JP2002014811A - プロジェクト進捗計測装置およびその方法ならびにその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

プロジェクト進捗計測装置およびその方法ならびにその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002014811A
JP2002014811A JP2000197137A JP2000197137A JP2002014811A JP 2002014811 A JP2002014811 A JP 2002014811A JP 2000197137 A JP2000197137 A JP 2000197137A JP 2000197137 A JP2000197137 A JP 2000197137A JP 2002014811 A JP2002014811 A JP 2002014811A
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product
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progress
analysis
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JP2000197137A
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Naoki Tamura
直樹 田村
Mikiro Sasaki
幹郎 佐々木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェア開発プロジェクトの作業進捗状
況を一層正確に把握することができ、しかも将来的な作
業の手戻りを予測し、今後の作業に必要な時間の見積を
容易に行うことができること。 【解決手段】 プロジェクト生産物14を記憶するプロ
ジェクト生産物記録部15と、プロジェクト生産物14
に対する各種の記述様式を定義した生産物記述様式定義
11を記憶する生産物記述様式保存部12と、プロジェ
クト生産物14に対応する生産物記述様式定義11を抽
出するプロジェクト生産物様式管理部13と、生産物記
述様式定義11をもとにプロジェクト生産物14の記述
内容を解析するプロジェクト生産物解析部16と、各プ
ロジェクト生産物14に対応する解析結果を集計し、進
捗状況を解析するプロジェクト生産物作成進捗解析部1
7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、大規模なソフト
ウェア開発プロジェクトのもとに、多数の作業者や技術
者が同時並行的に作成する各種ドキュメントやソースコ
ードなどの各種のプロジェクト生産物に基づいて該ソフ
トウェア開発プロジェクトの進捗状況を計測するプロジ
ェクト進捗計測装置およびその方法ならびにその方法を
コンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、大規模かつ複雑化したソフト
ウェア開発を行う場合、ソフトウェア開発に伴って作成
されるソフトウェア生産物の進捗状況を把握する必要が
ある。図19は、従来のプロジェクト進捗計測装置の構
成を示すブロック図である(特開平7−114466号
参照)。
【0003】図19において、入力部101は、予定値
入力部101a、実績値入力部101b、およびソフト
ウェア構成情報入力部101cを有し、それぞれソフト
ウェア開発に対する予定値a、実績値b、およびソフト
ウェア構成情報cを入力する。予定値aは、開発工程毎
の開始予定日、終了予定日、および成果物予定量を含
む。予定値aは、ソフトウェアの開発開始前に設定され
るが、開発スケジュールの修正に伴って、適宜再設定さ
れる。実績値bは、各開発者の実開始日、実終了日、お
よび作成成果物量、ならびに作成成果物に基づいて算出
されるステップ数やコンパイル回数などを含む。ソフト
ウェア構成情報cは、開発対象ソフトウェアが、どのよ
うな開発部品から構成され、この開発部品間にどのよう
な関連があるかについての情報を含む。
【0004】入力された予定値a、実績値b、およびソ
フトウェア構成情報cは、それぞれデータ保存部102
の予定値ファイル部102a、実績値ファイル部102
b、およびソフトウェア構成情報ファイル部102cに
記憶される。進捗状況制御表示部103は、ある開発者
が担当する開発部品に注目し、この開発部品の進捗状況
を把握しようとする場合、進捗状況表示モードにおい
て、入力部101を介して、注目するこの開発部品名と
実績値とを入力することによって、データ保存部102
に記憶された情報に基づいた進捗状況を視覚的に表示す
る。この場合、関連する他の開発部品の進捗状況も併せ
て表示するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプロジ
ェクト進捗計測装置では、プロジェクトの開発生産物を
ソフトウェアのソースコードに限定して計測する場合が
多く、ソフトウェア開発工程における上流仕様書を計測
対象とする場合、たとえば設計仕様書などのドキュメン
ト単位に計測するようにしていた。
【0006】しかしながら、ソフトウェア開発プロジェ
クトにおける各作業工程上での作業活動は、複数の作業
工程が互いに関連し、流動的に変化する。たとえば、図
20は、作業工程の時間区分に対応する各作業内容の労
力の割合を示す図(Landisら著、「Recommended Approa
ch to Software Development」Revision 3 ,Software
Engineering Laboratory Series SEL-81-305,NASA God
dard Space Flight Center,Greenbelt,MD(1992) 参
照)であり、作業工程の時間区分には複数の作業が同時
並行的に進行し、各作業内容の労力の割合が流動的に推
移する。たとえば、詳細設計段階では、要求解析作業、
設計作業、実装作業、およびシステム評価作業が混在
し、同時並行的に行われている。
【0007】すなわち、図20に示す作業内容の推移状
況では、常に設計仕様書やソースコードなどが安定して
揃っているという状況を期待することができず、ドキュ
メントの作成件数やページ数そのものを進捗状況把握の
ための計測基準とすると、ソフトウェア開発プロジェク
トの進捗状況を正確に把握することができないという問
題点があった。
【0008】一方、一般にプロジェクト生産物は、複数
の詳細な生産物群によって構成されている。たとえば、
図21に示すドキュメント114は、複数の生産物群1
14a〜114eで構成される。ここで、同じ生産物群
内では、記述形式が同じである生産物が多く含まれるこ
とが多い。また、プロジェクト生産物114内の生産物
には、プロジェクト生産物の作成作業量を典型的に示す
生産物が存在することが多い。たとえば、生産物群11
4e内の生産物114e−1は、プロジェクト生産物1
14の作成作業量を典型的に示す生産物である。
【0009】しかしながら、従来のプロジェクト進捗計
測装置では、個々の生産物の種別に対応して作業量を数
値化して、この数値化した値を用いてソフトウェア開発
プロジェクトの進捗状況を計測していないため、ソフト
ウェア開発作業上の各工程における最も重要な作業が計
画通り正常に進捗しているか否か、あるいはどの程度、
作業の揺れが生じているのかを把握することができない
という問題点があった。
【0010】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
ソフトウェア開発プロジェクトの作業進捗状況を一層正
確に把握することができ、しかも将来的な作業の手戻り
を予測し、今後の作業に必要な時間の見積を容易に行う
ことができるプロジェクト進捗計測装置およびその方法
ならびにその方法をコンピュータに実行させるプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を得
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかるプロジェクト進捗計測装置は、ソ
フトウェア開発プロジェクトのもとに作成される各種の
プロジェクト生産物に基づいて該ソフトウェア開発プロ
ジェクトの進捗状況を計測するプロジェクト進捗計測装
置において、前記プロジェクト生産物を記憶する生産物
記憶手段と、前記プロジェクト生産物に対する各種の記
述様式を定義し、該定義した記述様式である生産物記述
様式定義を記憶する生産物記述様式記憶手段と、前記生
産物記憶手段から読み込まれるプロジェクト生産物に対
応する前記生産物記述様式定義を抽出する記述様式抽出
手段と、前記生産物記憶手段から読み込まれるプロジェ
クト生産物の記述内容を、前記記述様式抽出手段によっ
て抽出された生産物記述様式定義をもとに解析する生産
物解析手段と、前記生産物解析手段によって解析された
各プロジェクト生産物に対応する解析結果を集計し、前
記ソフトウェア開発プロジェクトの進捗状況を解析する
進捗状況解析手段と、前記進捗状況解析手段による解析
結果を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0012】この発明によれば、記述様式抽出手段が、
生産物記憶手段から読み込まれるプロジェクト生産物に
対応する前記生産物記述様式定義を抽出し、生産物解析
手段が、前記生産物記憶手段から読み込まれるプロジェ
クト生産物の記述内容を、前記記述様式抽出手段によっ
て抽出された生産物記述様式定義をもとに解析し、進捗
状況解析手段が、前記生産物解析手段によって解析され
た各プロジェクト生産物に対応する解析結果を集計し、
前記ソフトウェア開発プロジェクトの進捗状況を解析
し、出力手段が、前記進捗状況解析手段による解析結果
を出力するようにし、前記プロジェクト生産物を、個々
の仕様書単位ではなく、仕様書内部の個々の記述要素単
位で進捗状況を把握するようにしている。
【0013】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
装置は、上記の発明において、前記生産物記述様式記憶
手段に記憶された生産物記述様式に対応し、前記プロジ
ェクト生産物の記述内容を解析する複数の解析ソフトウ
ェアを記憶する解析ソフトウェア記憶手段をさらに備
え、前記記述様式抽出手段は、前記生産物記述様式定義
を抽出し、該抽出した生産物記述様式定義に対応する解
析ソフトウェアを前記解析ソフトウェア記憶手段から選
択し、該解析ソフトウェアを前記生産物解析手段に出力
し、前記生産物解析手段は、前記解析ソフトウェアをも
とにプロジェクト生産物の記述内容を解析することを特
徴とする。
【0014】この発明によれば、解析ソフトウェア記憶
手段が、前記生産物記述様式記憶手段に記憶された生産
物記述様式に対応し、前記プロジェクト生産物の記述内
容を解析する複数の解析ソフトウェアを記憶し、前記記
述様式抽出手段が、前記生産物記述様式定義を抽出し、
該抽出した生産物記述様式定義に対応する解析ソフトウ
ェアを前記解析ソフトウェア記憶手段から選択し、該解
析ソフトウェアを前記生産物解析手段に出力し、前記生
産物解析手段が、前記解析ソフトウェアをもとにプロジ
ェクト生産物の記述内容を解析するようにしている。
