JP2002011083A - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JP2002011083A JP2000199327A JP2000199327A JP2002011083A JP 2002011083 A JP2002011083 A JP 2002011083A JP 2000199327 A JP2000199327 A JP 2000199327A JP 2000199327 A JP2000199327 A JP 2000199327A JP 2002011083 A JP2002011083 A JP 2002011083A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 医療施設内等の空気中に浮遊する結核菌その
他の細菌を含む感染性飛沫や塵埃等を加熱、燃焼により
減少、死滅させることができ、しかも従来技術にみられ
る使用済みフィルターの交換のように危険且つ工数を要
する作業を必要としない空気浄化装置の提供。 【解決手段】 分割外套管2内に伝熱性分割内管3が配
置されてなる二重円管ユニットをそれらの各端面に伝熱
性多孔板4を当接させつつ軸線方向に積層配置する。複
合管1の一端に位置する管外室5及び管内室6にそれら
と各々連通するように連結された吸気室11及び排気室
12と、複合管の他端に位置する管外室及び管内室にそ
れらを互いに連通させるように連結された端室21と、
端室及び/又はそれに近接した管内室内にそれらを加熱
室23として設置されたヒータ26とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、空気中に浮遊す
る結核菌その他の細菌を含む感染性飛沫や塵埃等を高温
で加熱、燃焼させると共に前記細菌を死滅させるために
有用な空気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、医療施設における結核院内集団感
染が大きな社会問題となっているが、このような院内感
染は、医療施設内の空気中に浮遊する結核菌等の細菌を
含んだ感染性飛沫を吸い込むことにより発生するもので
ある。
【0003】前記問題の解決手段として、前記感染性飛
沫を捕捉し得るフィルターを備えた空気浄化装置を医療
施設内に設置すると共に、医療施設内の空気をフィルタ
ーに通しつつ循環させることにより、空気中に含まれる
感染性飛沫の量を減少させる方法が知られている。しか
し、前記方法では、除菌効率の低下した使用済みフィル
ターを未使用のものと交換する必要があり、その交換時
に、感染性細菌で汚染された使用済みフィルターから生
じる感染性細菌を含んだ飛沫や塵埃を誤って交換作業者
が吸入したり、医療施設内の空気中に飛散させてしまう
危険が伴う上に、該使用済みフィルターの密閉下におけ
る保管及び特殊な消毒処理を必要とする等の問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決すべき課
題は、医療施設内等の空気中に浮遊する結核菌その他の
細菌を含む感染性飛沫や塵埃等を加熱、燃焼により確実
に減少させると共に前記細菌を死滅させることができ、
しかも従来技術にみられる使用済みフィルターの交換の
ように危険且つ工数を要する作業を必要としない空気浄
化装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気浄化装
置は、外套管内に複数の短い伝熱性分割内管がそれらの
各端面に少なくとも外套管内壁に達する伝熱性多孔板を
当接させつつ軸線方向に積層配置されてなり、それによ
って各分割内管の外側及び内側に各々管外室及び管内室
が画成されると共に各多孔板を挟んで隣接する両管外室
及び両管内室が該多孔板の各細孔群を介して各々互いに
連通させられるようにした複合管と、複合管の一端に位
置する管外室及び管内室にそれらと各々連通するように
連結された吸気室及び排気室と、複合管の他端に位置す
