JP2002012088A - 車両用電子機器及びその構成方法 - Google Patents

車両用電子機器及びその構成方法

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JP2002012088A JP2000196568A JP2000196568A JP2002012088A JP 2002012088 A JP2002012088 A JP 2002012088A JP 2000196568 A JP2000196568 A JP 2000196568A JP 2000196568 A JP2000196568 A JP 2000196568A JP 2002012088 A JP2002012088 A JP 2002012088A
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Toshifumi Ikeda
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Hidenori Okano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用電子機器において、車両外部との通信
機能を容易に実現する。 【解決手段】 携帯可能な記憶媒体に予め格納されたコ
ンテンツ情報を再生する第1電子制御ユニット20と、
そのユニットに接続することにより、そのユニットの前
面を部分的に覆うと共に、そのユニットに当該記憶媒体
を挿入・排出するための挿通部60を有する操作パネル
10と、第1電子制御ユニット20及び操作パネル10
を制御する第3電子制御ユニット40とにより、車両用
電子機器を構成するに際して、車両外部との通信機能を
実現するときには、上記の第1電子制御ユニット20を
使用する代わりに、少なくとも通信機能を有するユニッ
トを配設し、配設された状態において、そのユニットと
外部通信装置とを、挿通部を介して接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用電子機器及び
その構成方法に関し、例えば、カセットテープ、CD及
びMD等を操作パネルで集中的に操作できるようにした
車両用電子機器及びその構成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、代表的な車両である自動車の
分野においては、ユーザが所望するシステム構成に応じ
て、ラジオチューナや、CD(コンパクトディスク)等
の音響再生ユニット等のオーディオモジュールを適宜接
続可能な、所謂モジュールオーディオシステムが、例え
ば、特開平2−190030、特開平10−27206
8、特開平11−102304等に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のモジュー
ルオーディオシステムによれば、多種多様なユーザのニ
ーズに、比較的少ないオーディオモジュールのラインナ
ップにより対応することができるが、車両外部との通信
機能を、見栄えを悪化することなく実現することは容易
ではない。
【0004】そこで本発明は、車両外部との通信機能
を、容易に実現可能な車両用電子機器及びその構成方法
の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る車両用電子機器は、以下の構成を特徴
とする。
【0006】即ち、携帯可能な記憶媒体に予め格納され
たコンテンツ情報を再生する第1の制御ユニット(20
A,20B)と、その第1の制御ユニットに接続される
ことによって該第1の制御ユニットの前面を部分的に覆
うと共に、該第1の制御ユニットに前記記憶媒体を挿入
・排出するための挿通部(60)を有する操作パネル
(10)と、前記第1の制御ユニット及び前記操作パネ
ルを制御する第2の制御ユニット(40)とを備え、前
記操作パネルには、少なくとも前記第1の制御ユニット
の動作を指示可能な操作スイッチ及び前記第1の制御ユ
ニットの制御に応じた表示を行う表示器の少なくとも何
れかが配設されてなる車両用電子機器であって、前記車
両用電子機器に外部通信装置(61)を接続すべく、前
記第1の制御ユニットの代わりに、少なくとも前記外部
通信装置の動作を制御する第3の制御ユニット(20
A,20C)が配設され、配設された状態において、前
記外部通信装置と前記第3の制御ユニットとは、前記挿
通部を介して接続されることを特徴とする。
【0007】或いは、所定の演算処理を行う第1の制御
ユニット(20A,20B)と、その第1の制御ユニッ
トに接続されることによって該第1の制御ユニットの前
面を部分的に覆うと共に、挿通部(60)を有する操作
パネル(10)と、前記第1の制御ユニット及び前記操
作パネルを制御する第2の制御ユニット(40)とを備
え、前記操作パネルには、少なくとも前記第2の制御ユ
ニット(40)の動作を指示可能な操作スイッチ及び前
記第2の制御ユニットの制御に応じた表示を行う第1表
示器の少なくとも何れかが配設され、且つ、前記第1の
制御ユニットの前面には、前記挿通部に対応して、少な
くとも前記第1の制御ユニットの動作を指定可能な第2
操作スイッチ及び前記第1の制御ユニットの制御に応じ
た表示を行う第2表示器の少なくとも何れかが配設され
てなる車両用電子機器であって、前記車両用電子機器に
外部通信装置を接続すべく、前記第1の制御ユニットの
代わりに、少なくとも前記外部通信装置(61)の動作
を制御する第3の制御ユニット(20A,20C)が配
設され、配設された状態において、前記外部通信装置と
前記第3の制御ユニットとは、前記挿通部(60)を介
して接続されることを特徴とする。
【0008】上記の何れの電子機器においても、前記第
3の制御ユニットの前面には、前記挿通部を介して、前
記第3の制御ユニットの動作を指示可能な操作スイッチ