【0015】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
装置は、ソフトウェア開発プロジェクトのもとに作成さ
れる各種のプロジェクト生産物に基づいて該ソフトウェ
ア開発プロジェクトの進捗状況を計測するプロジェクト
進捗計測装置において、前記プロジェクト生産物を記憶
する生産物記憶手段と、前記プロジェクト生産物に対す
る各種の記述様式を定義し、該定義した記述様式である
生産物記述様式定義を記憶する生産物記述様式記憶手段
と、前記生産物記憶手段から読み込まれるプロジェクト
生産物に対応する前記生産物記述様式定義を抽出する記
述様式抽出手段と、標準的なプロジェクト生産物の種別
毎に標準的なプロジェクト開発工程上における該各プロ
ジェクト生産物間の対応関係を記述した標準開発手順記
述を記憶した標準開発手順記述記憶手段と、前記標準開
発手順記述および前記生産物記述様式定義とをもとに各
プロジェクト生産物を構成する情報単位間の依存関係を
抽出する依存関係抽出手段と、前記生産物記憶手段から
読み込まれるプロジェクト生産物の記述内容を、前記記
述様式抽出手段によって抽出された生産物記述様式定義
および前記依存関係抽出手段が抽出した依存関係をもと
に、前記生産物記憶手段から読み込まれるプロジェクト
生産物を解析する生産物解析手段と、前記生産物解析手
段によって解析された各プロジェクト生産物に対する解
析結果と前記プロジェクト開発工程上の各段階とを関連
づけた相互参照表を生成する相互参照表生成手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、記述様式抽出手段が、
前記生産物記憶手段から読み込まれるプロジェクト生産
物に対応する前記生産物記述様式定義を抽出し、依存関
係抽出手段が、前記標準開発手順記述および前記生産物
記述様式定義とをもとに各プロジェクト生産物を構成す
る情報単位間の依存関係を抽出し、生産物解析手段が、
前記生産物記憶手段から読み込まれるプロジェクト生産
物の記述内容を、前記記述様式抽出手段によって抽出さ
れた生産物記述様式定義および前記依存関係抽出手段が
抽出した依存関係をもとに、前記生産物記憶手段から読
み込まれるプロジェクト生産物を解析し、相互参照表生
成手段が、前記生産物解析手段によって解析された各プ
ロジェクト生産物に対する解析結果と前記プロジェクト
開発工程上の各段階とを関連づけた相互参照表を生成す
るようにしている。
【0017】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
装置は、上記の発明において、前記相互参照表を参照
し、前記プロジェクト開発工程上における上流開発工程
でのプロジェクト生産物の作成量をもとに次開発工程に
おけるプロジェクト生産物の作成量を予想し、該予想し
た予想値をもとに該次開発工程の進捗状況を解析する進
捗状況解析手段と、前記進捗状況解析手段による解析結
果を出力する出力手段と、をさらに備えたことを特徴と
する。
【0018】この発明によれば、進捗状況解析手段が、
前記相互参照表を参照し、前記プロジェクト開発工程上
における上流開発工程でのプロジェクト生産物の作成量
をもとに次開発工程におけるプロジェクト生産物の作成
量を予想し、該予想した予想値をもとに該次開発工程の
進捗状況を解析し、出力手段が、前記進捗状況解析手段
による解析結果を出力するようにしている。
【0019】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
装置は、上記の発明において、前記出力手段による出力
形式を定義する出力形式定義手段と、前記出力形式を解
釈し、前記相互参照表の記述内容をもとに該出力形式に
対応させた進捗状況の出力内容を生成する出力内容生成
手段と、前記出力形式定義手段が定義した出力形式を保
持し、任意の出力形式を前記出力内容生成手段に出力す
る管理を行う出力形式管理手段と、をさらに備えたこと
を特徴とする。
【0020】この発明によれば、出力形式管理手段が、
前記出力形式定義手段が定義した出力形式を保持し、任
意の出力形式を前記出力内容生成手段に出力する管理を
行い、出力内容生成手段が、前記出力形式を解釈し、前
記相互参照表の記述内容をもとに該出力形式に対応させ
た進捗状況の出力内容を生成するようにしている。
【0021】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
装置は、上記の発明において、前記出力手段は、前記出
力内容生成手段に対して前記進捗状況の出力指示を行う
出力指示手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0022】この発明によれば、出力指示手段が、前記
出力内容生成手段に対して前記進捗状況の出力指示を行
い、出力内容生成手段が、出力指示を受け付けると、前
記出力形式を解釈し、前記相互参照表の記述内容をもと
に該出力形式に対応させた進捗状況の出力内容を生成す
るようにしている。
【0023】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
装置は、上記の発明において、前記生産物解析手段によ
って解析された各プロジェクト生産物に対する解析結果
をもとに、各プロジェクト生産物の種別に対応した品質
評価を行う品質評価手段をさらに備え、前記相互参照表
生成手段は、前記相互参照表に前記品質評価手段による
品質評価結果を付加したことを特徴とする。
【0024】この発明によれば、品質評価手段が、前記
生産物解析手段によって解析された各プロジェクト生産
物に対する解析結果をもとに、各プロジェクト生産物の
種別に対応した品質評価を行い、前記相互参照表生成手
段が、前記相互参照表に前記品質評価手段による品質評
価結果を付加するようにしている。
【0025】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
装置は、上記の発明において、前記生産物記述様式記憶
手段に記憶された生産物記述様式に対応し、前記プロジ
ェクト生産物の記述内容を解析する複数の解析ソフトウ
ェアを記憶する解析ソフトウェア記憶手段をさらに備
え、前記記述様式抽出手段は、前記生産物記述様式定義
を抽出し、該抽出した生産物記述様式定義に対応する解
析ソフトウェアを前記解析ソフトウェア記憶手段から選
択し、該解析ソフトウェアを前記生産物解析手段に出力
し、前記生産物解析手段は、前記解析ソフトウェアをも
とにプロジェクト生産物の記述内容を解析することを特
徴とする。
【0026】この発明によれば、解析ソフトウェア記憶
手段が、前記生産物記述様式記憶手段に記憶された生産
物記述様式に対応し、前記プロジェクト生産物の記述内
容を解析する複数の解析ソフトウェアを記憶し、前記記
述様式抽出手段が、前記生産物記述様式定義を抽出し、
該抽出した生産物記述様式定義に対応する解析ソフトウ
ェアを前記解析ソフトウェア記憶手段から選択し、該解
析ソフトウェアを前記生産物解析手段に出力し、前記生
産物解析手段が、前記解析ソフトウェアをもとにプロジ
ェクト生産物の記述内容を解析するようにしている。
【0027】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
方法は、ソフトウェア開発プロジェクトのもとに作成さ
れる各種のプロジェクト生産物に基づいて該ソフトウェ
ア開発プロジェクトの進捗状況を計測するプロジェクト
進捗計測方法において、前記プロジェクト生産物を読み
込む読込工程と、前記プロジェクト生産物に対する各種
の記述様式である生産物記述様式定義の中から、前記読
込工程によって読み込まれたプロジェクト生産物に対応
する生産物記述様式定義を抽出する記述様式抽出工程
と、前記読込工程によって読み込まれたプロジェクト生
産物の記述内容を、前記記述様式抽出工程によって抽出
された生産物記述様式定義をもとに解析する生産物解析
工程と、前記生産物解析工程によって解析された各プロ
ジェクト生産物に対応する解析結果を集計し、前記ソフ
トウェア開発プロジェクトの進捗状況を解析する進捗状
況解析工程と、前記進捗状況解析工程による解析結果を
出力する出力工程と、を含むことを特徴とする。
【0028】この発明によれば、読込工程によって、前
記プロジェクト生産物を読み込み、記述様式抽出工程に
よって、前記プロジェクト生産物に対する各種の記述様
式である生産物記述様式定義の中から、前記読込工程に
よって読み込まれたプロジェクト生産物に対応する生産
物記述様式定義を抽出し、生産物解析工程によって、前
記読込工程によって読み込まれたプロジェクト生産物の
記述内容を、前記記述様式抽出工程によって抽出された
生産物記述様式定義をもとに解析し、進捗状況解析工程
によって、前記生産物解析工程によって解析された各プ
ロジェクト生産物に対応する解析結果を集計し、前記ソ
フトウェア開発プロジェクトの進捗状況を解析し、出力
工程によって、前記進捗状況解析工程による解析結果を
出力するようにし、前記プロジェクト生産物を、個々の
仕様書単位ではなく、仕様書内部の個々の記述要素単位
で進捗状況を把握するようにしている。
【0029】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
方法は、上記の発明において、前記生産物解析工程は、
前記生産物記述様式に対応し、前記プロジェクト生産物
の記述内容を解析する複数の解析ソフトウェアを用いて
前記プロジェクト生産物の記述内容を解析することを特
徴とする。
【0030】この発明によれば、前記生産物解析工程
が、前記生産物記述様式に対応し、前記プロジェクト生
産物の記述内容を解析する複数の解析ソフトウェアを用
いて前記プロジェクト生産物の記述内容を解析するよう
にしている。
【0031】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
方法は、ソフトウェア開発プロジェクトのもとに作成さ
れる各種のプロジェクト生産物に基づいて該ソフトウェ
ア開発プロジェクトの進捗状況を計測するプロジェクト
進捗計測方法において、前記プロジェクト生産物を読み
込む読込工程と、前記プロジェクト生産物に対する各種
の記述様式である生産物記述様式定義の中から、前記読
込工程によって読み込まれたプロジェクト生産物に対応
する生産物記述様式定義を抽出する記述様式抽出工程
と、前記記述様式抽出工程によって抽出された前記生産
物記述様式定義と標準的なプロジェクト生産物の種別毎
に標準的なプロジェクト開発工程上における該各プロジ
ェクト生産物間の対応関係を記述した標準開発手順記述
とをもとに各プロジェクト生産物を構成する情報単位間
の依存関係を抽出する依存関係抽出工程と、前記読込工
程によって読み込まれたプロジェクト生産物の記述内容
を、前記記述様式抽出工程によって抽出された生産物記
述様式定義および前記依存関係抽出工程によって抽出さ
れた依存関係をもとに各プロジェクト生産物を解析する
生産物解析工程と、前記生産物解析工程によって解析さ
れた各プロジェクト生産物に対応する解析結果を集計
し、前記ソフトウェア開発プロジェクトの進捗状況を解
析する進捗状況解析工程と、前記生産物解析工程によっ
て解析された各プロジェクト生産物に対する解析結果と
前記プロジェクト開発工程上の各段階とを関連づけた相
互参照表を生成する相互参照表生成工程と、を含むこと
を特徴とする。
【0032】この発明によれば、読込工程によって、前
記プロジェクト生産物を読み込み、記述様式抽出工程に
