JP2002021698A - 電流検出装置 - Google Patents

電流検出装置

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JP2002021698A
JP2002021698A JP2000211041A JP2000211041A JP2002021698A JP 2002021698 A JP2002021698 A JP 2002021698A JP 2000211041 A JP2000211041 A JP 2000211041A JP 2000211041 A JP2000211041 A JP 2000211041A JP 2002021698 A JP2002021698 A JP 2002021698A
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JP
Japan
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current
power
coil
capacitor
magnetic flux
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JP2000211041A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Jitsukawa
智浩 実川
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Keihin Corp
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Keihin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成でイオン電流を的確に検出するこ
とができる電流検出装置を提供する。 【解決手段】 磁束の変化を検出する電磁コイルを有し
かつ磁束の変化に応じた電力を生成する電力生成手段が
内燃エンジンの点火プラグに電力を供給するときにおい
て電力を蓄えるコンデンサを有し、電力供給の終了後に
おいてコンデンサから流れ出る電流を検出する際に、電
磁コイルに電流が流れないように迂回させる迂回経路を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃エンジンの点
火プラグを流れる電流を検出する電流検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】内燃エンジンの点火プラグの電極間を流
れる電流を検出する装置として、特開平8−20019
5号公報に開示されている如き装置が知られている。点
火プラグから発せられた火花を内燃エンジンのシリンダ
内に吸入された混合気に引火させて混合気を燃焼させた
際には混合気の燃焼によってイオンが生ずる。イオンが
点火プラグの電極間を移動したときには、イオンの移動
により点火プラグの電極間に電流(以下、イオン電流と
称する)が流れることとなる。上述した従来の装置は、
このイオン電流を検出するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来の装
置は、点火プラグに電力を供給する点火コイルにイオン
電流が流れる状態でイオン電流を検出するものであっ
た。このため、インダクタンスが大きいコイルを点火コ
イルに使用した場合にはイオン電流に含まれる高周波成
分はインダクタンスにより除去されることとなり、混合
気の燃焼時にノッキングが生じたときには高周波成分を
含むイオン電流が生じるにも拘わらず高周波成分を検出
することができず、ノッキングが生じたか否かを的確に
判断することが困難であった。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、簡素な構成でイオン
電流を的確に検出することができる装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による電流検出装
置装置は、磁束の変化を検出する電磁コイルを有しかつ
前記磁束の変化に応じた電力を生成する電力生成手段が
内燃エンジンの点火プラグに前記電力を供給するときに
おいて前記電力を蓄えるコンデンサを有し、かつ該電力
供給の終了後において前記コンデンサから流れ出る電流
を検出する電流検出装置であって、前記電力供給の終了
後に前記電磁コイルに前記電流が流れないように前記電
流を迂回させる迂回経路を形成する迂回経路形成手段を
有することを特徴とする。
【0006】すなわち、本発明の特徴によれば、簡素な
構成でイオン電流の大きさや変化を的確に検出すること
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面に基づいて説明する。本発明の第1の実施例である
電流検出装置を図1に示す。点火コイル10内には磁束
を分布させるための磁路部材(図示せず)が設けられて
おり、電磁コイルである1次側コイル12と2次側コイ
ル14との各々の巻線は磁路部材の外周に巻装されてい
る。1次側コイル12の一方の端部は、バッテリ20に
接続されている。1次側コイル12の他方の端部は、ト
ランジスタ22のコレクタ端子に接続されている。トラ
ンジスタ22のエミッタ端子は接地されている。トラン
ジスタ22のベース端子は、エンジン制御ユニット(以
下、ECUと称する)30に接続されている。トランジ
スタ22はECU30から発せられる指令に応じてオン
動作又はオフ動作する。トランジスタ22がオン動作し
たときには、バッテリ20から1次側コイルに電流が供
