JP2002015295A - Icカードの製造方法及びicカードの製造装置 - Google Patents

Icカードの製造方法及びicカードの製造装置

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JP2002015295A
JP2002015295A JP2000197783A JP2000197783A JP2002015295A JP 2002015295 A JP2002015295 A JP 2002015295A JP 2000197783 A JP2000197783 A JP 2000197783A JP 2000197783 A JP2000197783 A JP 2000197783A JP 2002015295 A JP2002015295 A JP 2002015295A
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JP
Japan
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sheet material
adhesive layer
card
unit
sheet
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JP2000197783A
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Yuichi Yamamoto
裕一 山本
Toshio Kato
利雄 加藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ICカードの表面の平滑性が充分得られ、かつ
偽変造防止にもなり、さらに生産性の向上にも寄与でき
る。 【解決手段】第1のシート材10と第2のシート材20
の間に介在される接着剤層31,32内にICチップC
1及びアンテナコイルC2を有するICユニットCを封
入したICカード1の構成であって、第2のシート材2
0上に直接、または前記接着剤層を間に挟むようにIC
ユニットCを載置し、その上から更に接着剤層を介在さ
せた後、第1のシート材10を接着するものであり、第
2のシート材20上に載置されたICユニットCの上側
の接着剤層表面に圧力を付与して平らにした後で、第1
のシート材10を接着する。また、ICユニットの上側
の接着剤層表面をかきとって平らにした後で、第1のシ
ート材を接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非接触型のIC
カードの製造方法及びICカードの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第1のシート材と第2のシート材の間に
介在される接着剤層内にICチップ及びアンテナコイル
を有するICユニットを封入したICカードが、第2の
シート材上に直接、または接着剤層を間に挟むようにI
Cユニットを載置し、その上から更に接着剤層を介在さ
せた後、第1のシート材を接着するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなICカード
では、内部にICチップなどの凹凸部分があるために、
この凹凸部分を接着剤層に吸収させ、かつシート表面を
平滑にするために、鏡板平面プレスを用いて、内部の接
着剤層を変形させることが考えられるが、第1のシート
材と第2のシート材を貼り合せ後のカードの強度をある
程度持たせようとすると、接着剤層の粘度が高くなりす
ぎて、充分に変形させられず、例えば表面シートが変形
してしまい、表面にICチップの形状が浮き出てしまう
問題があった。
【0004】また、ICカードの表面に表面シートを当
てがい、この表面シートを介した鏡板平面熱プレスで平
面にすると、ICチップの形状を表面シートが弾性変形
して吸収してしまうため、熱プレスの圧力解放後に、同
様にカード表面にICチップの形状が浮き出てしまい後
工程やカードの外見上問題があった。
【0005】また、ICチップの周りの封止材を、整形
板で押圧して平滑化し、封止材を硬化させる方法では、
封止材を載せた部分と封止材の無い部分との段差形状に
ついては解決されていないこと、硬化させた封止材部分
と表面シートとの接着強度が足りなくシートに浮きが発
生してしまうこと、さらには生産性の向上が見込まれる
連続工程には向かないことなどの問題があった。
【0006】この発明は、かかる実情に鑑みてなされた
もので、ICカードの表面の平滑性が充分得られ、かつ
偽変造防止にもなり、さらに生産性の向上にも寄与でき
るICカードの製造方法及びICカードの製造装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0008】請求項1に記載の発明は、『第1のシート
材と第2のシート材の間に介在される接着剤層内にIC
チップ及びアンテナコイルを有するICユニットを封入
したICカードの構成であって、第2のシート材上に直
接、または前記接着剤層を間に挟むようにICユニット
を載置し、その上から更に接着剤層を介在させた後、第
1のシート材を接着するICカードの製造方法におい
て、前記第2のシート材上に載置されたICユニットの
上側の接着剤層表面に圧力を付与して平らにした後で、
前記第1のシート材を接着することを特徴とするICカ
ードの製造方法。』である。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、第2のシ
ート材上に載置されたICユニットの上側の接着剤層表
面に圧力を付与して平らにし、その後に第1のシート材
を接着することで、ICカードの表面の平滑性が充分得
られる。
【0010】請求項2に記載の発明は、『前記接着剤層
表面の部分的に凸になった部分を、その上から圧力を付
与して、接着剤層表面の凸部以外と略同一平面状態まで
平らにした後で、前記第1のシート材を接着することを
特徴とする請求項1に記載のICカードの製造方法。』
である。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、接着剤層
表面の部分的に凸になった部分を、その上から圧力を付
与して、接着剤層表面の凸部以外と略同一平面状態まで
平らにし、その後に第1のシート材を接着することで、
ICカードの表面の平滑性が充分得られる。
