JP2002015160A - 電子商取引システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繁雑な取引作業を無くして能率的なショッピ
ングを行い、商品供給市場の有効利用を図り、ひいて
は、顧客と販売店の双方にとって満足のいく商取引を行
うこと。 【解決手段】 サーバ装置１は、販売店装置４から転送
された少なくとも商品情報および価格掛け率を含む商品
に関連する関連情報を基に商品関連データを作成し、顧
客装置３によって設定された検索条件に適合した商品を
商品関連データから抽出し、価格掛け率を用いて抽出さ
れた各商品の価格を補正して補正価格を算出して価格リ
ストを作成し、価格リストおよび商品情報を顧客装置３
に転送し、顧客装置３によって注文された商品に基づい
て発生した売買代金から手数料を算出し、該手数料を販
売店装置４に請求する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
のネットワークやコンピュータを利用して、商品供給市
場を有効活用することが可能な電子商取引システムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、インターネット等のコンピュータ
ネットワークを利用したショッピングが普及している
が、現行のインターネットショッピングにおいては、各
販売店が管理するショップサーバの提供するＷｅｂペー
ジにアクセスして商品カタログページを参照し、商品ス
ペック、保証を含めたアフターケアー、販売価格等をチ
ェックする作業を、販売店毎に行って、どの販売店から
購入するのがベストか否かを判断している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、販売店によっ
ては、それまでのその顧客の購買実績によってディスカ
ウントするシステム、販売数量によって売買単価をディ
スカウントするシステム、各種購買ポイントサービスの
システムなどのシステムにおいて、ディスカウント等の
販売価格の値下げを行うような場合、販売店毎にいちい
ちシステムをチェックして販売価格を補正して比較する
など、煩雑な作業が伴っていた。

【０００４】また、顧客側からも、上記のような販売店
毎にＷｅｂをいちいち検索したり、販売価格を補正して
販売価格を比較するという煩雑な作業を除去してほしい
という要望も発生していた。

【０００５】そこで、本発明の目的は、販売店からのデ
ィスカウント情報に基づいて顧客毎に補正された価格を
効率良く提供することにより、繁雑な取引作業を無くし
て能率的なショッピングを行い、商品供給市場の有効利
用を図り、ひいては、顧客と販売店の双方にとって満足
のいく商取引を行うことが可能な電子商取引システムを
提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、商品に関する
情報の提供および売買契約を仲介するサーバ側の装置
が、通信手段を介して、顧客側の装置および販売店側の
装置と接続されたシステムであって、前記サーバ側の装
置は、前記販売店側の装置から転送された少なくとも商
品情報および価格掛け率を含む商品に関連する関連情報
を基に、商品関連データを作成するデータ作成手段と、
前記顧客側の装置によって設定された商品に関する検索
条件に適合した商品を、前記作成された商品関連データ
の中から抽出する抽出手段と、前記価格掛け率を用い
て、前記抽出された各商品の価格を補正して補正価格を
算出することによって価格リストを作成するリスト作成
手段と、前記作成された価格リストおよび前記商品情報
を、検索依頼元の顧客側の装置に転送する転送手段と、
前記顧客側の装置によって注文された商品に基づいて発
生した売買代金から手数料を算出し、該算出した手数料
を前記販売店側の装置に請求する手数料請求手段とを具
え、前記顧客側の装置は、前記商品に関する検索条件、
および、前記作成された価格リストに対する入力設定を
行う設定手段と、前記転送された価格リストおよび商品
情報から、所望の商品を選択して注文する注文手段とを
具えることによって、電子商取引システムを構成する。

【０００７】ここで、前記サーバ側の装置は、前記顧客
側の装置によって設定された商品に関する検索条件をデ
ータベース上に蓄積し、該蓄積した検索条件を閲覧する
手段をさらに具えてもよい。前記手数料請求手段は、顧
客が本システムに登録している期間について、前記算出
した手数料を定期的に請求する手段をさらに具えてもよ
い。

【０００８】本発明は、通信手段を介して、顧客側の装
置および販売店側の装置と接続され、商品に関する情報
の提供および売買契約を仲介するサーバ側の装置であっ
て、前記販売店側の装置から転送された少なくとも商品
情報および価格掛け率を含む商品に関連する関連情報を
基に、商品関連データを作成するデータ作成手段と、前
記顧客側の装置によって設定された商品に関する検索条
件に適合した商品を、前記作成された商品関連データの
中から抽出する抽出手段と、前記価格掛け率を用いて、
前記抽出された各商品の価格を補正して補正価格を算出
することによって価格リストを作成するリスト作成手段
と、前記作成された価格リストおよび前記商品情報を、
検索依頼元の顧客側の装置に転送する転送手段と、前記
顧客側の装置によって注文された商品に基づいて発生し
た売買代金から手数料を算出し、該算出した手数料を前
記販売店側の装置に請求する手数料請求手段とを具える
ことによって、電子商取引装置を構成する。