よって、前記プロジェクト生産物に対する各種の記述様
式である生産物記述様式定義の中から、前記読込工程に
よって読み込まれたプロジェクト生産物に対応する生産
物記述様式定義を抽出し、依存関係抽出工程によって、
前記記述様式抽出工程によって抽出された前記生産物記
述様式定義と標準的なプロジェクト生産物の種別毎に標
準的なプロジェクト開発工程上における該各プロジェク
ト生産物間の対応関係を記述した標準開発手順記述とを
もとに各プロジェクト生産物を構成する情報単位間の依
存関係を抽出し、生産物解析工程によって、前記読込工
程によって読み込まれたプロジェクト生産物の記述内容
を、前記記述様式抽出工程によって抽出された生産物記
述様式定義および前記依存関係抽出工程によって抽出さ
れた依存関係をもとに各プロジェクト生産物を解析し、
進捗状況解析工程によって、前記生産物解析工程によっ
て解析された各プロジェクト生産物に対応する解析結果
を集計し、前記ソフトウェア開発プロジェクトの進捗状
況を解析し、相互参照表生成工程によって、前記生産物
解析工程によって解析された各プロジェクト生産物に対
する解析結果と前記プロジェクト開発工程上の各段階と
を関連づけた相互参照表を生成するようにしている。
【0033】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
方法は、上記の発明において、前記相互参照表を参照
し、前記プロジェクト開発工程上における上流開発工程
でのプロジェクト生産物の作成量をもとに次開発工程に
おけるプロジェクト生産物の作成量を予想し、該予想し
た予想値をもとに該次開発工程の進捗状況を解析する進
捗状況解析工程と、前記進捗状況解析工程による解析結
果を出力する出力工程と、をさらに含むことを特徴とす
る。
【0034】この発明によれば、進捗状況解析工程によ
って、前記相互参照表を参照し、前記プロジェクト開発
工程上における上流開発工程でのプロジェクト生産物の
作成量をもとに次開発工程におけるプロジェクト生産物
の作成量を予想し、該予想した予想値をもとに該次開発
工程の進捗状況を解析し、出力工程によって、前記進捗
状況解析工程による解析結果を出力するようにしてい
る。
【0035】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
方法は、上記の発明において、前記出力手段による出力
形式を定義する出力形式定義工程と、前記出力形式を解
釈し、前記相互参照表の記述内容をもとに該出力形式に
対応させた進捗状況の出力内容を生成する出力内容生成
工程と、をさらに含むことを特徴とする。
【0036】この発明によれば、出力形式定義工程によ
って、前記出力手段による出力形式を定義し、出力内容
生成工程によって、前記出力形式を解釈し、前記相互参
照表の記述内容をもとに該出力形式に対応させた進捗状
況の出力内容を生成するようにしている。
【0037】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
方法は、上記の発明において、前記出力工程は、前記出
力内容生成工程による前記進捗状況の出力指示を行う出
力指示工程をさらに含み、前記出力内容生成工程は、前
記出力指示工程による出力指示を受け付けた場合、前記
出力形式を解釈し、前記相互参照表の記述内容をもとに
該出力形式に対応させた進捗状況の出力内容を生成する
ことを特徴とする。
【0038】この発明によれば、出力指示工程によっ
て、前記出力内容生成工程による前記進捗状況の出力指
示を行い、前記出力内容生成工程が、前記出力指示工程
による出力指示を受け付けた場合、前記出力形式を解釈
し、前記相互参照表の記述内容をもとに該出力形式に対
応させた進捗状況の出力内容を生成するようにしてい
る。
【0039】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
方法は、上記の発明において、前記生産物解析工程によ
って解析された各プロジェクト生産物に対する解析結果
をもとに、各プロジェクト生産物の種別に対応した品質
評価を行う品質評価工程をさらに含み、前記相互参照表
生成工程は、前記相互参照表に前記品質評価工程による
品質評価結果を付加することを特徴とする。
【0040】この発明によれば、品質評価工程によっ
て、前記生産物解析工程によって解析された各プロジェ
クト生産物に対する解析結果をもとに、各プロジェクト
生産物の種別に対応した品質評価を行い、前記相互参照
表生成工程が、前記相互参照表に前記品質評価工程によ
る品質評価結果を付加するようにしている。
【0041】つぎの発明にかかるプロジェクト進捗計測
方法は、上記の発明において、前記生産物解析工程は、
前記生産物記述様式に対応し、前記プロジェクト生産物
の記述内容を解析する複数の解析ソフトウェアを用いて
各プロジェクト生産物の記述内容を解析することを特徴
とする。
【0042】この発明によれば、前記生産物解析工程
が、前記生産物記述様式に対応し、前記プロジェクト生
産物の記述内容を解析する複数の解析ソフトウェアを用
いて各プロジェクト生産物の記述内容を解析するように
している。
【0043】つぎの発明にかかる記録媒体は、請求項9
〜16に記載されたいずれかの方法をコンピュータに実
行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
【0044】この発明によれば、求項9〜16に記載さ
れたいずれかの方法をコンピュータに実行させるプログ
ラムを記録したことで、そのプログラムを機械読み取り
可能となり、当該方法の動作をコンピュータによって実
現することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるプロジェクト進捗計測装置およびその方法
ならびにその方法をコンピュータに実行させるプログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の好
適な実施の形態を詳細に説明する。
【0046】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1であるプロジェクト進捗計測装置の構成を示すブ
ロック図である。図1において、生産物記述様式保存部
12は、ソフトウェア開発プロジェクトで作成される各
プロジェクト生産物の記述様式を定義する各種の生産物
記述様式定義11を複数保存する。
【0047】プロジェクト生産物記録部15は、ソフト
ウェア開発プロジェクトの開発過程で作成される各種の
プロジェクト生産物14を記録する。プロジェクト生産
物様式管理部13は、生産物記述様式保存部12に保存
された各種の生産物記述様式定義11の中から、プロジ
ェクト生産物14に対応する適切なプロジェクト生産物
記述様式定義を検索し、プロジェクト生産物解析部16
に送出する。
【0048】プロジェクト生産物解析部16は、プロジ
ェクト生産物14が新規にプロジェクト生産物記録部1
5に登録された時に起動し、入力されたプロジェクト生
産物記述様式定義をもとに、このプロジェクト生産物1
4の記述内容を解析する。プロジェクト生産物作成進捗
解析部17は、プロジェクト生産物解析部16による解
析結果をもとに、作業進捗状況を数値化する。プロジェ
クト進捗状況表示部19は、プロジェクト生産物作成進
捗解析部17によって数値化された作業進捗状況を表示
出力する。プロジェクト進捗状況記録部18は、プロジ
ェクト生産物作成進捗解析部17によって数値化された
作業進捗状況を記録する。
【0049】ここで、図2に示すフローチャートを参照
して、このプロジェクト進捗状況計測装置の動作処理手
順について説明する。図2において、まずプロジェクト
生産物14が新規にプロジェクト生産物記録部15に記
録され、あるいは一定時間が経過した場合に、プロジェ
クト生産物解析部16が起動され、プロジェクト生産物
解析部16は、プロジェクト生産物記録部15に記録さ
れた全てのプロジェクト生産物14に対してプロジェク
ト生産物の記述内容の解析処理を繰り返し行う(ステッ
プS101〜S105)。
【0050】すなわち、まずプロジェクト生産物解析部
16は、新規に登録されたプロジェクト生産物を読み込
み(ステップS102)、このプロジェクト生産物の種
別を識別し、プロジェクト生産物様式管理部13に送付
し、プロジェクト生産物様式管理部13は、この種別に
対応した生産物記述様式定義11を検索して取得し、プ
ロジェクト生産物解析部16に出力する(ステップS1
03)。
【0051】この生産物記述様式定義11は、たとえば
図3に示す形式で定義される。図3に示した生産物記述
様式定義では、プロジェクト生産物のドキュメント種別
11a、タグ形式11b、記述形式(チェック項目)1
1c、およびこの記述形式のパターンが検出されたとき
の適用ルール(アクション)11dが含まれている。な
お、図3では、生産物記述様式定義として、パターンマ
ッチングのルールを用いるようにしているが、これに限
らず、他の様式記述、たとえばBNF(BackusNauer fo
rm)記法を用いて記述するようにしてもよい。また、解
析ルールの記述方法が複数存在する場合、ドキュメント
種別11a毎に適用される解析ルールを指定できるよう
にしてもよい。
【0052】その後、プロジェクト生産物解析部16
は、プロジェクト生産物様式管理部13が出力した生産
物記述様式定義をもとに、新規に登録されたプロジェク
ト生産物の解析を行う(ステップS104)。たとえ
ば、新規に登録されたプロジェクト生産物のドキュメン
ト種別11aが、図3に示すように「PDL」の形式で
あった場合、このプロジェクト生産物の各行毎に検索を
行い、図3に示したタグ形式11bが出現したとき、こ
のタグの前後に対して、チェック項目11cの記述内容
を併せて抽出する。なお、図3において「$1」は、タ
グ形式に対する引数を示し、抽出すべき文字列であるこ
とを意味している。その後、この抽出された記述内容で
文字列、たとえば「ID」に対応する文字列が獲得され
ると、これに対応するアクション11dの処理をこの文
字列に対して施す。これによって、プロジェクト生産物
の解析が行われることになる。
【0053】その後、プロジェクト生産物記録部15に
保存された全てのプロジェクト生産物14に対して、上
述したステップS101〜S105の処理が施される
と、この処理結果は、プロジェクト生産物作成進捗解析
部17に送付される。プロジェクト生産物作成進捗解析
部17は、解析結果をもとに、どれだけの量の生産物が
作成されたかを計数する(ステップS106)。計数さ
れた結果は、プロジェクト進捗状況記録部18に記録さ
れ、その後、プロジェクト進捗状況表示部19は、この
計数結果、すなわち進捗数を表示出力し(ステップS1
07)、本処理を終了する。
【0054】この実施の形態1によれば、プロジェクト
生産物を、個々の仕様書の単位ではなく、仕様書内部の
個々の記述要素単位で管理することができるので、たと
えば図20に示した流動的な作業状況を呈する場合であ
っても、各作業工程の作業進捗状況を的確に把握するこ
とができる。
【0055】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。上述した実施の形態1では、
単一のドキュメントを、この単一のドキュメントを構成
する個々の生産物単位で捉え、進捗状況を把握しようと
するものであるが、この実施の形態2では、単純なルー