【0012】請求項3に記載の発明は、『第1のシート
材と第2のシート材の間に介在される接着剤層内にIC
チップ及びアンテナコイルを有するICユニットを封入
したICカードの構成であって、第2のシート材上に直
接、または前記接着剤層を間に挟むようにICユニット
を載置し、その上から更に接着剤層を介在させた後、第
1のシート材を接着するICカードの製造方法におい
て、前記第2のシート材上に載置されたICユニットの
上側の接着剤層表面をかきとって平らにした後で、前記
第1のシート材を接着することを特徴とするICカード
の製造方法。』である。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、第2のシ
ート材上に載置されたICユニットの上側の接着剤層表
面をかきとって平らにし、その後に第1のシート材を接
着することで、ICカードの表面の平滑性が充分得られ
る。
【0014】請求項4に記載の発明は、『前記接着剤層
表面の部分的に凸になった部分をかきとって平らにした
後で、前記第1のシート材を接着することを特徴とする
請求項3に記載のICカードの製造方法。』である。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、接着剤層
表面の部分的に凸になった部分をかきとって平らにし、
その後に第1のシート材を接着することで、ICカード
の表面の平滑性が充分得られる。
【0016】請求項5に記載の発明は、『第1のシート
材と第2のシート材の間に介在される接着剤層内にIC
チップ及びアンテナコイルを有するICユニットを封入
したICカードの構成であって、第2のシート材上に直
接、または前記接着剤層を間に挟むようにICユニット
を載置し、その上から更に接着剤層を介在させた後、第
1のシート材を接着するICカードの製造方法におい
て、前記第2のシート材上に載置されたICユニットの
上側の接着剤層表面をかきとり、かつその上から圧力を
付与して平らにした後で、前記第1のシート材を接着す
ることを特徴とするICカードの製造方法。』である。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、第2のシ
ート材上に載置されたICユニットの上側の接着剤層表
面をかきとり、かつその上から圧力を付与して平らに
し、その後に第1のシート材を接着することで、ICカ
ードの表面の平滑性がより充分得られる。
【0018】請求項6に記載の発明は、『前記第2のシ
ート材上に直接、または前記接着剤層を間に挟むように
ICユニットを載置し、さらにその上側に介在させた接
着剤層が、接着剤を塗布されることで積層されることを
特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載
のICカードの製造方法。』である。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、第2のシ
ート材上に直接、または接着剤層を間に挟むようにIC
ユニットを載置し、さらにその上側に介在させた接着剤
を塗布して積層されることで、ICカードの表面の平滑
性が充分得られる。
【0020】請求項7に記載の発明は、『前記ICユニ
ットの上側、接着剤層が反応型接着剤であり、前記接着
剤層表面を平滑化した後で、反応を促進させる手段を付
与し、かつ前記接着剤層が硬化する前に第1のシート材
を接着することを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
ずれか1項に記載のICカードの製造方法。』である。
【0021】請求項7に記載の発明によれば、ICユニ
ットの上側、接着剤層が反応型接着剤であり、接着剤層
表面を平滑化した後で、反応を促進させ、かつ接着剤層
が硬化する前に第1のシート材を接着することで、接着
強度が充分取れるので、剥がれたりすることもなく逆に
無理やりはがそうとすると、第1のシート材や第2のシ
ート材の破壊が起こり、偽変造防止にもなる。
【0022】請求項8に記載の発明は、『第1のシート
材と第2のシート材の間に介在される接着剤層内にIC
チップ及びアンテナコイルを有するICユニットを封入
したICカードの構成であって、第2のシート材上に直
接、または前記接着剤層を間に挟むようにICユニット
を載置し、その上から更に接着剤層を介在させた後、第
1のシート材を接着するICカードの製造方法におい
て、前記第2のシート材上に直接、または前記接着剤層
を間に挟むように載置されているICユニットの上側に
接着剤層を介在させる工程から、ICユニットの上側の
接着剤層表面を平滑にする工程、第1のシート材を接着
する工程までを連続的に行うことを特徴とするICカー
ドの製造方法。』である。
【0023】請求項8に記載の発明によれば、接着剤層
を介在させる工程から、接着剤層表面を平滑にする工
程、接着する工程までを連続的に行うことから、生産性
の向上に寄与できる。
【0024】請求項9に記載の発明は、『第1のシート
材を接着する工程は、第1のシート材及び第2のシート
を同速で移動しながら積層された第1のシート材及び第
2のシートを圧着することを特徴とする請求項8に記載
のICカードの製造方法。』である。
【0025】請求項9に記載の発明によれば、接着する
工程は、第1のシート材及び第2のシートを同速で移動
しながら圧着し、生産性が向上する。
【0026】請求項10に記載の発明は、『第1のシー
ト材と第2のシート材の間に介在される接着剤層内にI
Cチップ及びアンテナコイルを有するICユニットを封
入したICカードの構成であって、第2のシート材上に
直接、または前記接着剤層を間に挟むようにICユニッ
トを載置し、その上から更に接着剤層を介在させた後、
第1のシート材を接着するICカードの製造装置におい
て、前記第2のシート材上に載置されたICユニットの
上側の接着剤層表面に圧力を付与して平らにする圧力付
与手段を有することを特徴とするICカードの製造装
置。』である。
【0027】請求項10に記載の発明によれば、第2の
シート材上に載置されたICユニットの上側の接着剤層
表面に圧力を付与して平らにし、第1のシート材を接着
することで、ICカードの表面の平滑性が充分得られ
る。
【0028】請求項11に記載の発明は、『第1のシー
ト材と第2のシート材の間に介在される接着剤層内にI
Cチップ及びアンテナコイルを有するICユニットを封
