JP2002022396A - 後方カバーガイド装置及び飛昇体のキャニスタ - Google Patents

後方カバーガイド装置及び飛昇体のキャニスタ

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JP2002022396A JP2000207432A JP2000207432A JP2002022396A JP 2002022396 A JP2002022396 A JP 2002022396A JP 2000207432 A JP2000207432 A JP 2000207432A JP 2000207432 A JP2000207432 A JP 2000207432A JP 2002022396 A JP2002022396 A JP 2002022396A
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rear cover
jet
guide device
canister
cover guide
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Keisuke Sonoda
圭介 園田
Susumu Uchiyama
進 内山
Hidenobu Kasuya
秀暢 糟屋
Taiji Matsushita
泰司 松下
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • F41F3/00Rocket or torpedo launchers
    • F41F3/04Rocket or torpedo launchers for rockets
    • F41F3/0413Means for exhaust gas disposal, e.g. exhaust deflectors, gas evacuation systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41FAPPARATUS FOR LAUNCHING PROJECTILES OR MISSILES FROM BARRELS, e.g. CANNONS; LAUNCHERS FOR ROCKETS OR TORPEDOES; HARPOON GUNS
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    • F41F3/04Rocket or torpedo launchers for rockets
    • F41F3/042Rocket or torpedo launchers for rockets the launching apparatus being used also as a transport container for the rocket
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 万が一飛昇体が拘束燃焼の状態になっても、
超音速噴流に干渉が生じにくい後方カバーガイド装置の
提供を課題とする。 【解決手段】 飛昇体を収容するキャニスタ3の底面を
塞いで設けられ、前記飛昇体の発射時に噴射される噴流
で破膜する後方カバーの変形動作を規制する後方カバー
ガイド装置において、後方カバーを干渉させて変形動作
を規制するガイド面Gを棒材20で構成することによ
り、前記飛昇体より噴出される噴流の通過流路22を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛昇体を発射する
ために使用される飛昇体発射装置に適用される後方カバ
ーガイド装置及びこの後方カバーガイド装置を備えた飛
昇体のキャニスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図17に示すような飛昇体1を発
射するための飛昇体発射装置2は、飛昇体1を収容する
キャニスタ3と、発射装置本体4とから構成されてい
る。キャニスタ3は、内部に収容した飛昇体1を拘束す
る拘束機構(図示なし)を備えるとともに、その上面と
下面とが開閉自在となっており、飛昇体1の発射時には
上面の前方カバー3aが開くとともに、下面の後方カバ
ー3bが開いて噴射ノズル1aからの超音速噴流Jを下
方に噴射させるようになっている。この後方カバー3b
には、図18に示すように、正方形の対角どうしを結ぶ
破膜線L1,L2が設けられている。すなわち、ゴム及
び鋼材の複合板により構成された後方カバー3bに周囲
より強度を弱めて優先的に破損する部分を対角線状に設
け、後方カバー3bの破膜形状をコントロールする目的
で設けられたのが破膜線L1,L2である。
【0003】発射装置本体4は、このようなキャニスタ
3を複数装着できるようになっており、また飛昇体1の
発射後等には、キャニスタ3を取り外し、他の飛昇体1
が装填された別のキャニスタ3に交換できるようになっ
