JP2002022644A - 工程管理用の粒径分布測定システム - Google Patents
工程管理用の粒径分布測定システムInfo
- Publication number
- JP2002022644A JP2002022644A JP2000208740A JP2000208740A JP2002022644A JP 2002022644 A JP2002022644 A JP 2002022644A JP 2000208740 A JP2000208740 A JP 2000208740A JP 2000208740 A JP2000208740 A JP 2000208740A JP 2002022644 A JP2002022644 A JP 2002022644A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particle size
- size distribution
- measured
- sample
- measurement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002245 particle Substances 0.000 title claims abstract description 147
- 238000004886 process control Methods 0.000 title claims abstract description 34
- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims abstract description 135
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 86
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 31
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims abstract description 14
- 230000010365 information processing Effects 0.000 claims description 33
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 16
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 claims description 15
- 238000002296 dynamic light scattering Methods 0.000 claims description 8
- 238000000149 argon plasma sintering Methods 0.000 claims 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 5
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 47
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 24
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 7
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 4
- 238000010923 batch production Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005054 agglomeration Methods 0.000 description 2
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 239000011882 ultra-fine particle Substances 0.000 description 2
- 238000001132 ultrasonic dispersion Methods 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 101000617541 Danio rerio Presenilin-2 Proteins 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000010790 dilution Methods 0.000 description 1
- 239000012895 dilution Substances 0.000 description 1
- 238000013073 enabling process Methods 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 239000012488 sample solution Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 粒径分布測定装置を工場での製品製造の
管理工程に使うことができる工程管理用の粒径分布測定
システムを提供する。 【解決手段】 測定対象試料Sを取り込むサンプリング
部11a〜11fを備え、かつ測定対象試料Sを粒径分
布の測定にふさわしい測定溶液S’とする前処理装置1
1と、この測定溶液S’の粒径分布を測定する粒径分布
測定装置10とからなる工程管理用の粒径分布測定シス
テム1において、測定対象試料Sの粒径分布を算出し、
この粒径分布の測定値を用いて工場2の工程管理を可能
とする情報を供給する。
管理工程に使うことができる工程管理用の粒径分布測定
システムを提供する。 【解決手段】 測定対象試料Sを取り込むサンプリング
部11a〜11fを備え、かつ測定対象試料Sを粒径分
布の測定にふさわしい測定溶液S’とする前処理装置1
1と、この測定溶液S’の粒径分布を測定する粒径分布
測定装置10とからなる工程管理用の粒径分布測定シス
テム1において、測定対象試料Sの粒径分布を算出し、
この粒径分布の測定値を用いて工場2の工程管理を可能
とする情報を供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工程管理用の粒径
分布測定システムに関するものであり、より詳細には、
工場の工程を管理するために粒径分布測定装置を用いた
工程管理用の粒径分布測定システムに関するものであ
る。
分布測定システムに関するものであり、より詳細には、
