JP2002013380A - 水車を利用した掘削採取装置 - Google Patents

水車を利用した掘削採取装置

Info

Publication number
JP2002013380A
JP2002013380A JP2000197187A JP2000197187A JP2002013380A JP 2002013380 A JP2002013380 A JP 2002013380A JP 2000197187 A JP2000197187 A JP 2000197187A JP 2000197187 A JP2000197187 A JP 2000197187A JP 2002013380 A JP2002013380 A JP 2002013380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
excavation
spindle
water
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000197187A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Hayashi
義彰 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000197187A priority Critical patent/JP2002013380A/ja
Publication of JP2002013380A publication Critical patent/JP2002013380A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえばメタンハイドレートやその他の資源
の採取に好適な水車を利用した掘削採取装置を提供する
こと。 【解決手段】 作業足場から吊り下げられ内管5cと中
間管5bと外管5aとからなる三重管構造のケーシング
パイプ5と、ケーシングパイプ5の下端に連結される掘
削ヘッド8とを備え、掘削ヘッド8には外管5aから中
間管5bに流路を接続し外管5aから供給される水によ
って回転するフランシス水車10を備え、フランシス水
車10は中間管5cに連通するとともに下端を開放し且
つ内部流路に揚水羽根10dを備えた中空のスピンドル
10bを一体に備え、スピンドル10bに連動して回転
し下端に掘削ビットを設けた掘削ブロック13,14を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば海底を掘
削して資源を採取する掘削採取装置に係り、特に海底の
岩盤の下にあるメタンハイドレート含有層からメタンハ
イドレートを掘削して採取し海上に搬送することができ
るようにした水車を利用した掘削採取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近になって、日本近海においてメタン
ガスとして利用できるメタンハイドレートの含有層が確
認された。メタンハイドレートは、低温かつ高圧化にで
きた水とメタンでできた固体状の物質であり、常温常圧
となると水とメタンに分解する。このメタンは天然ガス
として資源利用でき、将来の都市ガスの資源として注目
を浴びている。
【0003】メタンハイドレートの層は、先の日本近海
の場合では、水深が1000m程度で海底の厚さが18
00m程度の岩盤の下にあることが確認されている。こ
のような深さにあるメタンハイドレート含有層からメタ
ンハイドレートを採取しよとするとき、現在では石油の
掘削採掘のようにボーリングによる手法を採用すること
が考えられる。また、特公平7−54076号公報に記
載のような海底基礎杭施工用の掘削機などでメタンハイ
ドレート含有層まで掘削して採取することも考えられ、
現在さまざまな開発が行なわれている段階にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メタン
ハイドレートは固形物なので、従来のボーリング法では
海底の岩盤の下にあるメタンハイドレートを海上または
地上に引き揚げることは実質上では不可能である。
【0005】また、大深度の掘削機械としてさまざまな
ものが利用されているが、メタンハイドレートの採取の
場合では引火によって爆発を誘発する可能性が高い。こ
のため、電動機等によって掘削ビットを回転駆動するよ
うなものでは漏電火花や、摩擦熱による掘削ロッドの灼
熱化による発火が起きてしまう。
【0006】このように大深度の岩盤下にあるメタンハ
イドレートの採取に適合した掘削装置は開発されていな
い状況であり、資源確保のための有効な掘削装置の要求
度が次第に増加しているのが現状である。
【0007】そこで、本発明は、たとえばメタンハイド
レートやその他の資源の採取に好適な水車を利用した掘
削採取装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、作業足場から
吊り下げられ内管と中間管と外管とからなる三重管構造
のケーシングパイプと、前記ケーシングパイプの下端に
連結される掘削ヘッドとを備え、前記掘削ヘッドには前
