JP2002015258A - 商品会計システム - Google Patents

商品会計システム

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JP2002015258A
JP2002015258A JP2000198118A JP2000198118A JP2002015258A JP 2002015258 A JP2002015258 A JP 2002015258A JP 2000198118 A JP2000198118 A JP 2000198118A JP 2000198118 A JP2000198118 A JP 2000198118A JP 2002015258 A JP2002015258 A JP 2002015258A
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Japan
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iris
unit
purchaser
accounting system
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JP2000198118A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Takiguchi
充 瀧口
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サインの記入や確認作業がいらないキャッシ
ュレス及びカードレスの商品会計システムを提供する。 【解決手段】 営業店に設けられた虹彩認識装置20の
カメラ21で、顧客の虹彩が撮影され、特徴抽出部25
でアイリスコードが抽出され、照合部26で照合辞書2
7に登録されたアイリスコードと照合される。判定部2
8で該当する登録者が判定され、その登録者の個人識別
情報が照合辞書27から読出される。特徴抽出部25で
アイリスコードの抽出処理に用いられた履歴情報は、履
歴情報記憶部24に記憶され、プリンタ18で印刷され
るレシートに、その履歴情報が2次元コードでプリント
される。次の買い物の時、購入者が前のレシートを持参
すれば、履歴情報が2次元コード認識部22で認識され
て履歴情報記憶部24に格納される。これにより、認識
処理の時間が短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人の識別に虹彩
認識装置を用いた商品会計システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、百貨店、スーパーマーケット、コ
ンビニエンスストア、または商店等におけるキャッシュ
レスの商品会計システムでは、クレジットカード等が用
いられている。
【0003】図2は、従来の商品会計システムの一例を
示す構成図である。この商品会計システムは、クレジッ
トカードを用いたシステムで、営業店に設置された会計
端末装置10と、センタ側に設置されたホストコンピュ
ータ30と、これらをオンラインで接続する通信回線4
0とで構成されている。会計端末装置10は、制御部1
1とこれによって制御されるバーコードリーダ12、キ
ーボード13、カードリーダ14、表示部15、レシー
トプリンタ16、及び回線接続部17等を備えている。
【0004】バーコードリーダ12は、商品に添付され
た商品コード等のバーコードを読み取るものである。キ
ーボード13は、バーコードが読めない場合や同一商品
が多数ある場合に、金額や個数をオペレータが補助的に
入力するためのものである。カードリーダ14は、顧客
が持参したクレジットカードの磁気ストライプ等に記録
された氏名やコード番号及び暗証番号等を読取るもので
ある。表示部15は、合計金額等の情報をオペレータ及
び顧客に表示するものである。レシートプリンタ16
は、レシートや請求書等の取引の記録を印字するもので
ある。また、回線接続部17は、通信回線40を介して
ホストコンピュータ30との間でデータ通信を行うもの
である。
【0005】このような商品会計システムにおける営業
店でのクレジットカードによる商品取引は、例えば次の
ように行われる。オペレータは、商品の合計金額を求め
るために、商品に添付されているバーコードをバーコー
ドリーダ12で読取る。また、バーコードが添付されて
いない場合や、汚れ等でバーコードの正しい読取りがで
きない場合には、キーボード13から金額等を入力す
る。商品の合計金額は制御部11で計算され、表示部1
