JP4090116B2 - 照明装置 - Google Patents
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Description
本発明は、例えば電子部品を撮像する装置や、例えば貨幣等の凹凸の有る物を撮像する装置に用いられる照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置には、電子部品(読取対象物)を認識すべく当該電子部品を撮像する撮像装置が付設されており、この撮像装置には、電子部品を照明する照明装置が備えられている。
【0003】
この照明装置は、例えば特開平10−21727号公報に記載のように、照明用光源群を備え、この照明用光源群間の上方に位置する電子部品を、当該照明用光源群により斜め下方から所定の投射仰角で照射するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような照明装置では、照明用光源群と電子部品との間に、例えば1〜3mmの薄肉ガラス板を配置して、照明用光源群を保護するのが一般的である。
【0005】
図8は、照明用光源群と電子部品との間にガラス板(透明な平行平面板)を配置して所定の投射仰角で照明用光源群による照明を行った際の光の屈折の様子を示す説明図である。
【0006】
同図に示すように、照明用光源群51を構成する照明用光源52は、ガラス板53の下端面(一方側の端面)に対して所定の配置角(投射仰角)α1°で斜めに並設される。すなわち、照明用光源52による光はガラス板53の下端面に対して投射角θ1°(投射仰角α1°;θ1°+α1°=90°)で投射される。この投射光は、屈折の法則に従い、ガラス板53の下端面で屈折角θ2°で屈折しさらに上端面(他方側の端面)で屈折して出射角θ1°(出射仰角α1°)で出射され、当該出射光により電子部品が照明される。
【0007】
このように、平行平面ガラス板53では、ガラス板53に対する光の投射角θ1°とガラス板53からの光の出射角θ1°とは等しくなる。
【0008】
ここで、電子部品を例えば半球状のリードを有する電子部品として当該リードを照明する場合には、ガラス板53からの光の出射角θ1°を略70°以上(ガラス板53からの光の出射仰角α1°で言えば略20°以下)として当該リードを照明するのが、撮像に最適であるというのを本発明者は見出した。このため、照明用光源群51は、ガラス板53に対する光の投射角θ1°が略70°以上(ガラス板53に対する光の投射仰角α1°で言えば略20°以下)となるように配置されることになる。
【0009】
しかしながら、ガラス板53に対する光の投射角θ1°を上記のように略70°以上とすると、図5に示すように、ガラス板53の下端面での反射率が略20%以上になり、この反射率は損失となるため、光を有効に活用することができないという問題がある。
【0010】
また、照明用光源群51のガラス板53の下端面に対する配置角α1°が略20°以下となり、当該照明用光源群51がガラス板53に接近するため、照明用光源52の外径が大きいとガラス板53に干渉してしまうという問題がある。また、この干渉を避けるには、照明用光源群51を同一配置角α1°でリードに対して遠ざければ良いが、このように照明用光源群51をリードに対して遠ざけると、装置がガラス板53の軸線に対する垂直方向に大型化するといった問題がある。
【0011】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、照明用光源群と読取対象物との間に配置された透明板での光の損失を低減しつつ当該読取対象物を最適に照明できると共に、照明用光源群の透明板に対する干渉の回避且つ装置の小型化を実現できる照明装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明による照明装置は、読取対象物に光を照射する照明用光源群と、この照明用光源群と読取対象物との間に配置された透明板と、を備えた照明装置において、透明板は、その外周面に、読取対象物側に向かうに従い広がる傾斜面を有し、照明用光源群は、傾斜面に対して光を照射し、透明板の出射面に対する垂線と傾斜面とが成す傾斜面の傾斜角をθ0°、傾斜面に対する照明用光源群による光の投射角をθ4°、透明板からの光の出射角をθ1°、空気の屈折率をn1、透明板の屈折率をn2として、θ1°≧略70°とした時、θ0°は、式θ4°=sin-1[(n2/n1)・sin〔90°−θ0°−sin-1{(n1/n2)・sinθ1°}〕]≦略70°を満たす角度に設定されることを特徴としている。
