JP2002011122A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

ゴルフクラブヘッド

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JP2002011122A JP2001169897A JP2001169897A JP2002011122A JP 2002011122 A JP2002011122 A JP 2002011122A JP 2001169897 A JP2001169897 A JP 2001169897A JP 2001169897 A JP2001169897 A JP 2001169897A JP 2002011122 A JP2002011122 A JP 2002011122A
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吉田  誠
Tetsuo Yamaguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インパクト時の衝撃に耐え得る強度を確保し
つつ飛距離を増大しうるゴルフクラブヘッドを提供す
る。 【解決手段】 ヤング率をx(単位:kgf /mm2 )、引
張強度をy(単位:kgf /mm2 )としたときに、少なく
ともフェース部の一部が、 y≧0.006x+60 の関係を満たす非晶質金属からなるゴルフクラブヘッド
1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボールを打
撃するための金属製のゴルフクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】パーシ
モンが主体であったウッド型ゴルフクラブヘッドは、近
年では金属材料、例えば炭素鋼、ステンレス、ジュラル
ミン、チタンなどを使用したものが主流となっている。
このようなゴルフクラブヘッドは、パーシモンを使用し
たものに比べて、ヘッド体積やフェース面積を大きくで
き、またヘッドの慣性モーメントを大きくして打球の方
向性を安定させうる。さらに、ヘッドのスウィートエリ
アを大きくして、芯を外してボールを打撃した場合のボ
ールの反発の低下を小さくすることができる。またゴル
フクラブヘッドを大型化すると、アドレス時の安定感が
良くなり、さらに長尺のシャフトが装着でき飛距離の増
大をもたらす。
【0003】ところで、本件出願人は、ヘッドとゴルフ
ボールとの反発性能を最大限に高めて飛距離を増大させ
るゴルフクラブヘッドとして、日本国特許第21305
19号(特公平5−33071号)を取得している。こ
の特許には、ゴルフクラブヘッドのメカニカルインピー
ダンスの1次の極小値を示す周波数(以下、単に「ヘッ
ドのインピーダンスの1次の振動数」ということがあ
る。)をゴルフボールのメカニカルインピーダンスの1
次の極小値を示す周波数(以下、単に「ボールのインピ
ーダンスの1次の振動数」ということがあり、約600
〜1600Hzとなる。)に近づけることにより、インパ
クトされたボールの打ち出し速度を最大限に高めるとい
う理論(以下、「インピーダンスマッチング理論」とい
うことがある。)が開示されている。
【0004】「メカニカルインピーダンス」とは、ある
点に作用する力の大きさと、この力が作用した時の他の
点の応答速度の大きさとの比として定義される。即ち、
ある物体に外部から加えられる力をF、応答速度をVと
すると、メカニカルインピーダンスZは、Z=F/Vで
定義される。
【0005】ヘッドのインピーダンスの1次の振動数を
下げるためには、ヘッドのフェ−ス面ないしフェース部
の剛性を小さくする事が効果的である。例えば、フェー
ス部の面積を大きくすること、フェース部の厚さを小さ
くすること、フェース部に低ヤング率の材料を使用する
こと、などが挙げられる。特にヘッドのフェース部に、
低ヤング率の金属材料を用いると、ボールを打撃した時
のフィーリング(打球感)がソフトになり、かつミスシ
ョット時でも手に伝わる衝撃が小さい利点があることも
経験的に知られている。
【0006】しかしながら、ヤング率が低くても引張強
度が小さい金属材料では、インパクト時の衝撃に耐え得
る強度を確保するのが困難となる。またフェース部の強