工場の工程を管理するために粒径分布測定装置を用いた
工程管理用の粒径分布測定システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場などの各工程での製品を
管理する場合、粒径分布測定装置によってバッチ処理的
に各工程でのサンプルを抽出し、その測定を行なうこと
が行われている。すなわち、作業者は粒径分布測定装置
によって測定する測定対象試料(サンプル)を工場内の
配管等から幾らか取出して、これを粒径分布測定装置に
投入して測定を行うことにより、工場における各工程に
適切な加工材料が供給されているかどうかを確認してい
た。
管理する場合、粒径分布測定装置によってバッチ処理的
に各工程でのサンプルを抽出し、その測定を行なうこと
が行われている。すなわち、作業者は粒径分布測定装置
によって測定する測定対象試料(サンプル)を工場内の
配管等から幾らか取出して、これを粒径分布測定装置に
投入して測定を行うことにより、工場における各工程に
適切な加工材料が供給されているかどうかを確認してい
た。
【0003】例えば、工場配管によって加工材料として
ウエハの研磨剤が供給されている場合には、この研磨剤
に凝集や削りカスなどが混入することにより、ウエハに
傷を付ける場合が多い。このため、従来より研磨剤の粒
径分布を測定することにより、加工時に生じかねない不
都合を防ぐことが行われている。
ウエハの研磨剤が供給されている場合には、この研磨剤
に凝集や削りカスなどが混入することにより、ウエハに
傷を付ける場合が多い。このため、従来より研磨剤の粒
径分布を測定することにより、加工時に生じかねない不
都合を防ぐことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たバッチ処理的な粒径分布の測定では、作業者が粒径分
布の測定を行うために多くの時間を要するため、リアル
タイム性に欠けるという問題があった。すなわち、作業
者は工場配管などから加工材料を測定対象試料として取
出して、これを希釈するなどして粒径分布の測定に必要
な状態に整えて測定溶液を作成した後に、この測定溶液
を粒径分布測定装置に供給する必要があった。
たバッチ処理的な粒径分布の測定では、作業者が粒径分
布の測定を行うために多くの時間を要するため、リアル
タイム性に欠けるという問題があった。すなわち、作業
者は工場配管などから加工材料を測定対象試料として取
出して、これを希釈するなどして粒径分布の測定に必要
な状態に整えて測定溶液を作成した後に、この測定溶液
を粒径分布測定装置に供給する必要があった。
【0005】したがって、作業者が粒径分布測定装置に
よって加工材料の異常などを発見した時点では、既にこ
の加工材料を用いた加工の工程が始まっていることもあ
り、手遅れの状態となることが多かった。
よって加工材料の異常などを発見した時点では、既にこ
の加工材料を用いた加工の工程が始まっていることもあ
り、手遅れの状態となることが多かった。
【0006】また、前記測定溶液に凝集が生じている場
合や、濃度が粒径分布測定装置における測定を正確に行
える範囲外である場合などには、作業者は再び測定用液
を調整しなおす必要があり、これによっても粒径分布の
測定に時間がかかることがあった。
合や、濃度が粒径分布測定装置における測定を正確に行
える範囲外である場合などには、作業者は再び測定用液
を調整しなおす必要があり、これによっても粒径分布の
測定に時間がかかることがあった。
【0007】本発明は、上述のような課題を考慮に入れ
てなされたものであって、その目的は粒径分布測定装置
を工場での製品製造の管理工程に使うことができる工程
管理用の粒径分布測定システムを提供することである。
てなされたものであって、その目的は粒径分布測定装置
を工場での製品製造の管理工程に使うことができる工程
管理用の粒径分布測定システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明の工程管理用の粒径分布測定システムは、
測定対象試料を取り込むサンプリング部を備え、かつ測
定対象試料を粒径分布の測定にふさわしい測定溶液とす
る前処理装置と、この測定溶液の粒径分布を測定する粒
径分布測定装置とからなる工程管理用の粒径分布測定シ
ステムにおいて、測定対象試料の粒径分布を算出し、こ
の粒径分布の測定値を用いて工場の工程管理を可能とす
る情報を提供することを特徴としている。
に、第1発明の工程管理用の粒径分布測定システムは、
測定対象試料を取り込むサンプリング部を備え、かつ測
定対象試料を粒径分布の測定にふさわしい測定溶液とす
る前処理装置と、この測定溶液の粒径分布を測定する粒
径分布測定装置とからなる工程管理用の粒径分布測定シ
ステムにおいて、測定対象試料の粒径分布を算出し、こ
の粒径分布の測定値を用いて工場の工程管理を可能とす
る情報を提供することを特徴としている。
【0009】第2発明の工程管理用の粒径分布測定シス
テムは、測定対象試料を取り込むサンプリング部を備
え、かつ測定対象試料を粒径分布の測定にふさわしい測
定溶液とする前処理装置と、この測定溶液の粒径分布を
測定する粒径分布測定装置と、前記前処理装置および粒
径分布測定装置に制御可能に接続されて測定対象試料の
粒径分布を算出し、この粒径分布の測定値を用いて工場
の工程管理を可能とする情報処理装置とを有することを
特徴としている。
テムは、測定対象試料を取り込むサンプリング部を備
え、かつ測定対象試料を粒径分布の測定にふさわしい測
定溶液とする前処理装置と、この測定溶液の粒径分布を
測定する粒径分布測定装置と、前記前処理装置および粒
径分布測定装置に制御可能に接続されて測定対象試料の
粒径分布を算出し、この粒径分布の測定値を用いて工場
の工程管理を可能とする情報処理装置とを有することを
特徴としている。
【0010】したがって、本発明の工程管理用の粒径分
布測定システムを用いることにより、測定対象試料を取
り込んだ後に、測定対象試料の前処理を行って測定溶液
を形成し、続けてこの測定溶液の粒径分布を測定するこ
とができる。すなわち、作業者によるバッチ処理的な作
業が必要でなくなるので、リアルタイムの感覚で工程管
理を行うことができる。また、前処理装置による前処理
も、決められた条件下で行うことができるので、再現性
良く測定することができる。とりわけ、各工程の作業が
始まる前に前記工程管理用の粒径分布測定システムによ
る粒径分布の測定を行う場合には、工程が始まる前に使
用する加工材料の判定を行うことができ、それだけ製造
工程などでの製品管理が確実に行えるようになる。
布測定システムを用いることにより、測定対象試料を取
り込んだ後に、測定対象試料の前処理を行って測定溶液
