JP2002016560A - 電子広告活用システム - Google Patents

電子広告活用システム

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JP2002016560A
JP2002016560A JP2000195348A JP2000195348A JP2002016560A JP 2002016560 A JP2002016560 A JP 2002016560A JP 2000195348 A JP2000195348 A JP 2000195348A JP 2000195348 A JP2000195348 A JP 2000195348A JP 2002016560 A JP2002016560 A JP 2002016560A
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JP2000195348A
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Kazuhiro Yanase
和宏 柳瀬
Toshiyuki Nishihara
寿之 西原
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子広告の効率向上を可能にするための、電
子広告活用システムを提供する。 【解決手段】 開示される電子広告活用システムは、放
送システム1で、主番組信号と、識別子111と特定情
報112と広告情報113とからなる広告信号とを合成
して送信し、これを受信した受信機2が、広告信号を分
離して、信号処理部250の処理に基づいて特定情報に
応じて広告情報を記憶部3に蓄積し、HMI部240の
指示に基づいて信号処理部が記憶部から読み出した広告
信号をインターネット端末部260からインターネット
8に送信し、データ収集システム5が、インターネット
から受信した識別子で特定される広告信号をデータベー
ス540に格納して、ユーザ端末6がインターネットを
介してデータ収集システムから識別子と特定情報とに応
じた広告情報を入手できる構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子広告の広告
効果をデータベース化して集中管理できるとともに、広
告に関与する関係者がこのデータベースを利用できる仕
組みを実現する電子広告活用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】放送メディアによれば、社会に広く普及
して、多くの人に情報を提供することができる。そのた
め、放送メディアは、商業放送開始時から、宣伝広告の
媒体として、有効に活用されてきたが、従来は、放送に
おける送信技術の限界から、放送の主番組に付随して広
告を送信することには、量的な限界があった。そこでこ
れまでは、専ら、大企業や大商店のような資金力のある
広告主だけが、広告媒体としての恩恵を享受しているの
が、通常の形態であった。しかしながら、近年における
送信技術の進歩によって、放送周波数の有効利用技術は
飛躍的に発展し、従来と同じ放送周波数帯域を使用しな
がら、より多くの情報量を送ることができるようになっ
た。また、従来、移動体が受信する放送の通信品質は、
必ずしも高いとは言えなかったが、この点も、技術の進
歩によって改善されて、高品質のサービスが可能になっ
た。これは、デジタル通信技術の実用化がもたらした効
果である。
【0003】これによって、放送事業のサービス形態も
変化し始めており、従来、与えられた周波数帯域を利用
する放送は、1チャネルが限度であったものが、現在で
は、マルチチャネル化した情報提供が可能になった。こ
れによって、放送番組と、それに付随する広告の量を増
大して、サービスの向上を図ることが可能になったが、
一方、番組作成費用等の経費増加も当然に発生する。こ
の場合、放送事業者としては、広告収入を増加できるよ
うな、新たな仕組みの実現を希求するようになること
は、当然である。
【0004】一方、テレビやラジオの聴取者は、入手可
能になる情報が増加するというメリットはあるが、反
面、氾濫する情報の渦に巻き込まれたくないという、欲
求が強くなることは当然であって、できる限り、自分が
希望する情報だけに限定して入手したいという、要求が
生じることになる。また、なんらかの事業や商売を行っ
ている者は、大抵の場合、大小を問わず、自己の事業の
繁栄を図るための集客手段として、宣伝広告を必要とし
ている。例えば、新聞に挟まれて配達されたり、郵便受
けに投入されたりするチラシや、街頭で配布されるティ
ッシュペーパー、さらには、電柱の貼り紙広告等は、一
般に広く使用されている手段であり、これらの方法は、
従来からの経験上、効果的な手法として、生き延びてき
たものと言うことができる。しかしながら、限られた種
類の方法が、広告量の増大によって、頻繁に使用される
ようになると、その情報提供価値の低下は否定できない
ことになり、新しい手法の導入が期待されるようにな
る。さらに、その広告に対して、広告主の知恵を直接、
反映することができるようになれば、より好都合であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の事
情に鑑みてなされたものであって、上記のような各種の
要求を考慮しつつ、放送メディアを有効活用するための
必要条件を満たすことが可能な、電子広告活用システム
を提供することを目的としている。このような目的を達
成するために必要な条件としては、以下の4つの条件が
考えられるのであって、この発明は、前述の背景におい
て、これら4つの条件を満足させるものとして、考案さ
れたものである。
【0006】まず第1に、視聴者が、自発的に任意に広
告の選択入手が可能なようにすることが必要であり、そ
のためには、受信機に広告の選択入手機能を設けること
が必要である。第2に、受信機の広告選択入手機能を実
現するために、広告に特別の識別子や特定情報を付与す
ることが必要であって、この識別子や特定情報を、受信
機が認識できれば、広告の選択入手機能を実現すること
が可能になる。第3に、放送された広告が、どれだけ聴
取者に受信されたかを、できるだけ正確に、かつ時系列
的に把握できる仕組みを作ることが必要である。もちろ
ん、全量把握は難しいとしても、適切なサンプリング収
集を、適時性を保ちながら実現できればよい。第4に、
収集されたデータを、広告の作成,提供,放送に携わる
者が、直接、活用できるような仕組みにすることが必要
であって、これが実現できれば、各人がプラン−ドウ−
シー−チェック(Plan-Do-See-Check )のサイクルを、
各人各様に展開することが可能になり、独自性に富んだ
企画が増加するようになる。そして、これを可能にする
ための情報通信インフラとしては、インターネットの利
用が効果的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、電子広告活用システムに係
り、放送システムにおいて、主番組信号と、当該広告固
有の識別子と分野別分類を示す特定情報と広告情報とか
らなる広告信号とを合成して電波として送信し、該電波
を受信した受信機が、上記広告信号を分離して、信号処
理部の処理に基づいて上記特定情報に応じて上記広告情
報を記憶部に蓄積するとともに、ヒューマン・マシン・
インタフェース(以下、HMIと略す)部からの指示に
基づいて上記信号処理部が上記記憶部から読み出した広
告信号をインターネット端末部を介してインターネット
に送信し、データ収集システムが、上記インターネット
から受信した上記識別子によって特定される広告信号を
データベースに格納することによって、ユーザ端末が上
記インターネットを介して上記データ収集システムから
上記識別子と特定情報とに応じた広告情報を入手できる
ように構成されていることを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、電子広告活
用システムに係り、放送システムにおいて、主番組信号
と、当該広告固有の識別子と分野別分類を示す特定情報
と広告情報とからなる広告信号とを合成して電波として
