JP2002015713A - リチウムイオン二次電池 - Google Patents

リチウムイオン二次電池

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JP2002015713A
JP2002015713A JP2000200263A JP2000200263A JP2002015713A JP 2002015713 A JP2002015713 A JP 2002015713A JP 2000200263 A JP2000200263 A JP 2000200263A JP 2000200263 A JP2000200263 A JP 2000200263A JP 2002015713 A JP2002015713 A JP 2002015713A
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JP
Japan
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seal portion
secondary battery
positive electrode
ion secondary
lithium ion
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JP2000200263A
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English (en)
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Takashi Kishi
敬 岸
Yuji Sato
優治 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温環境下での貯蔵や使用、あるいは過充電
等によりガスが発生した際に外装材が膨れるのを抑制す
ることが可能な安全性の高いリチウムイオン二次電池を
提供することを目的とする。 【解決手段】 リチウムを吸蔵放出可能な正極及び負極
と、前記正極及び前記負極を電気的に隔てると共に、リ
チウムイオンの導通が可能なセパレート層とを有する電
極群1を、外装材6内にヒートシールにより密封したリ
チウムイオン二次電池において、前記ヒートシール部7
の内側に、前記ヒートシール部7に比べて低い剥離強度
を有する剥離シール部8が存在することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウムイオン二
次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートパソコン、携帯電話等の小
型電子機器が急速に普及し、モバイルコンピューティン
グ化が進行しつつある。こうした電子機器の駆動用電源
として、充放電が可能な二次電池が用いられている。か
かる二次電池としては、リチウム複合金属酸化物を含む
正極を用い、かつリチウムイオンを吸蔵放出する炭素質
物を負極とするリチウムイオン二次電池が開発実用化さ
れ、多く使用されている。
【0003】このリチウムイオン二次電池には、2種類
の形態が知られている。一つ目は、正極と負極の間にセ
パレータを介在させて電極群を構成し、この電極群に、
非水溶媒にリチウム塩を電解質として溶解させたものか
らなる非水電解液を含浸させたものである。2つ目は、
正負極間にリチウムイオン導伝性のポリマー電解質を介
在させた電極群が用いられるものである。
【0004】前記電極群の形態としては、円筒状に捲回
したもの、円筒状に捲回したのちに押し潰して扁平にし
たもの、短冊状の正負極とセパレータを積層したものな
どが知られている。
【0005】前記電極群を収納するための外装材として
は、金属製の缶もしくはケース、樹脂層と金属層の多層
構造を持つラミネートシートなどが使用されている。中
でも、ラミネートシートを外装材として使用する二次電
池は、軽量であることから多くの用途に用いられつつあ
る。
【0006】しかしながら、ラミネートシートからなる
外装材を備えたリチウムイオン二次電池は、金属製の缶
やケースを外装材として用いるリチウムイオン二次電池
と比較して外装材の耐圧性が低く、内圧が上昇すると外
装材が膨れ、さらには破裂を生じる危険性があるという
問題点を有する。高温下での貯蔵や使用により電極群か
らガスが発生すると、外装材が膨れる。このとき、外に
向かって膨張するだけのスペースがない場合は、外装材
が破れて電池が使用できない状態になることもある。ま
た、過充電等の異常事態により多量にガスが発生する
と、外装材が膨れて破裂に至るだけでなく、外装材の破
