JP2002018716A - 自走式床面研掃装置及び自走式交差床面研掃装置 - Google Patents

自走式床面研掃装置及び自走式交差床面研掃装置

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JP2002018716A
JP2002018716A JP2000205340A JP2000205340A JP2002018716A JP 2002018716 A JP2002018716 A JP 2002018716A JP 2000205340 A JP2000205340 A JP 2000205340A JP 2000205340 A JP2000205340 A JP 2000205340A JP 2002018716 A JP2002018716 A JP 2002018716A
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English (en)
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Katsukiyo Shimomura
勝清 下村
Tomoaki Tokuda
智昭 徳田
Osamu Nakamura
修 中村
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KASHIWABARA PAINTING WORKS CO
KASHIWABARA PAINTING WORKS CO Ltd
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KASHIWABARA PAINTING WORKS CO
KASHIWABARA PAINTING WORKS CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置のコンパクト化を推進し、かつ、方向転換
の操作性を改善する。 【解決手段】直進走行しながら床面Fを研掃する自走式
床面研掃装置Aの研掃手段が、インペラーの回転により
遠心力を付与された研掃材の投射路31と、投射後の研掃
材及び研掃剥離された塗膜の粉塵を研掃材貯留ホッパー
5に導く回収路4を有し、投射路31と回収路4を概略V
字状に開角接合して機体の主骨格を形成するとともに、
該主骨格をハウジングとする投射室3を構設している。
そして、骨格周りに機体の重心が投射路31側の駆動車輪
101 の上方に位置するように付設機器を配置して前部車
輪11への負荷を減じた荷重バランスにより、機体を方向
転換転換可能なピボット機構を有するものとする。イン
ペラーユニット2とインペラーモーター1とを機体に着
脱自在な投射機モジュール(20)として構成する場合が
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油タンクの床面
の溶接された継ぎ目等の塗膜を固形粒子(研掃材)を放
射して研掃するために、集塵機とは分離可能で連係可能
に構成され、遠心投射式の研掃手段を搭載し、前部中央
に1輪構成の空転可能な前部車輪と、後部左右に2輪構
成の駆動車輪を有して直進走行しながら床面を研掃する
自走式床面研掃装置、及び床面と壁面との2面交差線上
を含む線幅を研掃する自走式交差床面研掃装置に関す
る。ここで、本発明に関する研掃装置は、ブラストヘッ
ド(機体)と研掃塗膜(粉塵)を回収する集塵機とに分
離構成された遠心投射式のブラストマシンであって、研
掃材を循環使用するクローズドシステムのものを言って
いる。なお、研掃材にはスチールグリッドを使用する。
【0002】
【従来の技術】石油タンクの床板は、長方形の鋼板を規
則正しく敷き詰めて溶接され、溶接目(以下、溶接
線。)は縦横の直線状(格子状)であり、全面に塗膜が
施されている。以下、「床板」と「床面」、「側板」と
「壁面」はそれぞれ互換的に使用する。
【0003】ところで、定期的な開放検査時には、溶接
線上の塗膜床面を剥いで溶接箇所を露出する必要があ
り、本発明が属する研掃装置が用いられてきた。もちろ