ル記述では解析することができない、複雑な構造をもっ
たドキュメント生産物であっても、進捗状況を確実に計
測することができるようにしている。
【0056】図4は、この発明の実施の形態2であるプ
ロジェクト進捗状況計測装置の構成を示すブロック図で
ある。図4において、このプロジェクト進捗状況計測装
置は、ソフトウェアプログラムなどのプロジェクト生産
物解析手段22を複数保存するプロジェクト生産物解析
手段記録部21をさらに有する。プロジェクト生産物様
式管理部23は、生産物記述様式保存部12から抽出し
た生産物記述様式定義11のアクション11dに対応し
たプロジェクト生産物解析手段22を獲得し、このプロ
ジェクト生産物解析手段22をプロジェクト生産物解析
部26に送出する。プロジェクト生産物解析部26は、
受け付けたプロジェクト生産物解析手段22をもとにプ
ロジェクト生産物14の解析処理を実行する。その他の
構成は、実施の形態1と同じであり、同一構成部分に
は、同一符号を付している。
【0057】ここで、図5に示すフローチャートを参照
して、このプロジェクト進捗状況計測装置の動作処理手
順について説明する。図5において、まずプロジェクト
生産物14が新規にプロジェクト生産物記録部15に記
録され、あるいは一定時間が経過した場合に、プロジェ
クト生産物解析部26が起動され、プロジェクト生産物
解析部26は、プロジェクト生産物記録部15に記録さ
れた全てのプロジェクト生産物14に対してプロジェク
ト生産物の記述内容の解析処理を繰り返し行う(ステッ
プS201〜S206)。
【0058】すなわち、まずプロジェクト生産物解析部
26は、実施の形態1におけるステップS102と同様
に、新規に登録されたプロジェクト生産物を読み込み
(ステップS202)、このプロジェクト生産物の種別
を識別し、プロジェクト生産物様式管理部23に送付
し、プロジェクト生産物様式管理部23は、この種別に
対応した生産物記述様式定義11を検索して取得する
(ステップS203)。
【0059】ここで、生産物記述様式定義11内のアク
ション11dには、プロジェクト生産物解析手段記録部
21内に記録されたプロジェクト生産物解析手段22内
のうちのどのプロジェクト生産物解析手段を利用するか
が予め記述されている。したがって、プロジェクト生産
物様式管理部23は、検索出力された生産物記述様式定
義11をもとに、読み込まれたプロジェクト生産物14
に対応するプロジェクト生産物解析手段22を検索して
取得し、プロジェクト生産物解析部26に送付する(ス
テップS204)。その後、プロジェクト生産物解析部
26は、受け取ったプロジェクト生産物解析手段22を
実行し、プロジェクト生産物14を解析する(ステップ
S205)。
【0060】その後、プロジェクト生産物記録部15に
保存された全てのプロジェクト生産物14に対して、上
述したステップS201〜S206の処理が施される
と、この処理結果は、プロジェクト生産物作成進捗解析
部17に送付される。プロジェクト生産物作成進捗解析
部17は、解析結果をもとに、どれだけの量の生産物が
作成されたかを計数する(ステップS207)。計数さ
れた結果は、プロジェクト進捗状況記録部18に記録さ
れ、その後、プロジェクト進捗状況表示部19は、この
計数結果、すなわち進捗数を表示出力し(ステップS2
08)、本処理を終了する。
【0061】この実施の形態2によれば、たとえばプロ
グラムソースコードのように、簡単なルール記述では解
析が困難な記述様式をもつプロジェクト生産物であって
も、どれだけの関数が作成されたか、あるいはどれだけ
の大域変数が定義されたかなどを計数することができ、
ソフトウェア開発プロジェクトの進捗状況を確実に把握
することができる。
【0062】実施の形態3.つぎに、この発明の実施の
形態3について説明する。上述した実施の形態1,2で
は、ソフトウェア開発プロジェクトの開発工程における
各工程の成果物に対する進捗計測を行い、各工程で作成
された仕様書などのプロジェクト生産物の作成状況を数
値化するものであったが、この実施の形態3では、図2
0に示したように、複数の工程が同時並行的に進行する
状況をもつ現実のソフトウェア開発プロジェクトであっ
ても、各工程間の依存関係をもとに作業の進捗状況を確
実に把握できるようにしている。
【0063】図6は、この発明の実施の形態3であるプ
ロジェクト進捗状況計測装置の構成を示すブロック図で
ある。図6において、このプロジェクト進捗状況計測装
置は、各プロジェクト生産物14と各開発工程との間の
対応関係を記述した標準開発手順記述33を記録した標
準開発手順記録部32と、プロジェクト生産物様式管理
部23が取得した生産物記述様式定義11をもとに、プ
ロジェクト生産物記録部15から読み出したプロジェク
ト生産物14が、標準開発手順記述33のうちのどの開
発工程に位置づけられるかを検索し、個々のプロジェク
ト生産物間の関係付けを管理し、その結果である依存関
係情報をプロジェクト生産物解析部36に送付するプロ
ジェクト生産物間関係記述抽出部31と、プロジェクト
生産物様式管理部23が送付した生産物記述様式定義1
1とプロジェクト生産物間関係記述抽出部31が送付し
た依存関係情報とをもとに、プロジェクト生産物が開発
工程中のどの部分に位置づけられたものであるかの判断
を含めてプロジェクト生産物の解析を行うプロジェクト
生産物解析部36と、プロジェクト生産物解析部36の
解析結果をもとに、各プロジェクト生産物14が、開発
工程中のどの開発工程で作成され、どのような位置づけ
のものであるかを管理するプロジェクト生産物相互参照
表39を作成するプロジェクト生産物相互参照表生成部
37とを有する。
【0064】ここで、図7に示すフローチャートを参照
して、このプロジェクト進捗状況計測装置の動作処理手
順について説明する。図7において、まずプロジェクト
生産物14が新規にプロジェクト生産物記録部15に記
録され、あるいは一定時間が経過した場合に、プロジェ
クト生産物解析部36が起動され、プロジェクト生産物
解析部36は、プロジェクト生産物記録部15に記録さ
れた全てのプロジェクト生産物14に対してプロジェク
ト生産物の記述内容の解析処理を繰り返し行う(ステッ
プS301〜S307)。
【0065】すなわち、まずプロジェクト生産物解析部
36は、実施の形態1におけるステップS102と同様
に、新規に登録されたプロジェクト生産物を読み込み
(ステップS302)、このプロジェクト生産物の種別
を識別し、プロジェクト生産物様式管理部23に送付
し、プロジェクト生産物様式管理部23は、この種別に
対応した生産物記述様式定義11を検索して取得し、こ
の生産物記述様式定義11をプロジェクト生産物解析部
36に送付するとともに、プロジェクト生産物間関係記
述抽出部31に送付し、プロジェクト生産物間関係記述
抽出部31は、生産物記述様式定義11および標準開発
手順記述33をもとに、プロジェクト生産物が位置する
開発工程を取得し、依存関係情報として、プロジェクト
生産物解析部36に送付する(ステップS303)。
【0066】ここで、標準開発手順記述33は、図8に
示すように記述される。すなわち、標準開発手順記述3
3は、要求定義、基本設計、詳細設計、製造、モジュー
ル試験などの各開発工程(作業工程)33aと、オブジ
ェクト図、要求機能一覧、パッケージ使用、PDLなど
の各設計作業で作成される個別の使用記述である生産物
種別33bと、各プロジェクト生産物から得られる情報
名であり、生産物記述様式定義11をもとにプロジェク
ト生産物14から取得可能な項目名である構成要素33
cと、構成要素33cの各項目が、その上位の開発工程
の生産物のどの項目と対応付けられるかを記述した対応
関係33dとを有する。これによって、たとえば、図8
に示した作業工程33aの詳細設計で作成された生産物
種別33bのパッケージ仕様から得られる構成要素33
cのパッケージ名は、作業工程33aの基本設計で作成
された生産物種別33bのオブジェクト図に現れる構成
要素33cのオブジェクト名に対応付けられることが示
される。
【0067】その後、プロジェクト生産物解析部36
は、生産物記述様式定義11をもとにプロジェクト生産
物14の記述内容を解析する(ステップS304)。そ
の後、プロジェクト生産物解析部36は、プロジェクト
生産物間関係記述抽出部31から送付される依存関係情
報をもとに、プロジェクト生産物14に対応する開発工
程を判断し、プロジェクト生産物14の解析結果である
設計仕様情報が、上位の生産物の設計仕様情報とどのよ
うな対応付けられるかを判断する(ステップS30
5)。
【0068】その後、プロジェクト生産物相互参照表生
成部37は、プロジェクト生産物解析部36が解析した
設計仕様情報と開発工程との位置関係をプロジェクト生
産物相互参照表39として生成し、このプロジェクト生
産物相互参照表39をプロジェクト生産物相互参照表記
録部38に記録する(ステップS306)。このステッ
プ302〜S306までの処理は、全てのプロジェクト
生産物に対して行われる。
【0069】この全てのプロジェクト生産物に対する一
連の処理によって得られるプロジェクト生産物相互参照
表39は、たとえば、図9に示すような記述形式によっ
てプロジェクト生産物相互参照表記録部38に記憶され
る。図9に示したプロジェクト生産物相互参照表39に
は、各プロジェクト生産物から切り出された情報である
設計仕様情報39aとソフトウェア開発プロジェクトの
各開発工程中のその段階で作成されたプロジェクト生産
物であるかを示す依存関係情報39bとが記述される。
具体的に、設計仕様情報39aには、「関数ID」、
「関数名」、「所属名」、「CPU」、「Scop
e」、「引数」、「種別」、「返り値型」、「実装LO
C」、「除コメントLOC」、「ステートメント数」な
どの項目の情報が記述され、依存関係情報39bには、
「パッケージ仕様」、「PDL」、「コード:定義
部」、「コード:実装部」、「コンパイル済み」などの
項目の情報が記述される。
【0070】この実施の形態3によれば、ソフトウェア
開発プロジェクトの開発工程全体で作成されるプロジェ
クト生産物を、個々の設計仕様書の作成工程と関係付け
て記録管理しているので、開発工程全体に渡って、どの
段階のどの生産物がどの程度作成されているのかを確認
することができる。また、プロジェクト生産物相互参照
表39を生成することによって、上流の開発工程で作成
されたプロジェクト生産物のうち、その後の開発工程に
よってどれだけの生産物が検討され、詳細化されたかを
把握することができ、ソフトウェア開発プロジェクトの
進捗状況を一層的確に捉えることができる。
【0071】実施の形態4.つぎに、この発明の実施の
形態4について説明する。上述した実施の形態3では、
プロジェクト生産物の作成進捗状況を、開発工程と対応
させることによって把握するようにしていたが、この実
施の形態4では、今度の作業規模などの予測をも行うこ
とによって一層的確にプロジェクト生産物の進捗状況を
把握できるようにしている。
【0072】図10は、この発明の実施の形態4である
プロジェクト進捗状況計測装置の構成を示すブロック図
である。図10において、このプロジェクト進捗状況計
測装置は、実施の形態3の構成に、プロジェクト生産物
作成進捗解析部47およびプロジェクト進捗状況表示部
49をさらに設けた構成としている。その他の構成は、
実施の形態3と同じであり、同一構成部分には同一符号
を付している。