る管外室及び管内室にそれらを互いに連通させるように
連結された端室と、端室及び/又はそれに近接した管内
室内にそれらを加熱室として設置されたヒータとからな
り、吸気室に導入された空気が、各多孔板の細孔群を介
して各管外室を順次通過すると共に端室に至り、端室か
ら各多孔板の細孔群を介して各管内室を順次通過すると
共に排気室から排出される間に、加熱室内においてヒー
タで加熱されると共に、各管外室を通過する空気と各管
内室を通過する空気との間で、向流状態下に、各分割内
管壁及び各多孔板を介して熱交換が行われるようにした
ことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】前記構成の空気浄化装置では、既
述のように、吸気室に導入された空気が、各多孔板の細
孔群を介して各管外室を順次通過すると共に端室に至
り、端室から各多孔板の細孔群を介して各管内室を順次
通過すると共に排気室から排出される間に、加熱室内に
おいてヒータで加熱されると共に、各管外室を通過する
空気と各管内室を通過する空気との間で、向流状態下
に、各分割内管壁及び各多孔板を介して熱交換が行われ
る。
【0007】前記のような両空気間の熱交換性能は、分
割内管の積層段数の増減等により容易に調節することが
できる。また、分割内管の積層段数の増減作業を容易に
するために、外套管が、各分割内管の周囲を囲む複数の
短い分割外套管からなり、複合管は、複数対の分割外套
管及び分割内管がそれらの各端面に伝熱性多孔板を当接
させつつ軸線方向に積層配置されていてもよく、この場
合、熱交換性能の調節に際して分割内管の積層段数が対
応する分割外套管と対になって増減されることになる。
また、前記熱交換性能を高めるために、前記複合管にお
ける外套管又は分割外套管内に複数の分割内管が多管状
に並設されると共に、端室からの空気が分流して複数に
並設された各管内室を順次通過すると共に排気室から排
出されるようにすることもできる。
【0008】吸気室に導入された空気は、各管外室を順
次通過し、加熱室内においてヒータで好ましくは400
℃以上の高温に加熱されることにより、その空気に含ま
れる感染性飛沫や塵埃等が燃焼させられる。加熱室通過
後における高温の空気は、各管内室を順次通過して排気
室に至るが、その間に各管外室を通過する低温側の空気
との間の熱交換により漸次冷却され、排気室から排出さ
れるときは、好ましくは、吸気室に導入された空気に近
い温度に戻されている。これに対して、各管外室を通過
する空気は、各管内室を通過する高温側の空気との間の
熱交換により漸次加熱されて加熱室に至るので、ここで
はヒータから生じる熱が有効に利用されることになる。
【0009】前記熱交換に際して、各管外室を通過する
空気及び各管内室を通過する空気の各流れは、各多孔板
の各細孔群を通過するときに激しく撹拌され、それによ
って各管外室及び各管内室における各空気分子が伝熱部
材である各分割内管壁及び各多孔板と複雑に衝突すると
共に、各空気分子と伝熱部材との衝突回数が従来の二重
管型等のように内管壁のみを伝熱部材とする熱交換の場
合に比べて著しく増加し、その結果として各管外室内の
空気と各管内室内の空気との間の熱伝達、熱交換が促進
されると共に、ヒータから生じる熱の前記有効利用が促
進される。
【0010】前記ヒータとして、空気中の感染性飛沫や
塵埃等との加熱下の衝突及び接触を促進させて前記作用
をより効果的に奏し得るように、微粒子を捕捉し得るフ
ィルター機能と該微粒子の加熱燃焼によるフィルター再
生機能を備えた抵抗加熱ヒータを用いることが好まし
い。
【0011】前記のような抵抗加熱ヒータとして、例え
ば特開平9−245938号公報及び特開平11−25
7048号公報に開示されるように、金属シート材料に
波形状又は凹凸形状のプレス成形を施すと同時に周縁に
破断状突起を有する多数の貫通孔を前記波形状又は凹凸
形状の山部及び/又は谷部に穿設させてなる多孔性金属
シートを多重に積層すると共に、積層された多孔性金属
シートの対向面間に多孔性電気絶縁膜を介在させ、且つ