裂に伴って内容物が飛散したり、発火等の危険な状態に
陥ることもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高温環境下
での貯蔵や使用、あるいは過充電等によりガスが発生し
た際に外装材が膨れるのを抑制することが可能な安全性
の高いリチウムイオン二次電池を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のリチ
ウムイオン二次電池は、リチウムを吸蔵放出可能な正極
及び負極と、前記正極及び前記負極を電気的に隔てると
共に、リチウムイオンの導通が可能なセパレート層とを
有する電極群を、外装材内にヒートシールにより密封し
たリチウムイオン二次電池において、前記ヒートシール
部の内側に、前記ヒートシール部に比べて低い剥離強度
を有する剥離シール部が存在することを特徴とするもの
である。
【0009】ヒートシール部及び剥離シール部の剥離強
度は、JIS K 7125に規定される方法で測定さ
れる。なお、前記剥離シール部の剥離強度は、内圧上昇
等で剥離した後に測定することは困難であるため、内圧
上昇等による剥離が生じる前の状態、例えばユーザによ
る使用開始前(出荷後、ユーザにより初めて充電ないし
放電がされる前)に測定される。また、前記剥離シール
部が内圧上昇等により剥離することによって、外装材内
に新たに空間部分が形成される。
【0010】本発明に係る第1のリチウムイオン二次電
池によれば、高温環境下での貯蔵や使用、過充電等によ
りガスが発生した際、前記剥離シール部が剥離して外装
材の内容積を増加させることができるため、内圧上昇分
を吸収することができる。その結果、密閉のためのシー
ル部が剥離して外装材の密閉性が損なわれるという事態
を招くことなく、外装材の膨れを抑制することができ
る。
【0011】なお、内圧は外装材内に均等にかかるた
め、剥離シール部は電極群の外周全てに沿って形成して
も良いし、電極群外周の一部に沿って形成することもで
きる。
【0012】本発明に係る第2のリチウムイオン二次電
池は、リチウムを吸蔵放出可能な正極及び負極と、前記
正極及び前記負極を電気的に隔てると共に、リチウムイ
オンの導通が可能なセパレート層とを有する電極群を、
外装材内にヒートシールにより密封したリチウムイオン
二次電池において、前記ヒートシール部の内側に、前記
ヒートシール部に比べて低い剥離強度を有する剥離シー
ル部が存在し、かつ前記剥離シール部の一部は、これの
剥離により二次電池の電流経路が遮断される電流遮断機
構を担うことを特徴とするものである。
【0013】本発明に係る第2のリチウムイオン二次電
池によれば、高温環境下での貯蔵や使用、過充電等によ
りガスが発生した際、剥離シール部が剥離して外装材の
内容積を増加させることができるため、内圧上昇分を吸
収することができ、外装材の膨れを抑制することができ
る。また、剥離シール部の剥離により二次電池の電流経
路を断ち切ることができるため、過充電のような異常電
流を遮断することができる。従って、二次電池の安全性
をより向上することができる。
【0014】前記第2のリチウムイオン二次電池におい
ては、電流遮断機構を作動させるための剥離シール部
(第1の剥離シール部)とは別に剥離シール部(第2の
剥離シール部)を有する。第1の剥離シール部の剥離強
度は、第2の剥離シール部の剥離強度に比べて高くする
ことが好ましい。このような構成にすることによって、
高温貯蔵等によるガス発生で第2の剥離シール部のみを
剥離させることができるため、電池機能を停止させるこ
となく、外装材の膨れを抑制することができる。また、
過充電等による急激なガス発生で第1の剥離シール部を
剥離させて電流経路を断つことができるため、二次電池
の安全性をより向上することが可能となる。
【0015】本発明に係る第3のリチウムイオン二次電
池は、リチウムを吸蔵放出可能な正極及び負極と、前記
正極及び前記負極を電気的に隔てると共に、リチウムイ
オンの導通が可能なセパレート層と、外部引き出しタブ
及び前記正極に接続される内部タブを有する正極端子
と、外部引き出しタブ及び前記負極に接続される内部タ
ブを有する負極端子とを有する電極群を、外装材内に、
前記正極及び前記負極双方の前記外部引き出しタブが前
記外装材から延出された状態でヒートシールにより密封
したリチウムイオン二次電池において、前記ヒートシー
ル部の内側に、前記ヒートシール部に比べて低い剥離強
度を有する剥離シール部が存在し、前記正極端子及び前
記負極端子のうち少なくとも一方の電極端子は、前記内
部タブと前記外部引き出しタブとを重ねあわせ、その重
なり部分を前記剥離シール部のうちの一部に介在させる