【０００９】本発明は、サーバ側の装置が、通信手段を
介して、顧客側の装置および販売店側の装置との間で、
商品に関する情報の提供および売買契約を仲介する商取
引方法であって、前記サーバ側の装置は、前記販売店側
の装置から転送された少なくとも商品情報および価格掛
け率を含む商品に関連する関連情報を基に、商品関連デ
ータを作成する工程と、前記顧客側の装置によって設定
された商品に関する検索条件に適合した商品を、前記作
成された商品関連データの中から抽出する工程と、前記
価格掛け率を用いて、前記抽出された各商品の価格を補
正して補正価格を算出することによって価格リストを作
成する工程と、前記作成された価格リストおよび前記商
品情報を、検索依頼元の顧客側の装置に転送する工程
と、前記顧客側の装置によって注文された商品に基づい
て発生した売買代金から手数料を算出し、該算出した手
数料を前記販売店側の装置に請求する工程とを具え、前
記顧客側の装置は、前記商品に関する検索条件、およ
び、前記作成された価格リストに対する入力設定を行う
工程と、前記転送された価格リストおよび商品情報か
ら、所望の商品を選択して注文する工程とを具えること
によって、電子商取引方法を提供する。

【００１０】本発明は、通信手段を介して、顧客側の装
置および販売店側の装置とサーバ側の装置とが接続され
たシステムを用いて、コンピュータによって、商品に関
する情報の提供および売買契約の仲介を制御するための
プログラムを記録した媒体であって、該制御プログラム
はコンピュータに、前記顧客側の装置において前記商品
に関する検索条件を入力させ、前記販売店側の装置から
転送させた少なくとも商品情報および価格掛け率を含む
商品に関連する関連情報を基に、商品関連データを作成
させ、前記顧客側の装置によって設定させた商品に関す
る検索条件に適合した商品を、前記作成させた商品関連
データの中から抽出させ、前記価格掛け率を用いて、前
記抽出させた各商品の価格を補正して補正価格を算出す
ることによって価格リストを作成させ、前記作成させた
価格リストおよび前記商品情報を、検索依頼元の顧客側
の装置に転送させ、前記顧客側の装置によって注文され
た商品に基づいて発生した売買代金から手数料を算出さ
せ、該算出させた手数料を前記販売店側の装置に請求さ
せ、前記顧客側の装置において前記作成された価格リス
トに対する入力設定を行なわせ、前記転送された価格リ
ストおよび商品情報から、所望の商品を選択させて注文
させることによって、電子商取引制御プログラムを記録
した媒体を提供する。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。

【００１２】（概要）まず、本発明に係る電子商取引シ
ステムの概要について説明する。

【００１３】本システムは、以下のハードウェアとソフ
トウェアとを基本構成として備えている。

【００１４】＜ハードウェア構成＞本システムは、図１
を参照して、ネットワーク施設２と、パソコン（以下、
ＰＣという）等の顧客端末３と、ＰＣ等の販売店端末４
と、ネットワーク施設２を介して顧客端末３および販売
店端末４と各々接続された大容量記憶装置を備えたコン
ピュータシステム１（以下、サーバシステムという）と
によって構成される。

【００１５】＜ソフトウェア構成＞サーバシステム１に
は、図１および図２を参照して、該システム上で動作可
能なＷｅｂサーバプログラム２４と、顧客端末３や販売
店端末４上で動作可能なＷｅｂブラウザプログラム２
３，２５と、顧客情報を登録・検索・管理する手段１０
と、販売店情報６や商品情報７〜９を登録・検索・管理
する手段１１と、複合条件による検索実行及びカスタム
カタログＷｅｂページ生成・送信手段１２と、顧客認証
手段１３と、販売店認証手段１４と、顧客端末３からの
注目情報を受信する手段１５と、注文情報を販売店端末
４に送信する手段１５と、課金管理手段１６と、課金請
求手段１７とが備えられている。

【００１６】以下、具体的な例を挙げて説明する。

【００１７】（システム構成）図１は、本発明に係る電
子商取引システムの１例として、カタログサーバシステ
ムの構成例を示す。

【００１８】１は、販売店端末や顧客端末との間で各種
情報を、インターネット２を介して送受信して商品の売
買契約を仲介するためのｉ−トレードセンタである。

【００１９】３は１〜ｍの複数の顧客端末、４は１〜ｎ
の複数の販売店端末であり、それぞれ、ｉ−トレードセ
ンタ１が提供する各種Ｗｅｂデータを表示するためのＷ
ｅｂブラウザ２３，２５（図２参照）を内蔵している。

