JP2002015297A - 多機能カード - Google Patents
多機能カードInfo
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- JP2002015297A JP2002015297A JP2000199391A JP2000199391A JP2002015297A JP 2002015297 A JP2002015297 A JP 2002015297A JP 2000199391 A JP2000199391 A JP 2000199391A JP 2000199391 A JP2000199391 A JP 2000199391A JP 2002015297 A JP2002015297 A JP 2002015297A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、１枚のカードで様々な用途に使
用できる多機能カードを提供することを課題とする。 【解決手段】 この発明は、カード挿入スロットに対し
て、カードの挿入方向毎にカードとカード使用装置とを
接続する接続端子が設けられ、矩形状のカードの表面に
おける四辺の方向、ならびに裏面におけるの四辺の方向
の内、少なくとも２方向、最大で８方向から前記カード
挿入スロットに挿入されるように構成される。
用できる多機能カードを提供することを課題とする。 【解決手段】 この発明は、カード挿入スロットに対し
て、カードの挿入方向毎にカードとカード使用装置とを
接続する接続端子が設けられ、矩形状のカードの表面に
おける四辺の方向、ならびに裏面におけるの四辺の方向
の内、少なくとも２方向、最大で８方向から前記カード
挿入スロットに挿入されるように構成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード読み取り装
置に接続される半導体集積回路やハードディスク等の接
続デバイスが組み込まれて、カード読み取り装置に多方
向から挿入されて使用される多機能カードに関する。
置に接続される半導体集積回路やハードディスク等の接
続デバイスが組み込まれて、カード読み取り装置に多方
向から挿入されて使用される多機能カードに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のカードとしては、ＬＡＮ
カード、モデムカード、ハードディスクカード、各種イ
ンタフェースカード等、ＰＣ（パーソナル・コンピュー
タ）ならびにデジタルオーディオ機器、デジタルカメ
ラ、ＩＳＤＮ回線とＰＣを接続するＴＡ（ターミナル・
アダプタ）等のＰＣ周辺機器に接続されて使用されるＰ
Ｃカードや、メモリカード、ＩＤカード、セキュリティ
カード等、ＩＣカード用リーダ・ライタに使用されるＩ
Ｃカードがある。このような、様々な形態のカードを１
人で複数持ち歩くのが日常的になっている昨今におい
て、今後さらに各種カードが増加することが予想され
る。このような従来のＰＣカード、ＩＣカードは、１枚
のカードにつき、カード読み取り装置に設けられたカー
ド挿入スロットに対して１つの挿入方向を持ち、１若し
くは２つの機能を実現しているのみであった。
カード、モデムカード、ハードディスクカード、各種イ
ンタフェースカード等、ＰＣ（パーソナル・コンピュー
タ）ならびにデジタルオーディオ機器、デジタルカメ
ラ、ＩＳＤＮ回線とＰＣを接続するＴＡ（ターミナル・
アダプタ）等のＰＣ周辺機器に接続されて使用されるＰ
Ｃカードや、メモリカード、ＩＤカード、セキュリティ
カード等、ＩＣカード用リーダ・ライタに使用されるＩ
Ｃカードがある。このような、様々な形態のカードを１
人で複数持ち歩くのが日常的になっている昨今におい
て、今後さらに各種カードが増加することが予想され
る。このような従来のＰＣカード、ＩＣカードは、１枚
のカードにつき、カード読み取り装置に設けられたカー
ド挿入スロットに対して１つの挿入方向を持ち、１若し
くは２つの機能を実現しているのみであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のカー
ドにおいては、１枚当たりのカードの機能が少ないた
め、様々な使用用途に対応しようとすると、使用用途に
応じたカードを多数用意する必要があった。これは、カ
ードを生産する側にとっても、またカードを使用する側
にとっても、極めて非効率的であり、非経済的であると
いった不具合を招いていた。
ドにおいては、１枚当たりのカードの機能が少ないた
