JP2000072059A - 作業用自走車 - Google Patents

作業用自走車

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JP2000072059A
JP2000072059A JP10243558A JP24355898A JP2000072059A JP 2000072059 A JP2000072059 A JP 2000072059A JP 10243558 A JP10243558 A JP 10243558A JP 24355898 A JP24355898 A JP 24355898A JP 2000072059 A JP2000072059 A JP 2000072059A
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Masaaki Sekinobe
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JIYAKUSUTORON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量を極力軽減できると共に、きわめて安
価に製作することのできる作業用自走車を提供する。 【解決手段】 走行方向前後に走行用車輪2,3を備え
且つ車輪駆動用モーター4、操舵機構5及び遠隔操縦用
受信機6を搭載した自走車本体1の前後車輪2,3間
に、夫々下部開口端面を吸着摺動面8として当該吸着摺
動面8がワーク面Sに吸着して自走車本体1の走行に伴
って摺動する複数個の摺動式真空吸着セル9を走行方向
に沿って夫々独立して配設してなる作業用自走車K。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋梁、船舶、大型
タンク等の高所、あるいはトンネルや煙突内部等の酸欠
雰囲気箇所のような人手による作業では危険を伴う作業
場所において作業者の代わって溶接、研掃、塗装、切
断、研磨、点検、運搬等の各種作業を行うのに使用され
る遠隔操縦可能な作業用自走車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の作業用自走車としては、それぞ
れ磁気吸着素子を埋め込んだ磁気吸引式走行用車輪を自
走車本体の前後左右に設けると共に、自走車本体に車輪
駆動用モーター、操舵機構、遠隔操縦用受信機を搭載し
たものが知られている。この作業用自走車を使用して、
例えば研掃作業を行うには、自走車本体の所要部に研掃
用のグラインダーを装備し、この自走車本体をワーク
(作業対象物体)上に載置して、走行用車輪を磁気吸着
素子の磁気吸引力によってワーク面に吸着させた状態で
自走車本体を遠隔操縦によって所定方向に走行させなが
ら、上記グラインダーによって研掃作業を行うようにす
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の作業用自走
車は、各走行用車輪に金属製磁気吸着素子を埋設したも
のであるから、金属製磁気吸着素子の占める比重が大き
く、自走車総重量が約150kgと非常に重くなり、従
って鉛直壁や天井壁への所期装着が人手ではきわめて困
難又は不可能である。また、磁気吸引式走行用車輪に
は、高価な磁気吸着素子を多数必要とするため、製作コ
ストが非常に高くつく。更に、このような磁気吸引式自
走車では、コンクリート壁等の非磁性体からなるワーク
には適用できない。
【0004】本発明は、自走車全体の重量を極力軽減で
きると共に、きわめて安価に製作することのできる作業
用自走車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の作
業用自走車は、走行方向前後に走行用車輪2,3を備え
且つ車輪駆動用モーター4、操舵機構5及び遠隔操縦用
受信機6を搭載した自走車本体1の前後車輪2,3間
に、夫々下部開口端面を吸着摺動面8として当該吸着摺
動面8がワーク面Sに吸着して自走車本体1の走行に伴
