JP2002022297A - 冷凍サイクル - Google Patents

冷凍サイクル

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JP2002022297A JP2000206088A JP2000206088A JP2002022297A JP 2002022297 A JP2002022297 A JP 2002022297A JP 2000206088 A JP2000206088 A JP 2000206088A JP 2000206088 A JP2000206088 A JP 2000206088A JP 2002022297 A JP2002022297 A JP 2002022297A
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Kenji Iijima
健次 飯島
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Zexel Valeo Climate Control Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧ラインを構成する部品の耐圧強度に対応
した最適な冷媒充填率が充填された冷凍サイクルを提供
する。 【解決手段】 冷凍サイクルの冷媒充填率の上限値を、
冷媒圧力が所定の高温時に冷凍サイクルの低圧経路の設
計圧を超えない充填率としたことによって、炎天下、屋
外に放置された状態の時に、冷凍サイクルの高圧経路と
低圧経路の冷媒が平衡状態にあるとき、温度上昇に伴う
冷凍サイクルの冷媒圧力が上昇しても、低圧経路の設計
圧を超えることがないので、冷凍サイクルの安全性を高
めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、二酸化炭素を冷
媒として用いた冷凍サイクルにおいて、最適な冷媒充填
率が設定された冷凍サイクルに関する。
【0002】
【従来の技術】特表平8−504501号に開示される
超臨界蒸気圧縮装置は、閉回路を形成するように直列に
接続した圧縮機と、熱除去用熱交換器と、膨張手段と、
蒸発器とからなり、回路の高圧サイドの内部容積が全内
部容積の70%以上に相当することを特徴とするもので
ある。また、この比率において、回路の冷媒充填率が前
記内部容積のリッターあたり0.55から0.70キロ
グラムの量となることが望ましいことを教示する。
【0003】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、冷媒とし
て二酸化炭素を用いた冷凍サイクルでは、従来のフロン
を用いた冷凍サイクルに比べてサイクル内の圧力が極端
に高く、また二酸化炭素の臨界温度が約31℃と低いこ
とから、夏季等において外気温度が高く、また車両のボ
ンネット等のヒートアップによって冷媒温度が容易に臨
界点を超えるため、温度に対する圧力上昇が著しく上が
り、サイクルを構成する各部品、特に低圧ラインを構成
する部品の耐圧をあげなければならないという不具合を
生じる。
【0004】このため、この発明においては、低圧ライ
ンを構成する部品の耐圧強度に対応した最適な冷媒充填
率が充填された冷凍サイクルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、この発明によれ
ば、少なくともコンプレッサ、ガスクーラ、膨張装置、
エバポレータ及びアキュムレータを配管接合することに
よって閉回路が形成され、前記コンプレッサの高圧側か
ら膨張装置の流入側までの高圧経路と、膨張装置の流出
側からコンプレッサの低圧側までの低圧経路からなると
共に、冷媒として二酸化炭素を用いる冷凍サイクルにお
いて、前記冷凍サイクルに充填される冷媒充填率は、冷
媒圧力が所定の高温時に冷凍サイクルの低圧経路の設計
圧を超えない充填率を上限値としたことにある。
【0006】したがって、この発明によれば、冷凍サイ
クルの冷媒充填率の上限値を、冷媒圧力が所定の高温時
に冷凍サイクルの低圧経路の設計圧を超えない充填率と
したことによって、炎天下、屋外に放置された状態の時
に、冷凍サイクルの高圧経路と低圧経路の冷媒が平衡状
態にあるとき、温度上昇に伴う冷凍サイクルの冷媒圧力
が上昇しても、低圧経路の設計圧を超えることがないの
で、冷凍サイクルの安全性を高めることができる。ま
た、低圧経路の設計圧を高圧経路と同様に高くする必要
がなくなるので、コストの増加を防止できる。具体的に
は、前記冷媒充填率の上限値は、300g/リットルで
あることが望ましい。
【0007】また、この発明において、前記冷凍サイク
ルに充填される冷媒充填率は、高圧経路の容積と低圧経
路の容積の比で決定される必要最低充填率を下限値とす
ることが望ましい。これによって、冷凍サイクルの必要
最低充填量を確保できるので、冷凍サイクルの安全性を
維持しつつ、冷凍サイクルの熱交換能力を維持できるも
のである。
【0008】また、前記高圧経路の容積は、全体容積の
7〜25%の範囲内であることが望ましい。これに伴っ
て、前記冷媒充填率の下限値は、200g/リットルか