め、様々な使用用途に対応しようとすると、使用用途に
応じたカードを多数用意する必要があった。これは、カ
ードを生産する側にとっても、またカードを使用する側
にとっても、極めて非効率的であり、非経済的であると
いった不具合を招いていた。
【０００４】そこで、本発明は、上記に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、１枚のカードで
様々な用途に使用できる多機能カードを提供することに
ある。
ものであり、その目的とするところは、１枚のカードで
様々な用途に使用できる多機能カードを提供することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、課題を解決する第１の手段は、カードが挿入接続さ
れてカードの読み取りが可能なカード読み取り装置に設
けられたカード挿入スロットに対して、カードの挿入方
向毎にカードと前記カード読み取り装置とを接続する接
続端子が設けられ、矩形状のカードの表面における四辺
の方向、ならびに裏面におけるの四辺の方向の内、少な
くとも２方向、最大で８方向から前記カード挿入スロッ
トに挿入されて、前記カード読み取り装置との間で接続
されることを特徴とする。
に、課題を解決する第１の手段は、カードが挿入接続さ
れてカードの読み取りが可能なカード読み取り装置に設
けられたカード挿入スロットに対して、カードの挿入方
向毎にカードと前記カード読み取り装置とを接続する接
続端子が設けられ、矩形状のカードの表面における四辺
の方向、ならびに裏面におけるの四辺の方向の内、少な
くとも２方向、最大で８方向から前記カード挿入スロッ
トに挿入されて、前記カード読み取り装置との間で接続
されることを特徴とする。
【０００６】第２の手段は、前記第１の手段において、
前記多機能カードには、前記カード読み取り装置に接続
される１又は複数の半導体集積回路又は／及び接続用デ
バイスが設けられていることを特徴とする。
前記多機能カードには、前記カード読み取り装置に接続
される１又は複数の半導体集積回路又は／及び接続用デ
バイスが設けられていることを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【０００８】この発明の一実施形態に係る多機能カード
は、ＮＡＮＤ型ＦｌａｓｈＥＥＰＲＯＭあるいはＮＯＲ
型ＦｌａｓｈＥＥＰＲＯＭなどのメモリＩＣを１枚のカ
ードの表面ならびに裏面に複数個実装したメモリカード
として構成される。このメモリカードの情報を読み取
り、メモリカードに情報を書き込むリーダ・ライタは、
現行と同様で固定位置にカードに接続される接続端子を
有しており、メモリカードには、リーダ・ライタに挿入
する各挿入方向に応じた位置にリード／ライト用の電極
（接続端子）が設けられている。カードのリーダ・ライ
タへの挿入方向は、表面、裏面のそれぞれにおいてカー
ドの四辺の一辺となる正方向、逆方向、左方向、右方向
の内、少なくとも２方向から最大で８方向の挿入が可能
に構成される。リーダ・ライタのカード挿入スロットの
固定的な形状に対して、カードの正方向又は逆方向と、
右方向又は左方向からの挿入を可能とするためには、カ
ードの形状を正方形として構成される。
は、ＮＡＮＤ型ＦｌａｓｈＥＥＰＲＯＭあるいはＮＯＲ
型ＦｌａｓｈＥＥＰＲＯＭなどのメモリＩＣを１枚のカ
ードの表面ならびに裏面に複数個実装したメモリカード
として構成される。このメモリカードの情報を読み取
り、メモリカードに情報を書き込むリーダ・ライタは、
現行と同様で固定位置にカードに接続される接続端子を
有しており、メモリカードには、リーダ・ライタに挿入
する各挿入方向に応じた位置にリード／ライト用の電極
（接続端子）が設けられている。カードのリーダ・ライ
タへの挿入方向は、表面、裏面のそれぞれにおいてカー
ドの四辺の一辺となる正方向、逆方向、左方向、右方向
の内、少なくとも２方向から最大で８方向の挿入が可能
に構成される。リーダ・ライタのカード挿入スロットの
固定的な形状に対して、カードの正方向又は逆方向と、
右方向又は左方向からの挿入を可能とするためには、カ
ードの形状を正方形として構成される。
【０００９】このようなメモリカードとしては、例えば
図１に示すように、カード１１の表面に２個のメモリＩ
Ｃ１２ａ、１２ｂが実装され、固定された接点を持つリ
ーダ・ライタに対して、カード１１を正方向ならびに逆
方向から挿入することができる位置に、リーダ・ライタ
