JP2002016906A - 長期継続監視システムおよび監視カメラを用いた長期継続監視方法 - Google Patents

長期継続監視システムおよび監視カメラを用いた長期継続監視方法

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JP2002016906A
JP2002016906A JP2000200214A JP2000200214A JP2002016906A JP 2002016906 A JP2002016906 A JP 2002016906A JP 2000200214 A JP2000200214 A JP 2000200214A JP 2000200214 A JP2000200214 A JP 2000200214A JP 2002016906 A JP2002016906 A JP 2002016906A
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Masayoshi Masuda
雅祥 桝田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、法面崩壊、土石流等の長期間継続監
視を必要とする監視場所を、経済的に有利な構成で、能
率良く、高い精度で正確に監視することのできる監視カ
メラを用いた長期継続監視システムおよび長期継続監視
方法を提供することを課題とする。 【解決手段】管理装置11は、所定の時間毎に、CCT
V制御装置13に画角位置設定のプリセット要求を送出
し、画像処理装置12に処理要求を送出して、画像処理
装置12より監視場所の監視点位置情報を取得し、当該
監視点位置情報を用いて上記監視場所の監視点の時系列
的な位置変化量から上記監視場所の段階的な危険度判定
を行い、危険判定した際にその旨を外部の警報盤、道路
管理システム等に報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば法面崩壊、
土石流等の監視を行う際に適用して好適な長期継続監視
システムおよび長期継続監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、法面崩壊、土石流等の監視は、埋
設タイプのファイバセンサ、ワイヤセンサ等により行わ
れていた。
【0003】しかしながら、このような従来のセンサを
用いた監視手段は、ファイバ、ワイヤ等を足場の悪い急
な傾斜地等に敷設するための大掛かりな敷設作業と設備
が必要となり、従ってセンサの設置並びに保守点検作業
に多くの時間と労力と経費を要していた。特に、信頼性
を保つための誤動作、動作不良等の動作確認作業には、
専門知識をもつ専従監視員の長時間にわたる煩雑な作業
を必要とし、管理上並びに経済上の面で種々の問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
ファイバセンサ、ワイヤセンサ等による、法面崩壊、土
石流等の監視手段に於いては、設置並びに保守点検作業
に多くの時間と労力と経費を要していた。更に信頼性を
保つための誤動作、動作不良等の動作確認作業には専門
知識をもつ専従監視員の長時間にわたる煩雑な動作確認
作業が必要となることから、管理上並びに経済上の面で
も問題を有していた。
【0005】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
法面崩壊、土石流等の長期間継続監視を必要とする監視
場所を、経済的に有利な構成で、能率良く、高い精度で
正確に監視することができる長期継続監視システムおよ
び監視カメラを用いた長期継続監視方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、法面崩壊、土
石流等の長期の継続監視を必要とする場所に複数の監視
点(マーカ)を設置し、監視点毎の時系列的な位置変化
量(距離、方向、速度)、若しくは監視面としての変
化、若しくはその双方の変化に着目した監視画像処理を
行うことによって、監視場所の段階的な危険度判定を行
うことを特徴とする。
【0007】即ち、本発明は、監視カメラを用いた長期
継続監視システムであって、長期継続監視を必要とする
監視場所に設けた複数の監視点と、前記各監視点を含ん
だ監視場所を所定の時間毎に撮影する監視カメラと、前
記監視カメラで撮影した前記監視場所の撮影画像から前
記各監視点の位置情報を取得し当該位置情報に従う前記
各監視点の時系列的な位置変化から前記監視場所の段階