【0073】図10において、プロジェクト生産物作成
進捗解析部47は、プロジェクト生産物相互参照表39
をもとに、直前の開発工程におけるプロジェクト生産物
の作成量を求め、現在進行している開発工程におけるプ
ロジェクト生産物の作成量の予想値を予測し、この予測
した予測値に対する現在のプロジェクト生産物の作成量
を比較することによって、ソフトウェア開発プロジェク
トの進捗状況を解析する。また、プロジェクト進捗状況
表示部49は、プロジェクト生産物作成進捗解析部47
の解析結果を表示出力する。
【0074】ここで、図11に示すフローチャートを参
照して、このプロジェクト進捗状況計測装置の動作処理
手順について説明する。図11において、まず、実施の
形態3のステップS301〜S307と同様に、プロジ
ェクト生産物14が新規にプロジェクト生産物記録部1
5に記録され、あるいは一定時間が経過した場合に、プ
ロジェクト生産物解析部36が起動され、プロジェクト
生産物解析部36は、プロジェクト生産物記録部15に
記録された全てのプロジェクト生産物14に対してプロ
ジェクト生産物の記述内容の解析処理を行うとともに、
現プロジェクト生産物の開発工程の位置づけを解析し、
プロジェクト生産物相互参照表生成部37が、これらの
解析結果をもとにプロジェクト生産物相互参照表39を
作成する処理を繰り返し行う(ステップS401〜S4
07)。
【0075】その後、プロジェクト生産物作成進捗解析
部47は、プロジェクト生産物相互参照表39をもと
に、次開発工程におけるプロジェクト生産物の予測値を
算出する(ステップS408)。この予測値の算出は、
たとえば、図12に示すプロジェクト生産物相互参照表
39を用いて行う。図12に示したプロジェクト生産物
相互参照表39は、設計仕様情報39aに対して各開発
工程の対応関係を開発工程毎に示した開発工程情報39
c〜39gが記述される。具体的に、開発工程情報39
c〜39gには、それぞれ順次、「パッケージ仕様」、
「PDL」、「コード:定義部」、「コード:実装
部」、「コンパイル済み」の項目の情報が記述される。
【0076】プロジェクト生産物作成進捗解析部47
は、プロジェクト生産物相互参照表39の各桁に記録さ
れる生産物の数を計数することによって、各開発工程の
作成量を獲得することができる。プロジェクト生産物作
成進捗解析部47は、さらに、前開発工程の生産物の作
成量に、たとえば「2」を乗算し、次開発工程の生産物
の生産量を予測する。たとえば、開発工程情報39dに
は、「PDL」の欄があるが、このプロジェクト生産物
の作成量に対し、実装部に現れるプロジェクト生産物の
作成量は「2倍」であるという、予測を立てる。この予
測した予測値を、実装部のプロジェクト生産物の作成量
の目標値として捉え、この予測値をプロジェクト進捗状
況表示部49に表示出力する。なお、ここでは、乗算値
(係数)を「2」としたが、この係数は、ソフトウェア
開発プロジェクトの生産性特性などによって統計的に蓄
積された予測モデルに置き換えて処理することが好まし
い。また、適用される予測モデルは、各種の予測モデル
を用いることができる。
【0077】その後、予測値が算出される(ステップS
408)と、プロジェクト生産物作成進捗解析部47
は、現在のプロジェクト生産物の作成量を計数する(ス
テップS409)。たとえば、プロジェクト生産物作成
進捗解析部47は、実装部に記述されたプロジェクト生
産物の作成個数を単純に計数する。この計数値は、プロ
ジェクト進捗状況表示部49に表示出力され、これによ
って本処理が終了する。
【0078】この実施の形態4によれば、プロジェクト
生産物の予測値を求めるようにしているので、たとえば
実装部の作成状況が、予想される量に比して多いか少な
いかを把握でき、少ない場合にどの程度の進捗状況なの
かを把握することができる。また、後の開発工程の作業
量が予測値に比して多くなる場合、プロジェクト運営
上、当初予想されていない作業が生じていると判断する
ことができ、この場合、ソフトウェア開発プロジェクト
の状況を改めて精査し、何故、このような自体に陥った
のかを的確に判断することができる。したがって、図2
0に示したように、各開発工程が流動的となり、同時並
行的に進捗するソフトウェア開発プロジェクトであって
も、作業進捗状況を的確に捉えることができ、プロジェ
クト運営上における課題を早期に改善することが可能と
なる。
【0079】実施の形態5.つぎに、この発明の実施の
形態5について説明する。上述した実施の形態1〜4で
は、いずれも各開発工程のプロジェクト生産物の作成量
をもとに、ソフトウェア開発プロジェクトの進捗状況を
把握するようにしていたが、この実施の形態5では、作
成されたプロジェクト生産物以外の指標を用いて進捗状
況を把握することができるようにしている。
【0080】図13は、この発明の実施の形態5である
プロジェクト進捗状況計測装置の構成を示すブロック図
である。図13において、このプロジェクト進捗状況計
測装置は、実施の形態4の構成に、プロジェクト生産物
進捗表示形式定義部51、生産物進捗表示形式記憶部5
2、および生産物進捗表示形式管理部53をさらに設け
た構成としている。また、プロジェクト生産物進捗解析
部47に代えてプロジェクト生産物作成進捗表示生成部
57を設けている。その他の構成は、実施の形態4と同
じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
【0081】図13において、プロジェクト生産物進捗
表示形式定義部51は、プロジェクト生産物相互参照表
39に記述された設計仕様情報39aのいずれを基準に
進捗状況を表示するかを定義する。生産物進捗表示形式
管理部53は、生産物進捗表示形式定義部51によって
定義された進捗指標を管理し、生産物進捗表示形式記憶
部52に記憶される。プロジェクト生産物相互参照表生
成部37によってプロジェクト生産物相互参照表39が
更新されると、プロジェクト生産物作成進捗表示生成部
57は、進捗状況の表示をいずれの進捗指標を基準にし
て行うかを生産物進捗表示形式管理部53に問い合わ
せ、この問い合わせ結果によって得られた進捗指標を基
準にして、プロジェクト進捗状況表示部59に進捗状況
を表示出力する。
【0082】ここで、図14および図15に示すフロー
チャートを参照して、このプロジェクト進捗状況計測装
置の動作処理手順について説明する。図14は、生産物
進捗表示形式管理部53の動作処理手順を示すフローチ
ャートである。図14において、まず利用者は、適宜、
必要に応じて、プロジェクト生産物進捗表示形式定義部
51を立ち上げる。
【0083】その後、生産物進捗表示形式管理部53
は、プロジェクト生産物進捗表示形式定義部51によっ
て、進捗状況把握用の計測対象パラメータ、すなわち進
捗指標が選択される(ステップS511)と、この選択
された進捗指標を生産物進捗表示形式記憶部52に保存
し(ステップS512)、本処理を終了する。
【0084】具体的に、プロジェクト生産物進捗表示形
式定義部51は、図12の設計仕様情報39’aに示さ
れる領域に含まれるデータのいずれかを進捗指標として
選択する。たとえば、実装コードの量を示す実装LOC
(Line Of Code)数などの数値が選択される。この数値
が選択されると、生産物進捗表示形式管理部53は、選
択された数値(項目)を進捗指標として、生産物進捗表
示形式記憶部52に記憶する。
【0085】一方、図15は、プロジェクト進捗状況計
測装置の全体動作処理手順を示すフローチャートであ
る。図15において、まず、実施の形態4のステップS
401〜S407と同様に、プロジェクト生産物14が
新規にプロジェクト生産物記録部15に記録され、ある
いは一定時間が経過した場合に、プロジェクト生産物解
析部36が起動され、プロジェクト生産物解析部36
は、プロジェクト生産物記録部15に記録された全ての
プロジェクト生産物14に対してプロジェクト生産物の
記述内容の解析処理を行うとともに、現プロジェクト生
産物の開発工程の位置づけを解析し、プロジェクト生産
物相互参照表生成部37が、これらの解析結果をもとに
プロジェクト生産物相互参照表39を作成する処理を繰
り返し行う(ステップS501〜S507)。
【0086】その後、プロジェクト生産物作成進捗表示
生成部57は、生産物進捗表示形式管理部53を介し
て、既に生産物進捗表示形式記憶部52に設定されてい
る進捗指標(進捗表示用パラメータ)を取得し、進捗状
況の表示形式を決定する(ステップS508)。たとえ
ば、実装コードのLOC数が選択されている場合、進捗
状況や予測されるプロジェクト生産物の数量として、実
装コード量を利用し、予測値と現在の作業量とを、プロ
ジェクト進捗状況表示部59に表示出力する。
【0087】その後、プロジェクト生産物作成進捗表示
生成部57は、各開発工程の生産物の数量を計数し、プ
ロジェクト進捗状況表示部59に表示出力し(ステップ
S509)、本処理を終了する。たとえば、進捗指標
が、実装LOC数である場合、この実装LOC数を基準
として、予測値に対する現在の作業量をプロジェクト進
捗状況表示部59に表示出力する。
【0088】この実施の形態5によれば、プロジェクト
生産物以外の進捗指標を用いて進捗状況を表示するよう
にしているので、進捗計測の基準となる各種の指標を用
いて、進捗状況を比較検討することができ、一層精度の
高いソフトウェア開発プロジェクトの作業進捗状況を把
握することができる。
【0089】実施の形態6.つぎに、この発明の実施の
形態6について説明する。上述した実施の形態1〜5で
は、ソフトウェア開発プロジェクトの各開発工程で作成
される個々の設計仕様書やプログラムソースコードなど
のプロジェクト生産物が新規に登録されたとき、あるい
は一定時間毎に作業の進捗状況を解析し、表示するよう
にしていたが、この実施の形態6では、作業の進捗状況
を把握したいときに、いつでもユーザの指示によってソ
フトウェア開発プロジェクトの進捗状況を得ることがで
きるようにしている。
【0090】図16は、この発明の実施の形態6である
プロジェクト進捗状況計測装置の構成を示すブロック図
である。図16において、このプロジェクト進捗状況計
測装置は、実施の形態5の構成におけるプロジェクト生
産物作成進捗表示生成部57に代えてプロジェクト生産
物作成進捗表示生成部67を設けるとともに、プロジェ
クト進捗状況表示部59に代えてプロジェクト進捗状況
表示部69を設けるようにしている。
【0091】図16において、プロジェクト生産物作成
進捗表示部69は、プロジェクト管理者などのユーザの
要求に従って、進捗状況を表示する。この場合、プロジ
ェクト生産物作成進捗表示部69は、プロジェクト生産
物作成進捗表示生成部67に対し、表示情報の生成依頼
を行う。プロジェクト生産物作成進捗表示生成部67
は、表示情報の生成依頼を受けると、プロジェクト生産
物相互参照表39を参照し、生産物進捗表示形式管理部
53から取得した進捗指標をもとに決定される進捗状況
の表示形式によって、進捗状況を生成し、プロジェクト
進捗状況表示部69に表示出力する。
【0092】なお、プロジェクト生産物解析部36によ
る解析処理を、ユーザアクセスの少ない時間帯に行うよ
うに設定しておき、この解析結果をプロジェクト生産物
相互参照表39に記録しておくことが好ましい。
【0093】この実施の形態6によれば、常に必要な時
に進捗状況の表示生成を行うことができ、迅速に進捗状