送信し、該電波を受信した受信機が、上記広告信号を分
離して、信号処理部の処理に基づいて上記広告信号を記
憶部に蓄積するとともに、該記憶部を受信機から分離し
てデータ読み出し装置に接続したとき、該データ読み出
し装置において、読み出し部が上記記憶部から読み出し
た広告信号をインターネット端末部を介してインターネ
ットに送信し、データ収集システムが、上記インターネ
ットから受信した上記識別子によって特定される広告信
号をデータベースに格納することによって、ユーザ端末
が前記インターネットを介して上記データ収集システム
から上記識別子と特定情報とに応じた広告情報を入手で
きるように構成されていることを特徴としている。
【0009】また、請求項3記載の発明は、電子広告活
用システムに係り、放送システムにおいて、主番組送出
システムからの主番組信号と、広告信号送出システムか
らの固有の識別子と分野別分類を示す特定情報と広告情
報とからなる広告信号とを合成して電波として送信し、
該電波を受信した受信機が、上記広告信号を分離して、
信号処理部において上記広告信号を上記特定情報に応じ
て記憶部内の記憶デバイスに蓄積するとともに、該記憶
デバイスを記憶部から分離してデータ読み出し装置に接
続したとき、該データ読み出し装置において、読み出し
部が上記記憶デバイスから読み出した広告信号をインタ
ーネット端末部を介してインターネットに送信し、デー
タ収集システムが、上記インターネットから受信した上
記識別子によって特定される広告信号をデータベースに
格納することによって、ユーザ端末が上記インターネッ
トを介して上記データベースから上記識別子と特定情報
に応じた広告情報を入手できるように構成されているこ
とを特徴としている。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の電
子広告活用システムに係り、上記記憶デバイスが、市場
に流通する外部記憶媒体であることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項3記載の電子広告
活用システムに係り、上記記憶デバイスが、携帯型情報
端末機であることを特徴としている。また、請求項6記
載の発明は、請求項3記載の電子広告活用システムに係
り、上記記憶デバイスが、携帯電話機であることを特徴
としている。また、請求項7記載の発明は、請求項3記
載の電子広告活用システムに係り、上記記憶デバイス
が、ICカードであることを特徴としている。告活用シ
ステム。
【0011】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の電子広告活用システムに係り、上記記憶データ読み
出し装置が、ICカード決済システムを構成するための
機能を有することを特徴としている。また、請求項9記
載の発明は、請求項7記載の電子広告活用システムに係
り、上記記憶データ収集システムが、ICカード決済シ
ステムを構成するための機能を有することを特徴として
いる。また、請求項10記載の発明は、請求項1乃至9
のいずれか1記載の電子広告活用システムに係り、上記
主番組信号が、上記放送システムにおいて、固有の識別
子と分野別分類を示す特定情報とを付与されていること
を特徴としている。
【0012】また、請求項11記載の発明は、請求項1
乃至10のいずれか1記載の電子広告活用システムに係
り、上記放送システムが、マルチチャネル放送システム
であることを特徴としている。また、請求項12記載の
発明は、請求項1乃至11のいずれか1記載の電子広告
活用システムに係り、上記放送システムが、デジタル放
送システムであることを特徴としている。また、請求項
13記載の発明は、請求項12記載の電子広告活用シス
テムに係り、上記放送システムが、地上波デジタル放送
システムであることを特徴としている。また、請求項1
4記載の発明は、請求項12記載の電子広告活用システ
ムに係り、上記放送システムが、衛星デジタル放送であ
ることを特徴としている。記載の電子広告活用システ
ム。また、請求項15記載の発明は、請求項1乃至14
のいずれか1記載の電子広告活用システムに係り、上記
放送システムが広告放送予約手段を有し、該広告放送予
約手段が電子広告作成システムとの間で情報交換を行う
とともに広告放送の予約と料金計算を行って、上記電子
広告作成システムの要求に応じて提示することを特徴と
している。
【0013】また、請求項16記載の発明は、請求項1
乃至15のいずれか1記載の電子広告活用システムに係
り、上記受信機が、テレビ,ラジオ又はこれらの機能を
結合して構成されているものであることを特徴としてい
る。また、請求項17記載の発明は、請求項1乃至16
のいずれか1記載の電子広告活用システムに係り、上記
受信機が測位手段を有して測位情報を得るか、又は測位
情報を入手する手段を有することを特徴としている。ま
た、請求項18記載の発明は、請求項17記載の電子広
告活用システムに係り、上記受信機が、上記測位情報
を、上記取得した広告信号にスタンプする手段を有する
ことを特徴としている。また、請求項19記載の発明
は、請求項1乃至18のいずれか1記載の電子広告活用
システムに係り、上記受信機が、上記記憶部に記憶され
たデータを廃棄する手段を有することを特徴としてい
る。また、請求項20記載の発明は、請求項19記載の
電子広告活用システムに係り、上記データを廃棄する手
段におけるデータ廃棄の条件として、上記記憶部の記憶
データ量が記憶デバイスの記憶容量を超えた場合と、上
記記憶部の記憶データの蓄積時間が所定時間を超えた場
合とを含むことを特徴としている。
【0014】また、請求項21記載の発明は、電子広告
活用システムに係り、放送波を送信する放送システム
と、上記放送波を受信して記憶部に蓄積する受信機と、
上記記憶部の記憶データを読み出すための記憶データ読
み出し装置と、上記記憶部に蓄積されたデータ又は上記
記憶データ読み出し装置で読み出されたデータを収集す
るデータ収集システムと、該データ収集システムからの
データを受信するユーザ端末と、電子広告を作成するた
めの電子広告作成システムとをインターネットからなる
通信網を介して接続してなるシステムにおいて、上記放
送システムから送出される放送波は、固有の識別子と分
野別分類を示す特定情報とを付与され又は付与されない
主番組信号と、固有の識別子と分野別分類を示す特定情
報とを付与された広告信号とから構成されており、上記
受信機は、放送波を受信して復調信号を発生する手段
と、該復調信号を主番組信号と広告信号とに分離する手
段と、該広告信号を信号処理する信号処理部と、聴取者
とのヒューマン・マシン・インタフェースをとるHMI
手段と、上記記憶部と電気的接続をそる手段と、インタ
ーネットに接続するための手段とを有し、上記信号処理
部は、上記識別子と上記特定情報の検出を行う手段と、
特定情報を検出された広告信号に時刻スタンプを付与す
る手段と、時刻スタンプを付与された広告信号を上記記
憶部に送付する手段と、上記MHI手段からの指示に応
じて上記記憶部の記憶データとをインターネットを経由
して上記広告信号の識別子が特定する上記記憶データ読
み出し装置に送付する手段とを有し、上記記憶部は、上
記受信機との電気的接続手段を有して、上記受信機で取
得された上記広告信号を記憶し、上記記憶データ読み出
し装置は、上記記憶部との接続手段と、上記記憶部から
のデータを読み出すための読み出し手段と、読み出した
データをインターネットを経由して上記データ収集シス
テムへ送出する手段と、上記読み出されたデータを表示
する手段とを有し、上記データ収集システムは、上記記
憶データ読み出し装置で読み出されたデータを記憶する
データベースと、該データベースへのデータの書き込み
を行うとともに、書き込まれるデータの加工を行うサー
バとを有していることを特徴としている。
【0015】
【作用】この発明の電子広告活用システムの構成では、
放送システムにおいて、主番組信号と、当該広告固有の
識別子と分野別分類を示す特定情報と広告情報とからな
る広告信号とを合成して電波として送信し、該電波を受
信した受信機が、上記広告信号を分離して、信号処理部