【0013】
このような本発明に係る照明装置によれば、透明板の外周に、上記式を満たす傾斜角θ0°の傾斜面が設定されると共に、照明用光源群が、当該傾斜面に対して光が投射されるように配置されるため、照明用光源群が、透明板の軸線に対する垂直方向に必要以上に遠ざけられなくても透明板に対して離隔配置可能にされ、照明用光源群の透明板に対する干渉の回避且つ装置の小型化が実現される。この時、透明板から出射され読取対象物を照明する光の出射角θ1°が略70°以上にされるため、読取対象物が最適に照明されると共に、透明板外周の傾斜面に対して投射される照明用光源群による光の投射角θ4°が略70°以下にされるため、当該透明板での反射率が略20%以下にされて光の損失が低減される。
【0014】
ここで、透明板としては種々のものが採用され得るが、例えばガラス板を採用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る照明装置の好適な実施形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、各図において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0016】
図1は、第1実施形態に係る照明装置10Aを適用した撮像装置10を示す断面図、図2は、図1中の照明装置10A及び電子部品3を拡大して示す詳細断面図であり、本実施形態の撮像装置10は、電子部品3を基板に実装する電子部品実装装置に適用されるものである。
【0017】
図1に示すように、撮像装置10は概略、角筒状のケーシング5と、このケーシング5内の上部に配置された照明装置10A及び下部に配置された撮像部10Bと、から構成される。
【0018】
照明装置10Aは、特に図2に示すように、ケーシング5の上部に開口された開口部1と、この開口部1に嵌め込まれてケーシング5内を密閉すると共に外部から内部を保護するガラス板9と、ケーシング5内に配置された3段の照明用光源群6〜8と、を備え、ガラス板9の上方を、吸着ノズル2に吸着された電子部品3が高速で通過する時に、当該電子部品3を照明用光源群6〜8の何れかの群により下方から瞬間的に照明する。
【0019】
開口部1を塞ぐガラス板9は矩形状を成し、その厚みが例えば5mmにされて従来に比して厚くされている。
【0020】
このガラス板9は、特に本実施形態においては、その外周面に、電子部品3側(図示上方)に向かうに従い広がる傾斜面9aを四方に有しており、当該傾斜面9aがケーシング5内に突出するように配置されている。
【0021】
照明用光源群6〜8は各々、ケーシング5の内壁に沿い、電子部品3から延びる反射光軸線(電子部品3の反射光路B1の軸線)A1の周囲を取り囲むように配置されており、例えば発光ダイオード等の照明用光源21,22,23を複数並設して成る。また、上段の照明用光源群6、中段の照明用光源群7、下段の照明用光源群8は、反射光軸線A1に対して略水平に配置されている。
【0022】
上段の照明用光源群6を構成する多数の照明用光源21は、角筒状を成すケーシング5の四方の内壁に設けられた4個の支持板29に載置され、上記ガラス板9の傾斜面9aに対して光が投射されてガラス板9を屈折透過した出射光が電子部品3を向くように配置角α2°で傾斜配置される(詳しくは後述)。ここで言う配置角とは、反射光軸線A1に直交する平面と照明用光源群からの光との成す角を言う。
【0023】
この上段の照明用光源群6は、主として、図2に示す半球状のリード41を有する電子部品3を対象とし、特に、リード41のみを認識するために設けられている。このため、配置角α2°、ガラス板9の上端面9bからの光の出射角θ1°(出射仰角α1°)も、この種の電子部品3を想定して設定される(詳しくは後述)。
【0024】
この電子部品3は、リード支持面3a上に、高さTの半球状のリード41を一定のピッチPで複数個配列させている。なお、この半球状のリード41に代えて、円板状のリードを用いることもできる。