入したICカードの構成であって、第2のシート材上に
直接、または前記接着剤層を間に挟むようにICユニッ
トを載置し、その上から更に接着剤層を介在させた後、
第1のシート材を接着するICカードの製造装置におい
て、前記第2のシート材上に載置されたICユニットの
上側の接着剤層表面をかきとって平らにするかきとり手
段を有することを特徴とするICカードの製造方法。』
である。
【0029】請求項11に記載の発明によれば、第2の
シート材上に載置されたICユニットの上側の接着剤層
表面をかきとって平らにし、第1のシート材を接着する
ことで、ICカードの表面の平滑性が充分得られる。
【0030】請求項12に記載の発明は、『第1のシー
ト材と第2のシート材の間に介在される接着剤層内にI
Cチップ及びアンテナコイルを有するICユニットを封
入したICカードの構成であって、第2のシート材上に
直接、または前記接着剤層を間に挟むようにICユニッ
トを載置し、その上から更に接着剤層を介在させた後、
第1のシート材を接着するICカードの製造装置におい
て、前記第2のシート材上に載置されたICユニットの
上側の接着剤層表面をかきとるかきとり手段と、かきと
り後に上から圧力を付与して平らにする圧力付与手段と
を有することを特徴とするICカードの製造装置。』で
ある。
【0031】請求項12に記載の発明によれば、第2の
シート材上に載置されたICユニットの上側の接着剤層
表面をかきとり、かつその上から圧力を付与して平らに
し、その後に第1のシート材を接着することで、ICカ
ードの表面の平滑性が充分得られる。
【0032】請求項13に記載の発明は、『前記第2の
シート材上に直接、または前記接着剤層を間に挟むよう
にICユニットを載置し、さらにその上側に介在させた
接着剤層が、塗布されることで積層されることを特徴と
する請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の
ICカードの製造装置。』である。
【0033】請求項13に記載の発明によれば、第2の
シート材上に直接、または接着剤層を間に挟むようにI
Cユニットを載置し、さらにその上側に介在させた接着
剤層を塗布して積層されることで、ICカードの表面の
平滑性が充分得られる。
【0034】請求項14に記載の発明は、『前記ICユ
ニットの上側、接着剤層が反応型接着剤であり、前記接
着剤層表面を平滑化した後で、反応を促進させる手段を
付与し、かつ前記接着剤層が硬化する前に第1のシート
材を接着することを特徴とする請求項10乃至請求項1
3のいずれか1項に記載のICカードの製造装置。』で
ある。
【0035】請求項14に記載の発明によれば、ICユ
ニットの上側、接着剤層が反応型接着剤であり、接着剤
層表面を平滑化した後で、反応を促進させ、かつ接着剤
層が硬化する前に第1のシート材を接着することで、接
着強度が充分取れるので、剥がれたりすることもなく逆
に無理やりはがそうとすると、第1のシート材や第2の
シート材の破壊が起こり、偽変造防止にもなる。
【0036】請求項15に記載の発明は、『第1のシー
ト材と第2のシート材の間に介在される接着剤層内にI
Cチップ及びアンテナコイルを有するICユニットを封
入したICカードの構成であって、第2のシート材上に
直接、または前記接着剤層を間に挟むようにICユニッ
トを載置し、その上から更に接着剤層を介在させた後、
第1のシート材を接着するICカードの製造装置におい
て、前記第2のシート材上に直接、または前記接着剤層
を間に挟むように載置されているICユニットの上側に
接着剤層を介在させる工程と、ICユニットの上側の接
着剤層表面を平滑にする工程と、第1のシート材を接着
する工程と有することを特徴とするICカードの製造装
置。』である。
【0037】請求項15に記載の発明によれば、接着剤
層を介在させる工程から、接着剤層表面を平滑にする工
程、接着する工程までを連続的に行うことから、生産性
の向上に寄与できる。
【0038】請求項16に記載の発明は、『第1のシー
ト材を接着する工程は、鏡板平面プレス方式の熱プレス
手段と、この熱プレス手段を連続的に搬送される第1の
シート材及び第2のシートと同速で移動する移動手段と
を有し、移動しながら積層された第1のシート材及び第
2のシートを圧着することを特徴とする請求項15に記
載のICカードの製造装置。』である。
【0039】請求項16に記載の発明によれば、接着す
る工程は、第1のシート材及び第2のシートを同速で移
動しながら圧着し、生産性が向上する。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明のICカードの製
造方法及びICカードの製造装置の実施の形態について
説明する。なお、この発明は、実施の形態に限定される
ものではない。
【0041】ICカードとは、名刺、ネームプレート、
パスポート、診察カード、テレホンカード、身分証明
書、運転免許証、定期券、キャッシュカード、ICカー
ド等を包含するカードであって、一般に手札程度の大き
さであり、かつ多くの場合携帯して使用するものであ
る。具体的にICカードを適用した例えば会社の従業員
カードの例について説明する。
【0042】ICカードは塩化ビニル樹脂の合成樹脂な
どで作成された基体の一部に設けられた凹部にICユニ
ットを収容したもので、上述のようにICと外部回路と
の電気的な接触の仕方によって接触型と非接触型とがあ
る。しかし、接触型のようにカード表面に接触端子が露
出していると、接触面の劣化、接触不良などが起こり、
ICカードヘの電力供給及びデータ信号の入出力が行わ
れなくなる等の問題が生じる。
【0043】そこで非接触に電気信号を授受するための
アンテナコイルで電磁波を発生及び/又は電磁波を受け
る構成を有するICカードが出現している。
【0044】図1はこのような表面に金属端子のない非
接触型ICカードの1例を示す平面図である。図におい
て、ICカード1には、ICチップC1及びR/W(リ
ード/ライト)のための信号授受部としてアンテナコイ
ルC2を有するICユニットCが設けられている。
【0045】キー情報部C3はICカード1と他のカー
ドを識別するための属性識別情報で、例えばICカード
1の表面に付されたコード番号である。また、文字情報
部C4はICカード1の表面に付された氏名・職場・発
行日などで、画像情報部C5は顔などの画像情報であ
る。