を形成し、続けてこの測定溶液の粒径分布を測定するこ
とができる。すなわち、作業者によるバッチ処理的な作
業が必要でなくなるので、リアルタイムの感覚で工程管
理を行うことができる。また、前処理装置による前処理
も、決められた条件下で行うことができるので、再現性
良く測定することができる。とりわけ、各工程の作業が
始まる前に前記工程管理用の粒径分布測定システムによ
る粒径分布の測定を行う場合には、工程が始まる前に使
用する加工材料の判定を行うことができ、それだけ製造
工程などでの製品管理が確実に行えるようになる。
【0011】前記情報処理装置が工場の上位情報処理装
置と通信可能に接続され、前記情報処理装置が上位情報
処理装置に粒径分布の測定結果を出力することにより、
上位情報処理装置が工場の工程管理を可能とする場合に
は、上位情報処理装置による工場の管理を人手を用いる
ことなく行うことができ、それだけ、コストを引き下げ
ることができる。
置と通信可能に接続され、前記情報処理装置が上位情報
処理装置に粒径分布の測定結果を出力することにより、
上位情報処理装置が工場の工程管理を可能とする場合に
は、上位情報処理装置による工場の管理を人手を用いる
ことなく行うことができ、それだけ、コストを引き下げ
ることができる。
【0012】前記情報処理装置による粒径分布測定装置
および前処理装置の制御を、作業者によって入力された
粒径分布の測定シーケンスに従って実行するシーケンス
実行プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録
媒体を有する場合には、作業者が測定シーケンスを自由
に変更可能であるから、作業者によって管理される工程
に合わせたより綿密な測定を行うことができる。
および前処理装置の制御を、作業者によって入力された
粒径分布の測定シーケンスに従って実行するシーケンス
実行プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録
媒体を有する場合には、作業者が測定シーケンスを自由
に変更可能であるから、作業者によって管理される工程
に合わせたより綿密な測定を行うことができる。
【0013】前記粒径分布測定装置が動的光散乱式粒径
分布測定装置および/またはレーザ回折/散乱式粒径分
布測定装置からなり、前記情報処理装置が、測定溶液を
まず動的光散乱式粒径分布測定装置に供給して、その粒
径分布を測定した後に、この測定溶液を一旦前処理装置
に戻して希釈し、レーザ回折/散乱式粒径分布測定装置
に供給して、その粒径分布を測定するものである場合に
は、動的光散乱式粒径分布測定装置によって数nm程度
の超微小粒子の粒径分布を測定すると共に、レーザ回折
/散乱式粒径分布測定装置を用いて数mm程度の粒子径
を有する粒子を測定可能である。
分布測定装置および/またはレーザ回折/散乱式粒径分
布測定装置からなり、前記情報処理装置が、測定溶液を
まず動的光散乱式粒径分布測定装置に供給して、その粒
径分布を測定した後に、この測定溶液を一旦前処理装置
に戻して希釈し、レーザ回折/散乱式粒径分布測定装置
に供給して、その粒径分布を測定するものである場合に
は、動的光散乱式粒径分布測定装置によって数nm程度
の超微小粒子の粒径分布を測定すると共に、レーザ回折
/散乱式粒径分布測定装置を用いて数mm程度の粒子径
を有する粒子を測定可能である。
【0014】前記サンプリング部が工場配管に接続され
たバルブを有し、このバルブの開閉を制御することによ
り、測定対象試料の取り込みを制御可能に構成した場合
には、工場配管を流れる測定対象試料の測定をより簡便
に行うことができる。
たバルブを有し、このバルブの開閉を制御することによ
り、測定対象試料の取り込みを制御可能に構成した場合
には、工場配管を流れる測定対象試料の測定をより簡便
に行うことができる。
【0015】前記サンプリング部が測定対象試料を吸引
するポンプを有し、このポンプの駆動を制御することに
より、測定対象試料の取り込みを制御可能に構成した場
合には、測定対象試料が容器に格納された状態であって
も、これを容易に取り込んで分析することができる。
するポンプを有し、このポンプの駆動を制御することに
より、測定対象試料の取り込みを制御可能に構成した場
合には、測定対象試料が容器に格納された状態であって
も、これを容易に取り込んで分析することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の工程管理用の粒径
分布測定システム1の一実施例を図1を参照しながら説
明する。図1において、2は前記粒径分布測定システム
1を用いた工程の管理を行なう工場であり、本例では特
に半導体ウエハを研磨剤Cを用いて研磨する工程例を示
している。3はこの工場2の管理を行なう上位情報処理
装置(以下、上位PCという)、4は前記研磨剤Cを格
納するタンク、5はタンク4からの研磨剤Cを超音波に
よって攪拌する分散部、6は攪拌された研磨剤CのpH
を調節するpH調節部、7は余分な削りカスや異物を濾
過するフィルタ、8は前記研磨剤Cを用いてウエハを研
磨する研磨部である。なお、測定対象となる粒子は研磨
剤Cに限られるものではなく、顔料やインクなどでも良
い。この場合、前記装置8は上述した研磨部とは別の装
置である。
分布測定システム1の一実施例を図1を参照しながら説
明する。図1において、2は前記粒径分布測定システム
1を用いた工程の管理を行なう工場であり、本例では特
に半導体ウエハを研磨剤Cを用いて研磨する工程例を示
している。3はこの工場2の管理を行なう上位情報処理
装置(以下、上位PCという)、4は前記研磨剤Cを格
納するタンク、5はタンク4からの研磨剤Cを超音波に
よって攪拌する分散部、6は攪拌された研磨剤CのpH
を調節するpH調節部、7は余分な削りカスや異物を濾
過するフィルタ、8は前記研磨剤Cを用いてウエハを研
磨する研磨部である。なお、測定対象となる粒子は研磨
剤Cに限られるものではなく、顔料やインクなどでも良
い。この場合、前記装置8は上述した研磨部とは別の装
置である。
【0017】9は前記工程管理用の粒径分布測定システ
ム1を制御する情報処理装置、10は粒径分布測定装置
の一例としての動的光散乱式粒径分布測定装置、11は
測定対象試料Sを前記粒径分布測定装置10による粒径
分布の測定にふさわしい測定溶液S’とする前処理装置
である。また、粒径分布測定装置10と前処理装置11
は測定溶液S’を流通させる試料配管12a,12bに
よって接続されており、情報処理装置9と粒径分布測定
装置10および粒径分布測定装置10と前処理装置11
は通信線SCSI,EIA232(RS232Cともい
う)によって接続されている。
ム1を制御する情報処理装置、10は粒径分布測定装置
