JP2002014214A - 光分岐器 - Google Patents

光分岐器

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JP2002014214A
JP2002014214A JP2001028939A JP2001028939A JP2002014214A JP 2002014214 A JP2002014214 A JP 2002014214A JP 2001028939 A JP2001028939 A JP 2001028939A JP 2001028939 A JP2001028939 A JP 2001028939A JP 2002014214 A JP2002014214 A JP 2002014214A
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light
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diffraction grating
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JP2001028939A
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Hisashi Sawada
寿史 澤田
Yuichi Masaki
裕一 正木
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状、構造が簡素で、必要とする光学要素が
少なくてすみ、従って、小型で、低コスト化が可能であ
り、しかも様々な形態の光分岐に対応する。 【解決手段】 光分岐器は、第一の光学系6と複数の第
二の光学系7との間に配置され、第一の光学系6から入
射した光を複数の第二の光学系7に分岐して入射させる
ものである。第一の光学系6に面した入射面2及び第二
の光学系7に面した出射面3の両方に、ホログラム回折
格子4、5を一体に形成した光学要素1を有し、前記第
一の光学系6からこの光学要素1に入射した光を前記ホ
ログラム回折格子4、5の何れかで分岐し、前記第二の
光学系7に入射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信技術分野、光
計測技術分野等で利用される光分岐器に関し、特に小型
で簡素な形状、構造を有し、あらゆる形態の分岐にも対
応できる光分岐器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光分岐器は、ビームスプリッタと
レンズとを組み合わせたものであった。光ファイバ等を
含む第一の光学系から出射した出射光を収束レンズで集
光し、さらにコリメータレンズで平行光束とし、その平
行光束をビームスプリッタに通し、2方向に分岐する。
さらに、分岐した光を収束レンズに通して収束し、それ
ぞれ光ファイバ等を含む分岐先の光学系に入射する。こ
のようにして、1本の光学系からの光が2系統の光学系
へと分岐される。3系統以上に分岐する場合は、2系統
の分岐された分岐光をさらにビームスプリッタで分岐す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の分岐器で
は、ビームスプリッタが立方体形状であることから、分
岐部分でスペースが必要であり、光学系が大掛かりとな
る。また光を3系統以上に分岐する場合は、ビームスプ
リッタが2つ以上必要であり、より光学系が大掛かりと
なる。
【0004】さらに、ビームスプリッタを通して分岐す
る前の光を処理するコリメートレンズや収束レンズが必
要な場合が多く、さらに分岐した光を第二の光学系に入
射する前に収束する収束レンズ等を必要とする。すなわ
ち、スプリッタに付随して、幾つかのコリメータレンズ
や収束レンズが必要となる。この点においても、光学系
が大掛かりになるという課題があった。
【0005】本発明は、前記従来の光分岐器における課
題に鑑み、形状、構造が簡素で、必要とする光学要素が
少なくてすみ、従って、小型で、低コスト化が可能であ
り、しかも様々な形態の光分岐に対応することも可能の
光分岐器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記の目的
を達成するため、ホログラム回折格子4、5を利用し、
単体の透明体からなる光学要素1に光ファイバ等の光学
系から入射してくる光をホログラム回折によってその光
学要素において分岐し、他の複数の光学系に入射できる
ようにした。さらに、ホログラム回折格子4、5は、回
折レンズとしての機能や、回折による分波機能を持たせ
ることもできるので、単一の光学要素1の中でそれらを
組み合わせることにより、様々な形態の光分岐に対応す
ることが出来るようにした。さらに光学要素1に前記ホ
ログラム回折格子4、5と共にレンズ部8、9を一体と
して形成し、ホログラム回折格子4、5とレンズ部8、
