JP2002016528A - Cdma基地局における初期同期捕捉方式 - Google Patents
Cdma基地局における初期同期捕捉方式Info
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Abstract
ジタル受信信号の総受信電力量を検出する。この検出結
果に基づいてサーチャー7が同期位置候補を検出する際
の初期相関閾値とする。又、上記サーチャー7を監視し
て上記サーチャー7が所定の時間内に上記同期位置候補
を検出できないとき上記初期相関閾値の設定をやり直
す。更に、復号部11からデータ誤り率を受け入れて所
定の時間に所定の値を達成できない時上記サーチャー7
を制御して同期位置候補を変更させる。 【効果】 ノイズフロアーが高い場合であっても、ノイ
ズフロアーに基づいて相関閾値を設定するため間違った
位置を同期位置候補としてしまう確率が減少し移動局か
らの信号を捕捉できる確率が高くなる。
Description
テムの基地局における初期同期捕捉方式に関する。
数の移動局が同一の周波数帯を用いて通信を行ってい
る。各移動局の識別は移動局毎に定められている拡散符
号によってなされる。従って基地局は、各移動局から受
け入れた多重化された受信信号を上記移動局毎に定めら
れている拡散符号を用いて逆拡散処理して分離する必要
がある。この逆拡散処理では、受信信号と、拡散符号レ
プリカとの相関検出処理が最も重要な処理になる。この
相関検出処理は、同期捕捉位相範囲内の各位相で、相関
器で算出された相関演算結果を所定の閾値と比較し、閾
値を超えた中で最も相関電力値が大きいものを同期位置
候補として選択することによって行われる。ここで使用
される閾値は、通常予め設定されたものを使用してい
る。
された閾値が使用されていたため以下に記すような解決
すべき課題が残されていた。 1.ノイズフロアーが高い時、間違った位置を同期位置
候補としてしまうため移動局からの送信波を取り損なう
確率が高くなる。その結果移動局との接続率が低下す
る。 2.上記弊害を避けるため相関閾値を高く設定すると移
動局に、必要以上の送信電力を要求することになり、上
り無線回線リソースの有効活用が困難になる。
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉無線帯域からベースバンドに変換された受信
信号を受け入れてディジタル信号に変換したディジタル
受信信号を出力するA/D(アナログ/ディジタル)変
換器と、拡散符号情報を受け入れてレプリカ拡散符号を
出力する符号レプリカ発生器と、上記A/D変換器から
上記ディジタル受信信号を受け入れて、上記符号レプリ
カ発生器から受け入れたレプリカ拡散符号とを乗算して
逆拡散値を出力する乗算器と、上記逆拡散値を受け入れ
て相関電力値とその同期位置を演算する相関演算器と、
上記符号レプリカ発生器に上記拡散符号情報を送り上記
相関演算器から上記相関電力値と上記同期位置を受け入
れて所定の閾値以上の相関電力値を同期位置候補と決定
するサーチャーと、上記サーチャーから上記同期位置候
補と上記同期位置を受け入れて拡散符号を出力する符号
発生器と、上記符号発生器から受け入れた拡散符号と、
上記A/D変換器から受け入れた上記ディジタル受信信
号とを乗算してディジタル受信信号の逆拡散値を出力す
る相関器と、上記相関器から上記ディジタル受信信号の
逆拡散値を受け入れて復号化し、そのデータ誤り率を演
算して出力する復号部と、基地局における初期同期捕捉
動作を制御する制御部とを備え、上記制御部は、A/D
変換器から上記ディジタル受信信号の総受信電力量を検
出して、この検出結果に基づいて上記閾値を設定する初
期相関閾値設定手段と、上記サーチャーを監視して上記
サーチャーが所定の時間内に上記同期位置候補を決定で
きないとき上記初期相関閾値の設定をやり直す相関値変
更手段と、上記復号部からデータ誤り率を受け入れて所
定の時間に所定の値を達成できない時上記サーチャーを
制御して上記同期位置候補を変更させる同期位置候補変
更手段とを備えることを特徴とするCDMA基地局にお
ける初期同期捕捉方式。
地局における初期同期捕捉方式において、上記制御部
は、同期位置候補変更手段に換えて、上記復号部からデ
ータ誤り率を受け入れて所定の時間に所定の値に到達で
きない場合に上記初期相関閾値に所定の値、閾値を加算