及び前記第3の制御ユニットの制御に応じた表示を行う
表示器を備える第2の操作パネル(20C)を設けると
良い。
【0009】また、上記の装置構成において、前記第3
の制御ユニットは、前記外部通信装置によって受信した
コンテンツ情報(音楽情報等)を再生する再生ユニット
として構成すると良い。
【0010】上記の同目的を達成するため、本発明に係
る車両用電子機器の構成方法は、以下の構成を特徴とす
る。
【0011】即ち、携帯可能な記憶媒体に予め格納され
たコンテンツ情報を再生する第1の制御ユニット(20
A,20B)と、その第1の制御ユニットに接続するこ
とにより、該第1の制御ユニットの前面を部分的に覆う
と共に、該第1の制御ユニットに前記記憶媒体を挿入・
排出するための挿通部(60)を有し、少なくとも前記
第1の制御ユニットの動作を指示可能な操作スイッチ及
び前記第1の制御ユニットの制御に応じた表示を行う表
示器の少なくとも何れかが配設される操作パネル(1
0)と、前記第1の制御ユニット及び前記操作パネルを
制御する第2の制御ユニット(40)とにより、車両用
電子機器を構成する構成方法であって、前記車両用電子
機器に外部通信装置(61)を接続すべく、前記第1の
制御ユニットを使用する代わりに、少なくとも前記外部
通信装置の動作を制御する第3の制御ユニットを配設
し、配設された状態において、前記外部通信装置と前記
第3の制御ユニットとを、前記挿通部を介して接続する
ことを特徴とする。
【0012】或いは、所定の演算処理を行う第1の制御
ユニット(20A,20B)と、その第1の制御ユニッ
トに接続されることによって該第1の制御ユニットの前
面を部分的に覆うと共に、挿通部(60)を有する操作
パネル(10)と、前記第1の制御ユニット及び前記操
作パネルを制御する第2の制御ユニット(40)とを備
え、前記操作パネルには、少なくとも前記第2の制御ユ
ニット(40)の動作を指示可能な操作スイッチ及び前
記第2の制御ユニットの制御に応じた表示を行う第1表
示器の少なくとも何れかが配設され、且つ、前記第1の
制御ユニットの前面には、前記挿通部に対応して、少な
くとも前記第1の制御ユニットの動作を指定可能な第2
操作スイッチ及び前記第1の制御ユニットの制御に応じ
た表示を行う第2表示器の少なくとも何れかが配設され
てなる車両用電子機器の構成方法であって、前記車両用
電子機器に外部通信装置を接続すべく、前記第1の制御
ユニットの代わりに、少なくとも前記外部通信装置(6
1)の動作を制御する第3の制御ユニット(20A,2
0C)が配設し、配設された状態において、前記外部通
信装置と前記第3の制御ユニットとを、前記挿通部(6
0)を介して接続することを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】上記の本発明によれば、車両外部との通
信機能を、容易に実現可能な車両用電子機器及びその構
成方法の提供が実現する。
【0014】即ち、請求項1、請求項2、請求項6の発
明によれば、ユーザが通信機能を望む場合には、第3の
制御ユニットを装着することにより、車両外部との通信
機能を、容易に実現することができる。
【0015】また、請求項3の発明によれば、例えば、
第1及び第3の制御ユニットを、共通の制御機構部と、
車室内に露出する個別の操作パネルとからなる分割構造
とすることにより、コスト低減を図ることができる。
【0016】また、請求項4の発明によれば、CDやM
D等の複数の記憶媒体を用意することなく、コンテンツ
の再生を手軽に楽しむことができる。
【0017】また、請求項5の発明によれば、上記の車
両用電子機器に接続されるケーブルをなくすることがで
きるので、センターコンソール周辺の見栄えを更に良く
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用電子機
器の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0019】はじめに、本実施形態に係る車両用電子機
器の基本的なシステム構成について、図1乃至図5を参
照して説明する。
【0020】図1は本実施形態の車両用電子機器の分解
図である。図2は操作パネルの正面図である。
【0021】図1及び図2に示すように、本実施形態の
車両用電子機器は、カセットテープ或いはミニディスク
(MD)等の音響記憶媒体に記憶された情報を読み出し
て再生する第1電子制御ユニット20と、コンパクトデ
ィスク(CD)等の音響記憶媒体に記憶された情報を読
み出して再生する第2電子制御ユニット30と、これら
第1及び第2電子制御ユニット20、30を統括して制
御すると共に、ラジオチューナ機能を有する第3電子制
御ユニット40と、第1乃至第3電子制御ユニット20
乃至40を乗員により集中的に操作可能な操作パネル1
0とを備え、操作パネル10を車室内側に臨ませて第1
乃至第3電子制御ユニット20乃至40が操作パネル1
0の裏側に配置されている。
【0022】具体的には、第1電子制御ユニット20は
カセットテーププレーヤ、MDプレーヤ、その他同サイ
ズの記憶媒体に記憶された情報を読み出して再生し、第
2電子制御ユニット30は第1電子制御ユニット20の
記憶媒体より大きなサイズの記憶媒体に記憶された情報
を読み出して再生するCDプレーヤや複数のCDを収納
可能なCDチェンジャ機能付きCDプレーヤ等である。
【0023】尚、第1及び第2電子制御ユニット20、
30は、記憶媒体に情報を書き込む機能を有しても良
い。
【0024】操作パネル10の車室内側に臨む一側面に
は、ラジオ、CD、カセットテープ、MD等の各電子制
御ユニットの操作を行うための操作スイッチ11と各電
子制御ユニットの動作モードを表示するLCD等のパネ
ル表示装置12と、第2電子制御ユニット30に記憶媒
体を挿入又は排出するためのパネル連通孔14とが配設
され、パネル表示装置12ではMDの文字データを除く