ことにより、前記内部タブと前記外部引出しタブとの電
気的接続を確保していることを特徴とするものである。
【0016】本発明に係る第3のリチウムイオン二次電
池によれば、高温環境下での貯蔵や使用、過充電等によ
りガスが発生した際、前記剥離シール部が剥離して外装
材の内容積を増加させることができるため、内圧上昇分
を吸収することができ、外装材の膨れを抑制することが
できる。また、前記剥離シール部の剥離により前記電極
端子の内部タブと外部引出しタブが離れ、電極端子の電
気的接続を断ち切ることができるため、過充電のような
異常電流を遮断することができる。従って、二次電池の
安全性をより向上することができる。
【0017】前記第3のリチウムイオン二次電池におい
ては、電極端子の電気的接続を確保するための剥離シー
ル部(第1の剥離シール部)とは別に剥離シール部(第
2の剥離シール部)を有する。第1の剥離シール部の剥
離強度は、第2の剥離シール部の剥離強度に比べて高く
することが好ましい。このような構成にすることによっ
て、高温貯蔵等によるガス発生で第2の剥離シール部の
みを剥離させることができるため、電池機能を停止させ
ることなく、外装材の膨れを抑制することができる。ま
た、過充電等による急激なガス発生で第1の剥離シール
部を剥離させて電極端子の電気的接続を断つことができ
るため、二次電池の安全性をより向上することが可能と
なる。
【0018】前記第1〜第3のリチウムイオン二次電池
において、前記剥離シール部の剥離強度は、2〜12N
/cmの範囲内にすることが好ましい。これは次のよう
な理由によるものである。剥離シール部の剥離強度を2
N/cm未満にすると、初充電等の通常の使用下におけ
る僅かな内圧上昇で剥離シール部が剥離する恐れがあ
る。外装材内に不必要な空間が形成されると、外装材内
の電極群の位置がずれ易くなり、電極群の破損等の不具
合が生じ易くなる。一方、剥離シール部の剥離強度が1
2N/cmを超えると、内圧が上昇した際に剥離シール
部が速やかに剥離せず、外装材が膨れる恐れがある。特
に、過充電等の異常使用の場合、比較的内圧上昇が緩や
かな初期の時点で剥離シール部を剥離させることが困難
となるため、その後に生じる急激な内圧上昇により破裂
に至る危険性がある。異常使用時の安全性をより向上さ
せる観点から、剥離シール部の剥離強度は、4〜8N/
cmの範囲内にすることがより好ましい。
【0019】前記第1〜第3のリチウムイオン二次電池
において、前記密封のためのヒートシール部(以下、密
封シール部と称す)の剥離強度は、15N/cm以上に
することが好ましい。密封シール部の剥離強度を15N
/cm未満にすると、内圧が上昇した際に剥離シール部
のみならず密封シール部も開いて不必要な電池機能の停
止及び内容物の飛散を招く恐れがある。また、密封シー
ル部の剥離強度が25N/cmを超えると、内部短絡等
に起因して剥離シール部により吸収しきれない大きな内
圧上昇が生じた際、内容物が勢い良く飛散するような破
裂を生じる危険性が増大する恐れがある。よって、密封
シール部の剥離強度は、15〜25N/cmの範囲内に
することがより好ましい。さらに好ましい範囲は、15
〜20N/cmである。
【0020】前記第1〜第3のリチウムイオン二次電池
において、剥離シール部の面積は、想定されるガス発生
量によって決定される。ガス発生量は電池内に収容され
ている発電体の総量、すなわち電池容量に依存する。し
かしながら、大きな容量を有する電池では、外部からの
加熱が部分的に伝達されたり、電池内不具合が部分的に
生じることがあり、必ずしも電池内に収納された電極群
すべてがガス発生に関わるとは限らない。よって、30
0mAh以上の容量を有する電池においては、小面積の
剥離シール部により外装材の膨れを抑制することが可能
であるが、より高い安全性を確保する観点から、剥離シ
ール部の面積を20mm2以上にすることが好ましい。
一方、電池内に収容された電極群すべてがガス発生に関
わることが想定される使用状態においては、ガス発生の
原因となる電極群の容量をA(mAh)とした際に剥離
シール部の面積をA/10(mm2)以上にすることが
好ましい。剥離シール部の面積をA/10(mm2)未
満にすると、剥離シール部が開いても電極群から発生し
たガスを吸収しきれないことがあるからである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係るリチウムイオン二次
電池を図1〜図3を参照して説明する。
【0022】図1は本発明に係るリチウムイオン二次電
池の一例を示す平面図で、図2は図1のリチウムイオン
二次電池を示す断面図で、図3は図1のリチウムイオン