給される。また、トランジスタ22がオフ動作したとき
には、バッテリ20から1次側コイル12への電流供給
は遮断される。上述した如く、1次側コイル12の巻線
は磁路部材の外周に巻装されているが故に、1次側コイ
ル12に電流が供給されたときには磁路部材の内部に磁
束が生成される。1次側コイルが生成した磁束は磁路部
材に沿って分布し2次側コイル14が巻装されている箇
所における磁路部材の内側にも磁束が分布する。2次側
コイル14は分布した磁束を検出し、磁束が変化したと
きには2次側コイル14の両端部には検出した磁束の変
化に応じた電位差が生ずる。
【0008】2次側コイル14の一方の端部はダイオー
ド40を介して点火プラグ50の一方の電極に接続され
ている。点火プラグ50の他方の電極は接地されてい
る。2次側コイル14の他方の端部は、抵抗42とコン
デンサ44との各々に接続されている。コンデンサ44
はダイオード46とダイオード52との各々に接続され
ている。ダイオード52は点火プラグ50の一方の電極
に接続されている。ダイオード46はダイオード48を
介して接地されている。抵抗42は抵抗54を介して接
地されている。ダイオード46とダイオード48との接
続部は、抵抗42と抵抗54との接続部及びECU30
の入力端子に接続されている。
【0009】上述した如く、1次側コイル12が生成し
た磁束は磁路部材に沿って分布し2次側コイル14の内
側にも分布するが故に、トランジスタ22のオン動作又
はオフ動作により1次側コイル12に供給される電流の
大きさが変化して1次側コイル12の内側に生成される
磁束が変化したときには、2次側コイル14の内側に分
布する磁束も変化する。2次側コイル14は磁束の変化
を検出し2次側コイルの両端部には磁束の変化に応じた
電位差が生ずる。この電位差が生じたときには、2次側
コイル14→ダイオード40→点火プラグ50→グラン
ド→ダイオード48→ダイオード46→コンデンサ44
→2次側コイル14の如く周回する電流が流れる。電流
が点火プラグ50に供給されたときには、点火プラグ5
0の極板(図示せず)に電圧が印加され、点火プラグ5
0の極板から火花が発せられる。点火プラグ50の極板
から発せられた火花は内燃エンジンのシリンダ(図示せ
ず)に吸入されていた混合気に引火し、混合気は燃焼す
る。混合気が燃焼したときには、電離作用によりイオン
が生成される。また、上述した如き周回する電流がコン
デンサ44に流れ込むことによりコンデンサ44は電力
を蓄える。
【0010】1次側コイルが生成する磁束が変化しなく
なったときには、2次側コイルの両端間における電位差
はゼロとなるが故に、2次側コイル14からは電流は流
れ出なくなり、電力を蓄えたコンデンサ44から点火プ
ラグ50へ電流が流れ出ることとなる。混合気の燃焼に
より内燃エンジンのシリンダ内にイオンが生成された場
合には、点火プラグの極板間を電流が流れることができ
る状態となるが故に、コンデンサ44→ダイオード52
→点火プラグ50→グランド→ダイオード48→抵抗4
2→コンデンサ44の如き周回する経路で電流(以下、
イオン電流と称する)が流れる。このイオン電流が流れ
ているときには、抵抗54の両端間においてイオン電流
の大きさに応じた電位差が生ずる。抵抗54の両端間に
おける電位差を検出することにより、ECU30はイオ
ン電流の大きさを得ることができるのである。
【0011】上述した如く、イオン電流が流れるときに
は、ダイオード52にイオン電流が流れるようにし、2
次側コイル14にはイオン電流が流れないようにして、
イオン電流を迂回させて流す構成としたことにより、2
次側コイル14のインダクタンスの大きさの影響を受け
ることなくイオン電流を検出することができるのであ
る。
【0012】上述した、点火コイル10、1次側コイル
12、2次側コイル14、バッテリ20及びトランジス
タ22から電力生成手段を構成し、抵抗42、コンデン
サ44、ダイオード46及び48並びに抵抗54から電
流検出装置を構成し、ダイオード40及び52から迂回
経路形成手段を構成する。本発明の第2の実施例である
電流検出装置を図2に示す。尚、この図2においては、
図1に示した構成要素と対応する構成要素には同一の符
号を付した。
【0013】点火コイル10’内には磁束を分布させる
ための磁路部材(図示せず)が設けられており、電磁コ
イルである1次側コイル12と2次側コイル14’との
各々の巻線は磁路部材の外周に巻装されている。この2
次側コイル14’の巻線は、第1の実施例で示した2次
側コイル14の巻線の巻装方向とは逆方向に巻装されて
いる。点火コイル10’の1次側コイル12、バッテリ
20、トランジスタ22及びECU30は、第1の実施
例におけるものと同様のものであり、第1の実施例と同
様に互いに接続されている。
【0014】2次側コイル14’の一方の端部は、ダイ
オード60を介して点火プラグ50の一方の電極に接続
されている。点火プラグ50の他方の電極は接地されて
いる。2次側コイル14’の他方の端部は、ダイオード
62、コンデンサ70及びツェナーダイオード72に接
続されている。ダイオード62は点火プラグ50の一方
の電極に接続されている。コンデンサ70は抵抗74を
介して接地されている。ツェナーダイオード72はダイ
オード76を介して接地されている。ツェナーダイオー
ド72とダイオード76との接続部は、コンデンサ70
と抵抗74との接続部及びECU30の入力端子に接続
されている。
【0015】第1の実施例と同様に、1次側コイル12
が生成した磁束は磁路部材に沿って分布し2次側コイル
14’の内側にも分布する。トランジスタ22のオン動
