さ
せずに複数の検出器を配置することを可能とすることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、光源と、光源の光軸上に配置された試料側
セル及び参照側セルと、該試料側セル及び参照側セルか
らの光束を検出する検出器を備えた分光光度計におい
て、前記試料側セル及び参照側セルからの光束を検出器
入射前に同一光軸上にする光軸調整手段を設けたことを
特徴とする分光光度計である。ここで、光軸調整手段と
は、試料側セル及び参照側セルからの光束を同一光軸上
にするものならば特に限定されず、例えば、セクターミ
ラー、集光鏡の組み合わせを用いることができる。ま
た、「検出器入射前」とは、試料側セル及び参照側セル
と検出器までの光路の任意の位置を意味する。
【0007】光源としては、例えば紫外用に重水素ラン
プ、可視、近赤外用としてタングステンランプやタング
ステンよう素ランプなどを用いることができるが、これ
らに限定されない。また、セルは、例えば角形セルで、
材質としてはガラス、石英などが用いられる。検出器
は、例えば光電子像倍管、シリコンホトセル、シリコン
ホトダイオードなどを用いることができるが、これらに
限定されない。
【0008】また、本発明は、検出器を複数配置し、試
料側セル及び参照側セルからの光束の光軸上に検出器を
移動させる手段を備えてもよい。移動手段としては、例
えば検出器をステージ上に載せて、ねじ送り機構、ラッ
ク・ピニオン機構、エアスライダ、リニアモータなどで
平行移動させるものが挙げられるが、これらに限定され
ない。例えば、複数の検出器を回転板に載せて、回転移
動させてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の分光光度計の全体概略図
を示す。図中1は、光源であり、例えばタングステンラ
ンプが用いられる。光源1から発した光はモノクロメー
タ2に導入され、所定波長を有する単色光が取り出され
る。この単色光は反射鏡3によりセクタ鏡4に送られ、
軸Aを中心に回転するセクタ鏡4にて試料側及び参照側
の二方向に交互に振り分けられる。
【0010】7は参照側セル、8は試料側セルで、これ
らセルは図示しない試料室ユニットの試料室設置空間に
装着されている。セクタ鏡4で反射された参照側光束R
は反射鏡5を介して参照側セル7に照射され、一方セク
タ鏡4の反射鏡面に当たらなかった試料側光束Sは、反
射鏡6を介して試料側セル8に照射される。
【0011】参照側セル7から出た光束は、平面鏡9で
反射され、セクタ鏡10に到達する。一方、試料側セル
8から出た光束は、直接セクタ鏡10に到達する。セク
タ鏡10では、試料側光束Sと参照側光束Rを交互に振
り分けて集光鏡11へ導く。このとき、試料側光束Sと
参照側光束Rは同一光軸上にある。なお、一般的に入射
前の光束よりも検出器の受光面積が小さいので、集光鏡
11は、反射面の曲率は大きくとる必要がある。
【0012】集光鏡11により反射・集光された光束
は、検出器に導かれる。検出器は受光面積が異なる3種
類があり、一番小さい受光面積をもつ検出器D1は、受
光面積に対して適切な光束の位置に固定されている。次
に受光面積の小さい検出器D2及び受光面積の一番大き
い検出器D3は検出器ベース12に配置されている。検
出器ベース12は図の左右方向に移動可能になってお
り、移動機構は、図示しないが、例えば、光軸方向に垂
直に延在する軌道上に摺動可能に載置し、リニアモータ
等からなるアクチュエータで移動させるものが挙げられ
る。なお、検出器にはセクタ鏡10の回転に同期して交
互に試料側光束Sと参照側光束Rが導入されるから、こ
の両者の受光信号を用いて所定の信号処理を行うことに
より、ノイズや光量変動、或いは溶媒の光吸収等の影響
を相殺して正確な吸光度を計算することができる。
【0013】以上の構成で、検出器の切換えについて図
2に基づいて説明する。図2は図1の集光鏡11以降の
みを示している。図2(a)は検出器D1を使用する場
合である。D1は受光面積が小さく入射精度が一番要求
されるが、これを固定することで安定化が図れる。図2
(b)は検出器D2を使用する場合である。検出器ベー
ス12を図の右方向にスライドさせて、検出器D2に光
束を入射させる。検出器D2の受光面積は検出器D1よ
り大きいので、検出器D1は遮蔽された状態となり、集
光鏡11からの光束は全て検出器D2に入射する。この
とき、固定された検出器に対して光束を合わせる方法を
取ると、鏡の角度誤差は鏡と検出器の距離が長ければ長
いほど大きく影響する。それに対して、本発明のような
移動機構を採用すれば、誤差は位置再現性のみに依存す
るので角度誤差の影響を小さくできる。また、受光面積
の大きい検出器D2を移動させるので、入射精度に対す
る影響を相対的に小さくすることができる。しかも集光
鏡11から検出器までの距離を適切に取ることで、入射
光束を変えられるので検出器入射光のロスを減らすこと
ができる。さらに、見込み角を小さくできるので、赤外
領域でのS/Nの向上が期待できる。なお、他の検出器
D3も同様に検出器ベース12を図の左方向にスライド
させて光束を入射させる。
【0014】以上の説明では、検出器を同じベースに配
置したが、それぞれ独立なスライド機構とすることもで
きる。また、試料側光束と参照側光束の切換えはセクタ
鏡には限定されない。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、複数の検出器を設置で
き、しかも受光面積の大きい検出器を移動させることに
より、入射精度に対する影響を相対的に小さくすること
ができる。また、集光鏡から検出器までの距離を適切に
取ることで、入射光束を変えられるので検出器入射光の
ロスを減らすことができる。さらに、見込み角を小さく
できるので、赤外領域でのS/Nの向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分光光度計の全体概略図
【図2】集光鏡以降の概略図
【図3】従来の分光光度計の全体概略図
【符号の説明】
1:光源 2:モノクロメータ 3:試料導入流路 4、10:セクタ鏡 7:参照側セル 8:試料側セル 11:集光鏡 12:検出器ベース D1、D2、D3:検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G020 AA03 AA04 AA05 CB05 CB07 CB25 CB33 CB42 CB43 CC13 CC48 CD13 CD23 CD24 CD32 CD57 2G059 EE12 FF09 GG03 GG07 HH01 HH02 HH03 JJ06 JJ14 JJ22 JJ24 KK03 LL01 MM14 NN08 2G065 AA04 AB02 AB04 AB05 AB23 AB27 BA09 BA18 BB12 BB29 BB44 BC05 CA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、光源の光軸上に配置された試料側
    セル及び参照側セルと、該試料側セル及び参照側セルか
    らの光束を検出する検出器を備えた分光光度計におい
    て、前記試料側セル及び参照側セルからの光束を検出器
    入射前に同一光軸上にする光軸調整手段を設けたことを
    特徴とする分光光度計。
  2. 【請求項2】検出器を複数配置し、試料側セル及び参照
    側セルからの光束の光軸上に移動させる手段を有する請
    求項1記載の分光光度計。
JP2000201859A 2000-07-04 2000-07-04 分光光度計 Pending JP2002022656A (ja)

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