JP2002013609A - 無限変速比変速機 - Google Patents

無限変速比変速機

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JP2002013609A
JP2002013609A JP2000194535A JP2000194535A JP2002013609A JP 2002013609 A JP2002013609 A JP 2002013609A JP 2000194535 A JP2000194535 A JP 2000194535A JP 2000194535 A JP2000194535 A JP 2000194535A JP 2002013609 A JP2002013609 A JP 2002013609A
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shaft
clutch
transmission
output
power
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JP2000194535A
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Hiroyuki Hirano
弘之 平野
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H37/00Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
    • F16H37/02Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
    • F16H37/06Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts
    • F16H37/08Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing
    • F16H37/0833Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts, i.e. with two or more internal power paths
    • F16H37/084Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts, i.e. with two or more internal power paths at least one power path being a continuously variable transmission, i.e. CVT
    • F16H37/086CVT using two coaxial friction members cooperating with at least one intermediate friction member

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 無限変速比変速機の第2シャフトの軸長を伸
ばすことなく、径方向寸法を短縮することによりコンパ
クト化を図る。 【解決手段】 エンジン出力が入力される第1シャフト
310および第2シャフト320を平行に配置し、第2シャフ
ト320上に、減速機構130、動力循環クラッチ150、遊星
歯車機構120、伝達機構140、動力直結クラッチ160、出
力ギア3を順次配置し、動力源から遠い第1シャフト31
0の後端部に、無段変速ユニット100に隣接してオイルポ
ンプ21を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無段変速ユニット
と減速機構との組み合わせによって、伝達経路が機械的
に結合されたままの状態で変速比が無限大(出力回転数
=0)の状態を作り得るようにした無限変速比変速機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】無限変速比変速機の従来としては、例え
ば、図10に示すように、特開平9−89072号公報
に記載のものが既知である。この無限変速比変速機は、
エンジン1からの出力がダンパ2を介して入力する第1
シャフト310に対して第2シャフト320を平行に配
し、エンジン1から出力が入力される第1シャフト31
0および第2シャフト320を平行に配置する。
【0003】第1シャフト310上に設けた無段変速ユ
ニット100からのエンジン出力を第2シャフト320
上に設けた伝達機構140を介して第2シャフト320
上に設けた出力部材3から取り出すための動力直結クラ
ッチ160と、第2シャフト320上に設けた減速機構
130からのエンジン出力を第2シャフト320上に設
けた遊星歯車機構120のキャリア120cに入力して
遊星歯車機構120のサンギア120sから伝達機構1
40を介して無段変速ユニット100に動力循環すると
共に遊星歯車機構120のリングギア120rを経て出
力部材3から取り出すための動力循環クラッチ150と