度を得るためにフェース部の厚さを大きくすると、結果
としてフェ−ス部の剛性を低下させる効果は小さく、ヘ
ッドのインピーダンスの1次の振動数を下げることにも
限界があった。
【0007】またヤング率が低くても表面硬度が小さい
金属材料では、インパクト時のボールとの摩擦や、イン
パクト時のボールとの間で砂を噛むことなどにより、フ
ェース部の表面が早期に摩耗したり傷付き易いなどの問
題がある。
【0008】本発明のうち請求項1〜3に記載された発
明では、インパクト時の衝撃に耐え得る強度を確保しつ
つフェ−ス部の剛性を低下させることを基本として、前
述のインピーダンスマッチング理論に基づき飛距離を増
大しうるゴルフクラブヘッドを提供することを目的とし
ている。
【0009】また本発明のうち請求項4〜6に記載され
た発明では、インパクト時のボールとの摩擦や砂噛みな
どによるフェース部の摩耗や傷つきを防止しうる硬度を
確保しつつフェース部の剛性を低下させることを基本と
して、ソフトな打球感をうるとともに、インピーダンス
マッチング理論に基づき飛距離を一層増大しうるゴルフ
クラブヘッドを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、ヤング率をx(単位:kgf /mm2 )、引張
強度をy(単位:kgf /mm2 )としたときに、少なくと
もフェース部の一部が、 y≧0.006x+60 の関係を満たす非晶質金属からなることを特徴とするゴ
ルフクラブヘッドである。
【0011】また請求項2記載の発明は、前記非晶質金
属は、ジルコニウム系である請求項1記載のゴルフクラ
ブヘッドである。
【0012】また請求項3記載の発明は、前記非晶質金
属は、Zr、Al、Cu、Ni及びHf、又はZr、A
l、Cu及びNiからなる請求項1記載のゴルフクラブ
ヘッドである。
【0013】また請求項4記載の発明は、ヤング率をx
(単位:kgf /mm2 )、ビッカース硬さをz(単位:H
V)としたときに、少なくともフェース部の表面の一部
が、 z≧(x/60)+200 の関係を満たす非晶質金属からなることを特徴とするゴ
ルフクラブヘッドである。
【0014】また請求項5記載の発明は、前記非晶質金
属は、ジルコニウム系である請求項4記載のゴルフクラ
ブヘッドである。
【0015】また請求項6記載の発明は、前記非晶質金
属は、Zr、Al、Cu、Ni及びHf、又はZr、A
l、Cu及びNiからなる請求項4記載のゴルフクラブ
ヘッドである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図1〜図3には、本発明に係るゴ
ルフクラブヘッドとして、金属材料で形成された中空の
ウッド型(メタルヘッド)のゴルフクラブヘッドを例示
している。本例では前記ヘッドは、ヘッド本体1と、こ
のヘッド本体1の前面に配されたフェース板2とから構
成される。またゴルフクラブヘッドは、例えばヘッド体
積を80〜360cm3 、好ましくは230〜360cm3
とするのが望ましい。
【0017】前記ヘッド本体1は、ボールを打撃するた
めのフェース部6の周縁をなし前記フェース板2を装着
しうるフェース取付部1aと、このフェース取付部1a
に続くソール部7、クラウン部8、及びサイド部9など
を具える。前記フェース取付部1aは、本例では、図3
に示すように前記フェース板2を装着する段差部3aを
有してヘッド内部へ貫通する嵌合用の開口3を形成した
ものを示している。
【0018】また前記フェース板2は、本例ではフェー
ス部6の主要部をなし、前記嵌合用の孔部3に、例えば
溶接、かしめ、接着剤などの接合方法により一体化さ
れ、前記フェース取付部1aとともにフェース部6を構
成しうる。なおフェース取付部1aは、図4(A)に示
すように、前記段差部3aを有しない開口3としても形
成でき、また図4(B)に示すように、ヘッド内部に向
けて広がるテーパ状をなしかつフェース板2の裏面を支
持可能な嵌合用の凹部4としても形成しうる。この場合
には、フェース板2も、略同じテーパ状に形成すること
が望ましい。
【0019】また発明者らの種々の実験の結果、ヤング
率をx(単位:kgf /mm2 )、引張強度をy(単位:kg
f /mm2 )としたときに、フェース部6の一部が y≧0.006x+60 の関係を満たす金属材料から形成されることが望ましい
