JP2002011036A - 保温用耳覆い - Google Patents
保温用耳覆いInfo
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Abstract
ンド部材を挿通するリング体を一体に形成することによ
り、部品点数を減らし組立作業を容易にした保温用耳覆
いを提供すること。 【解決手段】 可撓性があり弯曲形成されたバンド部材
11,11aが一対で設けられたものであり、各バンド
部材11,11aの基端部に断面C字状のリング体1
2,12aを一体に設ける。リング体12,12aに
は、バンド差込み口20,20aをバンド部材の長手方
向に平行する方向に向けて開口する。バンド部材11,
11aは、弯曲部分を二重に重合すると共に各バンド部
材11,11aを各リング体12,12a内に挿入して
摺動自在とする。バンド部材11,11aの先端部に耳
当て体13を設ける。
Description
り、さらに詳しくは寒さから耳を守るための保温用耳覆
いに関している。
ドの先端部に保温資材でくるまれた耳当て体を設けたも
のであって、寒さから耳を守るための保温用耳覆いはよ
く知られている。図3,4は従来例の耳覆いを示してお
り、弯曲形成したヘッドバンド1の先端部に耳当てカッ
プ2を装着し、該耳当てカップ2を保温材3によって包
被したものであって、ヘッドバンド1を構成する各バン
ド部材4が長手方向に互いに摺動自在であって、ヘッド
バンド全体の長さを伸縮して使用者の耳を確実に覆うこ
とができる構造になっている。
本収容できる形態のリング5を装着し、該リング5内で
バンド部材4を摺動させることができる。ヘッドバンド
1の中央部はバンド部材4が二重になり全体の長さ調整
ができるようになっている。リング5はリング体の一部
を切り離して断面C字形に形成すると共に、切り離され
た自由端をリングの内側に向って折り曲げることでスプ
リング効果を奏させるものであり、又、バンド部材4の
基端部にはリング5を係合する2本の突条6が長手方向
に直交した方向に設けられる。
ンド部材4の基端部にリング5を装着する。リング5は
断面C字形になっていてスプリング効果を奏するのでバ
ンド部材4の突条6内に圧入すれば通常の力では脱落し
ない程度に装着される。一対で形成される各々のバンド
部材4にリング5を装着し、次いで各バンド部材4の先
端部を相手方のリング5に挿通する。
グ5は何れもプラスチック成型品であるが、これらは一
体成型しにくい形態なので別部品として製造していた。
このため、従来技術においては、当然のことながら部品
点数が増え又組立作業に手数を要することになり、製造
価格を引き下げられない大きな原因となっている。
ドを構成するバンド部材に他のバンド部材を挿通するリ
ング体を一体に形成することにより、部品点数を減らし
組立作業を容易にした保温用耳覆いを提供することを課
題としている。
り弯曲形成されたバンド部材が一対で設けられたもので
あり、各バンド部材の基端部に断面C字状のリング体を
一体に設け、該リング体にはバンド差込み口を上記バン
ド部材の長手方向に平行する方向に向けて開口し、上記
バンド部材は弯曲部分を二重に重合すると共に当該各バ
ンド部材を各リング体内に挿入して摺動自在とし、該バ
ンド部材の先端部に耳当て体を設けたことを特徴とする
ものである。又、リング体は、バンド差込み口の周縁に
バンド部材に隣接して係止爪を設けると共に、自由端に
前記係止爪よりも開口部に近い位置に係止蓋を設けたこ
とを特徴とする。さらに、リング体は、側面にバンド部
材の長手方向に直交する方向のリブを設けたことを特徴
とする。さらに又、リング体は、ヘッドバンドを構成す
る各バンド部材のうち、重合部分の上位となるバンド部
材は正面視で弯曲形状の内側に設け、又、下位となるバ
ンド部材は正面視で弯曲形状の外側に設けたことを特徴
とする。
2はヘッドバンドの部材を示している。図において、ヘ
ッドバンド10は、可撓性があって弯曲形成された帯状
形態のバンド部材11,11aが一対で設けられ、各バ
ンド部材11,11aの基端部に設けた断面C字状のリ
ング体12,12aに当該バンド部材11,11aの先
端部を摺動自在に挿入することで全体の長さが調整可能
となるものである。また、各バンド部材11,11aに
はリング体12,12aから突出させた先端部に耳当て
体13が設けられる。なお、該耳当て体13は耳当てカ
ップ14に保温布15を包被したものである。
11aの弯曲部分が二重に重合されていて全体の長さが
調整できるので、耳当て体13は使用者の耳を確実に当
接してこれを覆う長さに調整できるようになっている。
1,11aの基端部に一体に形成されたものであって、
リングの一部が切り離されて断面形態がC字状を呈して
おり、切り離されたバンド差込み口20,20aがバン
ド部材11,11aの長手方向に平行する方向に向って
開口している。ヘッドバンド10を組み立てるに際し、
バンド部材11,11aを同じ方向からリング体12,
12aに挿入できるようにするため、リング体12,1
2aに設けたバンド差込み口20,20aは、各バンド
部材11,11aによって開口位置を異にしている。
立てられたとき、弯曲部分の上位となるバンド部材11
においては、リング体12のバンド差込み口20が当該
バンド部材11の内側部分で開口し(図2)、又、下位
となるバンド部材11aにおいては、リング体12aの
バンド差込み口20aが部材の外側で開口している(図
2)。すなわち、上位となるバンド部材11に設けるリ
ング体12は正面視で弯曲形状の内側に設け、また下位
となるバンド部材11aに設けるリング体12aは正面
視で外側に設ける。
み口20,20aを閉じる方向に傾斜させて部材にスプ
リング効果が奏するようにしてあり、またバンド差込み
口20,20aの周縁部には挿入されたバンド部材1
1,11aの脱落を防止するため、バンド部材11,1