ん、開放検査時だけでなく、劣変又は寿命によるライニ
ングの塗り替え時やコーティング復旧時の素地調整(ス
ケール除去や塗膜剥離等)のためにも用いられる。
【0004】自走式床面研掃装置は、溶接線に沿って直
線的に走行移動するのであるが、溶接線が縦横に延びる
格子点では方向転換する必要があり、また、石油タンク
内には浮き屋根を支えるために一定間隔で浮き屋根支柱
が立っていて、この浮き屋根支柱を回避するために研掃
装置の進路を変更する必要がある。
【0005】従来の自走式床面研掃装置は、研掃機本体
(ブラストヘッド)を自走台車に載せ、この自走台車の
ステアリング機構を作業者がハンドル操作するか、ある
いは左右の駆動車輪の回転を制御して進行方向の修正、
直角転回、浮き屋根支柱の回避を行っていた。
【0006】上記したステアリング機構付の研掃装置
は、ハンドル部分のために機長が長く大型化し、石油タ
ンクのサイドマンホールからの搬入不能で、研掃装置を
分解して搬入し内部で組み立てるといった煩わしい作業
が必要であった。しかも、大型化により障害物を回避す
るための障害物への接近性が損なわれて、ブラスト不能
箇所が大きく生じるといった問題点があった。
【0007】一方、左右駆動車輪の回転制御方式のもの
は、駆動装置の構造が複雑で、粉塵による故障を招くお
それがあり、さらに作業者が機側にいて遠隔操作するこ
とができるが、頻繁な軌道修正操作を必要とし、作業者
の熟練した技能が要求されるといった問題点があった。
【0008】こうしたなかで、本出願人は、複雑なステ
アリング機構や、左右駆動輪の回転制御装置を省いて、
直進走行のみをおこなう自走式床面研掃装置と、別の手
押し台車型の簡単な進路変換台車を組み合わせることに
より方向転換が可能な進路変更装置及び進路変更方法を
提案してきた。(特開2000−15579号)
【0009】ここでは、溶接線上を直線走行する研掃作
業では方向転換操作が不要となり、床板の溶接線に沿っ
て直角に折れ曲がったり障害物を回避する等で、方向転
換する必要のある場合のみ、進路変換台車を操作すれば
よいので、作業性の向上が図れる。
【0010】上記提案装置の開発目的は、石油タンクの
サイドマンホールからの搬入を可能とする装置の小型化
と、直進固定走行の採用及び進路変更の簡略化であり、
一応の目的は達成されてきた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装置の
コンパクト化を推進し、かつ、方向転換の操作性をより
改善する余地があった。
【0012】また、研掃条件(とりわけ研掃幅)の調整
・選択に関し柔軟な対応を可能とするために、遠心投射
に係る構成要素をモジュール化する要請があった。
【0013】さらに、2面交差線上(コーナー部又は角
部)の研掃を効率的におこなうために部分構造の改変が
要請された。すなわち、隅肉溶接された溶接線上の塗膜
は斜面にのることになり膜厚が均一とならず、一掃した
だけでは残留塗膜が生じるという問題があった。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、上記課題を解消し、小回り移動可能で研掃
幅を可変調整可能な自走式床面研掃装置、及び2面交差
線上を所定線幅で研掃するために専用される自走式交差
床面研掃装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】課題を解決するためのに
本発明は、集塵機とは分離可能で連係可能に構成され、
遠心投射式の研掃手段を搭載し、前部中央に1輪構成の
空転可能な前部車輪と、後部左右に2輪構成の駆動車輪
を有して直進走行しながら床面を研掃する自走式床面研
掃装置の改善であって、研掃手段が、インペラーの回転
により遠心力を付与された研掃材の投射路と、投射後の
研掃材及び研掃剥離された塗膜の粉塵を研掃材貯留ホッ
パーに導く回収路を有し、投射路と回収路を概略V字状
に開角接合して機体の主骨格を形成するとともに、該主
骨格をハウジングとする投射室を構設してなり、前記骨
格周りに機体の重心が投射路側の駆動車輪の上方に位置