5に表示される。
【0006】クレジットカードで支払いをする顧客は、
クレジットカードをオペレータに提示する。オペレータ
は、預かったクレジットカードをカードリーダ14に入
力する。カードリーダ14で読取られたコード番号等
は、制御部11の制御に従って、回線接続部17から通
信回線40を介してホストコンピュータ30に送信され
る。
【0007】ホストコンピュータ30では、営業店端末
装置10から送信されてきたクレジットカードの情報に
従って顧客情報ファイル等が参照され、そのクレジット
カードが有効であるか否かのチェックが行われる。チェ
ック結果は、通信回線40を介して営業店端末装置10
に送信される。
【0008】営業店端末装置10では、クレジットカー
ドが有効である旨のチェック結果を受信すると、プリン
タ16によってレシート及び請求書が印刷される。顧客
は請求書にサインを行い、オペレータはそのサインを確
認し、代金を口座から引落とすための手続きが成立す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
商品会計システムでは、次のような課題があった。即
ち、顧客は請求書にサインの記入をする必要がある。一
方、オペレータは顧客の記入したサインをチェックする
必要があり、現金の受渡しは無いが、それに代わる確認
作業の煩わしさがあった。
【0010】本発明は、個人の識別に虹彩(アイリス)
認識装置を用いることにより前記従来技術が持っていた
課題を解決し、サインの記入や確認作業が不要の商品会
計システムを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内の第1の発明は、商品の購入代金を購入
者の個人識別情報に基づいて該当する口座から引落とす
商品会計システムにおいて、前記購入者の虹彩を読取っ
てその特徴データを抽出し、予め登録された登録者の虹
彩の特徴データと照合して該当する登録者であればその
登録された個人識別情報を出力する虹彩認識装置を設け
ている。
【0012】第1の発明によれば、以上のように商品会
計システムを構成したので、次のような作用が行われ
る。虹彩認識装置によって購入者の虹彩が読取られ、予
め登録されている登録者に該当すれば、その登録された
購入者の個人識別情報に基づいてその購入者の口座から
購入代金が引落とされる。
【0013】第2の発明は、第1の発明の商品会計シス
テムにおける虹彩認識装置を、予め登録者の虹彩の特徴
データ及び該登録者の個人識別情報が登録された登録手
段と、前記購入者の虹彩を読取る撮影手段と、前記購入
者に渡された帳票上に印刷された該購入者の虹彩の特徴
データ抽出処理過程における履歴情報を読取る読取手段
と、前記読取手段で読取られた履歴情報または前記購入
者の虹彩の特徴データ抽出処理に用いられた履歴情報を
記憶する記憶手段と、前記記憶手段に前記履歴情報が存
在する場合には、該履歴情報を参照して前記撮影手段で
読取られた前記購入者の虹彩の特徴データを抽出する抽
出手段と、前記抽出手段で抽出された特徴データを前記
登録手段に登録された登録者の虹彩の特徴データと照合
して該当する購入者を判定する判定手段と、前記判定手
段で判定された前記購入者の特徴データ抽出処理で用い
られた履歴情報をコード化して該購入者に渡す帳票に印
刷する印刷手段とで構成している。
【0014】第3の発明は、第2の発明における印刷手
段で、前記履歴情報をバーコードまたは2次元コードに
コード化して前記帳票に印刷するようにしている。
【0015】第2及び第3の発明によれば、虹彩認識装
置において次のような作用が行われる。購入者の虹彩が
撮影手段で読取られ、その購入者が持参した帳票にバー
コードまたは2次元コードでコード化されて印刷された
履歴情報が読取手段で読取られる。読取られた履歴情報
は記憶手段に記憶される。抽出手段では記憶手段に記憶
された履歴情報が参照され、購入者の虹彩の特徴データ
が抽出される。抽出された特徴データは、判定手段にお
いて、登録手段に登録された虹彩の特徴データと照合さ
れ、該当する登録者が判定される。更に、その該当する
登録者の特徴データ抽出処理で用いられた履歴情報が、
バーコードまたは2次元コードにコード化され、印刷手
段によってその購入者に渡す帳票に印刷される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
商品会計システムの構成図であり、図1中の要素と共通
の要素には共通の符号が付されている。この商品会計シ
ステムは、図2と同様に、営業店に設置された会計端末