1aの基端部に隣接する部分に係止爪21,21aを設
け、リング体12,12aの自由端には前記係止爪2
1,21aよりも開口部に近い位置に係止蓋22,22
aを設けている。なお、上記係止爪21,21a及び係
止蓋22,22aは、何れも開口部からバンド部材1
1,11aの挿入を容易にするために開口部入口に向う
面がアール形状になっている。
ンド差込み口20,20aを設けると共にスプリング効
果を奏させるようにしているので、当該リング体12,
12aを強固なものにするため、側面にバンド部材1
1,11aの長手方向に直交する方向のリブ23,23
aを設けている。
ラスチックの成型品であり、底部にバンド部材11の先
端部を挿入固定するためのバンド挿入口30を設けてい
る。なお、バンド挿入口30は、上方及び下方の部材を
交互に切り取った形態に形成されていて、バンド部材1
1の先端近傍の表面側に設けた第1のストッパー31を
該バンド挿入口30の上方部材30aに係合し、裏面側
に設けた第2のストッパー32をバンド挿入口30の下
方部材30bに接合させたものであり、バンド部材11
は第1のストッパー31によって耳当てカップ14から
脱落しないように係合し、第2のストッパー32によっ
て該耳当てカップ14がガタ付きなく確実に両者を連結
するものである。
挿入する部分で弯曲角度を変えているので、この弯曲角
度を維持するため弯曲角度が変る部分の内側に補強体3
3を設けている。
挿入口30に隣接して保温布差込み口34を設けてい
る。保温布15は保温効果の高い布地であって、一端を
開口した袋状に縫製してあり、開口部から耳当てカップ
14を挿入して開口部付近の資材を保温布差込み口34
から当該カップ内に挿入する。なお、バンド部材11は
耳当てカップ14に保温布15を包被してから差し込む
ので、保温布15にはバンド部材11を差し込むための
切り目を設けておく。
バンド部材11,11aのうち一方の部材11を上位
に、他方の部材11aを下位にして各弯曲部分を重合
し、下位の部材11aを上位の部材11のバンド差込み
口20からリング体12内に挿入する。又、これと同時
に上位の部材11は下位の部材11aのバンド差込み口
20aからリング体12aに挿入する。
すようにバンド差し込み口20,20aに係合蓋22,
22aと係止爪21,21aが形成されているから、バ
ンド部材11,11aを当該リング体12,12aに挿
入するときはバンド差込み口20,20aを押し広げて
圧入するが、いったんバンド部材11,11aがリング
体12,12a内に挿入された後は、バンド部材11,
11aは当該リング体12,12a内で摺動自在とな
る。
体13を装着する時機はバンド部材11,11aをヘッ
ドバンド10に組み立てた後でもよいが、組み立て前に
装着することもできる。すなわち、バンド部材11,1
1aをヘッドバンド10に組み立てるに際し、バンド部
材11,11aはリング体12,12aに横方向から挿
入できるので、各バンド部材11,11aに予め耳当て
体13を装着してからヘッドバンド10に組み立てるこ
とができる。
バンド部材11,11aを摺動させてヘッドバンド10
を使用者の耳を確実に覆う長さに調整する。
ド部材を摺動自在に保持するリング体をバンド部材と一
体に形成し、又、リング体に設けたバンド差込み口をバ
ンド部材の長手方向に平行する方向に向けて開口したも
のであるから、バンド部材の組み立てが当該部材を横方
向から挿入することができ、このためバンド部材の先端
部に耳当て体を装着した後であっても耳覆いの組み立て
が可能なものとなっている。
体に形成したものであるから、部品点数が従来品よりも
少なくなり、組み立て作業が容易となったことと相俟っ
て製造価格を引き下げることに成功したものである。
図、(B)はb−b断面図、(C)はc−c断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 可撓性があり弯曲形成されたバンド部材
(11,11a)が一対で設けられ、該バンド部材(1
1,11a)の基端部に断面C字状のリング体(12,
12a)を一体に設け、当該リング体(12,12a)
にはバンド差込み口(20,20a)を上記バンド部材
(11,11a)の長手方向に平行する方向に向けて開
口したものであって、上記バンド部材(11,11a)
は弯曲部分を二重に重合すると共に当該各バンド部材
(11,11a)を各リング体(12,12a)内に挿
入して摺動自在とし、該バンド部材(11,11a)の
先端部に耳当て体(13)を設けたことを特徴とする保
温用耳覆い。 - 【請求項2】 リング体(12,12a)は、バンド差
込み口(20,20a)の周縁にバンド部材(11,1
1a)に隣接して係止爪(21,21a)を設けると共
に、自由端に前記係止爪(21,21a)よりも開口部
に近い位置に係止蓋(22,22a)を設けたことを特
徴とする請求項1に記載の保温用耳覆い。 - 【請求項3】 リング体(12,12a)は、側面にバ
ンド部材(11,11a)の長手方向に直交する方向の
リブ(23,23a)を設けたことを特徴とする請求項
1又は2に記載の保温用耳覆い。 - 【請求項4】 リング体(12,12a)は、ヘッドバ
ンド(10)を構成する各バンド部材のうち、重合部分
の上位となるバンド部材(11)には正面視で弯曲形状
の内側に設け、又、下位となるバンド部材(11a)に
は正面視で弯曲形状の外側に設けたことを特徴とする請
求項1から3のいずれかに記載の保温用耳覆い。
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- 2000-06-27 JP JP2000192106A patent/JP3697381B2/ja not_active Expired - Fee Related
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