の処理に基づいて上記特定情報に応じて上記広告情報を
記憶部に蓄積するとともに、ヒューマン・マシン・イン
タフェース(以下、HMIと略す)部からの指示に基づ
いて上記信号処理部が上記記憶部から読み出した広告信
号をインターネット端末部を介してインターネットに送
信し、データ収集システムが、上記インターネットから
受信した上記識別子によって特定される広告信号をデー
タベースに格納することによって、ユーザ端末が上記イ
ンターネットを介して上記データ収集システムから上記
識別子と特定情報とに応じた広告情報を入手できるよう
に構成されているので、聴取者による電子広告の選択受
信が可能になるとともに、電子広告の広告効果をデータ
ベース化して集中管理できるようになる。
【0016】この発明の電子広告活用システムの別の構
成では、放送システムにおいて、主番組信号と、当該広
告固有の識別子と分野別分類を示す特定情報と広告情報
とからなる広告信号とを合成して電波として送信し、該
電波を受信した受信機が、上記広告信号を分離して、信
号処理部の処理に基づいて上記特定情報に応じて上記広
告信号を記憶部に蓄積するとともに、該記憶部を受信機
から分離してデータ読み出し装置に接続したとき、該デ
ータ読み出し装置において、読み出し部が上記記憶部か
ら読み出した広告信号をインターネット端末部を介して
インターネットに送信し、データ収集システムが、上記
インターネットから受信した上記識別子によって特定さ
れる広告信号をデータベースに格納することによって、
ユーザ端末が上記インターネットを介して上記データ収
集システムから上記識別子と特定情報とに応じた広告情
報を入手できるように構成されているので、電子広告の
視聴率を正確に計測できるとともに、関係者がそのデー
タを容易に入手できるようになる。
【0017】この発明の電子広告活用システムのさらに
別の構成では、放送システムにおいて、主番組送出シス
テムからの主番組信号と、広告信号送出システムからの
固有の識別子と分野別分類を示す特定情報と広告情報と
からなる広告信号とを合成して電波として送信し、該電
波を受信した受信機が、上記広告信号を分離して、信号
処理部において上記広告信号を上記特定情報に応じて記
憶部内の記憶デバイスに蓄積するとともに、該記憶デバ
イスを記憶部から分離してデータ読み出し装置に接続し
たとき、該データ読み出し装置において、読み出し部が
上記記憶デバイスから読み出した広告信号をインターネ
ット端末部を介してインターネットに送信し、データ収
集システムが、上記インターネットから受信した上記識
別子によって特定される広告信号をデータベースに格納
することによって、ユーザ端末が上記インターネットを
介して上記データベースから上記識別子と特定情報に応
じた広告情報を入手できるように構成されているので、
ICカード等からなる記憶デバイスのみを分離して電子
広告の受信データを収集することができ、従って、電子
広告の受信データをIC決済システム等に容易に利用で
きるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である電子広告活用シス
テムの構成を示すブロック図、図2は、同実施例におけ
る放送システムの構成を示すブロック図、図3は、同実
施例における主番組信号と広告信号の構成を示す図、図
4は、同実施例における受信機の構成を示すブロック
図、図5は、同実施例におけるデータ収集システムの構
成を示すブロック図、また、図6は、同実施例の電子広
告活用システムの全体の動作を示すフローチャートであ
る。
【0019】この例の電子広告活用システムは、図1に
示すように、複数の放送システム1A〜1Mと、複数の
受信機2A〜2Zと、受信機2A〜2Zにそれぞれ対応
して設けられた記憶部3A〜3Zと、複数の記憶データ
読み出し装置4A〜4Nと、複数のデータ収集システム
5A〜5Pと、複数のユーザ端末6A〜6Rと、複数の
電子広告作成システム7A〜7Sと、インターネット
(INTERNET)8とから概略構成されている。放
送システム1A〜1Mは、電波を使用して放送を行うた
めの放送事業者のシステムである。受信機2A〜2Z
は、複数の放送システム1A〜1Mから送信した放送を
受信する。記憶部3A〜3Zは、それぞれの受信機で受
信し加工した広告信号を記憶する。記憶データ読み出し
装置4A〜4Nは、各受信機の記憶部3を接続すること
によって、必要部分を読み出して、インターネット8を
介して送出する。データ収集システム5A〜5Pは、す
べての記憶データ読み出し装置4から送出されるデータ
を収集して、データベースを作成する。ユーザ端末6A
〜6Rは、データ収集システム5A〜5Pのデータベー
スのデータを入手することができる。電子広告作成シス
テム7A〜7Sは、広告作成業者が、広告主からの依頼
に応じて、広告の原稿作成を行うものである。インター
ネット8は、これら各部間の通信を行う。
【0020】この例の放送システム1(1A〜1M)
は、図2に示すように、主番組送出システム100と、
広告信号送出システム110と、信号合成部120と、
送信機130と送信アンテナ140とから構成されてい
て、マルチチャネルのデジタル放送を行うようになって
いる。上記主番組送出システム100は、放送の主番組
と各種の情報とを作成して送出する。広告信号送出シス
テム110は、放送の広告信号を作成して送出する。信
号合成部120は、主番組信号と広告信号とを合成して
出力する。送信機130は、合成された信号によって搬
送波の変調を行い、増幅を行って得た信号を送出する。
送信アンテナ140は、送信機130からの高周波信号
を、電波として放射する。
【0021】この例の放送信号は、メインチャネルとサ
ブチャネルとからなっている。メインチャネルには、主
番組信号が送出される。このメインチャネルにも、広告
信号が重畳される。また、サブチャネルには各種の情報
が、データ放送として送出される。サブチャネルにも、
多くの広告信号が重畳される。放送の主番組と、各種の
情報は、主番組送出システム100から、予め設定され
た手順によって送出される。一方、広告主又は広告作成
業者から配信された広告情報は、広告信号送出システム
110に入力されて蓄積され、予め設定された手順によ
って送出される。
【0022】図3に示すように、主番組信号は、主番組
ごとに付与される固有の識別子101と、主番組の分野
別分類情報からなる特定情報102と、主番組情報10
3とからなっている。また、広告信号は、広告情報ごと
に付与される固有の識別子111と、広告の分野別分類
情報からなる特定情報112と、広告情報113とから
なっている。
【0023】広告信号における識別子111は、広告情
報ごとに付与される固有の記号であって、異なる広告情
報が、同じ識別子を付与されて送出されることはない。
従って、受信機2において識別子111を認識できれ
ば、送信された広告情報を特定することができる。ま
た、特定情報112は、広告情報を分類基準に従って、
分類する際に付加される情報であって、広告を、例え
ば、スポーツ用品1101,健康用品1102,自然食
品1103,美容用品1104,アクセサリ1105,
…等のように分類するものである。
【0024】主番組送出システム100からの番組・情
報と、広告信号送出システム110からの広告信号と
は、信号合成部120で合成される。信号合成部120
は、マルチチャネル放送の機能も有している。合成され
た信号は、送信機130で搬送波信号に対する変調と増
幅とを行われ、送信アンテナ140から電波として放射
される。
【0025】放送システム1は、放送事業者ごとに存在
する。また、同一の放送事業者が、複数の放送システム
を運用する場合もある。また、送信機130は、放送エ
リアの受信条件によっては、同一放送システム内に、複
数、存在することもある。広告信号送出システム110
においては、例えば、次のようなサービスを、広告主又
は広告作成事業者に対して提供することもできる。この
ようなサービスは、広い応用範囲を持つものであり、こ
れによって、広告主側に対して、広告企画や広告戦略に
おける、自己裁量領域を拡大できるメリットをもたら