の一例としての動的光散乱式粒径分布測定装置、11は
測定対象試料Sを前記粒径分布測定装置10による粒径
分布の測定にふさわしい測定溶液S’とする前処理装置
である。また、粒径分布測定装置10と前処理装置11
は測定溶液S’を流通させる試料配管12a,12bに
よって接続されており、情報処理装置9と粒径分布測定
装置10および粒径分布測定装置10と前処理装置11
は通信線SCSI,EIA232(RS232Cともい
う)によって接続されている。
【0018】本例の工程管理用の粒径分布測定システム
1は前記情報処理装置9と、粒径分布測定装置10と、
前処理装置11とからなり、情報処理装置9からの制御
信号が通信線SCSI,EIA232を介して粒径分布
測定装置10および前処理装置11に伝達されるように
構成されている。なお、情報処理装置9と、粒径分布測
定装置10と、前処理装置11との通信手段はSCSI
規格やEIA232規格に準拠することに限定するもの
ではなく、任意の方法で接続可能である。同様に情報処
理装置9が前処理装置11に直接的に接続されるなど、
様々な変形が可能であることはいうまでもない。
1は前記情報処理装置9と、粒径分布測定装置10と、
前処理装置11とからなり、情報処理装置9からの制御
信号が通信線SCSI,EIA232を介して粒径分布
測定装置10および前処理装置11に伝達されるように
構成されている。なお、情報処理装置9と、粒径分布測
定装置10と、前処理装置11との通信手段はSCSI
規格やEIA232規格に準拠することに限定するもの
ではなく、任意の方法で接続可能である。同様に情報処
理装置9が前処理装置11に直接的に接続されるなど、
様々な変形が可能であることはいうまでもない。
【0019】また、前記情報処理装置9は上位PC3に
LAN(Local Area Network)などによって接続されてお
り、前記粒径分布測定装置10による測定値が工程管理
情報として、上位PC3に出力可能に構成されている。
LAN(Local Area Network)などによって接続されてお
り、前記粒径分布測定装置10による測定値が工程管理
情報として、上位PC3に出力可能に構成されている。
【0020】そして、上位PC3は前記分散部5、pH
調節部6および研磨部8を適宜制御して、各工程の円滑
な流れを形成するものであり、前記情報処理装置9から
の工程管理情報を監視することにより、工程の適切な加
工材料(研磨剤C)の供給が成されているかどうかを判
断し、研磨剤Cの状態が悪い場合には工程の停止を行な
う。
調節部6および研磨部8を適宜制御して、各工程の円滑
な流れを形成するものであり、前記情報処理装置9から
の工程管理情報を監視することにより、工程の適切な加
工材料(研磨剤C)の供給が成されているかどうかを判
断し、研磨剤Cの状態が悪い場合には工程の停止を行な
う。
【0021】一方、前記情報処理装置9はCPUやメモ
リなどの基本構成に加えて、前記構成の粒径分布測定シ
ステム1を制御するため測定シーケンスを実行するため
のシーケンス実行プログラムPを記録したコンピュータ
読取可能な記録媒体9hを有している。本例の場合、前
記記録媒体9hは例えばハードディスクであり、情報処
理装置9の動作時には前記シーケンス実行プログラムP
が図外のメモリに記録されて実行される。なお、本発明
は前記情報処理装置9の詳細な構成を限定するものでは
なく、それゆえに情報処理装置9の内部構成の図示を省
略するがメモリやCPUやインターフェイスなどを有す
ることは言うまでもない。
リなどの基本構成に加えて、前記構成の粒径分布測定シ
ステム1を制御するため測定シーケンスを実行するため
のシーケンス実行プログラムPを記録したコンピュータ
読取可能な記録媒体9hを有している。本例の場合、前
記記録媒体9hは例えばハードディスクであり、情報処
理装置9の動作時には前記シーケンス実行プログラムP
が図外のメモリに記録されて実行される。なお、本発明
は前記情報処理装置9の詳細な構成を限定するものでは
なく、それゆえに情報処理装置9の内部構成の図示を省
略するがメモリやCPUやインターフェイスなどを有す
ることは言うまでもない。
【0022】La〜Leは研磨剤Cの処理工程中の各所
にそれぞれ設けられた分岐配管であって、各分岐配管L
a〜Leのそれぞれに電磁弁11a〜11eを設けてい
る。また、電磁弁11a〜11eの下流側には測定対象
試料の吸引用ポンプ11fを設けている。
にそれぞれ設けられた分岐配管であって、各分岐配管L
a〜Leのそれぞれに電磁弁11a〜11eを設けてい
る。また、電磁弁11a〜11eの下流側には測定対象
試料の吸引用ポンプ11fを設けている。
【0023】前記電磁弁11a〜11eは前処理装置1
1からの出力信号によって制御されるものであり、電磁
弁11a〜11eを開いた状態で前記吸引ポンプ11f
を駆動することによって所定量の測定対象試料S(本例
の場合研磨剤C)が前処理装置11内に吸引サンプルさ
れるように構成されている。
1からの出力信号によって制御されるものであり、電磁
弁11a〜11eを開いた状態で前記吸引ポンプ11f
を駆動することによって所定量の測定対象試料S(本例
の場合研磨剤C)が前処理装置11内に吸引サンプルさ
れるように構成されている。
【0024】すなわち、前記電磁弁11a〜11eおよ
び吸引ポンプ11fが測定対象試料Sを取り込むための
サンプリング部を構成して、これらのサンプリング部1
1a〜11fが前記情報処理装置9によって通信制御さ
れる。また、前記分岐配管La〜Leが工場配管からの
測定対象試料Sの取出口となっている。サンプリング部
にポンプ11fが含められることにより、測定対象試料
Sを吸い出すことができ、これによって研磨剤Cを格納
するタンク4から測定対象試料Sを取り出すことができ
る。
び吸引ポンプ11fが測定対象試料Sを取り込むための
サンプリング部を構成して、これらのサンプリング部1
1a〜11fが前記情報処理装置9によって通信制御さ
れる。また、前記分岐配管La〜Leが工場配管からの
測定対象試料Sの取出口となっている。サンプリング部
にポンプ11fが含められることにより、測定対象試料
Sを吸い出すことができ、これによって研磨剤Cを格納
するタンク4から測定対象試料Sを取り出すことができ
る。
【0025】前処理装置11に取り込まれた測定対象試
料Sは粒径分布測定に必要な前処理として、測定条件に
合わせて、超音波分散したり、循環分散などを施して測
定溶液S’を作成した後に、この測定溶液S’を粒径分
布測定装置10に供給する。また、前処理装置11には
水やトリートメント溶液などの洗浄液も供給されてお
り、測定条件によっては前記測定対象試料Sが水などに