ている。また、発射装置本体4には、飛昇体1の噴射ノ
ズル1aから高速で噴射される高温・高圧の超音速噴流
(噴流)Jを180度偏向させて、発射装置本体4の上
部から外部に排出させるための煙道5が備えられてい
る。なお、符号6は、キャニスタ3内の飛昇体1上部に
水等の冷却媒体を噴射するためのノズル、7はノズル6
に冷却媒体を供給するための供給装置である。
【0004】また、発射装置本体4の底部には、飛昇体
1からの超音速噴流Jが直接当たる位置にアブレーショ
ン材8が配設されており、自身を減耗させることによ
り、発射装置本体4の構造材に影響が及ぶのを防ぐよう
になっている。さらに、上述したキャニスタ3を装填す
る発射装置本体4の開口部4aには、飛昇体1の発射時
に破膜する後方カバー3bの変形動作を規制するため、
後方カバーガイド装置9が取り付けられている。この後
方カバーガイド装置9は、図19に示すように、四角錐
台状の周囲壁で形成され上下面が開口する中空部材であ
り、上端の入口側がキャニスター3の底面形状とほぼ一
致し、下端の出口側が絞られている。すなわち、入口の
断面積が出口の断面積より大きくなっている。
【0005】このように構成された後方カバーガイド装
置9は、図20に示すように、飛昇体1の発射時に超音
速噴流Jを受け、破膜線L1,L2に沿って4枚の3角
形状に破膜する後方カバー3bがキャニスター3より外
側に広がろうとする変形動作の軌跡上に位置している。
従って、破膜して中心部から下向きに広がる後方カバー
3bは、それぞれが後方カバーガイド装置9と干渉する
ので、それ以上の変形動作が阻止される。従って、破膜
した後方カバー3bは、キャニスター3の断面積より大
きく広がらないように規制される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の後方カバーガイド装置9では、以下のよ
うな問題を有する。すなわち、発射装置本体4に備えた
アブレーション材8は、飛昇体1から超音速噴流Jを噴
射する度に減耗する。特に何らかの要因により点火後に
飛昇体1の発射が行われない場合、飛昇体1はキャニス
タ3内に拘束された状態で超音速噴流Jを所定時間噴出
し続ける。このような拘束燃焼の状態では、真下に向け
て噴射される超音速噴流Jが後方カバーガイド装置9の
壁面(傾斜面)に当たってその流れ方向を変え、複数の
噴射ノズル1aから噴射された超音速噴流Jの干渉が生
じることがある。この結果、干渉した超音速噴流Jは通
常より大きなエネルギーとなってアブレーション材8に
当たり、局所的に減耗が促進されてダメージを拡大する
ことがある。
【0007】このような場合には、アブレーション材8
の減耗度合いが予想以上に大きくなり、結果的に現状の
アブレーション材8ではその厚さが不足することも考え
られる。また、複数回の発射等により減耗が進行したア
ブレーション材8は交換する必要があるが、想定した発
射回数に満たないうちに交換が必要になることも考えら
れる。このアブレーション材8は、発射装置本体4側に
固定されているものであるため、その交換等には手間が
かかる。本発明は、以上のような点を考慮してなされた
もので、その課題とするところは、万が一拘束燃焼の状
態になっても超音速噴流に干渉が生じにくい後方カバー
ガイド装置及びこの後方カバーガイド装置を備えた飛昇
体のキャニスタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の後方カ
バーガイド装置は、飛昇体を収容するキャニスタの底面
を塞いで設けられ前記飛昇体の発射時に噴射される噴流
で破膜する後方カバーが、その変形動作を規制される後
方カバーガイド装置において、前記後方カバーを干渉さ
せて変形動作を規制するガイド面に、前記飛昇体より噴
出される噴流の通過流路を設けたことを特徴としてい
る。
【0009】このような請求項1に記載の後方カバーガ
イド装置によれば、飛昇体より噴出される噴流はガイド
面の通過流路を通って真下へ流れることが可能となり、
流れ方向に変化が生じて互いに干渉するのを防止でき
る。また、ガイド面により破膜した後方カバーの変形動
作を規制できるので、キャニスタが発射装置から抜けな
くなって脱着交換ができなくなるようなこともない。
【0010】請求項1に記載の後方カバーガイド装置
は、複数の棒材を連結する構成として前記ガイド面に通
過流路を形成するのが好ましく、これにより、軽量でし
かも大きな面積の通過流路を形成することができる。こ
の場合の後方カバーガイド装置は、前記棒材を格子状に
連結することが好ましく、これにより変形動作規制の強
度が増し、また、変形動作する後方カバーを受ける部材
(受け面積)も増すので、規制がより確実になる。さら
に、前記ガイド面に網状部材を貼り付けることで、後方
カバーの変形動作をより確実に規制することができる。
【0011】また、請求項1に記載の後方カバーガイド
装置は、棒材を連結して骨格を構成するとともに、該骨
格に前記通過流路を残して板材を貼り付けることで前記