【0046】図2はICカードの層構成を模式的に示す
断面図である。第1のシート材10と第2のシート材2
0の間に介在される接着剤層31,32内にICチップ
C1及びアンテナコイルC2を有するICユニットCを
封入したICカード1の構成である。
【0047】図3に示すように、第2のシート材20上
に直接、または接着剤層32を間に挟むようにICユニ
ットCを載置し、その上から更に接着剤層31を介在さ
せた後、第1のシート材10を接着してICカード1を
製造する。ICユニットCは、接着剤層31と接着剤層
32との間に埋め込まれた形になっている。
【0048】第1のシート材10の表面側には、受像層
が設けられ、第2のシート材20の表面側には、筆記層
が設けられており、受像層の上にはさらにホットスタン
プ層、UV樹脂層が貼り合わせ後のカード上に設けられ
る。
【0049】ここで、第1のシート材10及び第2のシ
ート材20のカード基体、受像層、筆記層に関しては特
開平7−88974号に詳細な記載があり、ICカード
の基体は通常塩化ビニル貼合基体で形成されるが、カー
ド基体(シート)の少なくとも一部が2軸延伸ポリエス
テルフィルムであることが好ましい。
【0050】この発明は、図4に示すように、圧力付与
手段50を有し、この圧力付与手段50により第2のシ
ート材20上に載置されたICユニットCの上側の接着
剤層31表面に圧力を付与して平らにした後で、第1の
シート材を接着する。
【0051】この実施の形態では、圧力付与手段50と
して押圧ロール50aが用いられ、図4(a)では押圧
ロール50aを移動して、図4(b)では上下一対の押
圧ロール50aの間を第2のシート材20、ICユニッ
トC及び接着剤層31,32を一体に移動してICユニ
ットCの上側の接着剤層31表面に圧力を付与して平ら
にする。
【0052】このようにICユニットCの上側の接着剤
層表面に圧力を付与して平らにし、その後に第1のシー
ト材10を接着することで、ICカードの表面の平滑性
が充分得られる。特に、接着剤層表面の部分的に凸にな
った部分31aを、その上から圧力を付与して、接着剤
層表面の凸部以外と略同一平面状態まで平らにした後
で、その後に第1のシート材10を接着する。
【0053】また、この発明は、図5に示すように、か
きとり手段60を有し、このかきとり手段60により第
2のシート材20上に載置されたICユニットCの上側
の接着剤層31表面をかきとって平らにした後で、第1
のシート材10を接着する。
【0054】この実施の形態では、かきとり手段60と
してブレード60aが用いられ、図5(a)ではブレー
ド60aを移動して、図5(b)では第2のシート材2
0、ICユニットC及び接着剤層31,32を一体に移
動してICユニットCの上側の接着剤層31表面をかき
とって平らにする。特に、接着剤層31表面の部分的に
凸になった部分31aをかきとって平らにし、その後に
第1のシート材を接着することで、ICカードの表面の
平滑性が充分得られる。
【0055】また、この発明は、図6に示すように、か
きとり手段60により第2のシート材20上に載置され
たICユニットCの上側の接着剤層31表面をかきとっ
て平らにし、その上に圧力付与手段50により接着剤層
31表面に圧力を付与して平らにした後で、第1のシー
ト材10を接着する。このように、第2のシート材上に
載置されたICユニットの上側の接着剤層表面をかきと
り、かつその上から圧力を付与して平らにし、その後に
第1のシート材を接着することで、ICカードの表面の
平滑性がより充分得られる。
【0056】この実施の形態では、図7に示すように、
第2のシート材20上に直接、または接着剤を間に挟む
ようにICユニットCを載置し、さらにその上側に介在
させた接着剤層31が、塗布されることで積層される。
【0057】この接着剤層31が反応型接着剤であり、
接着剤層31表面を平滑化した後で、反応を促進させる
手段61を付与し、かつ接着剤層31が硬化する前に第
1のシート材10を接着する。
【0058】このように、接着剤層31表面を平滑化し
た後で、反応を促進させ、かつ接着剤層31が硬化する
前に第1のシート材を接着することで、接着強度が充分
取れるので、剥がれたりすることもなく逆に無理やりは
がそうとすると、第1のシート材10や第2のシート材
20の破壊が起こり、偽変造防止にもなる。
【0059】図8はICカードの製造フローチャートを
示す図である。
【0060】ICカードは、実装工程A、貼り合わせ工
程B、打ち抜き工程C及び検査工程Dで製造される。
【0061】実装工程Aでは、ICチップにアンテナを
接続する加工が行なわれ、ICチップボンディングを行
ないICユニット化する。
【0062】貼り合わせ工程Bでは、文字記録層を有す
る裏シートを形成し、この裏シートに接着剤を塗布し、
この裏シートの接着剤層にICユニットを接着し、IC
ユニットの仮接着を行なう。この裏シートが前記した第
2のシート材である。
【0063】このICユニットの仮接着した上に接着剤
を塗布し、前記したような接着剤層表面を平滑化する処
理を行なう。
【0064】次に、画像形成層を有する表シートを形成
し、この平滑化処理された接着剤層上にラミネートし、
加熱、加圧し、その後に冷却する。この表シートが前記
した第1のシート材である。
【0065】打ち抜き工程Cでは、打ち抜きでICカー
ドを形成する 検査工程Dでは、ICカードの外観の検査を行なう。
【0066】次に、ICカードの製造装置の実施の形態
を図9に示す。
【0067】ICカードの製造装置120には、接着剤
層を有するロール状の第2のシート材104を送り出す
送出軸150が設けられ、この送出軸150から送り出
される第2のシート材104にICユニット101が仮
接着される。
【0068】このICユニット101が仮接着された第
2のシート材104に、塗布装置142から接着剤を供
給して塗布し、表面平滑手段EによりICユニット10
1の上側の接着剤層表面に平らにし、第1のシート材1
05を供給してラミネートする。
【0069】このICカードの製造装置120の搬送路
170中には、シート加熱加圧部172、塗布部19
0、塗布液乾燥部195、切断部174及び打抜部17
3が搬送方向に沿って配置されている。
【0070】接着剤層表面に平らにした後に、接着剤層
を有する第1のシート材105でラミネートするラミネ
ート工程を経て、シート加熱加圧部172で加熱、加圧
し、その後に冷却する。