よって所定の割合に薄められたり、そのpHの調節が前
処理装置11によって行なわれる。
料Sは粒径分布測定に必要な前処理として、測定条件に
合わせて、超音波分散したり、循環分散などを施して測
定溶液S’を作成した後に、この測定溶液S’を粒径分
布測定装置10に供給する。また、前処理装置11には
水やトリートメント溶液などの洗浄液も供給されてお
り、測定条件によっては前記測定対象試料Sが水などに
よって所定の割合に薄められたり、そのpHの調節が前
処理装置11によって行なわれる。
【0026】そして、前処理装置11による前処理は情
報処理装置9からの制御によってシーケンス制御されて
おり、このシーケンス制御によって常に所定の前処理を
施すことができるので、粒径分布測定の再現性が良い。
報処理装置9からの制御によってシーケンス制御されて
おり、このシーケンス制御によって常に所定の前処理を
施すことができるので、粒径分布測定の再現性が良い。
【0027】なお、前処理された測定溶液S’は試料配
管12aを介して粒径分布測定装置10内のフローセル
10a内に供給され、試料配管12bを介して前処理装
置11に戻される。すなわち、測定溶液S’は粒径分布
測定装置10と前処理装置11との間で循環される。
管12aを介して粒径分布測定装置10内のフローセル
10a内に供給され、試料配管12bを介して前処理装
置11に戻される。すなわち、測定溶液S’は粒径分布
測定装置10と前処理装置11との間で循環される。
【0028】図2は、前記工程管理用の粒径分布測定シ
ステム1をシーケンス制御するための測定シーケンスデ
ータDの一例を示す図である。図2において、Wは測定
シーケンスデータDを表示し、編集可能とするエディタ
を実行したときの表示画面を示しており、Nは測定シー
ケンスデータDを構成する各命令の実行順序を示すライ
ン番号、Cは各ラインにおいて処理される簡易言語の命
令、Mは各命令の意味を一覧表示する部分である。
ステム1をシーケンス制御するための測定シーケンスデ
ータDの一例を示す図である。図2において、Wは測定
シーケンスデータDを表示し、編集可能とするエディタ
を実行したときの表示画面を示しており、Nは測定シー
ケンスデータDを構成する各命令の実行順序を示すライ
ン番号、Cは各ラインにおいて処理される簡易言語の命
令、Mは各命令の意味を一覧表示する部分である。
【0029】前記シーケンス実行プログラムPが本例に
示す測定シーケンスデータDを読み込んで、これを実行
するとライン番号002〜0016までに記述されてい
る処理を24回繰り返した後に、一連の処理を終了す
る。一連の処理の最初はライン番号003に記述されて
いる「FEED」すなわち前処理装置11に対する測定
対象試料Sの注入(工場配管からの測定対象試料Sの吸
引)である。ここで、前記バルブ11a〜11eの何れ
かが開かれて、ポンプ11fが動作することによて測定
対象試料Sが注入される。なお、前記バルブ11a〜1
1eの何れかは測定に必要な最小限の取り込み時間の間
だけ開け、通常は閉めた状態を保っている。
示す測定シーケンスデータDを読み込んで、これを実行
するとライン番号002〜0016までに記述されてい
る処理を24回繰り返した後に、一連の処理を終了す
る。一連の処理の最初はライン番号003に記述されて
いる「FEED」すなわち前処理装置11に対する測定
対象試料Sの注入(工場配管からの測定対象試料Sの吸
引)である。ここで、前記バルブ11a〜11eの何れ
かが開かれて、ポンプ11fが動作することによて測定
対象試料Sが注入される。なお、前記バルブ11a〜1
1eの何れかは測定に必要な最小限の取り込み時間の間
だけ開け、通常は閉めた状態を保っている。
【0030】また、前記一連の処理の中には「ALIG
N1」すなわち光軸調整、「BLANK」すなわちブラ
ンク測定、「U−POWER ON」すなわち超音波O
N、「PRE2」すなわち試料濃度調整、「MEAN
S」すなわちWET測定、「DRAIN1」すなわち排
水、「RINSE」すなわち後処理などがなどが含まれ
ている。したがって、これらの一連の処理が自動的に繰
り返されることにより、本発明の工程管理用の粒径分布
測定システム1は工場配管の任意の場所から定期的に測
定対象試料Sを取出して、各測定対象試料Sの粒径分布
を測定することができる。
N1」すなわち光軸調整、「BLANK」すなわちブラ
ンク測定、「U−POWER ON」すなわち超音波O
N、「PRE2」すなわち試料濃度調整、「MEAN
S」すなわちWET測定、「DRAIN1」すなわち排
水、「RINSE」すなわち後処理などがなどが含まれ
ている。したがって、これらの一連の処理が自動的に繰
り返されることにより、本発明の工程管理用の粒径分布
測定システム1は工場配管の任意の場所から定期的に測
定対象試料Sを取出して、各測定対象試料Sの粒径分布
を測定することができる。
【0031】本例では、粒径分布測定装置10として動
的光散乱式粒径分布測定装置を用いているので、測定中
は、静止状態を保つ必要がある。したがって、前記ブラ
ンク測定およびWET測定を行うときは、前記前処理装
置11からの供給は一時止めた状態で行なう。
的光散乱式粒径分布測定装置を用いているので、測定中
は、静止状態を保つ必要がある。したがって、前記ブラ
ンク測定およびWET測定を行うときは、前記前処理装
置11からの供給は一時止めた状態で行なう。
【0032】上述の簡易言語による命令Cは何れも容易
に理解できる単語によって表記されている。このような
簡易言語を用いることにより、上述の測定シーケンスは
特別なプログラムのための訓練を受けた人でなくても容
易に作成することができる。特に、本例の場合は、前記
測定シーケンスデータDの入力欄の横に各命令の意味を
一覧表示する部分Mを設けているので、この部分Mの説
明を参考にすると、各命令Cの意味を忘れた場合であっ
ても、測定シーケンスを作成することができる。
に理解できる単語によって表記されている。このような
簡易言語を用いることにより、上述の測定シーケンスは
特別なプログラムのための訓練を受けた人でなくても容
易に作成することができる。特に、本例の場合は、前記
測定シーケンスデータDの入力欄の横に各命令の意味を
一覧表示する部分Mを設けているので、この部分Mの説
明を参考にすると、各命令Cの意味を忘れた場合であっ
ても、測定シーケンスを作成することができる。
【0033】そして、前述のようにして得られた測定結
果は上位PC3に出力されることにより、上位PC3は
ほゞリアルタイムに得られる粒径分布の測定結果を工程
管理に利用できる。すなわち、上位PC3は粒径分布の
測定値から工場2内を流れる研磨剤Cの状態を知ること
ができ、半導体ウエハの研磨に適切でない凝集などが生
