JP2002017841A

JP2002017841A - 空気浄化器

Info

Publication number: JP2002017841A
Application number: JP2000200991A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Saito; 廣明齋藤
Original assignee: JUST GIKEN KK; SAARUNAATO KK
Current assignee: JUST GIKEN KK; SAARUNAATO KK
Priority date: 2000-07-03
Filing date: 2000-07-03
Publication date: 2002-01-22

Abstract

(57)【要約】【課題】環境ホルモン除去剤、脱臭剤等、空気清浄薬
剤を部屋に広範囲に撒布して、室内の空気を効率良く浄
化させる空気浄化器を提供することを目的としている。【解決手段】空気清浄薬剤を収容する気化室に連通す
るように、外気吸気部と排気部とを気化箱に形成し、外
気吸気部には、壁に固定する連結部を有する吸気筒を装
着した空気浄化器。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、空気浄化器に係
り、特に脱臭剤、環境ホルモン除去剤などの空気清浄薬
剤を収容し、外気あるいは内気を内部に吸引し、部屋の
空気を浄化して排出する空気浄化器に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、脱臭剤、消臭剤などは、容器に詰
められていて、部屋、トイレ、あるいは車の中などに配
置しておくものが知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記脱臭剤は、空気に
触れることによって気化し、一般的には上昇するだけな
ので、平面的な広がりは期待されない。その結果、気化
した脱臭剤は一定区域の上部においての脱臭効果はある
が、平面的な広がりにおいては、脱臭効果は期待されな
い。

【０００４】この発明は、空気清浄薬剤を収容した気化
室の中に、外気あるいは室内気を吸引して、気化した空
気清浄薬剤を部屋内に強制的、あるいは自然に排出し
て、部屋における臭気あるいは有害ガスを除去する空気
浄化器を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決し、目的を達成するために次のような技術的な手段
を講じた。ここでいう空気清浄薬剤とは、脱臭剤、消臭
剤、身体にホルモン的な害を与える、いわゆる環境ホル
モンを分解、あるいは、吸着して除去する環境ホルモン
除去剤など、空気清浄のための薬剤をいう。発明の具体
的な構成は、次の通りである。

【０００６】(1) 空気清浄薬剤を収容する気化室に連
通するように、外気吸気部と排気部とを気化箱に形成
し、外気吸気部には、壁に固定する連結部を有する吸気
筒を装着した空気浄化器。

【０００７】(2) 前記排気部には、電動扇が装着され
ている(1)に記載された空気浄化器。

【０００８】(3) 前記電動扇の電源は、太陽発電によ
る電流である(1)(2)のいずれかに記載された空気浄化
器。

【０００９】(4) 前記気化箱には、部屋の空気を循環
させるための内気吸気部が、気化室に連通して形成され
ている(1)〜(3)のいずれかに記載された空気浄化器。

【００１０】(5) 前記外気吸気部に開閉弁を配設した
(1)〜(4)のいずれかに記載された空気浄化器。

【００１１】(6) 前記気化室に、脱臭剤出入口が形成
されている(1)〜(5)のいずれかに記載された空気浄化
器。

【００１２】(7) 前記空気清浄薬剤が、環境ホルモン
除去剤であることを特徴とする請求項１から６のいずれ
かに記載された空気浄化器。

【００１３】

【発明の実施の形態】この発明の実施の形態例を図面を
参照して説明する。図１は本発明空気浄化器の縦断正面
図、図２は第２実施例を示す空気浄化器の縦断正面図で
ある。

【００１４】図において空気浄化器(1)の気化箱(2)は、
気化室(3)に連通する外気吸気部(4)と排気部(5)とが形
成されている。また気化室(3)には空気清浄薬剤を出し
入れする出入口(6)が形成されて、蓋体(7)が装着されて
いる。