況の把握を行うことができ、表示処理のための処理負荷
を軽減することができる。また、計測対象となるプロジ
ェクト生産物が膨大な量になり、進捗状況の解析、出力
にかかる一連の処理の計算量が膨大になると、計測開始
から計測結果を得るまでに多大の時間がかかるが、この
場合、表示処理にかかる負荷が軽減されるので、全体の
処理負荷も軽減される。特に、ユーザアクセスの少ない
時間帯にプロジェクト生産物相互参照表39の生成処理
を行うようにしておくことによって、進捗状況の把握を
迅速に行うことができる。
【0094】実施の形態7.つぎに、この発明の実施の
形態7について説明する。上述した実施の形態1〜6で
は、ソフトウェア開発プロジェクトの各開発工程で作成
される個々の設計仕様書やプログラムソースコードなど
のプロジェクト生産物の作成量をもとに、作業の進捗状
況を的確に把握することができたが、この実施の形態7
では、設計仕様の品質についても検証し、一層精度の高
い進捗状況の把握を行えるようにしている。
【0095】すなわち、ソフトウェア開発プロジェクト
などの大規模な開発プロジェクトでは、上流の開発工程
における作業に誤りが含まれると、下流の開発工程に対
して大きな影響を及ぼす。一方、開発プロジェクトの規
模が大きくなり、開発期間が圧縮される環境では、開発
プロジェクトは、しばしば品質改善活動に十分な時間を
割くことができず、結果的に、品質保証活動の質が低下
し、あるいは、開発された製品の品質低下を惹起するこ
となる。このため、品質を効率的に検証できることが望
まれる。
【0096】図17は、この発明の実施の形態7である
プロジェクト進捗状況計測装置の構成を示すブロック図
である。図17において、このプロジェクト進捗状況計
測装置は、実施の形態3の構成に、プロジェクト生産物
品質評価項目解析部71をさらに設けている。
【0097】図17において、プロジェクト生産物品質
評価項目解析部71は、個々のプロジェクト生産物の品
質評価を行い、この品質評価結果を、プロジェクト生産
物相互参照表生成部37が生成したプロジェクト生産物
相互参照表の個々の設計仕様情報に付加するようにして
いる。
【0098】ここで、図18に示すフローチャートを参
照して、このプロジェクト進捗状況計測装置の動作処理
手順について説明する。図18において、まず、実施の
形態3のステップS302〜S306と同様に、プロジ
ェクト生産物14が新規にプロジェクト生産物記録部1
5に記録され、あるいは一定時間が経過した場合に、プ
ロジェクト生産物解析部36が起動され、プロジェクト
生産物解析部36は、プロジェクト生産物の記述内容の
解析処理を行うとともに、現プロジェクト生産物の開発
工程の位置づけを解析し、プロジェクト生産物相互参照
表生成部37が、これらの解析結果をもとにプロジェク
ト生産物相互参照表39を作成する処理を行う(ステッ
プS702〜S706)。
【0099】その後、プロジェクト生産物品質評価項目
解析部71は、プロジェクト生産物解析部36による解
析結果をもとに、プロジェクト生産物の品質評価を行
い、この品質評価結果をプロジェクト生産物相互参照表
39に付加する(ステップS707)。たとえば、ソフ
トウェアプログラムのソースコードや、詳細設計時に作
成される擬似コードを対象とする場合、品質評価項目と
して、各度夫とウェアプログラムモジュールの複雑度を
計測するようにする。一般に、演算処理の複雑度は、論
理構造の条件分岐の数によって定義され、この複雑度が
高いと、製品の品質特性に悪い影響を与える傾向にある
からである。また、たとえば作成された設計仕様の規
模、機能項目の数が一定の数値を超えた場合に、製品の
品質に悪い影響を与えるので、このような設計仕様の規
模あるいは昨日項目の数などの他の品質尺度を用いるよ
うにしてもよい。
【0100】上述したステップS702〜S707の処
理は、プロジェクト生産物毎に行われ、全てのプロジェ
クト生産物に対して繰り返し処理され(ステップS70
1〜S708)、全てのプロジェクト生産物に対する処
理が終了したときに本処理が終了する。
【0101】この実施の形態7によれば、プロジェクト
生産物の進捗状況の解析、生成処理を行うとともに、個
々のプロジェクト生産物に対する品質評価を並行的に行
うようにしているので、製品の品質低下を効果的かつ確
実に抑えることができる。
【0102】なお、上述した実施の形態1〜7を適宜組
み合わせる構成としてもよい。たとえば、実施の形態3
に実施の形態2を組み合わせ、プロジェクト生産物解析
部36が、プロジェクト生産物解析手段を用いてプロジ
ェクト生産物を解析するようにしてもよい。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、記述様式抽出手段が、生産物記憶手段から読み込ま
れるプロジェクト生産物に対応する前記生産物記述様式
定義を抽出し、生産物解析手段が、前記生産物記憶手段
から読み込まれるプロジェクト生産物の記述内容を、前
記記述様式抽出手段によって抽出された生産物記述様式
定義をもとに解析し、進捗状況解析手段が、前記生産物
解析手段によって解析された各プロジェクト生産物に対
応する解析結果を集計し、前記ソフトウェア開発プロジ
ェクトの進捗状況を解析し、出力手段が、前記進捗状況
解析手段による解析結果を出力するようにし、前記プロ
ジェクト生産物を、個々の仕様書単位ではなく、仕様書
内部の個々の記述要素単位で進捗状況を把握するように
しているので、ソフトウェア開発プロジェクトにおける
各開発工程の進捗状況を的確に把握することができると
いう効果を奏する。
【0104】つぎの発明によれば、解析ソフトウェア記
憶手段が、前記生産物記述様式記憶手段に記憶された生
産物記述様式に対応し、前記プロジェクト生産物の記述
内容を解析する複数の解析ソフトウェアを記憶し、前記
記述様式抽出手段が、前記生産物記述様式定義を抽出
し、該抽出した生産物記述様式定義に対応する解析ソフ
トウェアを前記解析ソフトウェア記憶手段から選択し、
該解析ソフトウェアを前記生産物解析手段に出力し、前
記生産物解析手段が、前記解析ソフトウェアをもとにプ
ロジェクト生産物の記述内容を解析するようにしている
ので、簡単なルール記述がなされた生産物記述様式定義
では、解析が困難なプロジェクト生産物、たとえばプロ
グラムソースコードのようなものであっても、どれだけ
の関数が作成されたか、あるいはどれだけの大域変数が
定義されたかなどを確実に計数することができ、ソフト
ウェア開発プログラムの進捗状況を確実に把握すること
ができるという効果を奏する。
【0105】つぎの発明によれば、記述様式抽出手段
が、前記生産物記憶手段から読み込まれるプロジェクト
生産物に対応する前記生産物記述様式定義を抽出し、依
存関係抽出手段が、前記標準開発手順記述および前記生
産物記述様式定義とをもとに各プロジェクト生産物を構
成する情報単位間の依存関係を抽出し、生産物解析手段
が、前記生産物記憶手段から読み込まれるプロジェクト
生産物の記述内容を、前記記述様式抽出手段によって抽
出された生産物記述様式定義および前記依存関係抽出手
段が抽出した依存関係をもとに、前記生産物記憶手段か
ら読み込まれるプロジェクト生産物を解析し、相互参照
表生成手段が、前記生産物解析手段によって解析された
各プロジェクト生産物に対する解析結果と前記プロジェ
クト開発工程上の各段階とを関連づけた相互参照表を生
成するようにしているので、プロジェクト生産物を、個
々の設計仕様書の作成工程と関連づけて記録管理され、
ソフトウェア開発プロジェクトの全開発工程のどの段階
におけるどの生産物がどの程度の進捗状況なのかを的確
に把握することができ、相互参照表を用いることによっ
て、上流の開発工程で作成されたプロジェクト生産物の
うち、どれだけの生産物が検討され、詳細化されたかが
把握され、ソフトウェア開発プロジェクトの進捗状況を
一層的確に把握することができるという効果を奏する。
【0106】つぎの発明によれば、進捗状況解析手段
が、前記相互参照表を参照し、前記プロジェクト開発工
程上における上流開発工程でのプロジェクト生産物の作
成量をもとに次開発工程におけるプロジェクト生産物の
作成量を予想し、該予想した予想値をもとに該次開発工
程の進捗状況を解析し、出力手段が、前記進捗状況解析
手段による解析結果を出力するようにしているので、予
想値をもとに一層的確な進捗状況の把握ができるととも
に、今度のプロジェクト運営上の課題を迅速に把握する
ことができるという効果を奏する。
【0107】つぎの発明によれば、出力形式管理手段
が、前記出力形式定義手段が定義した出力形式を保持
し、任意の出力形式を前記出力内容生成手段に出力する
管理を行い、出力内容生成手段が、前記出力形式を解釈
し、前記相互参照表の記述内容をもとに該出力形式に対
応させた進捗状況の出力内容を生成するようにしている
ので、ユーザの要求によって、プロジェクト生産物以外
の指標を用いて出力形式を設定することができ、種々の
出力形式によって進捗状況を把握することによって、ソ
フトウェア開発プロジェクトの進捗状況を一層精度高く
把握することができるという効果を奏する。
【0108】つぎの発明によれば、出力指示手段が、前
記出力内容生成手段に対して前記進捗状況の出力指示を
行い、出力内容生成手段が、出力指示を受け付けると、
前記出力形式を解釈し、前記相互参照表の記述内容をも
とに該出力形式に対応させた進捗状況の出力内容を生成
するようにしているので、ユーザの要求したタイミング
で進捗状況の出力内容を生成することができ、表示情報
の生成負荷を分散させることができるという効果を奏す
る。
【0109】つぎの発明によれば、品質評価手段が、前
記生産物解析手段によって解析された各プロジェクト生
産物に対する解析結果をもとに、各プロジェクト生産物
の種別に対応した品質評価を行い、前記相互参照表生成
手段が、前記相互参照表に前記品質評価手段による品質
評価結果を付加するようにしているので、プロジェクト
生産物の進捗状況の把握とともに、プロジェクト生産物
の品質評価を並行的に行うことができ、ソフトウェア開
発プロジェクトによって生成される製品の品質低下を防
止することができるという効果を奏する。
【0110】つぎの発明によれば、解析ソフトウェア記
憶手段が、前記生産物記述様式記憶手段に記憶された生
産物記述様式に対応し、前記プロジェクト生産物の記述
内容を解析する複数の解析ソフトウェアを記憶し、前記
記述様式抽出手段が、前記生産物記述様式定義を抽出
し、該抽出した生産物記述様式定義に対応する解析ソフ
トウェアを前記解析ソフトウェア記憶手段から選択し、
該解析ソフトウェアを前記生産物解析手段に出力し、前
記生産物解析手段が、前記解析ソフトウェアをもとにプ
ロジェクト生産物の記述内容を解析するようにしている
ので、簡単なルール記述がなされた生産物記述様式定義
では、解析が困難なプロジェクト生産物、たとえばプロ
グラムソースコードのようなものであっても、どれだけ
の関数が作成されたか、あるいはどれだけの大域変数が
定義されたかなどを確実に計数することができ、ソフト
ウェア開発プログラムの進捗状況を確実に把握すること
ができるという効果を奏する。
【0111】つぎの発明によれば、読込工程によって、
前記プロジェクト生産物を読み込み、記述様式抽出工程
によって、前記プロジェクト生産物に対する各種の記述
様式である生産物記述様式定義の中から、前記読込工程
によって読み込まれたプロジェクト生産物に対応する生
産物記述様式定義を抽出し、生産物解析工程によって、