を具える。
【0004】上記無限変速比変速機は、動力循環クラッ
チ150および動力直結クラッチ160の切り換えによ
り、無段変速ユニット100からのエンジン出力が取り
出される動力直結モードと、減速機構130からのエン
ジン出力が取り出される動力循環モードとに使い分ける
ことができる。
【0005】即ち、動力直結モードは、動力循環クラッ
チ150を開放しつつ動力直結クラッチ160を締結す
ることにより、第1シャフト310上に設けた無段変速
ユニット100からのエンジン出力が第2シャフト32
0に設けた伝達機構140を介して出力部材3から取り
出される。
【0006】また、動力循環モードは、動力直結クラッ
チ160を開放しつつ動力循環クラッチ150を締結す
ることにより、第2シャフト320上に設けた減速機構
130からのエンジン出力が第2シャフト320上に設
けた遊星歯車機構120のキャリア120cに入力さ
れ、この遊星歯車機構120のサンギア120sから伝
達機構140を介して無段変速ユニット100に動力循
環すると共に、この遊星歯車機構120のリングギア1
20rを経て出力部材3から取り出される。
【0007】動力循環モードでは、両トロイダル伝動ユ
ニット110が或る変速比の時にキャリア120cおよ
びサンギア120s間の回転差(リングギア120rお
よび第2シャフト320への出力回転)が0になり(中
立点という)、伝達経路が機械的に結合されたままの状
態で変速比(変速機入力回転数/変速機出力回転数)が
無限大の状態を作り出すことができる。
【0008】無段変速ユニット100は、2個のトロイ
ダル伝動ユニット110よりなるダブルキャビティ式ト
ロイダル型無段変速ユニットである。トロイダル伝動ユ
ニット110は、第1シャフト310に入力されたエン
ジン1の回転がトルクコンバータ2からローディングカ
ム101を介してそれぞれの入力ディスク111に伝達
され、この回転を入力ディスク111からパワーローラ
113を介して共通な出力ディスク112に伝達する。
このとき、両トロイダル伝動ユニット110は、パワー
ローラ113を矢印で示す如く、自己の回転軸線と直交
する首振り軸線周りに同期して同位相で傾転させること
により、変速比を同じように連続的に変化させることが
できる。
【0009】ところで、第1シャフト310上には、動
力源に近い前端部付近に無段変速ユニット100に隣接
してオイルポンプ20を配し、このオイルポンプ20の
下部に形成された第2シャフト320上の空きスペース
に出力ギア3を配置している。これは、オイルポンプ2
0が、上記減速機構130および伝達機構140のよう
に第1シャフト310上の無段変速ユニット100と、
第2シャフト320上の遊星歯車機構120とを関連付
ける要素ではないために可能となる。
【0010】しかしながら、オイルポンプ20の下部に
形成された第2シャフト320上の空きスペースは、第
1シャフト310との相対関係から、第2シャフト32
0の軸方向寸法が増大するという不都合を生じる。
【0011】さらに、オイルポンプ20を第1シャフト
310の前端部側に配した場合、第1シャフト310の
後端部には、無段変速ユニット100または減速機構1
30の出力ギア132を配することになるため、この後
端部付近では、第2シャフト320と独立して動作する
オイルポンプ20を配した前端部付近に比べ、径方向寸
法が大きくならざるを得ないという不都合も生じる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決すべき課
題は、上述の事実に鑑みてなされたものであり、請求項
1に記載の発明は、遊星歯車機構を配した第2シャフト
の軸方向寸法を短縮すると共に、オイルポンプ周辺の径
方向寸法を小さくすることにより、無限変速比変速機全
体のコンパクト化を図ることを目的とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、遊星歯車機構を
配した第2シャフトの軸方向寸法をさらに小さくするこ
とにより、無限変速比変速機全体のコンパクト化を図る
ことを目的とする。
【0014】請求項3に記載の発明は、無限変速比変速
機の組み付け時に生じる各要素を効果的に保護する構造
を提供することを目的とする。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の作用効果に加え、変速機ケースを効果的に補強する構
造を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
である請求項1の無限変速比変速機は、エンジン出力が
入力される第1シャフトおよび第2シャフトを平行に配
置し、第1シャフト上に設けた無段変速ユニットからの
エンジン出力を第2シャフト上に設けた伝達機構を介し
て該第2シャフト上に設けた出力部材から取り出すため
の動力直結クラッチと、第2シャフト上に設けた減速機
構からのエンジン出力を第2シャフト上に設けた遊星歯
車機構のキャリアに入力して該遊星歯車機構のサンギア
から前記伝達機構を介して前記無段変速ユニットに動力
循環すると共に該遊星歯車機構のリングギアを経て前記