ら260g/リットルの範囲内であるものである。
【0009】さらに、前記冷凍サイクルは、高圧経路の
冷媒と低圧経路の冷媒の熱交換を行う内部熱交換器を具
備することが望ましい。その場合、前記高圧経路の容積
は、全体容積の8〜30%の範囲内であることが望まし
く、前記冷媒充填率の下限値は、200g/リットルか
ら270g/リットルの範囲内であることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面により説明する。
【0011】図1に示す冷凍サイクル1は、冷媒として
二酸化炭素を使用し、必要に応じて電磁クラッチ17を
介して図示しない走行用エンジンと連結されて駆動され
るコンプレッサ2、このコンプレッサ2と配管3を介し
て連結される放熱器4、この放熱器4と配管5を介して
連結される内部熱交換器(IHE)16の高圧側通路
6、この高圧側通路6と配管7を介して接続される膨張
弁8、この膨張弁8と配管9を介して接続され、空調ダ
クト20内に配されるエバポレータ10、このエバポレ
ータ10の流出側に配管11を介して接続されるアキュ
ムレータ12、このアキュムレータ12の流出側に配管
13を介して接続される前記内部熱交換器16の低圧側
通路14、及びこの低圧側通路14と前記コンプレッサ
2の吸入側とを連結する配管15とによって少なくとも
構成され、コンプレッサ2の内部に設けれた図示しない
圧縮室の吐出側から膨張弁8の流入側までで構成される
高圧経路21と、膨張弁8の流出側からコンプレッサの
図示しない圧縮室の吸入側までで構成される低圧経路2
2とを有する。
【0012】以上の構成の冷凍サイクル1において、コ
ンプレッサ2において超臨界領域まで圧縮された冷媒
(二酸化炭素)は、放熱器4において冷却され、さらに
内部熱交換器16の高圧側通路6を通過する時に低圧側
通路14を通過する冷媒と熱交換することによってさら
に冷却される。そして、膨張弁8を通過して膨張し、気
液混合領域まで圧力が低下し、エバポレータ10にて空
調ダクト20を通過する空気の熱を吸収して蒸発し、ア
キュムレータ12を通過して液相成分が除去される。そ
して、アキュムレータ12から流出した冷媒は、前記内
部熱交換器16の低圧側通路14を通過する時に前記高
圧側通路6を通過する冷媒と熱交換することによって過
熱され、コンプレッサ2に吸入される。これによって、
エバポレータ10によって吸熱した熱を放熱器4で放熱
する冷凍サイクルが構成される。
【0013】そして、上記冷凍サイクル1の第1の基本
システムは、全体容積が約1.6リットルに設定され
る。その第1の基本システムにおいて、前記高圧経路2
1の容積は145.4ccであり、全体容積の9.02
%となっている。その内訳は、コンプレッサ2内の高圧
側空間が14.4cc(全体の0.89%)、コンプレ
ッサ内部に設けられたオイル分離器部分が16cc
(0.99%)、前記配管3が14.8cc(0.92
%)、放熱器4が60cc(3.72%)、前記配管5
が13.1cc(0.81%)、前記内部熱交換器16
の高圧側通路6が14cc(0.87%)、そして前記
高圧側通路6から膨張弁8に至る配管7が13.1cc
(0.81%)である。これに対して、低圧経路22
は、1465.9cc(全体の90.98%)であり、
その内訳は、エバポレータ10が150cc(9.31
%)、アキュムレータ12が1000cc(62.06
%)、前記内部熱交換器16の低圧側通路141が28
cc(1.74%)、エバポレータ10から内部熱交換
器16までの配管11,13が37.7cc(2.34
%)、内部熱交換器16からコンプレッサ2までの配管
15が80.2cc(4.98%)、コンプレッサ2の
低圧側空間が170cc(10.55%)である。尚、
膨張弁8とエバポレータ10との間の配管9の容積は、
膨張弁8がエバポレータ10に近接又は一体に設けられ
ていると共に低圧側となることから、無視又はエバポレ
ータ10の容積の一部に含まれるよう考慮される。
【0014】また、上記冷凍サイクル1の第2の基本シ
ステムは、全体容積が約1.8リットルに設定される。
そして、高圧経路21の容積が242.8ccとして全
体容積の13.23%となっている。その内訳は、コン
プレッサ2内の高圧側空間が18.0cc(全体の0.
98%)、コンプレッサ内部に設けられたオイル分離器
部分が20cc(1.09%)、前記配管3が14.8
cc(0.81%)、放熱器4が146cc(7.95
%)、前記配管5が13.1cc(0.71%)、前記
内部熱交換器16の高圧側通路6が17.8cc(0.
97%)、そして前記高圧側通路6から膨張弁8に至る
配管7が13.1cc(0.71%)である。これに対
して、低圧経路22は、1592.6cc(全体の8
6.77%)であり、その内訳は、エバポレータ10が
225cc(12.26%)、アキュムレータ12が1
000cc(54.48%)、前記内部熱交換器16の
低圧側通路141が34.7cc(1.89%)、エバ
ポレータ10から内部熱交換器16までの配管11,1
3が37.7cc(2.05%)、内部熱交換器16か
らコンプレッサ2までの配管15が80.2cc(4.