す。 広告日時予約サービス 広告料金の自動計算サービス 広告の分類情報の提供と、広告主又は広告作成業者
の選択を可能にするサービス 広告を行うエリアを、広告主又は広告作成業者が選
択できるサービス 広告内容の適否判断サービス
【0026】送信アンテナ140から放射された電波
は、受信機2A〜2Zで受信される。受信機は、多数、
存在している。受信機は、具体的には、テレビ,ラジオ
又はこれらの機能を内蔵する商品が該当し、家庭内の据
え置き型から、携帯型や車載型を含む、すべての機種が
含まれる。
【0027】この例の受信機2(2A〜2Z)は、図4
に示すように、受信アンテナ210と、復調器220
と、信号分離器230と、HMI(Human Machine Inte
rface)部240と、信号処理部250と、インターネ
ット端末部260と、電気的接続部270とから構成さ
れている。また、この例の記憶部3(3A〜3Z)は、
図4に示すように、電気的接続部310と、記憶デバイ
ス320とから構成されている。受信機2と記憶部3と
は、電気的接続部270,310を接続された状態で一
体化されて、受信端末を構成している。
【0028】受信アンテナ210は、送信機1からの放
送電波を受信する。復調器220は、受信した放送電波
から、所望の受信波を選択して復調する。信号分離器2
30は、復調された受信波を、主番組・情報と広告信号
とに分離する。MHI部240は、受信機と聴取者との
ヒューマン・マシン・インタフェースをとる部分であっ
て、主番組・情報を、音声、又は音声と画像として、聴
取者が認識可能なようにする処理を行うとともに、受信
機の電源のオンオフ制御、音量の調整、復調器220に
おける受信チャネルの選定、記憶部3に記憶された広告
情報の再生、信号処理部250における信号処理用パラ
メータの設定等の機能を有している。信号処理部250
は、信号分離器230で分離された広告信号の、記憶部
3に対する書き込み,読み出しの処理を行うとともに、
記憶部3から読み出された広告信号をインターネット端
末部260へ出力する。インターネット端末部260
は、信号処理部250と、インターネット8とを接続す
る。
【0029】さらに、信号処理部250は、広告信号の
フィルタリングと、フィルタを通過した広告信号に対す
る付加情報の貼付を行う。付加情報には、次のような各
種のものがある。 時間情報 フィルタリングパラメータのデータ フィルタリングの設定条件(パラメータの設定)は、聴
取者がHMI部240を介して行うことができる。設定
は、随時、変更が可能である。
【0030】信号処理部250におけるフィルタリング
の機能は、聴取者の利便性のために導入されるものであ
る。放送のデジタル化は、聴取者に対して受信可能な情
報量を増加させるが、逆に、情報量が多過ぎて処理でき
ないことになる恐れがある。そこで、聴取者は、予め情
報の入手に制限を加えて、必要な情報だけを効率よく入
手できるようにするために、フィルタリングを行う。こ
の場合、情報の入手に制限を加える要素としては、大別
して以下の3つのものが設定される。
【0031】第1の要素は、時間(T)の要素である。
時間の要素は、ある時間帯に入力許容条件を設定すると
いう方法で実現できる。受信機に時計機能を持たせるこ
とは容易であり、コストインパクトも大きくないので、
ほとんどの受信機で、容易に実現することが可能であ
る。第2の要素は、場所(P)の要素である。情報が必
要な場所で、所望な情報が入手できることが望ましい。
これを実現するためには、受信機に対して、その設置場
所を設定できる情報を入力することが必要である。すべ
ての受信機で、この要素を実現することは不可能である
が、カーナビ(Car Navigation System )装置のような
測位システムを具備している場合、又はこのような測位
システムからの測位情報を入手する手段を備えている場
合には、実現可能である。信号処理部250は、このよ
うな測位情報を、受信した広告信号にスタンプするよう
にしてもよい。第3の要素は、聴取者の欲求を満たす条
件(O)の設定である。例えば、「食事ができるレスト
ランの情報を取得可能にする」というような、条件の設
定である。このような条件設定は、受信機だけでは実現
不可能であって、そのためは、送信側の放送システム1
における、広告信号送出システム110において、広告
情報を分類基準に従って分類した結果としての、特定情
報112が付加されている。受信機2は、この特定情報
112を検出して、フィルタリングを行うようになって
いる。
【0032】信号処理部250において処理(加工)を
行われた広告信号は、電気的接続部270を経て、受信
機2に接続されている記憶部3に送られて記憶される。
また、信号処理部250は、過去において記憶された広
告情報の廃棄の判断を実行する。例えば、記憶部3に記
憶されたデータの量が、記憶容量の規定値を超えた場合
や、記憶されてから、一定時間以上経過したデータは廃
棄される。記憶部3に記憶された広告信号に対して、H
MI部240からデータ送出命令が与えられたときは、
信号処理部250は、記憶部3から指示されたデータを
読み出して、インターネット端末部260へ転送する。
インターネット端末部260は、受け取ったデータを、
インターネット8を介して、その広告信号に付与された
識別子によって指定されるデータ収集システム5へ送出
する。
【0033】この例のデータ収集システム5(5A〜5
P)は、図5に示すように、ルータ510と、LAN
(Local Area Network)520と、サーバ530と、デ
ータベース540とから構成されている。ルータ510
は、インターネット8と、LAN520とを接続する。
LAN520は、ルータ510とサーバ530とを接続
する。サーバ530は、ルータ510から受け取ったデ
ータに、受信時刻をスタンプして、データベース540
に格納する。データベース540には、聴取者が受信し
た主番組と広告とが蓄積される。すべての受信機2のイ
ンターネット端末部260から送出されたデータは、イ
ンターネット8を経由して、データ収集システム5のル
ータ510から、データ収集システム5内のLAN52
0に導かれる。LAN520には、データ収集用のサー
バ530が接続されていて、受信したデータはサーバ5
30を経て、データベース540に蓄積される。なお、
LAN520には、データ収集用のサーバ以外にも、必
要に応じて、多くのサーバが接続されていて、例えば、
個々の記憶データ読み出し装置4の管理やユーザの管
理、及びデータ配信料金の管理等の業務が実行されるよ
うになっていてもよい。
【0034】以下、データ収集システム5の機能を説明
する。データ収集システム5は、まず、すべてのインタ
ーネット端末部260からのデータを、インターネット
8を介して1台ごとに収集して記憶する。このようにし
て、1台ごとに収集されたデータは、これを集合するこ
とによって、システム全体のデータベースを形成する。
なお、サーバ530は、データベース540の内容を、
さまざまに加工することもできる。そしてデータベース
540も、加工されたデータベースの内容(コンテン
ツ)も、インターネット8を介してユーザ端末6に送信
することによって、希望する購入者に対して、販売する
ことも可能である。
【0035】図1に示されたユーザ端末6(6A〜6
R)は、データ収集システム5A〜5Pのそれぞれのデ
ータベース540や、加工されたコンテンツを、インタ
ーネット8を介して入手できる。なお、ユーザ端末6A
〜6Rは、インターネット端末として、その他の機能を
備えていてもよい。ユーザ端末6は、パーソナルコンピ
ュータを使用すれば容易に実現できる。ユーザ端末6A
〜6Rにおけるユーザとしては、広告主,広告作成業
者、放送事業者が該当するが、それ以外の一般人がアク
セスできるようにすることも可能である。
【0036】図1に示された電子広告作成システム7
(7A〜7S)は、それぞれの広告作成業者が備えるも
のであって、広告作成業者は、広告主から広告の作成依
頼を受けたとき、電子広告作成システム7によって、広
告の原稿作成を行う。電子広告作成システム7は、以下
のような機能を持つことが必要である。広告作成業者
は、広告主の要求を、最も効果的に実現できるような、