って摺動する複数個の摺動式真空吸着セル9を走行方向
に沿って夫々独立して配設してなるものである。
【0006】請求項2は、請求項1に記載の作業用自走
車において、自走車本体1には湾曲状に変形可能な帯状
の吸着セル取付板11を走行方向に沿って設け、この吸
着セル取付板11に前記複数個の真空吸着セル9を取り
付けてなるものである。
【0007】請求項3は、請求項1に記載の作業用自走
車において、各真空吸着セル9を、懸架機構14を介し
て前後及び左右に傾転可能で上下変移可能に自走車本体
1に取り付けてなるものである。
【0008】請求項4は、請求項2に記載の作業用自走
車において、各真空吸着セル9を、懸架機構14を介し
て前後及び左右に傾転可能で上下変移可能に前記帯状の
吸着セル取付板11に取り付けてなるものである。
【0009】請求項5は、請求項1〜4の何れかに記載
の作業用自走車において、各真空吸着セル9は、伸縮性
に富んだ弾性体からなる筒状の吸着セル本体15を有
し、この吸着セル本体15の下部開口端面を吸着摺動面
8としてなるものである。
【0010】請求項6は、請求項1〜4の何れかに記載
の作業用自走車において、各真空吸着セル9は、伸縮性
に富んだ弾性体からなる筒状の吸着セル本体15と、こ
の吸着セル本体15を嵌合支持して、ワーク面Sからの
摩擦力及びセル内側への真空吸引力による吸着セル本体
15の横ずれを防止するための剛性体からなる筒状の支
持体16とによって構成され、吸着セル本体15の下部
開口端面を吸着摺動面8としてなるものである。
【0011】請求項7は、請求項5又は6に記載の作業
用自走車において、前記吸着セル本体15は、上層部1
5aと、吸着摺動面8を含む下層部15bとの二重層か
らなり、これら上層部15aと下層部15bとは、夫々
収縮係数の異なる弾性体により形成されて互いに一体的
に接合されてなるものである。
【0012】請求項8は、請求項7に記載の作業用自走
車において、前記下層部15bの弾性体を上層部15a
の弾性体よりも収縮係数の小さいものによって形成した
ものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る作業用自走車
Kを示す側面図、図2は同作業用自走車Kの底面図、図
3は同作業用自走車Kの平面図である。これらの図にお
いて1は、金属製骨枠等によって矩形枠状に形成された
自走車本体で、この自走車本体1の前後左右4箇所に走
行用車輪2,2、3,3が軸支され、また自走車本体1
には車輪駆動用モーター4、操舵機構5、及び遠隔操縦
用受信機6が搭載されている。後部側左右の車輪3,3
は駆動用車輪で、車輪駆動用モーター4によって回転駆
動される車軸7に固定され、また前部側左右の車輪2,
2は操舵機構5によって舵取り操作される。遠隔操縦用
受信機6は、遠隔操縦用送信機(図示省略)からの操縦
信号を受信し、その信号によって車輪駆動用モーター4
及び操舵機構5を自動的に操縦する。
【0014】図1及び図2から分かるように、自走車本
体1の下面側には前部側車輪2,2と後部側車輪3,3
との間に、夫々下部開口端面を吸着摺動面8として当該
吸着摺動面8がワーク面(作業対象物体の作業面)Sに
吸着して自走車本体1の走行に伴ってワーク面S上を摺
動する6個の摺動式真空吸着セル9…が、走行方向に沿
って配列される3個を1列として左右2列状態にそれぞ
れ独立して配設されている。
【0015】自走車本体1の下面側は、図2及び図5に
示すように走行方向に延びる断面コ字状の型材からなる
4本の平行な縦枠10によって形成され、これら縦枠1
0のそれぞれ下面側に帯状の吸着セル取付板11が取り
付けてあって、これら4本の吸着セル取付板11…に前
記6個の摺動式真空吸着セル9…が夫々懸吊状態で取り
付けられる。各吸着セル取付板11は、ワーク面Sが凹
曲面又は凸曲面を成す場合にはそのワーク面Sの曲率と
ほぼ一致する凸曲面状又は凹曲面状に湾曲変形させて取
り付けられ、またワーク面Sが平行(ストレート)面の