する相関閾値調整手段を備えることを特徴とするCDM
A基地局における初期同期捕捉方式。
のCDMA基地局における初期同期捕捉方式において、
上記制御部は、上記ディジタル受信信号の総受信電力量
に対応する上記初期相関閾値の値を予め設定した変換テ
ーブルを所持していることを特徴とするCDMA基地局
における初期同期捕捉方式。
地局における初期同期捕捉方式において、上記制御部
は、上記変換テーブルに設定した上記初期相関閾値の値
を初期同期捕捉が成功した時の相関閾値で書き換える、
変換テーブル書き換え手段を所持していることを特徴と
するCDMA基地局における初期同期捕捉方式。
例を用いて説明する。 〈具体例1の構成〉図1は、具体例1のブロック図であ
る。図1より、具体例1のCDMA基地局における初期
同期捕捉方式は、アンテナ1と、無線機2と、A/D
(アナログ/ディジタル)変換器3と、符号レプリカ発
生器4と、乗算器5と、相関演算器6と、サーチャー7
と、符号発生器8と、相関器9と、レーク(RAKE)
合成器10、復号部11と、制御部12と、によって構
成される。
入れて高周波の受信信号に変換する部分である。無線機
2は、アンテナ1から高周波の受信信号を受け入れてベ
ースバンドの受信信号に変換する部分である。A/D
(アナログ/ディジタル)変換器3は、無線機2からベ
ースバンドに変換された受信信号を受け入れてディジタ
ル信号に変換して、ディジタル受信信号を出力する部分
である。
ャー7から拡散符号情報を受け入れてレプリカ拡散符号
を出力する部分である。このレプリカ拡散符号の位相を
変化させながら後に記す相関演算器6と一体になって相
関電力値とその同期位置を演算する部分である。乗算器
5は、上記A/D変換器3から上記ディジタル受信信号
を受け入れて、上記符号レプリカ発生器4から受け入れ
たレプリカ拡散符号とを乗算して逆拡散値を出力する部
分である。
値を受け入れて上記符号レプリカ発生器4と一体になっ
て相関電力値と同期位置を演算する部分である。サーチ
ャー7は、上記符号レプリカ発生器4に拡散符号情報と
その位相情報を送り、上記相関演算器6から相関電力値
とその同期位置を受け入れて所定の閾値以上の相関電力
値を同期位置候補と決定する部分である。
期位置候補とその同期位置を受け入れて拡散符号を出力
する部分である。相関器9は、上記符号発生器8から受
け入れた拡散符号と、上記A/D変換器3から受け入れ
た上記ディジタル受信信号とを乗算して逆拡散値を出力
する部分である。上記、符号発生器8と相関器9は、通
常複数個配置される。
数個の相関器9から逆拡散値を受け入れてレーク受信す
る部分である。復号部11は、レーク(RAKE)合成
器10からレーク受信された逆拡散値を受け入れて、復
号化した受信データを出力するとともに、無線フレーム
毎にその受信データのデータ誤り率を演算して出力する
部分である。
のデータ誤り率を受け入れて基地局における初期同期捕
捉動作を制御する部分である。尚、この制御部12はA
/D変換器3からディジタル受信信号の総受信電力値E
0を検出して、この検出結果に基づいてサーチャー7が
同期位置候補を検出する際に必要とする初期相関閾値T
を設定する初期相関閾値設定手段と、サーチャー7を監
視してサーチャー7が所定の時間内に同期位置候補を検
出できないとき初期相関閾値Tの設定をやり直す相関閾
値変更手段と、復号部11からデータ誤り率を受け入れ
て所定の時間に所定の値に到達できない場合にサーチャ
ー7を制御して同期位置候補を変更させる同期位置候補
変更手段と、を備える部分である。これらの手段につい
ては以下に記す動作説明の中で詳細に説明する。
A基地局における初期同期捕捉方式の基本原理について
図を用いて説明する。図2は、本発明の基本原理説明図
である。(a)は、ノイズフロアーが高い場合の初期相
関閾値を表している。(b)は、ノイズフロアーが低い
場合の初期相関閾値を表している。
を現在基地局が受信している総受信電力値E0と推定す
る。この総受信電力値E0にプラスαしたレベルを初期
相関閾値T23に設定する。このプラスαは、予め実測
値等から設定され、その値は、制御部12(図1)が所
持する変換テーブルに格納されている。ここで留意すべ
き事項は以下の通りである。初期相関閾値Tが不適切な
閾値24であったとすると移動局の送信パワー21とノ
イズとの識別が困難になり同期位置候補の選定が困難に