するように付設機器を配置して前部車輪への負荷を減じ
た荷重バランスにより、機体を方向転換転換可能なピボ
ット機構を有するものとしたことを特徴とするものであ
る。
【0016】ここで、設置基面に対する投射路が55〜
65°範囲に、及び回収路が40〜50°範囲に傾斜し
た配向を有するように投射路と回収路とを開角接合す
る。
【0017】また、床面と壁面との2面交差線上を含む
線幅を研掃する自走式交差床面研掃装置であって、上記
自走式床面研掃装置における投射路又はインペラーユニ
ットのアウトプット開口を傾設して床面と壁面との2面
交差線上に開口するように配向するとともに、該開口部
の床面側及び壁面側からそれぞれ研掃幅又は投射幅を拡
縮可能な可変制限ライナーを臨設して投射室を構設し、
壁面に倣って走行を補助する摺接ローラー又はアニュラ
ーを付設してなり、壁面の曲率に無関係に、かつ、追従
して2面交差線上を含む線幅を研掃するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、上記構成
の自走式床面研掃装置又は自走式交差床面研掃装置にお
いて、投射室の構設は、投射路と回収路との接合部下面
を開放し、かつ4周囲を制限ライナー及びスカート部材
で囲繞して床面との間で閉鎖的な室空間を形成するもの
である。
【0019】付設機器は、少なくともインペラーユニッ
ト、研掃材貯留ホッパー、インペラーモーター、走行用
モーター、走行クラッチ、及び制御盤であり、投射路と
回収路とがなす接合開度を65〜85°範囲とし、研掃
材貯留ホッパーを投射路と回収路とがなす開角スペース
に跨設する。
【0020】また、遠心投射に係る構成要素のモジュー
ル化については、インペラー、軸受及びプーリーからな
るインペラーユニットと、インペラーモーターとを機体
に着脱自在な投射機モジュールとして一体的に組立形成
し、該モジュールを単基又は複数基搭載することにより
研掃材のアウトプット開口を可変構成し、これに相応し
て拡縮可能な投射路又は制限ライナーを接続又は結合し
てなり、モジュール変更により研掃幅を調整する。
【0021】
【実施例】(実施例1)本発明の自走式床面研掃装置の
一実施例(以下、第1実施例。)について図面を参照し
て以下説明する。各実施例において共通部分は同一符号
を付している。
【0022】図1は第1実施例装置の側面視構成説明図
であり、図2は同じく進行方向から見た正面視構成説明
図である。
【0023】図3は投射室の構設を示す断面視説明図で
ある。
【0024】図4は図3中AA線断面視説明図である。
【0025】図5は制限ライナーを用いた研掃幅の調整
を示す投射路の縦断面視説明図であり、(a)と(b)
は 100mm幅、 150mm幅での標準仕様(突合わせ溶接箇所
への適用)、及び(c)と(d)は 100mm幅でのオフセ
ット仕様(重ね溶接箇所への適用)を示す。
【0026】図示するように、第1実施例装置Aは、遠
心投射式の研掃手段を搭載し、前部中央に1輪構成の空
転可能な前部車輪11と、後部左右に2輪構成の駆動車輪
10を有して直進走行しながら床面Fを研掃する自走式床
面研掃装置である。
【0027】この自走式床面研掃装置Aは、後部に横設
され走行用モーター6により駆動される駆動車輪軸101
の左右端近くに固定した左右一対の駆動車輪10と、前部
中央に一輪の空転する前部車輪11を持ち、直進自走する
構造としている。
【0028】研掃手段は、インペラー21の回転により遠
心力を付与された研掃材の投射路31と、投射後の研掃材
及び研掃剥離された塗膜の粉塵を研掃材貯留ホッパー5
に導く回収路4を有し、投射路31と回収路4を概略V字
状に開角接合して機体の主骨格を形成するとともに、該
骨格をハウジングとする投射室3を構設している。
【0029】投射室3の構設は、投射路31と回収路4と
の接合部下面を開放し、かつ4周囲を制限ライナー32及
びスカート部材22で囲繞して床面Fとの間で閉鎖的な室
空間を形成するものである。
【0030】骨格形状は、設置基面に対する投射路31が
55°〜65°範囲に、及び回収路4が40°〜50°
範囲に傾斜した配向を有するように投射路31と回収路4
