JP2002021718A - 往復式圧縮機 - Google Patents
往復式圧縮機Info
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- JP2002021718A JP2002021718A JP2000205622A JP2000205622A JP2002021718A JP 2002021718 A JP2002021718 A JP 2002021718A JP 2000205622 A JP2000205622 A JP 2000205622A JP 2000205622 A JP2000205622 A JP 2000205622A JP 2002021718 A JP2002021718 A JP 2002021718A
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
の異音の発生を抑制することができる往復式圧縮機を提
供する。 【解決手段】 複数のシリンダボア6を有するシリンダ
ブロック1と、シリンダボア6内に摺動可能に収容され
るピストン7と、シリンダブロック1の端面にバルブプ
レート2を介して設けられたリヤヘッド3と、リヤヘッ
ド3内にほぼ環状に形成された吸入室13と、バルブプ
レート2に設けられ、シリンダボア6と吸入室13とを
連通させる吸入ポート15と、吸入ポート15を開閉さ
せる吸入弁21と、リヤヘッド3とバルブプレート2と
の気密性を確保するガスケット32とを備えている往復
式圧縮機において、吸入室13内を、リヤヘッド3に形
成された吸入口14と直接連通する第1の吸入室13a
と、吸入ポート15と連通する第2の吸入室13bとに
ガスケット32によって仕切った。
Description
の冷媒圧縮機として用いられる往復式圧縮機に関し、特
に斜板式圧縮機、揺動板式圧縮機等のようにピストンが
往復する形式の往復式圧縮機に関する。
の縦断面図、図6はリヤヘッドとバルブプレートとの関
係を示す分解断面図、図7(a)はシリンダヘッドの端
面図、図7(b)はガスケットの端面図である。
05を中心にして周方向に所定間隔おきに複数のシリン
ダボア106が設けられている。シリンダボア106内
にはピストン107が摺動可能に収容されている。
バルブプレート102を介してリヤヘッド103が固定
され、リヤヘッド103内には吐出室112と吸入室1
13とが形成されている。
端面とシリンダブロック101との間、バルブプレート
102のリヤヘッド側端面とリヤヘッド103との間に
は、気密性を確保するためのガスケット131,132
がそれぞれ設けられている。
106と吐出室112とを連通させる吐出ポート116
が周方向に所定間隔おきに設けられている。バルブプレ
ート102の吐出ポート116の半径方向外側には、シ
リンダボア106と吸入室113とを連通させる吸入ポ
ート115が周方向に所定間隔おきに設けられている。
閉され、吐出弁117はバルブプレート102のリヤヘ
ッド側端面に弁押え118とともにリベット119によ
り固定されている。
閉され、吸入弁121はバルブプレート102のフロン
トヘッド側端面に吐出弁117及び弁押え118ととも
にリベット119により固定されている。
には、フロントヘッド104が固定されている。フロン
トヘッド104内にはクランク室108が形成され、ク
ランク室108内には揺動板110が収容されている。
の間には連通路133が設けられ、この連通路133の
途中には圧力調整弁134が設けられている。
レータ(図示せず)から吸入室113へ吸入させるため
の吸入口114(図7(a)参照)が形成されている。
0が固定されているとともに、ドライブハブ141がヒ
ンジボール109を介して摺動可能に取り付けられてい
る。スラストフランジ140はリンク機構142でドラ
イブハブ141に連結され、シャフト105の回転がス
ラストフランジ140からドライブハブ141へ伝達さ
れる。
対回転可能に取り付けられている。揺動板110はコネ
クティングロッド111を介してピストン107に連結
されている。
ランジ140及びドライブハブ141がシャフト105
とともに回転し、その回転にともなって揺動板110が
ヒンジボール109を中心に揺動し、ピストン107が
シリンダボア106内を往復運動する。
の容積が変化し、この容積変化によって冷媒の吸入、圧
縮及び吐出が順次行われ、揺動板110の傾斜角度に応
じた容量の冷媒ガスが吐出される。
ランク室108の圧力が高くなり揺動板110の傾斜角
が減少する。そのため、ピストン107のストローク量