記外管から中間管に流路を接続し前記外管から供給され
る水によって回転する水車を備え、前記水車は前記内管
に連通するとともに下端を開放し且つ内部流路に揚水羽
根を備えた中空のスピンドルを一体に備え、前記スピン
ドルに連動して回転し下端に掘削ビットを設けた掘削ブ
ロックを備えていることを特徴とする。
【0009】本発明では、掘削ヘッドに備える水車によ
って回転する掘削ブロックにより岩盤等を掘削し、水車
と一体とした中空のスピンドル内の揚水羽根により掘削
深度にある泥や液体の資源を作業足場まで揚げることが
でき、海底や地盤中の資源を効率的に採取することがで
きる。
【0010】本発明においては、前記掘削ブロックは、
前記外管に連通する流路を形成するとともに前記流路の
終端を前記掘削ブロックの底面に開放させ、前記作業足
場には、前記外管に加熱水を供給する加熱水タンク及び
蒸気を添加するボイラを備えた構成とすることができ
る。
【0011】この構成では、掘削ヘッドによる掘削深度
に加熱水や蒸気を添加した高温水を放出できるのでメタ
ンハイドレート層に掘削ヘッドを位置させた場合では、
メタンハイドレートをメタンと水とに分解で、メタンま
たは水に含まれたメタンを採取することができる。
【0012】また、前記スピンドルの下端に掘削ビット
を備え、前記掘削ブロックは前記スピンドルの周りに配
置される内側掘削ブロックと、前記内側掘削ブロックの
周りに配置される外側掘削ブロックとからなり、前記内
側掘削ブロックの回転方向を前記スピンドルの回転方向
と逆向きとし、前記外側ブロックの回転方向を前記スピ
ンドルの回転方向と同じ向きとした構成としてもよい。
【0013】この構成では、スピンドルと外側掘削ブロ
ックに対して内側掘削ブロックが逆向きに回転するの
で、掘削回転時の反力を相殺することができ、直進性の
高い掘削が可能となる。
【0014】更に、前記作業足場に設けた加熱水タンク
に接続されるとともに前記ケーシングパイプの内管から
前記スピンドル内に挿入され前記スピンドルの下端から
突き出るホースを備えた構成とすることもできる。
【0015】この構成では、掘削ヘッドがメタンハイド
レート層に到達したとき、広い範囲に加熱水を分布させ
ることができるので、メタンハイドレート層から多量の
メタンを水とともに採取することができる。
【0016】また、前記ケーシングパイプを複数段連結
し、掘削された岩盤の内壁に係合するスタビライザを前
記ケーシングパイプの配列中に連通させて組み込み、前
記スタビライザは、前記作業足場からの高圧水の供給に
より動作するシリンダと、前記シリンダのロッドの進退
動作に連動して外側に拡がって前記岩盤の内壁に係合す
るグリッパを備えた構成としてもよい。
【0017】この構成では、スタビライザによってケー
シングパイプを安定支持することができ、掘削深度が大
きくても安定した資源採取の作業が行なえる。
【0018】更に、前記ケーシングパイプを複数段連結
し、掘削された岩盤の内壁をシールして岩盤下ガスの上
昇を封止するパッカーを前記ケーシングパイプの配列中
に連通させて組み込み、前記パッカーは、前記作業足場
からの高圧水の供給により膨張変形するチューブを周面
に備えた構成とすることもできる。
【0019】この構成では、掘削した岩盤等の掘削孔が
パッカーによって封止されるので、たとえばメタンハイ
ドレート層からメタンを採取する場合にメタンがケーシ
ングパイプと岩盤の間から上に吹き出すことがなく、安
全作業が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1は本発明の掘削採取装
置による洋上でのメタンハイドレートの掘削採取の状況
を示す概略図、図2は洋上施設の概略平面図である。
【0021】図において、洋上には作業船1の周りに、
真水運搬船51とケーシングパイプ運搬船52とメタン
ハイドレートのガス回収船53が停泊している。真水運
搬船51は後述するフランシス水車を回転駆動する水を
運搬し、ケーシングパイプ運搬船52は掘削及びメタン
ハイドレート採取のためのケーシングパイプを運搬す
る。また、ガス回収船53は採取されたメタンハイドレ
ートのガスを回収して陸上の備蓄設備まで運搬する。
【0022】作業船1には操舵管理室2a,自家発電機
2b,旋回クレーン2c,やぐら2d,ウインチ2eが
それぞれ配置されている。やぐら2dの近傍には、水タ
ンク3a,加熱水タンク3bが配置されるとともに、こ
れらの水タンク3a及び加熱水タンク3bとの流路を切
り換えて操作可能な可変速原動機3d付きの揚水ポンプ
3cが設置されている。また、揚水ポンプ3cの下流の
流路に接続した蒸気発生用のボイラ4a,高圧水を供給
するためのプランジャポンプ4b,回収したメタンハイ
ドレートのガスを精製するためのガス精製幾4cが配置
されている。
【0023】やぐら2dにはケーシングパイプ5が吊り
下げられ、このケーシングパイプ5は図1に示すよう
に、海底の岩盤Rを突き抜けてメタンハイドレート含有
層Mに達するまでの長さとなるまで接続され、最下端の
ケーシングパイプには後述する掘削ヘッドが連結されて
いる。
【0024】図3はケーシングパイプ5の詳細であっ