とを開角接合している。
【0031】ここでは、投射路31と回収路4とがなす接
合開度を65°〜85°範囲とし、この開角スペースに
研掃材貯留ホッパー5を跨設している。
【0032】骨格周りには、付設機器であるインペラー
ユニット2、研掃材貯留ホッパー5、インペラーモータ
ー1、走行用モーター6、走行クラッチ7、及び制御盤
8を、機体の重心が投射路21側の駆動車輪10の上方に位
置するように配置して前部車輪11への負荷を減じてい
る。この荷重バランスにより機体を方向転換可能なピボ
ット機構を有するものとなる。
【0033】そして、前部車輪11に基端を取着した棒状
のグリップハンドル9を回動操作することにより、駆動
車輪10の左右いずれかを制動して左廻り又は右廻りのピ
ボットターンをおこなうようにしている。グリップハン
ドル9は、進行方向の斜め上方を指向して着脱可能に立
設されるものである。
【0034】図5に示すように、研掃幅の調整には制限
ライナー32を用いる。制限ライナー32の取付けは従来的
なものであってよい。
【0035】装置仕様及び実績の一例を述べると、研掃
幅200mm 、走行速度0〜2.4 m/min 、研掃材投射量30
kg/min、及び仕上精度ISO Sa2.5 以上(投射電流13
A)であり、0.7mm 厚のガラスフレークライニングに対
して、走行速度0.3 m/minで研掃作業を実行した場
合、研掃面積12〜15m2 /日(5〜6時間運転) を達
成できる。
【0036】動作を説明すると、インペラーモーター1
がインペラーユニット2を駆動して、石油タンクの床面
Fに研削材を投射し、塗膜や溶接部のスケール等を剥離
して、研削材と共に回収路4を通して研掃材貯留ホッパ
ー5に導き、研削材と剥離した塗膜やスケール等の粉塵
とを選別(分離)して研削材は再使用に供され、粉塵は
集塵機(図示省略)に回収されるものである。この場合
の研削材と粉塵の選別は研掃材の重力落下を利用した風
選によるのが通常である。
【0037】この構成によると、装置が小型かつコンパ
クトであるため可搬性が向上する。作業性に関しては、
自走式であっても作業者がそばに付いており、方向転換
や機器の発停をおこなうのであるが、同一場所での方向
転換が可能となり、しかもグリップハンドルを用いて軽
々とおこなえるので、省スペースかつ省エネルギーであ
り、研掃作業の効率性を高めることができる。
【0038】(実施例2)本発明の自走式床面研掃装置
の他の実施例(以下、第2実施例。)について図面を参
照して以下説明する。
【0039】図6は第2実施例装置の側面視構成説明図
であり、図7は同じく進行方向から見た正面視構成説明
図である。
【0040】図8は研掃室の縦断面視説明図である。
【0041】図示するように、第2実施例装置Bは、上
記した第1実施例装置Aと主要構成は同じであるが、遠
心投射に係る構成要素をモジュール化したものである。
【0042】すなわち、インペラー、軸受及びプーリー
からなるインペラーユニット2と、インペラーモーター
1とを機体に着脱可能な投射機モジュール20として一体
的に組立形成し、該モジュール20を単基又は複数基を搭
載することより研掃材のアウトプット開口201 を可変構
成し、これに相応して拡縮可能な投射路31又は制限ライ
ナー32を接続又は結合する構造としている。そして、モ
ジュール20変更により研掃幅を調整するようにしてい
る。
【0043】図示の構成は、投射機モジュール20を2基
連設して、研掃幅を400 mmとしたものである。もちろ
ん、ここでも制限ライナー31を用いて研掃幅を変更でき
る。
【0044】(実施例3)本発明の自走式交差床面研掃
装置の一実施例(以下、第3実施例。)について図面を
参照して以下説明する。
【0045】図9は第3実施例装置の研掃室の縦断面視
説明図であり、(a)及び(b)では可変制限ライナー
取付構造及び研掃幅が相違する。
【0046】図示するように、第3実施例装置Cは、上
記実施例装置A,B(自走式床面研掃装置)と主要構成
は同じであるが、床面Fと壁面Wとの2面交差線上を含
む線幅(コーナー又は角部)を研掃するように構成変更