出力部材から取り出すための動力循環クラッチとを具え
る無限変速比変速機において、前記第2シャフト上に、
前記減速機構、前記動力循環クラッチ、前記遊星歯車機
構、前記伝達機構、前記動力直結クラッチ、前記出力部
材を順次配置し、動力源から遠い前記第1シャフトの後
端部に、前記無段変速ユニットに隣接してオイルポンプ
を配置したことを特徴とするものである。
【0017】第2発明による無限変速比変速機は、第1
発明において、前記出力部材が、前記第2シャフト上に
一体に取り付けられ、テーパローラベアリングを介して
回転自在に支持されることを特徴とするものである。
【0018】第3発明による無限変速比変速機は、第1
発明または第2発明において、前記変速機ケースに固定
されたサポート材を前記動力直結クラッチおよび前記出
力部材間に配し、該サポート材は、前記出力部材の外周
をカバーする形状であって、該出力部材の出力を伝達す
るための領域側が開放されていることを特徴とするもの
である。
【0019】第4発明による無限変速比変速機は、第1
発明または第2発明において、前記変速機ケースと一体
にリブを形成し、該リブは、前記出力部材の外周をカバ
ーする軸線方向に突出した形状であって、該出力部材の
出力を伝達するための領域側が開放されていることを特
徴とするものである。
【0020】
【発明の効果】このため、第1発明による無限変速比変
速機は、第2シャフト上に、減速機構、動力循環クラッ
チ、遊星歯車機構、伝達機構、動力直結クラッチ、出力
部材を順次配置し、オイルポンプを動力源から遠い第1
シャフトの後端部に無段変速ユニットと隣接して配置し
たから、オイルポンプは、これら第2シャフト上に配し
た構成要素とは独立して動作できるため、オイルポンプ
の下部、即ち、第2シャフトの後端部に空きスペースを
形成することができる。
【0021】このため、第2シャフトは、オイルポンプ
の下部に生じる空きスペース分だけ軸方向寸法を短縮す
ることができる。特に、第2シャフトの後端部は、オイ
ルポンプを第1シャフトの前端部付近に配した場合に比
べて、オイルポンプに生じる空きスペース分だけ径方向
寸法を短縮することができる。
【0022】従って第1発明によれば、第2シャフトの
軸方向寸法を短縮すると共に、第2シャフトの径方向寸
法を小さくできるから、無限変速比変速機全体のコンパ
クト化を図ることができる。
【0023】第2発明による無限変速比変速機は、第1
発明において、前記出力部材が前記第2シャフト上に一
体に取り付けられ、この出力部材がテーパローラベアリ
ングを介して回転自在に支持される。この場合、テーパ
ローラベアリングからのスラスト力は前記出力部材の中
心に向かって加わるため、該出力部材が前記第2シャフ
トから倒れることを防止できる。特に、前記出力部材を
支持するベアリングとして、第2シャフトの軸線方向の
移動を規制できるテーパローラベアリングを利用するこ
とにより、スラストベアリングを別個に設ける必要がな
いため、第2シャフトの軸線方向寸法をさらに短縮する
ことができる。
【0024】第3発明による無限変速比変速機は、第1
発明または第2発明において、前記変速機ケースに固定
されたサポート材を前記動力直結クラッチおよび前記出
力部材間に配し、該サポート材は、前記出力部材の外周
をカバーする形状であって、該出力部材の出力を伝達す
るための領域側が開放されている。
【0025】この場合、前記出力部材は、変速機ケース
に固定されたサポート材で覆われるため、前記出力部材
を効果的に保護することができる。特に、前記サポート
材は、前記出力部材の外周をカバーする形状であるか
ら、前記出力部材を変速機ケースに対して確実に支持す
ることができる。
【0026】第4発明による無限変速比変速機は、第1
発明または第2発明において、前記変速機ケースと一体
にリブを形成し、該リブは、前記出力部材の外周をカバ
ーする軸線方向に突出した形状であって、該出力部材の
出力を伝達するための領域側が開放されている。
【0027】この場合、前記出力部材は、変速機ケース
と一体に形成された前記リブをガイドにして取り付ける
ことができるため、特に、無限変速比変速機の組み付け
時に、前記出力部材を効果的に保護することができる。
しかも、前記リブは変速機ケースと一体であるから、変
速機ケースの剛性を補強するという効果が得られる。特
に、前記リブは、前記出力部材の外周をカバーする形状
であるから、前記出力部材を変速機ケースに対して確実
に支持することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。なお、各実施形態を説明する
ため、以下、図10を参照するものとする。
【0029】図1は、エンジン横置き前輪駆動車用のト
ランスアクスルとして構成した本発明の一実施の形態に
なる無限変速比変速機を示し、図2は、図1のA−A断
面図である。
【0030】本発明の第1実施形態は、これらの図に示
す如く、ケース本体11と、その前端開口および後端開
口をそれぞれ塞ぐ前端蓋12および後端蓋13とで構成
した変速機ケース10内に、第1軸線O1上に配した第
1シャフト310、第2軸線O2上に配した第2シャフ
