JP2002019928A - 排出物の輸送監視システム - Google Patents

排出物の輸送監視システム

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JP2002019928A
JP2002019928A JP2000202171A JP2000202171A JP2002019928A JP 2002019928 A JP2002019928 A JP 2002019928A JP 2000202171 A JP2000202171 A JP 2000202171A JP 2000202171 A JP2000202171 A JP 2000202171A JP 2002019928 A JP2002019928 A JP 2002019928A
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Tsukasa Kondo
司 近藤
Mitsuo Mori
光男 毛利
Takayuki Hanawa
隆之 塙
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断片的な点の管理とスポット的な立会い管理
であった汚染土壌の輸送管理を、輸送の経緯を線状に把
握することで安全確実なリスク管理ができる汚染土壌の
輸送管理システムを提供する。 【解決手段】 汚染土壌を封入した輸送媒体1に装着し
た位置情報発信装置2と、位置情報発信装置が発信する
移動形態情報をGPS6とインターネット7とを介在さ
せて受信する輸送監視システム3及び輸送監視システム
からの連絡情報を受信する携帯電話5とから構成されて
おり、輸送時に、輸送監視システム3に移動形態情報を
予め設定しておき、これと位置情報発信装置2から発信
されてくる移動形態情報とを比較して、相違状態が所定
値を超過した場合に携帯電話5に異常警報を発すること
と、履歴された移動形態情報の完了が確認された段階を
以て輸送媒体を開封するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排出物の輸送監視
システムに関し、特に、断片的な点の管理とスポット的
な立会い管理であった排出物の輸送監視を、輸送の経緯
を線状に把握することで安全確実なリスク管理ができる
排出物の輸送監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物や汚染土壌等の排出物を、中
間処理施設や最終処分場に運搬する場合には、安全・確
実性が強く要望される。このために、従来の排出物等の
輸送監視は、図6に例示するように、不測の事態が発生
しないように慎重に行われている。
【0003】排出物40は、事業所41においてコンテ
ナ42に封入され、トレーラー43等によって輸送され
て行く。途中の段階で鉄道44による輸送に委ねること
もあるが、排出物40は、処分場45に搬入されて無事
に処分される。
【0004】これらの運搬過程においては、中継点毎に
担当者を配置して、安全を確保するために多くの検査が
行われており、作業現場からの出発に始まって、鉄道で
の輸送、さらにトレーラーに積み替えての輸送と汚染物
質の到着次第に排出者側にFAX46を送信したり、処
分完了の報告等が作業現場にFAX等を利用して報告さ
れている。この他にも、排出者側の担当者が現地に出向
いて実際に確認する等の管理をしてきた。
【0005】しかし、これらの管理は、中継点毎の
「点」の管理であり輸送中の状況については管理できな
いのが実態であった。又、現場担当者の定期的な立会い
にしてもスポット的であり、全体を通しての管理には到
っていなかった。
【0006】このために、位置情報発信装置を固定した
産業廃棄物運搬車等を採用して、輸送位置を確認できる
ように輸送経路を追跡するシステムも開発されてきた
が、実際の土壌処理工事では、排出物はコンテナやダン
プトラック等の多数の輸送媒体で運搬されているのが実
状であり、位置情報発信装置を固定した産業廃棄物運搬
車では、実態に対応できないという問題点を抱えてい
た。
【0007】又、輸送中の確認が出来ないことから、移
動体が予定外の経路に逸脱したり、盗難等の不測の事態
に巻き込まれて封入されていた排出物が容器から放出さ
れる等の状況には全く対処できなかった。特に、輸送中
継地での保管管理は、中継地の周辺にロープを張って、
ロープが外れた時にブザーが鳴るように装置を配置した
り、排出側の担当者が出かけて目視しているのが実態で
あり、排出物の予定外の移動やコンテナの開封に対して
リスク管理が困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の状況
に鑑みて各問題点を解消するために提案されたものであ
り、以下の目的を達成できる排出物の輸送監視システム
を提供している。
【0009】 排出物を封入する輸送媒体の運行経緯
を継続して察知し、輸送媒体が予定の経路や範囲を逸脱
した場合に、その状況を直ちに確認できる。 輸送媒体が、経路を逸脱したことを移動体側に警告
発信できる。 排出物を封入する輸送媒体は、目的地に到着するま