的な危険度判定を行う処理手段とを具備してなることを
特徴とする。
【0008】また、本発明は、監視カメラを用いた長期
継続監視システムであって、長期継続監視を必要とする
監視場所に設けた複数の監視点と、前記各監視点を含ん
だ監視場所を所定の時間毎に撮影する監視カメラと、前
記監視カメラで撮影した前記監視場所の撮影画像から前
記各監視点の位置情報を取得し当該位置情報をもとに前
記各監視点の相対的な位置変化量、若しくは当該各監視
点の相対的な位置で決まる面の変化量から前記監視場所
の段階的な危険度判定を行う処理手段とを具備してなる
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、監視カメラを用いた長期
継続監視システムであって、長期継続監視を必要とする
監視場所に設けた複数の監視点と、前記監視場所を撮影
対象に含む監視カメラと、前記監視カメラを前記各監視
点を含んだ監視場所を撮影する画角位置にプリセットす
る手段と、前記プリセット位置に於ける前記監視カメラ
の撮影画像から前記各監視点の位置情報を取得する画像
処理手段と、前記画像処理手段で取得した前記各監視点
の位置情報をもとに前記監視点の時系列的な位置変化を
認識して前記監視場所の段階的な危険度判定を行う判定
処理手段とを具備してなることを特徴とする。
【0010】また、本発明は、監視カメラを用いた長期
継続監視システムであって、長期継続監視を必要とする
複数の監視場所それぞれに複数点ずつ設けられた監視点
と、前記複数の監視場所それぞれを撮影可能な地点に設
けられた監視カメラと、前記監視カメラを前記複数の監
視場所を選択的に切り替えて撮影するための複数の画角
位置にプリセットする複数位置のプリセット手段と、前
記各プリセット位置に於ける前記監視カメラの撮影画像
から前記監視場所毎の各監視点の位置情報を取得する画
像処理手段と、前記画像処理手段で取得した前記各監視
場所毎の前記各監視点の位置情報をもとに前記各監視場
所毎の監視点の時系列的な位置変化を認識して前記各監
視場所毎に段階的な危険度判定を行う判定処理手段とを
具備してなることを特徴とする。
【0011】また、本発明は前記監視システムに於い
て、前記監視点が、特定色の繊維、若しくは発光体、若
しくは反射板、若しくは発熱体のいずれかを用いたマー
カ部材でなることを特徴とする。
【0012】また、本発明は前記監視システムに於い
て、前記監視カメラは前記監視場所を撮影していないと
き、他の監視対象を撮影する、若しくは、道路、河川等
の監視を行う特定施設の監視用カメラを所定の時間毎に
前記監視カメラとして用いることを特徴とする。
【0013】また、本発明は前記監視システムに於い
て、前記監視場所を撮影するための前記監視カメラのプ
リセット手段として、当該プリセットの間隔(プリセッ
ト周期)を、雨量等の気象観測情報を可変要素として決
定することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、監視カメラを用いた長期
継続監視方法であって、法面崩壊、土石流等の長期継続
監視を必要とする監視場所に、複数の監視点を設置し、
当該各監視点を含む監視場所を監視カメラにより所定の
時間毎に撮影して、当該撮影画像から、前記各監視点の
相対的な位置変化量、若しくは前記監視点の位置で定ま
る面の変化量を求め、その値から前記監視場所の段階的
な危険度判定を行うことを特徴とする。
【0015】また、本発明は、法面崩壊、土石流等の長
期間継続監視を必要とする複数の監視場所を予め定めら
れた地点に設置された1台の監視カメラで撮影場所を切
り替えて撮影し、前記各監視場所毎にその撮影画像を解
析して前記各監視場所の監視を行う監視カメラを用いた
長期継続監視方法であって、前記各監視場所毎にそれぞ
れ複数の監視点を設置し、当該監視点を含む各監視場所
をそれぞれ前記監視カメラにより所定の時間毎に撮影し
て、当該各監視場所毎に、その各撮影画像に含まれる監
視点の相対的な位置変化量、若しくは前記監視点の位置
で定まる面の変化量を求め、その値から前記各監視場所
毎の段階的な危険度判定を行うことを特徴とする。
【0016】上記したような監視カメラを用いた長期継
続監視機能により、経済的に有利な構成で、能率良く、
高い精度で確実に、法面崩壊、土石流等の長期間継続監
視を必要とする監視場所を監視することができる。
【0017】即ち本発明によれば、特定の画角内のポイ
ント(マーカ)のみを画像処理で抽出するため、画像処