ことが判った。
【0020】本実施形態では、フェース部6の一部とし
て前記フェース板2がこのような金属材料で形成されて
いるものを例示している。このため、前記フェース部6
の一部(本例ではフェース部6の主要部をなすフェース
板2)は、インパクト時の衝撃に耐える引張強度を確保
しつつ、そのヤング率を低く保つことが可能になる。し
たがって、このゴルフクラブヘッドは、ヘッドのインピ
ーダンスの1次の振動数を下げることができ、前記イン
ピーダンスマッチング理論によって打球の飛距離を向上
させることが可能であり、またインパクト時の衝撃を低
下させ、ソフトな打球感を提供する。
【0021】さらに、このゴルフクラブヘッドは、ヤン
グ率を低くしつつ、その引張強度を高く維持することが
可能であるため、フェース部6又はフェース板2の厚さ
を薄くしてヘッドの軽量化が可能になる。また例えばフ
ェース板2の厚さを薄くした分だけヘッドのバネ定数が
低下し、ヘッドのインピーダンスの1次の振動数をさら
に下げることが可能になる。
【0022】また本例において、前記フェース板2の厚
さは、ほぼ均一なものが示されている。その厚さは、例
えば1〜4mm、より好ましくは1〜3mmとするのが望ま
しい。前記フェース板2の厚さが、1mm未満であると強
度が低下する傾向があり、逆に4mmを越えるとヘッドの
軽量化や前記ヘッドのインピーダンスの1次の振動数を
低下させる効果が小さくなる傾向がある。
【0023】ところで、ゴルフボールのインピーダンス
の1次の振動数は、約600〜1600Hzの範囲にあ
り、一般の2ピースボールの場合には約1000〜12
00Hzとなる。これに対して、従来のステンレス製のウ
ッド型ヘッドのインピーダンスの1次の振動数は、約1
800〜2500Hz、チタン製のウッド型ヘッドでは約
1400〜2000Hz程度である。本実施形態のゴルフ
クラブヘッドでは、ヘッドのインピーダンスの1次の振
動数を、従来のヘッドに比べて小さくし、ゴルフボール
のインピーダンスの1次の振動数に近似させることもま
た一致させることも可能である。
【0024】例えば、本実施形態では、ヘッドのインピ
ーダンスの1次の振動数を1300Hz未満とすることが
できた。これは、2ピースボールのそれにほぼ一致する
値である。これにより、本実施形態のゴルフクラブヘッ
ドでは、インパクト時のボールの打ち出し速度が最大限
に高められ、飛距離を増加させる。また、好ましくは、
ヤング率をx(単位:kgf /mm2 )、引張強度をy(単
位:kgf /mm2 )としたときに、少なくともフェース部
6の一部を、 y≧0.006x+63 の関係を満足する金属材料にて構成することや、さらに
好ましくは、 y≧0.006x+100 の関係を満足する金属材料にて構成することも望まし
い。
【0025】なお、例えばフェース板2の金属材料が、 y<0.006x+60 であると、引張強度とヤング率のバランスが悪くなり、
インパクト時の衝撃に耐え得る強度を確保しつつフェ−
ス部の剛性を低下させることが困難になる。また本実施
形態において、前記フェース板2の金属材料の引張強度
は、フェース板2の厚さを著しく増大させない程度に維
持することが望ましく、例えば80kgf/mm2 以上、好
ましくは105kgf /mm2 以上、さらに好ましくは13
0kgf /mm2 以上とするのが望ましい。なお引張強度の
上限は、前記いずれかの下限値との組み合わせにおいて
も製造上の問題などから400kgf /mm2 以下と規定す
ることもできる。
【0026】また本実施形態において、前記フェース板
2の金属材料のヤング率は、必要な剛性を得るために例
えば3000kgf /mm2 以上、好ましくは5000kgf
/mm 2 以上とするのが望ましい。ただし、ヤング率が大
きすぎると、フェース部6の剛性が大きくなる傾向があ
るため、その上限値は、前記いずれかの下限値との組み
合わせにおいて25000kgf /mm2 以下、好ましくは
20000kgf /mm2以下、さらに好ましくは1600
0kgf /mm2 以下、より好ましくは12000kgf /mm
2 以下、さらに好ましくは10000kgf /mm2 以下と
することが望ましい。
【0027】これらの実施形態については、インパクト
時の衝撃に耐え得る強度を確保しつつフェ−ス部の剛性