9との光学的調整を簡易化した。
【0007】本発明による光分岐器は、第一の光学系6
に面した入射面2及び第二の光学系7に面した出射面3
の両方に、ホログラム回折格子4、5を形成した光学要
素1を有し、前記第一の光学系6からこの光学要素1に
入射した光を前記ホログラム回折格子4、5で分岐し、
前記第二の光学系7に入射させるものである。
【0008】前記のようなホログラム回折格子4、5
は、それぞれ光学要素1の入射面と出射面3に同光学要
素1と一体に形成する。光学要素1の出射面3側のホロ
グラム回折格子5は、複数の第二の光学系7にそれぞれ
対とし、それらの入射端部にそれぞれ対向して設ける。
入射面2側のホログラム回折格子4で分岐された回折光
は、光学要素1の出射面3に形成されたホログラム回折
格子5を通してそれぞれの第二の光学系7に入射する。
【0009】さらに別の形態としては、光学要素1の出
射面3側のホログラム回折格子5に光の分岐機能を持た
せるものである。出射面3側のホログラム回折格子5に
は、複数の第二の光学系7の入射端部を対向させる。光
学要素1の入射面2側にもホログラム回折格子4設け、
第一の光学系6から光学要素1に入射した光を入射面2
側のホログラム回折格子4で回折し、この回折光を出射
面3側のホログラム回折格子5で分岐して複数の第二の
光学系7へ入射させる。
【0010】ホログラム回折格子4、5は、集光機能を
兼ね備えることができる。これにより、光学要素1とは
別体の収束レンズやコリメータレンズを使用しなくて
も、第一の光学系6からの光の入射や第二の光学系7へ
の光の入射等の形態に応じて、光学要素1のみで光の集
光やコリメートが可能となる。
【0011】さらに、光学要素1の入射面2側のホログ
ラム回折格子4は、光の回折により、光の分岐と同時に
スペクトルに分離する形状に設計することも可能であ
る。これにより、必要に応じて、光学要素1の単体で、
光の分岐と分波が可能となる等、様々な形態の光の分
岐、分波が可能となる。このような光学要素1のホログ
ラム回折格子4、5は、レリーフ型による成型によって
極めて容易に形成することができる利点を有する。
【0012】さらに、ホログラム回折格子4のより具体
的構造について述べると、ホログラム回折格子4を複数
のピクセルに分割し、各ピクセルのそれぞれに位相を与
え、それらの位相の分布により回折パターンを形成す
る。ホログラム回折格子4の二次元平面において、位相
が連続的に変化する曲面状のホログラム回折パターン
は、設計も容易ではなく、また製造も困難である。これ
に対し、ホログラム回折格子4の各ピクセル毎に段階的
な光学的位相を決めることは、コンピュータを使用した
計算機ホログラム技術により比較的容易に設計すること
ができる。また、マスクを用いたエッチング制御等によ
り、レリーフ型等も比較的簡単に作ることができる。特
に、ホログラム回折格子4の各ピクセルに与える位相配
分を、最適回転角法(Optimal Rotation Angle Metho
d:以下「ORA法」と言う。)により最適化すること
により、最適な計算機ホログラム(Computer Generated
Hologram:以下「CGH法」と言う。)が設計でき
る。
【0013】さらに本発明による他の光分岐器は、少な
くとも第一の光学系6に面した入射面2または第二の光
学系7に面した出射面3の何れか一方に入射した光また
は出射した光を複数の回折光に分岐するホログラム回折
格子4、5を形成し、他方に入射した光を集光するレン
ズ部8、9を形成した光学要素1を有する。光学要素1
の入射面2側のホログラム回折格子4またはレンズ部8
から光学要素1に入射した光を、そのホログラム回折格
子4、5で分岐し、分岐した光を光学要素1の出射面3
側のホログラム回折格子5またはレンズ部9を通して第
二の光学系7に入射させる。
【0014】このように、光学要素1に前記ホログラム
回折格子4、5と共にレンズ部8、9を一体として形成
することにより、光学素子1の製造段階で、そのホログ
ラム回折格子4、5とレンズ部8、9との光軸や相対的
位置を正確に設定しておくことにより、使用段階での光
軸合わせや距離、位置合わせ等の光学的調整を不要とす
ることができる。なお、この光分岐器において、光分岐
の形態やホログラム回折格子4、5の集光機能、スペク
トル分離機能、ピクセルによる回折パターンの形成手段
等は前述のホログラム回折格子4、5のみを使用した光
分岐器と全く同様である。
【0015】前記のような光学要素1は、内部に空間を
有しない無空の透明なブロック体により形成する。この
ような光学要素1を使用することにより、その入射面2
側から出射面3側に光が透過するとき、光の屈折等によ
る光の損失を低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1は一つの光学系6から3つの光学系7に光を分岐す
る場合を例として示している。すなわち、図1に示すよ
うに、同図において左側に第一の光学系6が配置され、