前記多孔性金属シートに通電による抵抗加熱可能に電気
配線を施してなるものを好適に使用することができる。
前記の場合、加熱室内への抵抗加熱ヒータの設置に際し
て、抵抗加熱ヒータは、空気が積層された多孔性金属シ
ートの対向面間にその一端側から他端側へと通過し得る
ように配向させられる。
【0012】前記構造の多孔性抵抗加熱ヒータによれ
ば、積層された多孔性金属シートの対向面間に、波形状
又は凹凸形状の山部及び谷部、並びにそれらに穿設され
た、周縁に破断状突起を有する貫通孔による複雑に屈曲
した流路空間が形成されているので、このような対向面
間に流入した空気は前記流路空間内部で複雑に拡散、衝
突し、その間に空気中の微粒子や感染性飛沫及び塵埃等
が高温に抵抗加熱された多孔性金属シートとの複雑な衝
突、接触により一部捕捉されつつ加熱、燃焼させられ
る。
【0013】前記多孔性抵抗加熱ヒータは、例えば、多
孔性金属シートを渦巻き状に多孔性電気絶縁膜を介して
積層してなるものでもよく、また多孔性金属シートをジ
グザグ状に多孔性電気絶縁膜を介して積層してなるもの
でもよい。前記多孔性金属シートには、耐熱性のステン
レス鋼が好適に使用可能である。また、前記多孔性電気
絶縁膜は、積層された多孔性金属シートの対向面間が通
電加熱時に電気接触しないようにするものであり、多孔
性金属シート表面に形成された絶縁皮膜であってもよい
が、好ましくは例えば耐熱性の無機繊維のように、排気
微粒子のフィルター機能を有するものが好適に介設され
る。前記多孔性抵抗加熱ヒータにおける多孔性金属シー
ト及び/又は多孔性電気絶縁膜に、酸化触媒等の触媒
を、必要に応じて所要の坦持層を介して坦持させてもよ
い。
【0014】なお、前記構造の多孔性金属シートは、周
縁に破断状突起を有する多数の貫通孔を有することか
ら、隣接する両管外室及び隣接する両管内室の各間に介
設される伝熱性多孔板としても好適に使用することがで
き、それによって、前記貫通孔を通過する空気の流れを
より激しく撹拌させることが可能である。
【0015】また、既述のように、各管外室を通過する
空気と各管内室を通過する空気との間の熱交換を促進さ
せるべく、各管外室及び各管内室における各空気分子が
伝熱部材である各分割内管壁及び各多孔板とさらに複雑
に衝突し得るように、各管外室及び/又は各管内室内
に、前記構造の多孔性金属シートを渦巻き状やジグザグ
状等に多孔性電気絶縁膜の介設なしに積層してなるもの
を、空気が積層された多孔性金属シートの対向面間にそ
の一端側から他端側へと通過し得るように配設すること
もできる。
【0016】
【実施例】〔実施例1〕図1は本発明の実施例に係る空
気浄化装置の縦断面図である。同図において、複合管1
は、分割外套管2内に伝熱性分割内管3が同心に配置さ
れた12個の短い二重円管ユニットをそれらの各端面に
伝熱性多孔板4を当接させつつ上下の軸線方向に積層し
て構成されている。各分割内管3の外側に環状の管外室
5が形成されると共に各分割内管3の内側には円形の管
内室6が画成され、各多孔板4を挟んで隣接する両管外
室5、5及び両管内室6、6が該多孔板4の各各細孔群
7、8を介して各々互いに連通させられている。
【0017】前記の各分割外套管2は、内径172m
m、高さ50mmのステンレス製パイプからなり、上下
面にフランジを有している。各分割内管3は、内径10
0mm、高さ50mmのステンレス製パイプからなり、
上下面にフランジを有している。また、各多孔板4は、
縦260mm、横260mm、厚さ2mmの矩形銅板か
らなり、それには、前記管外室5及び管内室6と各々対
向する各区域に直径2.0mmの細孔が約10%の穿孔
率で穿設されると共に各細孔群7、8が形成されてい
る。
【0018】複合管1の一端に位置する第12段目の管
外室5及び管内室6には、それらと多孔板4の各細孔群
7、8を介して各々連通するように吸気室11及び排気
室12が連結され、それらの吸気室11及び排気室12
は二重円管構造により画成されている。前記吸気室11
には、外部から空気を導入するための吸気口13と吸気