を低下させることを基本としたが、次に、インパクト時
のボールとの摩擦や、砂を噛むことによるフェース部の
表面の摩耗や傷つきを防止しうる実施形態について説明
する。
【0028】この実施形態においても、図1〜3、ある
いは図4(A)、(B)に示した形状のゴルフクラブヘ
ッドに適用することができ、発明者らは、ヤング率をx
(単位:kgf /mm2 )、ビッカース硬さをz(単位:H
V)としたときに、少なくともフェース部の表面の一部
が、 z≧(x/60)+200 の関係を満たす金属材料から構成されることが望ましい
ことを突き止めた。例えば、前記フェース板2をこのよ
うな金属材料で形成することにより、フェース部6の表
面の一部を、z≧(x/60)+200を充たす金属材
料にて構成できる。なお本例ではフェース板2の表面に
は、他の金属、樹脂、木材等の表面層は設けずこれを露
出するように構成している。
【0029】また金属材料のビッカース硬さは、対面角
が136度のダイヤモンド正四角錐圧子を用い、試験面
にくぼみをつけたときの試験荷重と、くぼみの表面積と
から求めた硬さであり、詳細はJISなどに規定されて
おり、本発明では試験荷重を30kgf とする。この実施
形態ではフェース板2は、ビッカース硬さを大きく確保
してインパクト時のボールとの摩擦や砂噛みなどによる
フェース部6の摩耗や傷つきを防止できる。また、前記
フェース板の金属材料は、上述のようなヤング率xとビ
ッカース硬さzとの関係を具えるため、大きなビッカー
ス硬さを確保しつつヤング率を低く維持することが可能
である。
【0030】したがって、この実施形態のゴルフクラブ
ヘッドも、ヘッドのインピーダンスの1次の振動数を下
げることができ、インピーダンスマッチング理論によっ
て打球の飛距離を向上させることが可能である。またフ
ェース部の表面の一部が、ヤング率が低いためにインパ
クト時の衝撃が低下し、ソフトな打球感を提供する。
【0031】なお本実施形態において、前記フェイス板
2が、 z<(x/60)+200 の金属材料であると、ソフトな打球感、飛距離の増大、
フェース部6の耐久性という3つの性能を同時に満足さ
せることができなくなる。また、フェース板2について
は、ヤング率を低くしつつ、ビッカース硬さを大きく維
持することが可能になるため、フェース部6(フェース
板2)の厚さを薄くすることも可能である。従って、ヘ
ッドの軽量化を図ることができ、かつ、フェース板2の
厚さを薄くした分だけヘッドのバネ定数が低下するた
め、これらの相乗作用によってさらにヘッドのインピー
ダンスの1次の振動数を下げうる。
【0032】ここで、前記フェース板2のビッカース硬
さの好ましい範囲としては、250HV以上、好ましく
は300HV以上。より好ましくは370HV以上、さ
らに好ましくは400HV以上とすれば、非常に優れた
耐傷性が得られて理想的である。またその上限は、前記
いずれかの下限値との組み合わせにおいても製造上の問
題などから1000HV以下と規定することもできる。
これによって、フェース部6の表面の傷つきをより好適
に防止することができる。
【0033】また、好ましくは、ヤング率をx(単位:
kgf /mm2 )、ビッカース硬さをz(単位:HV)とし
たときに、少なくともフェース部6の表面の一部を、 z≧(x/60)+250 を満足する金属材料にて構成するのが望ましい。またこ
の実施形態においても、前記フェース板2のヤング率
は、必要な剛性を得るために例えば3000kgf /mm2
以上、好ましくは5000kgf /mm2 以上とするのが望
ましい。ただし、ヤング率が大きすぎると、フェース部
6の剛性が大きくなる傾向があるため、その上限値は、
前記いずれかの下限値との組み合わせにおいても250
00kgf /mm 2 以下、好ましくは20000kgf /mm2
以下、さらに好ましくは16000kgf /mm2 以下、よ
り好ましくは12000kgf /mm2 以下、さらに好まし
くは10000kgf /mm2 以下とすることが望ましい。
【0034】前記2つの実施形態について説明したが、
このようなフェース板2を形成する金属材料は非晶質
(アモルファス)金属からなる。非晶質金属とは、原子
の配列が広い範囲に亘って規則的ではないものをいい、
現在では主として各種合金の材料を高温にて溶融した溶
融合金を、結晶核が生成及び成長しないよう急速に冷却