二次電池の作用を説明するための部分断面図である。
【0023】電極群1は、リチウムを吸蔵放出可能な正
極及びリチウムを吸蔵放出可能な負極をその間に、前記
正極及び前記負極を電気的に隔てると共に、リチウムイ
オンの導通が可能なセパレート層を介在させ、偏平形状
に捲回した構造を有する。正極端子は、前記正極に接続
されている帯状の正極内部タブ2と、前記正極内部タブ
2に重ねられる帯状の外部引き出し用正極タブ3とから
構成される。一方、負極端子は、前記負極に接続されて
いる帯状の負極内部タブ4と、前記負極内部タブ4に溶
接された帯状の外部引き出し用負極タブ5とから構成さ
れる。このような電極群1は、外装材6で正負極双方の
外部引き出し用タブが前記外装材6から延出するように
被覆される。前記外装材6の3辺の開口部は、ヒートシ
ールにより封止される。密閉のためのヒートシール部7
と電極群1の長辺の間、並びに前記ヒートシール部7と
電極群1における正負極端子を有する短辺の間には、易
剥離シール部8が形成されている。易剥離シール部8の
剥離強度は、前記ヒートシール部7の剥離強度に比べて
低くなっている。ところで、正極内部タブ2と前記外部
引き出し用正極タブ3とが重ね合わされた箇所は、前記
易剥離シール部8の間に介在されているため、前記易剥
離シール部8で押え込まれている。このため、内部タブ
2と外部引出しタブ3とは、電気的に接続されている。
【0024】このようなリチウムイオン二次電池におい
て、高温環境下での貯蔵や使用、あるいは過充電等によ
りガスが発生した際、前記易剥離シール部8の一部が剥
離して外装材6の空間部分を増加させることができるた
め、内圧上昇分を吸収することができる。その結果、外
装材6の膨れを抑制することができると共に、ヒートシ
ール部全体が剥離して外装材6の密閉性が損なわれるこ
とにより電池機能が失われるのを回避することができ
る。
【0025】また、前記リチウムイオン二次電池は、過
充電等により多量のガスが急激に発生すると、前記易剥
離シール部8全体が剥離するため、図3に示すように正
極内部タブ2と外部引き出し用正極タブ3とを引き離す
ことができ、これらの電気的接続を断つことができる。
その結果、電池機能を停止することができるため、それ
以上の充電を遮断することができ、破裂及び発火を未然
に防ぐことができる。
【0026】なお、前述した図1、2においては、電極
群の長辺及び正負極端子が接続された短辺に沿って易剥
離シール部を形成したが、外装材の膨れを回避するのに
必要な面積が確保されている限り、易剥離シール部の配
置はいかなるものにもすることができる。例えば、電極
群の長辺のみや、正負極端子が接続された短辺のみとす
ることができる。
【0027】以下において正極、負極、セパレート層、
電極群、外装シート袋について説明する。
【0028】1)正極 正極は、正極層が集電体の片面もしくは両面に形成され
てなる構造を有する。
【0029】前記正極層は、リチウムを吸蔵放出可能な
活物質、導電材及び結着剤を含む。
【0030】前記正極活物質としては、種々の酸化物、
たとえばリチウム含有ニッケル酸化物、リチウム含有コ
バルト酸化物、リチウム含有鉄酸化物、リチウム含有ニ
ッケルコバルト酸化物、リチウムマンガン複合酸化物お
よびこれらにフッ素、ホウ素等を添加した酸化物を用い
ることができる。特に、リチウム含有ニッケルコバルト
酸化物(例えばLiNi0.8Co0.22)、リチウム含有
コバルト酸化物(例えばLiCoO2)、リチウムマンガ
ン複合酸化物(例えばLiMn24)を用いると、高電圧
が得られるために好ましい。
【0031】前記導電剤としては、黒鉛、カーボンブラ
ック、アセチレンブラック等を用いることができる。
【0032】前記結着剤としては、ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレ
ン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)等を用いること
ができる。
【0033】前記正極活物質、前記導電材および前記結
着剤の配合割合は、正極活物質80〜96重量%、導電材3
〜15%、結着剤2〜6%の範囲が好ましい。
【0034】前記集電体としては、アルミニウム、ステ
ンレス、ニッケル等の有孔もしくは無孔の箔を用いるこ
とができる。
【0035】前記正極は、例えば、前記正極活物質、前
記導電材および前記結着剤を適当な溶媒に混合して得ら
れる塗液を前記集電体上に塗布し、乾燥することによっ
て作製される。前記混合は、回転羽根式撹拌器、ボール
ミル等を用いて行うことができる。さらに、塗布、乾燥
した後、加圧プレスして充填密度を高めることもでき