場合には縦枠10の下面と平行に取り付けられる。
【0016】尚、作業用自走車Kをワーク面Sが平行
(ストレート)面の場合にしか使用しないものとすれ
ば、吸着セル取付板11を省略して、各真空吸着セル9
を自走車本体1の縦枠10に直接取り付けるようにして
もよい。
【0017】ワーク面Sが図1及び図5に示すような凹
曲面を成す場合に、各吸着セル取付板11をそのワーク
面Sの曲率とほぼ一致する凸曲面状に湾曲変形させて自
走車本体1の各縦枠10に取り付けるには、図5及び図
6に示すように、各吸着セル取付板11の長手方向両端
側及び中央部側の複数箇所からボルト12を各断面コ字
状の縦枠10に亘って上向きに貫通させ、両端側のボル
ト12を、縦枠10の上面に当接するナット13の回転
により最大限上動させて、吸着セル取付板11の両端部
を縦枠10の下面に当接させた状態で、中央部側2箇所
に位置するボルト12を、縦枠10の上面に当接するナ
ット13の回転により適宜下動させてゆくことによっ
て、各吸着セル取付板11を、ワーク面Sの曲率とほぼ
一致する下向き凸曲面状に湾曲させることができる。こ
の場合、各ボルト12に螺合されている3個のナット1
3のうち、上段のナット13がボルト上下動用ナット、
他の2個のナットがロック用のナットである。
【0018】各真空吸着セル9は、図5に示すように懸
架機構14を介して上下に変移可能で左右及び前後に傾
転可能に吸着セル取付板11に取り付けられている。
尚、吸着セル取付板11を省略する場合には、各真空吸
着セル9を、この懸架機構14を介して自走車本体1、
即ち縦枠10の下面側に取り付ければよい。
【0019】前記吸着セル取付板11への真空吸着セル
9の取付状態及び懸架機構14の構造を説明するに先立
って、真空吸着セル9の構造について詳細に説明する。
【0020】各真空吸着セル9は、図5に示すように、
伸縮性に富んだ弾性体からなる角筒状の吸着セル本体1
5と、この角筒状吸着セル本体15を嵌合支持して、ワ
ーク面Sからの摩擦力及びセル内側への真空吸引力によ
る吸着セル本体15の横ずれを防止するための剛性体か
らなる箱形の支持体16とによって構成されている。支
持体16は、角筒状本体16aと、天板部16bと、角
筒状本体16aの外周に突設されたフランジ部16cと
からなり、これら角筒状本体16a、天板部16b、フ
ランジ部16cは、合成樹脂材によって一体又は一体的
に形成されるもので、箱形支持体16の内部が真空室1
7を形成する。
【0021】各吸着セル本体15には天板部16bの中
央部に吸引ノズル18が貫設され、この吸引ノズル18
はエアホースH1を介してエゼクタ真空ポンプ19(図
7参照)に接続され、このエゼクタ真空ポンプ19の作
動によって真空室17内の空気が吸引されるようになっ
ている。この真空室17内を真空にするエゼクタ真空ポ
ンプ19については後述する。
【0022】各吸着セル本体15は、図5に示すよう
に、伸縮性に富んだ弾性体としての発泡性ゴム材によっ
て支持体16の角筒状本体16aに外嵌可能な肉厚の角
筒状に形成されたもので、角筒状本体16aの下端部に
外嵌されて、この吸着セル本体15の上端面が支持体1
6のフランジ部16cに当接支持されると共に、吸着セ
ル本体15の下端部は、角筒状本体16aの開口端面か
ら所要長さ突出される。この場合、吸着セル本体15の
内周面及び上端面は、角筒状本体16aの下端部外周面
及びフランジ部16cに対し接着剤によって接着され
る。この吸着セル本体15の下部開口端面が吸着摺動面
8とされる。尚、吸着セル本体15を形成する伸縮性に
富んだ弾性体としては、発泡性ゴム材以外の他の適当な
弾性体を用いることができる。
【0023】また各吸着セル本体15は、上層部15a
と、吸着摺動面8を含む下層部15bとの二重層構造か
らなるもので、これら上層部15aと下層部15bと
は、互いに収縮係数の異なる発泡性ゴム材により別個に
形成されて、適当な接着剤により互いに一体的に接合さ
れる。この場合、下層部15bは、その吸着摺動面8が