が減少し、冷凍サイクルを循環する冷媒量が減少する。
とき、吸入弁121が自由振動を起こし、その振動(吸
入脈動)が配管を介して逆伝搬してエバポレータを共鳴
させ、車室内に異音となって伝わる。
として、吸入室内を、リヤヘッドに形成された吸入口と
連通する第1の吸入室と、吸入ポートを介して連通する
第2の吸入室とに仕切板によって仕切る技術が実開昭6
1−145884号公報等に開示されている。
5884号公報等に開示された技術によれば異音の発生
を抑制できるが、仕切板が独立部品であり、仕切板を固
定する位置を設定するための加工(例えば段差をつけ
る)を吸入室の内壁面に行なわなければならないととも
に、仕切板を吸入室に固定するためのスナップリングや
ビス等の固定部材が必要になるため、部品点数が増加し
て組付性が低下してしまうばかりか、製造コストが高く
なってしまうという問題があった。
たもので、その課題は製造コストの増大を招くことな
く、低負荷時の異音の発生を抑制することができる往復
式圧縮機を提供することである。
め請求項1記載の発明は、複数のシリンダボアを有する
シリンダブロックと、前記シリンダボア内に摺動可能に
収容されるピストンと、前記シリンダブロックの端面に
バルブプレートを介して設けられたシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッド内にほぼ環状に形成された低圧室
と、前記バルブプレートに設けられ、前記シリンダボア
と前記低圧室とを連通させる吸入ポートと、前記吸入ポ
ートを開閉させる吸入弁と、前記シリンダヘッドと前記
バルブプレートとの気密性を確保するシール部材とを備
えている往復式圧縮機において、前記低圧室内を、前記
シール部材によって、前記シリンダヘッドに形成された
吸入口と連通する第1の低圧室と、前記吸入ポートと連
通する第2の低圧室とに仕切り、前記第1の低圧室と前
記第2の低圧室とを連通させる連通口が前記シール部材
に設けられていることを特徴とする。
ダヘッドに形成された吸入口と連通する第1の低圧室
と、吸入ポートと連通する第2の低圧室とに仕切られて
いるので、吸入口から第1の低圧室へ流入した冷媒はシ
ール部材に形成された連通口で絞られながら吸入ポート
へ流入する。そのため、低負荷時の低圧室内の急激な圧
力変動が起きず、吸入脈動が抑制される。
往復式圧縮機において、前記シール部材は金属基板とこ
の基板の表面に施された高分子化合物との複合体である
ことを特徴とする。
施された高分子化合物との複合体であるので、高分子化
合物によって吸入脈動に起因するシール部材の振動エネ
ルギーが減衰する。
記載の往復式圧縮機において、前記吸入ポートから前記
低圧室のほぼ環状内部空間に伝わる振動の振幅が前記吸
入口で小さくなるように、前記低圧室の内部空間の途中
に少なくとも1つの隔壁を前記シリンダヘッドと一体に
設けたことを特徴とする。
に伝わる振動の振幅が吸入口で小さくなり、吸入口から
外部配管を介してエバポレータに伝達される脈動が抑制
される。
基づいて説明する。
式圧縮機の縦断面図、図2はリヤヘッドとバルブプレー
トとの関係を示す分解断面図、図3(a)はシリンダヘ
ッドの端面図、図3(b)はガスケットの端面図であ
る。
リンダブロック1の一端面には、バルブプレート2を介
してリヤヘッド(シリンダヘッド)3が、他端面にはフ
ロントヘッド4がそれぞれ固定されている。
心にして周方向に一定間隔おきに複数のシリンダボア6
が配設されている。これらのシリンダボア6内にはそれ
ぞれピストン7が摺動自在に収容されている。
形成され、このクランク室8内には、シャフト5の回転
に連動してヒンジボール9を中心に揺動する揺動板10
が収容されている。
ト軸受28を介してドライブハブ41に装着されてい
る。ドライブハブ41はヒンジボール9を介してシャフ
ト5に摺動可能に装着されている。ドライブハブ41は
シャフト5に固定されたスラストフランジ40にリンク
機構42を介して連結されている。
11を介してピストン7に連結され、揺動板10の揺動
によりピストン7がシリンダボア6内を往復運動する。
この揺動板10の傾斜角度はクランク室8の圧力に応じ
て変化する。
この吐出室12の周囲に位置する環状の吸入室(低圧
室)13とが形成されている。
タ(図示せず)から吸入室13へ吸入させるための吸入
口14が形成されている。
の吸入室13aと吸入ポート15と連通する第2の吸入
室13bとにガスケット(シール部材)32によって仕
切られている。両吸入室13a,13bは、ガスケット
32に設けられた連通口32a,32bを介して連通し