ガイド面を形成するのが好ましく、これにより、後方カ
バーの変形動作を確実に規制するとともに、通過流路を
形成することができる。なお、上記の板材は、破膜した
後方カバーの形状と一致またはほぼ一致させるとよい。
この場合の後方カバーガイド装置は、前記板材が、前記
ガイド面の上下骨格部材を連結する帯状とするのが好ま
しく、これにより、少ない板材で変形動作を規制するこ
とができる。なお、上記の板材は、2等辺三角形の形状
に破膜する後方カバーの中央部を受ける位置となるよう
に配置するとよい。
【0012】また、請求項1に記載の後方カバーガイド
装置は、板材により筒状骨格を構成するとともに、該骨
格の上端付近内側に下向きに傾斜させたほぼ三角形の板
材を固着してガイド面を形成するのが好ましく、これに
より、後方カバーガイド装置を板材で構成して大きな通
過流路を形成することができる。
【0013】そして、上記の各後方カバーガイド装置に
おいては、前記噴流の噴流緩衝体を設置するのが好まし
く、これにより、噴流のエネルギーを吸収または低減す
ることが可能になる。
【0014】請求項9に記載の飛昇体のキャニスタは、
飛昇体を発射する飛昇体発射装置本体に着脱自在に搭載
され、前記飛昇体を収容するキャニスタであって、前記
請求項1から8のいずれかに記載の前記後方カバーガイ
ド装置を、下端部に一体に備えていることを特徴として
いる。
【0015】このような飛昇体のキャニスタによれば、
飛昇体より噴出される噴流はガイド面の通過流路を通っ
て真下へ流れることが可能となり、流れ方向に変化が生
じて互いに干渉するのを防止できる。また、ガイド面に
より破膜した後方カバーの変形動作を規制できるので、
キャニスタが発射装置から抜けなくなって脱着交換がで
きなくなるようなこともない。また、上述した後方カバ
ーガイド装置をキャニスタ側に備えることにより、発射
装置本体から取り外した状態での点検・メンテナンス等
が可能になるので、これを発射装置本体側に備えるもの
と比較すれば、その作業を容易に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る後方カバーガ
イド装置及び飛昇体のキャニスタの一実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、以下の説明において、従来例
として示した図18から図20と共通する部分について
は同符号を付し、その説明を省略する。また、各実施形
態間で共通する構成についても同符号を付し、その説明
を省略する。
【0017】[第一の実施形態]まずここでは、後方カ
バーガイド装置として、複数の棒材を連結して構成した
場合の例を用いて説明する。図1に示すように、飛昇体
1を発射するための飛昇体発射装置2は、飛昇体1を収
容するキャニスタ3と、複数のキャニスタ3を着脱自在
に装着できる発射装置本体4とから構成されている。
【0018】発射装置本体4には、キャニスタ3が例え
ば4×2列の合計8基装着できるようになっている。図
2に示すように、これらキャニスタ3を支持する支持面
4bには各キャニスタ3に対応した位置に開口部4aが
形成されている。また、図1に示したように、支持面4
bの下方には所定の高さを有した側壁4cによって四方
を囲まれた空間が形成されており、この空間がプレナム
11とされている。そして、このプレナム11の下面、
つまり発射装置本体4の底面上には、所定厚さのアブレ
ーション材8が配設されている。さらに、2列に装着さ
れるキャニスタ3,3間には、プレナム11に連通して
支持面4bから鉛直上方に延びる煙道5が形成されてお
り、飛昇体1の噴射ノズル1aから高速で噴射される高
温・高圧の超音速噴流(噴流)Jを、図1(a)に矢印
で示すように上方へ排出させるようになっている。
【0019】キャニスタ3は、矩形(実質的には正方
形)断面の筒状部材内部に収容した飛昇体1を拘束する
拘束機構(図示なし)を備えている。このキャニスタ3
は、図3に示すように、その上面及び下面がそれぞれ前
方カバー3a及び後方カバー3bによって塞がれてい
る。一方の後方カバー3bは、金属とゴムとを積層させ
た材料等から形成されており、対角線に沿って破膜線L
1,L2となる切れ目が形成されて、飛昇体1の発射時
にはゴム膜の前方カバー3aを破損させて開くととも
に、後方カバー3bが噴射ノズル1aからの噴流を受け
て破膜して開き、噴流を下方のプレナム11内に噴射さ
せるようになっている。なお、図3(b)は後方カバー
3bが破膜する前の状態をプレナム11側から見た図、
図3(c)は後カバー3bが4つの二等辺三角形に破膜
した状態を示す図である。
【0020】このようなキャニスタ3が着脱される発射
装置本体4には、支持面4bの開口部4a下方に後方カ
バーガイド装置9Aが取り付けられている。この後方カ
バーガイド装置9Aは、上述した後方カバー3bが破膜
して生じる変形動作、すなわち、平面状の後方カバー3
bが破膜線L1,L2に沿って破膜することで、4つの
