JP2002014068A - 水分センサとそれを使用した水分検知装置 - Google Patents

水分センサとそれを使用した水分検知装置

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JP2002014068A
JP2002014068A JP2000195932A JP2000195932A JP2002014068A JP 2002014068 A JP2002014068 A JP 2002014068A JP 2000195932 A JP2000195932 A JP 2000195932A JP 2000195932 A JP2000195932 A JP 2000195932A JP 2002014068 A JP2002014068 A JP 2002014068A
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moisture sensor
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Atsushi Miyazawa
淳 宮澤
Nobuyuki Ono
伸幸 大野
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JEITEKKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の水分センサは施工し難い。少量の水分
は検知できない。高価である。漏水検知後の復旧に手間
が掛かる。吸液紙が消耗品となりランニングコストが高
くなる。 【解決段】 フレキシブル基板に導電性の検知ラインを
間隔をあけて二本設け、一方の検知ラインの外側を導電
性の保護ラインで囲み、両検知ライン間に水分が付着す
ると両検知ライン間が導通して水分検知されるようにし
た。検知ラインのの上に絶縁被覆を設けて、検知ライン
の一部だけを間隔をあけて露出させて水分検知電極とし
た。二本の検知ライン間に断線検知用抵抗器を設けた。
フレキシブル基板の裏面に粘着層を設けた。水分センサ
を端部センサと中間センサとに分離した。水分検知装置
は本発明の水分センサと同センサからの出力を処理する
処理部とを組合わせ、処理部に対数増幅器を使用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は漏水、溢水、漏油、
雨、雪といった液体(水分)の検知に使用される水分セ
ンサと、その水分センサを使用した水分検知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水、油といった液体を検知するための水
分センサは従来から各種あり、それらはマンションの水
回りの漏水検知や外部からの雨もり検知に使用された
り、自動車のワイパの駆動制御するための雨量検知に利
用されたりしている。
【0003】従来の水分センサには大別して、ワイヤー
タイプのものと、光学タイプのものとがある。
【0004】ワイヤータイプの水分センサの一つとして
次の様なものがある。それは2本の金属製組線(心線)
を隔離して透明な樹脂で被覆した被覆線の長手方向所々
に、二つの金属製の電極を一対として数cm離して被
せ、一方の電極の爪が被覆を突き破って被覆内の一方の
心線に食い込み、他方の電極の爪が被覆を突き破って被
覆内の他方の心線に食い込んだものである。この水分セ
ンサは検知箇所に敷設したり張り巡らしたりしておき、
漏水や溢水が一対の電極に同時に接触すると、両電極の
爪を介して両心線間が導通して、漏水や溢水が検出され
るようにしたものである。
【0005】光学タイプの水分センサの一つとしては次
のようなものがある。これは赤外線発光素子と受光素子
とが組み込まれた本体と、吸液紙を備え、平常時は発光
素子から発光される赤外線が吸液紙により反射されて受
光素子に受光され、漏水や溢水を吸液紙が吸水すると吸
液紙の色が変化して反射光が低減し、受光素子の受光量
が減少して漏水や溢水を検知できるようにしたものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記ワイヤータイプの
水分センサは次のような課題があった。 1.線状であるため肉厚であり、検知場所への配線や付
設が難しく、配線や付設場所が制約され易い。 2.ワイヤーが太いため少量の水分は検知できない。 3.一対の電極が離れているため少量の水分は検知でき
ない。
【0007】前記光学タイプの水分センサは次のような
課題があった。 1.多くの水分センサを検知箇所に設置しなければなら
ないため施工が面倒である。 2.個々の水分センサでポイント検知することになるた
め、漏水面積や溢水面積が狭いと検知できないことがあ
る。そのような場合でも検知可能とするためには多くの
水分センサを配置して多点検知しなければならず高価に
なる。 3.漏水検知後は吸液紙を交換しなければならないため
復旧に手間が掛かる。 4.塗れた吸液紙は廃棄処分するしかないため、吸液紙