広告制作を行うことが必要である。一方、放送事業者側
は、自主的な番組編成が必要なため、広告作成には、一
定の条件を提示することになる。この場合の条件として
は、広告の時間や回数の予約、広告時間長の制限、広告
の内容に関する規制、広告の分類情報、放送料金算定等
がある。放送事業者は、アプリケーションフォームを用
意して、広告作成者に提示する。
【0037】広告作成者は、このアプリケーションフォ
ームに従って、作品を制作する。実際には、放送事業者
と密接に連携しながら、作業を進めることが必要であ
り、放送システム1との間では、インターラクティブな
情報交換が必要となる。また、広告主の了解を得る必要
もあり、ここでもインターラクティブな情報交換が必要
となる。この場合は、広告作成業者が、広告主にアプリ
ケーションフォームを提示することになる。さらに、電
子広告作成システム7は、広告作成のために必要な、各
種機材と連携させる必要がある。なお、電子広告作成シ
ステム7は、広告作成業者が使用するだけでなく、一般
の広告主が自ら所有することによって、自ら広告の制作
を行うことも可能である。
【0038】次に、図1〜図6を参照して、この例の電
子広告活用システムの全体の動作について説明する。ま
ず、広告主または広告作成業者は、広告情報113を作
成する(ステップA1)。放送システム1では、広告信
号送出システム110において、広告情報113に、識
別子111,特定情報112が付加される(ステップA
2)。作成された広告は、広告信号送出システム110
から送出される(ステップA3)。送出された広告は、
信号合成部120において主番組と合成される(ステッ
プA4)。また、合成された信号は、送信機130で変
調と増幅の処理を受けて(ステップA5)、送信アンテ
ナ140から、電波として放射される(ステップA
6)。受信端末2では、放射された電波を、受信アンテ
ナ210を介して受信する(ステップA7)。受信され
た信号は、復調器220で復調される(ステップA
8)。復調された信号における、主番組情報113は、
HMI部240に入力されて、主番組の識別子101,
特定情報102と、広告信号とは、信号処理部250に
入力されて、保存される(ステップA9)。
【0039】HMI部240に入力された情報は、音
声、又は音声と画像によって、聴取者に認識される。ま
た、信号処理部250に保存された情報は、記憶デバイ
ス320に保存される(ステップA10)。この際、信
号処理部250は、過去に記憶デバイス320に記憶さ
れたデータを、記憶時点からの経過時間や、メモリの残
り容量に応じて削除する(ステップA11)。その後、
HMI部240からのデータ送出命令によって、信号処
理部250は、記憶デバイス320のデータを読み出し
て、インターネット端末部260に転送する(ステップ
A12)。インターネット端末部260は、受け取った
データを、インターネット8を介してデータ収集システ
ム5へ送り、データ収集システム5ではこのデータを、
データベース540に蓄積する(ステップA13)。デ
ータベース540にデータの蓄積が確認されたとき、信
号処理部250は、送出したデータを、記憶デバイス3
20から削除する(ステップA14)。データベース5
40に蓄積されたデータは、広告主や広告作成者,放送
事業者等が、インターネット8を介して、任意に入手す
ることができる(ステップA15,ステップA16)。
【0040】このように、この例の電子広告活用システ
ムによれば、受信機2に、選択受信機能を持たせたの
で、従来、放送波を使用する広告では不可能であった、
聴取者による電子広告の選択受信が可能になる。また、
電子広告の受信データを、データ収集システムにデータ
ベース化して集積できるので、電子広告の広告効果を、
集中管理できるようになるとともに、関係者が、そのデ
ータを容易に入手できるので、聴取者の聴取データを電
子広告の関係者が活用して、分析等の処理を行えること
になり、従って、広告関係者による独自性に富んだ企画
と具体化を実現できるようになる。
【0041】◇第2実施例 図7は、この発明の第2実施例である電子広告活用シス
テムにおける、記憶データ読み出し装置の構成を示すブ
ロック図である。この例の記憶データ読み出し装置4
(4A〜4N)は、図7に示すように、電気的接続部4
10と、読み出し部420と、インターネット接続部4
30と、表示部440とから構成されている。電気的接
続部410は、記憶部3に対する電気的接続を行う。読
み出し部420は、電気的接続部410を介して、記憶
部3の記憶デバイス320のデータを読み出す。インタ
ーネット接続部430は、読み出し部420をインター
ネット8に接続する。表示部440は、読み出し部42
0が記憶デバイス320から読み出したデータを、イン
ターネット端末部を経て可視的に表示する。この例にお
いては、記憶部3aは、必要に応じて、受信機2から取
り外すことができるように構成されている。
【0042】聴取者の所有する携帯受信機等の記憶部3
aは、必要時に、受信機2から取り外され、聴取者が携
行して、適当な場所に設置されている記憶データ読み出
し装置4まで運ばれて、電気的接続部410に接続され
る。読み出し部420は、記憶デバイス320に格納さ
れている記憶データのうちの、必要部分を読み出して、
これをインターネット端末部430に送る。また、イン
ターネット端末部430は、送られたデータを、表示部
440において表示する。読み出し部420で読み出さ
れたデータは、インターネット端末部430からインタ
ーネット8を介してデータ収集システム5へ自動転送さ
れる。データ収集システム5では、サーバ530はこの
データに受信時刻をスタンプして、データベース540
に収容する。データベース540に収容されたデータ
は、データ収集システム5において、聴取者の受信状況
(視聴率)の測定のために使用される。
【0043】この際、読み出し部420は、データ収集
システム5へ転送終了したデータを、廃棄するようにし
てもよい。また、インターネット端末部430から、イ
ンターネット8を介して他の受信機2のデータを入手
し、入手したデータ判定して識別子を検出し、特定の識
別子を付与された広告情報を、表示部440で表示する
ようにしてもよい。
【0044】この例において、データは、各記憶データ
読み出し装置4でバッチ処理されるので、データの収集
は、リアルタイムには行われないが、一定期間の時系列
データが収集されているので、ある一定期間における特
定の広告の受信状況等について、時系列的な統計をとる
ことは容易である。すなわち、聴取者がある特定の広告
を、いつごろ、どの程度の時間、聴取したかについて、
サンプリングモニタを行うことができる。この際、デー
タは、記憶部3aが接続されるたびに更新されてゆく。
【0045】一般に、テレビ,ラジオの視聴率は、広告
宣伝料金を決める上で重要な因子であるため、多くのモ
ニタ装置と、視聴率測定のための特別な設備を、各モニ
タに配布する必要があるが、これは、費用面での負担が
大きい。しかも、従来は、この際計測されるのは、メイ
ンチャネルの視聴率であって、特定の広告の視聴率がモ
ニタされるのではない。
【0046】この例の電子広告活用システムによれば、
記録部を分離して受信データを読み出すことによって、
個々の広告の視聴率を、それぞれ個別に、容易に、でき
るだけ正確に計測できるようになるとともに、関係者が
そのデータを容易に入手できるようになるので、それぞ
れの関係者は、自己の英知を絞って効果的な広告を行う
ように、努力できる余地が拡大することになる。
【0047】◇第3実施例 図8は、この発明の第3実施例である電子広告活用シス
テムにおける、受信機の構成を示すブロック図、図9
は、同実施例における記憶データ読み出し装置の構成を
示すブロック図、また、図10は、同実施例の電子広告
活用システムの全体の動作を示すフローチャートであ
る。この例の受信機2aは、図8に示すように、受信ア
ンテナ210と、復調器220と、信号分離器230
と、HMI部240と、信号処理部250aと、電気的
接続部270とから構成されている。
【0048】この例の受信機2aにおける、受信アンテ