る。
【0036】2)負極 負極は、負極層が集電体の片面もしくは両面に形成され
てなる構造を有する。前記負極層は、活物質及び結着剤
を含む。
【0037】前記活物質としては、例えば、リチウムを
吸蔵放出可能な炭素質物(例えば、黒鉛、コークス、あ
るいは熱硬化性樹脂、等方性ピッチ及びメソフェーズピ
ッチのいずれかを熱処理した炭素質物)を用いることが
できる。また、金属酸化物、金属硫化物、金属窒化物を
用いることもできる。例えば、すず化合物、ケイ素酸化
物、すず硫化物、チタン硫化物、リチウムコバルト窒化
物、リチウム鉄窒化物等である。
【0038】前記結着剤としては、例えばポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、
スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセ
ルロース(CMC)等を用いることができる。
【0039】前記負極活物質および前記結着剤の配合割
合は、炭素質物90〜98重量%、結着剤2〜10重量%の範
囲が好ましい。
【0040】前記集電体としては、銅、ステンレス、ニ
ッケル等の有孔もしくは無孔の箔を用いることができ
る。
【0041】前記負極は、例えば、前記負極活物質及び
前記結着剤を適当な溶媒に混合して得られる塗液を前記
集電体上に塗布し、乾燥することによって作製される。
前記混合は、回転羽根式撹拌器、ボールミル等を用いて
行うことができる。さらに、塗布、乾燥した後、加圧プ
レスして充填密度を高めることもできる。
【0042】3)セパレート層 セパレート層としては、電解液が保持された多孔質シー
ト、電解液を高分子によりゲル化したゲル電解質シート
等を用いることができる。
【0043】前記多孔質シートに電解液を保持したもの
は、多孔質シートと電解液から構成される。
【0044】前記多孔質シートとしては、ポリオレフィ
ン、セルロース等の多孔質フィルムもしくは不織布を用
いることができる。前記ポリオレフィンとしては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等を挙げることができる。多
孔質シートの厚さは10〜30μmが好ましい。
【0045】前記ゲル電解質シートとしては、ポリフッ
化ビニリデン(PVdF)、ポリアクリロニトリル(PAN)等を
用いて、電解液をゲル化したものを用いることができ
る。
【0046】前記電解液は塩と溶媒から構成される。前
記塩として六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、四
フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、過塩素酸リチウ
ム(LiClO4)等を用いることができる。前記溶媒
としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ート、γ-ブチロラクトン、ジエチルカーボネート、メ
チルエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ビニ
リデンカーボネート、ジメトキシエタン、アセトニトリ
ル等を用いることができる。塩濃度としては0.75〜
3モル/Lが好ましい。
【0047】前記電解液は、前記正極、前記負極等を積
層したのちに加えることもできる。特に、多孔質シート
に保持させる場合は、前記正極、前記負極と多孔質シー
トを積層して外装シート袋に収めた後に添加を行うのが
好ましい。
【0048】4)電極群 電極群は、前記正極と、前記負極と、前記正極及び前記
負極の間に配置される前記セパレート層とから構成され
る。
【0049】かかる電極群は、例えば、以下に説明する
方法により作製される。
【0050】前記正極および前記負極をその間に多孔質
シートもしくはゲル電解質シートを介在させて扁平形状
に捲回するか、渦巻状に捲回したのちに径方向に圧縮す
るか、一回以上折り曲げる。得られた扁平状物の積層方
向に加熱成型を施すことにより、扁平状物を一体化さ
せ、必要に応じて電解液を加えて電極群を得る。
【0051】前記加熱成型は、扁平状物を外装材シート
袋に収納してから行っても良いし、収納前に行っても良
い。
【0052】前記加熱成型は、プレス成型、あるいは成
形型へのはめ込み等により行うことができる。
【0053】前記加熱成型の温度は40〜120℃の範囲に
するのが好ましい 5)外装材 外装材は、例えば、ヒートシール面に熱可塑性樹脂が配
されたシートから構成することができる。熱可塑性樹脂
としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等を