【００１５】図において蓋体(7)は、皿状に形成され、
該蓋体(7)に空気清浄薬剤(8)を乗せた状態で、空気清浄
薬剤(8)を気化室(3)に入れて、蓋体(7)を閉塞させるこ
とができる。固定手段はバネ、ネジなど任意である。

【００１６】外気吸気部(4)の内部には、開閉弁(9)が配
設されている。該開閉弁(9)は、吸気時に内方へ開き、
吸気が止むとウェイト(10)により自動的に開閉弁(9)を
閉ざす。

【００１７】また外気吸気部(4)の外部には、吸気筒(1
1)を装着することができる。吸気筒(11)は、連結部(12)
と下向の吸気部(13)の境界部にフランジ(14)が形成さ
れ、図中符号(15)はシール材、(17)は吸気孔(16)内の防
虫網である。

【００１８】該吸気筒(11)は、壁に開口した取付孔（図
示せず）に、連結部(12)を挿入して固定する。しかる
後、連結部(12)の内孔に気化箱(2)の外気吸気部(4)を脱
着自在に嵌装させる。固定手段は、板バネ、ネジその他
任意に選択することができる。

【００１９】前記排気部(5)には、前蓋(18)が装着され
ている。前蓋(18)の前面には、多数の通気孔(19)が形成
されており、図中符号(20)はフィルタである。この前蓋
(18)の固定手段も、板バネ、ネジ、その他任意に選択さ
れる。

【００２０】以上の構成からなるこの発明は、建物の壁
に配設した状態で、部屋、台所、トイレなどの図示しな
い換気扇が回転して空気を引くと、吸気筒(11)の吸気部
(13)から、外気が開閉弁(9)を押して気化室(3)に入り、
気化している脱臭剤、あるいは環境ホルモン除去剤等の
空気清浄薬剤を排気部(5)から部屋へ散布する。

【００２１】部屋内のいずれかの換気扇の回転が止る
と、開閉弁(9)が自重で自動的に閉塞する。空気清浄薬
剤が消費された時は、蓋体(7)を外して、新しい薬剤を
詰めることができる。換気扇が回転していない時にも、
気化した空気清浄薬剤は、前蓋(18)の通気孔(19)から部
屋へ放出される。

【００２２】図２は、第２実施例を示す空気浄化器の縦
断正面図である。前記例と同じ部材には、同じ符号を付
して説明を省略する。この実施例においては、内吸気部
(21)を気化室(3)に連通するように気化箱(2)に形成し
た。内吸気部(21)は覆蓋(22)を有し、該覆蓋(22)に吸気
孔(23)が多数形成されている。また内部にシャツタ(24)
が配設されている。符号(25)はフィルタである。

【００２３】この第２実施例においては、開閉弁(9)を
閉ざして外気を入れず、内吸気部(21)から部屋の空気を
吸気し、排気部(2)から排気して、部屋の空気を循環さ
せて、部屋の空気を清浄化する。

【００２４】図３は第３実施例を示す空気浄化器の縦断
正面図である。前記例と同じ部材については説明を省略
する。この実施例においては、排気部(5)に電動扇(26)
を装着した。この場合、前記図１，２の前蓋(18)は使用
されない。電動扇(26)はモータ支持部(27)に回転軸を水
平としてモータ(28)が装着され、ファン(29)の回転によ
って、気化室(3)内の気化した空気清浄薬剤と空気は、
強制的に部屋へ排出される。図中符号(30)はメッシュ、
(31)はフイルタ、(34)は壁、(35)は取付けフランジであ
る。

【００２５】前記電動扇(26)の電源は、例えば太陽発電
による電源を使用する。太陽による発電が行われている
時は、電動扇(26)が回転し、発電が行われていない時は
停止しているが、気化室(3)内の気化された空気清浄薬
剤は、電動扇(26)のファン(29)の間を通って、格子状の
前カバー(32)の通気孔(33)から自然に排出される。