なる。
が低い場合に上記(a)と同じレベルに初期相関閾値T
23を設定すると、過剰パワー25が大きくなり無線回
線リソースの有効活用が困難になる。そこで、具体例1
では、同期捕捉動作の最初にノイズフロアー(総電力値
E)に基づいて適切な初期相関閾値Tを設定する事から
動作を開始する。以下にその動作を詳細に説明する。
は、具体例1のCDMA基地局における初期同期捕捉方
式の動作をフローチャートを用いて表している。以下
に、フローチャートのステップS1〜ステップS12に
従って具体例1のCDMA基地局における初期同期捕捉
方式の動作を説明する。
信電力値E0をA/D変換器3(図1)から読み出す。
ら初期相関閾値Tを決定する。決定に当たっては、総受
信電力値E0から、制御部12(図1)が所持するメモ
リに格納されている変換テーブルに基づいて決定され
る。総受信電力値E0は、ノイズフロアーのレベルとし
て扱われる。初期相関閾値Tは、ノイズフロアーのレベ
ルに対して適切なレベルに設定される。即ち、移動局か
らの受信信号を取りこぼさないような値に設定される。
上記ステップS2とステップS3を制御部12(図1)
の初期相関閾値決定手段と定義する。
チャー7へ指示する。 ステップS5 制御部12(図1)は、サーチャー7に同期捕捉の開始
を指示する。
期捕捉完了報告を待って、報告がない場合はステップS
7へ進み、報告があるまで所定の時間(n秒間)ステッ
プS6とステップS7を繰り返す。報告があった場合は
ステップS8へ飛ぶ。 ステップS7 制御部12(図1)は、報告タイマを起動して所定の時
間(n秒間)内に報告がない場合(タイマタイムアウ
ト)にはステップS11へ抜けて、再度ステップS1か
らやり直す。上記ステップS6、ステップS7、ステッ
プS11を制御部12(図1)の相関閾値変更手段と定
義する。
れるデータ誤り率(CRC)の監視を行う。 ステップS9 制御部12(図1)は、データ誤り率(CRC)を監視
して正しい同期位置で同期確保が行えたことを確認でき
た場合にはステップS12へ進んで同期捕捉を完了する
が、データ誤り率(CRC)から同期位置での同期確保
が行えたことを確認できない場合、即ちデータ誤り率
(CRC)が所定の値を達成できない場合にはステップ
S10へ進む。
(m秒間)内にデータ誤り率(CRC)から正しい同期
位置で同期確保が行えたことを確認できない場合には、
タイマタイムアウトになるまでステップS8へ戻ってタ
イマタイムアウトになるまでステップS8〜ステップS
10を繰り返す。又、ここでタイマタイムアウトした場
合にはステップS5へ戻ってサーチャー7(図1)に同
期捕捉を再度指示する。但し、ここでの同期捕捉では初
期相関閾値Tの変更はされない。
マを起動して所定の時間(n秒間)内に報告がない場合
(タイマタイムアウト)にはステップS11へ抜ける。
上記ステップS8、ステップS9、ステップS10、を
制御部12(図1)の同期位置候補変更手段と定義す
る。
タ誤り率(CRC)が所定の値を達成できないので同期
捕捉が失敗したと判断してステップS1へ戻って再度同
期捕捉をやり直す。即ち、ここでは初期相関閾値Tも再
設定されることになる。上記動作を繰り返す中でステッ
プS9で制御部12は、復号部11(図1)から所定の
データ誤り率(CRC)が報告され正しい同期位置で同
期確保が行えたことを確認できた場合にはステップS1
2へ進んで同期捕捉を完了する。 ステップS12 同期捕捉を完了する。
作によって具体例1のCDMA基地局における初期同期
捕捉方式は以下の効果を得る。 1.ノイズフロアーが高い場合であっても、ノイズフロ
アーに基づいて相関閾値を設定するため、間違った位置
を同期位置候補としてしまう確率が減少し移動局からの
信号を捕捉できる確率が高くなる。 2.またノイズフロアーが低い場合には、ノイズフロア
ーに基づいて相関閾値を設定するため、移動局に必要最
低限の送信電力を要求することになり、上り無線回線リ
ソースの有効活用が可能になる。
おける初期同期捕捉方式の構成は具体例1と同様なので
説明を割愛し、その動作のみについて説明する。図4
は、具体例2の動作説明図である。図は、具体例2のC
DMA基地局における初期同期捕捉方式の動作をフロー
チャートを用いて表している。
期捕捉方式では、制御部(図1)がデータ誤り率(CR
C)を監視して誤った同期位置で同期確保を行ったと判