で容器は開封できない。 不特定多数の輸送媒体を、集中的に個別管理でき
る。
【0010】尚、本発明で対象にしている排出物には、
事業所や各種作業現場で発生する産業廃棄物、汚染土壌
等の排出物であって、処分場に搬送することで最終的に
処分する全ての排出物を含むものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
ある排出物の輸送監視システムは、排出物を封入した輸
送媒体に装着した位置情報発信装置、位置情報発信装置
が発信する移動形態情報をGPSとインターネットとを
介在させて受信する輸送監視システム及び輸送監視シス
テムからの連絡情報を受信する端末器とから構成されて
おり、輸送時に設定しておいた移動形態情報と位置情報
発信装置から発信されてくる履歴された移動形態情報と
を比較して、履歴の相違状態が所定値を超過した場合に
輸送監視システムが異常警報を発すると共に、設定した
移動形態情報の履歴完了を確認してから輸送媒体の開封
を指令することを特徴としている。これによって、排出
物が輸送される経緯を線状に把握し、目的地に到着した
ことを確認した後に処分することで、排出物の輸送監視
を安全・確実にリスク管理できる。
【0012】請求項2に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1に記載の輸送監視システムに
おいて、封鎖状態発信装置を輸送媒体に配備して輸送媒
体の封鎖状態を発信することを特徴としており、上記機
能に加えて、排出物を封入した輸送媒体の封入状態を管
理できる。
【0013】請求項3に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1又は2に記載の輸送監視シス
テムにおいて、位置情報発信装置を輸送媒体に自由に着
脱できることを特徴としており、上記機能に加えて、不
特定多数の輸送媒体を管理できる。
【0014】請求項4に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の輸
送監視システムにおいて、移動形態情報を輸送媒体の特
定、運行経路にすることを特徴としており、上記機能に
加えて、排出物を封入した移動媒体の運行管理を安全・
確実にしている。
【0015】請求項5に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の輸
送監視システムにおいて、移動形態情報を輸送媒体の封
鎖状態にすることを特徴としており、上記機能に加え
て、排出物を封入した輸送媒体の封入状態及び目的の処
分地における開封を安全・確実にしている。
【0016】請求項6に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の輸
送監視システムにおいて、移動形態情報を輸送媒体の運
行位置と封鎖状態とにする時に互いに異なる時間間隔の
記録を発信するように構成することを特徴としており、
上記機能に加えて、輸送媒体の運行管理と封入状態の管
理とに時間差を設けることでランニングコストを低減し
ている。
【0017】請求項7に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1乃至6のいずれかに記載の輸
送監視システムにおいて、移動形態情報を纏めておいた
短い間隔の履歴記録を一括して大きな間隔で発信できる
ように構成することを特徴としており、上記機能に加え
て、輸送媒体の運行管理をパケット通信にしてランニン
グコストを低減している。
【0018】請求項8に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1乃至7のいずれかに記載の輸
送監視システムにおいて、端末器を輸送媒体の移動体に
装着することを特徴としており、輸送監視システムから
の警告情報を輸送媒体の移動体を操作している運転者に
直ちに伝達できる。
【0019】請求項9に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1乃至8のいずれかに記載の輸
送監視システムにおいて、移動形態情報の比較を輸送監
視システムにおいて所定の間隔で自動的に実施して結果
を記録することを特徴としており、管理者を常時配置せ
ずに必要時にディスプレ−を見て管理することができる
と共に、緊急時の警報を発信できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明による排出物の輸送監視シ
ステムは、基本的に、排出物を封入した輸送媒体に装着
した位置情報発信装置、位置情報発信装置が発信する移
動形態情報をGPSとインターネットとを介在させて受
信する輸送監視システム及び輸送監視システムからの連
絡情報を受信する端末器とから構成されており、輸送時
に輸送監視システムに設定しておいた移動形態情報と位
置情報発信装置から発信されてくる履歴された移動形態
情報とを比較することで、履歴の相違状態が所定値を超
過した場合に、輸送監視システムと端末器とに異常警報
を発すると共に、設定した移動形態情報の履歴完了を、