挙げることができる。
【0054】前記シートとしては、例えば、金属層と前
記金属層の片面もしくは両面に配置された樹脂層とから
なるものを挙げることができる。前記金属層は、水分を
遮断するとともにシートに強度を与える役割をなす。前
記金属層は、例えばアルミニウム、ステンレス、銅、
鉄、ニッケルを用いることができる。特に軽量なアルミ
ニウムが好ましい。また2種以上の金属から形成するこ
ともできる。前記樹脂層は、例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン等から形成することができる。前記樹脂層は
1種類または2種類以上の樹脂から形成することができ
る。
【0055】
【実施例】以下、本発明の実施例を前述した図面を参照
して詳細に説明する。
【0056】(実施例1)平均粒径5μmのリチウムニ
ッケルコバルト酸化物(LiNi0.8Co0.22)粉末
91重量%、アセチレンブラック3重量%、グラファイ
ト3重量%及びポリフッ化ビニリデン3重量%をN−メ
チルピロリドンに加えて混合してスラリーとし、このス
ラリーを20μmのアルミニウム箔からなる集電体の両
面に塗布後、熱風乾燥してN−メチルピロリドンを除去
し、プレスし、カットすることにより正極を作製した。
【0057】また、メソフェーズピッチを原料としたメ
ソフェーズ炭素繊維をアルゴン雰囲気下で600℃にて
熱処理後、平均粒径20μmに粉砕し、不活性雰囲気下
で3000℃にて黒鉛化することにより炭素質物を製造
した。
【0058】前記炭素質物96.7重量%をスチレンブ
タジエンゴム2.2重量%およびカルボキシメチルセル
ロース1.1重量%と共に混合し、水を溶媒として使用
してスラリーとし、これを銅箔からなる集電体の両面に
塗布後、乾燥した。これをプレスし、カットすることに
より負極を作製した。
【0059】前記正極、前記負極に帯状のリードを溶接
して正極タブ、負極タブとなした。前記正極タブにはア
ルミニウムリードを、前記負極タブにはニッケルリード
を用いた。
【0060】前記正極、ポリエチレン製多孔質フィルム
からなるセパレータおよび前記負極をそれぞれこの順序
で積層してスパイラル状に捲回した後、偏平状に成形
し、電解液未含浸の電極群を作製した。この電極群を9
0℃に加熱しながら13kg/cm2の圧力でプレス成
形した。
【0061】また、エチレンカーボネート(EC)及び
γ−ブチロラクトン(BL)の混合溶媒(体積比率2
5:75)に電解質としての四フッ化ホウ酸リチウム
(LiBF4)を1.5mol/L溶解することにより
非水電解液を調製した。
【0062】アルミニウム箔の両面をポリプロピレンで
覆った厚さ100μmのラミネートフィルムを長辺を折
り返しにより閉じた後、これにより電極群を被覆した。
次いで、3辺の開口部のうち、正負極タブが挟まれてい
る短辺を除く2辺に以下に説明する条件でヒートシール
を施し、袋状に加工した。2辺の外端から幅5mmの部
分に200℃でヒートシールを行い、JIS K 71
25による剥離強度が16N/cmのヒートシール部を
形成した。長辺側のヒートシール部の内側から幅2mm
までの領域に165℃でヒートシールを施すことによ
り、JIS K7125による剥離強度が6N/cmの
易剥離シール部を形成した。
【0063】次いで、前記正極タブを外装材の外端から
6mmの位置で切断し、外装材の内面に前記正極タブの
先端から4mmまでを接着した。前記正極タブが接着さ
れた内面と対向する内面に前記正極タブと2mm長重な
り合い、かつ先端が外装材から延出されるように外部引
出し用正極タブを接着した。
【0064】ひきつづき、前記外装材内の電極群に80
℃の真空乾燥を8時間行った後、前記電解液を注入し
た。
【0065】前記外装材の開口している残り一辺を、こ
の辺から正負極双方の外部引出し用タブが延出されてい
る状態で、外端から5mmの幅を200℃でヒートシー
ルを施した。次いで、このヒートシール部の内側3mm
幅を180℃でヒートシールすることにより易剥離シー
ル部を形成した。さらに、この辺を15kg/cm2
プレスし、易剥離シール部分に挟まれている正極タブと
外部引出し用正極タブとの接触を確実なものとした。こ
の易剥離シール部のJIS K 7125による剥離強
度は、8N/cmであった。このようにして組み立てら
れたリチウムイオン二次電池は、前述した図1及び図2
に示す構造を有し、外形の長辺L1が62mmで、短辺
L2が35mmで、長辺側の易剥離シール部の長さL3が
52mmで、短辺側の易剥離シール部の長さL6が28
mmで、封止領域(ヒートシール部と易剥離シール部)