が消耗品となり、ランニングコストが高くなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は前記課題
を解決でき、敷設や配線等の施工が容易で、敷設や配線
する場所が制約されず、少量の水分でも確実に検知可能
であり、コストが安価である水分センサとそれを使用し
た水分検知装置を提供することにある。
【0009】本発明の水分センサの一つは図1の様に、
細長の絶縁性のフレキシブル基板1に、導電性の検知ラ
イン2と、導電性の検知ライン3を間隔をあけて2本平
行に設け、同フレキシブル基板1に一方の検知ライン2
の外側を囲む導電性の保護ライン(SG)4を設け、検
知ライン2、3間に水分が付着すると両検知ライン2、
3間が導通して水分検知されるようにしてある。他の水
分センサは両検知ライン2、3の上に絶縁被覆を形成し
てその所々を露出させ、露出部分を水分検知電極5とし
た。他の水分センサは保護ライン4と二本の検知ライン
2、3の長手方向一端に外部接続用電極6、7、8を設
けた。他の水分センサは二本の検知ライン2、3間に断
線検知用抵抗器Rを設けた。他の水分センサはフレキシ
ブル基板1の裏面に粘着層9を設け、その外側に剥離層
10を設けた。他の水分センサは前記水分センサの中間
部と両端部とを図3の様に別々に形成し、その中間部を
中間センサ20、両端部の一方を左用の端部センサ3
0、他方を右用の端部センサ35とした。他の水分セン
サは中間センサ20と左右の端部センサ30、35の夫
々に、互いに接続可能な連結用電極22、32、33を
設けた。
【0010】本発明の水分検知装置は、前記水分センサ
40と、同センサ40からの出力を処理する処理部50
とを備え、処理部50には対数増幅器51を備え、水分
センサ40の二本の検知ライン2、3の一方が対数増幅
器51の−端子と、他方が同増幅器51の+端子と夫々
接続され、一方の検知ライン3に試験信号が供給され、
二本の検知ライン2、3間が水分の付着により導通する
と、他方の検知ライン2からの出力が処理部50の対数
増幅器51に入力されて増幅されて出力されるようにし
たものである。
【0011】
【発明の実施の形態】(水分センサの実施形態1)本発
明の水分センサの実施形態の一例を図に基づいて説明す
る。この水分センサは、細長の絶縁性のフレキシブル基
板1の片面に、導電性の二本の検知ライン2、3を間隔
をあけて平行に設け、一方の検知ライン2を信号入力ラ
イン(SI)とし、他方を信号出力ライン(SO)とし
てある。信号入力用の検知ライン2の外側にはそれを囲
んで導電性の保護ライン(SG)4を設けてある。
【0012】フレキシブル基板1の幅、長さ、厚さ、材
質等は用途に合わせて任意に選択することができる。一
例としては幅16mm、長さ810mm、厚さ数100
μm程度で、可撓性のあるものが適する。
【0013】導電性の検知ライン2、3、保護ライン4
は、ニッケル、金等の導電材が含まれた塗料をフレキシ
ブル基板1に印刷したり、他の導電材をコーティングし
たりして形成される。図示した検知ライン2、3はフレ
キシブル基板1の長手方向に細いライン状に印刷されて
おり、保護ライン4も細いライン状であり、検知ライン
2の外周を囲む様に印刷してある。更に、印刷された検
知ライン2、3及び保護ライン4の上からフレキシブル
基板1の全体にレジストを塗布して(レジストコートし
て)絶縁膜11を形成してある。この場合、検知ライン
2、3の表面の所々はレジストを塗布せず(レジストコ
ートせず)に露出したままにし、その部分(図に黒く表
示した部分)を水分検知電極5としてある。検知ライン
2、3の露出している水分検知電極5の長さ、間隔等は
用途に合わせて任意に選択することができるが、図示し
たものは長さ10mm、隣り合う水分検知電極5の中心
間の距離40mmとしてある。また、2本の検知ライン
2、3の水分検知電極5は千鳥配列にしてあるが、水分
検知電極5の配列はそれ以外の配列でもよい。このよう
に検知ライン2、3及び保護ライン4の上から、フレキ
シブル基板1の全面に絶縁膜5を形成することにより、
検知ライン2、3及び保護ライン4の間の絶縁が確実に
なり、漏水時にのみ検知ライン2、3間が導通し、漏水
だけが確実に検知されるようになる。
【0014】フレキシブル基板1の裏面には粘着剤9が
塗布されており、その外側に粘着剤9を被覆する保護紙
(剥離紙)10が貼りつけられている。剥離紙10は水
分センサを床や壁等に張る時に剥離する。
【0015】二本の検知ライン2、3の長手方向一端に
は、夫々のライン2、3を処理部50に接続するための
外部接続用電極6、7を設け、両検知ライン2、3の他
端間に断線検知用抵抗(終端抵抗)Rを接続してある。
図1の保護ライン4の右側端部表面も絶縁膜11で被覆
せずに残して露出したままとし、その露出部分を図2の
処理部50に接続するための外部接続用電極8としてあ
る。この検知ライン2の外部接続用電極6を図2の様に
対数増幅器51の入力端(−)に接続し、保護ライン4
の外部接続用電極8を対数増幅器51の出力端(+)に
接続し、検知ライン3の外部接続用電極7を発振器55