輸送監視システムで確認してから輸送媒体の開封指令を
発信するようにソフト化されている。以下に、本発明の
実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】図1は、本発明による排出物の輸送監視シ
ステムの全体構成を概略的に示す実施の形態図である。
【0022】図において、1は、排出物を封入して運送
する輸送媒体であるコンテナであって封鎖状態発信装置
の電子ロックで封鎖されており、位置情報発信装置2を
装着している。3は、事業所において構成されている輸
送監視システムであり、パソコン4の操作とディスプレ
イ上に表示される情報によって輸送監視システムと本発
明による排出物の輸送監視システム全体を稼働させてい
る。5は、コンテナを運行するためのトレーラー9に装
備される端末器である携帯電話であり、輸送監視システ
ムの端末器として事業所からの指令をトレーラー9の運
転者に伝達している。
【0023】封鎖状態発信装置と位置情報発信装置2か
らの移動形態情報は、GPS6やインターネット7を通
じて輸送監視システム3に伝達されるように構成されて
いる。
【0024】GPS6は、周知のように都市部、山間
部、海上を問わない我が国の全域に通信を可能にしてい
る「シームレス」なネットワークを実現して、デジタル
パケット通信を採用している位置確認システムであり、
位置情報発信装置はコンテナ内に取り付けてマグネット
付きのアンテナのみを外部の天井に設置して、アンテナ
ケーブルで接続できる簡易な構成になっている。従っ
て、コンテナの運行位置は容易に検知でき、インターネ
ット等を通じて輸送監視システムにその情報を取込むこ
とが可能である。
【0025】又、輸送監視システム3とその端末器であ
る携帯電話5は、携帯電話網8等で接続されることで緊
急時における警告等の指示情報を伝達できるように構成
されている。
【0026】従って、本発明による排出物の輸送監視シ
ステムは、図2の運行概要図に示すように、事業所10
で発生した排出物をコンテナに封入して目的の処分場1
1に運行する際に、経路12を外れる異常状態が発生し
た場合には警報を発して正常な位置に回帰させるように
管理している。
【0027】異常状態の認識は、正規の輸送経路12か
ら一定の許容範囲13までの外れは容認しているが、そ
れ以上の逸脱14は認めないように設定されているもの
であり、それ以上の逸脱に対しては、事業所にある輸送
監視システム3から、トレーラー9の運転者に運行経路
からの逸脱と回帰指令を伝達している。
【0028】同様に、移動経路中の積替え保管ターミナ
ルにおける異常の発生に対してもリスク管理している。
【0029】図3は、積替え保管ターミナルでのコンテ
ナの管理(a)とダンプトラックでの積替え保管(b)
における実施の形態を示している。
【0030】図3(a)の積替え保管ターミナルの場合
には、コンテナ1に警報装置を装備して置いて、異常状
態の認識限界16を図示のように積替え保管ターミナル
15の外周17に所定の幅を持って設定しており、設定
幅を逸脱しての移動18に対しては、GPS6からの情
報で警報装置を作動させることで、コンテナ1の移動者
に威嚇警報を発している。
【0031】又、図3(b)のフェンス20で囲んだ積
替え保管ターミナルの場合には、フェンス出入口21に
電子ロックを配備しており、強い衝撃や異常な開放22
の場合には、電子ロックが警報装置を作動させること
で、異常信号をフェンス出入口の不法開放者に威嚇警報
を発っすると共に、異常信号をインターネットあるいは
携帯電話網等を経由して輸送監視システム3に送信す
る。
【0032】以上のように、本発明による排出物の輸送
監視システムは、封鎖状態発信装置と位置情報発信装置
2、輸送監視システム3、携帯電話5等をGPS6やイ
ンターネット7及び携帯電話網8等で接続することで、
全体のシステムを構築しており、既存の情報関連システ
ムを活用しながら、目的に合致した効率的なコンセプト
の下にソフトウェアを構成しているものであり、これに
よって、従来の問題点を解決して排出物の輸送監視を安
全・確実にしてリスク管理の確立を達成している。
【0033】次に、本発明による排出物の輸送監視シス
テムのフローチャートを、図4に示して管理状態を説明
する。
【0034】本実施の形態では、輸送監視システムを個
々の事業所に適用することで、異常時及び管理上から必
要が生じた時には、個々の事業所単位でそれぞれの状況
が把握・管理できるようにしていることから、そのフロ
ーチャートも個々の事業所単位で実施される基本的な記
述に留めている。
【0035】事業所において発生する排出物は、コンテ
ナー等の輸送媒体に封入される。輸送媒体には、上述の
ように位置情報発信装置が個々に配備されており、各々
の位置情報発信装置には、輸送媒体とその処分場までの
運行経路を特定するためのデータが設定されている。
【0036】各データの記録は、ICカード30によっ
て行われるものであり、その記録内容は、1例として以
下の事項が保存されることになる。
【0037】 輸送媒体の識別信号、 出発地、 排出物の種類、容量、 運行経路、 積替え保管ターミナル、 処分場、