理する画角をプリセット登録して、処理時にのみ撮影画
像を読み込めばよく、従って他の監視(例えば道路、河
川、他の長期継続監視場所等)との併用が容易に行え
る。更に、監視点(マーカ)として、カメラで識別可能
な、例えば白い布、蛍光体、赤外フラッシュ、LED
等、監視環境に応じた任意の観測点を用いることが可能
であり、観測点(マーカ)の設置も容易であることか
ら、経済性に優れた簡単な作業で観測点設置が行え、こ
れにより経済的に有利で監視性能のよいシステムが容易
に構築できる。例えば、法面崩壊監視用の監視点候補と
して、太陽光蓄電型のLED等、太陽光蓄電型発光体を
用いることにより、濃霧、夜間等に於いても確実に監視
点を認識できることから、従来用いられていた埋設タイ
プのファイバセンサ、ワイヤセンサに比べて設置がきわ
めて容易で、かつ誤動作の影響が非常に少なく、例え誤
動作をおこしても誤動作後の再学習が容易に可能であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0019】図1は本発明の第1実施形態に於けるシス
テムの構成を示すブロック図である。
【0020】図中、10は法面崩壊、土石流等の長期継
続監視を必要とする監視場所の監視を行う監視局であ
り、20は上記監視場所を一監視対象として当該監視対
象を上記監視局10の制御の下に撮影する監視カメラ
(CCTV)である。30は気象観測装置であり、ここ
では一例として雨量の観測情報を上記監視局10に提供
する。
【0021】M,M,…は長期継続監視を必要とする監
視場所(この実施形態では法面を示している)に設置さ
れた複数の監視点(マーカ)であり、周囲の環境、距
離、監視目的等に応じて、例えば、白い布、特定色の板
状体、蛍光体、赤外フラッシュ、LED、太陽光蓄電型
発光体等、任意のマーカ部材が監視点として使用可能で
ある。
【0022】11乃至13はそれぞれ監視局10の構成
要素をなすもので、11は管理装置、12は画像処理装
置、13はCCTV制御装置である。
【0023】管理装置11は、所定の時間毎に、CCT
V制御装置13に画角位置設定のプリセット要求を送出
し、画像処理装置12に処理要求を送出して、画像処理
装置12より監視場所の各監視点(マーカ)M,M,…
の位置情報、およびその画像データ(撮影した各監視点
M,M,…を含む画像パターンデータ)を取得し、その
監視点位置情報および当該画像データをチェック用情報
として図示しないデータファイルに保存するとともに、
今回取得した監視点位置情報と前回取得した(若しくは
初期設定された)監視点位置情報とをもとに上記監視場
所の監視点の時系列的な位置変化量を認識し、その値が
設定された警戒値に達したか否かを判断して、上記監視
場所の段階的な危険度判定を行い、位置変化量を示す値
が設定警戒値を超えたとき、外部(例えば、警報盤、道
路管理システム等)にアラーム通報等を行う。更に上記
管理装置11は、気象観測装置30より雨量観測情報を
取得し、当該取得した雨量が設定値以上であるとき、そ
の雨量に応じて監視の時間間隔を制御する(具体的には
雨量が設定値を超えたとき、雨量が増すに従い監視の時
間間隔を段階的に狭めてゆく)。
【0024】画像処理装置12は、上記管理装置11よ
り処理要求を受けると、監視カメラ(CCTV)20よ
り取得した監視場所の撮影画像から監視場所の各監視点
(マーカ)M,M,…を抽出し、その各監視点の位置座
標データ(監視点位置情報)を算出して、当該監視点位
置情報を上記管理装置11に送出するとともに、上記監
視カメラ(CCTV)20より取り込んだ撮影画像をデ
ィジタル処理して得た画像データを上記管理装置11に
送出する。
【0025】CCTV制御装置13は、上記管理装置1
1よりプリセット要求を受けると、上記監視カメラ(C
CTV)20を上記監視場所を撮影する定位置(画角位
置)にプリセット制御する。
【0026】図2は上記管理装置11に於いて、監視場
所の監視点の時系列的な位置変化を認識し段階的な危険
度判定を行う際の、監視場所の各監視点(マーカ)M,
M,…の変化を例示した状態遷移図であり、具体的に
は、複数のマーカM(a)〜マーカM(c)の相対的な
移動量を算出して(例えばマーカM(a)を基点にマー
カM(b)、マーカM(c)の移動量を算出して)、そ
の値が設定値を超えたか否かにより危険度判定を行う処
理手段、若しくはマーカM(a)〜マーカM(c)で形
成される面の面積を算出して、その値が設定値を超えた
か否かにより危険度判定を行う処理手段、若しくは複数