を介して出力端(+)に接続することにより、発振器5
5から出力される試験信号が検知ライン3に供給され、
漏水や溢水により両検知ライン3間が水分で導通される
と、試験信号が検知ライン3から検知ライン2に流れ、
対数増幅器51の入力端(−)に入力され、それが対数
増幅器51により増幅されて漏水や溢水が検出される。
【0016】通常、水の抵抗値は数kΩ〜数十kΩ、純
水や超純水の抵抗値は数MΩ〜数十MΩ程度であるた
め、断線検知用抵抗Rの抵抗値は解放状態の無限大より
も稍小さな値、例えば12MΩ程度が適する。この程度
の抵抗値とすると水、純水、超純水の漏洩を確実に検知
することができる。断線検知用抵抗Rには例えばチップ
抵抗が適する。断線検知用抵抗Rを接続しておくことに
より、漏水や溢水のない正常時でも、検知ライン3の試
験信号が断線検知用抵抗Rを通して微量だけ検知ライン
2に流れて処理部50により検知され、検知ライン2、
3が断線せずに正常であることが確認される。両検知ラ
イン2、3のいずれかが断線すれば試験信号がが処理部
50に検知されないため、その断線を知ることができ
る。
【0017】前記発振器55には用途に合ったものを使
用することができるが、一例としては周波数300H
z、出力が実効値2.5V(約7Vp−p)程度の移相
式発振器が適する。ちなみに、この試験信号に直流分が
含まれていると、電気分解により電極が破損されること
がある。
【0018】(水分センサの実施形態2)図3の水分セ
ンサは、水分センサの中間部と両端部とを別々に成形
し、そのうち図3(a)の中間部を中間部センサ20、
図3(b)の端部センサを左用の端部センサ30、図3
(c)の端部センサを右用の端部センサ35とし、使用
時に中間センサ20の左端に左用の端部センサ30を、
右端に右用の端部センサ35を接続して一本の水分セン
サとして使用できる様にしたものである。従って、この
水分センサは接続タイプとなる。この水分センサでは端
部センサ30、35は一定の長さに製造しておき、中間
部センサ20は例えばドラムとかボビンに巻取り可能な
長さに製造しておき、それを必要な長さだけ引き出して
切り取り、その左右端部に端部センサ30、35を接続
することにより、所望とする長さの水分センサを作るこ
とができる。
【0019】図3(a)の中間部センサ20の基本的構
造は図1の水分センサの中間部の構造と同じであり、2
本の検知ライン2、3が平行に設けられ、一方の検知ラ
イン2の両側に保護ライン4が設けられ、それらの上に
絶縁被覆が形成され、所々に絶縁被覆で被覆されずに外
部に露出している水分検知電極5が形成されている。ま
た、検知ライン2、3及び保護ライン4の左右両端に絶
縁被覆で被覆されずに外部に露出している接続用両端部
22が形成されている。
【0020】図3(b)の左用の端部センサ30の基本
的構造は、図1の水分センサの左端部の構造と同じであ
り、一方の検知ライン2の左端部の外側を保護ライン4
で囲み、両検知ライン2、3の電極間に断線検知抵抗R
を接続し、検知ライン2、3及び保護ライン4の右端に
絶縁被覆で被覆されずに外部に露出している接続用電極
32を設けて、その接続用電極32を中間センサ20の
左側の接続用電極22に接続できるようにしてある。
【0021】図3(c)の右用の端部センサ35の基本
的構造は、図1の水分センサの右端部の構造と同じであ
り、一方の検知ライン2の右端部の外側を保護ライン4
で囲み、検知ライン2、3及び保護ライン4の左端に絶
縁被覆で被覆されずに外部に露出している接続用電極3
3を設けて、その接続用電極33を中間センサ20の右
側の接続用電極22に接続できるようにしてある。ま
た、両検知ライン2、3の右端部に絶縁被覆で被覆され
ずに外部に露出している外部接続用電極6、7が形成さ
れ、保護ライン4の右端にも絶縁被覆で被覆されずに外
部に露出している外部接続用電極8が形成されている。
検知ライン2の外部接続用電極6は対数増幅器の−極に
接続でき、検知ライン3の外部接続用電極7は発振器5
5を介して対数増幅器の+極に接続でき、保護ライン4
の外部接続用電極8は対数増幅器の+極に直接接続でき
るようにしてある。
【0022】(水分センサの実施形態3)前記した水分
センサはフレキシブル基板1の片面にのみ検知ライン
2、3及び保護ライン4を設けてあるが、本発明では必
要であれば検知ライン2、3及び保護ライン4をフレキ
シブル基板1の両面に設けることもできる。
【0023】(水分検知装置の実施形態)本発明の水分
検知装置は図2の様に前記水分検知センサ40と、それ
からの出力信号を処理する処理部50とから構成され
る。処理部50には水分検知センサ40からの信号を増
幅するプリアンプが備えられている。プリアンプには既
存の演算増幅器とか、既存の基本対数増幅器を使用する
ことができるが、本件発明者が発明した対数増幅器を使
用するのが特に適する。
【0024】図4(a)の通常の演算増幅器では、検知
対象物R1が高抵抗となると、抵抗R2も高抵抗値としな
ければ、希望レベルの出力信号VOUTが得られない。抵