ト320、第3軸線O3上に配したアイドラシャフト3
30および第4軸線O4上に配したドライブシャフト3
40をそれぞれ平行に配し、第1シャフト310上に設
けた無段変速ユニット100、第2シャフト320上に
設けた遊星歯車機構120、第2シャフト320に設け
た減速機構130および伝達機構140、ドライブシャ
フト340に設けたディファレンシャルギア装置200
(図5参照)が収納されている。
【0031】第1シャフト310は、フロントシャフト
310aにリアシャフト310bを突き当ててボールベ
アリング41を介して接続されている。フロントシャフ
ト310aは、ダンパ2に直結しケース前端蓋12に対
しラジアルベアリング42を介して回転自在に支持され
ている。またリアシャフト310bは無段変速ユニット
100を具え、ケース10に対して回転自在に支持され
ている。また、リアシャフト310bの後端部付近には
オイルポンプ21が設けられている。
【0032】オイルポンプ21は、後端蓋13をオイル
ポンプハウジングとして、リアシャフト310bに取り
付けたインナギアG1と、このギアG1と内接噛合するア
ウタギアG2を収納し、オイルポンプカバー21cを取
り付けたものである。この場合、オイルポンプハウジン
グが比較的小さい部品の後端蓋13であるから、オイル
ポンプカバー21cを取り付けるためのねじ部分が確保
されて、軸方向寸法の短縮に有効である。
【0033】無段変速ユニット100は、図10の従来
技術と同一のものであって、図1に示す如く、2個のト
ロイダル伝動ユニット110からなるトロイダル型無段
変速ユニットであり、入力ディスク111それぞれは、
リアシャフト310b上にボールベアリング43を介し
て回転自在に支持され、二点鎖線で示すパワーローラ1
13が入力ディスク111および出力ディスク112間
に介在する。フロントシャフト310aからの動力は、
ローディングカム101を介して無段変速ユニット10
0に入力される。
【0034】ローディングカム101は、フロントシャ
フト310aに係合するドライブディスク102と、ダ
ンパ2に近い前端部側の入力ディスク111との間にカ
ムローラ103を介在させ、入力ディスク111に発生
したスラスト力(図面左方向)とリアシャフト310b
の後端部付近に設けたバネ105の反力(図面右方向)
とによって、入力ディスク111と出力ディスク112
とでパワーローラ113を挟圧する。従って、無段変速
ユニット100は、図10で説明の如く、入力ディスク
111から入力されたエンジン出力がパワーローラ11
3によって出力ディスク112に出力され、このとき、
入力ディスク111からのエンジン回転は、パワーロー
ラ113の傾動によって連続的に変速される。
【0035】パワーローラ113は、図2に示す如く、
トロイダル伝動ユニット110ごとに2個ずつ設け、こ
れらパワーローラ113が第1シャフト310を挟んで
その両側に対向配置される。
【0036】図2に示すように、パワーローラ113
は、個々のトラニオン116を回転自在に支持し、これ
らトラニオン116を、ケース本体11の頂壁に近い上
側にある相互に隣り合う上端同士を全てに共通な板状ア
ッパリンク117の丸み付き4隅角に連節し、反対側に
ある相互に隣り合う下側同士を全てに共通な板状ロアリ
ンク118の丸み付き4隅角に連節する。
【0037】かくて、アッパリンク117およびロアリ
ンク118は、パワーローラ113が動力伝達のために
対応する入出力ディスク111,112間に挟圧される
時にこれら入出力ディスク111,112間から追い出
されるのを防止しつつ、トラニオン116の軸線方向に
おけるストロークを許容する。
【0038】トラニオン116の軸線方向におけるスト
ロークは、無段変速ユニット100(トロイダル伝動ユ
ニット110)の変速に際して必要なもので、トラニオ
ン116のストロークを行わせるために同じく、図2に
示す如く、トラニオン116の下端にサーボピストン1
19を設ける。
【0039】かかるサーボピストン119を介したトラ
ニオン116のストローク制御は、ケース本体11の下
端開口部に取り付けたコントロールバルブ(図示せず)
からの油圧でこれを行うものとする。
【0040】第2シャフト320は、図1に示す如く、
その前端部付近がケース前端蓋12に回転自在に支持さ
れていると共に、その後端部付近がケース本体11にテ
ーパローラベアリング51,52で回転自在に支持され
ている。
【0041】減速機構130は、フロントシャフト31
0aと一体に設けられた入力ギア131と、第2シャフ
ト320上に設けた出力ギア132からなり、入力ギア
131および出力ギア132間に回転方向を調整するた
めの調整用ギア133を軸線O5上に有する。減速出力
ギア132は、第2シャフト320に対しラジアルベア
リング44を介して回転自在に支持され、動力循環クラ
ッチ150にエンジン回転を伝達する。動力循環クラッ
チ150は、クラッチドラム151およびクラッチハブ
152それぞれに設けた多板クラッチを交互に配した油
圧式の多板クラッチであって、クラッチドラム151に
減速出力ギア132が接続されると共にクラッチハブ1
52が遊星歯車機構120のキャリア120cに接続さ