作又はオフ動作により1次側コイル12に供給される電
流の大きさが変化して1次側コイル12の内側に生成さ
れる磁束が変化したときには、2次側コイル14’の内
側に分布する磁束も変化する。2次側コイル14’は磁
束の変化を検出し2次側コイル14’の両端部には磁束
の変化に応じた電位差が生ずる。2次側コイル14’の
両端部に電位差が生じたときには、2次側コイル14’
→コンデンサ70→ダイオード76→グランド→点火プ
ラグ50→ダイオード60→2次側コイル14’の如く
周回する電流が流れる。この電流がコンデンサ70に流
れ込むことによりコンデンサ70には電力が蓄えられ
る。
【0016】1次側コイル12が生成する磁束が変化し
なくなったときには、2次側コイル14’の両端間にお
ける電位差はゼロとなり、2次側コイル14’からは電
流は流れ出なくなり、電力を蓄えたコンデンサ70から
点火プラグ50へ電流が流れ出ることとなる。内燃エン
ジンのシリンダ内にイオンが生成された場合には、点火
プラグの極板間をイオン電流が流れ、コンデンサ70→
ダイオード62→点火プラグ50→グランド→抵抗74
→コンデンサ70の如き周回する経路でイオン電流が流
れる。このイオン電流が流れているときには、イオン電
流の大きさに応じた電位差が抵抗74の両端間に生ず
る。ECU30は、抵抗74の両端間における電位差を
検出することにより、イオン電流の大きさを得ることが
できる。
【0017】上述した如く、イオン電流が流れるときに
は、ダイオード62にイオン電流が流れるようにし、2
次側コイル14’にはイオン電流が流れないようにし
て、イオン電流を迂回させて流す構成としたことによ
り、2次側コイル14’のインダクタンスの大きさの影
響を受けることなくイオン電流を検出することができる
のである。
【0018】上述した、点火コイル10’、1次側コイ
ル12、2次側コイル14’、バッテリ20及びトラン
ジスタ22から電力生成手段を構成し、コンデンサ7
0、ツェナーダイオード72、抵抗74及びダイオード
76から電流検出装置を構成し、ダイオード60及び6
2から迂回経路形成手段を構成する。イオン電流を検出
したECU30は、検出したイオン電流の大きさや変化
に基づいて混合気が正常に燃焼したか否か、例えば失火
が生じたか否かやノッキングが生じたか否かを判別する
のである。
【0019】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明による電流検
出装置によれば、簡素な構成でイオン電流の大きさや変
化を的確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である電流検出装置を示
すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例である電流検出装置を示
すブロック図である。
【符号の説明】
10 点火コイル(電力生成手段) 14 2次側コイル(電磁コイル) 40、52 ダイオード(迂回形成手段) 42、54 抵抗(電流検出装置) 44 コンデンサ(電流検出装置) 46、48 ダイオード(電流検出装置) 50 点火プラグ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁束の変化を検出する電磁コイルを有し
    かつ前記磁束の変化に応じた電力を生成する電力生成手
    段が内燃エンジンの点火プラグに前記電力を供給すると
    きにおいて前記電力を蓄えるコンデンサを有し、かつ該
    電力供給の終了後において前記コンデンサから流れ出る
    電流を検出する電流検出装置であって、 前記電力供給の終了後に前記電磁コイルに前記電流が流
    れないように前記電流を迂回させる迂回経路を形成する
    迂回経路形成手段を有することを特徴とする電流検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記迂回経路形成手段は、ダイオード素
    子からなることを特徴とする請求項1記載の電流検出装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT504010B1 (de) * 2006-05-12 2008-10-15 Ge Jenbacher Gmbh & Co Ohg Zündeinrichtung für eine brennkraftmaschine
JP2010116825A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Diamond Electric Mfg Co Ltd イオン電流検出装置
JP2010116824A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Diamond Electric Mfg Co Ltd イオン電流検出装置

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US7644707B2 (en) 2006-05-12 2010-01-12 Ge Jenbacher Gmbh & Co Ohg Ignition device for an internal combustion engine
JP2010116825A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Diamond Electric Mfg Co Ltd イオン電流検出装置
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