【0025】
中段の照明用光源群7を構成する多数の照明用光源22は、4個の支持板30に載置され、ガラス板9の下端面9cに対して光が投射されてガラス板9を屈折透過した出射光が電子部品3を向くように配置角β°で傾斜配置される。この配置角β゜は、例えば30゜〜60゜の範囲で任意に設定でき、本実施形態では、例えば45゜に設定されている。
【0026】
この中段の照明用光源群7は、主として、リード支持面3aの反射率が高く且つリード41の反射率も高い電子部品3のリード41を認識するのに特に有効である。
【0027】
下段の照明用光源群8を構成する多数の照明用光源23は、4個の支持板31に載置され、ガラス板9の下端面9cに対して光が投射されてガラス板9を屈折透過した出射光が電子部品3を向くように配置角γ°で傾斜配置される。この配置角γ゜は、例えば60゜〜90゜の範囲で任意に設定でき、上記中段の照明用光源群7の配置角β゜よりも大きく設定される。そして、本実施形態では、例えば75゜に設定されている。
【0028】
この下段の照明用光源群8は、主として、リード支持面3aの反射率が低く且つリード41の反射率が高い電子部品3のリード41を認識するのに特に有効である。
【0029】
そして、これらの上段、中段及び下段の照明用光源群6〜8は相互間の点灯を切り替えることが可能に構成されている。
【0030】
なお、照明用光源群6〜8の各々に、ケーシング5の内壁の四隅に配置される補助照明(不図示)をさらに設けて、照明用光源群6〜8では十分に照明できない部分を補助的に照明するようにしても良い。
【0031】
一方、ケーシング5内の上記下段の照明用光源群8の下方には、上記撮像部10Bが配置されている。この撮像部10Bは、電子部品3からの反射光を集光する結像レンズ11と、この結像レンズ11により集光された反射光を受光する撮像カメラ12と、を備える。結像レンズ11及び撮像カメラ12は、上記反射光軸線A1上に配置されている。
【0032】
因みに、前述した照明用光源群6〜8は、反射光路B1外に配置されているので、これらの照明用光源群6〜8の像が、反射光路B1を通って撮像カメラ12で撮像されることはない。
【0033】
ここで、前述したガラス板9の傾斜面9a、この傾斜面9aに対して光を投射してリード41を照明する上段の照明用光源群6に関して、図3を参照しながらさらに説明する。
【0034】
ガラス板9の上端面(出射面)9bに対する垂線13bとガラス板9の傾斜面9aとが成す傾斜面9aの傾斜角をθ0°、傾斜面9aに対する照明用光源群6による光の投射角(傾斜面9aの法線と照明用光源群6からの光との成す角)をθ4°、ガラス板9内部での光路と傾斜面9aの法線との成す角をθ3°、ガラス板9内部での光路と上端面9bの法線との成す角をθ2°、ガラス板9からの光の出射角をθ1°(上端面9bの法線と出射光との成す角;出射仰角α1°)、下端面9cと照明用光源群6からの光との成す角、すなわち下端面9cに対する投射仰角(前述した配置角)をα2°、空気の屈折率をn1(=略1)、ガラス板9の屈折率をn2(=略1.52)とすると、以下の式(1)〜式(3)が成り立つ。
【0035】
n1・sinθ1°=n2・sinθ2° ……(1)
n2・sinθ3°=n1・sinθ4° ……(2)
θ2°+θ3°+θ0°=90° ……(3)
上記式(1)〜式(3)をθ4°について解くと、θ4°は以下の式(4)で表される。
【0036】
θ4°=sin-1[(n2/n1)・sin〔90°−θ0°−sin-1{(n1/n2)・sinθ1°}〕] ……(4)
そして、本実施形態では、ガラス板9からの光の出射角θ1°が略70°以上(出射仰角α1°が20°以下)とした時に、傾斜面9aの傾斜角θ0°が、上記式(4)での傾斜面9aに対する照明用光源群6による光の投射角θ4≦略70°を満たす角度に設定されている。
【0037】
具体的には、この第1実施形態では、図4に示すように、θ1°=80°(≧70°;α1°=10°)、θ0°=45°にされて、θ4°=約7°(≦70°)にされている。
【0038】
次に、このように構成された撮像装置10の作用について説明する。
【0039】