断したとき初期相関閾値Tに予め定められた値βだけ加
算した値(T=T+β)を新しい相関閾値としてサーチ
ャー7(図1)に指示し、その後再同期捕捉指示をサー
チャー7(図1)に指示する。以下にその動作の詳細に
ついて説明する。
信電力値E0をA/D変換器3(図1)から読み出す。
ら初期相関閾値Tを決定する。決定に当たっては、A/
D変換器3(図1)から読み出された総受信電力値E0
から制御部12(図1)が所持するメモリに格納されて
いる変換テーブルに基づいて決定される。総受信電力値
E0は、ノイズフロアーのレベルとして扱われる。初期
相関閾値Tは、ノイズフロアーのレベルに対して適切な
レベルに設定される。即ち、移動局からの送信波を取り
こぼさないような値に設定される。上記ステップS2と
ステップS3を制御部12(図1)の初期相関閾値決定
手段と定義する。
チャー7へ通知する。 ステップS5 制御部12(図1)は、サーチャー7に同期捕捉の開始
を指示する。
期捕捉完了報告を待って、報告がない場合はステップS
7へ進み、報告があるまで所定の時間(n秒間)ステッ
プS6とステップS7を繰り返す。報告があった場合は
ステップS8へ飛ぶ。 ステップS7 制御部12(図1)は、報告タイマを起動して所定の時
間(n秒間)内に報告がない場合(タイマタイムアウ
ト)にはステップS11へ抜けて再度ステップS1から
やり直す。上記ステップS6、ステップS7、ステップ
S11を制御部12(図1)の相関閾値変更手段と定義
する。
れるデータ誤り率(CRC)の監視を行う。 ステップS9 制御部12(図1)は、復号部11(図1)から所定の
データ誤り率(CRC)が報告され正しい同期位置で同
期確保が行えたことを確認できた時はステップS12へ
進んで同期捕捉を完了するが、データ誤り率(CRC)
から同期位置での同期確保が行えたことを確認できない
場合、即ちデータ誤り率(CRC)が所定の値を達成で
きない場合にはステップS10へ進む。
(m秒間)内にデータ誤り率(CRC)から正しい同期
位置で同期確保が行えたことを確認できない場合には、
タイマタイムアウトになるまでステップS8へ戻ってス
テップS8〜ステップS10を繰り返す。又、ここでタ
イマタイムアウトした場合にはステップS13へ進む。
上記ステップS8、ステップS9、ステップS10、を
同期位置候補変更手段と定義する。
で同期確保を行ったとみなした時初期相関閾値Tに予め
定められた値βだけ上げた値T=T+βを新しい相関閾
値と決定してサーチャー7(図1)に通知し、ステップ
S4へ戻る。ここでの初期相関閾値TはT+βとなる。
途中ステップS7で上記と同様に報告タイマを起動して
所定の時間(n秒間)内に報告がない場合(タイマタイ
ムアウト)にはステップS11へ抜ける。
がないので同期捕捉が失敗したと判断してステップS1
へ戻って再度同期捕捉をやり直す。即ち、ここでは初期
相関閾値Tも再設定されることになる。上記動作を繰り
返す中でステップS9で制御部12は、復号部11(図
1)からデータ誤り率(CRC)が報告され正しい同期
位置で同期確保が行えたことを確認できた時はステップ
S12へ進んで同期捕捉を完了する。
作によって具体例2のCDMA基地局における初期同期
捕捉方式は以下の効果を得る。 1.同期捕捉中にノイズフロアーが変動しても、変動後
のノイズフロアーに基づいて相関閾値を設定するため間
違った位置を同期位置候補としてしまう確率が減少し移
動局からの信号を捕捉できる確率が高くなる。 2.またノイズフロアーが低い場合には、変動後のノイ
ズフロアーに基づいて相関閾値を設定するため移動局に
必要最低限の送信電力を要求することになるため上り無
線回線リソースの有効活用が可能になる。
おける初期同期捕捉方式の構成は具体例1と同様なので
説明を割愛し、その動作のみについて説明する。図5
は、具体例3の動作説明図(その1)である。図6は、
具体例3の動作説明図(その2)である。図は、具体例
3のCDMA基地局における初期同期捕捉方式の動作を
フローチャートを用いて表している。図6において
(a)は、図5に繋がる相関閾値調整動作を表してお
り、(b)は変換テーブルを表している。
値E0から初期相関閾値Tを決定する際に用いる変換テ
ーブルは固定されていた。従って、時間的に長い無線回
線において変換テーブルの内容が最適でなくなる場合も