れている。従って本実施形態において減速機構130の
出力要素とは、減速出力ギア132を示す。
【0042】伝達機構140は、トロイダル伝達ユニッ
ト110の出力ディスク112と一体に設けられた入力
ギア141と、第2シャフト320に配した遊星歯車機
構120および動力直結クラッチ160と一体に形成さ
れた出力ギア142からなる。動力直結クラッチ160
は、クラッチハブ161およびクラッチドラム162そ
れぞれに設けた多板クラッチを交互に配した油圧式の多
板クラッチである。クラッチハブ161は、その外周に
変速出力ギア142が一体に設けられている一方、その
内周は遊星歯車機構120のサンギア120rに接続さ
れている。クラッチドラム162は第2シャフト320
を介して遊星歯車機構120のリングギア120rに接
続されている。従って、本実施形態において伝達機構1
40の出力要素とは、変速出力ギア142を有するクラ
ッチハブ161を示す。
【0043】ところで、本実施形態における動力循環ク
ラッチ150および動力直結クラッチ160は油圧式の
多板クラッチであって、図3は、図1に示す第2シャフ
ト320周辺の拡大断面図である。
【0044】図3を参照すると、動力循環クラッチ15
0は、減速出力ギア132と一体のクラッチドラム15
1の内周面に設けた複数のクラッチ板153と、遊星歯
車機構120のキャリア120cと一体のクラッチハブ
152の外周面に設けた複数のクラッチ板154とを重
ね合せ状態になるように配し、クラッチドラム151と
クラッチハブ152との間にクラッチピストン155を
内蔵したものである。クラッチピストン155は、支持
部材156に固定されたばね157によって遊星歯車機
構120から離れる向きの付勢力を受けている。なお、
本実施形態においてクラッチドラム151は、2つの部
材151a,151bとによって形成され、ニードルラ
ジアルベアリング61を介し第2シャフト320に対し
て回転自在に支持されている。
【0045】また動力循環クラッチ150内には、クラ
ッチドラム151およびクラッチピストン155間に形
成された油室150aと、クラッチピストン155およ
び支持部材156間に形成された油室150bとが設け
られ、油室150aには、第2シャフト320内を通る
油路321から供給されたクラッチ圧(高圧)がクラッ
チドラム151に形成された油路158経て供給され、
また、油室150bには、第2シャフト320内を通る
油路322から供給された潤滑圧(低圧)がクラッチド
ラム151に形成された油路159経て供給される。
【0046】このため、動力循環クラッチ150の締結
は、油室150aに供給された高い油圧と油室150b
に供給された低い油圧との差圧によって、クラッチピス
トン155をばね157の付勢力に抗してクラッチ板1
53,154側に移動させ、クラッチピストン155が
クラッチ板153,154を押圧することによってなさ
れる。また動力直結クラッチ150の開放は、油室15
0a内の油圧を排出し供給することよって、クラッチピ
ストン155がクラッチ板153,154から離れるこ
とによってなされる。
【0047】動力直結クラッチ160は、変速出力ギア
142と一体のクラッチハブ161の外周面に設けた複
数のクラッチ板164と、第2シャフト320と一体の
クラッチドラム162の内周面に設けた複数のクラッチ
板163とを重ね合せ状態になるように配し、クラッチ
ハブ161とクラッチドラム162との間にクラッチピ
ストン165を内蔵したものである。クラッチピストン
165は、支持部材166に固定されたばね167によ
って遊星歯車機構120から離れる向きの付勢力を受け
ている。なお、本実施形態においてクラッチドラム16
2は、2つの部材162a,162bとによって形成さ
れる。
【0048】また動力循環クラッチ160内には、クラ
ッチドラム162およびクラッチピストン165間に形
成された油室160aと、クラッチピストン165およ
び支持部材166間に形成された油室160bとが設け
られ、油室160aには、第2シャフト320内を通る
油路323から供給されたクラッチ圧(高圧)がクラッ
チドラム161に形成された油路168経て供給され、
また、油室160bには、第2シャフト320内を通る
油路324から供給された潤滑圧(低圧)がクラッチド
ラム162に形成された油路169経て供給される。
【0049】このため、動力直結クラッチ160の締結
は、油室160aに供給された高い油圧と油室160b
に供給された低い油圧との差圧によって、クラッチピス
トン165をばね167の付勢力に抗してクラッチ板1
63,164側に移動させ、クラッチピストン165が
クラッチ板163,164を押圧することによってなさ
れる。また動力直結クラッチ160の開放は、油室16
0a内の油圧を排出し供給することよって、クラッチピ
ストン165がクラッチ板163,164から離れるこ
とによってなされる。
【0050】遊星歯車機構120は、動力循環クラッチ
150のクラッチハブ152と一体のキャリア120
c、第2シャフト320に取り付けられたリングギア1
20rおよび、動力直結クラッチ160のクラッチハブ