37%)、コンプレッサ2の低圧側空間が215cc
(11.71%)である。尚、膨張弁8とエバポレータ
10との間の配管9の容積は、前述したように、膨張弁
8がエバポレータ10に近接又は一体に設けられている
と共に低圧側となることから、無視又はエバポレータ1
0の容積の一部に含まれるよう考慮される。
【0015】以上、2つの基本システムにおいて、冷媒
充填率の上限値を設定するために、最も冷媒充填量が多
い状態(高負荷低回転時)における各部の圧力及び最も
冷媒充填量が少ない状態(低負荷高回転時)における各
部の圧力から各部の冷媒密度を演算し、その結果からさ
らに各部の冷媒質量を演算して必要冷媒量を演算する
と、最低必要冷媒量が第1の基本システムでは328.
3gとなり、この結果、冷媒充填率としては203.7
7g/リットルとなる。また、第2の基本システムで
は、最低必要冷媒量が400.4gとなり、冷媒充填率
は218.18g/リットルとなる。よって、冷媒充填
率としては、上記冷媒充填率が確保されれば、冷凍サイ
クルの熱交換性能を損なうことがないので、冷媒充填率
の上限については、上記冷媒充填率以上の値が検証され
ることが望ましい。
【0016】図2は、冷媒充填率300g/リットル、
350g/リットル、及び400g/リットルのそれぞ
れの冷媒充填率における温度と冷凍サイクル1内の圧力
との関係を、実験及び演算により明らかにしたものであ
る。この特性線図によって、低圧経路22側の目標設計
圧力が10MPaである場合には、約58℃で10MP
aに到達する300g/リットルを冷媒充填率の上限値
とすることが望ましいことがわかる。
【0017】また、上記第1の基本システム及び第2の
基本システムにおいて、各部の数値差、特に高圧経路2
1の全体に対する容積割合、又は高圧経路21と低圧経
路22との間の容積比を変化させることによって、図3
に示すように、必要最低充填率の変化を示す特性線を得
ることができる。つまり、高圧経路21の容積と低圧経
路22との間の容積比は、上記第1の基本システムでは
約9:91、上記第2の基本システムでは約13:87
となっており、これに対応して、最低必要冷媒充填率も
203.77g/リットルから218.18リットルに
増加することに基づいて演算されたものである。この結
果、高圧経路21と低圧経路22の容積比の最小値を
8:92に設定し、最高値を3:7に設定した場合、最
低必要冷媒充填率は、略200g/リットル〜270g
/リットルの範囲内となり、これを冷媒充填率の下限値
として設定することが望ましいものである。
【0018】また、図4で示すように、内部熱交換器
(IHE)16を具備しない冷凍サイクル1’において
は、第1の基本システムは、全体容積が約1.57リッ
トルに設定される。その第1の基本システムにおいて、
前記高圧経路21の容積は145.4ccであり、全体
容積の8.37%となっている。その内訳は、コンプレ
ッサ2内の高圧側空間が14.4cc(全体の0.92
%)、コンプレッサ内部に設けられたオイル分離器部分
が16cc(1.02%)、前記配管3が14.8cc
(0.94%)、放熱器4が60cc(3.82%)、
前記配管18が26.2cc(1.66%)である。こ
れに対して、低圧経路22は、1437.9cc(全体
の91.63%)であり、その内訳は、エバポレータ1
0が150cc(9.56%)、アキュムレータ12が
1000cc(63.72%)、エバポレータ10から
コンプレッサ2までの配管11,19が117.9cc
(7.51%)、コンプレッサ2の低圧側空間が170
cc(10.83%)である。尚、膨張弁8とエバポレ
ータ10との間の配管9の容積は、前述したように膨張
弁8がエバポレータ10に近接又は一体に設けられてい
ると共に低圧側となることから、無視又はエバポレータ
10の容積の一部に含まれるよう考慮される。
【0019】また、上記冷凍サイクル1の第2の基本シ
ステムは、全体容積が約1.78リットルに設定され
る。そして、高圧経路21の容積が225.0ccとし
て全体容積の12.62%となっている。その内訳は、
コンプレッサ2内の高圧側空間が18.0cc(全体の
1.01%)、コンプレッサ内部に設けられたオイル分
離器部分が20cc(1.12%)、前記配管3が1
4.8cc(0.83%)、放熱器4が146cc
(8.19%)、前記配管18が26.2cc(1.4
6%)である。これに対して、低圧経路22は、155
7.9cc(全体の87.38%)であり、その内訳
は、エバポレータ10が225cc(12.62%)、
アキュムレータ12が1000cc(56.09%)、
エバポレータ10からコンプレッサ2までの配管11,
19が117.9cc(6.61%)、コンプレッサ2
の低圧側空間が215cc(12.06%)である。
尚、膨張弁8とエバポレータ10との間の配管9の容積
は、前述したように、膨張弁8がエバポレータ10に近
接又は一体に設けられていると共に低圧側となることか