のマーカM(a)〜マーカM(c)の絶対値座標の移動
量の和を算出して、その値が設定値を超えたか否かによ
り危険度判定を行う処理手段等により、監視場所の各監
視点(マーカ)M,M,…の位置情報をもとに時系列的
な位置変化から監視場所の段階的な危険度判定を行う。
【0027】ここで上記図1および図2を参照して本発
明の第1実施形態に於ける動作を説明する。
【0028】監視カメラ(CCTV)20の監視対象と
なる、例えば法面崩壊を監視する監視場所には、所定の
距離を隔てて複数の地点(例えば3箇所)に、それぞ
れ、例えば、白い布、特定色の板状体、蛍光体、赤外フ
ラッシュ、LED、太陽光蓄電型発光体等でなる監視点
(マーカ)M,M,…が設置される。
【0029】監視局10に於いて、管理装置11は、気
象観測装置30より雨量観測情報を取得し、当該取得し
た雨量が設定値以上であるとき、その雨量に応じて監視
の時間間隔を制御し、また、上記雨量が設定値以下であ
る際は、予め定められた時間単位で監視の時間間隔を制
御して、画像処理装置12およびCCTV制御装置13
に起動をかける。即ち、管理装置11は、所定の監視時
間になると、まずCCTV制御装置13にプリセット要
求を送出し、その後、画像処理装置12に処理要求を送
出する。
【0030】CCTV制御装置13は、上記管理装置1
1よりプリセット要求を受けると、上記監視カメラ(C
CTV)20を上記監視場所を撮影する定位置(画角位
置)にプリセット制御して、監視カメラ(CCTV)2
0を起動する。これにより監視カメラ(CCTV)20
は、上記監視点(マーカ)M,M,…を含む監視場所を
撮影し、当該監視場所の撮影画像を画像処理装置12に
送出する。
【0031】画像処理装置12は、上記管理装置11よ
り処理要求を受けると、監視カメラ(CCTV)20よ
り取得した監視場所の撮影画像から監視場所の各監視点
(マーカ)M,M,…を抽出し、その各監視点の位置座
標データ(監視点位置情報)を算出するとともに、上記
監視カメラ(CCTV)20より取り込んだ撮影画像を
ディジタル処理して、その監視点位置情報とディジタル
処理した画像データを管理装置11に送出する。
【0032】管理装置11は、上記画像処理装置12よ
り監視点位置情報および画像データを受けると、当該監
視点位置情報および画像データをデータファイルに蓄積
するとともに、当該データファイルに蓄積された前回取
得した(若しくは初期設定された)監視点位置情報と今
回取得した監視点位置情報とをもとに、監視場所の監視
点の時系列的な位置変化量を認識し、その値が設定され
た警戒値に達したか否かを判断して、上記監視場所の段
階的な危険度判定を行う。ここで監視場所の監視点の時
系列的な位置変化量の値が設定された警戒値を超えたと
き、外部(例えば、警報盤、道路管理システム等)にア
ラーム通報等を行う。
【0033】尚、上記管理装置11に於ける判定処理
は、図2に示す複数のマーカM(a)〜マーカM(c)
の相対的な移動量を算出して(例えばマーカM(a)を
基点にマーカM(b)、マーカM(c)の移動量を算出
して)、その値が設定値を超えたか否かにより危険度判
定を行う処理手段に留まらず、例えば、マーカM(a)
〜マーカM(c)で形成される面の面積を算出して、そ
の値が設定値を超えたか否かにより危険度判定を行う処
理手段、若しくは複数のマーカM(a)〜マーカM
(c)の絶対値座標の移動量の和を算出して、その値が
設定値を超えたか否かにより危険度判定を行う処理手段
等であってもよい。
【0034】上記したような本発明の第1実施形態によ
る監視カメラを用いた長期継続監視システムを適用する
ことにより、経済的に有利な構成で、能率良く、高い精
度で、確実に、法面崩壊、土石流等の長期間継続監視を
必要とする監視場所を監視することができる。即ち、特
定の画角内のポイント(マーカ)のみを画像処理で抽出
するため、画像処理する画角をプリセット登録して、処
理時にのみ撮影画像を読み込めばよく、従って他の監視
(例えば道路、河川、他の長期継続監視場所等)との併
用が容易に行える。更に、監視点(マーカ)として、カ
メラで識別可能な、例えば白い布、蛍光体、赤外フラッ
シュ、LED等、監視環境に応じた任意の観測点を用い
ることが可能であり、観測点(マーカ)の設置も容易で
あることから、経済性に優れた簡単な作業で観測点設置
が行え、これにより経済的に有利で監視性能のよいシス
テムが容易に構築できる。例えば、法面崩壊監視用の監
視点候補として、太陽光蓄電型のLED等、太陽光蓄電