二等辺三角形を下向きに開く変形動作が、所定位置を超
えて広がらないように規制する目的で設けられたもので
ある。換言すれば、4つの二等辺三角形に破膜した後方
カバー3bがキャニスタ3の矩形断面形状より外側に広
がるのを防止する目的で設けられ、キャニスタ3を交換
する脱着操作時において、破膜した後方カバー3bが支
持面4bと干渉して抜けなくなるのを防止している。
【0021】上述した後方カバーガイド装置9Aは、図
4に示すように、複数の棒材20を連結することで底面
及び上面を開口させたかご状に構成されている。図示の
例では、横棒材20aよりなる矩形(正方形)の出口部
21に複数(各角部に1本と各辺に3本の合計16本)
の縦棒材20bが斜め上向きに広がって連結され、各縦
棒材20bの上端部が発射装置本体4の適所、たとえば
支持面4bに固定されている。従って、開口部4aと比
較して出口部21の面積が小さくなるので、各辺に並べ
て連結される3本の縦棒材20bを平行に配列すること
により、破膜した後方カバー3bの変形動作を受け止め
るガイド面Gとなる傾斜面が形成されている。すなわ
ち、このガイド面Gは、図5(a),(b)に示すよう
に、破膜した後方カバー3bがキャニスタ3の外形より
外側へ広がって変形するのを阻止するように、開口部4
aから出口部21へ内向きに傾斜する傾斜面となってい
る。この場合、二等辺三角形に破膜したひとつの後方カ
バー3bを、3本の縦棒材20bで受け止めている。
【0022】また、上述した構成の後方カバーガイド装
置9Aは、複数の棒材20を組み合わせてかご状に構成
したものであるから、各ガイド面Gには棒材間に噴流J
の通過流路22が形成されている。すなわち、棒材20
間には板材などの部材が存在していないため、ガイド面
Gには、飛昇体1の噴射ノズル1aから噴射された噴流
Jが通過可能となる面積の割合が極めて大きな通過流路
22を容易に形成することができる。なお、横棒材20
a及び縦棒材20bの数や構成については、図示の形態
に限定されることなく、棒材20の径や開口部4aの面
積などの諸条件により、適宜変更可能なことは言うまで
もない。
【0023】このような構成の後方カバーガイド装置9
Aとしたため、噴射ノズル1aから噴射された噴流Jは
ガイド面Gに形成された大きな面積の通過流路22を通
ってスムーズに流れるので、その流れ方向が変化して他
の噴流と干渉するようなことはない。従って、干渉した
噴流Jによる大きなエネルギーがアブレーション材8に
局所的に作用するのを防止できるようになり、局所的な
減耗が促進されるようなことはない。また、ガイド面G
による変形動作の規制も行われるので、破膜した後方カ
バー3bの変形を所定の範囲内に抑えて、キャニスタ3
が発射装置本体4から抜けなくなるのを防止できる。な
お、棒材20のみにより後方カバーガイド装置9Aを構
成したので、装置全体を軽量化することもできる。
【0024】続いて、上述した後方カバーガイド9Aの
第1変形例を図6及び図7に示して説明する。この場
合、図4に示した実施形態と異なるのは、縦棒材20b
の途中を連結する横棒材20cを設けて、全体として各
棒材20を格子状に配置した構成である。このようすれ
ば、基本的には上述したものと同様の作用効果が得られ
るのであるが、格子状としたため、破膜した後方カバー
3bを受ける部材が増すことに加えて全体の剛性も向上
するので、変形動作を規制する上でより高い強度、すな
わち確実性が得られることになる。また、格子状とする
ことで構造上の剛性が向上するので、各棒材20の径を
小さくすることも可能になる。なお、この場合において
も、横棒材20a、縦棒材20b及び横棒材20cの数
や構成については、図示の形態に限定されることなく、
諸条件により適宜変更可能なことは言うまでもない。
【0025】また、後方カバーガイド9Aの第2変形例
として図8に示したものは、図6に示した第1変形例の
ガイド面Gに網状部材23を貼り付けたものである。こ
のような構成とすれば、棒材20のみによるガイド面G
に比べて、破膜した後方カバー3bの変形動作をより確
実に規制することが可能になる。なお、網状部材23を
貼り付けるベースとなるガイド面Gの構成は、図6のも
のに限定されることはなく、例えば図4のものへの適用
も可能である。
【0026】[第二の実施形態]上述した第一の実施形
態では、棒材20により構成された後方カバーガイド装
置9Aを説明したが、以下の第二の実施形態では、棒材
を連結して骨格を構成するとともに、同骨格に通過流路
となる開口部を残して板材を貼り付けることでガイド面
Gを形成した後方カバーガイド装置9Bを図9及び図1
0に基づいて説明する。
【0027】図9に示した後方カバーガイド装置9B
は、図4に示した合計16本の縦棒材20bから、各辺
にそれぞれ3本連結されたもの(合計12本)を除いて
骨格30を構成している。そして、取り除いた縦棒材2
0bの代わりに、破膜した後方カバー3bと同形状かほ
ぼ同形状の二等辺三角形に成形した板材31を貼り付け