て、(a)は切欠正面図、(b)は平面図である。ケー
シングパイプ5は、外管5aと中間管5bと内管5cを
それぞれ同軸配置した三重管であり、上下には接続用の
フランジ5d,5eを一体化したものである。そして、
外管5aの外周面に沿って、第1高圧水供給管6a,第
2高圧水供給管6b,第3高圧水供給管6cをそれぞれ
配管している。これらの第1,第2,第3高圧水供給管
6a,6b,6cはそれぞれ作業船1に搭載したプラン
ジャポンプ4bに配管4b−1,4b−2,4b−3を
介して接続されたものである。これらの配管4b−1〜
4b−3にはそれぞれ流量調整機能付きのバルブ4b−
4,4b−5,4b−6を設け、第1,第2,第3高圧
水供給管6a,6b,6cにそれぞれ独立して高圧水を
供給する。
【0025】図4は最上端のケーシングパイプ5部分と
最下端に接続した掘削ヘッド部分を示す概略切欠図であ
る。外管5aには揚水ポンプ3cからの供給配管7aが
接続されるとともに、この供給配管7aにボイラ4aか
らの蒸気供給管7bが接続されている。これらの供給配
管7a及び蒸気供給管7bにはそれぞれ開閉バルブ7a
−1,7b−1が組み込まれている。中間管5bの上端
はベント状に曲げられ、開閉バルブ7c−1を介して水
タンク3aまでの流路を形成する環流管7cが接続され
ている。また、内管5cは開閉バルブ7d−1を介して
ガス精製機4cまでの流路を形成する回収管7dが接続
されている。
【0026】ケーシングパイプ5はやぐら2dに吊り下
げられて、フランジ5d,5eをボルト・ナットで締結
することにより、図1に示すように長く繋いで海中に差
し込まれる。そして、やぐら2dに最初に吊り上げるケ
ーシングパイプ5の下端には掘削ヘッド8が連結され
る。この掘削ヘッド8は、ケーシングパイプ5のフラン
ジ5eに連結される円筒状のケーシング8aと、その下
端に連結したヘッド部8bとから構成されたものであ
り、その詳細を図5及び図6(図5のA−A線矢視位置
に相当する断面図)に示す。
【0027】図5においてケーシング8aの内部には、
中間管5bに接続される揚水管8cと、内管5cに接続
される採取管8dとが同軸配置されるとともに、水車ハ
ウジング9が組み込まれている。中間管5bに接続され
る揚水管8cの上端部分には、図4に示すようにプラン
ジャポンプ4bに接続した第1高圧水供給管6aが連結
されている。
【0028】水車ハウジング9はその周面にガイドベー
ン9aを開口し、その内部にフランシス水車10を回転
可能に収納している。フランシス水車10はガイドベー
ン9a部分に臨む翼列10a及びこれと同軸配置された
スピンドル10bとから構成されたもので、スピンドル
10bはその内部を採取路10cとして中空とするとと
もにこの採取路10cの下端部分に揚水羽根10dを固
定配置している。スピンドル10bは、水車ハウジング
9の下端に連結した軸受ボックス11の軸受11aによ
って回転自在に支持され、採取管8dの下端周りをシー
ル環10eを介して周面周りに回転自在に連接してい
る。すなわち、ケーシング8aに固定された採取管8d
に対して水封した状態でスピンドル10bは回転可能で
ある。また、スピンドル10bの一部の外周面には歯車
10fを形成するとともに下端には掘削ビット10gを
一体に固定している。
【0029】軸受ボックス11の下には軸受カバー12
が一体に固定され、この軸受カバー12の下方には内側
掘削ブロック13と外側掘削ブロック14がそれぞれ配
置されている。
【0030】軸受カバー12には、スピンドル10bの
歯車10fに噛合する平歯12a−1とその上に形成し
た平歯12a−2を持つ3個の第1歯車12aと、この
第1の歯車12aの歯12a−2に噛合する3個の第2
歯車12bがそれぞれ回転自在に取り付けられている。
また、内側掘削ブロック12からの掘削反力を受けるた
めの3個の支持ローラ12cを内側掘削ブロック12の
上面で転動可能に備えている。内側掘削ブロック13は
軸受13aによってスピンドル10b周りに回転自在に
支持され、上端側には第1歯車12aの歯12a−1に
噛合する内歯車13bを形成するとともに下端側には掘
削ビット13cを一体に固定している。外側掘削ブロッ
ク14は軸受14aを介して内側掘削ブロック13周り
に回転自在としたもので、上端側の内周には第2歯車1
2bに噛合する内歯車14bを形成するとともに下端面
に掘削ビット14cを一体に固定している。
【0031】以上のような掘削ヘッド8では、スピンド
ル10bが図6において時計方向に回転するときには、
内側掘削ブロック13は反時計方向に回転し、外側掘削
ブロック14はスピンドル10bと同じ方向に回転す
る。したがって、掘削ビット10bと14cは同一方向
に回転し、内側掘削ブロック13の掘削ビット13cは
反対方向に回転する。したがって、各掘削ビット10
g,13c,14cによる掘削の反力が互いに相殺され
掘削方向を直進状態に保持できる。また、支持ローラ1
2cを備えることにより、ヘッド8bからのスラストを
受けながら内側掘削ブロック13を滑らかに回転させる
ことができる。
【0032】ここで、揚水ポンプ3cによる加熱水タン
ク3bからの加熱水を掘削面側まで送り込み、凍結によ