を除く領域の長辺L5が49mmで、前記領域の短辺L6
が28mmであった。また、易剥離シール部の合計面積
は188mm2であった。また、このリチウムイオン二
次電池の容量は、575mAhである。
【0066】このリチウムイオン二次電池を45℃下で
2時間放置した後に、0.2C(115mA)で4.2
V充電を定電流・定電圧制御により合計時間15時間行
った。その後、7日間の20℃貯蔵を行い、20℃下で
0.2Cで3Vまで放電し、リチウムイオン二次電池を
製造した。
【0067】このリチウムイオン二次電池に0.2C
(115mA)で4.2V充電を定電流・定電圧制御に
より合計時間15時間行った後、80℃下で7日間の貯
蔵を行った後、易剥離シール部の剥離状況と、密閉シー
ル部の剥離状況と、電池厚さを測定し、その結果を下記
表1に示す。
【0068】さらに、同一のリチウムイオン二次電池を
製造し、0.2C(115mA)で4.2V充電を定電
流・定電圧制御により合計時間15時間行った後、1C
にて15Vまで定電流で充電を行う過充電試験を行い、
易剥離シール部の剥離状況、密閉シール部の剥離状況、
回路遮断の状況を観測し、その結果を下記表1に示す。
【0069】(実施例2)長辺側の易剥離シール部(こ
の易剥離シール部の長さはL3である)の剥離強度を密
封シール部と等しくすること以外は、前述した実施例1
と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。製造
された実施例2の二次電池に前述した実施例1で説明し
たのと同様の80℃貯蔵試験と、過充電試験を行い、そ
の結果を下記表1に示す。
【0070】(実施例3)200℃でヒートシールを施
すことにより易剥離シール部の剥離強度を16N/cm
にし、かつエンボスタイプの200℃ヒートシールを施
して密閉シール部の剥離強度を22N/cmにすること
以外は、前述した実施例1と同様にしてリチウムイオン
二次電池を製造した。製造された実施例3の二次電池に
前述した実施例1で説明したのと同様の80℃貯蔵試験
と、過充電試験を行い、その結果を下記表1に示す。
【0071】(実施例4)正極タブと外部引出し用正極
タブを溶接し、かつ短辺側の易剥離シール部(この易剥
離シール部の長さはL6である)の剥離強度を密閉シー
ル部の剥離強度と等しくすること以外は、前述した実施
例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。
製造された実施例4の二次電池に前述した実施例1で説
明したのと同様の80℃貯蔵試験と、過充電試験を行
い、その結果を下記表1に示す。
【0072】(実施例5)正極タブと外部引出し用正極
タブを溶接し、かつ易剥離シール部のヒートシール温度
を下げて剥離強度を1.5N/cmとすること以外は、
前述した実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池
を製造した。製造された実施例5の二次電池に前述した
実施例1で説明したのと同様の80℃貯蔵試験と、過充
電試験を行い、その結果を下記表1に示す。
【0073】(実施例6)正極タブと外部引出し用正極
タブを溶接し、かつ易剥離シール部のヒートシール温度
を下げ、さらに熱融着部を網目状として実質的熱融着面
積を50%にすることにより、剥離強度を0.8N/c
mとすること以外は、前述した実施例1と同様にしてリ
チウムイオン二次電池を製造した。製造された実施例5
の二次電池に前述した実施例1で説明したのと同様の8
0℃貯蔵試験と、過充電試験を行い、その結果を下記表
1に示す。
【0074】(実施例7)正極タブと外部引出し用正極
タブを溶接し、かつ実施例1の二次電池の長辺側の易剥
離シール部(この易剥離シール部の長さはL3である)
の内で10mm×8mmのみを易剥離シール部として残し、そ
れ以外の領域を密閉のためのシール部とすること以外
は、前述した実施例1と同様にしてリチウムイオン二次
電池を製造した。製造された実施例7の二次電池に前述
した実施例1で説明したのと同様の80℃貯蔵試験と、
過充電試験を行い、その結果を下記表1に示す。
【0075】(比較例)正極タブと外部引出し用正極タ
ブを溶接し、かつ易剥離シール部の熱溶着温度を200℃
として密閉シール部と同じ剥離強度にすること以外は、
前述した実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池
を製造した。製造された比較例の二次電池に前述した実
施例1で説明したのと同様の80℃貯蔵試験と、過充電
試験を行い、その結果を下記表1に示す。
【0076】なお、表1の過充電試験時の破裂の項目に
おいて、実施例4〜7及び比較例の二次電池について