(固定)してある。図示の例では、二等辺三角形の角部
を棒材20に溶接するなどして貼り付けてあり、この板
材31がガイド面Gとなる。また、板材31を二等辺三
角形の形状にしたので、出口部21の角部から上向きに
延びる縦棒材20bの両側には通過流路22となる開口
部が形成される。
【0028】このような構成の後方カバーガイド装置9
Bとすれば、図10に示すように、破膜した後方カバー
3bを面で受けることができ、より確実な変形動作の規
制が可能となる。この場合の通過流路22は、実際に噴
流Jが通過する際には後方カバー3bが破膜してガイド
面Gに変形を規制された状態にあることから、後方カバ
ー3bの面積分が通過不能となるので、実質的な開口面
積は上述した第一の実施形態と変わらないことになる。
従って、噴流Jの干渉を防止することができるので、ア
ブレーション材8の局所的な減耗が促進されるようなこ
とはない。なお、この場合の骨格30についても、例え
ば図6の横棒材20cに相当する部材を加えて補強する
など、適宜変更可能である。
【0029】図11及び図12は、上述した板材31の
変形例を示したものである。この場合の板材31Aは、
二等辺三角形に代えて帯状のものを採用し、一端を出口
部21の各辺中央部に結合するとともに、他端を発射装
置本体4の支持面4bに固定している。このようにすれ
ば、板材31Aの面積が少なくてすみ、軽量化やコスト
面で有利になるとともに、後方カバー3bの変形動作を
面で受けるため、少ない板材で確実な変形動作の規制が
可能になる。特に、帯状の板材31Aを二等辺三角形の
二等分線と一致させて配置すれば、少ない板材でより効
果的に変形動作を規制することができる。
【0030】[第三の実施形態]上述した第一の実施形
態では、棒材20により構成された後方カバーガイド装
置9Aを、そして第二の実施形態では、棒材20で構成
した骨格30に板材31を貼り付けた後方カバーガイド
装置30Bを説明したが、以下の第三の実施形態では、
板材により筒状骨格を構成するとともに、同骨格の上端
付近内側に下向きに傾斜させたほぼ三角形の板材を固着
してガイド面Gを形成した後方カバーガイド装置9Cを
図13及び図14に基づいて説明する。
【0031】図13に示した後方カバーガイド装置9C
は、板材で構成した矩形断面の筒状骨格40内に、二等
辺三角形に成形した板材41を固着してガイド面Gを形
成している。この場合の板材41は、筒状骨格40の上
端付近に三角形の底辺が固着され、下方の出口部42へ
向けて内側(筒中心側)に傾斜し、破膜した後方カバー
3bの変形動作を規制する傾斜面、すなわちガイド面G
を形成している。この場合の二等辺三角形も、破膜した
後方カバー3bと同形状またはほぼ同形状とするのが好
ましく、これにより、通過流路22となる開口面積を最
大限に確保することができる。
【0032】このような構成とすれば、後方カバーガイ
ド装置9Cを板材で構成して、図14に示すように、破
膜した後方カバー3bが変形動作を規制された状態でも
大きな面積の通過流路22を確保することができる。従
って、噴流Jの干渉を防止することができるので、アブ
レーション材8の局所的な減耗が促進されるようなこと
はない。
【0033】[第四の実施形態]最後に、噴流Jのエネ
ルギーを低減する噴流緩衝体50を備えた第四の実施形
態の後方カバーガイド装置9Dを図15に基づいて説明
する。なお、図示の実施形態は、上述した第一の実施形
態に対して噴流緩衝体50を加えて設けたものである
が、他の実施形態についても同様に適用可能である。さ
て、噴流緩衝体50は、図15(a)に示すように、飛
昇体1の噴射ノズル1aのほぼ鉛直下方位置に配設され
ている。この噴流緩衝体50は、噴射ノズル1aから真
下に噴射された噴流Jのほぼ中心と交差し、その運動エ
ネルギーと熱エネルギーを消費するものである。
【0034】噴流緩衝体50を具体的に説明すると、例
えば、ガラス繊維もしくは炭素繊維とフェノール系樹脂
を用いた耐熱用FRP(Fiber Reinforced Plastics )
等の材料、すなわち、一般にアブレーション材と呼ばれ
ているものによって形成されている。図示の例では、噴
流緩衝体50は、二本が互いに平行に設けられ、その長
さ方向両端部が、出口部21の対向する横棒材20a間
を連結して固定されている。この噴流緩衝体50として
は、その断面形状が鈍頭体状のもの、楕円形状のもの、
長円形状のもの、菱形状あるいは矩形状のもの等を採用
することができる。
【0035】このような噴流緩衝体50が設けられた後
方カバーガイド装置9Dを飛昇体発射装置4に取り付け
ると、噴射ノズル1aから噴射される高速・高温・高圧
の噴流Jは、まず最初に噴流緩衝体50に当たる。する
と、噴流Jによって、この噴流緩衝体50が溶融・昇華
して減耗し、これによって噴流Jの運動エネルギーと熱
エネルギーとが奪われる。その結果、噴流Jが発射装置
本体4底部のアブレーション材8に到達するときには、