【0071】即ち、シート加熱加圧部172は、搬送路
170の上下に対向して配置される平型の熱プレス上型
172aと熱プレス下型172bを有し、熱プレス上型
172aと熱プレス下型172bは互いに接離する方向
に移動可能に設けられている。
【0072】熱プレス上型172a及び下型172b
は、平型ではなく、ヒートローラとすることも可能であ
るが、ICユニット101の割れを考慮して、線接触に
近く、すこしのズレでも無理な曲げる力が加わるローラ
をさけて平面プレス型とする。
【0073】塗布部190には、受像層塗布液容器13
0が搬送路170の上方に設けられ、受像層塗布液容器
130内には供給ローラ131aが設けられ、この供給
ローラ131aから中間ローラ131bを介して受像層
塗布液133が塗布ローラ132へ供給され、塗布ロー
ラ132の逆回転により、第1のシート材105の一面
側に受像層塗布液133が塗布されてリバースコータ法
により受像層が表面に形成される。
【0074】また、塗布部190には、筆記層塗布液容
器160が搬送路170の下方に設けられ、筆記層塗布
液容器160内には供給ローラ161aが設けられ、こ
の供給ローラ161aから中間ローラ161bを介して
筆記層塗布液163が塗布ローラ162へ供給され、塗
布ローラ162の逆回転により、第2のシート材104
の一面側に筆記層塗布液163が塗布されてリバースコ
ータ法により筆記層が表面に形成される。
【0075】塗布液乾燥部195は第1のシート材10
5の受像層及び第2のシート材104の筆記層の溶剤を
気化させて両面への塗布層を形成する。
【0076】切断部174は搬送路170の上下に対向
配置されるカッター上型174a及びカッター下型17
4bからなり、カッター上型174aは上下動可能に設
けられ、第1のシート材105及び第2のシート材10
4が熱溶着した状態でシート状に切断し、シート184
を打抜部173へ送る。
【0077】打抜部173は、搬送路170の上下に対
向して配置されるカード打抜上型173a及びカード打
抜下型173bからなる。カード打抜上型173aは上
下方向に移動可能になっており、第1のシート材105
及び第2のシート材104が完全に熱溶着した後一体と
なり、その後ICカードCAの大きさに打ち抜くように
なっている。カード打抜下型173bの下方部には、シ
ート184から例えば4〜100枚抜かれたICカード
CAを順次積み上げて収納する収納部185が設けられ
る。
【0078】このシート加熱加圧部172は、図10乃
至図12に示すように構成される。図10はシート加熱
加圧部の平面図、図11は加熱加圧ゾーンの側面図、図
12は熱プレス手段の側面図である。
【0079】シート加熱加圧部172には、コンベア等
の移動手段により複数の熱プレス手段Fが連続してルー
プ状の経路に沿って搬送される。熱プレス手段Fは、熱
プレス上型172aと熱プレス下型172bを有し、熱
プレス上型172aと熱プレス下型172bは開閉機構
172cにより開閉して互いに接離する方向に移動可能
に設けられている。
【0080】熱プレス上型172aと熱プレス下型17
2bは、プレス板172a1,172b1及びシリンダ
172a2,172b2を有し、プレス板172a1,
172b1には、ヒータ172a3,172b3が設け
られている。
【0081】加熱加圧ゾーンWでは、熱プレス上型17
2aと熱プレス下型172bを閉じた状態でシリンダ1
72a2,172b2を作動し、プレス板172a1,
172b1により第1のシート材105及び第2のシー
ト材104を加圧し、ヒータ172a3,172b3で
加熱する。
【0082】このこのICカードの製造装置120で
は、図8乃至図12に示すように、第2のシート材10
4上に直接、または接着剤を間に挟むように載置されて
いるICユニット101の上側に接着剤層を介在させる
工程、ICユニット101の上側の接着剤層表面を平滑
にする工程、第1のシート材105を接着する工程が配
置されている。この接着剤層を介在させる工程から、接
着剤層表面を平滑にする工程、接着する工程までを連続
的に行うことから、生産性の向上に寄与できる。
【0083】この第1のシート材を接着する工程は、図
10乃至図12は、鏡板平面プレス方式の熱プレス手段
Fと、この熱プレス手段Fを連続的に搬送される第1の
シート材及び第2のシートと同速で移動する移動手段と
を有し、移動しながら積層された第1のシート材104
及び第2のシート105を圧着する。接着する工程は、
図10及び図11に示す加熱加圧ゾーンWで第1のシー
ト材10及び第2のシート20を同速で移動しながら圧
着することで、生産性が向上する。
【0084】熱プレス手段Fには、プレス装置内を減圧
する機構を有していてもよく、第1のシート材104及
び第2のシート材105を圧着するときに真空条件下に
することで、高い密着性が得られる。
【0085】この発明では、接着剤層を形成する接着剤
としてホットメルト型接着剤がよく用いられ、このホッ
トメルト型接着剤は、一度シート状に形成した後でも、
ある温度まで加熱すれば再度接着剤としての機能を復活
するものだが、この発明のように表面を平滑化した後
で、冷却、再加熱して表面シートを接着しようとする
と、熱収縮差によって、表面に新たに凹凸が発生してし
まいカードの外観平面性を劣化させるため、接着剤層の
形成工程、接着剤層表面平滑化工程、表面シート接着工
程を連続、かつ接着剤の硬化反応進行前に行うことが重
要である。 [実施例] (比較例)第2のシート材の厚さ0.1mmのPETシ
ート上に、厚さ0.28mmのホットメルト接着剤層を
塗工し、さらにその上に最大厚さが0.5mmである送
受信アンテナコイルとICチップからなるICユニット
を載置した。ホットメルト接着剤層は、軟化温度が90
℃で、反応性ポリウレタンホットメルトを使用した。
【0086】載置されたICユニットの上に、前記と同
じ0.28mm厚さのホットメルト接着剤層、第1のシ
ート材の表面シート(0.1mm厚みPETシート)を
積層して、鏡板平面熱プレスを使用して、75℃加熱、
5kgf/cm2の条件で熱圧着させ、ICチップ、及
びアンテナコイルを内包した、厚み0.76mmの非接
触式ICカードを作製した。
【0087】(実施例1)第2のシート材の0.1mm
厚さのPETシート、及び厚さ0.28mmのホットメ
ルト接着剤層上に載置されたICユニットの上に、0.