ファン14が側部に設けられ、前記排気室12には、外
部に空気を排出するための排気口15と排気ファン16
が頂部に設けられている。
【0019】複合管1の他端に位置する第1段目の管外
室5及び管内室6には、それらを互いに連通させるよう
に二重円管状の端室21が延設されている。前記端室2
1において、管外室5及び管内室6と多孔板4の各細孔
群7、8を介して各々連通するように空気流転向路22
及び加熱室23が設けられ、それら両者は端室21内で
連通している。前記端室21の基端には、端室21の基
端開口部を閉塞すると共に端室21及び複合管1等の部
材を支持するようにステンレス製基台24が設けられて
いる。また、第1段目、第4段目、第8段目及び第12
段目の各管外室5及び各管内室6には、温度計測点とし
て熱電対からなる温度計25が挿入されている。
【0020】前記端室21における加熱室23内には、
厚さ50μmのステンレス鋼からなる金属シート材料に
波形ピッチ1.8mm、振幅(波の深さ)0.6mmの
波形状のプレス成形を施すと同時に周縁に高さ0.2m
mの破断状突起(バリ)を有する多数の貫通孔を前記波
形状の山部及び谷部に穿設させてなる多孔性金属シート
を渦巻き状に膜厚0.2mmのシリカ系多孔性電気絶縁
膜を介して外径100mm、高さ50mmとなるように
積層してなる既述形態の多孔性抵抗加熱ヒータからなる
ヒータ26が設置され、ヒータ26は電源装置27に接
続されている。
【0021】前記構成の空気浄化装置において、前記ヒ
ータ26を電源装置27からの500Wの電力供給によ
り約400℃に加熱すると共に、吸気室11に吸気口1
3から流量約2.2m3/分の空気を導入し、その状態
下に各温度計測点における定常状態での温度を各温度計
25で計測して、各管外室5内の空気と各管内室6内の
空気との間の熱交換状況を試験した。図2の図表は、図
1に示す空気浄化装置を用いた熱交換試験の試験結果を
示している。
【0022】前記試験結果によれば、吸気室11から最
上位における第12段目の管外室5に流入した23.3
℃の温度(tb1)の低温空気は、各管内室6内の空気
と熱交換しつつ各管外室5を下方に通過し、最下位にお
ける第1段目の管外室5では111.6℃の温度(tb
2)にまで加温されている。第1段目の管外室5内の前
記加温空気は加熱室23内のヒータ26で加熱され、第
1段目の管内室6に流入する。第1段目の管内室6にお
ける201.3℃の温度(ta1)の高温空気は、各管
外室5内の空気と熱交換しつつ各管内室6を上方に通過
し、第12段目の管内室6では、前記23.3℃の温度
(tb1)に比較的近い32.2℃の温度(ta2)に
まで冷却されている。
【0023】管外室5内の低温側空気の温度効率
(ηc)及び管内室6内の高温側空気の温度効率(ηh
は各々下記のように算出され、それによれば高温側空気
の温度効率が0.95という極めて高い数値を示した。 ηc =(tb2−tb1)/(ta1−tb1)=0.5 ηh =(ta1−ta2)/(ta1−tb1)=0.95
【0024】〔実施例2〕図3は本発明の別の実施例に
係る空気浄化装置の要部縦断面図である。同図に示す複
合管1では、共通の長い外套管2’内に複数の短い伝熱
性分割内管3がそれらの各端面に外套管2’内壁に達す
る伝熱性多孔板4を当接させつつ軸線方向に積層配置さ
れ、それによって各分割内管3の外側及び内側に各管外
室5及び管内室6が画成されると共に各多孔板4を挟ん
で隣接する両管外室5、5及び両管内室6、6が該多孔
板4の各細孔群7、8を介して各々互いに連通させられ
ている。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る空気浄化装置は以上のよう
に構成されるので、医療施設内等の空気中に浮遊する結
核菌その他の細菌を含む感染性飛沫や塵埃等を加熱、燃
焼により確実に減少させると共に前記細菌を死滅させる
ことができ、しかも従来技術にみられる使用済みフィル
ターの交換のように危険且つ工数を要する作業を必要と