図1において右側に3系統の第二の光学系7が配置さ
れ、第一の光学系6から出射した光を第二の光学系7に
分岐して入射する。
【0017】ここで、第一の光学系6と第二の光学系7
は、光ファイバ及びその他の光学要素を含む光伝送系統
を意味するものとする。この第一の光学系6と第二の光
学系7との間には、光学ガラス、光学樹脂等の内部に空
間の無い透明なブロック体からなる光学要素1が配置さ
れている。この光学要素1の第一の光学系6の出射端側
に面した入射面2には、第一の光学系6の出射端と対向
し、且つ近接してホログラム回折格子4が形成されてい
る。さらに、光学要素1の出射面3にも、前記第二の光
学系7の入射端と対向する位置にそれぞれホログラム回
折格子5が形成されている。
【0018】前記光学要素1の入射面2と出射面3とに
それぞれ形成されたホログラム回折格子4、5は、表面
にホログラム回折格子パターンを形成したもので、この
ような光学要素1のホログラム回折格子4、5の回折格
子パターンは、光学透明材料から光学要素1を成型する
際に、レリーフ型による成型手段によって形成すること
ができる。
【0019】このような光分岐器において、図2に示す
ように、第一の光学系6から出射した光は、ホログラム
回折格子4から光学要素1に入射するが、このとき、入
射した光はホログラム回折格子4において回折され、3
つの回折光に分岐され、光学要素1の出射面3側のホロ
グラム回折格子5に入射する。
【0020】光学要素1の出射面3側のホログラム回折
格子5は、回折レンズとしての機能を有しており、これ
らのホログラム回折格子5から出射した光は、収束され
てそれぞれの第二の光学系7に入射し、伝送される。そ
れぞれの第二の光学系7の入射端とそれに対向したホロ
グラム回折格子5との間の距離は、ホログラム回折格子
5の焦点距離によって決める。
【0021】前記の光学要素1の出射面3側のホログラ
ム素子5は、光学要素1の入射面2側のホログラム回折
格子4で分岐された光が出射面3に到達する位置に対向
して配置されている。光学要素1の入射面2側のホログ
ラム回折格子4で分岐され、光学要素1の出射面3側の
ホログラム素子5で収束された回折光が第二の光学系7
に入射し、それら第二の光学系7を介してそれぞれ所定
の箇所に伝送される。
【0022】図3に示す実施形態は、図1に示す実施形
態において、光学要素1の入射面2側のホログラム回折
格子4を、入射光のホログラム回折による分岐と共に、
ホログラム回折によるスペクトルの分離がされるように
ホログラム回折格子4のパターンを設計した例を示す。
この結果、光学要素1の入射面2側のホログラム回折格
子4で分岐した光は、分岐と同時に異なる波長λ1、λ
2、λ3のスペクトルに分離され、それぞれ光学要素1
の出射面3側のホログラム素子5で収束されて第二の光
学系7に入射される。
【0023】図4に示す実施形態は、図1により前述し
た実施形態において、光学要素1の出射面3側のホログ
ラム回折格子5に変えて突状のレンズ部9を設けたもの
である。第一の光学系6から出射され、光学要素1の入
射面2側のホログラム回折格子4から光学要素1に入射
した光は、ホログラム回折格子4で分岐され、レンズ部
9に達する。この分岐光は、レンズ部9で収束され、そ
れぞれの第二の光学系7に入射し、伝送される。この実
施形態においても、図3により前述した通り、ホログラ
ム回折格子4により3本の回折光に分岐するのと同時
に、それらの回折光をそれぞれ波長の異なるスペクトル
に分離するようホログラム回折格子4を設計することも
できる。
【0024】前述の実施形態は、何れも光学要素1の光
の入射面2側のホログラム回折格子4により光を分岐す
る例である。これに対し図5と図6に示した実施形態
は、何れも光学素子1の光の出射面3側のホログラム回
折格子5に光の分岐機能を持たせ、光学素子1の光の出
射面3側のホログラム回折格子5で光を分岐するように
設計した例である。
【0025】図5に示すように、光学要素1の入射面2
と出射面3の両方側にそれぞれホログラム回折格子4、
5を光学要素1と一体に設けている。出射面3側のホロ
グラム回折格子5には、複数の第二の光学系7の入射端
部を対向させる。第一の光学系6から光学要素1に入射
した光を入射面2側のホログラム回折格子4におけるホ
ログラム回折によるコリメートし、この回折光を出射面
3側のホログラム回折格子5で分岐し、かつ集光して複
数の第二の光学系7へ入射させる。
【0026】図6は、光学要素1の入射面2側にホログ
ラム回折格子4に代えてレンズ部8を設けた例である。
この実施形態では、第一の光学系6から光学要素1に入
射した光を入射面2側のレンズ部6でコリメートし、こ
の集光した光を出射面3側のホログラム回折格子5で分
岐し、かつ集光して複数の第二の光学系7へ入射させ
る。これらの実施形態において、光学要素1の出射面3
側のホログラム回折格子5で3本の回折光に分岐するの
と同時に、それらの回折光をそれぞれ波長の異なるスペ
クトルに分離するようホログラム回折格子5を設計する