各電子制御ユニットの表示データはセグメント及びキャ
ラクタで表示される。
【0025】操作パネル10には、車体に着脱可能に固
定されるベースシャシー1が着脱自在に取り付けられ、
第1乃至第3電子制御ユニット20乃至40は、ベース
シャシー1に着脱自在に固定され、かつ操作パネル10
の他側面に配設されている。
【0026】また、ベースシャシー1は、図3に示すイ
ンストルメントパネルPの取付凹部P1に着脱自在に取
り付けられている。
【0027】第3電子制御ユニット40は、ベースシャ
シー1に着脱自在に固定され、かつ操作スイッチからの
スイッチ信号を入力し、このスイッチ信号に対応した制
御信号を第1及び第2電子制御ユニット20、30に選
択して出力する。第3電子制御ユニット40は、操作パ
ネル10と第1及び第2電子制御ユニット20、30と
の間で通信可能にコネクタで電気的に結線されて、操作
パネル10の他側面において第1及び第2電子制御ユニ
ット20、30の間に配置されている。
【0028】第1電子制御ユニット20は、筐体部20
Aと、この筐体部20Aから車室内側に突出する車室側
面部20B(または後述する20C:図6及び図7参
照)とから構成されている。
【0029】操作パネル10には、パネルに一体的に一
対の突出部15が形成され、この一対の突出部15は車
室内側から見て第1電子制御ユニット20の車室側面部
20Bの周縁部やテキスト表示装置22を取り囲むと共
に車室内に臨ませるための凹部(挿通部)60を形成
し、一対の突出部15の少なくとも一方には操作スイッ
チ11として音響機能における音量を調整するための音
量スイッチが配設される。
【0030】これにより、第1電子制御ユニット20の
車室側面部20Bの両側に存在するデッドスペースに操
作スイッチを配設して省スペース化が図れ、操作パネル
との一体感を醸し出して外観の見栄えが向上する。
【0031】また、図2に示すように、第2電子制御ユ
ニット30がCDチェンジャ機能付きCDプレーヤの場
合には、操作パネル10における第2電子制御ユニット
30に対応する位置にスイッチパネル50が装着され
る。スイッチパネル50には、CDを挿入及び排出する
ための開閉蓋付きの連通孔14とイジェクトスイッチ5
2と複数のCDを収納する際のロードスイッチ53が設
けられている。また、第2電子制御ユニット30がCD
チェンジャ機能を有しない場合には、ロードスイッチの
スイッチ機能が省略されたスイッチパネルが装着され、
第2電子制御ユニット30が搭載されない場合には連通
孔14、イジェクトスイッチ52及びロードスイッチ5
3が全て省略された板状のスイッチパネルが装着され
る。
【0032】これにより、外観見栄えを良くしている。
【0033】図3は本実施形態の車両用電子機器の車室
内への取付構造を示す図である。
【0034】図3に示すように、ベースシャシー1によ
り固定された操作パネル10、第1乃至第3電子制御ユ
ニット20乃至40は、例えばスピードメータ等の計器
類が配設される車室内前方のインストルメントパネルP
における運転席と助手席の間の取付凹部P1に取り付け
られ、操作パネル10の操作スイッチ11及びテキスト
表示装置12は乗員により操作可能となっている。操作
パネル10は通常音響機器毎に設けられている操作スイ
ッチ類を廃止し、代わりに各音響機器を統括して操作可
能となっている。
【0035】図4は本実施形態の車両用電子機器の概略
側面図である。
【0036】図1及び図4に示すように、第3電子制御
ユニット40の下端側縁部には、下方に突出する凸部4
1が形成され、この凸部41は、第1電子制御ユニット
20を第3電子制御ユニット40の下部に収納するため
の下方に開放した凹状部を形成している。これにより、
凹部内に配置された第1電子制御ユニット20は、どう
しても放熱性に劣るものの、その第1電子制御ユニット
20を第3電子制御ユニット40の下方に配置すること
で第3電子制御ユニット40にて発生する熱は上方に向
かうので、第1電子制御ユニット20に第3電子制御ユ
ニット40にて発生する熱は伝わりにくく、よって放熱
性が向上する。
【0037】また、第3電子制御ユニット40の構成部
品を内部空間が確保できる凸部41内にレイアウトする
ことができ、第1乃至第3電子制御ユニットが並列に配
置された状態での上下方向の厚みを極小化することがで
きる。
【0038】第3電子制御ユニット40と操作パネル1
0とは一体又は別体に構成され、別体の場合にはコネク
タ13、43により着脱自在に電気的に結線され、物理
的及び機械的に着脱自在に結合される。
【0039】第3電子制御ユニット40と操作パネル1
0とが別体に形成され、コネクタ13、43により着脱
自在に構成すると、操作パネル10は車種等に応じて第
3電子制御ユニット40に対して異なる意匠のものを取
り付けることができるので、ユニット単位で見たときの
取り替え自由度が高くなる。
【0040】第1電子制御ユニット20の車室側面部2
0Bは、第1電子制御ユニット20が第3電子制御ユニ
ット40の下部に収納された状態で操作パネル面と略面
一になるように形成され、第1電子制御ユニット20の
記憶媒体から読み出された表示データを表示するテキス
ト表示装置22が一体的に設けられ、記憶媒体を挿入及
び排出するための車室側面部挿入口23が形成されてい
る。また、24は、乗員(操作者)が挿入口23からM
D(音響記憶媒体)を取り出す際に操作するイジェクト
スイッチ24である。
【0041】これにより、オプション設定される第1電
子制御ユニット20は同時に納入されるテキスト表示装
置22と一体的に形成されるので、コストダウンが図れ
部品管理が容易になるとともに、操作パネル10は車種
等に応じて第3電子制御ユニット30に対して異なる意
匠のものを取り付けることができるので、ユニット単位
で見たときの取り替え自由度が高くなる。