じている場合には、ラインを止めることができる。
果は上位PC3に出力されることにより、上位PC3は
ほゞリアルタイムに得られる粒径分布の測定結果を工程
管理に利用できる。すなわち、上位PC3は粒径分布の
測定値から工場2内を流れる研磨剤Cの状態を知ること
ができ、半導体ウエハの研磨に適切でない凝集などが生
じている場合には、ラインを止めることができる。
【0034】さらに、上位PC3と情報処理装置9がL
AN等によって接続されていることにより、上位PC3
は1ロットの生産を始める前に工程管理用の粒径分布測
定システム1による粒径分布の測定を行って、生産工程
を続けてよいかどうかを判断することができる。しかし
ながら、工場のラインを止める作業は人に託されて行っ
てもよく、この場合は、前記情報処理装置9が上位PC
3に対して接続されている必要も、何らかの信号を出力
する必要はない。
AN等によって接続されていることにより、上位PC3
は1ロットの生産を始める前に工程管理用の粒径分布測
定システム1による粒径分布の測定を行って、生産工程
を続けてよいかどうかを判断することができる。しかし
ながら、工場のラインを止める作業は人に託されて行っ
てもよく、この場合は、前記情報処理装置9が上位PC
3に対して接続されている必要も、何らかの信号を出力
する必要はない。
【0035】また、上述の説明では、説明を簡略化する
ために測定対象試料Sを取出す場所についての説明を省
略しているが、図1に示した例では一例として工場配管
の5箇所から測定対象試料Sを取り出し可能としている
ので、前記測定シーケンスデータDに測定対象試料Sを
取出す位置を指定する命令を付加してもよい。しかしな
がら、本発明は測定対象試料Sの取出口は複数あること
に限られるものではないことは言うまでもない。
ために測定対象試料Sを取出す場所についての説明を省
略しているが、図1に示した例では一例として工場配管
の5箇所から測定対象試料Sを取り出し可能としている
ので、前記測定シーケンスデータDに測定対象試料Sを
取出す位置を指定する命令を付加してもよい。しかしな
がら、本発明は測定対象試料Sの取出口は複数あること
に限られるものではないことは言うまでもない。
【0036】さらに、図2による説明では省略している
が、測定条件に合わせて分散条件(超音波分散時間やポ
ンプスピードや取り込み容量)などは事前に決められて
おり、前記情報処理装置9上で動作する基本プログラム
によって前述の各命令Cの動作シーケンスが組み込まれ
ている。しかしながら、上述のブランク測定、試料濃度
調整、およびWET測定の何れかにおいて、エラーが生
じた場合には、測定対象試料Sの希釈率やポンプスピー
ドや超音波拡散の時間などを調節可能としてもよい。
が、測定条件に合わせて分散条件(超音波分散時間やポ
ンプスピードや取り込み容量)などは事前に決められて
おり、前記情報処理装置9上で動作する基本プログラム
によって前述の各命令Cの動作シーケンスが組み込まれ
ている。しかしながら、上述のブランク測定、試料濃度
調整、およびWET測定の何れかにおいて、エラーが生
じた場合には、測定対象試料Sの希釈率やポンプスピー
ドや超音波拡散の時間などを調節可能としてもよい。
【0037】図3は本発明の工程管理用の粒径分布測定
システム1の変形例を示す図である。本例の工程管理用
の粒径分布測定システム1は図1に示した構成に加え
て、レーザ回折/散乱式粒径分布測定装置13を設けて
いる。
システム1の変形例を示す図である。本例の工程管理用
の粒径分布測定システム1は図1に示した構成に加え
て、レーザ回折/散乱式粒径分布測定装置13を設けて
いる。
【0038】すなわち、本例に示す工程管理用の粒径分
布測定システム1では、粒径がより大きい場合には、レ
ーザ回折/散乱式の粒径分布測定装置13を用いて粒径
分布を測定し、粒径がより小さい場合には動的光散乱式
粒径分布測定装置10を用いて粒径分布を測定すること
ができる。
布測定システム1では、粒径がより大きい場合には、レ
ーザ回折/散乱式の粒径分布測定装置13を用いて粒径
分布を測定し、粒径がより小さい場合には動的光散乱式
粒径分布測定装置10を用いて粒径分布を測定すること
ができる。
【0039】また、前記前処理装置11が、測定対象試
料Sを動的光散乱式粒径分布測定装置10に適切な条件
となるように前処理して得られた測定溶液S’を、粒径
分布測定装置10によって測定した後に、再び前処理装
置11に戻し、測定溶液S’を希釈して整正した測定溶
液S”をレーザ回折/散乱式粒径分布測定装置13に供
給してもよい。
料Sを動的光散乱式粒径分布測定装置10に適切な条件
となるように前処理して得られた測定溶液S’を、粒径
分布測定装置10によって測定した後に、再び前処理装
置11に戻し、測定溶液S’を希釈して整正した測定溶
液S”をレーザ回折/散乱式粒径分布測定装置13に供
給してもよい。
【0040】一般的に動的光散乱式粒径分布測定装置1
0は数nm程度の超微小粒子の粒径分布を測定可能であ
り、ミクロンオーダー以下の粒子径を有する試料を正確
に測定可能である一方、レーザ回折/散乱式粒径分布測
定装置13では数mm程度の比較的大きな粒子径を有す
る粒子を測定可能である。
0は数nm程度の超微小粒子の粒径分布を測定可能であ
り、ミクロンオーダー以下の粒子径を有する試料を正確
に測定可能である一方、レーザ回折/散乱式粒径分布測
定装置13では数mm程度の比較的大きな粒子径を有す
る粒子を測定可能である。
【0041】したがって、同じ測定対象試料Sの粒径分
布を測定条件が異なる二つの粒径分布測定装置10,1
3によってそれぞれ測定することにより、測定レンジを
広げることができる。また、両粒径分布測定装置10,
13による測定レンジが重なっている部分では両測定値
を照合することにより、より信頼性の高い測定結果を出
力することも可能となる。
布を測定条件が異なる二つの粒径分布測定装置10,1
3によってそれぞれ測定することにより、測定レンジを
広げることができる。また、両粒径分布測定装置10,
13による測定レンジが重なっている部分では両測定値
を照合することにより、より信頼性の高い測定結果を出
力することも可能となる。
【0042】なお、前記レーザ回折/散乱式粒径分布測
定装置13の場合には粒径分布の測定を静止状態で行う
必要はなく、前処理装置11からの測定溶液S”を循環
させながら測定することも可能である。
定装置13の場合には粒径分布の測定を静止状態で行う
必要はなく、前処理装置11からの測定溶液S”を循環
させながら測定することも可能である。
【0043】
【発明の効果】上述したように、本発明の工程管理用の
粒径分布測定システムを用いることにより、情報処理装