型発光体を用いることにより、濃霧、夜間等に於いても
確実に監視点を認識できることから、従来用いられてい
た埋設タイプのファイバセンサ、ワイヤセンサに比べて
設置がきわめて容易で、かつ誤動作の影響が非常に少な
く、例え誤動作を起こしても誤動作後の再学習が容易に
可能である。
【0035】次に、図3を参照して本発明の第2実施形
態を説明する。この第2実施形態は、上述した第1実施
形態が法面崩壊、土石流等の長期間継続監視を必要とす
る一つの監視場所を監視対象としているのに対して、長
期間継続監視を必要とする複数の監視場所を監視対象と
している。この例では、道路監視を種監視対象とする監
視カメラ(CCTV)20を用いて、二つの監視場所を
それぞれ監視している。
【0036】即ち、通常状態下では、監視カメラ(CC
TV)20の画角位置を第1のプリセット位置(A1)
に設定して道路監視を行い、第1の監視時間になると、
監視カメラ(CCTV)20の画角位置を一時的に第2
のプリセット位置(A2)に設定して第1の監視場所の
監視画像を取得し、第2の監視時間になると、監視カメ
ラ(CCTV)20の画角位置を一時的に第3のプリセ
ット位置(A3)に設定して第2の監視場所の監視画像
を取得する。尚、この際の管理装置11に於ける各監視
場所の監視処理は上述した第1実施形態と同様であるこ
とから、その説明を省略する。
【0037】このように、道路、河川等の監視を行う特
定施設の監視用カメラを所定の時間毎に上記長期間継続
監視を必要とする監視場所の監視カメラとして用いるこ
とにより、更にはその際に長期間継続監視を必要とする
複数の監視場所の監視カメラとして用いることにより、
上記した第1実施形態に比して、より経済的に有利な構
成で、能率良く、法面崩壊、土石流等の長期間継続監視
を必要とする監視場所を監視することができる。
【0038】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、法
面崩壊、土石流等の長期間継続監視を必要とする監視場
所を、経済的に有利な構成で、能率良く、高い精度で正
確に監視することのできる長期継続監視システムおよび
監視カメラを用いた長期継続監視方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る監視システムの構
成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態の管理装置11に於いて、監視場
所の監視点の時系列的な位置変化を認識し段階的な危険
度判定を行う際の、監視場所の各監視点(マーカ)M,
M,…の変化の一例を示す状態遷移図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る監視システムの構
成を示すブロック図。
【符号の説明】
10…監視局 11…管理装置 12…画像処理装置 13…CCTV制御装置 20…監視カメラ(CCTV)20 30…気象観測装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/20 G06T 7/20 B 5L096 G08B 25/00 510 G08B 25/00 510M Fターム(参考) 2D018 AA00 2D044 EA07 5B057 AA19 BA02 DA07 DA15 DC30 DC32 5C054 CC03 CF06 CG01 CH03 FC01 FC08 FC12 FC15 FF06 GB01 GD01 HA18 5C087 AA04 AA09 DD02 DD49 EE14 FF01 FF02 GG02 GG07 GG08 GG18 GG23 GG30 GG31 GG37 GG46 5L096 BA02 CA02 DA03 FA19 HA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長期継続監視を必要とする監視場所に設
    けた複数の監視点と、 前記各監視点を含んだ監視場所を所定の時間毎に撮影す
    る監視カメラと、 前記監視カメラで撮影した前記監視場所の撮影画像から
    前記各監視点の位置情報を取得し当該位置情報に従う前
    記各監視点の時系列的な位置変化から前記監視場所の段
    階的な危険度判定を行う処理手段とを具備してなること
    を特徴とする長期継続監視システム。
  2. 【請求項2】 長期継続監視を必要とする監視場所に設