ナ210,復調器220,信号分離器230,MHI部
240と、電気的接続部270の構成,機能は、図4に
示された第1実施例の場合と同様である。信号処理部2
50aは、信号分離器230で分離された広告情報の、
記憶部3bに対する書き込みの処理を行うとともに、記
憶部3bに書き込まれる広告信号のフィルタリングと、
フィルタを通過した広告信号に対する付加情報の貼付と
を行うことは、第1実施例の場合の信号処理部250と
同様であるが、この例の受信機3bはインターネット端
末部を有しないので、記憶部3bから読み出されたデー
タの出力の処理は行わない。
【0049】また、この例の記憶部3bは、図8に示す
ように、電気的接続部310と、記憶デバイス320b
と、記憶デバイス接続部330とから構成されている。
記憶デバイス320bは、記憶デバイス接続部330を
介して、記憶部3bに対して着脱可能に構成されてい
て、記憶部3bに装着したとき、電気的接続部310
と、受信機2aの電気的接続部270を介して、信号処
理部250aに接続されるようになっている。信号処理
部250aにおいて加工された広告信号は、電気的接続
部270を経て、受信機2aに接続されている記憶部3
bに送られて記憶デバイス320bに記憶される。ま
た、信号処理部250aは、第1実施例の場合と同様
に、記憶デバイス320bにおける、過去に記憶された
広告情報の廃棄の判断を実行する。
【0050】この例の記憶データ読み出し装置4aは、
読み出し部420aと、インターネット端末部430
と、表示部440と、記憶デバイス接続部450とから
構成されている。この例の場合、読み出し部420a
は、電気的接続部410に接続される代わりに、記憶デ
バイス接続部450に接続されている点が、第1実施例
又は第2実施例の場合と異なっているが、その他の点は
同様である。この例では、記憶部3bから取り外した記
憶デバイス320bを、記憶データ読み取り装置4aの
記憶デバイス接続部450に接続することによって、記
憶デバイス320bに蓄積されたデータを、インターネ
ット端末部430を介して、インターネット8経由で、
データ収集システム5へ送ることによって、データベー
ス540に蓄積することができる。また、読み出された
データを、インターネット端末部430を介して表示部
440に供給することによって、可視的表示を行うこと
もできる。
【0051】携帯型受信機等の場合には、インターネッ
ト端末部を装備できないのが一般的である。そこで、予
め、記憶部3bに着脱可能な記憶デバイス320bを装
着してデータを蓄積しておき、後刻、記憶デバイス32
0bを取り出して、記憶デバイス読み出し装置4aに接
続する。この際、記憶部3aにおいて使用する記憶デバ
イス320bとしては、ICカードや、その他のユニッ
ト化された各種の記憶素子等の外部記憶媒体を使用する
ことができる。あるいは、携帯電話機に内蔵されている
メモリを活用することも考えられる。さらに、各種の携
帯型情報端末機を使用するようにしてもよい。すなわ
ち、記憶部3aには、日常生活の中での携帯性が高く、
料金決済等に便利に使用可能な、市場に流通し、又は流
通しない任意の記憶媒体を使用することができる。
【0052】次に、図10を参照して、この実施例の電
子広告活用システムの全体の動作を詳細に説明する。ま
ず、広告主又は広告作成業者が、広告情報113を作成
する(ステップB1)。この際、放送システム1の広告
信号送出システム110において、識別子111,特定
情報112が付加される(ステップB2)。作成された
広告は、広告信号送出システム110から送出される
(ステップB3)。送出された広告は、信号合成部12
0において、主番組と合成され(ステップB4)、送信
機130で変調,増幅されて(ステップB5)、送信ア
ンテナ140から、電波として放射される(ステップB
6)。放射された電波は、受信機2aの受信アンテナ2
10で受信され(ステップB7)、受信された信号は、
復調器220で復調される(ステップB8)。復調され
た信号の主番組情報113は、MHI部240に入力さ
れ、主番組の識別子101,特定情報102及び広告信
号は、信号処理部250aに入力されて、保存される
(ステップB9)。
【0053】MHI部240に入力された情報は、音
声、又は音声と画像によって、聴取者に認識される。一
方、信号処理部250aに保存された情報は、記憶デバ
イス320bに保存される(ステップB10)。この
際、信号処理部250aは、過去において記憶デバイス
320bに記憶されたデータを、記憶時点からの経過時
間や、メモリの残り容量に応じて削除する(ステップB
11)。その後、聴取者は、記憶デバイス320bを記
憶部3bから取り外し(ステップB12)、取り外され
た記憶デバイス320bを、記憶データ読み取り装置4
aに接続し、読み出したデータを、インターネット端末
部430からインターネット8を介して、データ収集シ
ステム5へ送り、データベース540に蓄積する(ステ
ップB13)。データベース540にデータの蓄積が確
認されたとき、記憶デバイス320b内の、データベー
ス540に送出が終了したデータを削除する(ステップ
B14)。広告主,広告作成者及び放送事業者等は、イ
ンターネット8を介して、データベース540のデータ
の入手の処理を、データ入手が不必要になるまで、繰り
返して行う(ステップB15,ステップB16)。
【0054】以下、記憶データ読み出し装置4におい
て、記憶デバイス320bに記憶されているデータを読
み出して利用する際の、具体例を説明する。以下におい
ては、記憶デバイス320bとして、ICカードからな
るクレジットカードが使用されている場合を考える。こ
のICカードには、広告に関する情報を記憶する領域が
用意されている。また記憶データ読み出し装置4aは、
あるレストランに設置されているものとする。
【0055】カーラジオを介して、レストランの広告放
送を受信した聴取者が、ICカード(記憶デバイス32
0b。以下省略する)を持参して、このレストランで食
事をすることを考えたとする。料金の決済も、ICカー
ドを使用する予定である。レストランに到着した聴取者
が、ICカードを店員に提示すると、ICカードを受け
取った店員は、これを記憶データ読み取り装置4aにセ
ットする。このとき、図示されない読み出し部は、IC
カード内の広告データをすべて読み出し、その後、IC
カード内の広告データをクリアする。
【0056】このとき、ICカードからなる記憶デバイ
ス320bに、このレストランの広告データが存在して
いれば、その存在を図示されない表示部において表示す
る。表示部には、例えば、「客が広告を聴取して、この
レストランに来た。」旨が表示される。このような表示
が行われた場合には、レストランは、客に対して優遇サ
ービスを提供することにしてもよい。これに類似した方
法は、集客戦術として、日常、よく使われている。読み
出し部を介して読み出された広告データは、インターネ
ット端末部430からインターネット8を介して、デー
タ収集システム5に自動的に転送される。データ収集シ
ステム5では、このデータに受信時刻をスタンプして、
データベース540に蓄積する。
【0057】なお、この例において、データは、各記憶
データ読み出し装置4aでバッチ処理されるので、デー
タの収集は、リアルタイムには行われないが、一定期間
の時系列データが収集されているので、ある一定期間に
おける特定の広告の受信状況等について、時系列的な統
計をとることは容易である。すなわち、聴取者がある特
定の広告を、いつごろ、どの程度の時間、聴取したかに
ついて、サンプリングモニタを行うことができる。この
際、データは、ICカードが使用されるたびに更新され
てゆく。
【0058】このように、この例の電子広告活用システ
ムによれば、ICカード等のような着脱可能な記憶デバ
イスを使用することによって、記憶デバイスのみを分離
して電子広告の受信データを収集することができ、従っ
て、電子広告の受信データをIC決済システム等に容易
に利用できるようになる。
【0059】◇第4実施例 図11は、この発明の第4実施例である電子広告活用シ
ステムにおける、広告信号の構成を示す図である。この
