JP2002014316A - 書画カメラ装置付き液晶プロジェクタ - Google Patents
書画カメラ装置付き液晶プロジェクタInfo
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Abstract
光で撮像対象物の照明を行う。 【解決手段】第1及び第2のマルチレンズアレイ13,
14は複数の小レンズによって構成されている。第2の
マルチレンズアレイ14の周囲には、プリズム51,5
2・・・が設けられ、第2のマルチレンズアレイ14の
周囲に収束する光線を、光ファイバ束22−1・・・2
2−G・・・に入射させるようにしており、光源12か
らの光は、液晶パネル15を照射するとともに、光ファ
イバ束22−1・・・22−G・・・を通り、照明器具
60に導かれる。
Description
象物を撮像し、スクリーンにその撮像内容を投射する書
画カメラ装置付き液晶プロジェクタに関する。
クリーンにその撮像内容を投射する書画カメラ装置付き
液晶プロジェクタがプレゼンテーション用として普及し
てきている。
ェクタとしては、一般的に撮像対象物を照明する照明器
具を書画カメラ部を支えるアームに設けている。
9−294236号公報に示すように液晶パネル用の光
源から得られる光線を光ファイバによって伝送して撮像
対象物の照明を行うものもある。
る場合を想定した光学系の構造を示す断面図である。
の発光部130と、リフレクタ131を有している。な
お説明を簡略化するため、ランプの発光部130はリフ
レクタ131の焦点に配置された点光源として説明す
る。従って、点光源130から発せられた光は、反射面
がパラボラ曲線を描くリフレクタ131によって反射さ
れ光軸127に平行な光線132となって出力される。
この結果、リフレクタ131からの反射光は、丸型でか
つ急峻な輝度分布を持つ光束となっている。
3,114は、複数の小レンズを上下左右に並べ、板状
に形成したものであり、光軸127上に配置されてい
る。
2は、第1のマルチレンズアレイ113の小レンズによ
り集光し、第2のマルチレンズアレイ114の小レンズ
の中心に焦点を結ぶようにしている。また、第2のマル
チレンズアレイ114の出射側には、コンデンサレンズ
125及びフィールドレンズ126を介して液晶パネル
115が配置されており、液晶パネル115を透過した
映像光を投射レンズ116によって拡大して、スクリー
ン103に投射するようにしている。
利用するために、光ファイバで導出する場合を想定する
と、第1のマルチレンズアレイ113の周囲に1個ある
いは複数個のレンズ110−1・・・110−G・・・
を設け、リフレクタ131と第1のマルチレンズアレイ
113の間から放射される直接光をそれぞれ光ファイバ
122−1・・・122−G・・・に入射させ、この光
ファイバの端面から光を出力させて、書類等の撮像対象
物を照明する例が考えられる。
び第2のマルチレンズアレイ113,114とを拡大し
て示す断面図及び正面図である。
は、有限長のアーク長を持つランプ118が使用されて
いる。この場合、有限長のアーク133の中心が焦点1
30上になる様に置かれているとする。ここで、焦点1
30から発して、リフレクタ131の反射点P1で反射
して、第1のマルチレンズアレイ113の小レンズ11
3−1の中心、及び第2のマルチレンズアレイ114の
小レンズ114−1の中心を通る光線を134とする
と、反射点P1では、有限長のアーク133の両端から
の光線は光線134に対して見込み角±φで入射し、反
射の定理により同じく発散角±φで反射する。同様に、
焦点130から発して、リフレクタ131の反射点P2
で反射して、第1のマルチレンズアレイ113の小レン
ズ113−2の中心及び第2のマルチレンズアレイ11
4の小レンズ114−2の中心を通る光線を光線135
とすると、反射点P2では、有限長のアーク133から
の光線は光線135に対して見込み角士θで入射し、同
じく発散角±θで反射する。光線134,135はそれ
ぞれ、小レンズ113−1及び113−2を透過する
際、光軸127にほぼ平行な光線となり、光線134は
小レンズ114−1に、光線135は小レンズ114−
2にアーク133の像を結ぶ。これら2つの光線13
4,135が結ぶアーク像を比較すると、第2のマルチ
レンズアレイ114の周辺近くの小レンズ114−1で
は、アーク133とリフレクタ反射点P1との距離が遠
くなるので暗く、発散角が小さくなるので小さい。逆
に、第2のマルチレンズアレイ114の中央に近くなる
小レンズ114−2では、アーク133とリフレクタ反
射点P2との距離が近くなるので明るく、発散角が大き
くなるので大きい。
照明する上で、前記アーク像は第2のマルチレンズアレ