しない。
【0026】ヒータが、微粒子を捕捉し得るフィルター
機能と該微粒子の加熱燃焼によるフィルター再生機能を
備えた抵抗加熱ヒータからなるものでは、空気中の感染
性飛沫や塵埃等との加熱下の衝突及び接触を促進させて
前記作用をより効果的に奏することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る空気浄化装置の縦断面図
である。
【図2】図1に示す空気浄化装置を用いた熱交換試験の
試験結果を示す図表である。
【図3】本発明の別の実施例に係る空気浄化装置の要部
縦断面図である。
【符号の説明】
1 複合管 2 分割外套管 3 分割内管 4 多孔板 5 管外室 6 管内室 7、8 細孔群 11 吸気室 12 排気室 21 端室 23 加熱室 26 ヒータ
フロントページの続き (72)発明者 後藤 英和 京都府京都市左京区松ヶ崎堂ノ上町3−13 Fターム(参考) 4C080 AA09 BB05 QQ12 QQ17 4D058 JA12 JB03 JB22 JB39 JB42 MA42 MA47 QA11 QA13 QA27 SA13 TA08 UA01 UA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外套管内に複数の短い伝熱性分割内管が
    それらの各端面に少なくとも外套管内壁に達する伝熱性
    多孔板を当接させつつ軸線方向に積層配置されてなり、
    それによって各分割内管の外側及び内側に各々管外室及
    び管内室が画成されると共に各多孔板を挟んで隣接する
    両管外室及び両管内室が該多孔板の各細孔群を介して各
    々互いに連通させられるようにした複合管と、複合管の
    一端に位置する管外室及び管内室にそれらと各々連通す
    るように連結された吸気室及び排気室と、複合管の他端
    に位置する管外室及び管内室にそれらを互いに連通させ
    るように連結された端室と、端室及び/又はそれに近接
    した管内室内にそれらを加熱室として設置されたヒータ
    とからなり、 吸気室に導入された空気が、各多孔板の細孔群を介して
    各管外室を順次通過すると共に端室に至り、端室から各
    多孔板の細孔群を介して各管内室を順次通過すると共に
    排気室から排出される間に、加熱室内においてヒータで
    加熱されると共に、各管外室を通過する空気と各管内室
    を通過する空気との間で、向流状態下に、各分割内管壁
    及び各多孔板を介して熱交換が行われるようにしたこと
    を特徴とする空気浄化装置。
  2. 【請求項2】 外套管が、各分割内管の周囲を囲む複数
    の短い分割外套管からなり、複合管は、複数対の分割外
    套管及び分割内管がそれらの各端面に伝熱性多孔板を当
    接させつつ軸線方向に積層配置されてなる請求項1に記
    載の空気浄化装置。
  3. 【請求項3】 ヒータが、微粒子を捕捉し得るフィルタ
    ー機能と該微粒子の加熱燃焼によるフィルター再生機能
    を備えた抵抗加熱ヒータからなる請求項1に記載の空気
    浄化装置。
  4. 【請求項4】 抵抗加熱ヒータが、金属シート材料に波
    形状又は凹凸形状のプレス成形を施すと同時に周縁に破
    断状突起を有する多数の貫通孔を前記波形状又は凹凸形
    状の山部及び/又は谷部に穿設させてなる多孔性金属シ
    ートを多重に積層すると共に、積層された多孔性金属シ
    ートの対向面間に多孔性電気絶縁膜を介在させ、且つ前
    記多孔性金属シートに通電による抵抗加熱可能に電気配
    線を施してなり、 加熱室内への抵抗加熱ヒータの設置に際して、積層され
    た多孔性金属シートの対向面間にその一端側から他端側
    へと空気が通過し得るように抵抗加熱ヒータを配向させ
    た請求項3に記載の空気浄化装置。
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