【００２０】ｉ−トレードセンタ１内には、データベー
ス（以下、ＤＢという）群であって、それぞれ、顧客情
報ＤＢ５と、販売店情報ＤＢ６と、商品情報＋価格情報
ＤＢ７と、商品別＋顧客別価格掛け率ＤＢ８と、課金情
報ＤＢ９とを備えている。

【００２１】また、１０〜１７は各種プログラム群であ
り、１０は顧客情報を登録する顧客情報登録部、１１は
販売店情報や商品情報を登録する販売店＆商品情報登録
部、１２は複合条件による検索実行、及びカスタムカタ
ログＷｅｂの生成・送信を行う条件検索及びカスタムカ
タログＷｅｂ生成部、１３は顧客認証部、１４は販売店
認証部、１５は顧客端末３からの注文情報を受信した
り、注文情報を販売店端末４に送信する注文受信発信
部、１６は課金管理部、１７は課金請求部である。

【００２２】（データの流れ）図２は、本システムの動
作における、各種データの流れを示す。以下、本システ
ムをインターネット上においてホームページを利用して
実現する場合について説明する。

【００２３】まず、ｉ−トレードセンタ２０は、Ｗｅｂ
サーバ２１を起動してインターネット上にホームページ
を立ち上げる。

【００２４】顧客は、顧客端末３からＷｅｂブラウザ２
３を起動して、インターネット２を介してｉ−トレード
センタ１上で立ち上げられた上記ホームページを読み込
み、顧客端末３の表示装置上に表示する。

【００２５】ここで、顧客端末３の表示装置の表示画面
上の階層的に表示された商品アイテム群の中から商品ジ
ャンルを選択し、詳細なスペックや購入個数や価格に関
する条件を入力した後、“検索実行”ボタンを選択する
ことにより、検索条件情報が顧客端末３からｉ−トレー
ドセンタ１上に送信される（図２の）。

【００２６】そこで、ｉ−トレードセンタ１がこの情報
を受信すると、販売店端末４から送信されてきた販売店
情報、商品情報、掛け率データ等（図２の）を基に作
成されたＤＢ内のデータを対象に、受信した検索条件情
報に従った検索を行い、検索結果を基に作成された顧客
専用カタロク＋プライスリストを顧客端末３に転送する
（図２の）。

【００２７】そして、この受信した顧客専用カタログ＋
プライスリストを参照して購入したい商品を決定した
後、注文用ページを呼び出して商品情報や顧客情報等の
必要項目を入力してｉ−トレードセンタ１に送信するが
（図２）、これがｉ−トレードセンタ１で受信される
と、その情報が課金情報ＤＢに蓄積されると同時に、こ
の商品情報及び顧客情報が販売店端末４に送信され注文
処理が終了する。

【００２８】その後、販売店端末４に注文商品が入荷す
ると、それが請求書と共に注文した顧客の元まで配達さ
れ（図２の）、商品を受け取った顧客は、請求書に表
示されている商品代金を指定された入金方法で支払い
（図２の）、販売店端末４は領収書を顧客に発行して
（図２の）納品及び代金支払いの過程が終了する。

【００２９】そして、ｉ−トレードセンタ１は、上記の
課金情報ＤＢを基に、販売店端末４に課金請求を行い
（図２の）、販売店端末４はこの課金請求書に従って
課金をｉ−トレードセンタ１に支払い（図２の）、全
ての取引が終了する。

【００３０】以上、本システムの動作概要について、図
２のデータの流れを中心に説明したが、以下、１例とし
て、顧客Ｘ社が１０Ｍイーサネット（登録商標）ＨＵＢ
を注文する過程と、課金請求が行なわれる過程の手順
を、図３〜図１２を用いて説明する。

【００３１】なお、説明の複雑化を避けるため、図１に
示すインターネットによる電子商取引システムにおい
て、顧客端末３から送信された顧客に関する情報が、既
に、顧客情報登録部１０を介して、顧客情報ＤＢ５に登
録されており、また、販売店端末４から送信された各種
情報も、既に、販売店＆商品情報登録部１１を介して、
販売店情報ＤＢ６、商品情報＋価格ＤＢ７、および商品
別＋顧客別価格掛け率ＤＢ８に登録されているものとす
る。

【００３２】（システム動作）図３は、ｉ−トレードセ
ンタ１のＷｅｂサーバの処理を示す。図４は、顧客端末
３および販売店端末４のＷｅｂブラウザの処理を示す。

【００３３】まず、ｉ−トレードセンタ１のＷｅｂサー
バ２１を起動すると、図３のフローチャートのステップ
Ｓ１を実行する。

【００３４】すなわち、ステップＳ１では、センタ内に
格納されている各種ＤＢを参照して、図３に示すｉ−ト
レードセンタ１用のホームページを作成し、ＵＲＬアド
レスを割り当ててセンタ内の記憶領域内に格納する。

