JP2002015845A - 発熱体および発熱ブロック - Google Patents

発熱体および発熱ブロック

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JP2002015845A
JP2002015845A JP2000194130A JP2000194130A JP2002015845A JP 2002015845 A JP2002015845 A JP 2002015845A JP 2000194130 A JP2000194130 A JP 2000194130A JP 2000194130 A JP2000194130 A JP 2000194130A JP 2002015845 A JP2002015845 A JP 2002015845A
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JP
Japan
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heating
heating element
shape
rod
plate
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JP2000194130A
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Inventor
Jiyo Kushimoto
時陽 櫛本
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HAITEKKUSU KK
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HAITEKKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱通電線の配置が容易であり、絶縁性、漏
電防止、耐久性(強度及び耐食性)に優れ、融雪用や暖
房用として使用できる発熱体および発熱ブロックを提供
する。 【解決手段】 ニクロム線または炭素繊維束等の発熱通
電線を棒状又は板状中心部に配置し、棒状若くは板状又
はそれを基本形とする蛇行状ないし網目状に、熱硬化性
合成樹脂を結合材とするレジンコンクリートで発熱体を
形成し、さらに、その発熱体を内部に配置して、同じく
熱硬化性合成樹脂を連結材とするレジンコンクリートで
インサート成形することにより発熱ブロックを構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路や庭等に埋
設する融雪用としての、或いは建物内などに配設する暖
房用としての発熱体、およびそれを使用した発熱ブロッ
クに関する。
【0002】
【従来の技術】道路や庭、屋根等における積雪を防止す
るために、従来、ニクロム線や炭素繊維束等の発熱通電
線を埋設する融雪装置を備えることがある。しかし、発
熱通電線をそのまま埋設すると、漏電や破損を招くおそ
れがあるため、一般的にゴムや合成樹脂等の弾性絶縁材
によって被覆した棒状ないし線状のヒーターとしてコン
クリートやアスファルト等に埋設される。また、それを
内部に蛇行状に配置して融雪ブロックを成形し、それを
道路や庭等に敷設してヒーター配線されることもある
(特開平3−103507号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発熱体が前記の如くゴ
ムや合成樹脂により被覆されていても、それがコンクリ
ートのアルカリ性やアスファルトの油成分によって破損
されやすく耐久的に信頼性が乏しく、また、所定の位置
に蛇行配置をするにも手数を要するという問題があっ
た。
【0004】また、融雪ブロックは、前記公報に記載さ
れている如く、普通にはモルタルまたはコンクリートに
よって成形されるが、同じように、棒状ヒーターを均等
に蛇行配置する作業に困難が伴い、また、ブロックのコ
ンクリート等の材質から同様に耐久的に信頼が置けな
く、いずれ、雨水の侵入によって漏電を招くのではない
かというおそれがあった。さらに、絶縁性にも問題があ
った。
【0005】一方、熱硬化性合成樹脂を連結材としたレ
ジンコンクリートが開発され、セメントコンクリートに
比べ、速硬性があり、高強度、水密性、絶縁性、耐食性
に優れた機能性材料として、土木工事用やエクステリア
用等の製品がこれで成形され、様々な分野で有効に使用
され、歩道や庭に敷き並べるブロックとしても使用され
ている。
【0006】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
発熱通電線の配置が容易であり、絶縁性、漏電防止、耐
久性(強度及び耐食性)に優れ、融雪用や暖房用として
使用できる発熱体および発熱ブロックを提供することを
目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、ニクロム線または炭素繊維束等の発
熱通電線を棒状又は板状中心部に配置し、棒状若くは板
状又はそれを基本形とする蛇行状ないし網目状に、熱硬
化性合成樹脂を連結材とするレジンコンクリートで形成
した発熱体を構成した。
【0008】発熱体を上記のように構成したので、発熱
通電線の所定形状の例えば蛇行状の配置は、発熱体の製
造過程によるために、後記するようにそれ程難しいこと
ではない。そして、その形状がレジンコンクリートの硬
化とその強度(セメントコンクリートの3〜6倍)によ
って確実に保持されるために、例えば道路や庭等にその
まま配置して、均等なヒーター配線を一挙になし得る。
しかも、前記したレジンコンクリートの特性から、絶縁
性、漏電防止、耐久性がこの上なく発揮される。
【0009】また、この発明は、ニクロム線または炭素
繊維束等の発熱通電線を棒状又は板状中心部に配置し、