【0042】テキスト表示装置22や車室側面部挿入口
23は、操作パネル10から車室内側に臨ませるのでは
なく操作パネル10に隣接して設けられている。よっ
て、テキスト表示装置22や車室側面部挿入口23の車
室内側面と操作パネル面とをできるだけ面一にしても、
第1電子制御ユニット20を第3電子制御ユニット40
に組み付ける際に、操作パネル10とテキスト表示装置
22或いは車室側面部挿入口23とが干渉してしまうこ
となく、うまく組み付けることができる。
【0043】凸部41には、第3電子制御ユニット40
を不図示の車体側配線に電気的に結線するコネクタ42
が配設され、コネクタ42は、凸部41、即ち第3電子
制御ユニット40の下方に配設されている。一般的に車
体からの配線は下方から延ばされるので、その配線の長
さを少なくでき、コストダウンや重量ダウンが図れる。
また、コネクタ42を内部空間が確保できる凸部41内
にレイアウトすることができ、第1乃至第3電子制御ユ
ニット20乃至40が並列に配置されたときの上下方向
の厚みを極小化することができる。
【0044】第3電子制御ユニット40の凸部41の上
面には、第2電子制御ユニット30のコネクタ31aに
電気的に結線させるためのコネクタ44が配設され、第
3電子制御ユニット40の下面には、第1電子制御ユニ
ット20のコネクタ21aに電気的に結線させるための
コネクタ45が配設されている。
【0045】第3電子制御ユニット40の凸部41の上
面に第2電子制御ユニット30に電気的に結線させるた
めのコネクタ44が配設されていることにより、コネク
タ44の取付強度を高めて、破損などを防止できる。
【0046】また、コネクタ44を内部空間が確保でき
る凸部41内にレイアウトすることができ、第1乃至第
3電子制御ユニットが並列に配置されたときの上下方向
の厚みを極小化することができる。
【0047】更に、第1電子制御ユニット20に挿入さ
れる記憶媒体は、第2電子制御ユニット30に挿入され
る記憶媒体よりも小さいので、第3電子制御ユニット4
0の下方に挿入される記憶媒体の方が小さいことにな
る。よって、例えば車両用トランスミッションのシフト
と干渉する懸念を極小化できる。また、第3電子制御ユ
ニット40の凸部41が設けられている側に小さい記憶
媒体をレイアウトしているので、車両用電子機器の車室
内方向の寸法を小さくできる。
【0048】コネクタ44は第3電子制御ユニット40
に内蔵された回路基板B3の上面に、コネクタ45は回
路基板B3の下面に夫々直接オンボード実装されてい
る。
【0049】これにより、第3電子制御ユニット40の
厚みを低減できる。また、直接基板にオンボード実装し
ているのでコストダウンも図ることができる。
【0050】また、第3電子制御ユニット40が、操作
パネル10と第1及び第2電子制御ユニット20、30
との間で制御信号や表示データを通信可能にコネクタに
より電気的に結線されて、操作パネル10の反車室側面
において第1及び第2電子制御ユニット20、30との
間に配置されていることにより、第3電子制御ユニット
40を挟むように上下に第1及び第2電子制御ユニット
20、30が配置できて、レイアウト自由度が高められ
る。
【0051】また、放熱性の向上、特に第3電子制御ユ
ニット40と第1及び第2電子制御ユニット20、30
間での電気的な結線を中心とした組み付け性の向上、更
に車両用電子機器自体のダウンサイジング化を図ること
ができる。更に、第1或いは第2電子制御ユニット2
0、30のサイズが大きくなったときでも問題なく組み
付け可能になる。
【0052】尚、第1電子制御ユニット20の上面に第
3電子制御ユニット40のコネクタ45に係合するコネ
クタ21aを設けると共に、第1電子制御ユニット20
の下面に他の第4電子制御ユニットを電気的に結線する
ためのコネクタ21bを設けたことにより、機能拡張を
容易に行なうことができる。同様に、第2電子制御ユニ
ット30の下面に第3電子制御ユニット40のコネクタ
44に係合するコネクタ31aを設けると共に、第2電
子制御ユニット30の下面に他の第4電子制御ユニット
を電気的に結線するためのコネクタ31bを設けたこと
により、機能拡張を容易に行なうことができる。
【0053】そして、コネクタ21aとコネクタ21b
(或いはコネクタ31aとコネクタ31b)とは互いに
対向する面の略同部位に設けられている。これにより、
例えば、第1或いは第2電子制御ユニット20、30が
取り付けられない場合であっても、第4電子制御ユニッ
トと第3電子制御ユニット40とを直接コネクタ係合し
て双方を電気的に結合できるので、そのようなときにお
ける結線の自由度が向上できる。
【0054】更に、本実施形態では、操作パネル10に
はパネル表示装置12だけを配設し、第1電子制御ユニ
ット20のテキスト表示装置22とは分離した構成とし
たが、操作パネル10にパネル表示装置12とテキスト
表示装置22を共に配設してもよく、コストや電子制御
ユニットの種類に応じていずれかの構成を選択すればよ
い。
【0055】第1電子制御ユニット20には、MD等の
記憶媒体を挿入及び排出するための第1挿入口29が設
けられ、第2電子制御ユニット30には、CD等の記憶
媒体を挿入及び排出するための第2挿入口32が設けら
れている。また、操作パネル10には第2挿入口32に
対応した記憶媒体を挿通するためのパネル連通孔14が
設けられている。尚、第1、第2挿入口29、32は第
1及び第2電子制御ユニット20、30が記憶媒体を読
み出す機能を有する場合に設けられるものである。
【0056】これより、記憶媒体の挿入及び排出が容易
にできる。また、第1或いは第2電子制御ユニット2
0、30のサイズ(特に厚み)が大きくなっても、パネ
ル連通孔14の位置を合わせておけば、ベースシャシー
1に収まらないという問題も極小化できる。尚、ベース
シャシー1の内部空間を予め大きくしておく必要もな