【００３５】その後、ステップＳ２に移行して、顧客端
末３や販売店端末４等のクライアントＰＣからのアクセ
ス待ちとなる。

【００３６】そこで、クライアントＰＣである、例えば
顧客端末（３−１）上のＷｅｂブラウザ２３を起動し
て、ｉ−トレードセンタ１用のホームページに割り当て
られたＵＲＬアドレスを指定すると、図４のステップＳ
２０が実行される。

【００３７】すなわち、上記指定されたＵＲＬアドレス
情報が、アクセス要求（例えばＨＴＴＰ要求）と共にイ
ンターネット２を介して上記Ｗｅｂサーバ２１に送信さ
れると、指定されたＵＲＬアドレスに対応するｉ−トレ
ードセンタ１用のホームページデータがＷｅｂサーバ２
１から顧客端末（３−１）に送信されるので、顧客端末
（３−１）上のＷｅｂブラウザ２３が、それを受信して
表示装置上に表示した後、ステップＳ２１に移行する。

【００３８】ステップＳ２１では、注文する商品ジャン
ルの選択と検索条件の入力を行い、動作モードの選択を
実行するが、図５〜図８にその過程を説明するためのブ
ラウザ５０の表示例を示す。

【００３９】図５は、Ｗｅｂサーバ２１を起動した際の
ホームページ画面の１例を示す。図６は、上段の３つの
商品ジャンル選択メニューウィンドウにおいて、（コン
ピュータ→ネットワーク）→（イーサＨＵＢ）を選択す
ることにより、仕様を選択する２つのウィンドウにおい
てデフォルトで（ポート数）→（指定なし）が選択され
ている表示例を示す。

【００４０】そこで、（ポート数）→（２〜４）を選択
することにより、図７に示す表示が行なわれる。

【００４１】次に、（ポート形状）→（１０ＢＡＳＥ−
Ｔ）を選択した後、図８の下半分の検索＆カタログ生成
条件の指定ブロックにおいて、“顧客名”、“パスワー
ド”“予算単価”、“注文個数”をそれぞれ図８に示す
ように入力した後、商品仕様選択のブロックで、（電
源）→（指定なし）、（保証）→（１年以上）を選択し
て“カタログ生成”ボタン表示を選択すると、図４のス
テップＳ２１からステップＳ２２に移行する。

【００４２】ステップＳ２２では、顧客登録モード、カ
タログ生成モード、販売店情報登録モードのいずれかが
選択され、この選択された動作モードを判定してそれぞ
れの動作モード実行ステップに移行する。

【００４３】顧客登録モードが選択されるとステップＳ
２３に進み、Ｗｅｂページを受信後、顧客情報を入力し
て送信する。販売店情報登録モードが選択されるとステ
ップＳ３４に進み、販売店情報登録用Ｗｅｂページを受
信後、商品情報を含む販売店情報を入力して送信する。

【００４４】ここでは、“カタログ生成モード”が選択
されているものとすると、ステップＳ２４に移行する。

【００４５】ステップＳ２４では、選択商品ジャンルお
よび検索条件情報が、ｉ−トレードセンタ１のＷｅｂペ
ージをサポートしているＷｅｂサーバ２１に送信され、
上記Ｗｅｂサーバ２１からのリプライＷｅｂページ６０
のデータの受信待機とする。

【００４６】一方、図８における“カタログ生成モー
ド”を選択した場合のＷｅｂサーバ２１側の処理は、図
３に示すステップＳ２の動作モード指定待機状態後のス
テップＳ１０以下の処理となる。このＷｅｂサーバ２１
側では、モード指定情報と共に、検索条件情報も受信す
る。

【００４７】ステップＳ１０において、カタログ生成モ
ードが選択されていた場合にはステップＳ３に進み、顧
客登録モードが選択されていた場合にはステップＳ１１
に進み、販売店情報登録モードが選択されていた場合に
はステップＳ１４に進む。

【００４８】顧客登録モードが選択されていた場合は、
ステップＳ１１で接続クライアントＰＣに顧客登録用Ｗ
ｅｂデータを送信し、ステップＳ１２で返信待機し、ス
テップＳ１３で送信された顧客情報を顧客情報ＤＢ５に
格納する。