ワーク面Sに密着して摺動することから、極力横ずれを
起こさないように上層部15aを形成する発泡性ゴム材
よりも収縮係数の小さい発泡性ゴム材によって形成され
ている。
【0024】次に、各真空吸着セル9の懸架機構14、
及び吸着セル取付板11への真空吸着セル9の取付構造
について説明すると、図4〜図6から分かるように、各
真空吸着セル9の箱形支持体16に、上板20aと両側
板20b,20bとからなるコ字状取付枠20の両側板
20b,20bを、ピン21,21によって左右方向揺
動可能に枢着し、そしてコ字状取付枠20の上板20a
にはその四隅部に螺軸22…を立設固定し、各螺軸22
の下端部側にばね圧調整部材23を螺着すると共に、こ
の螺軸22にコイルばね24を套嵌し、また各螺軸22
に螺合可能な螺軸固定用ナット25を用意する。
【0025】しかして、各コ字状取付枠20の上板20
aに立設された上記4本の螺軸22…を、自走車本体1
を形成する4本の縦枠10…に取り付けられた4本の吸
着セル取付板11…における左右両側夫々2本の吸着セ
ル取付板11,11の夫々所要の螺軸挿通孔11a(図
5参照)に挿通し、各吸着セル取付板11の上側から螺
軸固定用ナット25を螺軸22に螺合して、各コイルば
ね24を各吸着セル取付板11とばね圧調整部材23と
間で適宜に圧縮させることにより、各真空吸着セル9を
2本の吸着セル取付板11,11に亘るそれらの所定位
置に懸吊状態に取り付けるようにする。
【0026】この場合、各コ字状取付枠20と、この取
付枠20の上板20aに立設された4本の螺軸22…
と、これらの螺軸22…に夫々套嵌されたコイルばね2
4…とによって懸架機構14が構成され、従って各真空
吸着セル9は、この懸架機構14を介して吸着セル取付
板11,11に前後及び左右に傾転可能で且つ上下に変
移可能に自走車本体1に直接取り付けられることになる
(図5及び図6参照)。各懸架機構14のコイルばね2
4は、ばね圧調整部材23を正逆回転させることによっ
て、そのばね圧を調整することができる。
【0027】各真空吸着セル9の真空室17を真空にす
るエゼクタ真空ポンプ19は、周知構造のもので、図7
に示すように、内部の一端部側に吸引室a、中央部に喉
部b、他端部に末広部cを形成したポンプ本体26と、
ポンプ本体26の一端から軸方向に突入された末広ノズ
ル27とからなり、ポンプ本体26のエア吸引口28と
各真空吸着セル9のエア吸引ノズル18とをエアホース
H1によって接続すると共に、末広ノズル27をエアホ
ースH2を介してエアコンプレッサー29に接続する。
また、ポンプ本体26の末広部c側端部に消音器30を
取り付ける。
【0028】従って、この真空ポンプ19では、エアコ
ンプレッサー29からの圧縮空気を末広ノズル27より
超音速流としてポンプ本体26内の吸引室aへ噴出させ
ると、エア吸引ノズル18及びエアホースH1を介して
外気が随伴流としてエア吸引口28よりポンプ本体26
内に吸引され、これによって吸着セル本体15内の真空
室が真空となる。そして、上記噴出流と外気との混合空
気は、喉部bで衝撃波を発生して亜音速流となり、末広
部cで圧力回復して吐出される。この作業用自走車Kで
は、6個の真空吸着セル9を夫々エアホースH1を介し
てエゼクタ真空ポンプ19に接続し、これら6個の真空
ポンプ19のエアホースH1…を多岐分配管(図示せ
ず)を介して1本のエアーホースH(図8参照)に接続
し、このエアーホースHを1台のエアコンプレッサー2
9に接続している。
【0029】上記のように構成される作業用自走車Kを
使用して、例えば図8に示すような大型円筒タンクT内
周部の溶接部Wの研掃作業を行う場合には、図1及び図
2に示すように自走車本体1の後端部にブラケット31
により電動式グラインダーGを適宜に取り付ける。この
場合、各吸着セル取付板11をワーク面S(円筒タンク
Tの内周面)の曲率とほぼ一致するように湾曲状に変形
させて、各真空吸着セル9の吸着摺動面8がワーク面S
に容易に吸着できるようにしておく。