く、車両用電子機器のダウンサイジング化を達成するこ
とができる。
【0057】更に、第1電子制御ユニット20の車室側
面には、その記憶媒体を挿入及び排出するための第1挿
入口29が設けられていることにより、第1電子制御ユ
ニットがどのような記憶媒体を使用するものであって
も、操作パネル10を変更する必要がなく、操作パネル
10の共通化が図れる。
【0058】また、第1電子制御ユニット20の車室側
面部20Bの高さ寸法は、第1電子制御ユニット20の
筐体部20Aの厚さより小さくなるように設定されてい
る。
【0059】これにより、テキスト表示装置22の車室
側面部20Bに臨む厚みは、第1電子制御ユニット20
よりも小さいため、操作パネル自体の面積を大きくする
ことができ、意匠性が向上する。
【0060】[電気的構成]図5は、図4に示す車両用
電子機器の電気的構成を示すブロック図である。
【0061】図5に示すように、操作パネル10と第3
電子制御ユニット40とは、操作パネル10側のコネク
タ13と第3電子制御ユニット40のコネクタ43とに
より電気的に結線され、操作スイッチ11のスイッチ信
号は第3電子制御ユニット40のCPU46に入力さ
れ、CPU46は操作パネル10のパネル表示装置12
を表示制御すると共に、第1及び第2電子制御ユニット
20、30を制御する。
【0062】第3電子制御ユニット40と第2電子制御
ユニット30とは、第3電子制御ユニット40側のコネ
クタ44と第2電子制御ユニット30側のコネクタ31
aとにより電気的に結線され、操作スイッチ11のスイ
ッチ信号に応じて第3電子制御ユニット40のCPU4
6は制御信号を第2電子制御ユニット30に出力し、C
PU46は第2電子制御ユニット30の動作モードに応
じて操作パネル10のパネル表示装置12を表示制御す
る。
【0063】第3電子制御ユニット40と第1電子制御
ユニット20とは、第3電子制御ユニット40側のコネ
クタ45と第1電子制御ユニット20側のコネクタ21
aとにより電気的に結線され、操作スイッチ11のスイ
ッチ信号に応じて第3電子制御ユニット40のCPU4
6は制御信号を第1電子制御ユニット20に出力し、C
PU46は第1電子制御ユニット20の動作モードに応
じて操作パネル10のパネル表示装置12を表示制御す
る。
【0064】また、第3電子制御ユニット40のCPU
46は、操作スイッチ11のスイッチ信号に応じてラジ
オチューナ47を制御する。また、本実施形態に係る車
両用電子機器において、所望の目的地への経路誘導を行
うナビゲーション機能を実現する場合には、その制御処
理を、第3電子制御ユニット40にて行うと良い。この
場合、地図画面や経路誘導路等を表示するディスプレイ
は、当該車両用電子機器とは別体として、センターコン
ソールの頂上部近傍の適当な場所に配置しても、或い
は、操作パネル10を車両上方向に伸ばした構造とし、
比較的大型の液晶ディスプレイ等を装着可能に構成して
も良い。
【0065】そして、第1電子制御ユニット20は、操
作パネル10と直接的若しくは間接的に、電気的かつ物
理的に着脱可能に構成され、第1電子制御ユニット20
の離脱状態のときであっても、本実施形態の車両用電子
機器は、少なくとも第2電子制御ユニット30の制御機
能を達成し得るように構成されている。
【0066】これにより、第1電子制御ユニット20が
オプション設定されて取り付けられたときであっても、
他の電子制御ユニットに関する表示データの表示エリア
もしくは表示時間が必要以上に制限されることがなくな
る。
【0067】尚、第2電子制御ユニット30の記憶媒体
に文字データが含まれる場合には、その文字データを第
1電子制御ユニット20を介してテキスト表示装置22
に表示させる。これにより、第2電子制御ユニット30
の記憶媒体に文字データが含まれる場合でも表示を適切
に行なえる。
【0068】例えば、CDにも題名や曲名等の表示デー
タが記憶されているため、第2電子制御ユニット30が
CDユニットとすると、CDユニットがCDから題名や
曲名等の表示データを読み出してその表示データを第1
電子制御ユニット20に出力し、第1電子制御ユニット
20がテキスト表示装置22によりCDユニットの表示
データを表示することが可能となっている。
【0069】また、第1電子制御ユニット20がMDユ
ニットとすると、MDユニットがMDから題名や曲名等
の表示データを読み出してテキスト表示装置22により
表示する。
【0070】第3電子制御ユニット40と第1及び第2
電子制御ユニット20、30とは多重通信線で通信可能
に結線されており、第1及び第2電子制御ユニット2
0、30には夫々固有のIDコードが付与されている。
第3電子制御ユニット40は第1及び第2電子制御ユニ
ット20、30に結線されると各電子制御ユニットと通
信してIDコードを読み込み、このIDコードから各機
器の種類を認識する。
【0071】尚、IDコードの他にプロダクトIDや故
障コードを設定して、故障等が発生した時に表示させる
ことにより販売店やメーカでの対応が容易になる。ま
た、プロダクトIDや故障コードは販売店やメーカでキ
ーコードを入力した時のみ表示するようにしてもよい。
【0072】[外部通信機能]次に、上述したシステム
構成を備える車両用電子機器において、外部との通信を
行う場合のシステム構成について説明する。
【0073】図6は、外部通信機能を実現する場合の操
作パネルの正面図である。図7は、外部通信機能を実現
する場合の車両用電子機器の概略側面図である。
【0074】図6及び図7において、上述した図2及び
図4の基本構成とは、外部通信機能を実現すべく、第1
電子制御ユニット20の車室側面部20Bの代わりに、
車室側面部20Cが配設されている点が異なる。
【0075】車室側面部20Cには、上述した車室側面
部20Bの構成に加え、通信インタフェース51、外部
通信機能を操作可能な操作スイッチ52、ハンズフリー