棒状若くは板状又はそれを基本形とする蛇行状ないし網
目状に、熱硬化性合成樹脂を結合材とするレジンコンク
リートで発熱体を形成し、さらに、その発熱体を内部に
配置して、同じく熱硬化性合成樹脂を連結材とするレジ
ンコンクリートでインサート成形した発熱ブロックを構
成した。
【0010】発熱ブロックを上記のように構成したか
ら、その製造過程において、同じく発熱通電線の配置を
容易になし得る。また、レジンコンクリートの速硬性か
ら量産に適し、耐久性から半永久的な使用も可能であ
る。さらに、発熱体とブロックの両成形面が特に緻密に
硬化していることから、その部分の高い絶縁性によって
漏電防止機能を高度に発揮する。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明において、レジンコンク
リートとは、熱硬化性合成樹脂を連結材とするものであ
るが、その骨材としては、砂利や砂等が使用され、ま
た、必要に応じてガラス繊維等の補強材が使用される。
特に、発熱体2についてはその棒状又は板状に沿ってガ
ラス繊維を入れておけば、断線防止が確実となる安全性
がある。
【0012】発熱体2の製造については、例えば、下型
と上型とを用いて、発熱通電線3を中心とするインサー
ト成形をすることができるが、その場合には、発熱通電
線3の保持片を型内に納めて、そのインサート成形を容
易になすことができる。実施例では、棒状の断面を円形
とした関係から、二つの半割れ部材6、6を合わせて接
着する手法を採ったが、この場合も、溝7に沿って容易
に配線することが可能である。また、断面が楕円形の棒
状や、断面が矩形又は正方形の板状、棒状の場合であっ
ても、同様に実施することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、発熱通電線の均等な配置が容易であり、製造の期間
および施工の工期を大巾に短縮でき、構築された融雪装
置や暖房装置において、漏電防止(絶縁性)、耐久性
(強度、耐食性)に優れた効果を発揮するという優れた
効果がある。
【0014】
【実施例】図1ないし図4は融雪用に実施した一例を示
したもので、その融雪ブロックBは、レジンコンクリー
トからなるブロック本体1の内部に発熱体2を蛇行状に
配置し、その中心にニクロム線3が通され、一部に両電
極の接線口5が突出されている。
【0015】発熱体2は、これもレジンコンクリートで
成形され、その製造については、図3に示すように、下
部材6と上部材6とを予め半々に成形し、その溝7、7
にニクロム線3を納め、両部材6、6を合わせて接着し
た。したがって、この場合、ニクロム線3に断線が生じ
るような成形圧力が加わらない。また、ニクロム線3の
配置は、下部材6の溝7に沿ってそれを納めたので、そ
の作業を容易かつ正確になすことができた。
【0016】発熱体2の形状については、この場合、両
電極を一つの接線口5として出した関係で、蛇行状の一
端に帰還部2aを形成した。また、発熱体2は板状であ
ってもよく、さらにその断面は円形、楕円形、矩形、正
方形など適宜選択される。なお、発熱電気の供給につい
ては、発熱ブロックB,B間(目地内)の配線に有する
差込口が接続される。
【0017】ブロック本体1の成形については、例えば
図4に示す如く、下型9aと上型9bとからなる成形装
置を使用し、下型9aにレジンコンクリートの材料1a
を半分量詰めてから、その上に発熱体2を配置し、さら
にその上から残り半量のレジンコンクリート16を詰め
る。
【0018】図5および図6は、それぞれ発熱体2の他
の形状を示したもので、図5では格子状ないし網目状に
形成し、図6では単なる蛇行状に形成し、両端に電極5
a,5bを突出させた。これらは、融雪用としてのみな
らず、暖房用としても使用し得ることは当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による発熱体を使用した発熱ブロック
を一部切欠して示す斜視図である。
【図2】同図X−X線矢視の断面図である。
【図3】発熱体を製造する一要領を示す断面説明図であ
る。
【図4】発熱ブロックを成形する要領を示す断面説明図
である。
【図5】発熱ブロック体の他の形状を示す平面図であ
る。
【図6】発熱体の他の形状を示す平面図である。
【符号の説明】
B 発熱ブロック 2 発熱体 3 発熱通電線としてのニクロム線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニクロム線または炭素繊維束等の発熱通
    電線を棒状又は板状中心部に配置し、棒状若くは板状又
    はそれを基本形とする蛇行状ないし網目状に、熱硬化性
    合成樹脂を連結材とするレジンコンクリートで形成した
    ことを特徴とする発熱体。
  2. 【請求項2】 ニクロム線または炭素繊維束等の発熱通
    電線を棒状又は板状中心部に配置し、棒状若くは板状又
    はそれを基本形とする蛇行状ないし網目状に、熱硬化性
    合成樹脂を結合材とするレジンコンクリートで発熱体を
    形成し、さらに、その発熱体を内部に配置して、同じく
    熱硬化性合成樹脂を連結材とするレジンコンクリートで
    インサート成形したことを特徴とする発熱ブロック。
JP2000194130A 2000-06-28 2000-06-28 発熱体および発熱ブロック Pending JP2002015845A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106608378A (zh) * 2016-05-09 2017-05-03 北京卫星环境工程研究所 碳纤维真空热试验工装加热笼

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