して固形化することにより製造される。本実施形態で
は、非晶質の度合い、すなわち非晶質相の体積v1と全
体の体積vとの比(v1/v)である非晶質率が50%
以上の非晶質金属を好ましく使用する。
【0035】非晶質金属は、 一般式:MaXb(a、bは原子%で65≦a≦10
0、0≦b≦35) で示される組成で構成される。ここで、MはZr、V、
Cr、Mn、F e、Co、Ni、Cu、Ti、Mo、
W、Ca、Li、Mg、Si、Al、Pd、Beより選
ばれる1種類以上の金属元素であり、XはY、La、C
e、Sm、Md、Hf、Nb、Taから選ばれる1種類
以上の金属元素からなる。また好ましくは、前記a、b
は、 99≦a≦100 0≦b≦1 とするのが望ましい。
【0036】このような非晶質金属は、高い引張強度、
高いビッカース硬さ、低いヤング率とを同時に具えるた
め、本発明のゴルフクラブヘッドに適した金属材料とな
る。またこの非晶質金属としては、ジルコニウム系の非
晶質合金が特に好ましく採用できる。このジルコニウム
系非晶質合金は、より高い引張強度と、低いヤング率と
を有する。また製造時の冷却速度を比較的小さくでき、
鋳型に溶融金属を流し込んで冷却して塊状ないし板状の
ものが比較的容易に成形できる点でも実用的で好まし
い。
【0037】ジルコニウム系の非晶質合金は、 一般式:ZrcMdXe (c、d、eは原子%で20≦c≦80、20≦d≦8
0、0≦e≦35)で示される組成で構成される。ただ
し、Zrはジルコニウム、MはV、Cr、Mn、F e、
Co、Ni、Cu、Ti、Mo、W、Ca、Li、M
g、Si、Al、Pd、Beより選ばれる1種類以上の
金属元素であり、XはY、La、Ce、Sm、Md、H
f、Nb、Taから選ばれる1種類以上の金属元素から
なる。
【0038】また前記c、d、eは、好ましくは、 35≦c≦75 25≦d≦65 0≦e≦30 であり、さらに好ましくは、 35≦c≦75 25≦d≦65 0≦e≦1 より好ましくは 50≦c≦75 25≦d≦50 0≦e≦1 とするのが望ましい。また前記MはAl、Cu、Niが
特に好ましく、XはHfが好ましい。特に、このような
ジルコニウム系非晶質合金としては、 ZrcAld1Cud2Nid3Hfe が好ましい(なおd1+d2+d3=dとする。またc
+d+e=100とする)。
【0039】また非晶質金属は、前記非晶質率が75%
以上、より好ましくは80%以上、さらに好ましくは9
0%とするのが望ましい。このような非晶質率は、金属
材料のサンプルのカット断面を鏡面研磨及びエッヂング
処理を施した後に光学顕微鏡で観察し、非晶質部分の面
積を測定することによって特定されうる。また非晶質率
は、非晶質金属の合金組成や、非晶質金属を製造する際
に溶融合金を冷却する冷却温度、さらには非晶質金属を
製造する際の周囲の気体中の酸素濃度などを変えること
によって調節することができる。とりわけ、前記冷却速
度を大きくするほど、また周囲の気体中の酸素濃度を低
くするほど非晶質率を高めることができる。
【0040】本実施形態に関しては、種々の方法で設計
変更が可能である。例えば、フェース板の厚さに関し
て、中央部を厚くし、その周辺部を外方へ向かって次第
に薄く構成することもできる。この場合、フェース板2
の強度を低下させずにヘッドのインピーダンスの1次の
振動数をより一層小さくすることが可能である。また、
この逆にフェース板2の厚さを、中央部を薄くし、その
周辺部を外方へ向かって次第に厚く構成することもでき
る。この場合には、フェース板2とこれを取り付けるフ
ェース取付部1aとの接合部分の強度が向上するため好
ましい。
【0041】また前記ヘッド本体1については、例えば
チタン、チタン合金、ステンレス鋼等の従来と同様の金
属材料で構成することができる。また図5に示すよう
に、フェース部6、ソール部7、クラウン部8及びサイ
ド部9をなすヘッド全てを、ヤング率をx(単位:kgf
/mm2 )、引張強度をy(単位:kgf /mm2 )としたと
きに、 y≧0.006x+60 の関係を満足する金属材料、又はビッカース硬さをz
(単位:HV)としたときに、 z≧(x/60)+200 の関係を満たす金属材料を用いることができる。この場
合には、衝撃耐久性、打球感がより一層良好となり、ヘ
