JP2002021575A - 過給機 - Google Patents

過給機

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JP2002021575A
JP2002021575A JP2000210985A JP2000210985A JP2002021575A JP 2002021575 A JP2002021575 A JP 2002021575A JP 2000210985 A JP2000210985 A JP 2000210985A JP 2000210985 A JP2000210985 A JP 2000210985A JP 2002021575 A JP2002021575 A JP 2002021575A
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JP
Japan
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compressor
wheel
housing
corner
turbine
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Pending
Application number
JP2000210985A
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English (en)
Inventor
Kiyomi Honma
清美 本間
Yutaka Kanazawa
裕 金澤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンプレッサ翼車の回転によって発生する空気
流体音の騒音を減少させる過給機を提供する。 【解決手段】コンプレッサ翼車4の空気出口側でかつコ
ンプレッサハウジング5側のコ−ナ−12を、面取り形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過給機のコンプレ
ッサ翼車の形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、過給機は、タービンハウジング
内に導入した排気ガスでタービン翼車を回転駆動させる
ことにより、タービン翼車と連結したコンプレッサ翼車
が回転し、コンプレッサハウジング内で空気を圧縮して
エンジンへ供給する構成になっている。
【0003】タービン翼車に関しては、例えば特開昭5
8−91331号公報に、タービン翼車頂角部の応力集
中を緩和するために、0.1〜5mmの曲率半径を有する
局面状に面取り加工されているタービン翼車が提案され
ているが、コンプレッサ翼車の形状加工に関する提案
は、何ら見当らない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の過給機では、コ
ンプレッサ翼車の回転による騒音、特に、図10に示す
ように、コンプレッサ翼車4とコンプレッサハウジング
5壁面とのすき間にコンプレッサ翼車4で圧縮された空
気が流れ込むときに、コンプレッサ翼車4のコーナー1
1がエッジのため空気の流れが乱れて空気流体音の騒音
が発生するという問題があった。
【0005】本発明の目的は、コンプレッサ翼車の回転
によって発生する空気流体音の騒音を減少させる過給機
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における過給機の特徴とするところは、コン
プレッサ翼車の空気出口側でかつ前記コンプレッサハウ
ジング側のコーナーを、面取り形成することにある。
【0007】具体的には本発明は次に掲げる過給機を提
供する。
【0008】本発明は、タービンハウジング内に配設さ
れ、導入された排気ガスにより回転するタービン翼車
と、該タービン翼車の回転に伴い回転し、コンプレッサ
ハウジング内で空気を圧縮し供給するコンプレッサ翼車
とを有する過給機において前記コンプレッサ翼車の空気
出口側でかつ前記コンプレッサハウジング側のコーナー
は、面取り形成されていることを特徴とする過給機を提
供する。
【0009】好ましくは、前記面取りは、R形状或いは
テ−パ形状に形成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態例に
係る過給機を、図を用いて説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施の形態例に係る過
給機の断面図である。図1に示すように、過給機は、排
気ガスを導入するタービンハウジング1と、タービンハ
ウジング1内に配設されたタービン翼車2と、コンプレ
ッサハウジング5と、コンプレッサハウジング5内に配
設されたコンプレッサ翼車4と、タービン翼車2とコン
プレッサ翼車4とを連結している回転シャフト3と、ス
ラストカラー6と、ラジアルメタル8を内蔵する軸受箱
7と、軸受箱7に固定されたスラストメタル9と、オイ
ル通路10とで構成されている。
【0012】次に、過給機の動作を説明する。
【0013】内燃機関(図示せず)から排出された排気
ガスをタービンハウジング1内のタービン翼車2に導入
し、該タービン翼車2を回転駆動させ、該タービン翼車
2と接合された回転シャフト3と同一軸上にスラストカ
ラー6を介して一体に組み立てられたコンプレッサ翼車
4が回転体を構成し、該コンプレッサ翼車4の回転によ
ってコンプレッサハウジング5内で空気を圧縮し、内燃
機関へ供給する。
【0014】回転体は、軸受箱7内部の浮動式軸受構造
部材のラジアルメタル8でラジアル方向の支持をされ、
軸受箱7に固定されたスラストメタル9と回転体に組み
込まれたスラストカラー6とで構成されたスラスト軸受
でスラスト方向の支持をされている。
【0015】内燃機関から供給される潤滑油は、軸受箱
7のオイル通路10からラジアル軸受部とスラスト軸受
部を潤滑し内燃機関に戻される。
【0016】図2は、図1のコンプレッサ翼車4の斜視
図であり、A部は、コンプレッサ翼車4の空気出口側で
かつコンプレッサハウジング5側のコーナー12の面取