【0038】データを入力されたICカード30は、同
一のものが輸送監視システム3と位置情報発信装置2に
適用されて共通のデータが保管されることになる。
【0039】輸送媒体1を搭載したトレーラー9等の移
動体は、事業所を出発して所定の経路12に沿って搬送
されるが、詳細は後述するように運行の途中において所
定の間隔の下に、移動経路の確認31が行われている。
【0040】運行が、所定経路の範囲内の場合(YE
S)には、運行の続行32が継続されるが、経路の逸脱
が設定された範囲を超過して修正されない場合(No)
には、輸送監視システム3から運行経路に異常が発生し
たことを携帯電話5に送信する。
【0041】これによって、輸送監視システム3ではパ
ソコンのディスプレイ上に異常事態の表示33が行われ
ると共に音声によっても警報を発するものであり、事業
所においても運行経路の発生を直ちに察知することがで
きる。
【0042】以上のリスク管理を繰り返しながら移動体
の運行が行われるが、本発明による輸送監視システムで
は、移動体の運行管理と同時並行に輸送媒体の予期せぬ
封鎖状態34についても管理されている。
【0043】これらの管理は、封鎖状態発信装置である
電子ロックの封鎖状態を確認することで行われるもので
あり、移動体の運行中、特に積替え保管ターミナル15
においては、厳しく管理されている。
【0044】このために、異常な開封の場合(No)に
は、積替え保管ターミナルでの電子ロックの作動と同様
に、異常信号をインターネットあるいは携帯電話網等を
経由して輸送監視システム3に送信することができるよ
うに設定されている。
【0045】特に、輸送媒体がトレーラー9等の移動体
によって運行されている場合には、異常状態の発生を封
鎖状態発信装置である電子ロック等の封鎖状態情報とし
て構成し、GPS6やインターネット7及び携帯電話網
8等を経由させながら、移動形態情報の1つとして単独
に輸送監視システム3に伝達することができる。
【0046】さらに、この封鎖状態情報は、位置情報発
信装置2の運行経路情報と合体させることで定期的に発
信されて輸送監視システム3に伝達することも可能であ
るが、いずれの伝達状態においても予期せぬ開封の場合
には、輸送監視システム3において異常事態の表示33
が行われる。
【0047】以上の監視の下に、輸送媒体が処分場11
に到着すると、処分場からはICカード30の記録デー
タを輸送監視システム3に連絡する。この送信は、輸送
媒体の扉を開封するために必要になる電子ロックのキー
を発行して貰うための確認行為である。
【0048】これに対して、事業所10の輸送監視シス
テム3では、設定されているICカード30の記録デー
タによって、送り出した輸送媒体が所定の処分場に確実
に到着している事実を確認することができる。
【0049】確認35において記録データが不一致の場
合には、異常状態の表示33と同時に異常警報が発せら
れるが、一致している場合には電子ロックの開封キー3
6が発行され、輸送監視システム3から処分場11に伝
達される。
【0050】処分場11では、この開封キー36を用い
て輸送媒体の開封が行われ、封入している排出物を取り
出して、埋設等の処分を実施することになる。
【0051】以上のフローチャートが示す形態と説明で
明らかなように、本発明による排出物の輸送監視システ
ムは、輸送媒体であるコンテナ1と事業所10との間に
おける情報の連絡を、携帯電話5や業務用無線機、衛星
通信等を使用したGPS6を利用して、海上、陸上移動
において切れ目のない連続的な通信を目指しており、無
線局等を使用する場合にも、特別な基地局や、特定の資
格等を必要としないことで、誰でも運用、管理できるよ
うに構成している。
【0052】位置情報発信装置2から送信されて運送経
路を形成する位置情報については、通信費、時間、電池
の寿命等を考慮して、細かくサンプリングして正確な軌
跡を描くことなく、指定したルートをある程度の軌跡で
比較対照して、予定のコース12を離れたか否かを監視
するようにして、パケット通信を主力に構築することで
ランニングコストの低減を図っている。
【0053】パソコンのディスプレイ面に表示される輸
送経路等は、図5に示すような詳細な地図形態を基本に
しており、高速道路、関係する迂回路等を示して設定の
輸送路を逸脱した場合等の異常時には、即座にこの異常
状態を察知して対策を講じることを可能にしている。
【0054】又、異常事態が発生したときの対処方法と
して、インターネットの利用をフルに活用し、且つ携帯
電話等の通信手段とリンクして、瞬時に必要な部署に必
要な情報を伝えることを考慮している。
【0055】輸送監視システム3は、事業所10の管理
室等に配置しており、管理者を常時配備しなくても運行
管理ができるようにしている。これによって、緊急事態
が発生した時か、必要時にのみパソコンのディスプレイ
を見るだけで管理できるようにして、緊急時には、アラ
ーム信号を発生し、画面及び音声等で警告を発生するよ
うにシステム化している。
【0056】そして、緊急時には必要に応じて、本社及
び事業所の関係部署及び係員に電子メール、電話、携帯