28mm厚さのホットメルト接着剤層を積層するところ
までは比較例と同じで、その後最上層にある接着剤層の
表面を、離型紙を介して鏡板平面熱プレス機にて、75
℃、5kgf/cm2の条件で整形した。さらにその
後、接着剤層の上に第1のシート材の表面シート(0.
1mm厚みPETシート)を積層して、同様に鏡板平面
熱プレスを使用して熱圧着させた。
【0088】(実施例2)第2のシート材の厚さ0.2
8mmのホットメルト接着剤層を介して、厚さ0.1m
mのPETシート上にICユニットを載置し、さらにそ
の上に0.38mm厚さになるようにホットメルト接着
剤(120°溶融状態)層をダイコータで塗工した。そ
の後、最上層となる接着剤層の、ICチップが配置され
ていない部分の厚みが0.28mmになるように片刃に
て接着剤層をかき取り、接着剤層の表面を略平滑化さ
せ、さらにその上に第1のシート材の表面シート(0.
1mm厚みPETシート)を積層して、圧着させた。
【0089】(実施例3)第2のシート材の0.1mm
厚さのPETシート、厚さ0.28mmのUV硬化型接
着剤層、ICユニットの順に積層されたシート状の上
に、0.28mm厚さのUV硬化型接着剤層を積層し
た。その後、ロール間ギャップを0.66mmに設定し
た硬質ロール対の間に通すことで、最上層にある接着剤
層の表面を平滑化させたのち、接着剤層にUV光を照射
して、すぐにその上に第1のシート材の表面シート
(0.1mm厚みPETシート)を積層して、圧着させ
た。
【0090】(実施例4)厚さ0.28mmのホットメ
ルト接着剤層を介して、第2のシート材の厚さ0.1m
mのPETシート上にICユニットを載置し、さらにそ
の上に0.28mm厚さになるようにホットメルト接着
剤(120℃溶融状態)層をダイコータで塗工した。そ
の後、最上層となる接着剤層の、ICチップが配置され
ている部分が盛り上がっており、その部分の厚みが0.
28mmになるように片刃にて接着剤層をかき取った。
さらに連続工程で、ここまで積層されたシートを、ロー
ル間ギャップを0.66mmに設定した硬質ロール対の
間に通すことで、接着剤層の表面を平滑化させたのち、
ホットメルト接着剤が冷却、及び硬化反応する前に、連
続的にその上に第1のシート材の表面シート(0.1m
m厚みPETシート)を積層して、圧着させた。
【0091】(実施例5)第2のシート材の厚さ0.1
mmのPETシート、厚さ0.28mmのホットメルト
接着剤層、ICユニット、(上層側の)厚さ0.28m
mのホットメルト接着剤層の順に積層し、最上層となる
接着剤層の、ICチップが配置されている部分の厚みが
0.28mmになるように片刃にて接着剤層をかき取
り、さらにロール間ギャップを0.66mmに設定した
ロール対の間に通すことで、接着剤層の表面を平滑化さ
せたところまでは実施例3と同じであるが、その後一旦
保管棚に24時間保管後、別工程となる接(圧)着工程
に積層シートを移動し、前記シートの接着剤層側に第1
のシート材の表面シート(0.1mm厚みPETシー
ト)を積層して、圧着させた。
【0092】この実施例では、ICユニットの上側に介
在させた接着剤層表面の部分的に凸になった部分を、接
着剤層の上からロール方式で、カードの端部からその反
対側に向けて、圧力をかけながら押圧ロールを移動する
接着剤層表面を平滑化させる場合、押圧ロールが、ロー
ルの径がその略中心部から両端部に向かって漸次減少さ
せる形状(たいこロール)であると、接着剤がロールの
相対的移動方向だけでなく横方向にも流動することにな
り、平滑化するために有利である。なお、たいこロール
形状の押圧ロールで接着剤層を変形させた後、さらに幅
手にまっすぐな平滑化ロールを押し付けて整形を行うほ
うが、最終的な接着剤層の表面は、平滑性が高くなる。
【0093】また、ICユニットの上側、接着剤層表面
の部分的に凸になった部分を、その上から圧力をかけて
平らにする方法において、接着剤層と圧力をかける部材
の間に、離型紙を介在させても良い。
【0094】また、接着剤層表面に圧力をかける部材の
接着剤側表面に、シリコーン系、もしくはフッ素系コー
ティング材が塗工されていたり、表面がフッ素系樹脂で
あっても良い。
【0095】ホットメルトタイプの接着剤を使用する場
合、変形される接着剤層は、事前に充分な温度まで加熱
されていることが好ましい。手段としては、遠赤外線ヒ
ーターや、熱風を当てるなどがある。ICユニットの上
側に介在させた接着剤層を塗工した直後に、この発明の
ように接着剤層表面を変形させる場合には、接着剤がほ
ぼ溶融温度近くの高温状態であるため、再加熱する必要
が無く連続工程で加工する効果の1つである。
【0096】硬化促進手段の付与は、接着剤表面を平滑
化手段で整形した後に行ったが、例えば連続的に接着剤
層の上層に相当する、第1のシート材の表面シートをす
ぐに接着するのであれば、接着剤表面の平滑化の直前
に、硬化促進手段を付与しても良い。例えば、湿気硬化
型の場合は水蒸気をあてたり、UV硬化型の場合は必要
な光量のUV光をあてるなどである。水蒸気の温度、湿
度条件は適宜選択が可能であるが、噴霧されるシート側
の温度が低すぎると、接着剤層表面に結露が発生し、反
応ムラを引き起こすため、水蒸気と噴霧されるシート側
の温度は、比較的同じ温度であるほうが好ましい。
【0097】ICユニットの上側に介在される接着剤層
の上から第1のシート材の表面シートを接着する方法と
しては、従来知られる方法でよく鏡板平面プレス方式
や、ロールラミネート方式などが選択される。その際、
減圧雰囲気中で行えば、シート間の密着性が良くなり、
接着強度も充分得られる。その際、第1のシート材の表