【００４９】販売店情報登録モードが選択されていた場
合は、ステップＳ１４で接続クライアントＰＣに販売店
情報登録用Ｗｅｂデータを送信し、ステップＳ１５で返
信待機し、ステップＳ１６で送信された販売店情報のう
ち、商品情報＋価格データは商品情報＋価格ＤＢ７に格
納し、商品別＋顧客別価格掛け率データは商品別＋顧客
別価格掛け率ＤＢ８に格納又は更新する。

【００５０】本例では、カタログ生成モードが選択され
ているので、このモード指定情報と共に、検索条件情報
を受信して、ステップＳ１０、ステップＳ３と移行す
る。

【００５１】ステップＳ３では、図９に示す受信した検
索条件情報を反映したリプライＷｅｂページ６０を作成
して顧客端末（３−１）に送信し、ステップＳ４で“Ｏ
Ｋ”か“戻り”かの指示待機状態となる。

【００５２】そこで、クライアント側の処理は、図４の
ステップＳ２４からステップＳ２５に移行する。

【００５３】ステップＳ２５では、受信した図９のリプ
ライＷｅｂページ６０を表示し、ステップＳ２６に進
み、“ＯＫ”か“戻り”かの指示待機状態となる。

【００５４】ステップＳ２６で、“ＯＫ”を選択する
と、ステップＳ２７に移行し、“ＯＫ”が選択されたこ
とを知らせる情報をＷｅｂサーバ２１に送信する。

【００５５】その後、ステップＳ２８で、Ｗｅｂサーバ
２１から検索条件に適合した商品カタログＷｅｂデータ
を受信し、注文商品の選択および指令の待機状態とな
る。

【００５６】一方、Ｗｅｂサーバ２１側では、上記ステ
ップＳ２６における“ＯＫ”の情報を受信すると、図３
のステップＳ４からステップＳ５へと移行する。

【００５７】ここで、顧客端末（３−１）が要求するＷ
ｅｂサーバ２１からのリプライＷｅｂページ６０の検索
＆カタログ生成条件（図９参照）に適合するデータ群
を、商品情報＋価格ＤＢ７（図１参照）上のデータから
抽出し、顧客名、パスワードをチェックした後、抽出さ
れた各商品の価格について、商品別＋顧客別価格掛け率
ＤＢ８（図１参照）を適応して補正価格を算出する。そ
して、その算出した補正価格を含む顧客用カタログＷｅ
ｂページ７０（図１０参照）を作成し、顧客端末（３−
１）に送信する。

【００５８】そして、ステップＳ６では、顧客端末（３
−１）からの指示を待機する状態となる。

【００５９】上記顧客用カタログＷｅｂページ７０を作
成する際に適応される商品別＋顧客別価格掛け率ＤＢ８
は、本例の場合、例えば、図１１に示すようなデータ８
０を有する。

【００６０】（商品別＋顧客別価格掛け率）図１１のデ
ータ８０において、図１０の販売店（３−１）の商品Ｅ
ｔｈｅｒＨＵＢ−４は、商品コード１００１００００１
で顧客別価格掛け率１．０となる。同様に、販売店（３
−２）の商品イーサＨＵＢ−２は、商品コード１００１
００００２で顧客別価格掛け率０．７となる。販売店
（３−３）の商品Ｅｔｈｅｒハブ−３は、商品コード１
００１００００３で顧客別価格掛け率１．０となる。販
売店（３−４）の商品イーサＨＵＢ−２は、商品１００
１００００４で顧客別価格掛け率０．９となる。

【００６１】そこで、図３のステップＳ５において、検
索条件に適合データ群を商品情報＋価格ＤＢ７（図１参
照）上のデータから抽出する場合、図９に示されるよう
に顧客名やパスワードが入力されている場合は、上記図
１３の商品別＋顧客別価格掛け率ＤＢ８を参照して、図
１０に示される顧客用カタログＷｅｂページ７０が作成
され、送信されることになる。

【００６２】しかし、図１２に示すように、リプライＷ
ｅｂページ６０の検索＆カタログ生成条件において、顧
客名やパスワードが入力されていない場合、商品別＋顧
客別価格掛け率が適用されないので、図１３に示すよう
な定価カタログＷｅｂページ９０が作成され、送信され
ることになる。

【００６３】一方、顧客端末（３−１）では、図４のス
テップＳ２７で上記顧客用カタログＷｅｂページ７０の
データを受信するので、ステップＳ２８に移行し、注文
商品の選択と指示待ちとなる。

【００６４】そこで、図１０において、販売店（３−
４）のＢ社製イーサＨＵＢ−２を選択し、“注文”指示
ボタン表示を選択すると、ステップＳ２８でその注文の
指令が検出されて、ステップＳ２９に移行して指示内容
が判定され、“注文”の指示なのでステップＳ３０に移
行する。