こともできる。
【0027】以上の各実施形態は、第一の光学系6から
の光を3系統の第二の光学系7に分岐、分波する例であ
ったが、ホログラム回折格子4の設計により、第一の光
学系6からの光を2系統の第二の光学系7に、或いは第
一の光学系6からの光を4系統以上の第二の光学系7に
に分岐、分波することが出来ることはもちろんである。
【0028】前述した各ホログラム回折格子4の回折パ
ターンは、ホログラム回折格子4の二次元平面におい
て、位相が連続的に変化する曲面状のものにより形成す
ることもできる。しかし、そのようなホログラム回折格
子4の回折パターンは、設計することも、また製造する
ことも困難であることが多い。
【0029】そこで、ホログラム回折格子4を複数のピ
クセルに分け、それぞれのピクセルに最適な位相を与
え、そのピクセルの集合によりホログラム回折格子4の
回折パターンを形成する。ホログラム回折格子4の面積
がAcm2、そのピクセルの数がN個の場合、ピクセル
解像度はN/Abit・mm-2である。
【0030】例えば、3mm×3mmのホログラム回折
格子4を300×300個のピクセルに分解したとする
と、ピクセル解像度はN/A=10,000bit・m
-2である。すなわち、ピクセルサイズは、10μm×
10μmである。また、これら各ピクセルに与える位相
の段階をDとすると、位相深度はDとなる。これらのN
/AやDを無限大とすると、前述した曲面状の回折パタ
ーンに限りなく近づくことになる。このピクセル解像度
や位相深度は、必要な光学特性と設計や製造の容易性と
の兼ね合いから適宜決定する。
【0031】例えば図7は、ホログラム回折格子4の或
る部分を断面し、その断面した方向に沿って40〜10
0のピクセルに与えた位相を示すグラフの例である。ホ
ログラム回折格子4の各ピクセル毎に光学的な位相を決
めることは、コンピュータを使用した計算機ホログラム
技術により比較的容易に設計することができる。特に、
ホログラム回折格子4の各ピクセルに与える位相配分
を、ORA法により最適化することにより、最適なCG
Hが設計できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明による光分岐
器では、複数の光学要素を多数組み合わせることなく、
ホログラム回折格子4、5を備えた単一の光学要素1を
使用するだけで、様々な形態の光分岐、さらには光分岐
と同時に光分波が行えるようになる。これにより、光分
岐システムの簡素化、省スペース化が可能となる。さら
に、光学要素1のホログラム回折格子4は、光学透明材
料により光学要素1を成型する際に、レリーフ型によ
り、ホログラム回折格子やレンズ機能が一体となったも
のを容易に形成できるため、大量生産が容易で、コスト
の低減も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による光分岐器の概要を示
す概念図である。
【図2】同実施形態による光分岐器の光学要素のホログ
ラム回折格子付近を示す要部概念図である。
【図3】本発明の他の実施形態による光分岐器の概要を
示す概念図である。
【図4】本発明の他の実施形態による光分岐器の概要を
示す概念図である。
【図5】本発明の他の実施形態による光分岐器の概要を
示す概念図である。
【図6】本発明の他の実施形態による光分岐器の概要を
示す概念図である。
【図7】前記光分岐器のホログラム回折格子の断面の例
を、そのピクセル番号と位相とで表したグラフである。
【符号の説明】
1 光学要素 2 光学要素の入射面 3 光学要素の出射面 4 光学要素の入射面側のホログラム回折格子 5 光学要素の出射面側のホログラム回折格子 6 第一の光学系 7 第二の光学系

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第一の光学系(6)と複数の
    第二の光学系(7)との間に配置され、第一の光学系
    (6)から入射した光を複数の第二の光学系(7)に分
    岐して入射させる光分岐器において、第一の光学系
    (6)に面した入射面(2)及び第二の光学系(7)に
    面した出射面(3)の両方にホログラム回折格子
    (4)、(5)を形成した光学要素(1)を有すること
    を特徴とする光分岐器。
  2. 【請求項2】 光学要素(1)の入射面(2)及び出射
    面(3)の両方のホログラム回折格子(4)、(5)が
    光学要素(1)と一体に形成されており、第一の光学系
    (6)から入射した光を入射面側(2)のホログラム回
    折格子(4)で分岐し、この分岐した回折光を、出射面
    (3)側のホログラム回折格子(5)で回折して複数の
    第二の光学系(7)に入射させることを特徴とする請求
    項1に記載の光分岐器。
  3. 【請求項3】 前記出射面(3)側のホログラム回折格
    子は、前記複数の第二の光学系(7)と各々対になるよ
    うに複数形成されていることを特徴とする請求項2に記