面シートの接着剤層側に、コロナ放電処理、プラズマ処
理、プライマー塗布などの易接着処理を施すのが好まし
く、第2のシート材上に同様の易接着処理を施してか
ら、接着剤層を積層してあるのがさらに好ましい。
【0098】連続搬送される積層シートを、同時に連続
熱プレスするために、複数の熱プレス板がシートと同速
で移動する必要がある。カード部1枚1枚に対応するプ
レス機でも良いし、複数のカードを一度にプレスできる
だけの大きさを持っていてもよい。必要な時間だけ積層
シート材をプレスすると、圧力解放後、ループ状の経路
を通って、改めて次の積層シートのプレス開始の位置ま
で移動する。
【0099】
【発明の効果】前記したように、この発明では、ICユ
ニット上の接着剤層表面を、平滑化することで、ICカ
ード表面の平滑性が充分得られる。
【0100】また、接着剤層表面の整形を、接着剤硬化
反応前に行うため接着強度は充分取れるので、ICカー
ドが剥がれたりすることもなく逆に無理やりはがそうと
すると、基材破壊が起こり、偽変造防止にもなる。
【0101】さらには、接着剤の塗工後、第1のシート
材と第2のシート材の接着までを連続的に行うため、生
産性の向上にも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面に金属端子のない非接触型ICカードの1
例を示す平面図である。
【図2】ICカードの層構成を模式的に示す断面図であ
る。
【図3】ICカードの作成を模式的に示す断面図であ
る。
【図4】ICカードの作成を模式的に示す断面図であ
る。
【図5】ICカードの作成を模式的に示す断面図であ
る。
【図6】ICカードの作成を模式的に示す断面図であ
る。
【図7】ICカードの作成を模式的に示す断面図であ
る。
【図8】ICカードの製造フローチャートの一例を示す
図である。
【図9】ICカードの製造装置の実施の形態の一例を示
す図である。
【図10】シート加熱加圧部の平面図である。
【図11】加熱加圧ゾーンの側面図である。
【図12】熱プレス手段の側面図である。
【符号の説明】
1 ICカード 10 第1のシート材 20 第2のシート材 31,32 接着剤層 C ICユニット C1 ICチップ C2 アンテナコイル 50 圧力付与手段 60 かきとり手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA02 MA14 MA19 MB01 MB07 MB08 NA09 PA15 PA18 PA21 PA22 RA04 RA06 RA09 RA11 RA16 5B035 BA05 BB09 CA01 CA23

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のシート材と第2のシート材の間に介
    在される接着剤層内にICチップ及びアンテナコイルを
    有するICユニットを封入したICカードの構成であっ
    て、 第2のシート材上に直接、または前記接着剤層を間に挟
    むようにICユニットを載置し、その上から更に接着剤
    層を介在させた後、第1のシート材を接着するICカー
    ドの製造方法において、 前記第2のシート材上に載置されたICユニットの上側
    の接着剤層表面に圧力を付与して平らにした後で、前記
    第1のシート材を接着することを特徴とするICカード
    の製造方法。
  2. 【請求項2】前記接着剤層表面の部分的に凸になった部
    分を、その上から圧力を付与して、接着剤層表面の凸部
    以外と略同一平面状態まで平らにした後で、前記第1の
    シート材を接着することを特徴とする請求項1に記載の
    ICカードの製造方法。
  3. 【請求項3】第1のシート材と第2のシート材の間に介
    在される接着剤層内にICチップ及びアンテナコイルを
    有するICユニットを封入したICカードの構成であっ
    て、 第2のシート材上に直接、または前記接着剤層を間に挟
    むようにICユニットを載置し、その上から更に接着剤
    層を介在させた後、第1のシート材を接着するICカー
    ドの製造方法において、 前記第2のシート材上に載置されたICユニットの上側
    の接着剤層表面をかきとって平らにした後で、前記第1
    のシート材を接着することを特徴とするICカードの製
    造方法。
  4. 【請求項4】前記接着剤層表面の部分的に凸になった部
    分をかきとって平らにした後で、前記第1のシート材を
    接着することを特徴とする請求項3に記載のICカード
    の製造方法。
  5. 【請求項5】第1のシート材と第2のシート材の間に介
    在される接着剤層内にICチップ及びアンテナコイルを
    有するICユニットを封入したICカードの構成であっ
    て、 第2のシート材上に直接、または前記接着剤層を間に挟
    むようにICユニットを載置し、その上から更に接着剤
    層を介在させた後、第1のシート材を接着するICカー
    ドの製造方法において、 前記第2のシート材上に載置されたICユニットの上側
    の接着剤層表面をかきとり、かつその上から圧力を付与
    して平らにした後で、前記第1のシート材を接着するこ
    とを特徴とするICカードの製造方法。
  6. 【請求項6】前記第2のシート材上に直接、または前記
    接着剤層を間に挟むようにICユニットを載置し、さら
    にその上側に介在させた接着剤層が、接着剤を塗布され
    ることで積層されることを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれか1項に記載のICカードの製造方法。