ている。連通口32bと吸入口14とは軸方向に対向し
ていない。
端面と同形状に形成され、このバルブプレート2にはシ
リンダボア6と吐出室12とを連通させる吐出ポート1
6と、シリンダボア6と第2の吸入室13bとを連通さ
せる吸入ポート15とが、それぞれ気筒数分だけ設けら
れている。
れ、吐出弁17はバルブプレート2のリヤヘッド側端面
に弁押さえ18とともにリベット19により固定されて
いる。
面とリヤヘッド3との間には気密を確保するためのガス
ケット32が配設されている。
周縁部にはエンボシングにより気密用の凸部32cが形
成されている。ガスケット32は、例えば冷間圧延鋼及
び鋼帯(SPCC)からなる金属基板とその金属基板の
表裏にコーティングされたゴム(高分子化合物)とから
なる。絞り加工によって吸入室13に対向する部分をリ
ヤヘッド側へ膨らませた。
り加工し、その後金属基板の一部だけにコーティングし
てもよい。
れ、吸入弁21はバルブプレート2のフロントヘッド側
端面とシリンダブロック1との間に配設されている。
側端面とシリンダブロック1との間には気密を確保する
ためのガスケット31が配設されている。
7及び弁押え18とともにリベット19によって固定さ
れている。
れ、この吐出弁17が開いたとき、バルブプレート2の
吐出ポート16を介して圧縮室6aと吐出室12とが連
通する。
れ、この吸入弁21が開いたとき、バルブプレート2の
吸入ポート15を介して圧縮室6aと吸入室13とが連
通する。
る。
5に伝達されると、シャフト5はスラストフランジ40
及びドライブハブ41とともに回転し、その回転にとも
なって揺動板10が揺動し、この揺動によってピストン
7がシリンダボア6内を往復動し、その結果シリンダボ
ア6内の圧縮室6aの容積が変化し、この容積変化によ
って冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出が順次行われ、揺動
板10の傾斜角度に応じた容量の高圧冷媒ガスが吐出さ
れる。
媒は吸入弁21を介してシリンダボア6内の圧縮室6a
へ流入し、ここで圧縮された後、吐出弁17を介して吐
出室12へ流入する。
室13内がリヤヘッド3に形成された吸入口14と連通
する第1の吸入室13aと、吸入ポート15と連通する
第2の吸入室13bとに仕切られているので、吸入口1
4から第1の吸入室13aへ流入した冷媒はガスケット
32に形成された連通口32a,32bで絞られながら
吸入ポート15へ流入する。その結果、低負荷時の低圧
室内の急激な圧力変動が起きず、吸入脈動が抑制され
る。
板の表面に施された高分子化合物との複合体であるの
で、高分子化合物によって吸入脈動に起因するガスケッ
ト32の振動エネルギーが減衰する。
した振動(吸入脈動)がガスケット32に形成された連
通口32a,32bによって減少し、低負荷時における
エバポレータの共鳴による異音の発生が抑制される。
発生が軽減される。
を2分したので、従来例のように独立した部品としての
仕切板やその固定手段としてのスナップリング等を必要
とせず、シリンダブロック1とリヤヘッド3との間の気
密性を確保しながら部品点数を削減することができ、圧
縮機の組付性が向上し、製造コストが低減される。
る往復式圧縮機のシリンダヘッドの端面図、図4(b)
はガスケットの端面図、図4(c)は図4(b)の4c
−4c矢視断面図である。
ガスケット82以外第1実施形態と同じであるから、同
一部分の説明を省略する。
間の途中に隔壁70を設けた点で第1実施形態と異な
る。
のほぼ環状内部空間に伝わる振動の振幅が吸入口14で
小さくなる位置に設けられている。この隔壁70はリヤ
ヘッド53と一体に成形され、リヤヘッド53の一部を
構成している。
には連通口82a,82bが設けられている。また、ガ
スケット82の吸入室63と対向する部分はリヤヘッド
53側へ膨らんでいるが、ガスケット82の隔壁70と
対応する部分は平坦である。
内部空間に伝わる振動の振幅が吸入口14で小さくな
り、吸入口14から外部配管を介してエバポレータに伝
達される脈動が抑制される。
と同様の効果を奏するとともに、消音効果がより向上す
る。
であるが、本願発明を固定容量型圧縮機に適用しても同
様の効果を奏する。
く、斜板式圧縮機(可変・固定容量型の両方を含む)に
も適用することができる。
の往復式圧縮機によれば、製造コストの増大を招くこと
なく、低負荷時の異音の発生を抑制することができる。
ば、高分子化合物によって吸入脈動に起因するシール部
材の振動エネルギーが減衰し、吸入弁自体の振動による
異音の発生が軽減される。
ば、消音効果がより向上する。