抗R2を高抵抗値とすると水分を検出し易くなるが、外
部ノイズも拾い易くなるため、高抵抗値とするにも限度
がある。また、出力電圧VOUTが飽和し易くなりダイナ
ミックレンジを大きくとることができない。図4(b)
の既存の基本対数増幅器を使用すると、信号圧縮率が高
まり前記課題が解決されるが、それでも純水や超純水と
いった高抵抗値の水分検知には十分に対応できない。こ
れを解決するために本件発明者が開発したのが図4
(c)のである。これは演算増幅回路の正負の入力信号
に対して、ダイオードD1〜D4を直列に2個(それ以上
でも可)接続して、正負いずれの入力信号に対しても抵
抗値を高くして、信号圧縮率を高め、ダイナミックレン
ジ幅を拡大して、純水や超純水といった高抵抗値(数十
MΩ)の検知もできるようにしたものである。
【0025】演算増幅器や対数増幅器といった微小電流
回路では、電流の漏洩を防止する必要がある。図4
(d)では演算増幅回路の−極が信号入力端、+極が共
通接地端である。図4(d)において+15Vの電源が
使用された場合、電位差によって+15V電源ラインか
ら−極に漏洩電流が流れる可能性がある。これを防ぐた
めに一般的には同図に鎖線で示す様にシールド60が設
けられている。プリント基板の場合はそのシールドとし
てシールド用のライン(パターン)を設けて、+極と−
極の解放ループ利得を無限大に近く大きくし、両極を同
電位にして両極間の漏洩を防止し、信号回路をガードし
ている。本発明の水分センサではこの技術を利用して、
図1、図2の様にフレキシブル基板1の一方の検知ライ
ン2の周囲を保護ライン4で囲ってシールドし、漏洩電
流を防止し、外部ノイズの侵入をも防止してある。
【0026】本発明の水分センサを使用して水分検知を
するには、その水分センサを水分検知箇所に設置してお
く。例えば、壁面や床面に貼るとか、壁に内蔵するとか
しておく。この水分センサの一方の検知ライン3に発振
器55から試験信号を常時供給しておく。その状態で漏
水や溢水がおきて水分センサの二本の検知ライン2、3
に水分が接触すると、両検知ライン2、3間が導通し、
信号出力用の検知ライン3に供給されている試験信号が
他方の検知ライン2に流れて図2の処理部50の対数増
幅器の入力端(−端)に入力される。入力された検知信
号は対数増幅器において増幅され、その後、整流回路、
比較回路といった各種回路を通して必要な処理が行われ
る。
【発明の効果】
【0027】請求項1〜請求項7の水分センサは次の様
な効果がある。 1.細長いテープ状のフレキシブル基板が使用されてい
るため、検知箇所に敷設したり配置したりし易くなり、
施工場所の制約もほとんど受けない。 2.二本の検知ラインのうち、一方の検知ラインの外側
を導電性の保護ラインで囲ってあるため、その検知ライ
ンがシールドされ、外部ノイズの悪影響を受けない。ま
た信号の漏洩もない。
【0028】請求項2の水分センサは、検知ラインの上
に絶縁被覆を形成して、同ラインの所々どだけを露出さ
せて水分検知電極を形成したので、検知ライン間の絶縁
が確実になり、水分センサの絶縁性が向上し、精度の高
い水分検知が可能となる。また、信号の漏洩がなく、外
部ノイズを拾いにくくなるという効果もある。
【0029】請求項3の水分センサは、保護ラインと二
本の検知ラインの長手方向一端に、外部接続用電極を設
けたので、対数増幅器への接続が容易になる。
【0030】請求項4の水分センサは、二本の検知ライ
ン間に断線検知用抵抗を設けたので漏水や溢水のない時
でも微小電流が流れて、二本の検知ラインが断線してな
いことを確認することができる。このため、水分検知さ
れないときに、漏水や溢水がないために水分検知されな
いのか、断線しているために検知されないのかを識別す
ることができ、漏水や溢水を確実に検知できる。
【0031】請求項5の水分センサは、フレキシブル基
板の裏面に粘着層を設け、その外側に剥離層を設けたの
で、剥離層を剥離するだけで水分センサを床や壁などに
貼りつけることができ、施工に便利である。
【0032】請求項6の水分センサは、中間センサと、
左用の端部センサと、右用の端部センサとを別々に形成
したので、中間センサの長さをかえるだけで水分センサ
の長さを自在に選定することでき、検知現場に合った長
さの水分センサを手軽に得ることができる。
【0033】請求項7の水分センサは、別々に形成した
中間センサと、左用の端部センサと、右用の端部センサ
の夫々に、互いに接続可能な接続用電極を設けたので、
それらセンサの接続が容易になる。
【0034】請求項8の水分検知装置は、前記水分セン
サと、それを処理する処理部とを備え、検知信号を処理
部に対数増幅器が使用されているので、微小な検知信号
でも確実に検出でき、高精度の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の水分センサの一例の平面図、
(b)は同センサの左端部の拡大平面図、(c)は同セ
ンサの側面図である。
【図2】本発明の水分検知装置の一例の説明図。
【図3】(a)は本発明の分離型の水分センサの中間セ