噴射ノズル1a直後に比較して噴流Jの圧力およびエネ
ルギーが低下して、アブレーション材8への負荷を軽減
し、その減耗を低減させることができる。
【0036】従って、噴流Jの干渉を防止することでア
ブレーション材8の減耗が低減されることに加えて、噴
流緩衝体50の作用による噴流Jのエネルギー低下によ
ってもアブレーション材8の減耗を低減することができ
るので、より一層の減耗効果が得られる。なお、後方カ
バー3bの変形動作規制については、上述したものと同
様である。
【0037】ところで、上述した第四の実施形態におい
ては、以下に説明するような変形例も可能である。ま
ず、噴流緩衝体50の配置については、図15に示した
ものの他にも、例えば略十字状に交差させて配置するこ
とができる。この場合、互いに平行な2本一組の噴流緩
衝体50を交差させ、4つの噴射口1aの真下にそれぞ
れの交差部が存在するように配置する。なお、各噴流緩
衝体50の両端部は、互いに対向する出口部21の横棒
材20aに固定する。あるいは、比較的細い断面形状を
有する噴流緩衝体50を互いに平行な2本一組として、
噴射口1aのほぼ真下に配置することも可能である。
【0038】また、他の噴流緩衝体50としては、噴流
Jを拡散させることでエネルギーを低減させるものがあ
る。これを具体的に説明すると、この場合の噴流緩衝体
50は、例えばタングステン、モリブデン、セラミック
ス等、噴流Jによって減耗しない、あるいは減耗の著し
く少ない材料で形成されている。この噴流干渉体50
は、例えば断面視円形の棒状で、その長さ方向両端部が
横棒材20aに固定されている。このとき、噴流緩衝体
50は、その下端部が横棒材20aよりも所定寸法上方
に位置するよう設けられている。
【0039】このような噴流緩衝体50を備えることに
より、噴射ノズル1aから噴射される高速・高温・高圧
の噴流Jは噴流緩衝体50当たることになる。これによ
り、噴流Jには、噴流緩衝体50の上流側に離脱衝撃波
が生じ、この離脱衝撃波と噴流Jとの合流部分近傍に膨
張波が生じ、その結果、噴流Jとその外側の大気圧(プ
レナム11内の圧力)との噴流境界が、本来の噴流Jよ
りも拡散する。このため、噴流Jの流速と単位面積あた
りのエネルギー量が低減される。さらに、噴流緩衝体5
0の下流側においては後流が生じ、この後流によっても
噴流Jの流速は低減される。なお、このような噴流Jを
拡散させる噴流緩衝体50の断面形状は、円形またはほ
ぼ円形に限定されることはなく、例えば、頂部を湾曲さ
せたほぼ三角形断面などのように、同様の拡散効果が得
られるものであれば採用可能である。
【0040】また、上述した噴流Jを拡散させる噴流緩
衝体50の後流側に水等の冷却媒体を噴射することで、
拡散効果に加えて熱エネルギーを奪うように構成したも
のでもよい。
【0041】[第五の実施形態]これまで説明した各実
施形態では、後方カバーガイド装置が発射装置本体4側
に取り付けられているが、上述した各実施形態の後方カ
バーガイド装置9A〜Dは、図16に示すように、キャ
ニスタ3A側に取り付けることも可能である。この場
合、後方カバーガイド装置9A〜Dは、後方カバー3b
を取り囲むようにしてキャニスタ3Aの底面部に固定さ
れ、出口部21側が下向きに突出した状態となってい
る。このような構成としても、上述したものと同様に破
膜した後方カバー3bの変形動作を規制でき、かつ、ア
ブレーション材8の減耗を促進する噴流Jの干渉を防止
することができる。
【0042】上述したような構成の後方カバーガイド装
置9A〜D及び飛昇体1のキャニスタ3Aでは、噴流J
の通過流22が設けられたことにより、何らかの要因に
より飛昇体1への点火後に発射が行われず、万が一の拘
束噴射に陥った場合においても、各噴射口1aから噴射
された噴流Jの流れ方向がガイド面Gに当たって変化
し、互いに干渉するのを防止できる。従って、干渉によ
り通常より高いエネルギーの噴流Jが生じてアブレーシ
ョン材8に当たり、アブレーション材8の減耗を促進す
るというような従来の問題は解消される。この結果、ア
ブレーション材8の長寿命化を図ってその交換等の頻度
を抑えることができるので、メンテナンス負荷を軽減す
ることができる。また、後方カバーガイド装置9A〜D
本来の機能、すなわち破膜した後方カバー3bの変形動
作を規制するという機能についても十分に得られ、破膜
した後方カバー3bが発射装置本体4に引っかかるなど
してキャニスタ3の交換を妨げるようなこともない。
【0043】さらには、キャニスタ側に後方カバーガイ
ド装置9A〜Dを備えるようにしたので、キャニスタ3
Aとともに後方カバーガイド装置は発射の度に発射装置
本体4から取り外されることになる。このため、次の飛
昇体1をキャニスタ3Aに装填するまでの間に、後方カ
バーガイド装置9A〜Dに関する点検・メンテナンスを
行うことができ、またそれによって発射装置本体4の使
用に支障を支障を来すようなこともない。しかも、キャ
ニスタ3Aを発射装置本体4から取り外した状態であれ