161と座部121を介して一体に取り付けられたサン
ギア120sを有する。
【0051】クラッチハブ152は、ニードルスラスト
ベアリング62を介してクラッチドラム151と回転自
在に隣接する一方、ニードルスラストベアリング63を
介してリングギア120rと回転自在に隣接する。リン
グギア120rは、ニードルスラストベアリング64を
介してキャリア120cと回転自在に隣接し、キャリア
120cの後端部側は、ニードルスラストベアリング6
5を介して、クラッチハブ161と回転自在に隣接す
る。
【0052】サンギア120sとクラッチハブ161と
を一体に構成する座部121は、2つのニードルラジア
ルベアリング66を介し第2シャフト320に対して回
転自在に支持される一方、ニードルスラストベアリング
67を介し動力直結クラッチ160のクラッチドラム1
62の前端部に対して回転自在に隣接する。クラッチド
ラム162は、ニードルスラストベアリング68を介し
後述のドラムサポート14に対して回転自在に隣接す
る。
【0053】つまり、遊星歯車機構120は、サンギア
120s、キャリア120c、リングギア120rで構
成され、キャリア120cが動力循環クラッチ150を
介して減速出力ギア132に取り付けられていると共に
リングギア120rが第2シャフト320を介して出力
部材である出力ギア3と一体に取り付けられている。ま
たサンギア120sは、第2シャフト320で回転自在
に支持された座部121を介してクラッチハブ161と
一体に取り付けられている。
【0054】第2シャフト320に設けた出力部材であ
る出力ギア3は、ダンパ2から遠い第2シャフト320
の後端部付近に一体に取り付けられ、ケース本体11に
ボルト30を介して取り付けられたドラムサポート14
内に収納されている。
【0055】図4は、図2のB−B断面図である。ドラ
ムサポート14内には、ケース本体11からの油圧が、
動力循環クラッチ150および動力直結クラッチ160
の作動油または第2シャフト320上に配した各構成要
素の潤滑油として供給される油路14aが形成されてい
る。
【0056】出力ギア3は、第2シャフト320上にス
プライン嵌合などにより一体に取り付けられ、ケース本
体11の開口部分がボルト31を介して取り付けられた
部材15でカバーしている。出力ギア3の一方は、ケー
ス本体11に対しテーパローラベアリング51を介して
回転自在に支持され、また、その他方も、ドラムサポー
ト14に対しテーパローラベアリング52を介して回転
自在に支持されている。この場合、テーパローラベアリ
ング51,52からスラスト力が出力ギア3の中心に向
かって加わるため、出力ギア3が第2シャフト320か
ら倒れることを防止できる。
【0057】特に、出力ギア3を支持するベアリングと
して、第2シャフト320の軸線方向の移動を規制でき
るテーパローラベアリング51,52を利用することに
より、スラストベアリングを別個に設ける必要がないた
め、第2シャフト320の軸線方向寸法を短縮すること
ができる。
【0058】また、出力ギア3の端部外側には第2シャ
フト320上を移動自在な止め部材としてのナット25
を配し、このナット25によって、出力ギア3を第2シ
ャフト320の軸線方向に沿って締め付ける。
【0059】アイドラシャフト330は、図1に示す如
く、その前後端部がテーパローラベアリング53,54
を介して回転自在に支持されている。アイドラシャフト
330には、アイドラギア4,5がシャフト本体と一体
に設けられており、アイドラギア4が出力ギア3と噛合
し、アイドラギア5がファレンシャルギア装置200の
リングギア201と噛合する。
【0060】図5は、第1実施形態のスケルトン図であ
る。本実施形態は、第2シャフト320上に、減速機構
130、動力循環クラッチ150、遊星歯車機構12
0、伝達機構140、動力直結クラッチ160、出力ギ
ア3を順次配置し、ダンパ2から遠い第1シャフト31
0の後端部に、無段変速ユニット100に隣接してオイ
ルポンプ21を配置したものである。
【0061】ここで、図1〜5を参照し、第1実施形態
の作用を説明する。
【0062】本実施形態による無限変速比変速機は、動
力循環クラッチ150および動力直結クラッチ160の
切り換えより、無段変速ユニット100からのエンジン
出力が取り出される動力直結モードと、減速機構130
からのエンジン出力が取り出される動力循環モードとに
使い分けることができる。
【0063】即ち、動力直結モードは、動力循環クラッ
チ150を開放しつつ動力直結クラッチ160を締結す
ることにより、第1シャフト310上に設けた無段変速
ユニット100からのエンジン出力が第2シャフト32
0上に設けた伝達機構140を介して出力ギア3から取
り出される。
【0064】また動力循環モードは、動力直結クラッチ
160を開放しつつ動力循環クラッチ150を締結する
ことにより、第2シャフト320上に設けた減速機構1
30からのエンジン出力が第2シャフト320上に設け
た遊星歯車機構120のキャリア120cに入力され、
この遊星歯車機構120のサンギア120sから伝達機
構140を介して無段変速ユニット100に動力循環す