の接続端子と接続される電極１３ａ、１３ｂが設けられ
ている。各電極１３ａ、１３ｂは、カード１１上に実装
されているそれぞれのメモリＩＣ１２ａ、１２ｂとカー
ド上に形成された配線により結線されており、それぞれ
のメモリＩＣ１２ａ、１２ｂは、それぞれ独立して動作
可能となる。また、図１に示す構成に対して図２に示す
ように、カード２１の表面に埋め込まれるようにしてメ
モリＩＣ２２ａ、２２ｂが実装され、このメモリＩＣ２
２ａ、２２ｂ上にメモリＩＣ２２ａ、２２ｂに接続され
た電極２３ａ、２３ｂが設けられている。このような構
成では、カード２１上でメモリＩＣ２２ａ，２２ｂと電
極との結線は不要となる。
図１に示すように、カード１１の表面に２個のメモリＩ
Ｃ１２ａ、１２ｂが実装され、固定された接点を持つリ
ーダ・ライタに対して、カード１１を正方向ならびに逆
方向から挿入することができる位置に、リーダ・ライタ
の接続端子と接続される電極１３ａ、１３ｂが設けられ
ている。各電極１３ａ、１３ｂは、カード１１上に実装
されているそれぞれのメモリＩＣ１２ａ、１２ｂとカー
ド上に形成された配線により結線されており、それぞれ
のメモリＩＣ１２ａ、１２ｂは、それぞれ独立して動作
可能となる。また、図１に示す構成に対して図２に示す
ように、カード２１の表面に埋め込まれるようにしてメ
モリＩＣ２２ａ、２２ｂが実装され、このメモリＩＣ２
２ａ、２２ｂ上にメモリＩＣ２２ａ、２２ｂに接続され
た電極２３ａ、２３ｂが設けられている。このような構
成では、カード２１上でメモリＩＣ２２ａ，２２ｂと電
極との結線は不要となる。
【００１０】この実施形態の構成においては、例えばカ
ードの表面正方向をデジタルカメラ用として、表面逆方
向をデジタルオーディオ（ＭＰ３）用、裏面正方向をデ
ジタルビデオカメラ用といった具合に用途に応じてカー
ドの各挿入方向を使い分けることができる。これによ
り、カード１枚でメモリカードの管理を容易に行うこと
ができる。
ードの表面正方向をデジタルカメラ用として、表面逆方
向をデジタルオーディオ（ＭＰ３）用、裏面正方向をデ
ジタルビデオカメラ用といった具合に用途に応じてカー
ドの各挿入方向を使い分けることができる。これによ
り、カード１枚でメモリカードの管理を容易に行うこと
ができる。
【００１１】次に、この発明の他の実施形態に係る多機
能カードは、ＮＡＮＤ型ＦｌａｓｈＥＥＰＲＯＭ若しく
はＮＯＲ型ＦｌａｓｈＥＥＰＲＯＭなどのメモリＩＣ１
個を１枚のカード上に実装したメモリカードとし、カー
ドの電極の配置、挿入方向の最大値などは先の実施形態
と同様であり、各電極にはそれぞれアドレスデコーダロ
ジックが設けられている。
能カードは、ＮＡＮＤ型ＦｌａｓｈＥＥＰＲＯＭ若しく
はＮＯＲ型ＦｌａｓｈＥＥＰＲＯＭなどのメモリＩＣ１
個を１枚のカード上に実装したメモリカードとし、カー
ドの電極の配置、挿入方向の最大値などは先の実施形態
と同様であり、各電極にはそれぞれアドレスデコーダロ
ジックが設けられている。
【００１２】例えば図３に示すように、カード３１に実
装されたメモリＩＣ３２は、アドレスデコーダロジック
３３ａを介して正方向の挿入に対応した電極３４ａに接
続され、かつアドレスデコーダロジック３３ｂを介して
正方向の挿入に対応した電極３４ｂに接続され、各挿入
方向に応じてメモリＩＣ３２内の任意の領域を使用する
ことができる。アドレスデコーダロジック３３ａ、３３
ｂでは、メモリＩＣ３２のリード／ライト時のアドレス
のオフセットが決定される。例えばカード３１を正方向
から挿入した場合は、メモリＩＣの例えば０ｈ番地から
リード／ライトを開始し、逆方向から挿入した場合に
は、例えば８０００ｈ番地からリード／ライトを開始す
るといったように、１つのメモリＩＣ３２を挿入方向に
応じて分割して使用できる。また、図３に示すように、
正方向と逆方向の２方向から挿入できるような構成にお
いては、デコードロジック３３ａ、３３ｂの構成をメモ
リＩＣ３２の先頭アドレスからリード／ライトするもの
と、最終アドレスからリード／ライトするものとすれ
ば、各挿入方向のメモリ容量を可変して使い分けること
も可能である。
装されたメモリＩＣ３２は、アドレスデコーダロジック
３３ａを介して正方向の挿入に対応した電極３４ａに接
続され、かつアドレスデコーダロジック３３ｂを介して
正方向の挿入に対応した電極３４ｂに接続され、各挿入
方向に応じてメモリＩＣ３２内の任意の領域を使用する
ことができる。アドレスデコーダロジック３３ａ、３３
ｂでは、メモリＩＣ３２のリード／ライト時のアドレス