ガラス板9の上方を、吸着ノズル2に吸着された電子部品3が高速で通過するにあたって、何れかの照明用光源群が点灯される。
【0040】
中段または下段の照明用光源群7,8が点灯されると、中段または下段の照明用光源群7,8による光はガラス板9の下端面9cに対して投射仰角β°(前述した配置角)またはγ°で投射され、この投射光は、図8で説明したのと同様に、屈折の法則に従い、ガラス板9の下端面9cで屈折しさらに上端面9bで屈折して上記投射仰角と同様な出射仰角β°またはγ°で出射され、当該出射光により電子部品3が照明される。
【0041】
何れの段の照明用光源群6〜8による照明でも、当該照明用光源群が反射光軸線A1の周囲に配置されているので、電子部品3(リード41を含む)は、点灯した照明用光源群により周囲から略均一に照明される。
【0042】
そして、電子部品3の下面で反射光軸線A1に沿って反射された光が、反射光路B1を形成しながら結像レンズ11を介して撮像カメラ12に集光されて、当該電子部品3の像が撮像される。
【0043】
一方、本実施形態の特徴を成す上段の照明用光源群6が点灯されると、傾斜角θ0=45°の傾斜面9aに対して上段の照明用光源群6からの光が投射角θ4°=約7°で投射される。この投射光は、屈折の法則に従い、ガラス板9の傾斜面9aで屈折しさらに上端面9bで屈折して、出射角θ1°=80°(出射仰角α1°=10°)で出射され、当該出射光により電子部品3が照明される。
【0044】
ここで、図5に示すように、投射角θ4°=約7°に対する反射率は約4%であるため、ガラス板9での光の損失を大幅に低減できるようになっている。
【0045】
また、投射角θ4°=約7°ということは、配置角α2°=約52°となるため、上段の照明用光源群6を、ガラス板9の軸心に対する垂直方向に必要以上に遠ざけなくてもガラス板9に対して離隔配置できることになる。このため、上段の照明用光源群6のガラス板9に対する干渉の回避且つ装置の小型化を実現できるようになっている。
【0046】
また、出射角θ1°=80°(出射仰角α1°=10°)であるため、電子部品3のリード41を最適に照明できるようになっている。
【0047】
なお、照明用光源群6〜8を切り替える場合、何れの段の照明用光源群を点灯させるかは、対象となる電子部品3の形状や性質等による。
【0048】
図6は、第2実施形態に係る照明装置の上段の照明用光源群とガラス板を示す説明図である。
【0049】
この第2実施形態では、θ1°=80°(α1°=10°)、θ0°=15°にされて、θ4°=約60°(≦70°)にされている。図5に示すように、投射角θ4°=約60°に対する反射率は約9%であるため、ガラス板9での光の損失を大幅に低減できるようになっている。また、θ4°=約60°ということは、α2°=約75°となるため、上段の照明用光源群6を、ガラス板9の軸心に対する垂直方向に必要以上に遠ざけなくてもガラス板9に対して離隔配置できるようになっている。勿論、θ1°=80°(α1°=10°)であるため、リード41を最適に照明できるようになっている。すなわち、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0050】
図7は、第3実施形態に係る照明装置の上段の照明用光源群とガラス板を示す説明図である。
【0051】
この第3実施形態では、θ1°=80°(α1°=10°)、θ0°=30°にされて、θ4°=約31°(≦70°)にされている。図5に示すように、投射角θ4°=約31°に対する反射率は約4%であるため、ガラス板9での光の損失を大幅に低減できるようになっている。また、θ4°=約31°ということは、α2°=約61°となるため、上段の照明用光源群6を、ガラス板9の軸心に対する垂直方向に必要以上に遠ざけなくてもガラス板9に対して離隔配置できるようになっている。すなわち、第1、第2実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0052】
なお、θ1°、θ0°、θ4°は、上記実施形態の角度に限定されるものではなく、要は、θ1°≧略70°(撮像を最適に行う角度)とした時、θ0°が、上記式(4)≦略70°(ガラス板9での反射率を略20%以下とする角度)を満たす角度に設定されていれば、上記第1〜第3実施形態の効果を得ることができる。