ると共に、遊星歯車機構120のリングギア120rか
ら第2シャフト320を経て出力ギア3から取り出され
る。
【0065】出力ギア3から取り出されたエンジン出力
は、アイドラギア4と一体に回転するアイドラギア5を
経てディファレンシャルギア装置200のリングギア2
01に出力され、ドライブシャフト340から車輪に伝
達される。
【0066】本実施形態は、第2シャフト320上に、
減速機構130、動力循環クラッチ150、遊星歯車機
構120、伝達機構140、動力直結クラッチ160、
出力ギア3を順次配置し、オイルポンプ21を動力源で
あるエンジンから遠い第1シャフト310の後端部に無
段変速ユニット100と隣接して配置したから、オイル
ポンプ21は、これら第2シャフト320上に配した構
成要素とは独立して動作できるため、オイルポンプ21
の下部、即ち、第2シャフト320の後端部に空きスペ
ースを形成することができる。
【0067】このため、第2シャフト320は、オイル
ポンプ21の下部に生じる空きスペース分だけ軸方向寸
法を短縮することができる。特に、第2シャフト320
の後端部は、オイルポンプ21を第1シャフト310の
前端部付近に配した場合に比べて、オイルポンプ21に
生じる空きスペース分だけ径方向寸法を短縮することが
できる。
【0068】従って本実施形態によれば、少なくとも第
2シャフト320の軸方向寸法を短縮すると共に、第2
シャフト320の径方向寸法を小さくできるから、無限
変速比変速機全体のコンパクト化を図ることができる。
【0069】特に、本実施形態は、図3,4に示す如
く、変速機ケース10に固定されたドラムサポート14
を動力直結クラッチ160および出力ギア3間に配し、
ドラムサポート14で動力直結クラッチ160を軸線方
向に位置決めし、このドラムサポート14は、出力ギア
3の外周をドラムサポート14と一体の円筒部14cで
カバーする形状であって、この出力ギア3の出力を伝達
するための領域14b側が開放されている。
【0070】この場合、出力ギア3は、変速機ケース1
0に固定されたドラムサポート14で覆われるため、出
力ギア3を効果的に保護することができる。特に、ドラ
ムサポート14は、出力ギア3の外周をドラムサポート
14と一体の円筒部14cでカバーする形状であるか
ら、出力ギア3を変速機ケース10に対して確実に支持
することができる。
【0071】図6は、エンジン横置き前輪駆動車用のト
ランスアクスルとして構成した本発明の第2実施形態に
なる無限変速比変速機を示し、図7は、図6のC−C断
面図である。また図8は、図6に示す第2シャフト32
0周辺の拡大断面図であり、図9は、図7のD−D断面
図である。なお、第1実施形態と同一部分は同一符号を
もってその説明を省略する。
【0072】本実施形態は、図8,9に示す如く、ケー
ス本体11と一体にリブ16を形成する。このリブ16
は、出力ギア3の外周をカバーする軸線方向に突出した
円筒形状であって、動力直結クラッチ160側の開口部
には、動力直結クラッチ160を軸線方向に位置決めす
るクラッチサポート17がボルト30を介して取り付け
られている。このとき、リブ16およびクラッチサポー
ト17は、この出力ギア3の出力を伝達するための領域
16b側が開放されるように取り付けられる。
【0073】図9を参照すると、リブ16内には、ケー
ス本体11からの油圧が供給される油路16aが形成さ
れ、この油路16aがクラッチサポート17内に形成さ
れた油路17aと連通する。これにより、ケース本体1
1からの油圧は、動力循環クラッチ150および動力直
結クラッチ160の作動油または第2シャフト320上
に配した各構成要素の潤滑油として供給される。
【0074】この場合、出力ギア3は、ケース本体11
と一体に形成された位置決めリブ16をガイドにして取
り付けることができるため、特に、無限変速比変速機の
組み付け時に、出力ギア3を効果的に保護することがで
きる。しかも、位置決めリブ16はケース本体11と一
体であるから、ケース本体11の剛性を補強するという
効果が得られる。特に、位置決めリブ16は、出力ギア
3の外周をカバーする形状であるから、出力ギア3を変
速機ケース10に対して確実に支持することができる。
【0075】上述したところは、本発明の実施形態であ
るため、請求範囲において様々な改良を施すことができ
る。例えば、第1シャフト310からのエンジン出力を
第2シャフト320に伝達する減速機構130、第1シ
ャフト310からの無段変速ユニット出力を第2シャフ
ト320に伝達する伝達機構140、または、第3シャ
フト330に動力直結モードまたは動力循環モードに応
じた出力を伝達する出力ギア3およびアイドラギア4,
5は、伝達手段として機能するものであれば、ギア組に
限定されるものでなく、ベルトやチェーンを用いた部材
であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の無限変速比変速機の第1実施形態を
示す断面図である。
【図2】 同形態のA−A断面図である。
【図3】 同形態における第2シャフト周辺の拡大断面
図である。