のオフセットが決定される。例えばカード３１を正方向
から挿入した場合は、メモリＩＣの例えば０ｈ番地から
リード／ライトを開始し、逆方向から挿入した場合に
は、例えば８０００ｈ番地からリード／ライトを開始す
るといったように、１つのメモリＩＣ３２を挿入方向に
応じて分割して使用できる。また、図３に示すように、
正方向と逆方向の２方向から挿入できるような構成にお
いては、デコードロジック３３ａ、３３ｂの構成をメモ
リＩＣ３２の先頭アドレスからリード／ライトするもの
と、最終アドレスからリード／ライトするものとすれ
ば、各挿入方向のメモリ容量を可変して使い分けること
も可能である。
【００１３】このような実施形態においては、先の実施
形態と同様に各用途に応じた使い分けができ、かつカー
ド１枚で管理でき、メモリの大容量化が進む中１つのメ
モリＩＣで物理的に分割できる。また、挿入方向に関し
ては、先の実施形態と同様に最大で８方向の挿入が可能
となる。
形態と同様に各用途に応じた使い分けができ、かつカー
ド１枚で管理でき、メモリの大容量化が進む中１つのメ
モリＩＣで物理的に分割できる。また、挿入方向に関し
ては、先の実施形態と同様に最大で８方向の挿入が可能
となる。
【００１４】次に、この発明の他の実施形態に係る多機
能カードは、ユーザーデータを格納するＩＣチップを１
枚のカードの表面ならびに裏面に複数個実装したＩＣカ
ードとして構成される。電極の配置、挿入方向の最大値
などは、先の実施形態と同様である。例えば図４に示す
構成では、カード４１の表面に、正方向の挿入に対応し
たＩＣチップ４２ａと逆方向の挿入に対応したＩＣチッ
プ４２ｂが実装され、図２に示す実施形態と同様に電極
４３ａ、４３ｂがそれぞれのＩＣチップ４２ａ、４２ｂ
に形成され、ＩＣチップ４２ａ、４２ｂは、それぞれ独
立して使用される。
能カードは、ユーザーデータを格納するＩＣチップを１
枚のカードの表面ならびに裏面に複数個実装したＩＣカ
ードとして構成される。電極の配置、挿入方向の最大値
などは、先の実施形態と同様である。例えば図４に示す
構成では、カード４１の表面に、正方向の挿入に対応し
たＩＣチップ４２ａと逆方向の挿入に対応したＩＣチッ
プ４２ｂが実装され、図２に示す実施形態と同様に電極
４３ａ、４３ｂがそれぞれのＩＣチップ４２ａ、４２ｂ
に形成され、ＩＣチップ４２ａ、４２ｂは、それぞれ独
立して使用される。
【００１５】それぞれのＩＣチップ４２ａ、４２ｂは、
初期状態では情報は何も入っておらず、利用者の用途に
応じて情報の登録を各種管理機関で行うことができ、利
用者独自のコードをリード／ライトできる。
初期状態では情報は何も入っておらず、利用者の用途に
応じて情報の登録を各種管理機関で行うことができ、利
用者独自のコードをリード／ライトできる。
【００１６】このような実施形態においては、ＩＣカー
ドの各挿入方向に応じて、例えば自宅のセキュリティ
用、会社のＩＤ登録用、電子マネー用、クレジットカー
ド用、キャッシュカード用、定期券用、診察券用、基本
台帳登録用、印鑑登録用、各種プリペイドカード用、な
どへの使い分けをすることができる。また、カードの利
用者が用意する初期化されたＩＣチップ４２ａ、４２ｂ
には各種サービス提供機関でＩＣチップ４２ａ、４２ｂ
にデータを書き込み、カードは最大で８方向の挿入が可
能であり、８用途に応じた使い分けが１枚のカードで実
現できる。
ドの各挿入方向に応じて、例えば自宅のセキュリティ
用、会社のＩＤ登録用、電子マネー用、クレジットカー
ド用、キャッシュカード用、定期券用、診察券用、基本
台帳登録用、印鑑登録用、各種プリペイドカード用、な
どへの使い分けをすることができる。また、カードの利
用者が用意する初期化されたＩＣチップ４２ａ、４２ｂ
には各種サービス提供機関でＩＣチップ４２ａ、４２ｂ
にデータを書き込み、カードは最大で８方向の挿入が可
能であり、８用途に応じた使い分けが１枚のカードで実
現できる。
【００１７】次に、この発明の他の実施形態に係る多機
能カードは、接続デバイスとなるハードディスクなどの
記憶装置を１枚のカードに複数個内蔵したＰＣカードと
して構成される。現在のＰＣカードの規格を考えた場合
は、例えば図５に示すように、カード５１の表面に２つ
のハードディスク５２ａ、５２ｂが実装された場合は、
挿入方向が表面の正方向ならびに逆方向の２方向となる
が、今後ＰＣカードの新たな規格が設定された場合に
は、先の実施形態で説明したように最大で８つの挿入方
向を実現することができる。カード５１が挿入されるＰ