装置10Aと、センタ側に設置されたホストコンピュー
タ30と、これらをオンラインで接続する通信回線40
とで構成されている。
【0017】会計端末装置10Aは、端末装置全体の制
御を行う制御部11と、これによって制御されるバーコ
ードリーダ12、キーボード13、カードリーダ14、
表示部15及び回線接続部17に加えて、印刷手段(例
えば、プリンタ)18及び虹彩認識装置20を備えてい
る。
【0018】バーコードリーダ12は、商品に添付され
た商品コード等のバーコードを読み取るものである。キ
ーボード13は、商品の個数やバーコードが読めない時
に金額等をオペレータが補助的に入力するためのもので
ある。カードリーダ14は、顧客が持参したクレジット
カードの磁気ストライプに記録された、氏名やクレジッ
トカード番号及び暗証番号等を読取るものである。表示
部15は、購入代金の合計金額等の情報を、オペレータ
及び購入者に表示するものである。回線接続部17は、
通信回線40を介してホストコンピュータ30との間で
データ通信を行うものである。
【0019】また、プリンタ18は、購入者に渡す帳票
(例えば、レシート)や請求書等の取引の記録を印字す
ると共に、印字したレシートに購入者の虹彩認識処理で
用いた履歴情報を2次元コードで追加してプリントする
機能を有している。
【0020】更に、虹彩認識装置20は、個人識別を行
うための虹彩情報等を登録すると共に、登録された虹彩
情報等によって購入者を特定するものである。
【0021】虹彩認識装置20は、撮影手段(例えば、
カメラ)21を備えている。カメラ21は、例えば小形
で人が手で持って操作できる程度の大きさ及び重量のハ
ンディカメラで、顧客の目の虹彩を撮影する場合には、
その顧客の顔に接近させて目を撮影することができ、ま
た顧客が持参したレシートに2次元コードでプリントさ
れた履歴情報を読取る場合には、そのレシートを接写す
ることができるようになったものである。カメラ21の
出力側は、読取手段(例えば、2次元コード認識部)2
2及び前処理部23に接続されている。
【0022】2次元コード認識部22は、カメラ21か
ら入力されたレシートの画像中に、2次元コードが有る
か否かを判別し、2次元コードが有ればそのコードを認
識して認識結果を出力するものである。2次元コード認
識部22の出力側は、認識結果の履歴情報を記憶するた
めの記憶手段(例えば、履歴情報記憶部)24に接続さ
れている。
【0023】前処理部23は、カメラ21で撮影された
顧客の顔の映像から虹彩部分の画像データを切出すもの
である。前処理部23は履歴情報記憶部24に接続され
ており、この履歴情報記憶部24に該当する顧客の過去
の虹彩切出し処理の履歴情報が記憶されている場合に
は、その履歴情報を参照して最適な処理を行うようにな
っている。前処理部23は、虹彩切出し処理を行った
後、その処理で用いた処理過程のデータを履歴情報とし
て履歴情報記憶部24に書込む機能を有している。前処
理部23の出力側は、抽出手段(例えば、特徴抽出部)
25に接続されている。
【0024】特徴抽出部25は、前処理部23で切出さ
れた虹彩部分の画像データから特徴データを抽出してア
イリスコードを生成するものである。特徴抽出部25は
履歴情報記憶部24に接続されており、この履歴情報記
憶部24に該当する顧客の過去の特徴抽出処理の履歴情
報が記憶されている場合には、その履歴情報を参照して
最適な処理を行うようになっている。また、特徴抽出部
25は、特徴抽出処理を行った後、その処理の履歴情報
を履歴情報記憶部24に書込む機能を有している。特徴
抽出部25の出力側は、判定手段(例えば、照合部26
及び判定部28)の照合部26に接続されている。
【0025】照合部26は、登録者のアイリスコード及
び個人識別情報等が登録された登録手段(例えば、照合
辞書)27を参照して、与えられたアイリスコードに一
致または類似する登録者を抽出するものである。照合部
26は履歴情報記憶部24に接続されており、この履歴
情報記憶部24に該当する顧客の過去の照合処理の履歴
情報が記憶されている場合には、その履歴情報を参照し
て最適な照合処理を行うようになっている。また、照合
部26は、照合処理を行った後、その処理の履歴情報を
履歴情報記憶部24に書込む機能を有している。照合部
26の出力側は、判定部28に接続されている。
【0026】判定部28は、照合部26で抽出された登
録者がカメラ21で撮影された本人であるか否かを判定
してその判定結果を出力するものである。判定部28は
履歴情報記憶部24に接続されており、この履歴情報記
憶部24に該当する顧客の判定処理の履歴情報が記憶さ