る掘削不良を防止するともにメタンハイドレート含有層
においてメタンハイドレートをメタンガスと水分とに分
解させるようにする。このような加熱水の供給のため、
図5に示すように水車ハウジング9と軸受ボックス11
のそれぞれに流路孔9b,11bを開ける。そして、軸
受ボックス11から第1歯車12aの軸部にかけて流路
15を形成することにより、加熱水を軸受カバー12内
から下側に導入可能とする。更に、内側掘削ブロック1
3にも流路孔13dを開け、この流路孔13dに連通し
て下端に開放する放出孔13eを設ける。この放出孔1
3eは、外周側の外側掘削ブロック14に周方向に間隔
おいて複数個所に形成された流路孔14dにも連通して
いる。すなわち、流路孔14dを周方向に複数設けるこ
とによって、内側及び外側掘削ブロック13,14が互
いに逆向きに回転しても、間欠的に放出孔13eと流路
孔14dとを連通させることができ、加熱水は放出孔1
3eからは連続的に放出され流路孔14dからは間欠的
に放出されることになる。
【0033】図1に戻って、掘削ヘッド8による岩盤R
の掘削は非常に深いところで進み、しかも多数のケーシ
ングパイプ5を連結してのメタンハイドレート含有層M
からのメタンの回収作業となる。この回収作業では多数
のケーシングパイプ5を安定させることが必要であるた
め、岩盤Rに含まれる深さの部分にはスタビライザ16
を設ける。図7及び図8にこのスタビライザ16の詳細
を示す。
【0034】スタビライザ16、ケーシングパイプ5と
同様に外管16a,中間管16b,内管16cを備える
とともに、上下両端にフランジ16d,16eを設けた
ものであり、外管16a,中間管16b,内管16cは
それぞれケーシングパイプ5の外管5a,中間管5b,
内管5cと流路を接続して連結される。そして、外管1
6aの外周の下端側の4個所には第2高圧水供給管6b
に連通するシリンダ17を設けるとともに、これらのシ
リンダ17と対向する位置にグリッパ18を設ける。シ
リンダ17はそのロッド17aの上端に回転自在なロー
ラ17bを設けたもので、プランジャポンプ4bに接続
した配管4b−2に備えるバルブ4b−5を開くことに
より高圧水が供給され、ロッド17aを上昇させること
ができる。グリッパ18はピン18aによって外管16
aから離れる方向に揺動可能に取り付けられたもので、
下端側にはローラ17bの周面に接触する傾斜したエッ
ジ18bを形成するとともに、表面側には岩盤Rの内壁
に食い込む突起18cを備えている。
【0035】スタビライザ16は、掘削ヘッド8がメタ
ンハイドレート含有層M内に進入して掘削を停止したと
きに作動する。すなわち、図1に示すようにスタビライ
ザ16が岩盤R中に位置しているとき、バルブ4b−5
を開いて高圧水供給管6bから高圧水をシリンダ17に
供給する。これにより、図8に示すようにロッド17a
が上昇していき、これに伴ってローラ17bによりエッ
ジ18bが上に押し上げられる。そして、このエッジ1
8bは傾斜しているので、図示のように外管1路から離
れる向きに回動し、グリッパ18の下端の突起18cが
岩盤Rの中に食い込む。したがって、スタビライザ16
は岩盤Rを利用して強固に固定され、多数のケーシング
パイプ5の配列を整然と鉛直姿勢に保つことができる。
なお、撤去するときには、プランジャポンプ4b側が負
圧となるように操作し、バルブ4b−5を開くことによ
り、シリンダ17内の水が減少してロッド17aが下降
し、スタビライザ16による岩盤Rへの固定は解除され
る。
【0036】更に、掘削ヘッド8がメタンハイドレート
含有層Mに達してメタンガスを採取しようとするとき、
ガスが掘削ヘッド8及びケーシングパイプ5と岩盤Rの
内壁との間を抜けて急激に上昇してしまう可能性があ
る。そこで、このようなガスの上昇を抑えるため、図1
に示すように封止のためのパッカー19をケーシングパ
イプ5どうしの間に適切な数だけ組み込む。
【0037】図9はパッカー19の詳細であり、スタビ
ライザ16と同様に外管19a,中間管19b,内管1
9cを同軸配置するとともに上下両端にフランジ19
d,19eを設けたものであり、外管19a,中間管1
9b,内管19cはそれぞれケーシングパイプ5の外管
5a,中間管5b,内管5cと流路を接続可能としてい
る。フランジ19d,19eの間には硬質であって弾性
変形可能なゴム性のチューブ19fを外管19aを包囲
するように取り付けている。そして、このチューブ19
fと外管19aとの間には第3高圧水供給管6cが接続
され、図2において示したバルブ4b−6を開くことに
より、プランジャポンプ4bから高圧水が供給される。
この高圧水の供給により、チューブ19f内の圧力が上
がって図9の(b)の二点鎖線で示すように膨らみ変形
し、チューブ19fは岩盤Rの内壁に密着する。これに
より、メタンハイドレート含有層Mからのガスの上昇を
遮ることができ、洋上側での引火による爆発や火災を防
ぐことができる。
【0038】以上の構成において、下端に掘削ヘッド8
を連結したケーシングパイプ5を旋回クレーン2cで吊
り上げた後、このケーシングパイプ5をウインチ2eの