イ114の小レンズ内に十分に収まり、さらに明るいこ
とが理想的条件となる。よって、リフレクタ131の端
面と第1のマルチレンズアレイ113の間隔dは極めて
小さくしなければならない。また、リフレクタ131の
開口面から発する光をできるだけ多く第1のマルチレン
ズアレイ113に取りこまなければならないので、図9
において、第1のマルチレンズアレイ113とリフレク
タ131の間の上下左右の隙間h1,h2,h3,h4
も小さくすることが望ましい。
118の直接光をレンズ110−1・・・110−G・
・・によって光ファイバ122−1・・・122−G・
・・に導く場合、図8に示す隙間dが極めて小さいとア
ーク中心からの取り込み角ψが限りなく0゜に近づき、
難しくなる。このことに対応して、リフレクタ131か
らの反射光を図9に示す上下左右の隙間h1,h2,h
3,h4から取りこむ場合、前述の如く、リフレクタ周
辺の反射光は照度が中心付近に比べ小さいため、明るい
照明光を得られない。
メラ装置付き液晶プロジェクタでは、液晶パネル用の光
源から得られる光線を光ファイバによって伝送して撮像
対象物の照明を行おうとした場合、液晶パネルの照明効
率を高くしようとすると、撮像対象物に対して明るい照
明光が得られず、撮像対象物の照明を明るくしようとす
ると液晶パネルの照明光率が低下するという問題があっ
た。
ルの照明効率を損なわず、明るい照明光で撮像対象物の
照明を行うことができる書画カメラ装置付き液晶プロジ
ェクタの提供を目的とする。
載置する書画卓と、前記撮像対象物を撮像する書画カメ
ラ部と、光源からの光を、複数の小レンズ群で成る第
1,第2のマルチレンズアレイを介して液晶パネルに照
射し、前記書画カメラで撮像した映像を前記液晶パネル
に表示可能とし、前記液晶パネルから出射した映像光を
投写レンズにより投射する液晶プロジェクタ本体部と、
前記光源から第1のマルチレンズアレイを介して前記第
2のマルチレンズアレイの周囲に集束する光を光伝送路
に入射する光入射手段と、前記光伝送路から出射した光
を利用して前記書画卓を照明する照明装置とを具備した
ことを特徴とする。
ら第1のマルチレンズアレイを介して前記第2のマルチ
レンズアレイの周囲に集束する光を光伝送路に入射し、
照明装置が、前記光伝送路から出射した光を利用して前
記書画卓を照明するので、液晶パネルの照明効率を損な
わず、明るい照明光で撮像対象物の照明を行うことがで
きる。
参照して説明する。
書画カメラ装置付き液晶プロジェクタを示し、図1はプ
ロジェクタ本体部の光学系の構造を示す断面図、図2は
書画カメラ装置付き液晶プロジェクタの全体構成を示す
説明図、図3はマルチレンズアレイとを拡大して示す正
面図、図4は光源とマルチレンズアレイとを拡大して示
す断面図、図5はプリズムと光ファイバ束の入射側を拡
大して示す断面図、図6は光ファイバ束の出射側とフロ
スト処理板とを示す断面図である。
晶プロジェクタの全体構成を説明する。
ロジェクタ1は、液晶プロジェクタ本体部10と、書画
カメラ部40と、これらを連結するアーム50と、アー
ム50に取り付けた照明器具60から成っている。液晶
プロジェクタ本体部10は、上面に撮像対象物の書類2
等を載せる書画卓11を有し、光源12から発せられる
光を、第1及び第2のマルチレンズアレイ13,14に
より配光して液晶パネル15に照射し、この液晶パネル
15に表示した映像を投射レンズ16により投射するよ
うにしている。またアーム50は、液晶プロジェクタ本
体部10に一端側が取り付けられ、その他端に書画カメ
ラ部40を取り付けている。この書画カメラ部40は、
書画卓11畳の書類等を撮像する撮像回路41を有し、
撮像した映像を液晶プロジェクタ本体部10の信号処理
回路17に供給するようにしている。
体部10の間には光伝送路21が配置され、前記光源1
2から液晶パネル15に向けて出射される光のうち、前
記第2のマルチレンズアレイ14の周囲に収束する光線
を、光伝送路21を介して照明器具60に導くようにし
ている。前記光ファイバ21は、光ファイバ束22−1
・・・22−G・・・にて構成されており、光線入射手
段(図1及び図3に示すプリズム51,52,53,5
4)を有している。
本体10内の信号処理回路17は、書画カメラ部40の
撮像回路41からの映像信号のほかに、外部からの入力
信号を処理し、光学エンジン20内の液晶パネル15に
映像を表示する。光学エンジン20は、前述した光源1
2と、第1,第2のマルチレンズアレイ13,14と、
液晶パネル15を含んで成り、液晶パネル15を透過し
た光は投射レンズ16により壁、スクリーン等に拡大投
射されようになっている。
た書類2を照明するもので、光源12から光が光伝送路