通話を実現するためのマイク53、並びにフックスイッ
チ54が設けられている。
【0076】本実施形態において、通信インタフェース
51は、例えばPCカードスロットであり、通信ケーブ
ル62を介して携帯電話61との双方向通信が可能な、
PCMCIA方式等の通信カード63が挿入される。或
いは、携帯電話61が例えばBluetooth等の近距離無線
通信機能を備えている場合には、通信ケーブル62は必
要無く、通信カード63には、同方式の近距離無線通信
機能を備えるカードを採用すれば良い。
【0077】尚、通信カード63自体が携帯電話の外部
通信機能を備えている場合は、携帯電話61及び通信ケ
ーブル62は必要ない。また、通信インタフェース51
自体が携帯電話の外部通信機能を備えている場合には、
カード挿入用のスロットを設ける必要はない。
【0078】図8は、本実施形態に係る車両用電子機器
に接続可能な2種類の第1電子制御ユニット20の概略
構成を示すブロック図であり、図8(a)は、上述した
基本構成を示しており、図8(b)は、外部通信機能を
実現する場合の構成を示している。
【0079】即ち、図8(a)において、第1電子制御
ユニット20は、コネクタ102を介して接続された筐
体部20Aと、車室側面部20Bとからなる。車室側面
部20Bには、イジェクトスイッチ24とディスプレイ
22とが備えられ、筐体部20Aには、第3電子制御ユ
ニット40との通信を行うインタフェース55、各種デ
ータを一時記憶可能なRAM(または不揮発性メモリ)
56、そして、MD/カセットテープ等の再生動作を制
御するドライバ、並びに、筐体部20A及び車室側面部
20Bの全体を制御するCPU101が備えられてい
る。
【0080】一方、図8(b)において、第1電子制御
ユニット20は、コネクタ102を介して接続された図
8(a)と同様の筐体部20Aと、車室側面部20Cと
からなる。車室側面部20Cには、車室側面部20Bと
同様のイジェクトスイッチ24及びディスプレイ22に
加え、携帯電話61の操作に使用する操作スイッチ5
2、通信インタフェース63、並びにマイク23を更に
備えられている。
【0081】上記の如く第1電子制御ユニット20をコ
ネクタ102を介して分割構造とすれば、筐体部20A
を共通化することによる量産効果により、コストダウン
を図ることができるが、この装置構造に限られるもので
はなく、コネクタ102を廃して、筐体部20Aと車室
側面部20Bとを一体構造とし、且つ、筐体部20Aと
車室側面部20Cとを一体構造とするシステム構成とし
ても良い。
【0082】また、車室側面部20C、または筐体部2
0Aと車室側面部20Cとが一体の第1電子制御ユニッ
ト20を採用することにより、外部より配信された所定
のデータ形式(例えば、MP3形式等)の音楽情報(コ
ンテンツ情報)を受信し、その音楽情報を再生する場合
には、受信した音楽情報をRAM56に格納すると共
に、その音楽情報に対応する再生用ドライバを、ハード
ウエアまたはソフトウエアとして備えるものとする。
【0083】尚、第1電子制御ユニット20を一体構造
とした場合であって、図8(a)に示す通信機能を有し
ない装置構成においては、上記の如く音楽情報を格納す
る必要は無いので、RAM56を、少ない記憶容量のメ
モリにしても良い。
【0084】このように、本実施形態では、車室側面部
20C、または筐体部20Aと車室側面部20Cとが一
体の第1電子制御ユニット20を採用することにより、
公衆電話回線との接続を行う外部通信機能実現する。従
って、外部通信機能を必要とするものの、MD等の再生
機能を必要としないユーザのために、図8(b)に示す
MD/テープドライバを省略したモジュールをラインア
ップしても良い。
【0085】次に、各電子制御ユニットにて実行される
制御処理について説明する。
【0086】<第3電子制御ユニット40の制御>図9
は、第3電子制御ユニット40の制御処理を示すフロー
チャートである。
【0087】同図において、ステップS1:例えばイグ
ニッションスイッチのオン操作に応じて電源が供給され
るのに応じて、第3電子制御ユニット40に接続されて
いる他のモジュール(電子制御ユニット等)の確認を行
う。具体的には、第3電子制御ユニット40の上述した
各コネクタに所定の信号を送信することにより、その信
号に対するレスポンス信号として他のモジュールから送
出されたIDコードを読み込み、このIDコードから各
機器の種類を認識する。
【0088】ステップS2:第3電子制御ユニット40
の下側に接続された電子制御ユニット(第1電子制御ユ
ニット20)として、MD/テープを再生可能なモジュ
ール(図8(a))が接続されているか、或いは、少な
くとも外部通信機能を有するモジュール(図8(b))
が接続されているかを判断する。
【0089】ステップS3:ステップS2にてMD/テ
ープを再生可能なモジュールが接続されていると判断さ
れたので、操作パネル10及び/または車室側面部20
Cを介して操作者によって操作されたスイッチに応じ
て、第1電子制御ユニット20によるMD/テープの一
般的な再生動作や、記憶媒体の挿入動作及び排出動作を
制御する。
【0090】ステップS4:ステップS2にて外部通信
機能を有するモジュールが接続されていると判断された
ので、通信インタフェース63を介して、マイク23を
用いた携帯電話61によるハンズフリー通話を制御する
と共に、操作パネル10または車室側面部20Cのスイ
ッチ52の所定の操作により、公衆電話回線を経由した
インターネット環境への接続すべく、第1電子制御ユニ
ット20を制御する。このとき、第3電子制御ユニット
40から第1電子制御ユニット20への制御信号、並び
に、第1電子制御ユニット20から第3電子制御ユニッ
ト40に転送される情報は、コネクタ21a及びコネク
タ45を介して伝達される。
【0091】ステップS5:第3電子制御ユニット40