電話、FAX等でリアルタイムに連絡できるようにも設
定可能である。
【0057】位置情報発信装置2、輸送監視システム3
に設定する移動形態情報は、上記のように輸送媒体を特
定するための輸送媒体の識別信号等と、輸送媒体の運行
経路を特定するための移動通過位置を示すものであり、
これらの情報を封鎖状態の情報と共にICカード等に記
録するデータ入力方式にすることで、輸送監視システ
ム、位置情報発信装置への設定や到着地における管理の
簡素化、さらにはデータのバックアップ等を容易にして
いる。
【0058】本発明を構成する排出物の輸送監視システ
ム3は、輸送媒体であるコンテナ1を特定し、その正確
な位置を常時監視することで、正しい輸送媒体を運行す
るトレーラー9が目的の処分場11に確実に搬送されて
いるかを迅速かつ正確に確認しており、同時に正しい輸
送媒体1が目的の処分場11に搬送されたことを確認し
てから、輸送媒体1を開く電子ロックのキーを発行する
ことで、処分対象の排出物が正しい処分場以外では、排
出されないようにリスク管理している。
【0059】このために、排出物を封入したコンテナが
処分場に到着すると、処分場では輸送媒体の識別番号等
を記録した移動形態情報を事業所10に送信しており、
これを受信した事業所10の輸送監視システム3では、
記録されている発行元、コンテナの内容物、処分場など
の情報を照合しながら、同時に輸送媒体の位置が目的の
処分場の位置と一致していることを確認している。
【0060】輸送時に設定された移動形態情報を比較す
ることで処分場の位置が正しいことを確認すると、輸送
監視システムから処分場に対して電子ロックのキーに関
する電子情報が送信される。
【0061】処分場では、受信したキーの電子情報に従
って電子ロックのキーを作成し、これを用いて電子ロッ
クを開けることで、排出物を輸送媒体1から排出して処
分場11に処分することになる。
【0062】上述したように、本実施の形態では、輸送
監視システムを個々の事業所単位でそれぞれの状況が把
握・管理できるようにしているが、必要な場合には、本
社、支店、営業所及び統括事務所等においても集中管理
できるように構成することができる。
【0063】尚、事業所、移動体、本社間の通信につい
ては、排出物の機密保持を図る観点から、外部からの妨
害(ハッカー)等で干渉、書き換え等が行えないように
充分な対策を講じている。
【0064】以下に、本発明による排出物の輸送監視シ
ステムを構成している個々の装置について説明する。
【0065】位置情報発信装置は、排出物を封入した輸
送媒体の内部に磁石等によって、装着自在に構成してお
り、GPSとインターネットとを通じて輸送監視システ
ムと接続させて、変化する移動形態情報を確実に送信し
ている。
【0066】本実施の形態における位置情報発信装置
は、電源をバッテリーにしており、その筐体は、完全防
水で、使用温度は、−30℃から+70℃以上の条件を
満たすものとし、対応年数が少なくとも10年は保つよ
うに構成している。そして、亜硫酸ガス等の腐食性ガス
が充満しているようなコンテナー内部でも使用できるこ
とは、当然の条件である。
【0067】位置情報発信装置の本体は、磁石等によっ
てコンテナーの内部に設置することで輸送媒体からの無
用な剥離を防止しており、アンテナのみをコンテナーの
外部に設置して、その間を引き込み線で接続することに
よってデータの送信を確立している。
【0068】そして、排出物が所定の最終処分場に無事
に輸送された場合には、位置情報発信装置がコンテナー
から外されて、出発した事業所に宅配便等で返送され、
次の排出物の輸送監視に対応することになる。
【0069】位置情報発信装置が発信する移動形態情報
の一つである運行経路は、輸送媒体の位置を確認するこ
とで形成されている。位置を確認するためには、特に限
定されるものではないが、GPSを利用した位置確認方
式を基準にしている。この方式は、陸上(トラック)、
JR貨物、海上輸送等のいずれの場所でも確認可能にな
っている。
【0070】位置データは、測定した時点で直ちに発信
せずに、所定時間のデータを纏めて、一定の時間間隔で
送信するパケット通信にしており、GPSやインターネ
ットに支払うランニングコストの低減を図っている。
【0071】そして、輸送媒体の封鎖状態は、コンテナ
ーの扉に施錠された電子ロックによって形成されてい
る。電子ロックは、扉の開閉状態を管理しており、
「開」「封」、二つの状態を封鎖状態を示す移動形態情
報として発信すると同時に、電子キーを使用しないで無
理な開封が行われるような異常状態が発生した場合に
は、緊急時用として警報を駆動する出力信号を出してい
る。
【0072】コンテナーを特定している識別番号等の移
動形態情報は、上述したようにICカード等を位置情報
発信装置に設定することによって事業所、本社等でも同
一の情報を共有化している。
【0073】本実施の形態では、移動形態情報の発信を
パケット通信を主力に構築しており、これによって通信
費のランニングコストを低減するように考慮している。
このために、輸送媒体が運行する経路のサンプリングに
ついては5分間隔で収集しているが、このデータは30