【0030】しかして、作業用自走車Kを図8に示すよ
うに横向きにして凹曲面状ワーク面Sの所要位置に持ち
来し、エアコンプレッサー29を作動して、各真空吸着
セル9の吸着摺動面8をワーク面Sに吸着させた後、地
上にて遠隔操縦用送信機を操作して、車輪駆動用モータ
ー4及び操舵機構5を遠隔操縦しながら、自走車本体1
を溶接部Wに沿って走行させ、グラインダーGにより溶
接部Wのスラグを研掃する。尚、グラインダーGの電源
コードは図示していないが、このコードは自走車本体1
上のグラインダーGから地上の電源箇所まで延出させる
ものとする。
【0031】この作業用自走車Kの走行中において、各
真空吸着セル9は、吸着セル本体15の吸着摺動面8が
凹曲面状のワーク面Sの曲率に対応する凸曲面状に変形
してワーク面Sに密着したまま、自走車本体1の走行に
伴ってこのワーク面S上を摺動する。このとき、吸着セ
ル本体15は、ワーク面Sからの摩擦力及び吸着セル本
体15内側への真空吸引力によって横ずれを起こそうと
するが、この吸着セル本体15が剛性体からなる支持体
16に嵌合支持されているため、そのような横ずれが防
止され、従って吸着セル本体15は、真空破壊すること
なくワーク面S上を安定状態で摺動することができる。
【0032】しかも、この吸着セル本体15は、上層部
15aと下層部15bとの二重層からなるもので、下層
部15bを形成する発泡ゴム材が上層部15aを形成す
る発泡性ゴム材よりも収縮係数の小さい発泡性ゴム材に
よって形成されているため、上記横ずれの発生をより確
実に防止することができる。尚、吸着セル本体15の吸
着摺動面8、即ち下層部15bの吸着摺動面8に、滑り
性及び耐磨耗性に優れ、しかも柔軟性を有する材料から
なるシート材を装着することによって、吸着摺動面8部
分の磨耗を軽減できると共に、ワーク面Sとの摩擦抵抗
を軽減できて、吸着セル本体15をより一層安定状態で
摺動させることができると共に、吸着セル本体15の使
用寿命を延ばすことができる。
【0033】また、この作業用自走車Kでは、各真空吸
着セル9が懸架機構14を介して吸着セル取付板11に
取り付けられているから、作業用自走車Kの走行中に、
真空吸着セル9の吸着セル本体15が、ワーク面S上に
形成された山形の突起部又は走行方向に延びた山脈状の
突条部に遭遇した場合には、真空吸着セル9自体が自走
車本体1と独立して上下に変移し、あるいは左右又は前
後に傾転し、あるいはまた吸着セル本体15の収縮作用
によって当該山形突起部や山脈状の突条部を吸収して包
み込むことができる。従って、そのようなワーク面S上
の突起部や突条部に遭遇しても、各真空吸着セル9は真
空破壊することがなく、強力な吸着力が得られ、しかも
自走車本体1はワーク面Sから常に一定間隔を保持して
安定走行することができ、それによって各種の作業を的
確に行わせることができる。
【0034】また、各真空吸着セル9の吸着セル本体1
5は、発泡性ゴム材のような伸縮性に富んだ弾性体から
なるため、ワーク面Sに対する吸着が容易で、真空状態
を確実に維持することができ、自走車本体1の安定走行
を促進することができる。尚、吸着セル本体15を発泡
性ゴム材によって形成した場合、その発泡性故に真空室
17の気密性が損なわれるとの危惧もあるが、その発泡
性ゴム材からなる吸着セル本体15は、真空吸引力によ
って収縮されるため、その気密性は十分に保たれること
が判明している。
【0035】この実施形態では、ワーク面Sが凹曲面状
である場合を想定して、各吸着セル取付板11をその凹
曲面状ワーク面Sに対応する凸曲面状に変形させて自走
車本体1に取り付けているが、ワーク面Sは当然に凸曲
面状を呈する場合もあるから、ワーク面Sが凸曲面状で
ある場合、各吸着セル取付板11は、その凸曲面状ワー
ク面Sに対応する凹曲面状に変形させて自走車本体1に
取り付ければよい。また、この実施形態では、真空吸着
セル9の吸着セル本体15及び支持体16を夫々角筒状
に形成しているが、これらも円筒状に形成してもよい。
【0036】