れている場合には、その履歴情報を参照して最適な処理
を行うようになっている。また、判定部28は、判定処
理を行った後、その処理の履歴情報を履歴情報記憶部2
4に書込む機能を有している。
【0027】図3(a)〜(d)は、図1中の虹彩認識
装置20の機能の一例を示す説明図である。以下、この
図3(a)〜(d)に基づいて虹彩認識装置20の機能
を説明する。
【0028】図3(a)の目切出し処理は、前処理部2
3によって行われるもので、まず、カメラ21で撮影さ
れた入力画像に基づいて、顧客の顔の輪郭に接する長方
形の画像データが切出される。顔の画像データの切出し
において、その画像データの左上の座標、即ち顔相対位
置(Fx,Fy)が履歴情報記憶部24に履歴情報とし
て記憶されていれば、その履歴情報を参照して顔の画像
データの切出しが行われる。履歴情報が存在しないとき
には、輪郭線を抽出する等の従来通りの方法で顔の画像
データの切出しが行われる。そして、顔の画像データの
切出しに使用された顔相対位置(Fx,Fy)が、履歴
情報記憶部24に履歴情報として記憶される。
【0029】次に、切出された顔の画像データから、左
右の目の輪郭に接する長方形の画像データが切出され
る。左目の画像データの切出しにおいて、その画像デー
タの左上の座標、即ち左目相対位置(FLx,FLy)
の履歴情報が履歴情報記憶部24に記憶されていれば、
その履歴情報を参照して左目の画像データの切出しが行
われる。履歴情報が存在しないときには、従来通りの方
法で左目の画像データの切出しが行われる。そして、左
目の画像データの切出しに使用された左目相対位置(F
Lx,FLy)が、履歴情報として履歴情報記憶部24
に記憶される。右目に対しても同様の切出し処理が行わ
れる。
【0030】図3(b)の瞳切出し処理は、同様に前処
理部23によって行われるもので、切出された左目の画
像データから、瞳の輪郭に接する長方形の画像データが
切出される。左瞳の画像データの切出しにおいて、その
画像データの左上の座標、即ち左瞳相対位置(ILx,
ILy)と、左瞳サイズ(ILw,ILh)の履歴情報
が履歴情報記憶部24に記憶されていれば、その履歴情
報を参照して左瞳の画像データの切出しが行われる。履
歴情報が存在しないときには、従来通りの方法で左瞳の
画像データの切出しが行われる。そして、左瞳の画像デ
ータの切出しに使用された左瞳相対位置(ILx,IL
y)及び左瞳サイズ(ILw,ILh)が、履歴情報と
して履歴情報記憶部24に記憶される。右瞳に対しても
同様の切出し処理が行われる。
【0031】図3(c)の虹彩切出し処理は、前処理部
23によって行われるもので、まず、切出された左瞳の
画像データから、この左瞳の中心の座標、即ち左瞳中心
(ILCx,ILCy)が検出される。左瞳の中心位置
の検出において、その座標、即ち左瞳中心(ILCx,
ILCy)が履歴情報として履歴情報記憶部24に記憶
されていれば、その履歴情報を参照して左瞳中心の検出
が行われる。履歴情報が存在しないときには、従来通り
の方法で左瞳中心の検出が行われる。そして、検出され
た左瞳中心(ILCx,ILCy)が、履歴情報として
履歴情報記憶部24に記憶される。
【0032】次に、検出された左瞳中心(ILCx,I
LCy)を中心として、この左瞳をn個の同心円状の分
析帯1、分析帯2、…、分析帯nに分割し、それぞれの
半径を、左瞳分析帯1半径(Lr1)、左瞳分析帯2半
径(Lr2)、…、左瞳分析帯n半径(Lrn)を算出
する。右瞳に対しても同様に、瞳の中心の検出と分析帯
半径の算出が行われる。
【0033】図3(d)の特徴抽出処理は、特徴抽出部
25によって行われるもので、左右の瞳の各分析帯1〜
n毎に、円周に沿って濃淡を2値化してアイリスコード
を生成するものである。アイリスコード生成に用いるフ
ィルタの種類や、輝度補正値及び2値化閾値等の正規化
情報が履歴情報として履歴情報記憶部24に記憶されて
いれば、その履歴情報を用いてアイリスコードの生成が
行われる。履歴情報が存在しないときには、従来通りの
方法でアイリスコードの生成が行われる。そして、この
アイリスコードの生成において用いられたフィルタの種
類や正規化情報が、履歴情報として履歴情報記憶部24
に記憶される。
【0034】照合部26で行われる照合処理は、図3
(d)の特徴抽出処理で生成されたアイリスコードを、
照合辞書27に登録された登録者のアイリスコードと照
合して、類似度の高い登録者を候補者として抽出するも
のである。類似度としては、例えばハミング距離等の距
離値がその尺度として用いられる。このとき、過去に使