分間隔に纏めておいて、2時間に一度程度の通信で移動
形態情報の1つとして送信している。
【0074】又、輸送媒体における扉の開封状態につい
ては、短時間の時間経過で変化することが予想されない
ことから、上記輸送媒体の運行経路を伝達する発信に対
応させて、2時間に一度程度の通信であっても充分であ
るから、その開封状態を電子ロックの「開」、「封」の
信号として2時間毎に記録し、移動形態情報として輸送
媒体の運行経路の記録と一緒にして送信している。
【0075】尚、通信方式は、単一でなくてもよく、2
種類のシステムを組み合わせて、条件のよい方を使用し
たり、安定している方を使用する方式を採用することで
もよい。
【0076】次に、輸送監視システムについて詳細に説
明する。上述した位置情報発信装置からの移動形態情報
は、GPS、インターネットを通じて輸送監視システム
に送信されるが、本実施の形態では、輸送監視システム
は、出発前に各輸送媒体について、輸送媒体を特定する
ための輸送媒体の識別信号、出発地、内容物、容量と、
輸送媒体の運行経路を特定するための移動通過位置及び
輸送媒体の封鎖状態を示す扉の開閉表示等の内容をIC
メモリー等に入力して設定すると共に、位置情報発信装
置に装着する。
【0077】搬送状態になると、輸送媒体の運行経路は
GPSとインターネットを仲介にして常時監視されてお
り、輸送媒体の現在地、積み荷の状況、運行経路等の必
要な情報がリアルタイムで表示できるようになってお
り、正規の運行経路から許容誤差として設定した200
〜300m程度の幅を越えて逸脱している状態や、輸送
媒体の保存状況に、扉を最終処分場以外で故意に開ける
等の変化が発生した場合には、輸送媒体の位置情報発信
装置から事業所の輸送監視システムに、移動形態情報の
緊急連絡として伝えられる。
【0078】そして、輸送監視システムでは、上記の送
信を受けてアラーム信号を発生し、画面及び音声等で警
告を発すると同時に、管理している係員及び関係各所に
対して携帯電話、電子メール等で連絡を取れるように設
定されている。
【0079】又、処分場に到着した段階では、処分場と
の間で輸送媒体の封鎖状態を解くために、次のような電
子ロックのキーに関する電子情報の交換が実施される。
【0080】処分場から送信された輸送媒体の識別番号
を元にして、輸送監視システムは、記録されている移動
形態情報と履歴された移動形態情報を比較照合しなが
ら、輸送媒体の位置が目的の処分場の位置と一致してい
ることを確認する。
【0081】処分場の位置が正しいことを確認すると、
処分場に対して電子ロックのキーに関する電子情報を送
信する。
【0082】これに従って、処分場では電子情報で作成
したキーを用い、電子ロックを開けて排出物を処分でき
る。
【0083】以上のように、本発明による輸送監視シス
テムは、異常事態が発生した場合に警告を発し、一方、
正常な運行状態の下ではモニターを24時間監視しなく
ても必要とする移動形態情報は自動的に輸送監視システ
ムに記録されて行くように構成されている。
【0084】従って、本発明による輸送監視システム
は、メンテナンスフリーの管理とマニフェスト管理を自
動化できることで、大幅な経費の削減とランニングコス
トの低減を図ることができる。
【0085】さらに、本実施の形態では、輸送媒体の各
個に位置情報発信装置を配設することで、個々の輸送媒
体を集中的に管理する運行管理方式にしているが、他の
実施の形態も採用可能である。
【0086】この実施形態は、同一日に、同一コースで
移動を開始する輸送媒体については、同一グループと判
断するもので、端末機は1グループに1台として、輸送
監視システムの表示上は単一化して見易いようにしてい
る。
【0087】この際には、グループ単位では、個々の輸
送媒体同士が通信を行ってそれぞれを管理することで対
応し、異常時以外は、輸送監視システムと直接交信しな
い形態か、もしくはグループの親として1台の輸送媒体
を決め、他の輸送媒体を子と見なしたグループ管理を行
って、常時は親と子の間で通信を行いながら一定の距離
を測定して、親の周辺には子機が絶えず居る状態を管理
する方式も考慮されるところである。
【0088】但し、いずれの場合においても、グループ
の1台が異常状態になった時は、単独で独立したシステ
ムとして作動することで、輸送監視システムに個別の移
動形態情報を通告するようにしている。これによって、
緊急状況にある輸送媒体の特定と現在地や状況が直ちに
把握できるからである。
【0089】以上のように、本発明による排出物の輸送
監視システムは、排出物を封入した輸送媒体に装着した
位置情報発信装置と輸送監視システム及び端末器とをG
PS、インターネット、携帯電話網で相互に接続するよ
うに構成し、輸送時に設定しておいた移動形態情報と位
置情報発信装置から発信されてくる履歴された移動形態
情報とを比較して、履歴の相違状態が所定値を超過した
場合に輸送監視システムと端末器とに異常警報を発する
と共に、設定した移動形態情報の履歴完了を確認してか
ら輸送媒体の開封を指令するようにソフトウェアを構成
しているので、以下の機能を発揮している。
【0090】 輸送媒体の運行経緯を連続的に管理