ワイヤ2eに繋いでやぐら2dに装入して鉛直姿勢に保
持する。このときケーシングパイプ5には水タンク3a
からの給水により水が溜まるようにしておき、海水が入
り込まないようにする。次いで、ウインチ2eを作動さ
せてワイヤ2e−1を繰出しケーシングパイプ5を下降
させる。そして、ケーシングパイプ5の上に別のケーシ
ングパイプ5を連結してこの上段のケーシングパイプ5
にワイヤ2e−1を掛け替え、更にワイヤ2e−1を繰
り出す。このような作業によりケーシングパイプ5を上
下方向に多数配列していくことができる。なお、予め調
査した岩盤Rの厚さに合わせて、スタビライザ16とパ
ッカー19を順に組み込んでいくようにする。
【0039】ケーシングパイプ5の連結により掘削ヘッ
ド8の深度が大きくなり、岩盤Rの上端に突き当たる
と、フランシス水車10を回転させるために水タンク3
a内の水を揚水ポンプ3cで揚水するとともに供給配管
7aの開閉バルブ7a−1を開く。これにより、水がケ
ーシングパイプ5の外管5aと中間管5bの間の環状断
面流路を流下し水車ハウジング9のベーンから内部に流
入する。これによりフランシス水車10の翼列10aが
回転し、供給された水は中間管5bと内管5cとの間の
ドラフトにより上昇し、開いている開閉弁7c−1及び
環流管7cを経由して水タンク3a内に戻される。この
ような水タンク3a内の水の循環により、フランシス水
車10は高速で回転する。
【0040】フランシス水車10が回転すると、これに
一体化されているスピンドル10bが回転してその下端
の掘削ビット10gが回転する。そして、図5及び図6
で示したように、内側掘削ブロック13はスピンドル1
0bと反対方向に回転するとともに外側掘削ブロック1
4はスピンドル10bと同じ方向に回転する。したがっ
て、掘削ビット10g,13c,14cはそれぞれの方
向に回転して岩盤Rを掘削していく。この掘削のときに
は、第1高圧吐水管6aから採取管8dに高圧水が吹き
込まれと同時に、外管5a内の水は図5で説明したよう
に、流路孔9b,11b,流路15,流路孔13dを経
由して放出口13c及び流路孔14dから放出される。
したがって、掘削された岩盤の切り粉はこれらの放出口
13c及び流路孔14dからの水によって流動化され、
スピンドル10b内のドラフトによって上昇するととも
に揚水羽根10dによって揚水され、更に第1高圧吐水
管6aからの高圧水によっても流動化される。これによ
り、岩盤Rの掘削時には切り粉を含む泥状の水がスピン
ドル10dの内部,採取管8d,内管5cの順に上昇し
ていく。そして、内管5cに接続した回収管7dはガス
精製機4cから外しておき、海中に揚水した切り粉の泥
を泥回収船(図示せず)に送って回収する。なお、掘削
深度の増加に加えて新たにケーシングパイプ5を継ぎ足
しながら作業することは無論である。
【0041】ここで、岩盤Rの深度が大きくて温度がき
わめて低い場合には、蒸気供給管7bの開閉バルブ7b
−1を開いて加熱水の中に蒸気を吹き込んで高温化す
る。これにより、掘削ヘッド8の放出孔13e及び流路
孔14dからの加熱水の温度を高くでき、岩盤Rの掘削
効率を上げることができる。
【0042】図1に示すように掘削ヘッド8が岩盤Rを
突き抜けた後には、第2高圧水供給管6bからスタビラ
イザ16のシリンダ17に高圧水を供給し、グリッパ1
8によってスタビライザ16を岩盤Rの中に安定固定す
る。また、第3高圧水供給管6cからパッカー19に高
圧水を供給してチューブ19fを膨らませて、岩盤Rの
掘削孔の内周面をチューブ19fでシールする。このよ
うな操作により、掘削ヘッド8までのケーシングパイプ
5はパッカー19の姿勢を安定させることができると同
時にメタンハイドレート含有層Mからのガスの抜けを防
止できる。
【0043】以上の段取りの後、ケーシングパイプ5の
継ぎ足しを止め、揚水ポンプ3cを加熱水タンク3b側
に切り換えると同時に蒸気供給管7bの開閉バルブ7b
−1を開く。これにより、外管5aと中間管5bとの間
に高温水が供給され、岩盤Rの掘削のときと同様にフラ
ンシス水車10を回転させる。そして、掘削ヘッド8の
ヘッド部8bは回転しながら、放出孔13e及び流路孔
14dから高温の水を放出する。したがって、メタンハ
イドレート含有層Mの固体状のメタンハイドレートは高
温水による加熱を受けて水とメタンに分解される。この
ようにヘッド部8bからの高温水の放出によりメタンハ
イドレートを流動化することができるので、分解された
メタンはスピンドル10bの内部で一体回転している揚
水羽根10dにより上昇させられ水分とともに採取管8
dから内管5cを経由して上昇する。そして、上昇した
水分を含むメタンは回収管7dからガス精製機4cに供
給され、気液分離操作をしてメタンガスとして調製され
た後にガス回収船53のタンクに送られる。
【0044】以上のように、本発明では、岩盤Rの下に
あるメタンハイドレート含有層Mに掘削ヘッド8を位置
せた後に、このメタンハイドレート含有層Mに高温水を
供給することで固体状のメタンハイドレートを水とメタ
ンに分解することができる。したがって、従来のボーリ
ング法等では採取できないメタンハイドレートのメタン