用した辞書番号、類似度の高かった辞書番号とその類似
度、及び1:1または1:n等の照合方法が履歴情報と
して履歴情報記憶部24に記憶されていれば、その履歴
情報を用いて照合処理が行われる。履歴情報が存在しな
いときには、従来通りの方法で照合が行われ、その照合
で使用された辞書番号、及び類似度の高かった辞書番号
とその類似度等の情報が、履歴情報として履歴情報記憶
部24に記憶される。
【0035】判定部28で行われる判定処理は、照合部
26で抽出された候補者が本人であるか否かを判定する
ものである。このとき、過去の判定処理で使用された類
似度の判定閾値や、登録者の氏名、識別番号、性別、生
年月日、住所、クレジットカード番号等の付随情報が履
歴情報として履歴情報記憶部24に記憶されていれば、
その履歴情報を参照して判定処理が行われる。履歴情報
が存在しないときには、従来通りの方法で判定が行わ
れ、その判定結果と登録者の付随情報が、履歴情報とし
て履歴情報記憶部24に記憶される。
【0036】図4は図1の商品会計システムにおける登
録処理を示すフローチャートである。また、図5は図1
の商品会計システムにおける照合処理を示すフローチャ
ートであり、図4中のステップと共通のステップには共
通の符号が付されている。以下、これらの図4及び図5
を参照しつつ、図1の動作を(1)登録処理、及び
(2)商品会計処理に分けて説明する。
【0037】(1) 登録処理 登録処理は、虹彩認識装置20による個人識別を利用し
て、キャッシュレス及びカードレスで買い物をしたいと
希望する顧客が、予め本人の虹彩を登録するための処理
である。
【0038】図4のステップS1において、虹彩認識装
置20のカメラ21によって、登録を希望する顧客の顔
や、持参したレシートの映像が入力される。ステップS
2において、カメラ21で撮影された映像が顔であるか
レシートであるかが判定される。顔であればステップS
3へ進み、レシートであればステップS12へ進む。
【0039】ステップS3において前処理部23が起動
され、入力された映像から顔の切出しが行われる。更
に、ステップS4において目の切出しが、ステップS5
において瞳の切出しが、ステップS6において虹彩の切
出しが、順次行われる。ステップS7において特徴抽出
部25が起動され、ステップS6で切出された虹彩から
照合に必要な特徴データが抽出される。更に、ステップ
S8において正規化、ステップS9においてコード化の
処理が行われる。
【0040】ステップS10において、ステップS9で
コード化されたアイリスコードに、登録者名、識別番
号、日付、性別、生年月日、及びクレジットカード番号
等の必要なラベルが付加されて照合辞書27に登録され
る。更に、ステップS11において、ステップS3〜S
9の各処理で得られた履歴情報が履歴情報記憶部24に
記録され、登録処理は終了する。
【0041】一方、ステップS2において、カメラ21
で撮影された映像がレシートと判定されると、ステップ
S12へ進み、このレシートに履歴情報を表示する2次
元コードがプリントされているか否かが判定される。2
次元コードがプリントされていればステップS13へ進
み、プリントされていなければステップS14へ進む。
ステップS13において、レシートにプリントされてい
る2次元コードから履歴情報が解読され、その履歴情報
が履歴情報記憶部24に格納される。ステップS13の
後、テップS14へ進む。ステップS14において、履
歴情報が2次元コードにコード化されてレシート等に出
力され登録処理は終了する。
【0042】(2) 商品会計処理 このような商品会計システムにおける営業店で、個人識
別を用いた商品会計処理は、例えば次のように行われ
る。オペレータは、商品の合計金額を求めるために、商
品に添付されているバーコードをバーコードリーダ12
で読取る。また、バーコードが添付されていない場合
や、汚れ等でバーコードの正しい読取りができない場合
には、キーボード13から金額等を入力する。商品の合
計金額は、制御部11で計算されて表示部15に表示さ
れる。
【0043】次に、虹彩認識装置20が起動され、図5
に示す照合処理が行われる。図5のステップS1におい
て、虹彩認識装置20のカメラ21によって、顧客の顔
や、持参したレシートの映像が入力される。ステップS
2において、カメラ21で撮影された映像が顔であるか
レシートであるかが判定される。顔であればステップS
3へ進み、レシートであればステップS12へ進む。
【0044】ステップS3において前処理部23が起動
され、入力された映像から顔の切出しが行われる。更