り部を示す。面取り部は、翼車全枚数に形成されてい
る。
【0017】図3、図4は、図2のA部の拡大図であ
り、図3は、コーナー12をR面取り形状にしたもので
あり、図4は、コーナー12をテーパ面取り形状にした
ものである。
【0018】図5は、コンプレッサ翼車4のコーナー1
2を面取りしたときの空気の流れを示す図である。コン
プレッサ翼車4のコーナー12を面取りすることによ
り、コーナー12付近での空気の流れの乱れを抑えるこ
とができる。その結果、空気は通路に沿って円滑に流
れ、空気流体音の発生を減少させることができる。
【0019】図6は、R面取りの大きさと音圧との関係
を示す。R0(エッジの状態)に対し、R0.5までは
音圧は徐々に小さくなり、R0.5以上になると逆に徐
々に大きくなり、R1.5ではR0より音圧は大きくな
る。したがって、R寸法は、R0.1〜R1.0の範囲で
音圧を低減する効果が得られ、R0.5で面取りを行な
うのが望ましい。
【0020】図7は、テーパ面取りの大きさと音圧との
関係を示す。図6と同じように、C0(エッジの状態)
に対し、C0.5までは音圧は徐々に小さくなり、C0.
5以上になると逆に徐々に大きくなり、C1.5ではC
0より音圧は大きくる。したがって、C寸法はC0.1
〜C1.0の範囲で音圧を低減する効果が得られ、C0.
5で面取りを行なうのが望ましい。
【0021】図8は、R面取りの大きさとコンプレッサ
出入口の圧力比との関係を示す。R0(エッジの状態)
に対し、R0.5までは徐々に圧力比は高くなり、R0.
5以上になると逆に徐々に圧力比は下がりだし、R1.
5では圧力比はR0より劣ってしまう。したがって、R
寸法はR0.1〜R1.0の範囲で圧力比性能向上の効果
が得られ、R0.5で面取りを行なうのが望ましい。
【0022】図9は、テーパ面取りの大きさとコンプレ
ッサ出入口の圧力比との関係を示す。図8と同じよう
に、C0(エッジの状態)に対し、C0.5までは徐々
に圧力比は高くなり、C0.5以上になると逆に徐々に
圧力比は下がり、C1.5では圧力比はC0より劣って
しまう。従って、C寸法はC0.1〜C1.0の範囲で圧
力比性能向上の効果が得られ、C0.5で面取りを行な
うのが望ましい。
【0023】以上本実施の形態例において、コンプレッ
サ翼車の空気出口側でかつコンプレッサハウジング側の
コーナーをR0.1〜R1.0のR面取り或いはC0.1
〜C1.0のテーパ面取りすることにより、コンプレッ
サ翼車とコンプレッサハウジング壁面との隙間にコンプ
レッサ翼で圧縮された空気が流れ込む時の空気流れの乱
れにより発生する空気流体音の騒音を減少させることが
でき、また、圧力比性能も向上させることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、コンプレッサ翼車の回
転によって発生する空気流体音の騒音を減少させること
ができるので、過給機の信頼性向上及び性能向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例に係る過給機の断面図
である。
【図2】図1のコンプレッサ翼車の斜視図である。
【図3】図2のA部の拡大図であり、コーナーをR面取
り形状にしたものである。
【図4】図2のA部の拡大図であり、コーナーをテーパ
面取り形状にしたものである。
【図5】本実施の形態例における空気流れを示す断面図
である。
【図6】R面取りの大きさと音圧との関係を示す図であ
る。
【図7】テーパ面取りの大きさと音圧との関係を示す図
である。
【図8】R面取りの大きさとコンプレッサ出入口の圧力
比との関係を示す図である。
【図9】テーパ面取りの大きさとコンプレッサ出入口の
圧力比との関係を示す図である。
【図10】従来の過給機における空気流れを示す断面図
である。
【符号の説明】
1…タービンハウジング、2…タービン翼車、3…回転
シャフト、4…コンプレッサ翼車、5…コンプレッサハ
ウジング、6…スラストカラー、7…軸受箱、8…ラジ
アルメタル、9…スラストメタル、10…オイル通路、
11,12…コーナー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タービンハウジング内に配設され、導入さ
    れた排気ガスにより回転するタービン翼車と、該タービ
    ン翼車の回転に伴い回転し、コンプレッサハウジング内
    で空気を圧縮し供給するコンプレッサ翼車とを有する過
    給機において 前記コンプレッサ翼車の空気出口側でかつ前記コンプレ
    ッサハウジング側のコーナーは、面取り形成されている
    ことを特徴とする過給機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記面取りは、R形状
    或いはテ−パ形状に形成されていることを特徴とする過
    給機。
JP2000210985A 2000-07-12 2000-07-12 過給機 Pending JP2002021575A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010002717A2 (en) * 2008-07-02 2010-01-07 Borgwarner Inc. Bearing housing body group of an exhaust-gas turbocharger

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010002717A2 (en) * 2008-07-02 2010-01-07 Borgwarner Inc. Bearing housing body group of an exhaust-gas turbocharger
WO2010002717A3 (en) * 2008-07-02 2010-03-25 Borgwarner Inc. Bearing housing body group of an exhaust-gas turbocharger

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