を洋上側に採取することができ、採取したメタンを有用
な資源として活用することができる。
【0045】図10及び図11は別の実施の形態を示す
もので、図10は掘削ヘッド8の下端部分の要部を示す
断面図、図11は作業状態を示す要部の断面図である。
なお、先の例と同じ構成部材については共通の符号で指
示しその詳細な説明は省略する。
【0046】この例では、作業船1の加熱水タンク3b
に接続されてケーシングパイプ3の内管5cとフランシ
ス水車10のスピンドル10bの中に耐圧耐熱性のホー
ス20を通し、このホース20に作業船上の加熱水タン
ク3bからの加熱水とボイラ4aからの蒸気を供給す
る。ホース20の先端には重錘を兼ねた金属製の吐出ブ
ロック21を一体化しておき、作業船1からケーシング
パイプ5の内管5c及びスピンドル10bの中に通して
このスピンドル10bの先端から外に抜け出るようにす
る。なお、ホース20を使用する場合では、先の例にお
ける捩じれ羽根状の揚水羽根10dに代えて、スピンド
ル10bの内周壁に捩じれ角度を持たせて一体に固定し
た一対の揚水羽根10hを備えるものとする。
【0047】このようなホース20を設けるものでは、
図11に示すようにホース20をスピンドル10bの下
端から長く引き出すようにすると、広い範囲のメタンハ
イドレート含有層M内を加熱することができ、メタンハ
イドレートを水とメタンに分解して効率的に回収するこ
とができる。
【0048】なお、以上の実施の形態では海底の掘削及
びメタンの採取について説明したが、地上からの掘削に
よる他の資源の採取にも利用できることは無論である。
【0049】
【発明の効果】本発明では、たとえば岩盤の下のメタン
ハイドレート含有層のメタンハイドレートを水とメタン
に分解して水分とともに洋上または地上側に採取できる
ので、洋上または地上側で気液分離してメタンを得るこ
とができ、地下または海底の資源を有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の掘削採取装置による作業状況を示す
概略図である。
【図2】 洋上に停泊させる作業船及びその付帯船の配
置を示す要部の概略平面図である。
【図3】 ケーシングパイプの詳細であって、(a)は
切欠正面図、(b)は平面図である。
【図4】 最上端のケーシングパイプから下端の掘削ヘ
ッドまでの流路構成を説明するための切欠図である。
【図5】 掘削ヘッドの詳細を示す要部の縦断面図であ
る。
【図6】 図5のA−A線矢視位置に相当する概略図で
ある。
【図7】 スタビライザの詳細であって、(a)は正面
図、(b)は平面図である。
【図8】 スタビライザのグリッパを開いて岩盤に固定
した状態を示す断面図である。
【図9】 パッカーの詳細であって、(a)は平面図、
(b)は要部の縦断面図である。
【図10】 別の実施の形態であってスピンドルにホー
スを通す例を示す要部の縦断面図である。
【図11】 ホースの引き出しによる広い範囲でのメタ
ンハイドレート含有層からのメタンの採取状況を示す概
略図である。
【符号の説明】
1 作業船 2a 操舵管理室 2d やぐら 2e ウインチ 3a 水タンク 3b 加熱水タンク 3c 揚水ポンプ 3d 可変速原動機 4a ボイラ 4b プランジャポンプ 4c ガス精製機 4b−1,4b−2,4b−3 配管 4b−4,4b−5,4b−6 バルブ 5 ケーシングパイプ 5a 外管 5b 中間管 5c 内管 5d,5e フランジ 6a 第1高圧水供給管 6b 第2高圧水供給管 6c 第3高圧水供給管 7a 供給配管 7b 蒸気供給管 7c 環流管 7d 回収管 8 掘削ヘッド 8a ケーシング 8b ヘッド部 8c 揚水管 8d 採取管 9 水車ハウジング 9a ガイドベーン 9b 流路孔 10 フランシス水車 10a 翼列 10b スピンドル 10c 採取路 10d 揚水羽根 10e シール環 10f 歯車 10g 掘削ビット 10h 揚水羽根 11 軸受ボックス 11a 軸受 11b 流路孔 12 軸受カバー 12a 第1歯車 12b 第2歯車 12c 支持ローラ 13 内側掘削ブロック 13a 軸受 13b 内歯車 13c 掘削ビット 13d 流路孔 13e 放出孔 14 外側掘削ブロック 14a 軸受 14b 内歯車 14c 掘削ビット 14d 流路孔 15 流路 16 スタビライザ 17 シリンダ 18 グリッパ 19 パッカー 19f チューブ 20 ホース 21 吐出ブロック 51 真水運搬船 52 ケーシングパイプ運搬船 53 ガス回収船 M メタンハイドレート含有層 R 岩盤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業足場から吊り下げられ内管と中間管
    と外管とからなる三重管構造のケーシングパイプと、前
    記ケーシングパイプの下端に連結される掘削ヘッドとを
    備え、前記掘削ヘッドには前記外管から中間管に流路を
    接続し前記外管から供給される水によって回転する水車
    を備え、前記水車は前記内管に連通するとともに下端を
    開放し且つ内部流路に揚水羽根を備えた中空のスピンド