【００２６】前記連結部(12)は、個別の管体に形成され
ており、壁(34)の厚味に合わせて長さを切断し、外気吸
気部(4)と吸気筒(11)との間に管状の連結部(12)を嵌合
させる。前記取付けフランジ(35)は図示しないネジなど
により壁(34)に固定される。

【００２７】なおこの発明は、前記形態例に限定される
ものではなく、目的に沿って任意に設計変更をすること
ができる。電動扇は当然に普通電力あるいは電池を使用
することができる。この場合、ＡＣ、ＤＣ変換器をセッ
トさせることができる。また、図１〜図３の構成の１部
を任意に組み合わせることができる。

【００２８】

【発明の効果】上記のように構成されたこの発明は、次
のような優れた効果を有している。

【００２９】(1) 請求項１記載の発明は、部屋のどこ
かに配設されている換気扇の吸気を利用して、外気を、
空気清浄薬剤を収容した気化室に吸気して部屋内に排出
するので、部屋の空気を脱臭して清浄な空気にすること
ができる。

【００３０】(2) 請求項２に記載の発明は、電動扇に
よって気化した空気清浄薬剤を部屋内に強制的に撒布さ
せることができる。

【００３１】(3) 請求項３に記載の発明は、電動扇の
電源として、太陽発電による電流を使用するので、天気
がよく、臭気も気になる時に自然に回転させて脱臭する
ことができる。

【００３２】(4) 請求項４に記載の発明は、部屋の空
気を循環させることができるので、室内空気を効率よく
清浄化させることができる。

【００３３】(5) 請求項５に記載の発明は、気化室に
外的な吸引力が働かない限り開閉弁を閉ざして外気を入
らせないようにすることができる。

【００３４】(6) 請求項６に記載の発明は、空気清浄
薬剤の交換を容易にすることができる。

【００３５】(7) 請求項７に記載の発明は、環境ホル
モン除去剤によって、空気中の環境ホルモンを除去し、
空気を清浄化することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の空気浄化器の縦断正面図である。

【図２】第２実施例を示す空気浄化器の縦断正面図であ
る。

【図３】第３実施例を示す空気浄化器の縦断正面図であ
る。

【符号の説明】

(1)空気浄化器 (2)気化箱 (3)気化室 (4)外吸気部 (5)排気部 (6)出入口 (7)蓋体 (8)空気清浄薬剤 (9)開閉弁 (10)ウエィト (11)吸気筒 (12)連結部 (13)吸気部 (14)フランジ (15)シール材 (16)吸気孔 (17)防虫網 (18)前蓋 (19)通気孔 (20)フィルタ (21)内吸気部 (22)覆蓋 (23)吸気孔 (24)シャッタ (25)フィルタ (26)電動扇 (27)ケーシング (28)回転軸 (29)ファン (30)メッシュ (31)フイルタ (32)前カバー (33)通気孔 (34)壁 (35)取付けフランジ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】空気清浄薬剤を収容する気化室に連通す
るように、気化箱に外気吸気部と排気部とを形成し、外
気吸気部には、壁に固定する連結部を有する吸気筒を装
着したことを特徴とする空気浄化器。
【請求項２】前記排気部には、電動扇が装着されてい
ることを特徴とする請求項１に記載された空気浄化器。
【請求項３】前記電動扇の電源は、太陽発電による電
流であることを特徴とする請求項１，２のいずれかに記
載された空気浄化器。
【請求項４】前記気化箱には、部屋の空気を循環させ
るための内気吸気部が気化室に連通して形成されている
ことを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記載され
た空気浄化器。
【請求項５】前記外気吸気部に開閉弁を配設したこと
を特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載された空気
浄化器。
【請求項６】前記気化室に、薬剤出入口が形成されて
いることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載さ
れた空気浄化器。
【請求項７】前記薬剤が、環境ホルモン除去剤である
ことを特徴とする請求項１から６のいずれかに記載され
た空気浄化器。