ら、無視又はエバポレータ10の容積の一部に含まれる
よう考慮される。
【0020】上記内部熱交換器16を具備しない第1及
び第2の基本システムにおいても、冷媒充填率の上限値
は、図2から示されるように300g/リットルを設定
することが望ましい。
【0021】また、上記内部熱交換器16を具備しない
第1の基本システム及び第2の基本システムにおいて、
各部の数値差、特に高圧経路21の全体に対する容積割
合、又は高圧経路21と低圧経路22との間の容積比を
変化させることによって、図5に示すように、必要最低
充填率の変化を示す特性線を得ることができる。つま
り、高圧経路21の容積と低圧経路22との間の容積比
は、上記第1の基本システムでは約8:92、上記第2
の基本システムでは約13:87となっており、これに
対応して、最低必要冷媒充填率も200.5g/リット
ルから214.93リットルに増加することに基づいて
演算されたものである。この結果、高圧経路21と低圧
経路22の容積比の最小値を7:93に設定し、最高値
を2.5:7.5に設定した場合、最低必要冷媒充填率
は、略200g/リットル〜260g/リットルの範囲
内となり、これを冷媒充填率の下限値として設定するこ
とが望ましいものである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、冷凍サイクルへの冷媒充填率の上限値として、冷媒
圧力が所定の高温時に冷凍サイクルの低圧経路の設計圧
を超えない充填率を設定したので、低圧経路の部品の耐
圧を向上させる必要がなくなることから、部品のコス
ト、重量の上昇を抑制できると共に、冷凍サイクルの安
全性を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係る冷凍サイクルを示
した概略構成図である。
【図2】冷凍サイクルに充填される冷媒の充填率と冷凍
サイクルの圧力との関係を示した特性線図である。
【図3】冷凍サイクルの高圧経路の容積割合と最低冷媒
充填率との関係を示した特性線図である。
【図4】本願発明の実施の形態に係る冷凍サイクルであ
って、内部熱交換器を具備しない冷凍サイクルを示した
概略構成図である。
【図5】内部熱交換器を具備しない冷凍サイクルの高圧
経路の容積割合と最低冷媒充填率との関係を示した特性
線図である。
【符号の説明】
1,1’ 冷凍サイクル 2 コンプレッサ 3,5,7,9,11,13,15,18,19 配管 4 放熱器 6 高圧側通路 8 膨張弁 10 エバポレータ 12 アキュムレータ 14 低圧側通路 16 内部熱交換器 21 高圧経路 22 低圧経路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともコンプレッサ、ガスクーラ、
    膨張装置、エバポレータ及びアキュムレータを配管接合
    することによって閉回路が形成され、前記コンプレッサ
    の高圧側から膨張装置の流入側までの高圧経路と、膨張
    装置の流出側からコンプレッサの低圧側までの低圧経路
    からなると共に、冷媒として二酸化炭素を用いる冷凍サ
    イクルにおいて、 前記冷凍サイクルに充填される冷媒充填率は、冷媒圧力
    が所定の高温時に冷凍サイクルの低圧経路の設計圧を超
    えない充填率を上限値としたことを特徴とする冷凍サイ
    クル。
  2. 【請求項2】 前記冷媒充填率の上限値は、300g/
    リットルであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    冷凍サイクル。
  3. 【請求項3】 前記冷凍サイクルに充填される冷媒充填
    率は、高圧経路の容積と低圧経路の容積の比で決定され
    る必要最低充填率を下限値とすることを特徴とする請求
    項1又は2記載の冷凍サイクル。
  4. 【請求項4】 前記高圧経路の容積は、全体容積の7〜
    25%の範囲内であることを特徴とする請求項3又は4
    記載の冷凍サイクル。
  5. 【請求項5】 前記冷媒充填率の下限値は、200g/
    リットルから260g/リットルの範囲内であることを
    特徴とする請求項3記載の冷凍サイクル。
  6. 【請求項6】 前記冷凍サイクルは、さらに高圧経路の
    冷媒と低圧経路の冷媒の熱交換を行う内部熱交換器を具
    備することを特徴とする請求項1,2又は3記載の冷凍
    サイクル。
  7. 【請求項7】 前記高圧経路の容積は、全体容積の8〜
    30%の範囲内であることを特徴とする請求項6記載の
    冷凍サイクル。
  8. 【請求項8】 前記冷媒充填率の下限値は、200g/
    リットルから270g/リットルの範囲内であることを
    特徴とする請求項3記載の冷凍サイクル。
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