21により導かれるようになっている。光伝送路21は
複数本の光ファイバ束22−1〜22−Gで構成され、
書類2の書面を広範囲に照明できるよう、照明器具60
の側ではL本の光ファイバ束61−1〜61−Lに分岐
する。光ファイバ束61−1〜61−Lの端面からは、
光源12から伝送された光が出力され、フロスト板62
を透過して書類2の書面を照明する。
て、図1を用いて詳細に説明する。
リフレクタ31と、該リフレクタ31の焦点30付近に
配置されたランプによって構成されるが、図1では説明
を簡略化するため、焦点30に点光源が置かれたものと
して説明する。焦点30に置かれた点光源から発せられ
た光は、リフレクタ31で反射され、光軸27に平行な
光線32となって出力される。
14は複数の小レンズによって構成されており、平行光
線32は、第1のマルチレンズアレイ13の小レンズに
より集光し、第2のマルチレンズアレイ14の小レンズ
の中心に焦点を結ぶ。第2のマルチレンズアレイ14を
透過した後は、再度拡散して行き、コンデンサレンズ2
5とフィールドレンズ26を介して液晶パネル15に照
射される。フィールドレンズ26は、コンデンサレンズ
25から液晶パネル15に入射する光線をできるだけ光
軸27に平行になるよう機能する。これにより、液晶パ
ネル15の入射光線の角度に対するコントラストむらの
軽減、投射レンズ16のテレセントリック性を得てい
る。液晶パネル15の表示映像は、投射レンズ16によ
って拡大されスクリーン3に投射される。
囲には、第1のマルチレンズアレイ13から第2のマル
チレンズアレイ14の周囲に向けて収束する光線を、光
ファイバ束22−1・・・22−G・・・に入射させる
光線入射手段のプリズム51,52・・・(図3参照)
が設けられている。
レイ14の外周4辺にはプリズム51,52,53,5
4が置かれ、第2のマルチレンズアレイ14の小レンズ
の間隔に合わせて、光ファイバ束22−1,22−2・
・・22−G・・・の入力端が配置されている。
しており、ランプ18のアーク33から発せられる光の
うち、実際に液晶パネル15の照明に使用される光は、
第2のマルチレンズアレイ14の小レンズ14−1,1
4−2・・・内を透過する光線のみである。今、小レン
ズ13−2の中心点を例にとると、光軸に平行な光線か
ら±δ゜の角度の光線が対応する小レンズ14−2を透
過する。これは各小レンズの全ての点で変わらない。従
って,リフレクタ31の反射光のうち、±δ゜を超える
光線は第1のマルチレンズアレイ13の各小レンズを透
過後、対応する第2のマルチレンズアレイ14の小レン
ズに入射できなくなり、対応している隣の小レンズ(小
レンズ13−2の場合、小レンズ14−1又は小レンズ
14−3)に入射するようになり、液晶パネル15を照
明しない不要光となる。さらに光軸に対し、見込み角が
大きい光線や直接光は第2のマルチレンズアレイ14の
最周辺の小レンズ14−1、14−nに入り切れなくな
り、第2のマルチレンズアレイ14の外周に焦点を結
び、プリズム51,52,53,54(図3参照)に入
射するようになる。プリズム51,52,53,54は
入射した光線を光ファイバ束22−1・・・22−G・
・・の光軸に極力平行になるように屈折する。
1へ焦点を中心として±α゜の見込み角を有する光線が
入射するとすれば、その角度はほぼ維持されたまま屈折
し、光ファイバ束22−1の光軸に対し、±α゜の発散
角で入射する。図5に示すように、光ファイバ束22−
1の内部はN本の光ファイバ24−1,24−2・・・
24−Nで構成されている。また、それぞれの光ファイ
バ24−1,24−2・・・24−Nの入射許容角度は
±α゜を満たしており、入射光は各光ファイバ24−
1,24−2・・・24−Nに分割され、伝送される。
る。
おいて、G本の光ファイバ束22−1〜22−Gで成る
光伝送路21は、前記書類2の書面を広範囲に照明でき
るよう、L個の光ファイバ束61−1〜61−Lに分配
される。さらに、光ファイバ束61−1〜61−Lの端
面には、凹レンズ63−1〜63−Lが配置されてお
り、端面から出力される光線をさらに拡散する。凹レン
ズ63−1〜63−Lから出力された光は、フロスト板
62に一部反射するが、大部分は透過し、さらに拡散性
を増し、書類2の書面を照明する。
来では無駄になっていた第2のマルチレンズアレイの周
囲に収束する光線を、光ファイバに入射させ照明部の照
明に用いるので、液晶パネルの照明効率を損なわず、明
るい照明光で撮像対象物の照明を行うことができ、書画
カメラ装置付き液晶プロジェクタの消費電力を低減する
ことができる。
を損なわず、明るい照明光で撮像対象物の照明を行うこ
とができ、消費電力を低減することができる。