Ｃ（パーソナル・コンピュータ）側は、固定位置にカー
ドに接続される接続端子を有しており、ＰＣカード５１
は各挿入方向に応じた位置に接続端子５３ａ、５４ｂ
（図示せず）が設けられており、挿入方向に応じて各々
に対応したハードディスク５２ａ、５２ｂにアクセスす
ることができる。また、ハードディスク５２ａ、５２ｂ
へのアクセスによりパスワードを設定できるなどのセキ
ュリティ機能を追加している。
能カードは、接続デバイスとなるハードディスクなどの
記憶装置を１枚のカードに複数個内蔵したＰＣカードと
して構成される。現在のＰＣカードの規格を考えた場合
は、例えば図５に示すように、カード５１の表面に２つ
のハードディスク５２ａ、５２ｂが実装された場合は、
挿入方向が表面の正方向ならびに逆方向の２方向となる
が、今後ＰＣカードの新たな規格が設定された場合に
は、先の実施形態で説明したように最大で８つの挿入方
向を実現することができる。カード５１が挿入されるＰ
Ｃ（パーソナル・コンピュータ）側は、固定位置にカー
ドに接続される接続端子を有しており、ＰＣカード５１
は各挿入方向に応じた位置に接続端子５３ａ、５４ｂ
（図示せず）が設けられており、挿入方向に応じて各々
に対応したハードディスク５２ａ、５２ｂにアクセスす
ることができる。また、ハードディスク５２ａ、５２ｂ
へのアクセスによりパスワードを設定できるなどのセキ
ュリティ機能を追加している。
【００１８】現状の１方向からの挿入では、自宅用と会
社用のような用途に応じた使い分けはソフト的にパーテ
ィションを区切るか、フォルダ毎で管理するなどの方法
のみであった。このような場合には、セキュリティ上問
題があり、第３者によりデータの閲覧などが容易に可能
である。しかし、この実施形態では、ハードディスク自
体にパスワードロックを掛けるため、自宅用、会社用で
使い分けた場合に、各場面での情報の漏洩を未然に防ぐ
ことが可能となる。また、自宅用と会社用など場面に応
じて、ハードディスクなどのＰＣカードに内蔵された記
憶装置を物理的に使い分けることが可能となる。
社用のような用途に応じた使い分けはソフト的にパーテ
ィションを区切るか、フォルダ毎で管理するなどの方法
のみであった。このような場合には、セキュリティ上問
題があり、第３者によりデータの閲覧などが容易に可能
である。しかし、この実施形態では、ハードディスク自
体にパスワードロックを掛けるため、自宅用、会社用で
使い分けた場合に、各場面での情報の漏洩を未然に防ぐ
ことが可能となる。また、自宅用と会社用など場面に応
じて、ハードディスクなどのＰＣカードに内蔵された記
憶装置を物理的に使い分けることが可能となる。
【００１９】次に、この発明の他の実施形態に係る多機
能カードは、上述した全ての実施形態を組み合わせた複
合型の多機能ＩＣカード及びＰＣカードであり、２組以
上の電極若しくは接続端子を有している。メモリ機能、
ＩＤ機能、モデム機能、ＬＡＮ機能、ハードディスク機
能などの各機能を１枚のＩＣカード若しくはＰＣカード
にまとめたものとして構成される。機能としては、固定
された接続端子を持つリーダ・ライタ、ＰＣ、ＰＣ周辺
機器に対して多方向から挿入できる位置にＩＣカードの
電極やＰＣカードの接続端子を設置しており、各挿入方
向に応じた機能で個々に動作することができる。
能カードは、上述した全ての実施形態を組み合わせた複
合型の多機能ＩＣカード及びＰＣカードであり、２組以
上の電極若しくは接続端子を有している。メモリ機能、
ＩＤ機能、モデム機能、ＬＡＮ機能、ハードディスク機
能などの各機能を１枚のＩＣカード若しくはＰＣカード
にまとめたものとして構成される。機能としては、固定
された接続端子を持つリーダ・ライタ、ＰＣ、ＰＣ周辺
機器に対して多方向から挿入できる位置にＩＣカードの
電極やＰＣカードの接続端子を設置しており、各挿入方
向に応じた機能で個々に動作することができる。
【００２０】このような構成において、例えば図６に示
すように、１枚のカード６１に、正方向の挿入に対応し
たＩＣチップ６２ａと逆方向の挿入に対応したメモリＩ
Ｃ６２ｂが実装され、図２に示すと同様に電極６３ａが
ＩＣチップ６２ａ上に形成され、図２に示すと同様に電
極６３ｂがメモリＩＣ６２ｂ上に形成され、それぞれ独
立して使用できる構成の多機能カードでは、病院の診察
券などの用途で個人情報をＩＣチップ６２ａに書き込
み、診察データをメモリＩＣ６２ｂに記憶させるなどの
使用方法が考えられる。また、メモリＩＣ６２ｂに自宅