ば、キャニスタ側に取り付けられた後方カバーガイド装
置9A〜Dのメンテナンス等を容易に行える、という利
点もある。
【0044】なお、上記各実施の形態において、発射装
置本体4の構成については何ら限定するものではなく、
例えばキャニスタ3の装備数をはじめ、他の各部を適宜
他の構成とすることが可能である。また、飛昇体1につ
いてもその形式や性能等を何ら限定するものではない。
【0045】これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない
範囲内であれば、いかなる構成を採用しても良く、また
上記したような構成を適宜選択的に組み合わせたものと
しても良いのは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から8の
後方カバーガイド装置によれば、ガイド面に飛昇体より
噴出された噴流の通過流路を設けたことにより、万が一
拘束燃焼に陥ったとしても、ガイド面に当たった噴流は
通過流路を通ってその流れ方向を変えることなく真下へ
流れていく。このため、隣接する噴流どうしが干渉する
ことはなく、従って、干渉により生じる通常より大きな
エネルギの噴流がアブレーション材に当たって大きなダ
メージを与えることを防止できる。この結果、発射装置
本体底部のアブレーション材の減耗、特に通常より大き
なエネルギの噴流による局所的なダメージ(減耗)を低
減することができるので、アブレーション材の長寿命化
を図ってその交換等の頻度を抑えることができ、メンテ
ナンス負荷を軽減することができる。また、噴流緩衝体
を併用することで、噴流のエネルギーを低減することも
できるため、アブレーション材の減耗低減による長寿命
化をより一層推進することができる。なお、当然のこと
ながら、キャニスタ交換時において、破膜した後方カバ
ーが発射装置本体側に引っかかるような位置まで変形し
ないよう、その変形動作をガイド面により確実に規制す
ることができる。
【0047】請求項9に係る飛昇体のキャニスタによれ
ば、キャニスタの底部に、上述したような構成の後方カ
バーガイド装置を一体に備えることにより、破膜した後
方カバーの変形動作を規制したり、飛昇体の噴射ノズル
から噴射される噴流の干渉を防止する事ができ、このキ
ャニスタを搭載する発射装置本体底部のアブレーション
材の減耗を低減することができる。また、上述した後方
カバーガイド装置をキャニスタ側に備えることにより、
キャニスタを発射装置本体から取り外した状態で点検・
メンテナンス等を行うことができ、これを発射装置本体
側に備えるのに比較すれば、作業性に優れている。さら
に、それらの作業中に発射装置本体の使用を妨げること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る後方カバーガイド装置及び飛
昇体のキャニスタの実施の形態を示す図であって、
(a)は前記後方カバーガイド装置及び飛昇体のキャニ
スタが適用された飛昇体発射装置の側面図、(b)は正
面図である。
【図2】 同飛昇体発射装置において、キャニスタを
取り外した状態を示す側面図である。
【図3】 図1におけるキャニスタを示す図であっ
て、(a)は全体構成を示す斜視図、(b)は後方カバ
ーが破膜する前の状態を示す底面図、(c)は後方カバ
ーが破膜した状態を示す底面図である。
【図4】 本発明に係る後方カバーガイド装置の第一
の実施形態を示す図であって、(a)はキャニスタの底
面図、(b)は後方カバーガイド装置の側面図、(c)
は後方カバーガイド装置の底面図である。
【図5】 図5に示した後方カバーガイド装置が、破
膜した後方カバーの変形移動を規制した状態を示す図で
あって、(a)は側面図、(b)は底面図である。
【図6】 図4に示した第一の実施形態の後方カバー
ガイド装置に係る第1変形例を示す図であって、(a)
は側面図、(b)は底面図である。
【図7】 図6に示した後方カバーガイド装置が、破
膜した後方カバーの変形移動を規制した状態を示す図で
あって、(a)は側面図、(b)は底面図である。
【図8】 図4に示した第一の実施形態の後方カバー
ガイド装置に係る第2変形例を示す図であって、(a)
は側面図、(b)は底面図である。
【図9】 本発明に係る後方カバーガイド装置の第二
の実施形態を示す図であって、(a)はキャニスタの底
面図、(b)は後方カバーガイド装置の側面図、(c)
は後方カバーガイド装置の底面図である。
【図10】 図9に示した後方カバーガイド装置が、
破膜した後方カバーの変形移動を規制した状態を示す図
であって、(a)は側面図、(b)は底面図である。
【図11】 図9に示した第二の実施形態の後方カバ
ーガイド装置に係る変形例を示す図であって、(a)は
側面図、(b)は底面図である。
【図12】 図11に示した後方カバーガイド装置
が、破膜した後方カバーの変形移動を規制した状態を示
す図であって、(a)は側面図、(b)は底面図であ
る。
【図13】 本発明に係る後方カバーガイド装置の第