例の広告信号においては、図11に示すように、主番組
が、主番組情報103のみで構成されている。この例で
は、主番組に、第1実施例や第2実施例の場合のよう
に、主番組に識別子101,特定情報102を有してい
ない。これは、番組視聴率は、従来、一般的に使用され
ている、サンプリングによる視聴率データ収集方法でも
実現可能なためである。
【0060】このように、この例の電子広告活用システ
ムでは、主番組に、視聴率計測のための識別子101,
特定情報102を設けないので、主番組の構成を簡単に
し、放送信号の構成を簡単化できるので、番組作成の費
用を低減するとともに、機器構成を簡略化することがで
きる。
【0061】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、放送シス
テム1は、アナログ放送システムであってもよく、又は
デジタル放送システムであってもよい。また放送システ
ム1は、地上波放送システムであってもよく、又は衛星
放送システムであってもよい。また、放送システム1が
広告放送予約手段を有し、この広告放送予約手段によっ
て、電子広告作成システム7との間で、情報交換を行う
とともに、広告放送の予約と所要料金の計算を行って、
要求に応じて電子広告作成システム7に提示できるよう
にしてもよい。また、第3実施例において、記憶データ
読み出し装置4a、又は記憶データ読み出し装置4aか
らインターネット8を介してデータを受け取るデータ収
集システム5が、同時に、料金決済用のICカード読み
取り機能を持つようにしてもよい。なお、このような記
憶データ読み出し装置4aの具体的な構成例としては、
例えばICカードリーダと、パーソナルコンピュータと
の組み合わせからなる装置に対して、適当な処理用ソフ
トウェアを装備することによって、容易に実現できる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の電子広
告活用システムによれば、電子広告の広告効果をデータ
ベース化して、集中管理可能にする仕組みを実現するこ
とができる。また、広告に関与する関係者が、電子広告
の広告効果のデータベース又は加工されたデータを入手
可能にする仕組みを実現でき、これによって、データ収
集システムを運用する事業者が、このような仕組みを事
業化することができるようになるとともに、このような
仕組みを活用することによって、広告主が、より効果的
な広告方法を考案することができるようになる。さら
に、このような仕組みを活用することによって、広告作
成業者が、より効果的な広告方法を考案することができ
るようになるとともに、放送事業者が、より客観的,か
つ魅力的なアプリケーションフォームを考案して、広告
主を集めることが可能になる。また、この発明の電子広
告活用システムによれば、放送の聴取者が、膨大な量の
広告から、好みや必要性に応じて、所望の広告を自主的
に選択できる仕組みを持てるようになり、広告主が、聴
取者の持参する記憶媒体を、インセンティブ提供の確証
とすることができる。さらに.これらの効果の重畳とし
て、電子広告ビジネスの拡大が可能になるとともに、放
送ビジネスの売上拡大が期待されるようになる。また、
この発明の電子広告活用システムの構成によれば、デジ
タル放送システムのマルチチャネルを有効利用すること
ができ、また放送システムを利用することによって、聴
取者に効率よく広告宣伝することができるとともに、広
告にフィルタをかけることによって、聴取者に対する広
告効果の浸透性を高めることができる。また、この発明
の電子広告活用システムによれば、電子広告化すること
によって、広告の作成,校正等の作業に対する、利便性
と即時性が得られるとともに、紙の広告(チラシ)を削
減する効果をもたらし、環境問題の軽減化に貢献するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である電子広告活用シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例における放送システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】同実施例における主番組信号と広告信号の構成
を示す図である。
【図4】同実施例における受信機の構成を示すブロック
図である。
【図5】同実施例におけるデータ収集システムの構成を
示すブロック図である。
【図6】同実施例の電子広告活用システムの全体の動作
処理手順を示すフローチャートである。
【図7】この発明の第2実施例である電子広告活用シス
テムにおける、記憶データ読み出し装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】この発明の第3実施例である電子広告活用シス
テムにおける、受信機の構成を示すブロック図である。
【図9】同実施例における記憶データ読み出し装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】同実施例の電子広告活用システムの全体の動
作処理手順を示すフローチャートである。
【図11】この発明の第4実施例である電子広告活用シ
ステムにおける、広告信号の構成を示す図である。
【符号の説明】
1(1A〜1M) 放送システム 100 主番組送出システム 110 広告信号送出システム 120 信号合成部 130 送信機 2(2A〜2Z),2a 受信機 220 復調器 230 信号分離器 240 HMI部 250,250a 信号処理部 260 インターネット端末部 3(3A〜3Z),3a,3b 記憶部 320,320b 記憶デバイス 4(4A〜4N),4a 記憶データ読み出し装置 420,420a 読み出し部 430 インターネット端末部 440 表示部 5(5A〜5P) データ収集システム 540 データベース 6(6A〜6R) ユーザ端末 7(7A〜7S) 電子広告作成システム 8 インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 502 G06F 17/60 502 506 506 510 510 H04N 5/44 H04N 5/44 Z Fターム(参考) 5B049 BB49 CC39 EE21 FF09 GG03 GG06 GG09 5B075 ND07 ND08 ND12 NK10 NK44 NK48 5C025 CA04 CB02 CB06 DA05 DA07

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送システムにおいて、主番組信号と、
    当該広告固有の識別子と分野別分類を示す特定情報と広
    告情報とからなる広告信号とを合成して電波として送信
    し、該電波を受信した受信機が、前記広告信号を分離し
    て、信号処理部の処理に基づいて前記特定情報に応じて
    前記広告情報を記憶部に蓄積するとともに、ヒューマン
    ・マシン・インタフェース(以下、HMIと略す)部か
    らの指示に基づいて前記信号処理部が前記記憶部から読
    み出した広告信号をインターネット端末部を介してイン
    ターネットに送信し、データ収集システムが、前記イン
    ターネットから受信した前記識別子によって特定される
    広告信号をデータベースに格納することによって、ユー
    ザ端末が前記インターネットを介して前記データ収集シ
    ステムから前記識別子と特定情報とに応じた広告情報を
    入手できるように構成されていることを特徴とする電子
    広告活用システム。
  2. 【請求項2】 放送システムにおいて、主番組信号と、
    当該広告固有の識別子と分野別分類を示す特定情報と広
    告情報とからなる広告信号とを合成して電波として送信
    し、該電波を受信した受信機が、前記広告信号を分離し
    て、信号処理部の処理に基づいて前記特定情報に応じて
    前記広告信号を記憶部に蓄積するとともに、該記憶部を
    受信機から分離してデータ読み出し装置に接続したと
    き、該データ読み出し装置において、読み出し部が前記