の上側に接続された電子制御ユニット(第2電子制御ユ
ニット30)として、CDユニットまたはCDチェンジ
ャー機能付きのユニットが接続されているか否かを判断
し、この判断で当該ユニットが接続されているときに
は、操作パネル10を介して操作者によって操作された
スイッチに応じて、第2電子制御ユニット30によるC
D/CDチェンジャーの一般的な再生動作や、記憶媒体
の挿入動作及び排出動作を制御する。一方、第2電子制
御ユニット30が接続されていないときにはステップS
7に進む。
【0092】ステップS7:操作パネル10を介して操
作者によって操作されたスイッチに応じて、第3電子制
御ユニット40が備えるラジオチューナの機能、音声信
号等の出力増幅機能、並びに地図情報やGPSセンサ
(不図示)の検出結果に基づくナビゲーション機能を制
御し、ステップS2に戻る。
【0093】<第1電子制御ユニット20の制御>次
に、第1電子制御ユニット20の制御処理について、外
部通信機能を有するモジュールと、有しないモジュール
とに分けて説明する。
【0094】図10は、外部通信機能を有する第1電子
制御ユニット20の制御処理を示すフローチャートであ
り、上述した第3電子制御ユニット40による制御処理
に応じて行われる。
【0095】同図において、ステップS11:第3電子
制御ユニット40から受信した制御信号を解釈すると共
に、その受信信号に応じて、自ユニットにて行うべき動
作等を決定する。
【0096】ステップS12,ステップS13:上述し
た図9のステップS4に対応する処理として、ステップ
S11にて取得した制御信号に応じて、マイク23によ
るハンズフリー通話機能と、通信インタフェース63を
介した携帯電話61による通信機能(または通話機能)
とを実行する。
【0097】ステップS14:ステップS11にて取得
した制御信号が音楽情報等のコンテンツ情報のダウンロ
ード要求信号であるときには、ステップS13にて確立
されている通話ラインを介して、インターネット環境の
所定のWebサイトより、対応するコンテンツ情報をダ
ウンロードし、取得したコンテンツ情報を、データ記憶
RAM56に格納する。
【0098】ステップS15:第1電子制御ユニット2
0にMD/テープの再生機能を備える場合、ステップS
11にて取得した制御信号に応じて、MD/テープの一
般的な再生動作や、記憶媒体の挿入動作及び排出動作を
制御し、リターンする。尚、この場合は、上述した図9
の第3電子制御ユニット40による制御処理において、
ステップS4が終了した時点で、ステップS3に進むも
のとする。
【0099】図11は、外部通信機能を有しない第1電
子制御ユニット20の制御処理を示すフローチャートで
あり、上述した第3電子制御ユニット40による制御処
理に応じて行われる。
【0100】同図において、ステップS21:第3電子
制御ユニット40から受信した制御信号を解釈すると共
に、その受信信号に応じて、自ユニットにて行うべき動
作等を決定する。
【0101】ステップS22:上述した図9のステップ
S3に対応する処理として、ステップS11にて取得し
た制御信号に応じて、MD/テープの一般的な再生動作
や、記憶媒体の挿入動作及び排出動作を制御し、リター
ンする。
【0102】<第2電子制御ユニット30の制御>第2
電子制御ユニット30におけるCDユニットの動作制御
処理は、再生すべき記憶媒体が異なるものの、それ以外
の処理手順は上述した外部通信機能を有しない第1電子
制御ユニット20の制御処理を示すフローチャート(図
11)と略同様であり、本願の特徴をなす部分ではない
ので、本実施形態における説明は省略する。
【0103】上述した本実施形態に係る車載用電子機器
によれば、車両外部との通信機能を、見栄えを損なうこ
となく、最小限の製品ラインアップ(オプション設定)
にて容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の車両用電子機器の分解図である。
【図2】操作パネルの正面図である。
【図3】本実施形態の車両用電子機器の車室内への取付
構造を示す図である。
【図4】本実施形態の車両用電子機器の概略側面図であ
る。
【図5】図4に示す車両用電子機器の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図6】外部通信機能を実現する場合の操作パネルの正
面図である。
【図7】外部通信機能を実現する場合の車両用電子機器
の概略側面図である。
【図8】本実施形態に係る車両用電子機器に接続可能な
2種類の第1電子制御ユニット20の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図9】第3電子制御ユニット40の制御処理を示すフ
ローチャートである。
【図10】外部通信機能を有する第1電子制御ユニット
20の制御処理を示すフローチャートである。
【図11】外部通信機能を有しない第1電子制御ユニッ
ト20の制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:ベースシャシー, 10:操作パネル, 11:操作スイッチ, 12:パネル表示装置, 20:第1電子制御ユニット, 20A:筐体部, 20B,20C:車室側面部, 22:テキスト表示装置, 30:第2電子制御ユニット, 40:第3電子制御ユニット, 50:スイッチパネル,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 英紀 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D020 BA02 BA06 BB01 BC03 BD03 BD11 BE02 BE03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯可能な記憶媒体に予め格納されたコ