ッドのインピーダンスの1次の振動数をより一層小さく
することができる。
【0042】図6、図7には、本発明の他の実施形態と
して、金属製のアイアン型クラブヘッドを示している。
本例では、ヘッドは、ヘッド本体101と、該ヘッド本
体101のフェース部104側に嵌着されるフェース面
インサート板102とから構成されるものを示す。この
フェース面インサート板102は、フェース部104の
主要部をなし、主としてその表面によりボールを打撃す
る。また、フェース面インサート板102は、本例では
ほぼ均一の厚さで形成されるとともに、ヘッド本体1の
フェース部104側に形成された嵌合用凹部103に嵌
合されて接着剤や溶接、かしめ、圧入等にて固着されて
いるものを示す。このため、フェース面インサート板1
02の裏面全体が、ヘッド本体1に密着又は当接してい
るので、フェース部104の耐久性が高くなる。
【0043】そして、例えばこのようなフェース面イン
サート板102に、ヤング率をx(単位:kgf /m
m2 )、引張強度をy(単位:kgf /mm2 )としたとき
に、 y≧0.006x+60 の関係を満たす金属材料、又は、ヤング率をx(単位:
kgf /mm2 )、ビッカース硬さをz(単位:HV)とし
たときに、 z≧(x/60)+200 の関係を満たす金属材料を用いて、前記と同様の効果を
得ることができる。
【0044】以上いくつかの実施形態について説明した
が、本発明は、ヘッドの種類としては、特にウッド型、
アイアン型が好ましいが、パター型とすることもでき
る。さらに、前記全ての各実施形態において、フェース
板2ないしフェース面インサート板102を、ヤング率
をx(単位:kgf /mm2 )、引張強度をy(単位:kgf
/mm2 )、ビッカース硬さをz(単位:HV)としたと
きに、 y≧0.006x+60 z≧(x/60)+200 を同時に満足させる金属材料を用いることもできる。こ
の場合には、インピーダンスマッチング理論に基づい
て、ボールの飛距離を向上すると同時に、インパクト時
の衝撃に耐えうる強度と、表面に傷が付きにくい非常に
耐久性の高いフェースを有するさらに好ましいゴルフク
ラブヘッドが得られる。
【0045】
【実施例】<第1具体例>フェース部の一部に、合金組
成を種々変更したジルコニウム系非晶質合金(Zr−A
l−Cu−Ni−Hf、又はZr−Al−Cu−Ni)
を使用してウッド型のゴルフクラブヘッド(実施例1〜
6)を製造し、そのゴルフクラブヘッドを使用して、ヘ
ッド速度、ボール速度、反発係数、キャリー、トータル
飛距離、ヘッドのメカニカルインピーダンスの1次の極
小値の周波数、打球感等について調べ、その結果を表1
に示した。なお、比較例1、2としてチタン製のウッド
型中空ヘッドとステンレス製のウッド型中空ヘッドを製
造し、性能を比較した。なおヘッド速度、ボール速度、
反発係数、キャリー及びトータル飛距離は、スウィング
ロボットによる打撃試験により測定した。またヘッドの
メカニカルインピーダンスの1次の極小値の周波数の測
定には、前記日本国特許に示されているのと同様な加振
機、加速度ピックアップ、パワーユニット、ダイナミッ
ク・シグナルアナライザなどを使用した加振測定法を用
いた。また打球感は、20名のゴルファーが実際に打撃
して評価し、衝撃の少なさ(ソフトな打ち心地が得られ
るか)を基準に、1〜5点の5段階の官能評価を行い、
その平均値をとった。
【0046】
【表1】
【0047】表1から明らかなように、比較例1、2の
ゴルフクラブヘッドのメカニカルインピーダンスの1次
の極小値の周波数は1450Hzと1980Hzであるのに
対し、実施例1〜6は、全て1290Hz以下に抑えられ
ている。これにより、実施例1〜6のゴルフクラブヘッ
ドはヘッドのメカニカルインピーダンスの1次の極小値
の周波数を従来のヘッドよりも小さくでき、2ピースボ
ールのメカニカルインピーダンスの1次の極小値の周波
数(約1000〜1200Hz)に近似していることが確
認された。なおフェース板に用いた金属材料の引張強度
は、200kgf/mm2 以下のものが例示されている。ま
た、反発係数、キャリー、トータル飛距離とも、実施例
1〜6の方が比較例1、2よりも大きくなっていること
がわかる。さらに打球感についても、実施例1〜6の方
が比較例1、2よりも優れている(ソフトである)。