【００６５】そして、ステップＳ３０で注文商品に関す
る情報をＷｅｂサーバ２１に送信した後、ステップＳ３
１で注文用Ｗｅｂページのデータの受信待機状態とな
る。

【００６６】この注文指示操作に伴って、Ｗｅｂサーバ
２１側では、図３のステップＳ５において、この注目指
示操作が検出され、ステップＳ６、ステップＳ７と移行
し、ここで、図１４に示されるような注文内容確認用Ｗ
ｅｂページ１００のデータが作成され、顧客端末（３−
１）に送信され、指示待ち状態となる。

【００６７】この注文内容確認用Ｗｅｂページ１００を
受信した顧客端末（３−１）は、図４のステップＳ３
０、ステップＳ３１と移行し、“ＯＫ”か“戻り”の指
示待ちとなるが、ここで“ＯＫ”を指定すれば、ステッ
プＳ３３に移行し、注文内容確認用Ｗｅｂページ１００
のデータをサーバ側に送信して処理を終了する。

【００６８】サーバは、図３のステップＳ７において、
顧客端末（３−１）からの“ＯＫ”の情報を受信し、ス
テップＳ８，ステップＳ９と移行する。

【００６９】ステップＳ９では、図１４に示す顧客端末
（３−１）から受信した注文情報を販売店端末４に送信
後、成立した売買契約額の１％である６０００円を手数
料として、課金処理を行う。そして、定期的に（例え
ば、月末に）出店維持金と課金とを加算した合計額を、
各契約販売店に請求して、本売買契約に関するｉ−トレ
ードセンタ１の処理が終了する。

【００７０】（他の実施例）上述した例においては、顧
客が指定する検索条件は、蓄積されるように制御されて
いなかったが、この検索条件のデータもＤＢに登録して
おき、各販売店端末４からその登録されたデータを利用
できるように制御することにより、販売店にとってはマ
ーケティングの有力な戦力になると考えられる。

【００７１】（まとめ）上記例で説明したように、条件
検索可能なデータベースシステムを利用することによ
り、各販売店からネットワークを介して登録された商品
情報と各商品毎と各顧客毎に定められた価格掛け率とが
格納されたデータベースから、顧客がネットワークを介
して指定した検索条件に適合した商品群を抽出すると共
に、抽出された商品各々に、顧客の購買実績に応じて補
正された価格をリンクした結果を顧客端末に送信するこ
とができるので、顧客は、この受信した顧客専用商品カ
タログを基に容易に最適の商品を選択することが可能と
なる。

【００７２】なお、本発明は、複数の機器（例えば、ホ
ストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プ
リンタなど）から構成されるシステムに適用しても、１
つの機器（例えば、ＰＤＡ（個人情報管理）機器のよう
な小型の画像処理機器、複写機、ファクシミリ装置）か
らなる装置に適用してもよい。

【００７３】また、本発明は、システム或いは装置にプ
ログラムを供給することによって達成される場合にも適
用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成
するためのソフトウェアによって表されるプログラムを
格納した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そ
のシステム或いは装置のコンピュータ（又はＣＰＵやＭ
ＰＵ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出
し実行することによっても、本発明の効果を享受するこ
とが可能となる。

【００７４】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。

【００７５】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ
−Ｒ、磁気テープ、不揮発性のメモリカード（ＩＣメモ
リカード）、ＲＯＭ（マスクＲＯＭ、フラッシュＥＥＰ
ＲＯＭなど）などを用いることができる。

【００７６】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているＯＳ（オペレ
ーティングシステム）などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。

【００７７】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるＣＰＵなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。

【００７８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サーバ側の装置が、通信手段を介して、顧客側の装置お
よび販売店側の装置との間で、商品に関する情報の提供
および売買契約を仲介する電子商取引システムにおい
て、前記サーバ側の装置は、販売店側の装置から転送さ
れた少なくとも商品情報および価格掛け率を含む商品に
関連する関連情報を基に商品関連データを作成し、前記
顧客側の装置によって設定された検索条件に適合した商
品を前記商品関連データから抽出し、前記価格掛け率を
用いて前記抽出された各商品の価格を補正して補正価格
を算出して価格リストを作成し、前記価格リストおよび
前記商品情報を顧客側の装置に転送し、前記顧客側の装
置によって注文された商品に基づいて発生した売買代金
から手数料を算出し、該手数料を前記販売店側の装置に
請求するようにしたので、販売店からのディスカウント
情報に基づいて顧客毎に補正された価格を効率良く顧客
側の装置に提供することができ、これにより、顧客は、
繁雑な取引作業を無くして能率的なショッピングを行う
ことができ、また、これに伴って商品供給市場の有効利
用を図ることができ、結果として顧客と販売店の双方に
とって満足のいく商取引を行うことが可能となる。