【0053】
因みに、図8に示したような外周面に傾斜面を有しない平行平板ガラス53の当該外周面(端面に対して垂直な外周面)に対して光を入射すると考えると、たとえ光路が外周面に略平行(入射角θ4°=略90°)になるように照明用光源群を配置したとしても、ガラス板53内部に入射した光は、当該ガラス板53の上端面で全反射を起こすため、ガラス板53から出ることはない。従って、ガラス板53の外周面を、上記条件を満たす傾斜面とするのが必須条件となる。
【0054】
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるというのはいうまでもなく、例えば、上記実施形態においては、読取対象物を例えば電子部品3(特にリード41)としているが、例えば貨幣等の凹凸の有る物とすることもできる。
【0055】
また、上記実施形態においては、透明板を矩形状のガラス板9としているが、例えば円板状のガラス板に代えることもでき、さらには、ガラス板を、例えば樹脂等より成る透明板に代えることもできる。
【0056】
【発明の効果】
本発明による照明装置は、読取対象物と照明用光源群との間に配置した透明板のその外周面に、前述した式を満たす傾斜角θ0°の傾斜面を設定すると共に、照明用光源群を、傾斜面に対して光が投射されるように配置し、当該照明用光源群を、透明板の軸線に対する垂直方向に必要以上に遠ざけることなく透明板に対して離隔配置し得るようにしているため、照明用光源群の透明板に対する干渉の回避且つ装置の小型化を実現できる。その結果、設計の自由度の向上及び省スペース化を図ることが可能となる。この時、透明板から出射され読取対象物を照明する光の出射角θ1°を略70°以上としているため、読取対象物を最適に照明できると共に、透明板外周の傾斜面に対して投射される照明用光源群による光の投射角θ4°を略70°以下としているため、当該透明板での反射率が略20%以下にされて光の損失を低減できる。その結果、最適且つ所望の撮像が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る照明装置を適用した撮像装置を示す断面図である。
【図2】図1中の照明装置及び電子部品を拡大して示す詳細断面図である。
【図3】ガラス板の傾斜面に対して照明用光源群による照明を行った際の光の屈折の様子を示す説明図である。
【図4】図1中の上段の照明用光源群とガラス板を示す説明図である。
【図5】ガラス板に対する光の投射角と反射率との関係を示す線図である。
【図6】第2実施形態に係る照明装置の上段の照明用光源群とガラス板を示す説明図である。
【図7】第3実施形態に係る照明装置の上段の照明用光源群とガラス板を示す説明図である。
【図8】照明用光源群と電子部品との間にガラス板を配置して所定の投射仰角で照明用光源群による照明を行った際の光の屈折の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
6…照明用光源群、9…ガラス板(透明板)、9a…傾斜面、9b…出射面、10A…照明装置、13b…垂線、21…照明用光源、41…リード(読取対象物)。
Claims (2)
- 読取対象物に光を照射する照明用光源群と、
この照明用光源群と前記読取対象物との間に配置された透明板と、を備えた照明装置において、
前記透明板は、その外周面に、前記読取対象物側に向かうに従い広がる傾斜面を有し、
前記照明用光源群は、前記傾斜面に対して光を照射し、
前記透明板の出射面に対する垂線と前記傾斜面とが成す前記傾斜面の傾斜角をθ0°、前記傾斜面に対する前記照明用光源群による光の投射角をθ4°、前記透明板からの光の出射角をθ1°、空気の屈折率をn1、前記透明板の屈折率をn2として、前記θ1°≧略70°とした時、前記θ0°は、式
θ4°=sin-1[(n2/n1)・sin〔90°−θ0°−sin-1{(n1/n2)・sinθ1°}〕]≦略70°を満たす角度に設定されることを特徴とする照明装置。 - 前記透明板はガラス板であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
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