し、輸送媒体が予定の経路や範囲を逸脱した時に、直ち
に察知して移動体側に警告発信できる。 輸送媒体は目的地に到着するまで開封させない。 位置情報発信装置を所定の輸送媒体に装備すること
で、多数の輸送媒体を集中的に個別管理できる。 輸送監視システムをメンテナンスフリーにし、マニ
フェスト管理も自動化できる
【0091】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明してきたが、本発明による排出物の輸送監視シス
テムは、上記実施の形態に何ら限定されるものでなく、
輸送媒体の種類、輸送媒体をグループ管理する形態ある
いは輸送媒体の扉施錠方式等については、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であること
は当然のことである。
【0092】
【発明の効果】請求項1に記載の発明である排出物の輸
送監視システムは、排出物を封入した輸送媒体に装着し
た位置情報発信装置、位置情報発信装置が発信する移動
形態情報をGPSとインターネットとを介在させて受信
する輸送監視システム及び輸送監視システムからの連絡
情報を受信する端末器とから構成され、輸送時に設定し
ておいた移動形態情報と位置情報発信装置から発信され
てくる履歴された移動形態情報とを比較して、履歴の相
違状態が所定値を超過した場合に輸送監視システムと端
末器とに異常警報を発すると共に、設定した移動形態情
報の履歴完了を確認してから輸送媒体の開封を指令する
ことを特徴としているので、以下の効果を発揮して排出
物の輸送監視を安全・確実にリスク管理できる。
【0093】 到着結果を確認する「点」の管理か
ら、輸送の経緯を「線」で把握できるので、不測の事態
を直ちに察知できる。 輸送媒体側に警告情報を伝達できるので、盗難行為
を抑制できる。 最終処分地以外で輸送媒体を開封できないので、予
定外の場所に荷下ろしできない。
【0094】請求項2に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1に記載の輸送監視システムに
おいて、封鎖状態発信装置を輸送媒体に配備して輸送媒
体の封鎖状態を発信することを特徴としているので、上
記効果に加えて、排出物を封入した輸送媒体の封入状態
を管理できる効果を発揮できる。
【0095】請求項3に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1又は2に記載の輸送監視シス
テムにおいて、位置情報発信装置を輸送媒体に自由に着
脱できることを特徴としているので、上記効果に加え
て、不特定多数の輸送媒体を管理でき、位置情報発信装
置の発送、返送作業を簡潔に、短縮できる効果を発揮で
きる。
【0096】請求項4に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の輸
送監視システムにおいて、移動形態情報を輸送媒体の特
定、運行経路にすることを特徴としているので、上記効
果に加えて、排出物を封入した移動媒体の運行管理を安
全・確実に実施できる効果を発揮できる。
【0097】請求項5に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の輸
送監視システムにおいて、移動形態情報を輸送媒体の封
鎖状態にすることを特徴としているので、上記効果に加
えて、排出物の封入状態及び目的の処分地における開封
を安全・確実に実施できる効果を発揮できる。
【0098】請求項6に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の輸
送監視システムにおいて、移動形態情報を輸送媒体の運
行位置と封鎖状態とにする時に互いに異なる時間間隔の
記録を発信するように構成することを特徴としているの
で、上記効果に加えて、輸送媒体の運行管理と封入状態
の管理とに時間差を設けることでランニングコストを低
減する効果を発揮できる。
【0099】請求項7に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1乃至6のいずれかに記載の輸
送監視システムにおいて、移動形態情報を纏めておいた
短い間隔の履歴記録を一括して大きな間隔で発信できる
ように構成することを特徴としているので、上記効果に
加えて、輸送媒体の運行管理をパケット通信にしてラン
ニングコストを低減する効果を発揮できる。
【0100】請求項8に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1乃至7のいずれかに記載の輸
送監視システムにおいて、端末器を輸送媒体の移動体に
装着することを特徴としているので、上記効果に加え
て、輸送監視システムからの警告情報を輸送媒体の移動
体を操作している運転者に直ちに伝達する効果を発揮で
きる。
【0101】請求項9に記載の発明である排出物の輸送
監視システムは、請求項1乃至8のいずれかに記載の輸
送監視システムにおいて、移動形態情報の比較を輸送監
視システムにおいて所定の間隔で自動的に実施されて結