【００７９】また、本発明によれば、顧客が指定した検
索条件がサーバ装置側でデータベース化されて蓄積さ
れ、検索可能な状態になっているので、販売店がこれら
の蓄積された情報を取得することにより、マーケティン
グのための戦力となる付随的な効果も得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態である、電子商取引システム
の構成例を示すブロック図である。

【図２】本電子商取引システムのデータの流れを示す説
明図である。

【図３】Ｗｅｂサーバ側での処理を説明するフローチャ
ートである。

【図４】Ｗｅｂブラウザ側での処理を説明するフローチ
ャートである。

【図５】Ｗｅｂブラウザの表示例を示す説明図である。

【図６】Ｗｅｂブラウザの表示例を示す説明図である。

【図７】Ｗｅｂブラウザの表示例を示す説明図である。

【図８】Ｗｅｂブラウザの表示例を示す説明図である。

【図９】Ｗｅｂページの表示例を示す説明図である。

【図１０】顧客用カタログのＷｅｂページの表示例を示
す説明図である。

【図１１】商品別＋顧客別価格掛け率のデータ例を示す
説明図である。

【図１２】Ｗｅｂページの表示例を示す説明図である。

【図１３】定価カタログのＷｅｂページの表示例を示す
説明図である。

【図１４】注文内容確認用のＷｅｂページの表示例を示
す説明図である。

【符号の説明】

１ ｉ−トレードセンタ ２ インターネット ３ ３−１〜３−ｍの複数の顧客端末 ４ ３−１〜３−ｎの複数の販売店端末（Ｗｅｂブラウ
ザ内蔵） ５ 顧客情報ＤＢ ６ 販売店情報ＤＢ ７ 商品情報＋価格情報ＤＢ ８ 商品別＋顧客別価格掛け率ＤＢ ９ 課金情報ＤＢ １０ 顧客情報登録部 １１ 販売店情報＆商品情報登録部 １２ 検索実行及びカスタムカタログＷｅｂ生成部 １３ 顧客認証部 １４ 販売店登録認証部 １５ 注文受信発信部 １６ 課金管理部 １７ 課金請求部 ２１ Ｗｅｂサーバ ２３，２５ Ｗｅｂブラウザ

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ５０２ Ｇ０６Ｆ 17/60 ５０２ 17/30 １１０ 17/30 １１０Ｆ １７０ １７０Ｚ ３３０ ３３０Ｚ