【0048】これらの実施例では、フェース板(非晶質
金属部)の厚さが、引張強度が大きいものほど小さく設
定されている。この厚さの減少分が、さらにフェース部
としてのバネ定数を低下させ、反発係数、キャリー、ト
ータル飛距離の増大と打球感の向上が得られたと考えら
れる。また、図8は、金属材料のヤング率xと引張強度
yとの関係を示している。前記実施例1〜6、比較例
1、2のフェース板に用いられた金属材料を図8にプロ
ットした。また、ジュラルミン、マグネシウム合金、ス
ーパーハイテンのデータについても併せてプロットし
た。
【0049】図8において、直線10はy=0.006
x+60を示すグラフ線、直線11はy=0.006x
+63を示すグラフ線、直線12はy=0.006x+
100を示すグラフ線である。なおy≧0.006x+
60を満足する領域を斜線にて示している。実施例1〜
6で使用した金属材料は、y≧0.006x+60を満
足するが、比較例1、2で使用した金属材料やびジュラ
ルミン、マグネシウム合金、スーパーハイテンなどはy
<0.006x+60であることがわかる。
【0050】<第2具体例>次に、本発明の他の具体例
として、ヤング率とビッカース硬さとの関係について調
べた。図6及び図7に示したものと同様のアイアン型の
ヘッド(実施例7〜9)と、図1〜図3に示したものと
同様のウッド型のヘッド(実施例10〜12)を製造し
た。また、フェース面インサート板、フェース板の材質
を、ステンレス、チタン、ジュラルミンとしたアイアン
型ヘッド(比較例4〜6)とウッド型ヘッド(比較例7
〜9)を製造した。そして、それらのヘッドについて
は、主としてフェース部の表面の耐傷性と、打球感のソ
フトさについてテストを行った。なおフェース部の表面
の耐傷性は、スウィングロボットにて地面に置いたゴル
フボールを僅かに砂が介在するよう打撃して、フェース
部表面についた傷の量を調べたものである。また、打球
感のソフトさは20名のゴルファーにてフィーリング評
価を行い、その平均をとったものである。またビッカー
ス硬さの測定荷重は30kgf である。テストの結果を表
2、表3に示す。
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】表2及び表3から明らかなように、実施例
7〜9及び実施例10〜12のゴルフクラブヘッドは、
フェース部の表面が傷つき難く(傷つきが少ない又は極
めて少ない)、かつ打球感がソフト(良又はきわめて
良)である。そして、フェース面の傷つきとソフトフィ
ーリング性能の少なくとも一方は、「きわめて良い」と
いう結果となっている。また例えば実施例7は、比較例
3、4と同程度のビッカース硬さ(同程度の耐傷性)で
あるが、ヤング率については非常に低くなっている。従
って、この実施例のゴルフクラブヘッドは、飛距離を増
大し、打球時のフィーリングがソフトでありながら、
砂、石等による傷つきが少なく、耐摩耗性に優れている
ことがわかる。
【0054】また、図9は、金属材料のヤング率xとビ
ッカース硬さzの関係を示し、実施例7〜9及び比較例
3〜8のフェース板の金属材料と、マグネシウム、及
び、スーパーハイテンのそれぞれのデータをプロットし
たものである。図において直線16はz=(x/60)
+200を示し、直線17はz=(x/60)+250
を示す。また、z≧(x/60)+200の関係を満足
する領域を斜線にて示す。同図から明らかなように、実
施例7〜12は、z≧(x/60)+200の関係を満
たしている。
【0055】
【発明の効果】上述したように、請求項1記載のゴルフ
クラブヘッドによれば、またフェース部には非晶質金属
を用いているため、高引張強度と低ヤング率の両立を容
易に達成することができ、フェース部の一部を、インパ
クト時の衝撃に耐える引張強度を維持しつつ剛性を小さ
くできる。したがって、ヘッドのメカニカルインピーダ
ンスの1次の極小値の周波数を従来のゴルフクラブヘッ
ドよりも小さくできる。例えば、ゴルフクラブヘッドの
メカニカルインピーダンスの1次の極小値の周波数を、
ゴルフボールのメカニカルインピーダンスの1次の極小
値の周波数により近似した値とすることができる。従っ
て、飛距離が伸びる。また、打球時の打ち心地をソフト
とすることができる。さらに、ゴルフクラブヘッドは、
フェース部の厚さを小さくすることが可能であり、さら