【図4】 同形態のB−B断面図である。
【図5】 同形態のスケルトン図である。
【図6】 本発明の無限変速比変速機の第1実施形態を
示す断面図である。
【図7】 同形態のC−C断面図である。
【図8】 同形態における第2シャフト周辺の拡大断面
図である。
【図9】 同形態のD−D断面図である。
【図10】 従来の無限変速比変速機を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 2 ダンパ 3 出力ギア 4,5 アイドラギア 14 クラッチサポート 14a 油路 16 リブ 16a 油路 17 クラッチサポート 17a 油路 21 オイルポンプ 25 締め付けナット 26 オイルポンプ 42 ラジアルベアリング 44 ラジアルベアリング 45 ラジアルベアリング 51,52 テーパローラベアリング 61,62,63,64 ニードルベアリング 100 無段変速ユニット 101 ローディングカム 102 ドライブディスク 103 カムローラ 110 トロイダル伝達ユニット 111 入力ディスク 112 出力ディスク 113 パワーローラ 120 遊星歯車機構 120c キャリア 120s サンギア 120r リングギア 130 減速機構 131 減速入力ギア 132 減速出力ギア 133 回転方向調整用ギア 140 伝達機構 141 変速入力ギア 142 変速出力ギア 150 動力循環クラッチ(湿式多板クラッチ) 151 クラッチドラム 152 クラッチハブ 153,154 クラッチ板 155 クラッチピストン 156 支持部材 157 ばね 158,159 油路 160 動力直結クラッチ(湿式多板クラッチ) 161 クラッチドラム 162 クラッチハブ 163,164 クラッチ板 165 クラッチピストン 166 支持部材 167 ばね 168,169 油路 310 第1シャフト 320 第2シャフト 321,322.323,324 油路 330 第3シャフト 340 第4シャフト O1 第1軸線 O2 第2軸線 O3 第3軸線 O4 第4軸線 O5 第5軸線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン出力が入力される第1シャフト
    および第2シャフトを平行に配置し、第1シャフト上に
    設けた無段変速ユニットからのエンジン出力を第2シャ
    フト上に設けた伝達機構を介して該第2シャフト上に設
    けた出力部材から取り出すための動力直結クラッチと、
    第2シャフト上に設けた減速機構からのエンジン出力を
    第2シャフト上に設けた遊星歯車機構のキャリアに入力
    して該遊星歯車機構のサンギアから前記伝達機構を介し
    て前記無段変速ユニットに動力循環すると共に該遊星歯
    車機構のリングギアを経て前記出力部材から取り出すた
    めの動力循環クラッチとを具える無限変速比変速機にお
    いて、 前記第2シャフト上に、前記減速機構、前記動力循環ク
    ラッチ、前記遊星歯車機構、前記伝達機構、前記動力直
    結クラッチ、前記出力部材を順次配置し、動力源から遠
    い前記第1シャフトの後端部に、前記無段変速ユニット
    に隣接してオイルポンプを配置したことを特徴とする無
    限変速比変速機。
  2. 【請求項2】 前記出力部材は、前記第2シャフト上に
    一体に取り付けられ、テーパローラベアリングを介して
    回転自在に支持されることを特徴とする、請求項1に記
    載の無限変速比変速機。
  3. 【請求項3】 前記変速機ケースに固定されたサポート
    材を前記動力直結クラッチおよび前記出力部材間に配
    し、該サポート材は、前記出力部材の外周をカバーする
    形状であって、該出力部材の出力を伝達するための領域
    側が開放されていることを特徴とする、請求項1または
    2に記載の無限変速比変速機。
  4. 【請求項4】 前記変速機ケースと一体にリブを形成
    し、該リブは、前記出力部材の外周をカバーする軸線方
    向に突出した形状であって、該出力部材の出力を伝達す
    るための領域側が開放されていることを特徴とする、請
    求項1または2に記載の無限変速比変速機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003887A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Nsk Ltd. 四輪駆動車用トロイダル型無段変速機
JP2009168186A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機

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WO2006003887A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Nsk Ltd. 四輪駆動車用トロイダル型無段変速機
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