    ンテンツ情報を再生する第1の制御ユニットと、その第
    1の制御ユニットに接続されることによって該第1の制
    御ユニットの前面を部分的に覆うと共に、該第1の制御
    ユニットに前記記憶媒体を挿入・排出するための挿通部
    を有する操作パネルと、前記第1の制御ユニット及び前
    記操作パネルを制御する第2の制御ユニットとを備え、 前記操作パネルには、少なくとも前記第1の制御ユニッ
    トの動作を指示可能な操作スイッチ及び前記第1の制御
    ユニットの制御に応じた表示を行う表示器の少なくとも
    何れかが配設されてなる車両用電子機器であって、 前記車両用電子機器に外部通信装置を接続すべく、前記
    第1の制御ユニットの代わりに、少なくとも前記外部通
    信装置の動作を制御する第3の制御ユニットが配設さ
    れ、配設された状態において、前記外部通信装置と前記
    第3の制御ユニットとは、前記挿通部を介して接続され
    ることを特徴とする車両用電子機器。
  2. 【請求項2】 所定の演算処理を行う第1の制御ユニッ
    トと、その第1の制御ユニットに接続されることによっ
    て該第1の制御ユニットの前面を部分的に覆うと共に、
    挿通部を有する操作パネルと、前記第1の制御ユニット
    及び前記操作パネルを制御する第2の制御ユニットとを
    備え、 前記操作パネルには、少なくとも前記第2の制御ユニッ
    トの動作を指示可能な操作スイッチ及び前記第2の制御
    ユニットの制御に応じた表示を行う第1表示器の少なく
    とも何れかが配設され、且つ、前記第1の制御ユニット
    の前面には、前記挿通部に対応して、少なくとも前記第
    1の制御ユニットの動作を指定可能な第2操作スイッチ
    及び前記第1の制御ユニットの制御に応じた表示を行う
    第2表示器の少なくとも何れかが配設されてなる車両用
    電子機器であって、 前記車両用電子機器に外部通信装置を接続すべく、前記
    第1の制御ユニットの代わりに、少なくとも前記外部通
    信装置の動作を制御する第3の制御ユニットが配設さ
    れ、配設された状態において、前記外部通信装置と前記
    第3の制御ユニットとは、前記挿通部を介して接続され
    ることを特徴とする車両用電子機器。
  3. 【請求項3】 前記第3の制御ユニットの前面には、前
    記挿通部を介して、前記第3の制御ユニットの動作を指
    示可能な操作スイッチ及び前記第3の制御ユニットの制
    御に応じた表示を行う表示器を備える第2の操作パネル
    が設けられていることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の車両用電子機器。
  4. 【請求項4】 前記第3の制御ユニットは、前記外部通
    信装置によって受信したコンテンツ情報を再生する再生
    ユニットであることを特徴とする請求項2記載の車両用
    電子機器。
  5. 【請求項5】 前記第3の制御ユニットと、前記外部通
    信装置とは、無線通信によって双方向通信を行うことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の車両
    用電子機器。
  6. 【請求項6】 携帯可能な記憶媒体に予め格納されたコ
    ンテンツ情報を再生する第1の制御ユニットと、その第
    1の制御ユニットに接続することにより、該第1の制御
    ユニットの前面を部分的に覆うと共に、該第1の制御ユ
    ニットに前記記憶媒体を挿入・排出するための挿通部を
    有し、 少なくとも前記第1の制御ユニットの動作を指示可能な
    操作スイッチ及び前記第1の制御ユニットの制御に応じ
    た表示を行う表示器の少なくとも何れかが配設される操
    作パネルと、前記第1の制御ユニット及び前記操作パネ
    ルを制御する第2の制御ユニットとにより、車両用電子
    機器を構成する構成方法であって、 前記車両用電子機器に外部通信装置を接続すべく、前記
    第1の制御ユニットを使用する代わりに、少なくとも前
    記外部通信装置の動作を制御する第3の制御ユニットを
    配設し、配設された状態において、前記外部通信装置と
    前記第3の制御ユニットとを、前記挿通部を介して接続
    することを特徴とする車両用電子機器の構成方法。
  7. 【請求項7】 所定の演算処理を行う第1の制御ユニッ
    トと、その第1の制御ユニットに接続されることによっ
    て該第1の制御ユニットの前面を部分的に覆うと共に、
    挿通部を有する操作パネルと、前記第1の制御ユニット
    及び前記操作パネルを制御する第2の制御ユニットとを
    備え、 前記操作パネルには、少なくとも前記第2の制御ユニッ
    トの動作を指示可能な操作スイッチ及び前記第2の制御
    ユニットの制御に応じた表示を行う第1表示器の少なく
    とも何れかが配設され、且つ、前記第1の制御ユニット
    の前面には、前記挿通部に対応して、少なくとも前記第
    1の制御ユニットの動作を指定可能な第2操作スイッチ
    及び前記第1の制御ユニットの制御に応じた表示を行う
    第2表示器の少なくとも何れかが配設されてなる車両用
    電子機器の構成方法であって、 前記車両用電子機器に外部通信装置を接続すべく、前記
    第1の制御ユニットの代わりに、少なくとも前記外部通
    信装置の動作を制御する第3の制御ユニットが配設し、
    配設された状態において、前記外部通信装置と前記第3
    の制御ユニットとを、前記挿通部を介して接続すること
    を特徴とする車両用電子機器の構成方法。
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