に軽量化を図りうる。またフェース部の厚さを小さくし
た場合には、その分だけフェース部のバネ定数が低下
し、さらにメカニカルインピーダンスの1次の極小値の
周波数を低くすることが可能である。
【0056】また請求項2又は3記載のゴルフクラブヘ
ッドでは、ジルコニウム系非晶質合金を用いているた
め、製造が簡単となり、しかもより高い引張強度と低い
ヤング率を両立させることができる。
【0057】また請求項4記載のゴルフクラブヘッドで
は、フェース部に適した金属材料として非晶質金属を用
いており、高引張強度と低ヤング率の両立を容易に達成
することができ、しかもフェース部の一部を、インパク
ト時の摩擦やインパクト時の砂噛みに耐える表面硬さを
維持しつつその剛性を小さくすることができる。したが
って、ヘッドの耐久性、耐傷性を維持しつつメカニカル
インピーダンスの1次の極小値の周波数を従来のゴルフ
クラブヘッドよりも小さくできる。例えば、ゴルフクラ
ブヘッドのメカニカルインピーダンスの1次の極小値の
周波数を、ゴルフボールのメカニカルインピーダンスの
1次の極小値の周波数により近似した値とすることがで
きる。従って、飛距離が伸びる。また、打球時の打ち心
地をソフトとすることができる。さらに、ゴルフクラブ
ヘッドは、フェース部の厚さを小さくすることが可能で
あり、さらに軽量化を図りうる。またフェース部の厚さ
を小さくした場合には、その分だけフェース部のバネ定
数が低下し、さらにメカニカルインピーダンスの1次の
極小値の周波数を低くすることが可能である。
【0058】また請求項5又は6記載のゴルフクラブヘ
ッドでは、ジルコニウム系非晶質合金を用いているた
め、製造が簡単となり、しかもより高い引張強度と低い
ヤング率を両立させることができる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】ウッド型のゴルフクラブヘッドの実施の一形態
を示す正面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】図2の断面図である。
【図4】(A)及び(B)はフェース板の取付構造が異
なる他の実施形態のヘッドの断面図である。
【図5】さらに別の実施の形態を示すヘッドの断面図で
ある。
【図6】アイアン型のゴルフクラブヘッドの実施の一形
態を示す正面図である。
【図7】その断面図である。
【図8】ヤング率と引張強度の関係を示すグラフであ
る。
【図9】ヤング率とビッカース硬さの関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブヘッド 2 フェース板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヤング率をx(単位:kgf /mm2 )、引張
    強度をy(単位:kgf /mm2 )としたときに、少なくと
    もフェース部の一部が、 y≧0.006x+60 の関係を満たす非晶質金属からなることを特徴とするゴ
    ルフクラブヘッド。
  2. 【請求項2】前記非晶質金属は、ジルコニウム系である
    請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 【請求項3】前記非晶質金属は、Zr、Al、Cu、N
    i及びHf、又はZr、Al、Cu及びNiからなる請
    求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 【請求項4】ヤング率をx(単位:kgf /mm2 )、ビッ
    カース硬さをz(単位:HV)としたときに、少なくと
    もフェース部の表面の一部が、 z≧(x/60)+200 の関係を満たす非晶質金属からなることを特徴とするゴ
    ルフクラブヘッド。
  5. 【請求項5】前記非晶質金属は、ジルコニウム系である
    請求項4記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 【請求項6】前記非晶質金属は、Zr、Al、Cu、N
    i及びHf、又はZr、Al、Cu及びNiからなる請
    求項4記載のゴルフクラブヘッド。
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