三の実施形態を示す図であって、(a)はキャニスタの
底面図、(b)は後方カバーガイド装置の側面図、
(c)は後方カバーガイド装置の底面図である。
【図14】 図13に示した後方カバーガイド装置
が、破膜した後方カバーの変形移動を規制した状態を示
す図であって、(a)は側面図、(b)は底面図であ
る。
【図15】 本発明に係る後方カバーガイド装置の第
四の実施形態を示す図であって、(a)は後方カバーが
破膜する前の状態を示す底面図、(b)は後方カバーが
破膜した状態の側面図、(c)は(b)の底面図であ
る。
【図16】 本発明の第五の実施形態に係る飛昇体の
キャニスタを示す斜視図である。
【図17】 従来の後方カバーガイド装置、及び飛昇
体のキャニスタを備えている飛昇体発射装置の一例を示
す図であって、前記飛昇体発射装置の側面図である。
【図18】 従来のキャニスタを示す底面図である。
【図19】 従来の後方カバーガイド装置を示す図で
あって、(a)は側面図、(b)は底面図である。
【図20】 図19に示した後方カバーガイド装置
が、破膜した後方カバーの変形移動を規制した状態を示
す図であって、(a)は側面図、(b)は底面図であ
る。
【符号の説明】
1 飛昇体 1a 噴射ノズル 3,3A キャニスタ 3a 前方カバー 3b 後方カバー 4 発射装置本体 8 アブレーション材 9,9A〜9D 後方カバーガイド装置 11 プレナム 20 棒材 21,42 出口部 22 通過流路 23 網状部材 30 骨格 31,31A,41 板材 40 筒状骨格 50 噴流緩衝体 G ガイド面 J 超音速噴流(噴流) L1,L2 破膜線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 糟屋 秀暢 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 松下 泰司 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛昇体を収容するキャニスタの底面を
    塞いで設けられ前記飛昇体の発射時に噴射される噴流で
    破膜する後方カバーが、その変形動作を規制される後方
    カバーガイド装置において、 前記後方カバーを干渉させて変形動作を規制するガイド
    面に、前記飛昇体より噴出される噴流の通過流路を設け
    たことを特徴とする後方カバーガイド装置。
  2. 【請求項2】 複数の棒材を連結する構成として前記
    ガイド面に通過流路を形成したことを特徴とする請求項
    1記載の後方カバーガイド装置。
  3. 【請求項3】 前記棒材が格子状に連結されたことを
    特徴とする請求項2記載の後方カバーガイド装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド面に網状部材を貼り付けた
    ことを特徴とする請求項2または3記載の後方カバーガ
    イド装置。
  5. 【請求項5】 棒材を連結して骨格を構成するととも
    に、該骨格に前記通過流路を残して板材を貼り付けるこ
    とで前記ガイド面を形成したことを特徴とする請求項1
    記載の後方カバーガイド装置。
  6. 【請求項6】 前記板材が、前記ガイド面の上下骨格
    部材を連結する帯状であることを特徴とする請求項5記
    載の後方カバーガイド装置。
  7. 【請求項7】 板材により筒状骨格を構成するととも
    に、該骨格の上端付近内側に下向きに傾斜させたほぼ三
    角形の板材を固着してガイド面を形成したことを特徴と
    する請求項1記載の後方カバーガイド装置。
  8. 【請求項8】 前記噴流の噴流緩衝体を設置したこと
    を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の後方カ
    バーガイド装置。
  9. 【請求項9】 飛昇体を発射する飛昇体発射装置本体
    に着脱自在に搭載され、前記飛昇体を収容するキャニス
    タであって、 前記請求項1から8のいずれかに記載の前記後方カバー
    ガイド装置を、下端部に一体に備えていることを特徴と
    する飛昇体のキャニスタ。
JP2000207432A 2000-07-07 2000-07-07 後方カバーガイド装置及び飛昇体のキャニスタ Pending JP2002022396A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105952890A (zh) * 2016-06-29 2016-09-21 贵州航天天马机电科技有限公司 一种方框型大正负压差易碎保护盖结构
KR102252824B1 (ko) * 2019-12-20 2021-05-17 주식회사 한화 발사관 덮개용 노치 파단 시편

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