想定される。かかる場合に具体例3では初期同期捕捉が
成功した時の相関閾値を上記変換テーブルに反映させる
方法を採用する。以下にその動作の詳細について説明す
る。
信電力値E0をA/D変換器3(図1)から読み出す。 ステップS3 制御部12(図1)は、読み出した総受信電力値E0か
ら初期相関閾値Tを決定する。決定に当たっては、総受
信電力値E0から制御部12(図1)が所持するメモリ
に格納されている変換テーブルに基づいて決定される。
総受信電力値E0は、ノイズフロアーのレベルとして扱
われる。初期相関閾値Tは、ノイズフロアーのレベルに
対して適切なレベルに設定される。即ち、移動局からの
送信波を取りこぼさないような値に設定される。上記ス
テップS2とステップS3を制御部12(図1)の初期
相関閾値決定手段と定義する。
チャー7へ指示する。 ステップS5 制御部12(図1)は、サーチャー7に同期捕捉の開始
を指示する。
期捕捉完了報告を待って、報告がない場合はステップS
7へ進み、報告があるまで所定の時間(n秒間)ステッ
プS6とステップS7を繰り返す。報告があった場合は
ステップS8へ飛ぶ。 ステップS7 制御部12(図1)は、報告タイマを起動して所定の時
間(n秒間)内に報告がない場合(タイマタイムアウ
ト)にはステップS12へ抜ける。上記ステップS6、
ステップS7、ステップS12を制御部12(図1)の
相関閾値変更手段と定義する。
れるデータ誤り率(CRC)の監視を行う。 ステップS9 制御部12(図1)は、復号部11(図1)から所定の
データ誤り率(CRC)が報告され正しい同期位置で同
期確保が行えたことを確認できた時はステップS13へ
進んで変換テーブルの書き換えを行うが、データ誤り率
(CRC)から同期位置での同期確保が行えたことを確
認できない場合、即ち所定のデータ誤り率(CRC)が
報告されない場合にはステップS10へ進む。上記ステ
ップS8、ステップS9、ステップS10、を同期位置
候補変更手段と定義する。
(m秒間)内にデータ誤り率(CRC)から正しい同期
位置で同期確保が行えたことを確認できない場合には、
タイマタイムアウトになるまでステップS8へ戻ってス
テップS8〜ステップS10を繰り返す。又、ここでタ
イマタイムアウトした場合にはステップS12へ進む。
で同期確保を行ったとみなした時初期相関閾値Tにβだ
け上げた値T=T+βを新しい相関閾値と決定してサー
チャー7(図1)に通知し、ステップS4へ戻る。ここ
での初期相関閾値TはT+βとなる。途中ステップS7
で上記と同様に報告タイマを起動して所定の時間(n秒
間)内に報告がない場合(タイマタイムアウト)にはス
テップS11へ抜ける。
タ誤り率(CRC)が所定の値を達成できないので同期
捕捉が失敗したと判断してステップS1へ戻って再度同
期捕捉をやり直す。即ち、ここでは初期相関閾値Tも再
設定されることになる。上記動作を繰り返す中でステッ
プS9で制御部12は、復号部11(図1)から所定の
データ誤り率(CRC)が報告され正しい同期位置で同
期確保が行えたことを確認できた時はステップS13へ
進む。
値E1を測定する。 ステップS14 制御部12(図1)は、動作の最初(ステップS2)で
測定した総受信電力値E0と同期確保完了時に測定した
総受信電力値E1(このときの相関閾値をTIとする)
が変換テーブル内で同じ条件として扱われるものと判断
した場合にはステップS15へ進み、同じ条件として扱
われないと判断した場合にはステップS16へ進んで同
期捕捉を完了する。この判断手法の概要について図6の
(b)を用いて説明する。
められた段階に(図上ではiランク)ランク分けされ、
このランク分けに対応して初期相関閾値もT0〜Tiに
ランク分けされている。ステップS14での判断は、総
受信電力値E0と総受信電力値E1を同じランク内に入
れても良いかどうかの判断である。即ち、動作の最初
(ステップS2)で測定した総受信電力値E0が、Et
+Δi≦E0≦Et+Δi+1のとき変換テーブルより
初期相関閾値はTiになる。この時総受信電力値E1が
Et+Δi≦E1≦Et+Δi+1を満足すれば総受信
電力値E0と総受信電力値E1は変換テーブル内で同じ
条件として扱われると判断される。同様に、Et+Δi
≦E0≦Et+Δi+1のときに、Et+Δi≦E1≦
Et+Δi+1が満足されなければ総受信電力値E0と
総受信電力値E1は変換テーブル内で同じ条件として扱