ンサの平面図、(b)は同水分センサの右用の端部セン
サの平面図、(c)は左用の端部センサの平面図。
【図4】(a)は既存の演算増幅器の説明図、(b)は
既存の基本的対数増幅器の説明図、(c)は本件発明者
が開発した対数増幅器の説明図、(d)は微小電流回路
のシールド説明図。
【符号の説明】
1 フレキシブル基板 2 検知ライン(信号入力ライン:SI) 3 検知ライン(信号出力ライン:SO) 4 保護ライン(SG) 5 水分検知電極 6、7、8 外部接続用電極 9 粘着層 10 剥離層 20 中間センサ 22、32、33 接続用電極 30 左用の端部センサ 35 右用の端部センサ 40 水分センサ 50 処理部 51 対数増幅器 R 断線検知用抵抗器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細長の絶縁性のフレキシブル基板に、導電
    性の二本の検知ラインを間隔をあけて設け、同フレキシ
    ブル基板に、一方の検知ラインの外側を囲む導電性の保
    護ラインを設け、検知ライン間に水分が付着すると両検
    知ライン間が導通して水分検知されるようにしたことを
    特徴とする水分センサ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の水分センサにおいて、両検
    知ラインの上に絶縁被覆を形成してその所々を露出さ
    せ、露出部分を水分検知電極としたことを特徴とする水
    分センサ。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の水分センサに
    おいて、保護ラインと二本の検知ラインの長手方向一端
    に、外部接続用電極を設けたことを特徴とする水分セン
    サ。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    水分センサにおいて、二本の検知ライン間に断線検知用
    抵抗器を設けたことを特徴とする水分センサ。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    水分センサにおいて、フレキシブル基板の裏面に粘着層
    が設けられ、その外側に剥離層が設けられたことを特徴
    とする水分センサ。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    水分センサの中間部と両端部とを別々に形成し、その中
    間部を中間センサ、両端部の一方を左端部センサ、他方
    を右端部センサとしたことを特徴とする水分センサ。
  7. 【請求項7】請求項6記載の水分センサにおいて、中間
    センサと、左右の端部センサの夫々に、互いに接続可能
    な連結用電極を設けたことを特徴とする水分センサ。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の
    水分センサと、同センサからの出力を処理する処理部と
    を備え、処理部には対数増幅器を備え、水分センサの二
    本の検知ラインの一方が対数増幅器の−端子と、他方が
    同増幅器の+端子と夫々接続され、検知ラインに試験信
    号が供給され、二本の検知ライン間が水分の付着により
    導通すると、他方の検知ラインからの出力が処理部の対
    数増幅器に入力されて増幅されて出力されるようにした
    ことを特徴とする水分検知装置。
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JP (1) JP2002014068A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214869A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Toshiba Corp 塗膜劣化診断装置、塗膜劣化診断システムおよび測定プローブ
JP2008207045A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Matsushita Electric Works Ltd 静電霧化装置
JP2010122015A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Fujitsu Ltd センサユニット及び電子装置の製造方法
JP2017506752A (ja) * 2014-02-27 2017-03-09 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 可撓性センサパッチ及びその使用方法
JP2019164050A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 トッパン・フォームズ株式会社 水分検知用非接触通信媒体

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