に、ステップS4において目の切出しが、ステップS5
において瞳の切出しが、ステップS6において虹彩の切
出しが、順次行われる。ステップS7において特徴抽出
部25が起動され、ステップS6で切出された虹彩から
照合に必要な特徴データが抽出される。更に、ステップ
S8において正規化、ステップS9においてコード化の
処理が行われる。ステップS9の後、ステップS15へ
進む。
【0045】ステップS15において、照合部26が起
動され、照合辞書27が参照されて、ステップS9でコ
ード化されたアイリスコードに類似する複数の候補者の
アイリスコードの検索が行われる。ステップS16にお
いて、判定部28が起動され、照合部26で検索された
候補者のいずれかに該当するか否かの判定が行われる。
そして、該当する登録者があれば、その登録者の名前、
識別番号、クレジットカード番号等が制御部11へ出力
され、ステップS11へ進む。ステップS11におい
て、履歴情報記憶部24に記憶された該当する購入者の
履歴情報が読出され、制御部11へ出力されて照合処理
は終了する。
【0046】一方、ステップS2において、カメラ21
で撮影された映像がレシートと判定されると、ステップ
S12へ進み、このレシートに履歴情報を表示する2次
元コードがプリントされているか否かが判定される。2
次元コードがプリントされていればステップS13へ進
み、プリントされていなければステップS14へ進む。
ステップS13において、レシートにプリントされてい
る2次元コードから履歴情報が解読され、その履歴情報
が履歴情報記憶部24に格納される。ステップS14に
おいて、履歴情報が2次元コードにコード化されてレシ
ート等に出力され照合処理は終了する。
【0047】虹彩認識装置20による照合処理が終了す
ると、この虹彩認識装置20の判定部28から制御部1
1へ与えられた該当登録者のクレジットカード番号等
が、この制御部11の制御に基づいて、回線接続部17
から通信回線40を介してホストコンピュータ30に送
信される。
【0048】ホストコンピュータ30では、営業店端末
装置10Aから送信されてきたクレジットカード番号等
の情報に従って顧客情報ファイル等が参照され、そのク
レジットカード番号が有効であるか否かのチェックが行
われる。チェック結果は、通信回線40を介して営業店
端末装置10Aに送信される。
【0049】営業店端末装置10Aでは、クレジットカ
ード番号が有効である旨のチェック結果を受信すると、
プリンタ18によってレシートが印刷される。更に、履
歴情報記憶部24から読出されて制御部11へ出力され
た該当する登録者の履歴情報が、プリンタ18によって
レシート上に2次元コードでプリントされる。これによ
り、代金を口座から引き落とすための手続きが成立す
る。
【0050】このように、本実施形態の商品会計システ
ムは、営業店側に設置した営業店端末装置10Aが虹彩
認識装置20を有しているので、顧客のサインの記入や
オペレータによるサインの確認等の作業が不要となり、
迅速な顧客対応が可能になるという利点がある。
【0051】更に、営業炭端末装置10Aは、虹彩認識
装置20の認識処理で使用した履歴情報を顧客に渡すレ
シート上に2次元コードでプリントするプリンタ18
と、顧客から提示されたレシート上の2次元コードを認
識するカメラ21及び2次元コード認識部22を有して
いる。これにより、虹彩認識処理に当たって、過去の認
識で使用した履歴情報を参照することができるので、認
識処理の時間を短縮することができるという利点があ
る。
【0052】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。 (a) レシート上にプリントする履歴情報は2次元コ
ードでなく、バーコード等でプリントしても良い。 (b) レシート上の2次元コードは、カメラ21では
なく専用のコード読取機で読取るようにしても良い。
【0053】(c) 照合部26及び判定部28では、
複数の登録者の中から1人の該当者を抽出する1:n判
定を行うようにしているが、本人であるか否かを確認す
る1:1判定を行うようにしても良い。 (d) 営業店の会計端末装置10Aからオンラインで
ホストコンピュータ30に、顧客情報を問い合わせるよ
うにしているが、営業店の会計端末装置10A内で処理
するようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、キャッシュレス・カードレスの商品会計シス
テムにおいて、購入者の虹彩で個人識別を行う虹彩認識
装置を設けているので、本人の確認が確実かつ容易に行