置の制御によって測定対象試料を取り込んだ後に、測定
対象試料の前処理を行って測定溶液を形成し、続けてこ
の測定溶液の粒径分布を測定でき、感覚的にリアルタイ
ムにおける工程管理を行うことができる。また、前処理
装置による前処理を決められた条件下で行うことができ
て再現性が良い。とりわけ、各工程の作業が始まる前に
前記工程管理用の粒径分布測定システムによる粒径分布
の測定を行う場合には、工程が始まる前に使用する加工
材料の判定を行って製品管理を確実に行うことができ
る。
粒径分布測定システムを用いることにより、情報処理装
置の制御によって測定対象試料を取り込んだ後に、測定
対象試料の前処理を行って測定溶液を形成し、続けてこ
の測定溶液の粒径分布を測定でき、感覚的にリアルタイ
ムにおける工程管理を行うことができる。また、前処理
装置による前処理を決められた条件下で行うことができ
て再現性が良い。とりわけ、各工程の作業が始まる前に
前記工程管理用の粒径分布測定システムによる粒径分布
の測定を行う場合には、工程が始まる前に使用する加工
材料の判定を行って製品管理を確実に行うことができ
る。
【図1】本発明の工程管理用の粒径分布測定システムの
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図2】シーケンス実行プログラムによって実行される
測定シーケンスの一例を示す図である。
測定シーケンスの一例を示す図である。
【図3】本発明の工程管理用の粒径分布測定システムの
別の例を示す図である。
別の例を示す図である。
1…工程管理用の粒径分布測定システム、2…工場、3
…上位情報処理装置、9…情報処理装置、9h…記録媒
体、10,13…粒径分布測定装置、11…前処理装
置、11a〜11e…バルブ(サンプリング部)、11
f…ポンプ(サンプリング部)、S…測定対象試料、
S’,S”…測定溶液、D…測定シーケンス(測定シー
ケンスデータ)、P…シーケンス実行プログラム。
…上位情報処理装置、9…情報処理装置、9h…記録媒
体、10,13…粒径分布測定装置、11…前処理装
置、11a〜11e…バルブ(サンプリング部)、11
f…ポンプ(サンプリング部)、S…測定対象試料、
S’,S”…測定溶液、D…測定シーケンス(測定シー
ケンスデータ)、P…シーケンス実行プログラム。
Claims (7)
- 【請求項1】 測定対象試料を取り込むサンプリング部
を備え、かつ測定対象試料を粒径分布の測定にふさわし
い測定溶液とする前処理装置と、この測定溶液の粒径分
布を測定する粒径分布測定装置とからなる工程管理用の
粒径分布測定システムにおいて、測定対象試料の粒径分
布を算出し、この粒径分布の測定値を用いて工場の工程
管理を可能とする情報を提供することを特徴とする工程
管理用の粒径分布測定システム。 - 【請求項2】 測定対象試料を取り込むサンプリング部
を備え、かつ測定対象試料を粒径分布の測定にふさわし
い測定溶液とする前処理装置と、この測定溶液の粒径分
布を測定する粒径分布測定装置と、前記前処理装置およ
び粒径分布測定装置に制御可能に接続されて測定対象試
料の粒径分布を算出し、この粒径分布の測定値を用いて
工場の工程管理を可能とする情報処理装置とを有するこ
とを特徴とする工程管理用の粒径分布測定システム。 - 【請求項3】 前記情報処理装置が工場の上位情報処理
装置と通信可能に接続され、前記情報処理装置が上位情
報処理装置に粒径分布の測定結果を出力することによ
り、上位情報処理装置が工場の工程管理を可能とする請
求項2に記載の工程管理用の粒径分布測定システム。 - 【請求項4】 前記情報処理装置による粒径分布測定装
置および前処理装置の制御を、作業者によって入力され
た粒径分布の測定シーケンスに従って実行するシーケン
ス実行プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記
録媒体を有する請求項2または3に記載の工程管理用の
粒径分布測定システム。 - 【請求項5】 前記粒径分布測定装置が動的光散乱式粒
径分布測定装置および/またはレーザ回折/散乱式粒径
分布測定装置からなり、前記情報処理装置が、測定溶液
をまず動的光散乱式粒径分布測定装置に供給して、その
粒径分布を測定した後に、この測定溶液を一旦前処理装
置に戻して希釈し、レーザ回折/散乱式粒径分布測定装
置に供給して、その粒径分布を測定するものである請求
項2〜4の何れかに記載の工程管理用の粒径分布測定シ
ステム。 - 【請求項6】 前記サンプリング部が工場配管に接続さ
れたバルブを有し、このバルブの開閉を制御することに
より、測定対象試料の取り込みを制御可能に構成した請
求項1〜5の何れかに記載の工程管理用の粒径分布測定
システム。 - 【請求項7】 前記サンプリング部が測定対象試料を吸
引するポンプを有し、このポンプの駆動を制御すること
により、測定対象試料の取り込みを制御可能に構成した
請求項1〜6の何れかに記載の工程管理用の粒径分布測
定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000208740A JP2002022644A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 工程管理用の粒径分布測定システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000208740A JP2002022644A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 工程管理用の粒径分布測定システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002022644A true JP2002022644A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18705269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000208740A Pending JP2002022644A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 工程管理用の粒径分布測定システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002022644A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006098380A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-04-13 | Horiba Ltd | 粒径分布測定装置 |