  7. 【請求項7】前記ICユニットの上側、接着剤層が反応
    型接着剤であり、前記接着剤層表面を平滑化した後で、
    反応を促進させる手段を付与し、かつ前記接着剤層が硬
    化する前に第1のシート材を接着することを特徴とする
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のICカー
    ドの製造方法。
  8. 【請求項8】第1のシート材と第2のシート材の間に介
    在される接着剤層内にICチップ及びアンテナコイルを
    有するICユニットを封入したICカードの構成であっ
    て、 第2のシート材上に直接、または前記接着剤層を間に挟
    むようにICユニットを載置し、その上から更に接着剤
    層を介在させた後、第1のシート材を接着するICカー
    ドの製造方法において、 前記第2のシート材上に直接、または前記接着剤層を間
    に挟むように載置されているICユニットの上側に接着
    剤層を介在させる工程から、ICユニットの上側の接着
    剤層表面を平滑にする工程、第1のシート材を接着する
    工程までを連続的に行うことを特徴とするICカードの
    製造方法。
  9. 【請求項9】第1のシート材を接着する工程は、第1の
    シート材及び第2のシートを同速で移動しながら積層さ
    れた第1のシート材及び第2のシートを圧着することを
    特徴とする請求項8に記載のICカードの製造方法。
  10. 【請求項10】第1のシート材と第2のシート材の間に
    介在される接着剤層内にICチップ及びアンテナコイル
    を有するICユニットを封入したICカードの構成であ
    って、 第2のシート材上に直接、または前記接着剤層を間に挟
    むようにICユニットを載置し、その上から更に接着剤
    層を介在させた後、第1のシート材を接着するICカー
    ドの製造装置において、 前記第2のシート材上に載置されたICユニットの上側
    の接着剤層表面に圧力を付与して平らにする圧力付与手
    段を有することを特徴とするICカードの製造装置。
  11. 【請求項11】第1のシート材と第2のシート材の間に
    介在される接着剤層内にICチップ及びアンテナコイル
    を有するICユニットを封入したICカードの構成であ
    って、 第2のシート材上に直接、または前記接着剤層を間に挟
    むようにICユニットを載置し、その上から更に接着剤
    層を介在させた後、第1のシート材を接着するICカー
    ドの製造装置において、 前記第2のシート材上に載置されたICユニットの上側
    の接着剤層表面をかきとって平らにするかきとり手段を
    有することを特徴とするICカードの製造装置。
  12. 【請求項12】第1のシート材と第2のシート材の間に
    介在される接着剤層内にICチップ及びアンテナコイル
    を有するICユニットを封入したICカードの構成であ
    って、 第2のシート材上に直接、または前記接着剤層を間に挟
    むようにICユニットを載置し、その上から更に接着剤
    層を介在させた後、第1のシート材を接着するICカー
    ドの製造装置において、 前記第2のシート材上に載置されたICユニットの上側
    の接着剤層表面をかきとるかきとり手段と、かきとり後
    に上から圧力を付与して平らにする圧力付与手段とを有
    することを特徴とするICカードの製造装置。
  13. 【請求項13】前記第2のシート材上に直接、または前
    記接着剤層を間に挟むようにICユニットを載置し、さ
    らにその上側に介在させた接着剤層が、塗布されること
    で積層されることを特徴とする請求項10乃至請求項1
    2のいずれか1項に記載のICカードの製造装置。
  14. 【請求項14】前記ICユニットの上側、接着剤層が反
    応型接着剤であり、前記接着剤層表面を平滑化した後
    で、反応を促進させる手段を付与し、かつ前記接着剤層
    が硬化する前に第1のシート材を接着することを特徴と
    する請求項10乃至請求項13のいずれか1項に記載の
    ICカードの製造装置。
  15. 【請求項15】第1のシート材と第2のシート材の間に
    介在される接着剤層内にICチップ及びアンテナコイル
    を有するICユニットを封入したICカードの構成であ
    って、 第2のシート材上に直接、または前記接着剤層を間に挟
    むようにICユニットを載置し、その上から更に接着剤
    層を介在させた後、第1のシート材を接着するICカー
    ドの製造装置において、 前記第2のシート材上に直接、または前記接着剤層を間
    に挟むように載置されているICユニットの上側に接着
    剤層を介在させる工程と、ICユニットの上側の接着剤
    層表面を平滑にする工程と、第1のシート材を接着する
    工程と有することを特徴とするICカードの製造装置。
  16. 【請求項16】第1のシート材を接着する工程は、鏡板
    平面プレス方式の熱プレス手段と、この熱プレス手段を
    連続的に搬送される第1のシート材及び第2のシートと
    同速で移動する移動手段とを有し、移動しながら積層さ
    れた第1のシート材及び第2のシートを圧着することを
    特徴とする請求項15に記載のICカードの製造装置。
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