は、破裂に至るまでの時間を示した。
【0077】
【表1】
【0078】表1より明らかなように、実施例1〜4,
7及び比較例の二次電池は、初充電時に易剥離シール部
は剥離せず、通常の充電が行えた。また、表1には記載
しなかったが、初充電に続く充放電でも易剥離シール部
が開くことなく通常の充放電を行うことができた。一
方、実施例5〜6の二次電池は、初充電中に易剥離シー
ル部が剥離したものの、通常の充電が行えた。
【0079】80℃下における7日間にわたる貯蔵試験
では、実施例1〜4,7の二次電池は、すべて易剥離シ
ール部が開いて外装材の膨れを比較例の二次電池に比べ
て抑えることができた。また、実施例5,6の二次電池
は、初充電中に既に易剥離シール部が剥離しており、こ
の剥離により形成された空間によって外装材の膨れを抑
制することができた。一方、易剥離シール部を持たない
比較例の二次電池は、大きな膨れを示した。
【0080】過充電試験においては、実施例1および2
の二次電池において、過充電中に易剥離シール部が剥離
すると共に、短辺の易剥離シール部における回路遮断が
機能して、それ以上の過充電を防止して電池の破裂には
至らなかった。実施例3の二次電池では回路遮断が機能
するタイミングが遅かったため密閉部分に亀裂が生じて
僅かではあるが液漏れを生じた。実施例4〜6の二次電
池は、回路遮断機構が組み込まれていないため、この試
験では電池の破裂を起こした。但し、実施例4〜6の二
次電池は、易剥離シール部の剥離によりもたらされる空
間により内圧上昇を十分でないものの、吸収することが
できるため、破裂に至るまでの時間を比較例の二次電池
に比べて遅らせることができた。一方、比較例の二次電
池は、短時間のうちに破裂を生じた。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高
温貯蔵、過充電等によりガスが発生した際に外装材の膨
れを抑制することができ、安全性が向上されたリチウム
イオン二次電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリチウムイオン二次電池の一例を
示す平面図。
【図2】図1のリチウムイオン二次電池を示す断面図。
【図3】図1のリチウムイオン二次電池の作用を説明す
るための部分断面図。
【符号の説明】
1…電極群、 2…正極タブ、 3…外部引出し用正極タブ、 4…負極タブ、 5…外部引出し用負極タブ、 6…外装材、 7…密閉のためのヒートシール部、 8…易剥離シール部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H011 AA13 CC02 CC10 DD13 FF02 GG09 HH11 HH13 KK00 5H022 AA09 BB12 CC02 CC12 KK01 5H029 AJ12 AK03 AL01 AL06 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ04 BJ12 DJ03 DJ12 HJ00 HJ12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リチウムを吸蔵放出可能な正極及び負極
    と、前記正極及び前記負極を電気的に隔てると共に、リ
    チウムイオンの導通が可能なセパレート層とを有する電
    極群を、外装材内にヒートシールにより密封したリチウ
    ムイオン二次電池において、 前記ヒートシール部の内側に、前記ヒートシール部に比
    べて低い剥離強度を有する剥離シール部が存在すること
    を特徴とするリチウムイオン二次電池。
  2. 【請求項2】 リチウムを吸蔵放出可能な正極及び負極
    と、前記正極及び前記負極を電気的に隔てると共に、リ
    チウムイオンの導通が可能なセパレート層とを有する電
    極群を、外装材内にヒートシールにより密封したリチウ
    ムイオン二次電池において、 前記ヒートシール部の内側に、前記ヒートシール部に比
    べて低い剥離強度を有する剥離シール部が存在し、かつ
    前記剥離シール部の一部は、これの剥離により二次電池
    の電流経路が遮断される電流遮断機構を担うことを特徴
    とするリチウムイオン二次電池。
  3. 【請求項3】 前記剥離シール部の剥離強度は、2〜1
    2N/cmの範囲内であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のリチウムイオン二次電池。
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