EP3203210A1 (en) | 2016-02-05 | 2017-08-09 | Horiba, Ltd.g | Particle size distribution measuring apparatus and particle size distribution measuring method |
WO2023140244A1 (ja) | 2022-01-21 | 2023-07-27 | 株式会社堀場製作所 | 粒子分析装置 |
WO2023140245A1 (ja) * | 2022-01-21 | 2023-07-27 | 株式会社堀場製作所 | 希釈機構、粒子径分布測定システム、粒子径分布測定方法、及び粒子径分布測定用プログラム |
-
2000
- 2000-07-10 JP JP2000208740A patent/JP2002022644A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006098380A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-04-13 | Horiba Ltd | 粒径分布測定装置 |
JP4578205B2 (ja) * | 2004-08-31 | 2010-11-10 | 株式会社堀場製作所 | 粒径分布測定装置 |
EP3203210A1 (en) | 2016-02-05 | 2017-08-09 | Horiba, Ltd.g | Particle size distribution measuring apparatus and particle size distribution measuring method |
US9869626B2 (en) | 2016-02-05 | 2018-01-16 | Horiba, Ltd. | Particle size distribution measuring apparatus and particle size distribution measuring method |
WO2023140244A1 (ja) | 2022-01-21 | 2023-07-27 | 株式会社堀場製作所 | 粒子分析装置 |
WO2023140245A1 (ja) * | 2022-01-21 | 2023-07-27 | 株式会社堀場製作所 | 希釈機構、粒子径分布測定システム、粒子径分布測定方法、及び粒子径分布測定用プログラム |
KR20240135756A (ko) | 2022-01-21 | 2024-09-12 | 가부시키가이샤 호리바 세이사꾸쇼 | 희석 기구, 입자 지름 분포 측정 시스템, 입자 지름 분포 측정 방법 및 입자 지름 분포 측정용 프로그램 |
KR20240135739A (ko) | 2022-01-21 | 2024-09-12 | 가부시키가이샤 호리바 세이사꾸쇼 | 입자 분석 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0278520B1 (en) | Automatic dilution system | |
US7840287B2 (en) | Robust process model identification in model based control techniques | |
US6183352B1 (en) | Slurry recycling apparatus and slurry recycling method for chemical-mechanical polishing technique | |
US11112390B2 (en) | On-line sampling from a process source | |
US20130041479A1 (en) | Automated control system and supervisor scheduler usable with same | |
JP2005533639A (ja) | プロセス材料を配合するための方法および装置 | |
US12037871B2 (en) | Automated cementing method and system | |
CN104572799B (zh) | 用于对传统控制阀执行诊断的方法和设备 | |
DE102017105929A1 (de) | Verfahren und Vorrichtungen zum Einrichten von Einwegequipment/-Prozessen | |
JP2002022644A (ja) | 工程管理用の粒径分布測定システム | |
US6947126B2 (en) | Dilution apparatus and method of diluting a liquid sample | |
JP2002505421A (ja) | 粒度分布測定のためのサンプリング及び希釈システム | |
CN115791547A (zh) | 一种粉体物料粒径在线监测系统及方法 | |
US5403497A (en) | New method for determining particle size and concentration in a fluid medium | |
US6178830B1 (en) | In-line diluting extractor | |
US6473177B2 (en) | Particle-size distribution measuring apparatus | |
TWI695982B (zh) | 混凝劑添加濃度值的自動分析儀器及其自動分析方法 | |
CN214584717U (zh) | 一种激光粒度仪的湿法在线取样及分散装置 | |
JP2002022642A (ja) | 動的光散乱式粒径分布測定装置および粒径分布の測定方法 | |
JPH0635948U (ja) | レーザ回折式粒度分布測定装置 | |
JP4042422B2 (ja) | 水系処理剤濃度の自動測定装置と自動測定方法並びに制御方法 | |
JP2002221479A (ja) | 動的光散乱式粒径分布測定装置 | |
JPH08101115A (ja) | 分析装置 | |
EP1070957B1 (en) | Differential refractive index detector and liquid chromatograph equipped with the same | |
JP7168118B1 (ja) | 検量装置、検量方法および検量プログラム |