われないと判断される。再度フローチャートに従って動
作の説明を続ける。
0と同期確保完了時に測定した総受信電力値E1が変換
テーブル内で同じ条件として扱われる値同士である。そ
こで制御部12(図1)は、変換テーブル内のTiをT
Iで置き換えた後ステップS16へ進んで同期捕捉を終
了する。上記ステップS13、ステップS14、ステッ
プS15を制御部12(図1)の変換テーブル書き換え
手段と定義する。 ステップS16 制御部12(図1)は、同期捕捉を終了する。
作によって具体例2のCDMA基地局における初期同期
捕捉方式は以下の効果を得る。 1.比較的長い時間軸における(瞬時的変化でない)無
線回線条件の変化が発生しても自動的に変換テーブルを
更新し、常に最適なパラメータを使用することができる
ため、初期同期捕捉率が高いレベルに安定する。 2.変換テーブル内のパラメータを自動で最適値に調整
できるため、比較的長い時間軸における無線回線条件の
変化が発生しても、移動局に対し、その時点での必要最
低限の送信電力を要求するため、上りの無線回線リソー
スの有効活用が可能になる。
Claims (4)
- 【請求項1】 無線帯域からベースバンドに変換された
受信信号を受け入れてディジタル信号に変換したディジ
タル受信信号を出力するA/D(アナログ/ディジタ
ル)変換器と、 拡散符号情報を受け入れてレプリカ拡散符号を出力する
符号レプリカ発生器と、 前記A/D変換器から前記ディジタル受信信号を受け入
れて、前記符号レプリカ発生器から受け入れたレプリカ
拡散符号とを乗算して逆拡散値を出力する乗算器と、 前記逆拡散値を受け入れて相関電力値とその同期位置を
演算する相関演算器と、 前記符号レプリカ発生器に前記拡散符号情報を送り前記
相関演算器から前記相関電力値と前記同期位置を受け入
れて所定の閾値以上の相関電力値を同期位置候補と決定
するサーチャーと、 前記サーチャーから前記同期位置候補と前記同期位置を
受け入れて拡散符号を出力する符号発生器と、 前記符号発生器から受け入れた拡散符号と、前記A/D
変換器から受け入れた前記ディジタル受信信号とを乗算
してディジタル受信信号の逆拡散値を出力する相関器
と、 前記相関器から前記ディジタル受信信号の逆拡散値を受
け入れて復号化し、そのデータ誤り率を演算して出力す
る復号部と、 基地局における初期同期捕捉動作を制御する制御部とを
備え、 前記制御部は、 A/D変換器から前記ディジタル受信信号の総受信電力
量を検出して、この検出結果に基づいて前記閾値を設定
する初期相関閾値設定手段と、 前記サーチャーを監視して前記サーチャーが所定の時間
内に前記同期位置候補を決定できないとき前記初期相関
閾値の設定をやり直す相関値変更手段と、 前記復号部からデータ誤り率を受け入れて所定の時間に
所定の値を達成できない時前記サーチャーを制御して前
記同期位置候補を変更させる同期位置候補変更手段とを
備えることを特徴とするCDMA基地局における初期同
期捕捉方式。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載のCDMA基地局に
おける初期同期捕捉方式において、 前記制御部は、 同期位置候補変更手段に換えて、前記復号部からデータ
誤り率を受け入れて所定の時間に所定の値に到達できな
い場合に前記初期相関閾値に所定の値、閾値を加算する
相関閾値調整手段を備えることを特徴とするCDMA基
地局における初期同期捕捉方式。 - 【請求項3】 前記、請求項1又は請求項2に記載のC
DMA基地局における初期同期捕捉方式において、 前記制御部は、 前記ディジタル受信信号の総受信電力量に対応する前記
初期相関閾値の値を予め設定した変換テーブルを所持し
ていることを特徴とするCDMA基地局における初期同
期捕捉方式。 - 【請求項4】 前記請求項3に記載のCDMA基地局に
おける初期同期捕捉方式において、 前記制御部は、 前記変換テーブルに設定した前記初期相関閾値の値を初
期同期捕捉が成功した時の相関閾値で書き換える、変換
テーブル書き換え手段を所持していることを特徴とする
CDMA基地局における初期同期捕捉方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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