    けた複数の監視点と、 前記各監視点を含んだ監視場所を所定の時間毎に撮影す
    る監視カメラと、 前記監視カメラで撮影した前記監視場所の撮影画像から
    前記各監視点の位置情報を取得し当該位置情報をもとに
    前記各監視点の相対的な位置変化量、若しくは当該各監
    視点の相対的な位置で決まる面の変化量から前記監視場
    所の段階的な危険度判定を行う処理手段とを具備してな
    ることを特徴とする長期継続監視システム。
  3. 【請求項3】 長期継続監視を必要とする監視場所に設
    けた複数の監視点と、 前記監視場所を撮影対象に含む監視カメラと、 前記監視カメラを前記各監視点を含んだ監視場所を撮影
    する画角位置にプリセットする手段と、 前記プリセット位置に於ける前記監視カメラの撮影画像
    から前記各監視点の位置情報を取得する画像処理手段
    と、 前記画像処理手段で取得した前記各監視点の位置情報を
    もとに前記監視点の時系列的な位置変化を認識して前記
    監視場所の段階的な危険度判定を行う判定処理手段とを
    具備してなることを特徴とする長期継続監視システム。
  4. 【請求項4】 長期継続監視を必要とする複数の監視場
    所それぞれに複数点ずつ設けられた監視点と、 前記複数の監視場所それぞれを撮影可能な地点に設けら
    れた監視カメラと、 前記監視カメラを前記複数の監視場所を選択的に切り替
    えて撮影するための複数の画角位置にプリセットする複
    数位置のプリセット手段と、 前記各プリセット位置に於ける前記監視カメラの撮影画
    像から前記監視場所毎の各監視点の位置情報を取得する
    画像処理手段と、 前記画像処理手段で取得した前記各監視場所毎の前記各
    監視点の位置情報をもとに前記各監視場所毎の監視点の
    時系列的な位置変化を認識して前記各監視場所毎に段階
    的な危険度判定を行う判定処理手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする長期継続監視システム。
  5. 【請求項5】 前記監視点は、特定色の繊維、若しくは
    発光体、若しくは反射板、若しくは発熱体のいずれかを
    用いたマーカ部材でなる請求項1又は2又は3又は4記
    載の長期継続監視システム。
  6. 【請求項6】 前記監視カメラは前記監視場所を撮影し
    ていないとき、他の監視対象を撮影する請求項1又は2
    又は3又は4記載の長期継続監視システム。
  7. 【請求項7】 道路、河川等の監視を行う特定施設の監
    視用カメラを所定の時間毎に前記監視カメラとして用い
    ることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4記載の
    長期継続監視システム。
  8. 【請求項8】 前記監視カメラのプリセット間隔は、気
    象観測情報を可変要素として決定される請求項3又は4
    記載の長期継続監視システム。
  9. 【請求項9】 法面崩壊、土石流等の長期継続監視を必
    要とする監視場所に、複数の監視点を設置し、当該各監
    視点を含む監視場所を監視カメラにより所定の時間毎に
    撮影して、当該撮影画像から、前記各監視点の相対的な
    位置変化量、若しくは前記監視点の位置で定まる面の変
    化量を求め、その値から前記監視場所の段階的な危険度
    判定を行うことを特徴とする監視カメラを用いた長期継
    続監視方法。
  10. 【請求項10】 法面崩壊、土石流等の長期間継続監視
    を必要とする複数の監視場所を予め定められた地点に設
    置された1台の監視カメラで撮影場所を切り替えて撮影
    し、前記各監視場所毎にその撮影画像を解析して前記各
    監視場所の監視を行う監視カメラを用いた長期継続監視
    方法であって、前記各監視場所毎にそれぞれ複数の監視
    点を設置し、当該監視点を含む各監視場所をそれぞれ前
    記監視カメラにより所定の時間毎に撮影して、当該各監
    視場所毎に、その各撮影画像に含まれる監視点の相対的
    な位置変化量、若しくは前記監視点の位置で定まる面の
    変化量を求め、その値から前記各監視場所毎の段階的な
    危険度判定を行うことを特徴とする監視カメラを用いた
    長期継続監視方法。
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