    ルを一体に備え、前記スピンドルに連動して回転し下端
    に掘削ビットを設けた掘削ブロックを備えていることを
    特徴とする水車を利用した掘削採取装置。
  2. 【請求項2】 前記掘削ブロックは、前記外管に連通す
    る流路を形成するとともに前記流路の終端を前記掘削ブ
    ロックの底面に開放させ、前記作業足場には、前記外管
    に加熱水を供給する加熱水タンク及び蒸気を添加するボ
    イラを備えていることを特徴とする請求項1記載の水車
    を利用した掘削採取装置。
  3. 【請求項3】 前記スピンドルの下端に掘削ビットを備
    え、前記掘削ブロックは前記スピンドルの周りに配置さ
    れる内側掘削ブロックと、前記内側掘削ブロックの周り
    に配置される外側掘削ブロックとからなり、前記内側掘
    削ブロックの回転方向を前記スピンドルの回転方向と逆
    向きとし、前記外側ブロックの回転方向を前記スピンド
    ルの回転方向と同じ向きとしたことを特徴とする請求項
    1または2記載の水車を利用した掘削採取装置。
  4. 【請求項4】 前記作業足場に設けた加熱水タンクに接
    続されるとともに前記ケーシングパイプの内管から前記
    スピンドル内に挿入され前記スピンドルの下端から突き
    出るホースを備えていることを特徴とする請求項1から
    3のいずれかに記載の水車を利用した掘削採取装置。
  5. 【請求項5】 前記ケーシングパイプを複数段連結し、
    掘削された岩盤の内壁に係合するスタビライザを前記ケ
    ーシングパイプの配列中に連通させて組み込み、前記ス
    タビライザは、前記作業足場からの高圧水の供給により
    動作するシリンダと、前記シリンダのロッドの進退動作
    に連動して外側に拡がって前記岩盤の内壁に係合するグ
    リッパを備えていることを特徴とする請求項1から4の
    いずれかに記載の水車を利用した掘削採取装置。
  6. 【請求項6】 前記ケーシングパイプを複数段連結し、
    掘削された岩盤の内壁をシールして岩盤下ガスの上昇を
    封止するパッカーを前記ケーシングパイプの配列中に連
    通させて組み込み、前記パッカーは、前記作業足場から
    の高圧水の供給により膨張変形するチューブを周面に備
    えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに
    記載の水車を利用した掘削採取装置。
JP2000197187A 2000-06-29 2000-06-29 水車を利用した掘削採取装置 Pending JP2002013380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000197187A JP2002013380A (ja) 2000-06-29 2000-06-29 水車を利用した掘削採取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000197187A JP2002013380A (ja) 2000-06-29 2000-06-29 水車を利用した掘削採取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002013380A true JP2002013380A (ja) 2002-01-18

Family

ID=18695547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000197187A Pending JP2002013380A (ja) 2000-06-29 2000-06-29 水車を利用した掘削採取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002013380A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005139825A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Kajima Corp ガスハイドレートの生産方法及びシステム
JP2006336227A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Taisei Corp 採掘装置
WO2008067624A1 (en) * 2006-12-04 2008-06-12 Imai Takeshi Process for the capture and use of the gaseous methane hydride in oceans as a future energy resource to produce methane
JP5278863B1 (ja) * 2013-01-11 2013-09-04 満晴 奥野 メタンハイドレートからのメタンガス生産装置
JP2016098597A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 三井造船株式会社 ハイドレート用掘削装置及びハイドレート掘削方法