【実施例】本願の発明者によって実際に製作された上記
構成よりなる作業用自走車Kは、総重量が約30kgで
あり、この作業用自走車Kの真空吸着セル9をエゼクタ
真空ポンプ19で吸引したところ、約240kgfの吸
着力が得られた。
【0037】そして、この作業用自走車Kを真空吸引し
たまま、夫々表面の荒い鉄製壁面及びコンクリート壁面
に沿って上下垂直方向に走行させたり旋回走行させ、更
には同様な鉄製及びコンクリート製の天井面に沿って水
平方向に走行させたり旋回走行させたところ、作業用自
走車Kは、何れの場合も安定状態で走行することができ
た。
【0038】また、各吸着セル取付板11を湾曲させ
て、その曲率がワーク面Sの曲率に近くなったところで
自走車本体1側に固定し、この状態で作業用自走車Kの
各真空吸着セル9を真空吸引したまま、半径1mの鉄製
パイプの内周面上を周方向に沿って走行させたところ、
何れの真空吸着セル9も真空破壊することなく、安定走
行できた。
【0039】また同様に、上記作業用自走車Kの各真空
吸着セル9を真空吸引したまま、半径1mの鉄製パイプ
の外周面上を周方向に沿って走行させたところ、何れの
真空吸着セル9も真空破壊することなく、安定走行でき
た。
【0040】更に、上記作業用自走車Kの各真空吸着セ
ル9を真空吸引したまま、半径1mの鉄製パイプの外周
面上の高さ1cmの山形突起を越えて走行させたとこ
ろ、真空破壊することなく、安定走行できた。
【0041】更に、上記作業用自走車Kの各真空吸着セ
ル9を真空吸引したまま、半径1mの鉄製パイプの内周
面で高さ1cmの走行方向に直角な山形状山脈を経て走
行させたところ、一部の真空吸着セル9に真空破壊があ
っても、安定走行できた。
【0042】更にまた、上記作業用自走車Kに自重の約
2倍強の60kgの錘を乗せて各真空吸着セル9を真空
吸引したまま、半径1mの鉄製パイプの内周面上を周方
向に沿って走行させたところ、真空破壊することなく、
周回走行できた。
【0043】
【発明の効果】請求項1に係る発明の作業用自走車によ
れば、自走車本体の前後車輪間に、下部開口端面を吸着
摺動面として当該吸着摺動面がワーク面に吸着して自走
車本体の走行に伴って摺動する複数個の摺動式真空吸着
セルを夫々独立して配設してなるものであるから、重量
を軽量化できて、搬入及び搬出が容易であると共に、ワ
ーク面への初期装着が人手によって簡単容易に行え、し
かも安価に製作することができる。また、真空吸着セル
を採用しているため、従来の磁気吸着式自走車では適用
できなかったコンクリート等非磁性体のワークにも適用
可能となる。
【0044】請求項2によれば、自走車本体に、湾曲状
に変形可能な帯状の吸着セル取付板を設け、この吸着セ
ル取付板に複数個の真空吸着セルを取り付けるようにし
たから、複数個の真空吸着セル全体を任意の曲率のワー
ク面に対し均等に吸着させることができる。
【0045】請求項3によれば、各真空吸着セルを懸架
機構を介して前後及び左右に傾転可能で上下変移可能に
自走車本体に取り付けたことにより、ワーク面に異常凹
凸部があっても、真空破壊することがなく、強力な吸着
力を得ることができると共に、自走車本体はワーク面か
ら常に一定間隔を保持して安定走行できて、各種の作業
を的確に行わせることができる。
【0046】請求項4によれば、各真空吸着セルを、懸
架機構を介して前後及び左右に傾転可能で上下変移可能
に前記帯状の吸着セル取付板に取り付けているから、真
空吸着セル全体を任意の曲率のワーク面に対し均等に吸
着させることができると共に、ワーク面に異常凹凸部が
あっても、真空破壊することがなく、強力な吸着力を得
ることができる。
【0047】請求項5によれば、各真空吸着セルは、伸
縮性に富んだ弾性体からなる筒状の吸着セル本体を有す
るから、ワーク面に対する吸着が容易で、真空状態を確
実に維持することができる。
【0048】請求項6によれば、各真空吸着セルは、伸
縮性に富んだ弾性体からなる筒状の吸着セル本体と、こ
の吸着セル本体を嵌合支持する剛性体の筒状支持体とに