    載の光分岐器。
  4. 【請求項4】 光学要素(1)の入射面(2)と出射面
    (3)の両方のホログラム回折格子(4)、(5)が光
    学要素(1)と一体に形成されており、第一の光学系
    (6)から光学要素(1)に入射した光を入射面(2)
    側のホログラム回折格子(4)で回折し、この回折光を
    出射面(3)側のホログラム回折格子(5)で分岐して
    複数の第二の光学系(7)へ入射させることを特徴とす
    る請求項1に記載の光分岐器。
  5. 【請求項5】 入射面(2)側または出射面(3)側の
    ホログラム回折格子(4)、(5)の少なくとも何れか
    は、光の分岐と同時にスぺクトルに分離する機能を有す
    ることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の光分
    岐器。
  6. 【請求項6】 入射面(2)側または出射面(3)側の
    ホログラム回折格子(4)、(5)の少なくとも何れか
    は、集光機能を有することを特徴とする請求項1〜5の
    何れかに記載の光分岐器。
  7. 【請求項7】 ホログラム回折格子(4)、(5)が複
    数のピクセルに分割され、各ピクセルに与えた位相の分
    布により回折パターンが形成されていることを特徴とす
    る請求項1〜6の何れかに記載の光分岐器。
  8. 【請求項8】 ホログラム回折格子(4)、(5)の各
    ピクセルに与えた位相配分が、最適回転角法により最適
    化されていることを特徴とする請求項7に記載の光分岐
    器。
  9. 【請求項9】 少なくとも一つの第一の光学系(6)と
    複数の第二の光学系(7)との間に配置され、第一の光
    学系(6)から入射した光を複数の第二の光学系(7)
    に分岐して入射させる光分岐器において、少なくとも第
    一の光学系(6)に面した入射面(2)または第二の光
    学系(7)に面した出射面(3)の何れか一方に入射し
    た光を複数の回折光に分岐するホログラム回折格子
    (4)、(5)を一体に形成し、かつ他方に入射した光
    を集光するレンズ部(8)、(9)を一体に形成した光
    学要素(1)を有することを特徴とする光分岐器。
  10. 【請求項10】 光学要素(1)の入射面(2)側にホ
    ログラム回折格子(4)が同光学要素(1)と一体に形
    成され、かつ光学要素(1)の出射面(3)側にレンズ
    部(9)が同光学要素(1)と一体に形成されており、
    第一の光学系(6)から光学要素(1)に入射した光を
    入射面(2)側のホログラム回折格子(4)で分岐し、
    この分岐した回折光を、出射面側のレンズ部(9)で集
    光して複数の第二の光学系(7)へ入射させることを特
    徴とする請求項10に記載の光分岐器。
  11. 【請求項11】 前記出射面(3)側のレンズ部(9)
    は、前記複数の第二の光学系(7)と各々対になるよう
    に複数形成されていることを特徴とする請求項10に記
    載の光分岐器。
  12. 【請求項12】 光学要素(1)の入射面(2)側に同
    光学要素(1)と一体にレンズ部(8)が形成され、か
    つ光学要素(1)の出射面(3)側に同光学要素(1)
    と一体にホログラム回折格子(5)が形成されており、
    第一の光学系(6)から光学要素(1)に入射した光を
    入射面(2)側のレンズ部(8)で集光し、この集光さ
    れた光を出射面(3)側のホログラム回折格子(5)で
    分岐して複数の第二の光学系(7)へ入射させることを
    特徴とする請求項9に記載の光分岐器。
  13. 【請求項13】 ホログラム回折格子(4)、(5)
    は、光を分岐すると同時にスペクトルに分離する機能を
    有することを特徴とする請求項9〜12の何れかに記載
    の光分岐器。
  14. 【請求項14】 ホログラム回折格子(4)、(5)
    は、集光機能を有することを特徴とする請求項9〜13
    のいずれかに記載の光分岐器。
  15. 【請求項15】 ホログラム回折格子(4)、(5)が
    複数のピクセルに分割され、各ピクセルに与えた位相の
    分布により回折パターンが形成されていることを特徴と
    する請求項9〜14の何れかに記載の光分岐器。
  16. 【請求項16】 ホログラム回折格子(4)、(5)の
    各ピクセルに与えた位相配分が、最適回転角法により最
    適化されていることを特徴とする請求項15に記載の光
    分岐器。
  17. 【請求項17】 光学要素(1)は、内部に空間の無い
    透明なブロック体からなることを特徴とする請求項1〜
    19の何れかに記載の光分岐器。
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