CN116378605A (zh) * 2023-06-02 2023-07-04 北京永瑞达科技有限公司 一种海洋水合物移动式开采装置及开采方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005139825A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Kajima Corp ガスハイドレートの生産方法及びシステム
JP4662232B2 (ja) * 2003-11-10 2011-03-30 鹿島建設株式会社 ガスハイドレートの生産方法及びシステム
JP2006336227A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Taisei Corp 採掘装置
JP4555735B2 (ja) * 2005-05-31 2010-10-06 大成建設株式会社 採掘装置
WO2008067624A1 (en) * 2006-12-04 2008-06-12 Imai Takeshi Process for the capture and use of the gaseous methane hydride in oceans as a future energy resource to produce methane
JP5278863B1 (ja) * 2013-01-11 2013-09-04 満晴 奥野 メタンハイドレートからのメタンガス生産装置
WO2014109173A1 (ja) * 2013-01-11 2014-07-17 Okuno Michiharu メタンハイドレートからのメタンガス生産装置
JP2016098597A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 三井造船株式会社 ハイドレート用掘削装置及びハイドレート掘削方法
CN116378605A (zh) * 2023-06-02 2023-07-04 北京永瑞达科技有限公司 一种海洋水合物移动式开采装置及开采方法
CN116378605B (zh) * 2023-06-02 2023-08-15 北京永瑞达科技有限公司 一种海洋水合物移动式开采装置及开采方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11053779B2 (en) Hydrate solid-state fluidization mining method and system under underbalanced reverse circulation condition
US4558744A (en) Subsea caisson and method of installing same
JP6605210B2 (ja) 海底熱水井掘削装置
JP5538269B2 (ja) メタンハイドレートからのメタンガス採取装置及びメタンハイドレートからのメタンガス採取方法
CN108756829A (zh) 欠平衡正循环条件下天然气水合物固态流开采方法及系统
CN101126304A (zh) 一种隔水套管安装方法——沉管钻入法
JP6140238B2 (ja) ガス回収装置及び水底メタンハイドレートからのガス回収方法
CN104002937A (zh) 海上油田延长测试平台
CN104790449A (zh) 一种潜水式挖泥机
CN103507109A (zh) 水下干式切割舱及使用方法
CN104499496A (zh) 一种深水条件下快速取土装置
JP2002013380A (ja) 水車を利用した掘削採取装置
KR101609686B1 (ko) 해상의 암반 굴착공법
CN204728382U (zh) 一种船用铰吸头
CN116263084A (zh) 一种海上天然气水合物开发的钻采系统及方法
CN101871321A (zh) 一种隔水套管安装方法-沉管钻入法
NO20120963A1 (no) Plattform for kontrollert omslutning av hydrokarboner.
JP6868758B2 (ja) ベンチュリ効果を利用した高圧水ジェット噴射装置
TW200804679A (en) Method of constructing hydroelectric power generation facility
JP6432916B1 (ja) メタンハイドレートの採掘方法
CN103953022A (zh) 超大型井口平台
RU2010117535A (ru) Плавающая платформа для бурения и эксплуатации морских скважин в водных пространствах морей и океанов и в арктических условиях
CN104863502A (zh) 一种含气土层防溢流和井喷的安全钻孔装置及其方法
CN114991668A (zh) 开发井浅层气钻井表层开路钻井的施工装置及其施工方法
GB2470763A (en) Underwater drilling rig.