前記読込工程によって読み込まれたプロジェクト生産物
の記述内容を、前記記述様式抽出工程によって抽出され
た生産物記述様式定義をもとに解析し、進捗状況解析工
程によって、前記生産物解析工程によって解析された各
プロジェクト生産物に対応する解析結果を集計し、前記
ソフトウェア開発プロジェクトの進捗状況を解析し、出
力工程によって、前記進捗状況解析工程による解析結果
を出力するようにし、前記プロジェクト生産物を、個々
の仕様書単位ではなく、仕様書内部の個々の記述要素単
位で進捗状況を把握するようにしているので、ソフトウ
ェア開発プロジェクトにおける各開発工程の進捗状況を
的確に把握することができるという効果を奏する。
【0112】つぎの発明によれば、前記生産物解析工程
が、前記生産物記述様式に対応し、前記プロジェクト生
産物の記述内容を解析する複数の解析ソフトウェアを用
いて前記プロジェクト生産物の記述内容を解析するよう
にしているので、簡単なルール記述がなされた生産物記
述様式定義では、解析が困難なプロジェクト生産物、た
とえばプログラムソースコードのようなものであって
も、どれだけの関数が作成されたか、あるいはどれだけ
の大域変数が定義されたかなどを確実に計数することが
でき、ソフトウェア開発プログラムの進捗状況を確実に
把握することができるという効果を奏する。
【0113】つぎの発明によれば、読込工程によって、
前記プロジェクト生産物を読み込み、記述様式抽出工程
によって、前記プロジェクト生産物に対する各種の記述
様式である生産物記述様式定義の中から、前記読込工程
によって読み込まれたプロジェクト生産物に対応する生
産物記述様式定義を抽出し、依存関係抽出工程によっ
て、前記記述様式抽出工程によって抽出された前記生産
物記述様式定義と標準的なプロジェクト生産物の種別毎
に標準的なプロジェクト開発工程上における該各プロジ
ェクト生産物間の対応関係を記述した標準開発手順記述
とをもとに各プロジェクト生産物を構成する情報単位間
の依存関係を抽出し、生産物解析工程によって、前記読
込工程によって読み込まれたプロジェクト生産物の記述
内容を、前記記述様式抽出工程によって抽出された生産
物記述様式定義および前記依存関係抽出工程によって抽
出された依存関係をもとに各プロジェクト生産物を解析
し、進捗状況解析工程によって、前記生産物解析工程に
よって解析された各プロジェクト生産物に対応する解析
結果を集計し、前記ソフトウェア開発プロジェクトの進
捗状況を解析し、相互参照表生成工程によって、前記生
産物解析工程によって解析された各プロジェクト生産物
に対する解析結果と前記プロジェクト開発工程上の各段
階とを関連づけた相互参照表を生成するようにしている
ので、プロジェクト生産物を、個々の設計仕様書の作成
工程と関連づけて記録管理され、ソフトウェア開発プロ
ジェクトの全開発工程のどの段階におけるどの生産物が
どの程度の進捗状況なのかを的確に把握することがで
き、相互参照表を用いることによって、上流の開発工程
で作成されたプロジェクト生産物のうち、どれだけの生
産物が検討され、詳細化されたかが把握され、ソフトウ
ェア開発プロジェクトの進捗状況を一層的確に把握する
ことができるという効果を奏する。
【0114】つぎの発明によれば、進捗状況解析工程に
よって、前記相互参照表を参照し、前記プロジェクト開
発工程上における上流開発工程でのプロジェクト生産物
の作成量をもとに次開発工程におけるプロジェクト生産
物の作成量を予想し、該予想した予想値をもとに該次開
発工程の進捗状況を解析し、出力工程によって、前記進
捗状況解析工程による解析結果を出力するようにしてい
るので、予想値をもとに一層的確な進捗状況の把握がで
きるとともに、今度のプロジェクト運営上の課題を迅速
に把握することができるという効果を奏する。
【0115】つぎの発明によれば、出力形式定義工程に
よって、前記出力手段による出力形式を定義し、出力内
容生成工程によって、前記出力形式を解釈し、前記相互
参照表の記述内容をもとに該出力形式に対応させた進捗
状況の出力内容を生成するようにしているので、ユーザ
の要求によって、プロジェクト生産物以外の指標を用い
て出力形式を設定することができ、種々の出力形式によ
って進捗状況を把握することによって、ソフトウェア開
発プロジェクトの進捗状況を一層精度高く把握すること
ができるという効果を奏する。
【0116】つぎの発明によれば、出力指示工程によっ
て、前記出力内容生成工程による前記進捗状況の出力指
示を行い、前記出力内容生成工程が、前記出力指示工程
による出力指示を受け付けた場合、前記出力形式を解釈
し、前記相互参照表の記述内容をもとに該出力形式に対
応させた進捗状況の出力内容を生成するようにしている
ので、ユーザの要求したタイミングで進捗状況の出力内
容を生成することができ、表示情報の生成負荷を分散さ
せることができるという効果を奏する。
【0117】つぎの発明によれば、品質評価工程によっ
て、前記生産物解析工程によって解析された各プロジェ
クト生産物に対する解析結果をもとに、各プロジェクト
生産物の種別に対応した品質評価を行い、前記相互参照
表生成工程が、前記相互参照表に前記品質評価工程によ
る品質評価結果を付加するようにしているので、プロジ
ェクト生産物の進捗状況の把握とともに、プロジェクト
生産物の品質評価を並行的に行うことができ、ソフトウ
ェア開発プロジェクトによって生成される製品の品質低
下を防止することができるという効果を奏する。
【0118】つぎの発明によれば、前記生産物解析工程
が、前記生産物記述様式に対応し、前記プロジェクト生
産物の記述内容を解析する複数の解析ソフトウェアを用
いて各プロジェクト生産物の記述内容を解析するように
しているので、簡単なルール記述がなされた生産物記述
様式定義では、解析が困難なプロジェクト生産物、たと
えばプログラムソースコードのようなものであっても、
どれだけの関数が作成されたか、あるいはどれだけの大
域変数が定義されたかなどを確実に計数することがで
き、ソフトウェア開発プログラムの進捗状況を確実に把
握することができるという効果を奏する。
【0119】つぎの発明によれば、請求項9〜16に記
載されたいずれかの方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムを記録したことで、そのプログラムを機械読み
取り可能となり、当該方法の動作をコンピュータによっ
て実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるプロジェクト
進捗状況計測装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示したプロジェクト進捗状況計測装置
の動作処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 図1に示した生産物記述様式定義の一例を示
す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2であるプロジェクト
進捗状況計測装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示したプロジェクト進捗状況計測装置
の動作処理手順を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態3であるプロジェクト
進捗状況計測装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 図6に示したプロジェクト進捗状況計測装置
の動作処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 図6で示した標準開発手順記述の一例を示す
図である。
【図9】 図6で示したプロジェクト生産物相互参照表
の情報形式を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4であるプロジェク
ト進捗状況計測装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 図10に示したプロジェクト進捗状況計測
装置の動作処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 図10で示したプロジェクト生産物相互参
照表の情報形式を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態5であるプロジェク
ト進捗状況計測装置の構成を示すブロック図である。
【図14】 図13で示した生産物進捗表示形式管理部
による管理処理手順を示すフローチャートである。
【図15】 図13に示したプロジェクト進捗状況計測
装置の動作処理手順を示すフローチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態6であるプロジェク
ト進捗状況計測装置の構成を示すブロック図である。
【図17】 この発明の実施の形態7であるプロジェク
ト進捗状況計測装置の構成を示すブロック図である。
【図18】 図17に示したプロジェクト進捗状況計測
装置の動作処理手順を示すフローチャートである。
【図19】 従来のプロジェクト進捗状況計測装置の構
成を示すブロック図である。
【図20】 作業工程の時間区分に対応する各作業内容
の労力の割合を示す図である。
【図21】 プロジェクト生産物の構成の一例を示す図
である。
【符号の説明】
11 生産物記述様式定義、12 生産物記述様式保存
部、13,23 プロジェクト生産物様式管理部、14
プロジェクト生産物、15 プロジェクト生産物記録
部、16,26,36 プロジェクト生産物解析部、1
7 プロジェクト生産物作成進捗解析部、18 プロジ
ェクト進捗状況記録部、19,49,59,69 プロ
ジェクト進捗状況表示部、21 プロジェクト生産物解
析手段記録部、22 プロジェクト生産物解析手段、3
1 プロジェクト生産物間関係記述抽出部、32 標準
開発手順記記録部、33 標準開発手順記述、37 プ
ロジェクト生産物相互参照表生成部、38 プロジェク
ト生産物相互参照表記録部、39 プロジェクト生産物
相互参照表、47 プロジェクト生産物作成進捗解析
部、51 プロジェクト生産物進捗表示形式定義部、5
2 生産物進捗表示形式記憶部、53 生産物進捗表示
形式管理部、57,67 プロジェクト生産物作成進捗
表示生成部、71 プロジェクト生産物品質評価項目解
析部。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェア開発プロジェクトのもとに
    作成される各種のプロジェクト生産物に基づいて該ソフ
    トウェア開発プロジェクトの進捗状況を計測するプロジ
    ェクト進捗計測装置において、 前記プロジェクト生産物を記憶する生産物記憶手段と、 前記プロジェクト生産物に対する各種の記述様式を定義
    し、該定義した記述様式である生産物記述様式定義を記
    憶する生産物記述様式記憶手段と、 前記生産物記憶手段から読み込まれるプロジェクト生産
    物に対応する前記生産物記述様式定義を抽出する記述様
    式抽出手段と、 前記生産物記憶手段から読み込まれるプロジェクト生産
    物の記述内容を、前記記述様式抽出手段によって抽出さ
    れた生産物記述様式定義をもとに解析する生産物解析手
    段と、 前記生産物解析手段によって解析された各プロジェクト