よって構成されるから、ワーク面からの摩擦力及びセル
内側への真空吸引力による吸着セル本体の横ずれが防止
され、従って吸着セル本体は、真空破壊することなくワ
ーク面上を安定状態で摺動することができる。
【0049】請求項7に記載のように、吸着セル本体
は、収縮係数の異なる弾性体からなる上層部と下層部と
の二重層構造とすることができる。そして、請求項8に
記載のように、下層部の弾性体を上層部の弾性体よりも
収縮係数の小さいものによって形成した場合には、吸着
セル本体の横ずれの発生をより確実に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る作業用自走車を示す側面図であ
る。
【図2】 同作業用自走車の底面図である。
【図3】 同作業用自走車の平面図である。
【図4】 真空吸着セルの外観形状を示す拡大斜視図で
ある。
【図5】 図1の一部拡大詳細図である。
【図6】 図5のX−X線断面図である。
【図7】 真空吸着セルとエゼクタ真空ポンプとエアコ
ンプレッサーとの接続関係を示す説明図である。
【図8】 作業用自走車の使用状態を示す概略斜視図で
ある。
【符号の説明】
K 作業用自走車 S ワーク面 1 自走車本体 2,3 走行用車輪 4 車輪駆動用モーター 5 操舵機構 6 遠隔操縦用受信機 8 吸着摺動面 9 真空吸着セル 11 吸着セル取付板 14 懸架機構 15 吸着セル本体 15a 上層部 15b 下層部 16 支持体 17 真空室

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行方向前後に走行用車輪を備え且つ車
    輪駆動用モーター、操舵機構及び遠隔操縦用受信機を搭
    載した自走車本体の前後車輪間に、夫々下部開口端面を
    吸着摺動面として当該吸着摺動面がワーク面に吸着して
    自走車本体の走行に伴って摺動する複数個の摺動式真空
    吸着セルを走行方向に沿って夫々独立して配設してなる
    作業用自走車。
  2. 【請求項2】 自走車本体には湾曲状に変形可能な帯状
    の吸着セル取付板を走行方向に沿って設け、この吸着セ
    ル取付板に前記複数個の真空吸着セルを取り付けてなる
    請求項1に記載の作業用自走車。
  3. 【請求項3】 各真空吸着セルを、懸架機構を介して前
    後及び左右に傾転可能で上下変移可能に自走車本体に取
    り付けてなる請求項1に記載の作業用自走車。
  4. 【請求項4】 各真空吸着セルを、懸架機構を介して前
    後及び左右に傾転可能で上下変移可能に前記帯状の吸着
    セル取付板に取り付けてなる請求項2に記載の作業用自
    走車。
  5. 【請求項5】 各真空吸着セルは、伸縮性に富んだ弾性
    体からなる筒状の吸着セル本体を有し、この吸着セル本
    体の下部開口端面を吸着摺動面としてなる請求項1〜4
    の何れかに記載の作業用自走車。
  6. 【請求項6】 各真空吸着セルは、伸縮性に富んだ弾性
    体からなる筒状の吸着セル本体と、この吸着セル本体を
    嵌合支持して、ワーク面からの摩擦力及びセル内側への
    真空吸引力による吸着セル本体の横ずれを防止するため
    の剛性体からなる筒状の支持体とによって構成され、吸
    着セル本体の下部開口端面を吸着摺動面としてなる請求
    項1〜4の何れかに記載の作業用自走車。
  7. 【請求項7】 前記吸着セル本体は、上層部と、吸着摺
    動面を含む下層部との二重層からなり、これら上層部と
    下層部とは、夫々収縮係数の異なる弾性体により形成さ
    れて互いに一体的に接合されてなる請求項5又は6に記
    載の作業用自走車。
  8. 【請求項8】 前記下層部の弾性体を上層部の弾性体よ
    りも収縮係数の小さいものによって形成してなる請求項
    7に記載の作業用自走車。
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