で簡易ツール（血圧計、体脂肪計、尿検査器、脈拍計
等）を用いた自己検査情報を記憶させておき、診察時に
使用するといった用途も考えられ、医療機関での診療券
と医療データ、測定データの記憶などに使用することが
でき、利用者にとって１枚のカードで様々な用途に使用
できる環境が与えられる。
すように、１枚のカード６１に、正方向の挿入に対応し
たＩＣチップ６２ａと逆方向の挿入に対応したメモリＩ
Ｃ６２ｂが実装され、図２に示すと同様に電極６３ａが
ＩＣチップ６２ａ上に形成され、図２に示すと同様に電
極６３ｂがメモリＩＣ６２ｂ上に形成され、それぞれ独
立して使用できる構成の多機能カードでは、病院の診察
券などの用途で個人情報をＩＣチップ６２ａに書き込
み、診察データをメモリＩＣ６２ｂに記憶させるなどの
使用方法が考えられる。また、メモリＩＣ６２ｂに自宅
で簡易ツール（血圧計、体脂肪計、尿検査器、脈拍計
等）を用いた自己検査情報を記憶させておき、診察時に
使用するといった用途も考えられ、医療機関での診療券
と医療データ、測定データの記憶などに使用することが
でき、利用者にとって１枚のカードで様々な用途に使用
できる環境が与えられる。
【００２１】一方、接続デバイスとなる例えばハードデ
ィスクとメモリカードの複合型の多機能カードの場合に
は、メモリカードをデータ端末（デジタル新聞、音楽情
報、ゲーム情報、デジタル小説各種、データベース等）
とのインタフェースに使用し、ＰＣとのインタフェース
にハードディスクを使用するなどの用途が考えられ、上
述したように利用者にとって１枚のカードで様々な用途
に使用できる環境が与えられる。
ィスクとメモリカードの複合型の多機能カードの場合に
は、メモリカードをデータ端末（デジタル新聞、音楽情
報、ゲーム情報、デジタル小説各種、データベース等）
とのインタフェースに使用し、ＰＣとのインタフェース
にハードディスクを使用するなどの用途が考えられ、上
述したように利用者にとって１枚のカードで様々な用途
に使用できる環境が与えられる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、１枚のカードにおいて多方向から挿入して使用でき
るようにしたので、１枚のカードで各挿入方向に対応し
て複数の機能を実現することが可能となる。これによ
り、１枚のカードで様々な用途に使用することができ、
カードを生産する側にとっても、またカードを使用する
側にとっても、極めて効率的であり、かつ経済的であ
る。
ば、１枚のカードにおいて多方向から挿入して使用でき
るようにしたので、１枚のカードで各挿入方向に対応し
て複数の機能を実現することが可能となる。これによ
り、１枚のカードで様々な用途に使用することができ、
カードを生産する側にとっても、またカードを使用する
側にとっても、極めて効率的であり、かつ経済的であ
る。
【図１】この発明の一実施形態に係る多機能カードの構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図２】この発明の他の実施形態に係る多機能カードの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図３】この発明の他の実施形態に係る多機能カードの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図４】この発明の他の実施形態に係る多機能カードの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図５】この発明の他の実施形態に係る多機能カードの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図６】この発明の他の実施形態に係る多機能カードの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
１１，２１，３１，４１，５１，６１ カード １２ａ，１２ｂ，２２ａ，２２ｂ，３２，６２ｂ メモ
リＩＣ ４２ａ、４２ｂ，６２ａ ＩＣチップ ５２ａ，５２ｂ ハードディスク １３ａ、１３ｂ，２３ａ、２３ｂ，３３ａ，３３ｂ，４
３ａ，４３ｂ，６３ａ， ６３ｂ 電極 ５３ａ，５３ｂ 接続端子
リＩＣ ４２ａ、４２ｂ，６２ａ ＩＣチップ ５２ａ，５２ｂ ハードディスク １３ａ、１３ｂ，２３ａ、２３ｂ，３３ａ，３３ｂ，４
３ａ，４３ｂ，６３ａ， ６３ｂ 電極 ５３ａ，５３ｂ 接続端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｋ 19/00 Ｎ