縮機の縦断面図である。
示す分解断面図である。
(b)はガスケットの端面図である。
復式圧縮機のシリンダヘッドの端面図、図4(b)はガ
スケットの端面図、図4(c)は図4(b)の4c−4
c矢視断面図である。
面図である。
示す分解断面図である。
(b)はガスケットの端面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のシリンダボアを有するシリンダブ
ロックと、 前記シリンダボア内に摺動可能に収容されるピストン
と、 前記シリンダブロックの端面にバルブプレートを介して
設けられたシリンダヘッドと、 前記シリンダヘッド内にほぼ環状に形成された低圧室
と、 前記バルブプレートに設けられ、前記シリンダボアと前
記低圧室とを連通させる吸入ポートと、 前記吸入ポートを開閉させる吸入弁と、 前記シリンダヘッドと前記バルブプレートとの気密性を
確保するシール部材とを備えている往復式圧縮機におい
て、 前記低圧室内を、前記シール部材によって、前記シリン
ダヘッドに形成された吸入口と連通する第1の低圧室
と、前記吸入ポートと連通する第2の低圧室とに仕切
り、 前記第1の低圧室と前記第2の低圧室とを連通させる連
通口が前記シール部材に設けられていることを特徴とす
る往復式圧縮機。 - 【請求項2】 前記シール部材は金属基板とこの基板の
表面に施された高分子化合物との複合体であることを特
徴とする請求項1に記載の往復式圧縮機。 - 【請求項3】 前記吸入ポートから前記低圧室のほぼ環
状内部空間に伝わる振動の振幅が前記吸入口で小さくな
るように、前記低圧室の内部空間の途中に少なくとも1
つの隔壁を前記シリンダヘッドと一体に設けたことを特
徴とする請求項1又は2に記載の往復式圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000205622A JP2002021718A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 往復式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000205622A JP2002021718A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 往復式圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002021718A true JP2002021718A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18702679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000205622A Pending JP2002021718A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 往復式圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002021718A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015081543A1 (zh) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 旋转式压缩机及其压缩装置、空调器 |
-
2000
- 2000-07-06 JP JP2000205622A patent/JP2002021718A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015081543A1 (zh) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 旋转式压缩机及其压缩装置、空调器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070613 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070613 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090515 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090616 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091124 |