したものである。
【0047】この構成変更は、実施例装置A,Bにおけ
る投射路21又はインペラユニットのアウトプット開口20
1 を傾設して床面Fと壁面Wとの2面交差線上に開口す
るように配向するとともに、該開口部の床面F側及び壁
面W側からそれぞれ研掃幅(又は投射幅)を拡縮可能な
可変制限ライナー32を臨設して投射室3を構設してい
る。
【0048】そして、壁面に倣って走行を補助する摺接
ローラー30(又はアニュラー)を付設し、壁面Wの曲率
に無関係に、かつ、追従して2面交差線上を含む線幅を
研掃するようにしている。具体的には、石油タンク等の
隅肉溶接線上の塗膜の研掃に適用される。
【0049】図9(a)と図9(b)では可変制限ライ
ナー取付構造及び研掃幅が相違し、(a)の図示装置の
研掃幅が壁面150(100)×床面150mm 、(b)の図示装置
の研掃幅が50×50mmである。
【0050】使用例(研掃方法)の一例を述べると、
(a)の図示装置を親機として先行走行させて、2面交
差線上の線幅〔研掃幅〕150(100)×150mm を一次研掃し
てゆき、(b)の図示装置を子機として追跡走行させ
て、2面交差線上の線幅〔研掃幅〕を狭めた50×50mmを
二次研掃する。石油タンクの隅肉溶接線上の塗膜は、一
次研掃によっても残留を生じ易く、限局的な二次研掃が
必要となるからである。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0052】本発明によれば、研掃装置の進路を変える
ためのステアリング装置や左右輪の回転制御装置等を排
除し、直進自走型に構成したことにより、溶接線に沿っ
て研掃するとき、直線進路を修正する必要が殆ど不要と
なり作業が容易となる。
【0053】進路変更に係る制御手段を必要としないた
め、装置を小型化でき、既設の石油タンクの狭い出入り
口からの搬入搬出が可能となるので、従来的な分解搬入
搬出に係る手数(工数)が省略できる。
【0054】機体の荷重バランスを考慮したコンパクト
な構造としており、障害物を回避する場合や溶接線に沿
って90°方向転換する場合には、グリップハンドルを
使用して手軽にピボットターンをすることができる。し
かも、小回りがきくので、ブラストデッドスペースを少
なくすることができる。
【0055】コーナーマシンとして専用される交差床面
研掃装置は、隅肉溶接を施された溶接線上を難なく研掃
し、かつ、2台を縦列させて一次研掃と二次研掃をおこ
なうことにより、作業効率が飛躍的に向上する。
【0056】全体として、作業性、省エネ、省資源、環
境への影響等を配慮した実用的な高性能装置となってお
り、しかも廉価であり、産業上極めて有益な効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例装置の側面視構成説明図である。
【図2】同じく進行方向から見た正面視構成説明図であ
る。
【図3】投射室の構設を示す断面視説明図である。
【図4】図3中AA線断面視説明図である。
【図5】制限ライナーを用いた研掃幅の可変構成(調
整)を示す縦断面視説明図である。
【図6】第2実施例装置の側面視構成説明図である。
【図7】同じく進行方向から見た正面視構成説明図であ
る。
【図8】研掃室の縦断面視説明図である。
【図9】第3実施例装置の研掃室の縦断面視説明図であ
る。
【符号の説明】
A 第1実施例装置(自走式床面研掃装置) B 第2実施例装置(自走式床面研掃装置) C 第3実施例装置(自走式交差床面研掃装置) F 床面(床板) W 壁面(側板) 1 インペラーモーター 2 インペラーユニット 21 インペラー 3 投射室 31 投射路 32 制限ライナー 33 スカート部材 4 回収路 5 研掃材貯留ホッパー 6 走行用モーター 7 走行クラッチ 8 制御盤 9 グリップハンドル 10 駆動車輪 101 駆動車輪軸 11 前部車輪 20 投射機モジュール 201 アウトプット開口 30 摺接ローラー(又はアニュラー)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵機とは分離可能で連係可能に構成さ