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品に関する情報の提供および売買契約
   を仲介するサーバ側の装置が、通信手段を介して、顧客
   側の装置および販売店側の装置と接続されたシステムで
   あって、 前記サーバ側の装置は、 前記販売店側の装置から転送された少なくとも商品情報
   および価格掛け率を含む商品に関連する関連情報を基
   に、商品関連データを作成するデータ作成手段と、 前記顧客側の装置によって設定された商品に関する検索
   条件に適合した商品を、前記作成された商品関連データ
   の中から抽出する抽出手段と、 前記価格掛け率を用いて、前記抽出された各商品の価格
   を補正して補正価格を算出することによって価格リスト
   を作成するリスト作成手段と、 前記作成された価格リストおよび前記商品情報を、検索
   依頼元の顧客側の装置に転送する転送手段と、 前記顧客側の装置によって注文された商品に基づいて発
   生した売買代金から手数料を算出し、該算出した手数料
   を前記販売店側の装置に請求する手数料請求手段とを具
   え、 前記顧客側の装置は、 前記商品に関する検索条件、および、前記作成された価
   格リストに対する入力設定を行う設定手段と、 前記転送された価格リストおよび商品情報から、所望の
   商品を選択して注文する注文手段とを具えたことを特徴
   とする電子商取引システム。
2. 【請求項２】 前記サーバ側の装置は、 前記顧客側の装置によって設定された商品に関する検索
   条件をデータベース上に蓄積し、該蓄積した検索条件を
   閲覧する手段をさらに具えたことを特徴とする請求項１
   記載の電子商取引システム。
3. 【請求項３】 前記手数料請求手段は、 顧客が本システムに登録している期間について、前記算
   出した手数料を定期的に請求する手段をさらに具えたこ
   とを特徴とする請求項１又は２記載の電子商取引システ
   ム。
4. 【請求項４】 通信手段を介して、顧客側の装置および
   販売店側の装置と接続され、商品に関する情報の提供お
   よび売買契約を仲介するサーバ側の装置であって、 前記販売店側の装置から転送された少なくとも商品情報
   および価格掛け率を含む商品に関連する関連情報を基
   に、商品関連データを作成するデータ作成手段と、 前記顧客側の装置によって設定された商品に関する検索
   条件に適合した商品を、前記作成された商品関連データ
   の中から抽出する抽出手段と、 前記価格掛け率を用いて、前記抽出された各商品の価格
   を補正して補正価格を算出することによって価格リスト
   を作成するリスト作成手段と、 前記作成された価格リストおよび前記商品情報を、検索
   依頼元の顧客側の装置に転送する転送手段と、 前記顧客側の装置によって注文された商品に基づいて発
   生した売買代金から手数料を算出し、該算出した手数料
   を前記販売店側の装置に請求する手数料請求手段とを具
   えたことを特徴とする電子商取引装置。
5. 【請求項５】 前記顧客側の装置によって設定された商
   品に関する検索条件をデータベース上に蓄積し、該蓄積
   した検索条件を閲覧する手段をさらに具えたことを特徴
   とする請求項４記載の電子商取引装置。
6. 【請求項６】 前記手数料請求手段は、 顧客が本システムに登録している期間について、前記算
   出した手数料を定期的に請求する手段をさらに具えたこ
   とを特徴とする請求項４又は５記載の電子商取引装置。
7. 【請求項７】 サーバ側の装置が、通信手段を介して、
   顧客側の装置および販売店側の装置との間で、商品に関
   する情報の提供および売買契約を仲介する商取引方法で
   あって、 前記サーバ側の装置は、 前記販売店側の装置から転送された少なくとも商品情報
   および価格掛け率を含む商品に関連する関連情報を基
   に、商品関連データを作成する工程と、 前記顧客側の装置によって設定された商品に関する検索
   条件に適合した商品を、前記作成された商品関連データ
   の中から抽出する工程と、 前記価格掛け率を用いて、前記抽出された各商品の価格
   を補正して補正価格を算出することによって価格リスト
   を作成する工程と、 前記作成された価格リストおよび前記商品情報を、検索
   依頼元の顧客側の装置に転送する工程と、 前記顧客側の装置によって注文された商品に基づいて発
   生した売買代金から手数料を算出し、該算出した手数料
   を前記販売店側の装置に請求する工程とを具え、 前記顧客側の装置は、 前記商品に関する検索条件、および、前記作成された価
   格リストに対する入力設定を行う工程と、 前記転送された価格リストおよび商品情報から、所望の
   商品を選択して注文する工程とを具えたことを特徴とす
   る電子商取引方法。
8. 【請求項８】 前記サーバ側の装置は、 前記顧客側の装置によって設定された商品に関する検索
   条件をデータベース上に蓄積し、該蓄積した検索条件を
   閲覧する工程をさらに具えたことを特徴とする請求項７
   記載の電子商取引方法。
9. 【請求項９】 顧客が本装置に登録している期間につい
   て、前記算出した手数料を定期的に請求する工程をさら
   に具えたことを特徴とする請求項７又は８記載の電子商
   取引方法。
10. 【請求項１０】 通信手段を介して、顧客側の装置およ
    び販売店側の装置とサーバ側の装置とが接続されたシス
    テムを用いて、 コンピュータによって、商品に関する情報の提供および
    売買契約の仲介を制御するためのプログラムを記録した
    媒体であって、 該制御プログラムはコンピュータに、 前記顧客側の装置において前記商品に関する検索条件を
    入力させ、 前記販売店側の装置から転送させた少なくとも商品情報
    および価格掛け率を含む商品に関連する関連情報を基
    に、商品関連データを作成させ、 前記顧客側の装置によって設定させた商品に関する検索
    条件に適合した商品を、前記作成させた商品関連データ
    の中から抽出させ、 前記価格掛け率を用いて、前記抽出させた各商品の価格
    を補正して補正価格を算出することによって価格リスト
    を作成させ、 前記作成させた価格リストおよび前記商品情報を、検索
    依頼元の顧客側の装置に転送させ、 前記顧客側の装置によって注文された商品に基づいて発
    生した売買代金から手数料を算出させ、該算出させた手
    数料を前記販売店側の装置に請求させ、 前記顧客側の装置において前記作成された価格リストに
    対する入力設定を行なわせ、 前記転送された価格リストおよび商品情報から、所望の
    商品を選択させて注文させたことを特徴とする電子商取
    引制御プログラムを記録した媒体。
11. 【請求項１１】 前記サーバ側の装置は、 前記顧客側の装置によって設定された商品に関する検索
    条件をデータベース上に蓄積させ、該蓄積させた検索条
    件を閲覧させたことを特徴とする請求項１０記載の電子
    商取引制御プログラムを記録した媒体。
12. 【請求項１２】 顧客が本装置に登録している期間につ
    いて、前記算出した手数料を定期的に請求する工程をさ
    らに具えたことを特徴とする請求項１０又は１１記載の
    電子商取引制御プログラムを記録した媒体。