Claims (2)
- 【請求項１】 カードが挿入接続されてカードの読み取
りが可能なカード読み取り装置に設けられたカード挿入
スロットに対して、カードの挿入方向毎にカードと前記
カード読み取り装置とを接続する接続端子が設けられ、
矩形状のカードの表面における四辺の方向、ならびに裏
面におけるの四辺の方向の内、少なくとも２方向、最大
で８方向から前記カード挿入スロットに挿入されて、前
記カード読み取り装置との間で接続されることを特徴と
する多機能カード。 - 【請求項２】 前記多機能カードには、前記カード読み
取り装置に接続される１又は複数の半導体集積回路又は
／及び接続用デバイスが設けられていることを特徴とす
る請求項１記載の多機能カード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000199391A JP2002015297A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 多機能カード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000199391A JP2002015297A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 多機能カード |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002015297A true JP2002015297A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18697415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000199391A Pending JP2002015297A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 多機能カード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002015297A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2004021884A1 (ja) * | 2002-09-03 | 2005-12-22 | 富士通株式会社 | 個人認識装置 |
| JP2007011708A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Ricoh Co Ltd | 統合型メモリーカード及び形状変換アダプタ |
| US8190239B2 (en) | 2002-09-03 | 2012-05-29 | Fujitsu Limited | Individual identification device |
| JP2017524220A (ja) * | 2014-08-04 | 2017-08-24 | アリエリ, ファブリツィオAlieri, Fabrizio | ソーシャルネットワークとａｐｐｓカード |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000199391A patent/JP2002015297A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2004021884A1 (ja) * | 2002-09-03 | 2005-12-22 | 富士通株式会社 | 個人認識装置 |
| US8190239B2 (en) | 2002-09-03 | 2012-05-29 | Fujitsu Limited | Individual identification device |
| JP2007011708A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Ricoh Co Ltd | 統合型メモリーカード及び形状変換アダプタ |
| JP2017524220A (ja) * | 2014-08-04 | 2017-08-24 | アリエリ, ファブリツィオAlieri, Fabrizio | ソーシャルネットワークとａｐｐｓカード |
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