    れ、遠心投射式の研掃手段を搭載し、前部中央に1輪構
    成の空転可能な前部車輪と、後部左右に2輪構成の駆動
    車輪を有して直進走行しながら床面を研掃する自走式床
    面研掃装置において、研掃手段が、インペラーの回転に
    より遠心力を付与された研掃材の投射路と、投射後の研
    掃材及び研掃剥離された塗膜の粉塵を研掃材貯留ホッパ
    ーに導く回収路を有し、投射路と回収路を概略V字状に
    開角接合して機体の主骨格を形成するとともに、該主骨
    格をハウジングとする投射室を構設してなり、前記骨格
    周りに機体の重心が投射路側の駆動車輪の上方に位置す
    るように付設機器を配置して前部車輪への負荷を減じた
    荷重バランスにより、機体を方向転換転換可能なピボッ
    ト機構を有するものとしたことを特徴とする自走式床面
    研掃装置。
  2. 【請求項2】 設置基面に対する投射路が55〜65°
    範囲に、及び回収路が40〜50°範囲に傾斜した配向
    を有するように投射路と回収路とを開角接合した請求項
    1記載の自走式床面研掃装置。
  3. 【請求項3】 投射路と回収路とがなす接合開度を65
    〜85°範囲とし、この開角スペースに研掃材貯留ホッ
    パーを跨設した請求項1記載の自走式床面研掃装置。
  4. 【請求項4】 投射室の構設が、投射路と回収路との接
    合部下面を開放し、かつ4周囲を制限ライナー及びスカ
    ート部材で囲繞して床面との間で閉鎖的な室空間を形成
    するものであり、付設機器が、少なくともインペラーユ
    ニット、研掃材貯留ホッパー、インペラーモーター、走
    行用モーター、走行クラッチ、及び制御盤であり、前記
    研掃材貯留ホッパーを投射路と回収路とがなす開角スペ
    ースに跨設した請求項1記載の自走式床面研掃装置。
  5. 【請求項5】 ピボット機構が、前部車輪に基端を取着
    した棒状のグリップハンドルを回動操作することによ
    り、駆動車輪の左右いずれかを制動して左廻り又は右廻
    りのピボットターンをおこなうものである請求項1記載
    の自走式床面研掃装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項記載の自
    走式床面研掃装置において、インペラー、軸受及びプー
    リーからなるインペラーユニットと、インペラーモータ
    ーとを機体に着脱自在な投射機モジュールとして一体的
    に組立形成し、該モジュールを単基又は複数基搭載する
    ことにより研掃材のアウトプット開口を可変構成し、こ
    れに相応して拡縮可能な投射路又は制限ライナーを接続
    又は結合してなり、モジュール変更により研掃幅を調整
    するようにしたことを特徴とする自走式床面研掃装置。
  7. 【請求項7】 集塵機とは分離可能で連係可能に構成さ
    れ、遠心投射式の研掃手段を搭載し、前部中央に1輪構
    成の空転可能な前部車輪と、後部左右に2輪構成の駆動
    車輪を有して直進走行しながら床面を研掃する自走式床
    面研掃装置において、床面と壁面との2面交差線上を含
    む線幅を研掃する自走式交差床面研掃装置であって、請
    求項1乃至6のいずれか1項記載の自走式床面研掃装置
    における投射路又はインペラーユニットのアウトプット
    開口を傾設して床面と壁面との2面交差線上に開口する
    ように配向するとともに、該開口部の床面側及び壁面側
    からそれぞれ研掃幅又は投射幅を拡縮可能な可変制限ラ
    イナーを臨設して投射室を構設し、壁面に倣って走行を
    補助する摺接ローラー又はアニュラーを付設してなり、
    壁面の曲率に無関係に、かつ、追従して2面交差線上を
    含む線幅を研掃するようにしたことを特徴とする自走式
    交差床面研掃装置。
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