    記憶部から読み出した広告信号をインターネット端末部
    を介してインターネットに送信し、データ収集システム
    が、前記インターネットから受信した前記識別子によっ
    て特定される広告信号をデータベースに格納することに
    よって、ユーザ端末が前記インターネットを介して前記
    データ収集システムから前記識別子と特定情報とに応じ
    た広告情報を入手できるように構成されていることを特
    徴とする電子広告活用システム。
  3. 【請求項3】 放送システムにおいて、主番組送出シス
    テムからの主番組信号と、広告信号送出システムからの
    固有の識別子と分野別分類を示す特定情報と広告情報と
    からなる広告信号とを合成して電波として送信し、該電
    波を受信した受信機が、前記広告信号を分離して、信号
    処理部において前記広告信号を前記特定情報に応じて記
    憶部内の記憶デバイスに蓄積するとともに、該記憶デバ
    イスを記憶部から分離してデータ読み出し装置に接続し
    たとき、該データ読み出し装置において、読み出し部が
    前記記憶デバイスから読み出した広告信号をインターネ
    ット端末部を介してインターネットに送信し、データ収
    集システムが、前記インターネットから受信した前記識
    別子によって特定される広告信号をデータベースに格納
    することによって、ユーザ端末が前記インターネットを
    介して前記データベースから前記識別子と特定情報に応
    じた広告情報を入手できるように構成されていることを
    特徴とする電子広告活用システム。
  4. 【請求項4】 前記記憶デバイスが、市場に流通する外
    部記憶媒体であることを特徴とする請求項3記載の電子
    広告活用システム。
  5. 【請求項5】 前記記憶デバイスが、携帯型情報端末機
    であることを特徴とする請求項3記載の電子広告活用シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記記憶デバイスが、携帯電話機である
    ことを特徴とする請求項3記載の電子広告活用システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記記憶デバイスが、ICカードである
    ことを特徴とする請求項3記載の電子広告活用システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記記憶データ読み出し装置が、ICカ
    ード決済システムを構成するための機能を有することを
    特徴とする請求項7記載の電子広告活用システム。
  9. 【請求項9】 前記記憶データ収集システムが、ICカ
    ード決済システムを構成するための機能を有することを
    特徴とする請求項7記載の電子広告活用システム。
  10. 【請求項10】 前記主番組信号が、前記放送システム
    において、固有の識別子と分野別分類を示す特定情報と
    を付与されていることを特徴とする請求項1乃至9のい
    ずれか1に記載の電子広告活用システム。
  11. 【請求項11】 前記放送システムが、マルチチャネル
    放送システムであることを特徴とする請求項1乃至10
    のいずれか1に記載の電子広告活用システム。
  12. 【請求項12】 前記放送システムが、デジタル放送シ
    ステムであることを特徴とする請求項1乃至11のいず
    れか1記載の電子広告活用システム。
  13. 【請求項13】 前記放送システムが、地上波デジタル
    放送システムであることを特徴とする請求項12記載の
    電子広告活用システム。
  14. 【請求項14】 前記放送システムが、衛星デジタル放
    送であることを特徴とする請求項12記載の電子広告活
    用システム。
  15. 【請求項15】 前記放送システムが広告放送予約手段
    を有し、該広告放送予約手段が電子広告作成システムと
    の間で情報交換を行うとともに、広告放送の予約と料金
    計算を行って、前記電子広告作成システムの要求に応じ
    て提示することを特徴とする請求項1乃至14のいずれ
    か1に記載の電子広告活用システム。
  16. 【請求項16】 前記受信機が、テレビ,ラジオ又はこ
    れらの機能を結合して構成されているものであることを
    特徴とする請求項1乃至15のいずれか1に記載の電子
    広告活用システム。
  17. 【請求項17】 前記受信機が測位手段を有して測位情
    報を得るか、又は測位情報を入手する手段を有すること
    を特徴とする請求項1乃至16のいずれか1記載の電子
    広告活用システム。
  18. 【請求項18】 前記受信機が、前記測位情報を、前記
    取得した広告信号にスタンプする手段を有することを特
    徴とする請求項17記載の電子広告活用システム。
  19. 【請求項19】 前記受信機が、前記記憶部に記憶され
    たデータを廃棄する手段を有することを特徴とする請求
    項1乃至18のいずれか1記載の電子広告活用システ
    ム。
  20. 【請求項20】 前記データを廃棄する手段におけるデ
    ータ廃棄の条件として、前記記憶部の記憶データ量が記
    憶デバイスの記憶容量を超えた場合と、前記記憶部の記
    憶データの蓄積時間が所定時間を超えた場合とを含むこ
    とを特徴とする請求項19記載の電子広告活用システ
    ム。
  21. 【請求項21】 放送波を送信する放送システムと、前
    記放送波を受信して記憶部に蓄積する受信機と、前記記
    憶部の記憶データを読み出すための記憶データ読み出し
    装置と、前記記憶部に蓄積されたデータ又は前記記憶デ
    ータ読み出し装置で読み出されたデータを収集するデー
    タ収集システムと、該データ収集システムからのデータ
    を受信するユーザ端末と、電子広告を作成するための電
    子広告作成システムとをインターネットからなる通信網
    を介して接続してなるシステムにおいて、 前記放送システムから送出される放送波は、固有の識別
    子と分野別分類を示す特定情報とを付与され又は付与さ
    れない主番組信号と、固有の識別子と分野別分類を示す
    特定情報とを付与された広告信号とから構成されてお
    り、 前記受信機は、放送波を受信して復調信号を発生する手
    段と、該復調信号を主番組信号と広告信号とに分離する
    手段と、該広告信号を信号処理する信号処理部と、聴取
    者とのヒューマン・マシン・インタフェースをとるHM
    I手段と、前記記憶部と電気的接続をそる手段と、イン
    ターネットに接続するための手段とを有し、 前記信号処理部は、前記識別子と前記特定情報の検出を
    行う手段と、特定情報を検出された広告信号に時刻スタ
    ンプを付与する手段と、時刻スタンプを付与された広告
    信号を前記記憶部に送付する手段と、前記MHI手段か
    らの指示に応じて前記記憶部の記憶データとをインター
    ネットを経由して前記広告信号の識別子が特定する前記
    記憶データ読み出し装置に送付する手段とを有し、 前記記憶部は、前記受信機との電気的接続手段を有し
    て、前記受信機で取得された前記広告信号を記憶し、 前記記憶データ読み出し装置は、前記記憶部との接続手
    段と、前記記憶部からのデータを読み出すための読み出
    し手段と、読み出したデータをインターネットを経由し
    て前記データ収集システムへ送出する手段と、前記読み
    出されたデータを表示する手段とを有し、 前記データ収集システムは、前記記憶データ読み出し装
    置で読み出されたデータを記憶するデータベースと、該
    データベースへのデータの書き込みを行うとともに、書
    き込まれるデータの加工を行うサーバとを有しているこ
    とを特徴とする電子広告活用システム。
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