われ、迅速な顧客対応が可能になる。
【0055】第2の発明によれば、虹彩認識装置は、過
去の特徴データ抽出処理で用いた処理途中のデータを履
歴情報として記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶
された履歴情報を参照して、次の特徴データ抽出を行う
抽出手段を有している。これにより、認識処理の時間を
短縮することができる。
【0056】第3の発明によれば、履歴情報を購入者に
渡すレシート等の帳票にバーコードまたは2次元コード
で印刷するようにしている。これにより、過去のレシー
トを提示することにより、本人確認の時間を短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す商品会計システムの構
成図である。
【図2】従来の商品会計システムの一例を示す構成図で
ある。
【図3】図1中の虹彩認識装置20の機能の一例を示す
説明図である。
【図4】図1の商品会計システムにおける登録処理を示
すフローチャートである。
【図5】図1の商品会計システムにおける照合処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10A 会計端末装置 18 プリンタ 20 虹彩認識装置 21 カメラ 22 2次元コード認識部 23 前処理部 24 履歴情報記憶部 25 特徴抽出部 26 照合部 27 照合辞書 28 判定部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の購入代金を購入者の個人識別情報
    に基づいて該当する口座から引落とす商品会計システム
    において、 前記購入者の虹彩を読取ってその特徴データを抽出し、
    予め登録された登録者の虹彩の特徴データと照合して該
    当する登録者であればその登録された個人識別情報を出
    力する虹彩認識装置を設けたことを特徴とする商品会計
    システム。
  2. 【請求項2】 前記虹彩認識装置は、 予め登録者の虹彩の特徴データ及び該登録者の個人識別
    情報が登録された登録手段と、 前記購入者の虹彩を読取る撮影手段と、 前記購入者に渡された帳票上に印刷された該購入者の虹
    彩の特徴データ抽出処理過程における履歴情報を読取る
    読取手段と、 前記読取手段で読取られた履歴情報または前記購入者の
    虹彩の特徴データ抽出処理に用いられた履歴情報を記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に前記履歴情報が存在する場合には、該履
    歴情報を参照して前記撮影手段で読取られた前記購入者
    の虹彩の特徴データを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段で抽出された特徴データを前記登録手段に
    登録された登録者の虹彩の特徴データと照合して該当す
    る購入者を判定する判定手段と、 前記判定手段で判定された購入者の特徴データ抽出処理
    で用いられた履歴情報をコード化して該購入者に渡す帳
    票に印刷する印刷手段とを、 備えたことを特徴とする請求項1記載の商品会計システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記印刷手段は、前記履歴情報をバーコ
    ードまたは2次元コードにコード化して前記帳票に印刷
    することを特徴とする請求項2記載の商品会計システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記撮影手段は、人が手で持って操作で
    きる小形のハンディカメラであることを特徴とする請求
    項2または3記載の商品会計システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020030776A (ko) * 2002-04-13 2002-04-25 김희창 홍채인식 방법을 활용한 결재 시스템
JP2007018318A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Oki Electric Ind Co Ltd 取引システム
WO2020070870A1 (ja) * 2018-10-05 2020-04-09 日本電気株式会社 会計システム、情報表示装置、情報処理装置、会計処理方法、及び、記録媒体

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