果が記録されることを特徴としているので、上記効果に
加えて、メンテナンスフリーの管理とマニフェスト管理
を自動化できる効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【 図1】本発明による排出物の輸送監視システムの全
体構成を示す実施の形態図
【 図2】本発明による排出物の輸送監視システムの運
行経路図
【 図3】本発明による排出物の輸送監視システムの積
替え保管ターミナルでのコンテナ管理(a)とダンプト
ラックの積替え保管(b)を示す実施の形態図
【 図4】本発明による排出物の輸送監視システムのフ
ローチャート図
【 図5】本発明による排出物の輸送監視システムの運
転経路を示すディスプレー図
【図6】従来の排出物輸送監視状態を示す全体構成図
【符号の説明】
1 コンテナ、 2 位置情報発信装置、 3 輸送監
視システム、4 パソコン、 5 携帯電話、 6 G
PS、7 インターネット、 8 携帯電話網、 9
トレーラー、10 事業所、 11 処分場、 12
正規の輸送経路、13 許容範囲、 14 逸脱状態、
15 積替え保管ターミナル、16 異常状態の認識
限界、 17 ターミナルの外周、 18 逸脱移動、
20 積替え保管ターミナルのフェンス、 21 フェ
ンス出入口、22 異常な開放、30 ICカード、
31 移動経路の確認、 32 運行の続行、33 異
常状態の表示、 34 封鎖状態、 35 確認、36
開封キー、40 排出物、 41 事業所、 42
コンテナ、43 トレーラー、 44 鉄道、 45
処分場、 46 FAX、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塙 隆之 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 3F022 LL05 MM08 MM42 MM70 NN38 PP06 5H180 AA07 AA13 AA15 BB04 BB05 BB08 BB12 CC12 FF05 FF10 5J062 AA00 AA08 BB00 BB01 CC07 HH01 HH09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出物を封入した輸送媒体、該輸送媒体
    に装着した位置情報発信装置、該位置情報発信装置が発
    信する移動形態情報をGPSとインターネットとを介在
    させて受信する輸送監視システム及び該輸送監視システ
    ムからの連絡情報を受信する端末器から構成され、輸送
    時に設定しておいた移動形態情報と位置情報発信装置か
    ら発信されてくる履歴された移動形態情報とを比較し
    て、履歴の相違状態が所定値を超過した場合に輸送監視
    システムが異常警報を発すると共に、設定した移動形態
    情報の履歴完了を確認してから輸送媒体の開封を指令す
    ることを特徴とする排出物の輸送監視システム。
  2. 【請求項2】 封鎖状態発信装置が、輸送媒体に配備さ
    れて輸送媒体の封鎖状態を発信することを特徴とする請
    求項1に記載の排出物の輸送監視システム。
  3. 【請求項3】 位置情報発信装置が、輸送媒体に着脱自
    由であることを特徴とする請求項1又は2に記載の排出
    物の輸送監視システム。
  4. 【請求項4】 移動形態情報が、輸送媒体の特定と運行
    経路であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の排出物の輸送監視システム。
  5. 【請求項5】 移動形態情報が、輸送媒体の封鎖状態で
    あることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の排出物の輸送監視システム。
  6. 【請求項6】 移動形態情報が、輸送媒体の運行位置と
    封鎖状態とである時に互いに異なる時間間隔の記録を発
    信するように構成されることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の排出物の輸送監視システム。
  7. 【請求項7】 移動形態情報が、纏めておいた短い間隔
    の履歴記録を一括して大きな間隔で発信できるように構
    成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載の排出物の輸送監視システム。
  8. 【請求項8】 端末器が、輸送媒体の移動体に装着され
    ていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載の排出物の輸送監視システム。
  9. 【請求項9】 移動形態情報の比較が、輸送監視システ
    ムにおいて所定の間隔で自動的に実施されて結果が記録
    されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記
    載の排出物の輸送監視システム。
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