クタの光学系の構造を示す断面図。
クタの全体構成を示す説明図。
示す正面図。
示す断面図。
して示す断面図。
を示す断面図。
液晶の光学系の構造を示す断面図。
示す断面図。
示す正面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 撮像対象物を載置する書画卓と、 前記撮像対象物を撮像する書画カメラ部と、 光源からの光を、複数の小レンズ群で成る第1,第2の
マルチレンズアレイを介して液晶パネルに照射し、前記
書画カメラで撮像した映像を前記液晶パネルに表示可能
とし、前記液晶パネルから出射した映像光を投写レンズ
により投射する液晶プロジェクタ本体部と、 前記光源から第1のマルチレンズアレイを介して前記第
2のマルチレンズアレイの周囲に集束する光を光伝送路
に入射する光入射手段と、 前記光伝送路から出射した光を利用して前記書画卓を照
明する照明装置とを具備したことを特徴とする書画カメ
ラ装置付き液晶プロジェクタ。 - 【請求項2】 前記光入射手段は、前記光伝送路の入射
側に配置され、前記第2のマルチレンズアレイの周囲に
集束する光を集光して前記光伝送路に入射するためのプ
リズムにて成ることを特徴とする請求項1記載の書画カ
メラ装置付き液晶プロジェクタ。 - 【請求項3】 前記光伝送路は、複数の光ファイバ束に
て構成したことを特徴とする書画カメラ装置付き液晶プ
ロジェクタ。 - 【請求項4】 前記照明装置は、前記光伝送路からの出
射光を複数の光路に分散する光分散手段と、分散された
光を拡散して前記撮像対象物を照明する拡散板とを含ん
で成ることを特徴とする請求項1記載の書画カメラ装置
付き液晶プロジェクタ。 - 【請求項5】 前記書画卓は前記液晶プロジェクタ本体
部の天面部に配置されて成ることを特徴とする請求項1
記載の書画カメラ装置付き液晶プロジェクタ。 - 【請求項6】 撮像対象物を撮像する書画カメラと、 光源からの光を、複数の小レンズ群で成る第1,第2の
マルチレンズアレイを介して液晶パネルに照射し、前記
書画カメラで撮像した映像を前記液晶パネルに表示可能
とし、前記液晶パネルから出射した映像光を投写レンズ
により投射する液晶プロジェクタ本体と、 前記液晶プロジェクタ本体の天面部に配置した書画載置
部と、 前記液晶プロジェクタ本体に一端が取り付けられ、他端
に前記書画載置部に置かれた書画を撮像可能に前記書画
カメラを固定したアームと、 前記光源から第1のマルチレンズアレイを介して前記第
2のマルチレンズアレイの周囲に集束する光を集光して
出射するプリズムと、 前記プリズムから出射した光が入射される光ファイバ
と、 前記アームに取り付けられ、光ファイバから出射した光
を拡散して書画載置部を照明する照明器具とを具備した
ことを特徴とする書画カメラ装置付き液晶プロジェク
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000199692A JP2002014316A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 書画カメラ装置付き液晶プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000199692A JP2002014316A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 書画カメラ装置付き液晶プロジェクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002014316A true JP2002014316A (ja) | 2002-01-18 |
JP2002014316A5 JP2002014316A5 (ja) | 2005-03-17 |
Family
ID=18697673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000199692A Pending JP2002014316A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 書画カメラ装置付き液晶プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002014316A (ja) |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000199692A patent/JP2002014316A/ja active Pending
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