    生産物に対応する解析結果を集計し、前記ソフトウェア
    開発プロジェクトの進捗状況を解析する進捗状況解析手
    段と、 前記進捗状況解析手段による解析結果を出力する出力手
    段と、 を備えたことを特徴とするプロジェクト進捗状況計測装
    置。
  2. 【請求項2】 前記生産物記述様式記憶手段に記憶され
    た生産物記述様式に対応し、前記プロジェクト生産物の
    記述内容を解析する複数の解析ソフトウェアを記憶する
    解析ソフトウェア記憶手段をさらに備え、 前記記述様式抽出手段は、前記生産物記述様式定義を抽
    出し、該抽出した生産物記述様式定義に対応する解析ソ
    フトウェアを前記解析ソフトウェア記憶手段から選択
    し、該解析ソフトウェアを前記生産物解析手段に出力
    し、 前記生産物解析手段は、前記解析ソフトウェアをもとに
    プロジェクト生産物の記述内容を解析することを特徴と
    する請求項1に記載のプロジェクト進捗状況計測装置。
  3. 【請求項3】 ソフトウェア開発プロジェクトのもとに
    作成される各種のプロジェクト生産物に基づいて該ソフ
    トウェア開発プロジェクトの進捗状況を計測するプロジ
    ェクト進捗計測装置において、 前記プロジェクト生産物を記憶する生産物記憶手段と、 前記プロジェクト生産物に対する各種の記述様式を定義
    し、該定義した記述様式である生産物記述様式定義を記
    憶する生産物記述様式記憶手段と、 前記生産物記憶手段から読み込まれるプロジェクト生産
    物に対応する前記生産物記述様式定義を抽出する記述様
    式抽出手段と、 標準的なプロジェクト生産物の種別毎に標準的なプロジ
    ェクト開発工程上における該各プロジェクト生産物間の
    対応関係を記述した標準開発手順記述を記憶した標準開
    発手順記述記憶手段と、 前記標準開発手順記述および前記生産物記述様式定義と
    をもとに各プロジェクト生産物を構成する情報単位間の
    依存関係を抽出する依存関係抽出手段と、 前記生産物記憶手段から読み込まれるプロジェクト生産
    物の記述内容を、前記記述様式抽出手段によって抽出さ
    れた生産物記述様式定義および前記依存関係抽出手段が
    抽出した依存関係をもとに、前記生産物記憶手段から読
    み込まれるプロジェクト生産物を解析する生産物解析手
    段と、 前記生産物解析手段によって解析された各プロジェクト
    生産物に対する解析結果と前記プロジェクト開発工程上
    の各段階とを関連づけた相互参照表を生成する相互参照
    表生成手段と、 を備えたことを特徴とするプロジェクト進捗状況計測装
    置。
  4. 【請求項4】 前記相互参照表を参照し、前記プロジェ
    クト開発工程上における上流開発工程でのプロジェクト
    生産物の作成量をもとに次開発工程におけるプロジェク
    ト生産物の作成量を予想し、該予想した予想値をもとに
    該次開発工程の進捗状況を解析する進捗状況解析手段
    と、 前記進捗状況解析手段による解析結果を出力する出力手
    段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載のプロ
    ジェクト進捗状況計測装置。
  5. 【請求項5】 前記出力手段による出力形式を定義する
    出力形式定義手段と、 前記出力形式を解釈し、前記相互参照表の記述内容をも
    とに該出力形式に対応させた進捗状況の出力内容を生成
    する出力内容生成手段と、 前記出力形式定義手段が定義した出力形式を保持し、任
    意の出力形式を前記出力内容生成手段に出力する管理を
    行う出力形式管理手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載のプロ
    ジェクト進捗状況計測装置。
  6. 【請求項6】 前記出力手段は、前記出力内容生成手段
    に対して前記進捗状況の出力指示を行う出力指示手段を
    さらに備えたことを特徴とする請求項5に記載のプロジ
    ェクト進捗状況計測装置。
  7. 【請求項7】 前記生産物解析手段によって解析された
    各プロジェクト生産物に対する解析結果をもとに、各プ
    ロジェクト生産物の種別に対応した品質評価を行う品質
    評価手段をさらに備え、 前記相互参照表生成手段は、前記相互参照表に前記品質
    評価手段による品質評価結果を付加したことを特徴とす
    る請求項3〜6のいずれか一つに記載のプロジェクト進
    捗状況計測装置。
  8. 【請求項8】 前記生産物記述様式記憶手段に記憶され
    た生産物記述様式に対応し、前記プロジェクト生産物の
    記述内容を解析する複数の解析ソフトウェアを記憶する
    解析ソフトウェア記憶手段をさらに備え、 前記記述様式抽出手段は、前記生産物記述様式定義を抽
    出し、該抽出した生産物記述様式定義に対応する解析ソ
    フトウェアを前記解析ソフトウェア記憶手段から選択
    し、該解析ソフトウェアを前記生産物解析手段に出力
    し、 前記生産物解析手段は、前記解析ソフトウェアをもとに
    プロジェクト生産物の記述内容を解析することを特徴と
    する請求項3〜7のいずれか一つに記載のプロジェクト
    進捗状況計測装置。
  9. 【請求項9】 ソフトウェア開発プロジェクトのもとに
    作成される各種のプロジェクト生産物に基づいて該ソフ
    トウェア開発プロジェクトの進捗状況を計測するプロジ
    ェクト進捗計測方法において、 前記プロジェクト生産物を読み込む読込工程と、 前記プロジェクト生産物に対する各種の記述様式である
    生産物記述様式定義の中から、前記読込工程によって読
    み込まれたプロジェクト生産物に対応する生産物記述様
    式定義を抽出する記述様式抽出工程と、 前記読込工程によって読み込まれたプロジェクト生産物
    の記述内容を、前記記述様式抽出工程によって抽出され
    た生産物記述様式定義をもとに解析する生産物解析工程
    と、 前記生産物解析工程によって解析された各プロジェクト
    生産物に対応する解析結果を集計し、前記ソフトウェア
    開発プロジェクトの進捗状況を解析する進捗状況解析工
    程と、 前記進捗状況解析工程による解析結果を出力する出力工
    程と、 を含むことを特徴とするプロジェクト進捗状況計測方
    法。
  10. 【請求項10】 前記生産物解析工程は、前記生産物記
    述様式に対応し、前記プロジェクト生産物の記述内容を
    解析する複数の解析ソフトウェアを用いて前記プロジェ
    クト生産物の記述内容を解析することを特徴とする請求
    項9に記載のプロジェクト進捗状況計測方法。
  11. 【請求項11】 ソフトウェア開発プロジェクトのもと
    に作成される各種のプロジェクト生産物に基づいて該ソ
    フトウェア開発プロジェクトの進捗状況を計測するプロ
    ジェクト進捗計測方法において、 前記プロジェクト生産物を読み込む読込工程と、 前記プロジェクト生産物に対する各種の記述様式である
    生産物記述様式定義の中から、前記読込工程によって読
    み込まれたプロジェクト生産物に対応する生産物記述様
    式定義を抽出する記述様式抽出工程と、 前記記述様式抽出工程によって抽出された前記生産物記
    述様式定義と標準的なプロジェクト生産物の種別毎に標
    準的なプロジェクト開発工程上における該各プロジェク
    ト生産物間の対応関係を記述した標準開発手順記述とを
    もとに各プロジェクト生産物を構成する情報単位間の依
    存関係を抽出する依存関係抽出工程と、 前記読込工程によって読み込まれたプロジェクト生産物
    の記述内容を、前記記述様式抽出工程によって抽出され
    た生産物記述様式定義および前記依存関係抽出工程によ
    って抽出された依存関係をもとに各プロジェクト生産物
    を解析する生産物解析工程と、 前記生産物解析工程によって解析された各プロジェクト
    生産物に対応する解析結果を集計し、前記ソフトウェア
    開発プロジェクトの進捗状況を解析する進捗状況解析工
    程と、 前記生産物解析工程によって解析された各プロジェクト
    生産物に対する解析結果と前記プロジェクト開発工程上
    の各段階とを関連づけた相互参照表を生成する相互参照
    表生成工程と、 を含むことを特徴とするプロジェクト進捗状況計測方
    法。
  12. 【請求項12】 前記相互参照表を参照し、前記プロジ
    ェクト開発工程上における上流開発工程でのプロジェク
    ト生産物の作成量をもとに次開発工程におけるプロジェ
    クト生産物の作成量を予想し、該予想した予想値をもと
    に該次開発工程の進捗状況を解析する進捗状況解析工程
    と、 前記進捗状況解析工程による解析結果を出力する出力工
    程と、 をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載のプロ
    ジェクト進捗状況計測方法。
  13. 【請求項13】 前記出力手段による出力形式を定義す
    る出力形式定義工程と、 前記出力形式を解釈し、前記相互参照表の記述内容をも
    とに該出力形式に対応させた進捗状況の出力内容を生成
    する出力内容生成工程と、 をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載のプロ
    ジェクト進捗状況計測方法。
  14. 【請求項14】 前記出力工程は、前記出力内容生成工
    程による前記進捗状況の出力指示を行う出力指示工程を
    さらに含み、 前記出力内容生成工程は、前記出力指示工程による出力
    指示を受け付けた場合、前記出力形式を解釈し、前記相
    互参照表の記述内容をもとに該出力形式に対応させた進
    捗状況の出力内容を生成することを特徴とする請求項1
    3に記載のプロジェクト進捗状況計測方法。
  15. 【請求項15】 前記生産物解析工程によって解析され
    た各プロジェクト生産物に対する解析結果をもとに、各
    プロジェクト生産物の種別に対応した品質評価を行う品
    質評価工程をさらに含み、 前記相互参照表生成工程は、前記相互参照表に前記品質
    評価工程による品質評価結果を付加することを特徴とす
    る請求項11〜14のいずれか一つに記載のプロジェク
    ト進捗状況計測方法。
  16. 【請求項16】 前記生産物解析工程は、前記生産物記
    述様式に対応し、前記プロジェクト生産物の記述内容を
    解析する複数の解析ソフトウェアを用いて各プロジェク
    ト生産物の記述内容を解析することを特徴とする請求項
    11〜15のいずれか一つに記載のプロジェクト進捗状
    況計測方法。
  17. 【請求項17】 請求項9〜16に記載されたいずれか
    の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
    たことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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